JP2016150827A - 乗客コンベア用給油装置 - Google Patents

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八巻 正光
Masamitsu Yamaki
正光 八巻
金井 哲也
Tetsuya Kanai
哲也 金井
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Abstract

【課題】点滴給油タイプの給油ノズルを採用してもチェーン全体を円滑に給油でき、チェーンの局部的な伸びや給油不足が発生し難い乗客コンベア用給油装置を提供する。
【解決手段】このエスカレータ用給油装置は、一端が図示されない給油ポンプに接続された給油配管1の他端に結合されて環状に連結されたハンドレール駆動チェーン55に対して点滴給油を行う給油ノズル2と、ノズル2をチェーン55に対して給油可能なように所定の位置に保持するブラケット3と、を備える他、チェーン55の内側に当接してノズル2から潤滑油をチェーン55全体に塗布する給油ブラシ10と、ブラシ10を固定するブラシ固定ブラケット11と、を備えており、ブラシ10は先端部分がチェーン55の内側に対して上方から下方へと向けて当接されるように設置され、ブラケット11はブラシ10の先端部分を上下方向に変位可能な構造を持ち、エスカレータの躯体に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアの駆動に使用されるチェーンへの給油品質を確保するための乗客コンベア用給油装置に関する。
従来、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアを駆動させるためには多くのチェーンが使用されており、チェーンが給油不足になると、チェーンに異常摩擦や切断が発生して人身事故を招く虞もあるため、チェーンに対して給油品質を確保することは乗客コンベアの保全上で特に重要な事項とみなされている。
そこで、給油品質を確保するための様々な技術的提案がなされており、その一例として、給油管の一端に設けられた給油ノズルが駆動力伝達部材に潤滑油を給油する給油装置において、給油ノズルを所定の給油位置へ確実に配置させることができると共に、位置変更が必要なときには容易に移動させることができて邪魔にならないようにした「エスカレータの給油装置」(特許文献1参照)が挙げられる。
特開2000−1287号公報
上述した特許文献1記載の技術は、乗客コンベアの汎用対象であるエスカレータのチェーンに給油する給油ノズルをブラケットで固定し、給油ノズルから吐出されるチェーン潤滑油を確実にチェーンへ塗布できるようにし、エスカレータの振動等でも給油ノズルがずれることがなく、チェーンへの給油不足を大幅に低減することができるものであり、特に長さの異なる全てのチェーンへ同時に給油を行うと同じ給油ノズルを用いた場合に短いチェーンへの給油が過剰になる傾向を留意し、短いチェーンへの給油が過剰にならないようにするために吐出量を制限した点滴給油タイプの給油ノズルを採用している。
しかしながら、点滴給油タイプの給油ノズルの場合には、給油された潤滑油がチェーンへまばらに付着するためにチェーンの局部的な伸びが発生してしまうという問題がある他、チェーン自体が稼働することでその表面に塵や埃等が付着し、こうした付着物と潤滑油とが混ざり合って粘度のように表面を覆ってしまうと、チェーン内部に潤滑油が浸透せずに給油不足に陥る事態が発生するという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、点滴給油タイプの給油ノズルを採用してもチェーン全体を円滑に給油できると共に、チェーンの局部的な伸びや給油不足が発生し難く、高い給油品質が得られる乗客コンベア用給油装置を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明は、一端が給油ポンプに接続された給油配管と、給油配管の他端に結合されて環状に連結されたチェーンに対して点滴給油を行う給油ノズルと、給油ノズルをチェーンに対して給油可能なように所定の位置に保持するブラケットと、を備え、当該給油ポンプから送油された潤滑油を当該チェーンの内側に対して当該給油ノズルにより当該点滴給油する乗客コンベア用給油装置において、チェーンの内側に当接して給油ノズルから点滴給油された潤滑油を当該チェーン全体に塗布する給油ブラシと、給油ブラシを固定するブラシ固定ブラケットと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、点滴給油タイプの給油ノズルを採用してもチェーン全体を円滑に給油できると共に、チェーンの局部的な伸びや給油不足が発生し難く、高い給油品質が得られる乗客コンベア用給油装置を提供できるようになる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る乗客コンベア用給油装置が設置されたエスカレータのハンドレール駆動装置の全体的構成を正面方向から示した概略図である。 本発明の実施例2に係る乗客コンベア用給油装置が設置されたエスカレータのハンドレール駆動装置の全体的構成を正面方向から示した概略図である。
以下に、本発明の乗客コンベア用給油装置について、幾つかの実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る乗客コンベア用給油装置が設置されたエスカレータのハンドレール駆動装置5の全体的構成を正面方向から示した概略図である。
図1を参照すれば、ここでのハンドレール駆動装置5は、乗客コンベアとしてエスカレータを対象にしたもので、駆動源となる駆動装置13から回転力が伝達されるダブルスプロケット51と、ハンドレール12に当接しながら回動することでハンドレール12を変位させる駆動ローラ52と、エスカレータの躯体に対して従動ローラ固定部53aで固定されると共に、駆動ローラ52との間でハンドレール12を挟圧しながらハンドレール12の変位に応じて受動的に回動する従動ローラ53と、ダブルスプロケット51及び駆動ローラ52とスプロケット54とに掛け回されて環状に連結されたハンドレール駆動チェーン55と、互いに連結されて中途箇所が階段状を成して循環して乗降口間を移動し、図示されない利用者(乗客)が乗る複数の踏段(以下、ステップと呼ぶ)に連結されてステップへ駆動力を伝達すると共に、ハンドレール12と同期して走行するステップチェーン6と、ステップチェーン6の側方に設けられてその走行方向に直交する方向の動きを規制するチェーンガイド7と、ステップに設けられた図示されない後輪ローラの走行を案内する後輪レール8と、を備えて構成される。
また、係る構成のハンドレール駆動装置5に設置されたエスカレータ用給油装置は、一端が図示されない給油ポンプに接続された給油配管1と、この給油配管1の他端に結合されてハンドレール駆動チェーン55に対して点滴給油を行う給油ノズル2と、この給油ノズル2をハンドレール駆動チェーン55に対して給油可能な所定の位置に保持するために従動ローラ固定部53aに固定されたブラケット3と、ハンドレール駆動チェーン55の内側に当接して給油ノズル2から点滴給油された潤滑油をハンドレール駆動チェーン55全体に塗布する給油ブラシ10と、給油ブラシ10を固定するブラシ固定ブラケット11と、を備えて構成される。
このうち、給油ブラシ10は、先端部分がハンドレール駆動チェーン55の内側に対して上方から下方へと向けて当接されるように設置されている。ブラシ固定ブラケット11は、給油ブラシ10の先端部分を上下方向に変位可能な構造を持ち、エスカレータの躯体に固定される。
実施例1に係るエスカレータ用給油装置では、給油ノズル2からの点滴給油に際してハンドレール駆動チェーン55の表面に溜まっている潤滑油を給油ブラシ10がハンドレール駆動チェーン55の全体に引き伸ばすため、周知技術で問題になっていた局部的な給油不足が防止される。また、給油ブラシ10がハンドレール駆動チェーン55の表面をなぞることにより、ハンドレール駆動チェーン55の表面における塵や埃による付着物の汚れを除去できるため、周知技術で問題になっていたハンドレール駆動チェーン55内部への潤滑油の浸透不足が防止される。更に、給油ブラシ10をその先端部分がハンドレール駆動チェーン55の内側に対して上方から下方へと向けて当接するように設置することでハンドレール駆動チェーン55の表面に付着した潤滑油をハンドレール駆動チェーン55以外の場所に誘導できるため、潤滑油によるハンドレール駆動チェーン55への汚損が防止される。この結果、点滴給油タイプの給油ノズル2を採用してもハンドレール駆動チェーン55全体を円滑に給油できると共に、ハンドレール駆動チェーン55の局部的な伸びや給油不足が発生し難く、点滴給油において高い給油品質が得られ、信頼性が向上するようになる。
図2は、本発明の実施例2に係る乗客コンベア用給油装置が設置されたエスカレータのハンドレール駆動装置5の全体的構成を正面方向から示した概略図である。
図2を参照すれば、ここでのエスカレータ用給油装置は、実施例1で説明した給油ブラシ10を固定するブラシ固定ブラケット11の構造を工夫したものである。具体的に云えば、ここでのブラシ固定ブラケット11´は、給油ブラシ10を保持する保持板11aと、保持板11aが固定される可動板11bと、可動板11bが変位可能に取り付けられると共に、エスカレータの躯体にボルト及びナット等による締結具11eで固定される固定板11cと、可動板11bに設けられた切欠き111bの任意の位置で固定板11cに対して可動板11bを締結固定する締結具11dと、を備えて構成される。
実施例2に係るエスカレータ用給油装置では、ブラシ固定ブラケット11´において可動板11bを切欠き111bの範囲内で変位させることができ、給油ブラシ10の先端部分のハンドレール駆動チェーン55への当接位置を調整することが可能であることにより、給油ブラシ10の位置調整部である切欠き111bを機器の密集するハンドレール駆動装置5の中心部から隣接機器の少ない部位まで延設すれば、他の機器を障害とせずに円滑に給油ブラシ10が設置される位置を調整することが可能となる。即ち、実施例2の構成では、機器が密集しているエスカレータの躯体の内部からハンドレール駆動チェーン55の外側に位置調整手段を設けることができるため、実施例1の場合よりも給油ブラシ10の位置調整作業の効率が向上されることになる。その他の作用効果については実施例1の場合と同様に得られるものである。
尚、上述した各実施例に係る乗客コンベア用給油装置では、乗客コンベアとしてエスカレータを対象とした場合を説明したが、複数のステップの中途箇所が階段状を成さずに平坦状態が維持される構造の動く歩道を対象としても同等に適用することが可能であるため、本発明の乗客コンベア用給油装置は各実施例で説明したエスカレータへの適用形態に限定されない。
1 給油配管
2 給油ノズル
3 ブラケット
5 ハンドレール駆動装置
6 ステップチェーン
7 チェーンガイド
8 後輪レール
10 給油ブラシ
11、11´ ブラシ固定ブラケット
11a 保持板
11b 可動板
11c 固定板
11e、11d 締結具
12 ハンドレール
13 駆動装置
51 ダブルスプロケット
52 駆動ローラ
53 従動ローラ
53a 従動ローラ固定部
54 スプロケット
55 ハンドレール駆動チェーン
111b 切欠き

Claims (3)

  1. 一端が給油ポンプに接続された給油配管と、前記給油配管の他端に結合されて環状に連結されたチェーンに対して点滴給油を行う給油ノズルと、前記給油ノズルを前記チェーンに対して給油可能なように所定の位置に保持するブラケットと、を備え、当該給油ポンプから送油された潤滑油を当該チェーンの内側に対して当該給油ノズルにより当該点滴給油する乗客コンベア用給油装置において、
    前記チェーンの内側に当接して前記給油ノズルから前記点滴給油された前記潤滑油を当該チェーン全体に塗布する給油ブラシと、前記給油ブラシを固定するブラシ固定ブラケットと、を備えたことを特徴とする乗客コンベア用給油装置。
  2. 請求項1記載の乗客コンベア用給油装置において、
    前記給油ブラシは、先端部分が前記チェーンの内側に対して上方から下方へと向けて当接されるように設置され、前記ブラシ固定ブラケットは、前記給油ブラシの先端部分を上下方向に変位可能な構造を持ち、コンベアの躯体に固定されることを特徴とする乗客コンベア用給油装置。
  3. 請求項2記載の乗客コンベア用給油装置において、
    前記ブラシ固定ブラケットは、前記給油ブラシを保持する保持板と、前記保持板が固定される可動板と、前記可動板が変位可能に取り付けられると共に、前記コンベアの躯体に締結具で固定される固定板と、前記可動板に設けられた切欠きの任意の位置で前記固定板に対して当該可動板を締結固定する締結具と、を備えて構成されたことを特徴とする乗客コンベア用給油装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54109897U (ja) * 1978-01-19 1979-08-02
JPS5933830U (ja) * 1982-08-30 1984-03-02 日鐵溶接工業株式会社 チエ−ンの油塗布装置
JP2014214777A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 給油装置

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