JP2016150618A - 燃料タンクのマウント構造及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝部材の取り付けを容易にすると共に燃料タンクに対する防振を実現すること。【解決手段】燃料タンク(5)のマウント構造は、前後方向に延びる一対のタンクレール(3)と、弾性体で形成され、燃料タンクの振動を吸収する緩衝部材(6)とを備え、タンクレールは、車両内側に突出するように形成され燃料タンクを支持する支持部(32)を有し、緩衝部材は、支持部が嵌まる嵌合穴(65)を有し、当該嵌合穴に支持部が嵌ることで支持部に取り付けられ、支持部は、緩衝部材を介して燃料タンクを支持する構成とした。【選択図】図7

Description

本発明は、燃料タンクのマウント構造及び車両に関する。
自動二輪車等の車両の燃料タンクは、緩衝部材としてのゴムを介して車体フレームに取り付けられる。これにより、エンジンからの振動や走行中に路面から受ける振動は緩衝部材によって吸収され、当該振動が車体フレームを介して燃料タンクに伝わるのを防止することができる。このような燃料タンクのマウント構造として、車体フレームに形成されるブラケットに対して燃料タンク及び緩衝部材をボルト締結するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の構造では、燃料タンクにボルト締結するためのナットが溶接されている。燃料タンクを一対の車体フレームで左右から挟み込むように配置し、車体フレームのブラケットとタンクとの間に緩衝部材を介在させ、左右のブラケット側からボルトをナットにねじ込むことで、車体フレームに燃料タンク及び緩衝部材が固定される。このように、振動を伝えたくない部品は緩衝部材を介して車体フレームにマウントされる。
特開2004−098861号公報
ところで、緩衝部材を車体フレームに取り付けるためには、接着剤や結束バンド等で緩衝部材を固定する必要がある。また、特許文献1のように、燃料タンクと車体フレームとの間に緩衝部材を取り付ける場合には、緩衝部材を取り付けるためのネジ穴を燃料タンク又は車体フレームに形成しなければならない。この場合、緩衝部材の取り付け作業性が悪かったり、緩衝部材を取り付けるために部品の加工が必要である等、緩衝部材の取り付けが煩わしいという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、緩衝部材の取り付けを容易にすると共に燃料タンクに対する防振を実現することができる燃料タンクのマウント構造及び車両を提供することを目的とする。
本発明の燃料タンクのマウント構造は、前後方向に延びる一対の車体フレームと、前記一対の車体フレームにマウントされる燃料タンクと、弾性体で形成され、前記燃料タンクの振動を吸収する緩衝部材とを備え、前記車体フレームは、車両内側に突出するように形成され前記燃料タンクを支持する支持部を有し、前記緩衝部材は、前記支持部が嵌まる嵌合穴を有し、当該嵌合穴に前記支持部が嵌ることで支持部に取り付けられ、前記支持部は、前記緩衝部材を介して前記燃料タンクを支持することを特徴とする。
この構成によれば、緩衝部材に支持部が嵌るだけで緩衝部材を車体フレームに取り付けることができ、緩衝部材を介して燃料タンクを支持部に支持させることができる。よって、緩衝部材を取り付けるために接着剤等を用いる必要がなく、緩衝部材の取付作業性が向上されると共に、エンジン等の振動がタンクレールに伝わっても緩衝部材によって吸収されるため、燃料タンクに振動が伝わるのを防止することができる。
また、本発明の上記燃料タンクのマウント構造において、前記緩衝部材は、前記嵌合穴が形成される基部と、前記基部の外面から上方に突出する突出部と、を有し、前記基部は、前記支持部の周囲を囲うように形成され、前記支持部は、前記突出部を前記燃料タンクに当接させて前記燃料タンクを下方から支持することを特徴とする。この構成によれば、支持部が基部に嵌まり、突出部に燃料タンクを当接させることで、支持部は、基部と燃料タンクとの間に突出部を介在させた状態で燃料タンクを下方から支持することができる。よって、基部によって緩衝部材の取付作業性を向上させることができると共に、突出部によって燃料タンクへの振動の伝達を防止することができる。
また、本発明の上記燃料タンクのマウント構造において、前記支持部は、前後方向の幅寸法に対して上下方向の幅寸法が小さい板状体で形成され、前記基部は、上下に延びる一対の側壁部を左右に対向配置して、一対の側壁部の上端を上壁部で連結し、下端を底壁部で連結することで角筒状に形成されると共に前記嵌合穴を形成し、前記側壁部は、一部が肉厚に形成された肉厚部を有し、前記支持部が前記基部に嵌るときに、前記肉厚部を前記支持部の側面に接触させることが好ましい。この構成によれば、肉厚部を支持部に接触させることにより、側壁部全面を支持部の側面に接触させる必要がなく、支持部に対する側壁部の接触面積を小さくすることができる。よって、緩衝部材を支持部に嵌め込むときの支持部と基部との摩擦力が低減される。この結果、緩衝部材に対する支持部の挿入が妨げられることがなく、支持部に対する緩衝部材の取付作業性を向上することができる。
また、本発明の上記燃料タンクのマウント構造において、前記基部は、前記嵌合穴の一方の開口端側において、前記上壁部と前記底壁部とを連結する連結部を有し、前記支持部は、前記嵌合穴の他方の開口端側から前記基部に挿入され、先端が前記連結部に当接するまで挿入されることが好ましい。この構成によれば、連結部によって、基部に対する支持部の挿入位置が規制されるため、作業者によらず、常に同じ挿入位置で緩衝部材を支持部に取り付けることができる。
また、本発明の上記燃料タンクのマウント構造において、前記基部は、前記嵌合穴の下方に周辺部品を取り付けるための取付穴を有することが好ましい。この構成によれば、取付穴に、周辺部品を取り付けることができ、緩衝部材に、別部品の取り付け機能を追加することができる。よって、周辺部品を固定するための別部品を設ける必要が無く、構成の簡略化を実現することができる。
また、本発明の上記燃料タンクのマウント構造において、前記取付穴を構成する前記基部の一部が切り欠かれていることが好ましい。この構成によれば、取付穴に取り付けられる周辺部品が、取付穴に対してどこまで差し込まれているかを目視で確認することができる。よって取り付け不良を防止することができる。
また、本発明の車両は、上記したいずれかの燃料タンクのマウント構造を備えることを特徴とする。この構成によれば、自動二輪車において上記した燃料タンクのマウント構造により得られる効果を享受することができる。
本発明によれば、緩衝部材に支持部が嵌まるだけで緩衝部材が車体フレームに取り付けられ、緩衝部材を介して燃料タンクが支持部に支持されることで、緩衝部材の取り付けを容易にすると共に燃料タンクに対する防振を実現することができる。
本実施の形態に係る自動二輪車の車体フレーム及び燃料タンクの概略構成を示す側面図である。 図1に示す車体フレーム及び燃料タンクの上面図である。 図2に示す車体フレームから燃料タンクを取り外し、タンクレール周辺を拡大した図である。 図3に示すタンクレール(支持部)の断面図である。 本実施の形態に係る緩衝部材の説明図である。 図2に示す車体フレーム及び燃料タンクをA−A線に沿って切断したときの断面図である。 本実施の形態に係る緩衝部材をタンクレール(支持部)に取り付けたときの拡大図である。 図7に示す緩衝部材をE−E線に沿って切断したときの断面図である。 燃料タンク下方における支持部及び緩衝部材周辺の斜視図である。 緩衝部材に周辺部品を取り付けたときの模式図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係る燃料タンクのマウント構造を自動二輪車のアルミツインスパーフレームに適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。本発明に係る燃料タンクのマウント構造を、4輪バギー等の鞍乗り型の車両に適用してもよい。また、方向について、車体前方を矢印FR、車体後方を矢印RE、車体左側を矢印L、車体右側を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1から図3を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車の車体フレーム及び燃料タンクの概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る自動二輪車の車体フレーム及び燃料タンクの概略構成を示す側面図である。図2は、図1に示す車体フレーム及び燃料タンクの上面図である。図3は、図2に示す車体フレームから燃料タンクを取り外し、タンクレール周辺を拡大した図である。
図1から図3に示すように、本実施の形態に係る自動二輪車の車体フレーム1は、アルミ鋳造で形成されるツインスパータイプのフレームである。車体フレーム1は、車体の前後に延びるヘッドフレーム2と、ヘッドフレーム2から車体後方に向って斜め下方に延びる左右一対のタンクレール3と、各タンクレール3の後端部から下方に延びる左右一対のボディフレーム4とを備えている。ヘッドフレーム2は、車体フレーム1の前側を構成し、ヘッドパイプ20において、ステアリングシャフト(不図示)を介して左右一対のフロントフォーク(不図示)を操舵可能に支持する。
一対のタンクレール3は、ヘッドフレーム2の後端から後方に向かって延びている。タンクレール3の上部には、燃料タンク5が配置される。タンクレール3の後端部からは、ボディフレーム4が下方に向って延在している。ボディフレーム4の後部には、後上方に向かって延びるシートレール10及びバックステー11が設けられている。シートレール10には、燃料タンク5に連接されるシート(不図示)が設けられる。
ヘッドフレーム2は、ヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20から後方に向かって二又に分かれる一対のフレーム部21とを有している。ヘッドパイプ20は、上下に延びる円筒状に形成される。フレーム部21の下方からは、後下方に延びるブラケット部22が形成されている。ブラケット部22には、エンジン(不図示)の一部が懸架される。このように構成されるヘッドフレーム2は、アルミニウム系鋳造材等により一体的に形成される。
タンクレール3は、アルミニウム系鋳造材等により形成され、中空断面形状を有する略角筒状のフレーム部30を有している。フレーム部30には、下方に延びるブラケット部31が形成されており、ブラケット部31には、エンジンの一部が懸架される。また、各タンクレール3の後側には、燃料タンク5を支持する支持部32(図1及び図2では不図示)が形成されている。支持部32は、タンクレール3の内側面から車幅方向内側に突出するように形成されている。支持部32には、燃料タンクの防振部材を構成する緩衝部材6が取り付けられる。なお、図3においては、一方の支持部32にのみ緩衝部材6が取り付けられているが、実際は、両方の支持部32に緩衝部材6が取り付けられる。また、支持部32及び緩衝部材6の詳細については後述する。
ボディフレーム4は、アルミニウム系鋳造材等により形成され、一対のタンクレール3の後端から下方に延在し、中空断面形状を有する一対のフレーム部40を有している。一対のフレーム部40の上端は、車幅方向に延びるアッパブリッジ41(図1及び図2では不図示)によって連結される一方、一対のフレーム部40の下端は、車幅方向に延びるロアブリッジ(不図示)によって連結される。また、フレーム部40の延在方向の中間部分には、スイングアーム(不図示)を揺動可能に支持するスイングアームピボット42が形成されている。また、フレーム部40の下端には、エンジンの一部を支持するブラケット部43が設けられている。
上記したヘッドフレーム2、一対のタンクレール3、及びボディフレーム4は、フレーム部21の後端とフレーム部30の前端とが溶接され、フレーム部30の後端とフレーム部40の前端とが溶接されることで一体化される。これにより、車体フレーム1の上面視において、車体フレーム1の上方には開口部が形成され(図2においては不図示、図3参照)、燃料タンク5は、この開口部を塞ぐように車体フレーム1の上に取り付けられる。
燃料タンク5は、車体フレーム1の前後方向において、ヘッドフレーム2の前方からシートレール10の前方に至る長さで、車体フレーム1から上方に膨出するように形成されている。また、上面視において、燃料タンク5は、車体フレーム1の車幅方向の形状に沿うように形成されている。燃料タンク5は、後端部分がヒンジ50を介してシートレール10の前側に支持され、前端部分が、ヘッドパイプ20とフレーム部21との連結部分にボルト締結されることで固定される。また、燃料タンク5の前後方向の略中間部分であって燃料タンク5の下方には、上記した緩衝部材6が設けられている。燃料タンク5は、緩衝部材6を介してタンクレール3に支持されている。
さらに、燃料タンク5は、ヒンジ50を支点に揺動可能に構成されている。メンテナンスの際には、前端部分のボルト(不図示)を取り外して燃料タンク5の前側を上方に持ち上げることにより、燃料タンク5がヒンジを支点に回動する。これにより、燃料タンク5下方の開口部が露出され、開口部内にアクセスすることが可能になっている。
本実施の形態においては、燃料タンク5の前端部分と、後端部分と、その中間部分とで、燃料タンク5を車体フレーム1にマウントするように構成している。このように、燃料タンク5の前後を支える構成にすることで、ピッチング方向のモーメントを吸収することができる。これにより、例えば車両の追突時に、燃料タンク5が車体フレーム1から外れて前方に飛んでいくのを防止することができる。また、燃料タンク5の中間部分は、緩衝部材6を介して車体フレーム1(タンクレール3)に支持されるため、エンジン等の振動が車体フレーム1に伝わっても緩衝部材6によって吸収される。この結果、燃料タンク5に振動が伝わるのを防止することができる。
次に、図4から図8を参照して、本実施の形態に係る燃料タンクのマウント構造について説明する。図4は、本実施の形態に係るタンクレール(支持部)の断面図である。図4Aは図3に示す支持部をB−B線に沿って切断したときの断面図であり、図4Bは図3に示す支持部をC−C線に沿って切断したときの断面図である。図5は、本実施の形態に係る緩衝部材の説明図である。図5Aは緩衝部材の斜視図であり、図5Bは緩衝部材の側面図であり、図5Cは緩衝部材の下面図である。なお、図5においては、説明の便宜上、上下左右方向を定義して説明する。図6は、図2に示す車体フレーム及び燃料タンクをA−A線に沿って切断したときの断面図である。図7は、本実施の形態に係る緩衝部材をタンクレール(支持部)に取り付けたときの拡大図である。図8は、図7に示す緩衝部材をE−E線に沿って切断したときの断面図である。
先ず、本実施の形態に係る支持部32について説明する。図4に示すように、支持部32は、タンクレール3の車幅方向内側の側面に対して略直角になるように、当該側面から車幅方向内側に突出して形成されている。支持部32は、前後方向の幅寸法に対して上下方向の幅寸法が小さい板状体で形成される。また、支持部32の下面であって、前後方向の略中央部分には、支持部32の延在方向に沿って凹部33が形成されている。これにより、支持部32の前後方向の略中央部分が肉薄に形成される。また、支持部32は、前後方向の幅寸法及び上下方向の幅寸法が車幅方向内側に向かうに従って小さくなるように、テーパ形状を有している(図3及び図4A参照)。
次に、本実施の形態に係る緩衝部材6について説明する。緩衝部材6は、例えば、ゴム等のクッション性を有する弾性体で形成され、金型によって一体成型される。緩衝部材6は、図5に示すように、筒状に形成される基部60と、基部60の外面から突出する突出部61とを備えている。基部60は、上下に延びる一対の側壁部62を左右に対向配置して、一対の側壁部の上端を上壁部63で連結し、下端を底壁部64で連結して形成される。上壁部63及び底壁部64の左右方向の長さは、側壁部62の上下方向の長さに対して大きい長さを有している。これにより、基部60は、支持部32(図4参照)をくるむように側面視長方形の角筒状に形成され、基部60の中央に略長方形状の嵌合穴65が形成される。嵌合穴65の長さ(基部60の奥行方向の長さ)は、支持部32の突出長より小さいことが好ましい。
各側壁部62の内側面には、上下方向における略中央部分が肉厚に形成された肉厚部62aが設けられている。また、底壁部64の内底面には、左右方向の略中央部分が肉厚に形成された肉厚部64aが設けられている。一対の肉厚部62aの対向間隔は、支持部32の前後方向の幅寸法と略同一又は、僅かに小さいことが好ましい。また、肉厚部64aと上壁部63との隙間は、支持部32(図4参照)の薄肉部分(凹部33が形成された箇所の上下方向の厚み)より小さいことが好ましい。
嵌合穴65の一方の開口端には、上壁部63と底壁部64(肉厚部64a)とを連結する連結部66が設けられている。詳細は後述するが、この連結部66は、基部60の強度を高めると共に、支持部32の挿入位置を規制するストッパの役割を果たす。また、嵌合穴65は、一方の開口端(連結部66が設けられた開口端)に対して他方の開口端(連結部66が設けられていない開口端)の方が大きくなるように、僅かにテーパ形状を有している。以下、嵌合穴65において、連結部66が設けられていない他方の開口端を挿入口65aとして説明する。
また、底壁部64には、燃料タンク5の周辺部品を取り付けるための取付穴67が形成されている。取付穴67は、嵌合穴65と同一方向に貫通し、左右方向に幅広のスリット状に形成されている。なお、取付穴67の左右方向の幅は、後述するブラケット72(図9及び図10参照)の幅と略同一の大きさを有している。ここで、取付穴67によって分けられた底壁部64のうち、下側の底壁部64を第2の底壁部64bとする。この第2の底壁部64bの一部には、図5Cに示すように、切欠き部68が形成されている。
切欠き部68は、傾斜部68aと、傾斜部68aに連なる水平部68bとによって構成される。傾斜部68aは、取付穴67の貫通方向における第2の底壁部64bの幅が、左から右に向かって狭くなるように傾斜している。水平部68bは、取付穴67の貫通方向における第2の底壁部64bの幅が一定になるように形成されている。また、取付穴67内には、図5Cに示すように、取付穴67の貫通方向の略中央部分において、一方の開口端側(連結部66が設けられる側)の取付穴67の幅が左右方向に狭まるように、段部67aが形成されている。
突出部61は、上壁部63の上面中央から円柱状に突出しており、先端に向かって徐々に細くなるようにテーパ形状を有している。また、突出部61の先端は、円錐台形状を有している。このように構成される緩衝部材6は、図6に示すように、突出部61を上に向けた状態で基部60を支持部32に嵌め込むことで車体フレーム1(タンクレール3)に取り付けられる。そして、燃料タンク5が車体フレーム1に取り付けられると、燃料タンク5の下面に形成される凹み(不図示)が突出部61の先端に当接する。これにより、燃料タンク5は、緩衝部材6(突出部61及び基部60)を介して支持部32によって下方から支持される。
すなわち、基部60と燃料タンク5との間に突出部61を介在させた状態で燃料タンク5を下方から支持することができる。緩衝部材6は、クッション性を有しているため、エンジンからの振動や走行中に路面から受ける振動が車体フレーム1に伝わっても、突出部61によってその振動を吸収することができる。このように、車体フレーム1に伝わる振動を緩衝部材6がせき止めることによって、燃料タンク5に振動が伝わるのを防止することができる。また、支持部32が車両の内側に突出させ、タンクレール3の車幅方向内側の側面に対して略直角になるように形成したことで、車体フレーム1や燃料タンク5の外観に影響を与えることなく、燃料タンク5を支持することができる。
次に、緩衝部材6を支持部32に取り付ける方法について詳細に説明する。図7及び図8に示すように、緩衝部材6の挿入口65aと支持部32の先端とを対向させ、緩衝部材6をフレーム部30に向かって車幅方向外側に押し込む。このとき、支持部32は先細りのテーパ形状を有しているため、嵌合穴65に挿入し易くなっている。緩衝部材6が支持部32に押し込まれると、支持部32の前後方向の側面は肉厚部62aに当接し、支持部32の上面は上壁部63に当接する。また、支持部32の下面は、底壁部64に当接すると共に、肉厚部64aが凹部33に嵌まり込む。緩衝部材6は、弾性を有しているため、嵌合穴65が支持部32によって押し広げられる。そして、支持部32の基端に向かって緩衝部材6が押し込まれ、支持部32の先端が連結部66に当接する。この結果、緩衝部材6が支持部32に対して所定位置に取り付けられる。このように、連結部66によって緩衝部材6に対する支持部32の挿入位置が規制されることで、作業者によらず、常に同じ挿入位置で緩衝部材6を支持部32に取り付けることができる。
上記したように、嵌合穴65も挿入口65a側が大きく形成されたテーパ形状を有しているため、緩衝部材6が奥まで押し込まれた位置においては、支持部32の外側面が嵌合穴65の内側面に密着される。このように、嵌合穴65と支持部32とが相補形状で、嵌合穴65に対して支持部32の方が僅かに大きいため、挿入後に支持部32と基部60との密着度が高められる。また、緩衝部材6の弾性により、基部60には、支持部32によって押し広げられた嵌合穴65を元に戻そうとする復帰力が作用する。支持部32は、基部60の復帰力により締め付けられることでさらに密着度が高められる。
また、嵌合穴65の一方の開口端(挿入口65aとは反対側の開口端)において、上壁部63と底壁部64とが連結部66によって連結されており、基部60の剛性が高められている。よって、基部60に支持部32が挿入される際、挿入口65a側においては支持部32によって嵌合穴65が拡径するように押し広げられる一方、挿入口65aの反対側の開口端においては連結部によって、変形が抑えられている。これにより、先細りのテーパ形状を有する支持部32の先端部分においても、基部60に対する密着度が高められる。以上により、緩衝部材6は、支持部32の奥まで押し込まれた状態で保持される。この結果、支持部32に対する緩衝部材6の抜け止めが防止される。
ところで、支持部32の外周全面が嵌合穴65の内側面に接触するような構成にすると、支持部32と基部60との摩擦力が強すぎて、緩衝部材6に対する支持部32の挿入が妨げられてしまう。そこで、本実施の形態では、支持部32の前後方向の側面において、肉厚部62aだけで接触するようにしている。このように、支持部32と基部60(嵌合穴65の内側面)との接触面積を調整することで、緩衝部材を取り付ける際に生じる支持部32と基部60との間の摩擦力を調整している。
すなわち、支持部32の前後方向の側面と側壁部62との接触面積を小さくすることで、緩衝部材6を支持部32に嵌め込むときにおける支持部32と基部60との摩擦力を低減している。この結果、緩衝部材6に対する支持部32の挿入が妨げられることがなく、支持部32に対する緩衝部材6の取付作業性を向上することができる。なお、肉厚部62a(側壁部62)と支持部32との接触面積は、緩衝部材6に対する支持部32の挿入を妨げず、挿入後に緩衝部材6の弾性力によって基部60が支持部32に密着し、緩衝部材6が支持部32から抜けない程度に調整されることが好ましい。
次に、図9及び図10を参照して、本実施の形態に係る緩衝部材の他の機能について説明する。図9は、燃料タンク下方における支持部及び緩衝部材周辺の斜視図である。図10は、緩衝部材に周辺部品を取り付けたときの模式図である。図10Aは、図9の緩衝部材を矢印Fから見たときの模式図であり、図10Bは、図5に示す緩衝部材をD−D線に沿って切断し、緩衝部材に周辺部品を取り付けたときの断面図である。
図9に示すように、燃料タンク5(図1参照)の下方空間には、燃料タンク5に接続される配管部品や配線等の周辺部品が収容される。例えば、本実施の形態では、燃料タンク5の下方空間に、ロールオーバーバルブ70が設けられている。このロールオーバーバルブ70は、ホース71を介して燃料タンク5に接続されており、車両が所定角度以上傾くことで閉じられる。これにより、燃料タンク5に対する燃料供給が遮断され、車両転倒時等の燃料漏れを防止することができる。
これらの周辺部品は、燃料タンク5と同様に、振動を受けないように取り付けられることが好ましい。そこで、本実施の形態では、ロールオーバーバルブ70を固定するブラケット72を緩衝部材6(取付穴67)に取り付ける構成とした。この結果、緩衝部材6は、周辺部品に対する振動の伝達を防止すると共に、周辺部品を取り付けるための取付部としての機能も果たす。このため、周辺部品を固定するための部品を別途用意する必要がなく、コストダウンが可能になる。
図10に示すように、緩衝部材6の取付穴67には、ロールオーバーバルブ70(図9参照)をマウントするブラケット72が挿入されている。ブラケット72は、例えば板金部材をプレス加工して成形される。ブラケット72は、ロールオーバーバルブ70を固定する固定部(不図示)と、取付穴67に挿入される挿入部72aとで構成される。また、挿入部72aの先端には、幅方向外側に突出する一対の突出片72bが形成されている。挿入部72aは、所定の幅を有しており、取付穴67の幅は、挿入部72aの幅に応じて設定されている。なお、本実施の形態において、取付穴67の上下方向の幅は、挿入部72aの厚みと略同一、又は挿入部72aの厚みより僅かに小さいことが好ましい。また、連結部66が設けられた側の取付穴67の開口幅が、一対の突出片72bを含む挿入部72aの幅より僅かに小さく設定されている。
ブラケット72を取付穴67に挿入する場合(図10A及び図10B参照)、挿入部72aの先端で取付穴67(底壁部64及び第2の底壁部64b)を押し広げながらブラケット72が取付穴67の奥に押し込まれる。挿入部72aが取付穴67の奥行き方向の略中間まで挿入されると、一対の突出片72bのうち、一方の突出片72bは取付穴67内の段部67aに係合し、他方の突出片72bは、水平部68bに係合する。一対の突出片72bが段部67a及び水平部68bに係合することで、挿入部72aが抜ける方向への移動が規制される。すなわち、一対の突出片72b、段部67a及び水平部68bは、ブラケット72の抜け止めを防止する機能を有する。
また、挿入部72aの厚み方向においては、底壁部64(第2の底壁部64b)の復元力を受けているため、取付穴67に対する挿入部72aの密着度が高められている。これによっても、挿入部72aの取付穴67に対する挿入方向の移動が規制され、ブラケット72が基部60(緩衝部材6)に固定された状態になる。このように、ブラケット72が緩衝部材6に固定されることで、ロールオーバーバルブ70に対する振動抑制を実現すると共に、ブラケット72を固定するための別部品を準備することなく構成の簡略化及びコストダウンを実現することができる。
また、図10Aに示すように、挿入部72aが取付穴67の所定位置に挿入された状態では、一方の突出片72bが第2の底壁部64bによって覆われており、他方の突出片72bは、切欠き部68(傾斜部68a及び水平部68b)が形成されていることで外部に露出されている。このため、作業者は、突出片72bを目視することにより、ブラケット72を取り付けたときに挿入部72aが所定位置まで適正に挿入されたかどうかを確認することができる。よって、ブラケット72の取り付け間違いを防止することができる。また、目視だけでブラケット72が適切に挿入されたかどうかを確認することができるため、取付作業性も向上される。さらに、一方の突出片72bは、第2の底壁部64bに覆われているため、当該突出片72bが、周辺の他部品と接触するのを防止することができる。
以上のように、本実施の形態に係る燃料タンク5のマウント構造によれば、緩衝部材6に支持部32が嵌るだけで緩衝部材6を車体フレーム1に取り付けることができ、緩衝部材6を介して燃料タンク5を支持部32に支持させることができる。よって、緩衝部材6を取り付けるために接着剤等を用いる必要がなく、緩衝部材6の取付作業性が向上されると共に、エンジン等の振動がタンクレールに伝わっても緩衝部材6によって吸収されるため、燃料タンク5に振動が伝わるのを防止することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施の形態において、支持部32が板状に形成される構成としたが、この構成に限定されない。支持部32は、どのような形状に形成されてもよく、例えば、円柱状に形成されてもよい。
また、本実施の形態において、緩衝部材6の基部60が角筒状に形成される構成としたが、この構成に限定されない。基部60は、支持部32が嵌る形状であればよく、上記したように、例えば、支持部32が円柱状に形成されれば、基部60は円筒状に形成されてもよい。
また、本実施の形態において、取付穴67がスリット状に形成される構成としたが、この構成に限定されない。取付穴67は、取り付けられる周辺部品の形状に合わせて適宜変更が可能である。例えば、取付穴67は、円形状に形成されてもよい。
また、本実施の形態において、取付穴67に取り付けられる周辺部品の例として、ロールオーバーバルブ70(ブラケット72)を挙げたが、この構成に限定されない。周辺部品は、どのような部品でもよい。
以上説明したように、本発明は、緩衝部材の取り付けを容易にすると共に燃料タンクに対する防振を実現することができるという効果を有し、特に、燃料タンクのマウント構造及び自動二輪車に有用である。
1 車体フレーム
3 タンクレール
32 支持部
5 燃料タンク
6 緩衝部材
60 基部
61 突出部
62 側壁部
62a 肉厚部
63 上壁部
64 底壁部
65 嵌合穴
66 連結部
67 取付穴
68 切欠き部
72 ブラケット(周辺部品)

Claims (7)

  1. 前後方向に延びる一対の車体フレームと、
    前記一対の車体フレームにマウントされる燃料タンクと、
    弾性体で形成され、前記燃料タンクの振動を吸収する緩衝部材とを備え、
    前記車体フレームは、車両内側に突出するように形成され前記燃料タンクを支持する支持部を有し、
    前記緩衝部材は、前記支持部が嵌まる嵌合穴を有し、当該嵌合穴に支持部が嵌ることで前記支持部に取り付けられ、
    前記支持部は、前記緩衝部材を介して前記燃料タンクを支持することを特徴とする燃料タンクのマウント構造。
  2. 前記緩衝部材は、前記嵌合穴が形成される基部と、前記基部の外面から上方に突出する突出部と、を有し、
    前記基部は、前記支持部の周囲を囲うように形成され、
    前記支持部は、前記突出部を前記燃料タンクに当接させて前記燃料タンクを下方から支持することを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクのマウント構造。
  3. 前記支持部は、前後方向の幅寸法に対して上下方向の幅寸法が小さい板状体で形成され、
    前記基部は、上下に延びる一対の側壁部を左右に対向配置して、一対の側壁部の上端を上壁部で連結し、下端を底壁部で連結することで角筒状に形成されると共に前記嵌合穴を形成し、
    前記側壁部は、一部が肉厚に形成された肉厚部を有し、
    前記支持部が前記基部に嵌るときに、前記肉厚部を前記支持部の側面に接触させることを特徴とする請求項2に記載の燃料タンクのマウント構造。
  4. 前記基部は、前記嵌合穴の一方の開口端側において、前記上壁部と前記底壁部とを連結する連結部を有し、
    前記支持部は、前記嵌合穴の他方の開口端側から前記基部に挿入され、先端が前記連結部に当接するまで挿入されることを特徴とする請求項3に記載の燃料タンクのマウント構造。
  5. 前記基部は、前記嵌合穴の下方に周辺部品を取り付けるための取付穴を有することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の燃料タンクのマウント構造。
  6. 前記取付穴を構成する前記基部の一部が切り欠かれていることを特徴とする請求項5に記載の燃料タンクのマウント構造。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の燃料タンクのマウント構造を備えることを特徴とする車両。
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