JP2016149286A - 浴室照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDを光源に適用しながら、見栄えを損なわずに、低コストで浴室に適した配光が得られる浴室照明装置を提供すること。【解決手段】浴室1の壁面4aへの取り付けられる浴室照明装置10であって、基板11と、基板11上に配置された複数のLEDチップ12と、基板11上に取り付けられ、複数のLEDチップ12のうちの少なくとも一のLEDチップ(LEDチップ12a、12a、12a、及び、12b、12b、12b)の近傍に設けられて当該LEDチップからの出射光を浴室1の床方向(例えば、洗い場3の方向)に向けて反射させる反射片14を有する金属製の反射器15と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、浴室照明装置に関する。
浴室照明装置としてLED(Light Emitting Diode)を光源に用いたものが普及しつつある。LEDは指向性が高いため、光を照射することができる範囲が比較的狭い。そのため、壁面にLED照明器具を配置した場合には、LED照明器具の正面を主体的に照らすような配光となる。
ところで、浴室では、天井に乾燥暖房機が取り付けられたり、天井裏には換気用配管が通されたりするため、照明器具を天井に取り付けることは難しい。このような事情もあって、一般的には、浴室照明装置は洗い場の中央正面の壁面に取付けられる。
従って、従来のLED式浴室照明では、洗い場で洗顔したり鏡を見るなどするに際して、照明器具の直下では暗いという問題があった。また照明器具の正面からLED光が照射してくるためグレアが生じるなどの問題もある。
これを解決するために、浴室で利用者が多く向く側、即ち混合水栓やシャワー、浴室ミラーなどがある側とは反対側の壁面から照明光を照射させ、対向する壁面に設置した反射鏡で照射角度を変化させて、柔らかな間接照明を行うようにした浴室照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、照明器具自体は壁面に沿って取り付け、そのグローブ内での光源(ランプ)を下向きに配置することによって、浴室の下側を照射領域とするような配光を得るようにした浴室照明装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、グローブ内にレンズを配置して配光を調整し、広範囲照射が人の目に入って眩しくなることを防止したLED照明装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
実開平4−110860号公報 特開平7−296631号公報 特開2006−302538号公報
しかしながら、特許文献1の浴室照明装置では、反射鏡の浴室内への突出部分が多く、見栄えが悪かった。
また、特許文献2の浴室照明装置では、上部空間が極端に暗くなり、浴室の雰囲気や見栄えが悪かった。
また、特許文献3のLED照明装置では、光学用の配光変更レンズが高額であるため、コストが嵩み過ぎて通常の浴室用途には適さなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、LEDを光源に適用しながら、見栄えを損なわずに、低コストで浴室に適した配光が得られる浴室照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の浴室照明装置は、浴室(例えば、後述の浴室1)の壁面(例えば、後述の壁面4a)に取り付けられる浴室照明装置(例えば、後述の浴室照明装置10)であって、基板(例えば、後述の基板11)と、前記基板上に配置された複数のLEDチップ(例えば、後述のLEDチップ12)と、前記基板上に取り付けられ、前記複数のLEDチップのうちの少なくとも一のLEDチップ(例えば、後述のLEDチップ12a及び12bを含む一部のもの)の近傍に設けられて当該LEDチップからの出射光を前記浴室の床方向(例えば、後述の洗い場3の方向)に向けて反射させる反射片(例えば、後述の反射片14)を有する金属製の反射器(例えば、後述の反射器15)と、を備えている。
前記反射器は、前記反射片として、前記LEDチップのうち少なくとも一のLEDチップの上方に設けられた上方反射片(例えば、後述の第1群の反射片141、141;第4群の反射片144、144)と、当該LEDチップの下方に設けられた下方反射片(例えば、後述の第2群の反射片142、142;第3群の反射片143、143)と、を有することが好ましい。
また、前記反射器は、金属製のネジ(例えば、後述のネジ151a、151b)により前記基板上に締結されていることが好ましい。
また、前記複数のLEDチップには、その近傍に前記反射片が設けられていないLEDチップが含まれることが好ましい。
本発明によれば、LEDを光源に適用しながら、見栄えを損なわずに、低コストで浴室に適した配光が得られる浴室照明装置を具現することができる。
本発明の一実施形態としての浴室照明装置を適用した浴室の様子を表す図である。 本発明の一実施形態としての浴室照明装置の分解斜視図である。 図2の浴室照明装置の反射器の加工過程の姿を表す図である。 図2の浴室照明装置における基板に反射器を取付けた状態を表す図である。 図4の反射器における反射片の作用を説明するための概念図である。 図2の浴室照明装置を適用した浴室の配光状況を表す図である。 図2の浴室照明装置における放熱作用を表す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳述することにより本発明を明らかにする。
図1は、本発明の一実施形態としての浴室照明装置を適用した浴室の様子を表す図である。
この浴室1内には浴槽2と洗い場3が設けられている。浴槽2を左手に、洗い場3を右手に見た視野での洗い場3の奥側正面の壁面4aには、縦長状の鏡5が設けられ、鏡5の下方に混合水栓6が設置されている。混合水栓6にはシャワーホース7を介してシャワーヘッド8が接続されており、このシャワーヘッド8は、壁面4a設けられたシャワーフック9に掛止できるように構成されている。
壁面4aの鏡5の上方であって天井4bから若干下がった位置には、本発明の一実施形態としての浴室照明装置10が取付けられている。壁面4aに浴室照明装置10を取り付けた姿勢において、鉛直上方(天井4b側)を浴室照明装置10の上方と称し、鉛直下方(洗い場3側)を浴室照明装置10の下方と称する。
図2は、本発明の一実施形態としての浴室照明装置の分解斜視図である。
図2において、紙面の上側が既述の定義における浴室照明装置10の上方である。
図2の浴室照明装置10は、概略的には、筐体16と、筐体16の前方端面16aに取付けられたLEDモジュール13と、LEDモジュール13の基板11に締結された反射器15と、LEDモジュール13及び反射器15を覆うカバー17とを含んで構成される。
より詳細には、浴室照明装置10は、基板11と、基板11上に配置された複数のLEDチップ12と、基板11上に取り付けられ、複数のLEDチップ12のうちの少なくとも一のLEDチップ(後述のLEDチップ12a及び12bを含む一部のもの)の近傍に設けられて当該LEDチップからの出射光を浴室1の床方向(即ち、略、洗い場3の方向)に向けて反射させる複数の反射片14を有する金属製の反射器15を備えている。反射片14は、後述する第1群の反射片141、第2群の反射片142、第3群の反射片143、及び、第4群の反射片144の如く、便宜上区分する。
反射器15は金属製のネジ151a、151bによって基板11に締結される。ネジ151a、151bに対応して、反射器15にはネジ穴150a、150bが穿設され、基板11にはネジ穴11a、11b(図2では11bは見えない)が穿設されている。
この実施形態では、基板11に複数のLEDチップ12が配されてLEDモジュール13が構成されている。基板11は樹脂製の円板であり、この基板11が、概略円柱状の筐体16の前方端面16aに取付けられる。
筐体16の周面16bは前方端面16a側から後方に向けて若干大径となるテーパーをなしている。周面16bの最後部である基部16cは、段差部16dをなして前側の部分よりも大径になされている。この基部16cが、浴室1の壁面4aに当接して取付けられる。
また、筐体16の内部に、LEDチップ12を点灯させる点灯回路が設けられる。
筐体16の前方端面16a側には、LEDモジュール13及び反射器15を覆うようにしてカバー17が取付けられる。即ち、カバー17は、図示しない適宜の係合手段等によって筐体16の前方端面16a側に着脱自在に取付けられる。本例におけるカバー17は、図示のようにドーム状である。
一方、樹脂製の円板である基板11における複数のLEDチップ12は、基板11の中心Оの周りに想定した内周側環状領域121及び外周側環状領域122の各環状領域に、周方向に間隔を空けて配列される。換言すれば、複数のLEDチップ12は、基板11の中心Оから放射方向に配列される。
図3は、図2の浴室照明装置の反射器の加工過程の姿を表す図である。この図3においても、紙面の上側が既述の定義における浴室照明装置10の上方である。
図3の状態における反射器15は、複数の反射片14が反射器15の素材であるステンレス等の金属板の主面に対して各所定の角度をなすように折り曲げられる以前の、平板状のものである。
図2及び図3を併せ参照して容易に理解される通り、複数の反射片14は、反射器15の素材である平板状金属板の各所定部を当該金属板の主面に対して一定の角度をなすようにそれぞれ折り曲げて成形される。
この平板状金属板は、図3の通り、下側の凹凸部分を結ぶ仮想曲線(二点鎖線にて図示)の部分を含み全体としての外形は正面視で概略円形をなしている。
本例における反射器15は、図2を参照して既述のネジ穴150a、150bの各中心を結ぶ仮想線Dよりも上側の部分の外周縁が概略半円弧状をなしている。この概略半円弧状の外周縁の内側の部分を、便宜上、上部半円状部分15Uと称する。
この上部半円状部分15Uの周縁に沿う部分が、複数(図示の場合は5つ)の反射片14をそれらの基部側で一連に結びつけるアウターブリッジ部15aをなしている。
図示の通り、アウターブリッジ部15aは、上に向けて凸状をなしている。
アウターブリッジ部15aにそれぞれ基部側で連なって一連に結びつけられた本例では5つの反射片14を、便宜上、第1群の反射片141、141と称する。
第1群の反射片141、141がアウターブリッジ部15aに連なる部位には幅狭にくびれたネック部141a、141aがそれぞれ形成されている。
図示のように、第1群の反射片141、141は、それらの基部側とは反対の先端側が、それぞれ、半円弧状のアウターブリッジ部15aから、上部半円状部分15Uに重なる仮想円の中心15vに向かって内側に延びている。これら第1群の反射片141、141の各先端側は上記仮想円の中心15vに向かう中間位置で終端している。
第1群の反射片141、141の各先端側がそれぞれ終端している部位の上記仮想円の中心15v側に、アウターブリッジ部15aと概略同心で相対的に小径の半円弧状をなす上方インナーブリッジ部15bが形成されている。図示の通り、上方インナーブリッジ部15bも上に向けて凸状をなしている。
上方インナーブリッジ部15bは複数(図示の場合は3つ)の反射片14をそれらの基部側で一連に結びつけている。
上方インナーブリッジ部15bにそれぞれ基部側で連なって一連に結びつけられた本例では3つの反射片14を、便宜上、第2群の反射片142、142と称する。
第2群の反射片142、142が上方インナーブリッジ部15bに連なる部位には幅狭にくびれたネック部142a、142aがそれぞれ形成されている。
一方、ネジ穴150a、150bの各中心を結ぶ仮想線Dよりも下側で外周の各反射片先端側を結ぶ包絡線が概略半円弧状をなしている。この概略半円弧状の包絡線の内側の部分を、便宜上、下部半円状部分15Lと称する。
下部半円状部分15Lには、既述の上方インナーブリッジ部15bと概略同心で略同径の半円弧状をなす下方インナーブリッジ部15cが形成されている。図示の通り、下方インナーブリッジ部15cは、下に向けて凸状をなしている。
下方インナーブリッジ部15cは複数(図示の場合は5つ)の反射片14をそれらの基部側で一連に結びつけている。
下方インナーブリッジ部15cにそれぞれ基部側で連なって一連に結びつけられた本例では5つの反射片14を、便宜上、第3群の反射片143、143と称する。
第3群の反射片143、143が下方インナーブリッジ部15cに連なる部位には幅狭にくびれたネック部143a、143aがそれぞれ形成されている。
図示のように、第3群の反射片143、143は、それらの基部側とは反対の先端側が、それぞれ、半円弧状の下方インナーブリッジ部15cから放射状に外側に延びている。これら第3群の反射片143、143の各先端側は下部半円状部分15Lの周縁で終端している。
下部半円状部分15Lの、ネジ穴150a、150bの各中心を結ぶ仮想線Dよりも若干下側に、下方インナーブリッジ部15cと概略同心で相対的に小径の概ね半円弧状をなすセンターブリッジ部15dが形成されている。図示の通り、センターブリッジ部15dも概ね下に向けて凸状をなしている。
センターブリッジ部15dは複数(図示の場合は3つ)の反射片14をそれらの基部側で一連に結びつけている。
センターブリッジ部15dにそれぞれ基部側で連なって一連に結びつけられた本例では3つの反射片14を、便宜上、第4群の反射片144、144と称する。
第4群の反射片144、144がセンターブリッジ部15dに連なる部位には幅狭にくびれたネック部144a、144aがそれぞれ形成されている。
本実施形態では、全ての反射片について、それらの表裏両面が反射面を構成しているが、上述の第1群の反射片141、141、第2群の反射片142、142、第3群の反射片143、143、及び、第4群の反射片144、144のうち、少なくとも、第2群の反射片142、142と第3群の反射片143、143について、それらの表裏両面が反射面を構成していれば機能上支障はない。
図4は図2の浴室照明装置における基板に反射器を取付けた状態を表す図である。
特に図4では、基板11上の各LEDチップ12と反射器15の各反射片14との位置関係が明らかになる正面視での状態を表している。
図4において、既述の図2及び図3との対応部は同一の符号を附してある。
図4の状態における反射器15は、複数の反射片14が反射器15の素材である金属板の主面に対して各所定の角度をなすように折り曲げられ、浴室照明装置10の一つの部品として完成した形のものである。
基板11に複数配されたLEDチップ12のうち、基板11の上半分の外周側環状領域122に配された5つのLEDチップ12については、図3を参照して既述の第1群の5つの反射片141、141がそれぞれ対応している。
一方、基板11の上半分の内周側環状領域121に配された5つのLEDチップ12については、それらの円弧状の配列における奇数番目の3つのものについて、図3を参照して既述の第2群の3つの反射片142、142がそれぞれ対応している。即ち上半分の内周側環状領域121に配された5つのLEDチップ12のうち、上記奇数番目の3つのもの以外(即ち、それらの円弧状の配列における偶数番目)の2個のLEDチップ12については、対応する反射片が設けられていない。
また、基板11の下半分の外周側環状領域122に配された5つのLEDチップ12については、図3を参照して既述の第3群の5つの反射片143、143がそれぞれ対応している。
一方、基板11の下半分の内周側環状領域121に配された5つのLEDチップ12については、それらの円弧状の配列における奇数番目の3つのものについて、図3を参照して既述の第4群の3つの反射片144、144がそれぞれ対応している。即ち下半分の内周側環状領域121に配された5つのLEDチップ12のうち、上記奇数番目の3つのもの以外(即ち、それらの円弧状の配列における偶数番目)の2個のLEDチップ12については、対応する反射片が設けられていない。
図3を参照して既述のように、第1群の反射片141、141、第2群の反射片142、142、第3群の反射片143、143、及び、第4群の反射片144、144のうち、少なくとも、第2群の反射片142、142と第3群の反射片143、143とは、それらの表裏両面が反射面を構成している。
この結果、基板11の上半分の外周側環状領域122に配された5つのLEDチップ12のうち、それらの円弧状の配列における奇数番目の3つのもの(12a、12a、12a)については、それらの上側(上記仮想円の中心15vからの半径方向外側)に対応して既述のように第1群の反射片141、141が配置されているのみならず、それらの下側(上記仮想円の中心15vからの半径方向内側)に対応して第2群の反射片142、142が配置されていることになる。
同様に基板11の下半分の内周側環状領域121に配された5つのLEDチップ12のうち、それらの円弧状の配列における奇数番目の3つのもの(12b、12b、12b)については、それらの上側(上記仮想円の中心15vからの半径方向内側)に対応して既述のように第4群の反射片144、144が配置されているのみならず、それらの下側(上記仮想円の中心15vからの半径方向外側)に対応して第3群の反射片143、143が配置されていることになる。
これを反射器15の形態に着目して換言すれば、反射器15は、LEDチップ12のうち少なくとも該当する特定の一部のLEDであるLEDチップ12a、12a、12a、及び、12b、12b、12bの、上方及び下方に位置して当該LEDからの出射光を反射させる上方反射片及び下方反射片を有する。
即ち、LEDチップ12a、12a、12aに対応して、上方反射片には、第1群の反射片141、141が該当し、下方反射片には、第2群の反射片142、142が該当する。
また、LEDチップ12b、12b、12bに対応して、上方反射片には、第4群の反射片144、144が該当し、下方反射片には、第3群の反射片143、143が該当する。
また、上述のように、LEDモジュール13の基板11上の複数のLEDチップ12のうちには、基板11の上半分の内周側環状領域121に円弧状に配列された偶数番目のLEDチップ12、及び、基板11の下半分の内周側環状領域121に円弧状に配列された偶数番目のLEDチップ12のように、対応する反射片が設けられていないLEDチップ12が含まれることになる。
次に、図1乃至図4に、図5乃至図7を併せ参照して、本発明の実施形態としての浴室照明装置の作用効果について説明する。
図5は、図4の反射器における反射片の作用を説明するための概念図である。
図5の、(A)部は、反射器(反射片)を設けない場合のLEDの配光を表し、(B)部は反射器15(反射片14)を設けた場合のLEDチップ12の配光を表している。
図5の(B)部では特に、既述の特定のLED(12a、12a、12a、及び、12b、12b、12b)のうち、上側中央に位置する一のものにより代表して、上方反射片及び下方反射片が配されている部分を表している。
一方、図6は、図2の浴室照明装置を適用した浴室の配光状況を表す図である。
反射器15(反射片14)を設けない場合には、図5の(A)部に示された如く、LEDチップ12からの出射光は、正面を主体的に照らすような配光となる。このため、図6の(A)部に示された如く、浴室内で洗顔や洗体を行う洗い場3の浴室照明装置10の直下の領域3aが暗くなる。
反射器15(反射片14)を設けた場合には、図5の(B)部に示された如く、LEDチップ12からの出射光は、そのうちの多くの部分が上方反射片である反射片14の下面によって反射し下方に向かう。このため、図6の(B)部に示された如く、光線が浴室の床方向(浴室の洗い場側)を主体的に照らすような配光となり、上述の領域3aが暗くなるといった問題が解消する。
図5の(B)部を参照して容易に理解される通り、上側のLEDチップ12から下方に向かう出射光の一部は、下方反射片である下側の反射片14の上面で反射して、上方に向かう。このように上方に向かった一部の光線は、浴室1の天井4bを照射することになる。このため、浴室1内が天井4bからの反射光による穏やかな間接照明によって適度な明るさになる。
また、図4を参照して既述のように、基板11上の一部のLEDチップ12については、対応する反射片が設けられていない。このため、これらの反射片が設けられていないLEDチップ12からの出射光は、正面側を主体的に照らすような配光となる。このため、反射器15(反射片14)によって配光特性が大勢として下向きに変更されても、正面側の明るさも適度に確保されることになる。
上記を総じて、反射器15(反射片14)の作用によって、LEDチップ12からの出射光による配光特性が変更されて、浴室の照明装置として理想的な配光特性が実現される。
また、このような理想的な配光特性を実現するために、従来におけるような浴室内への突出物(反射鏡)を設ける必要がなく、見栄えを損なうことがない。
更に、上方空間も適度に照度が確保されるため、極端に暗くならず、浴室の雰囲気や見栄えが損なわれることがない。
また、光学用の配光変更レンズのような高額の部品を必要としないため、徒にコストが嵩むことがなく、通常の浴室用途に適する。
また、図3を参照して詳述したように、反射器15における各反射片14にはそれらの基部が対応するブリッジ部(15a、15b、15c、15d)に連なる部位に幅狭にくびれたネック部(141a、142a、143a、144a)が形成されている。
このため、反射器15の素材である板状体の主面に対して各反射片14をそれぞれ所定の角度をなすように折り曲げる加工を施すに際して、ネック部(141a、142a、143a、144a)である限定的な領域が容易に屈曲するため、反射面として機能する平面状であるべき主体的部分が無用に変形するおそれがない。従って、反射機能に関する十分な精度が確保され、且つ、コストが低廉である。
また、反射器15は、複数の反射片14がブリッジ部(15a、15b、15c、15d)で連なった単体の部品として構成されるため、反射片14を各別に扱う場合に比し、基板11に取付ける作業が格段に簡素である。
更に、本例の反射器15は、2本の金属製のネジ151a、151bによって基板11に取付けることができるため、この取付けも極めて簡単で組立作業における効率が良い。
また一方、反射器15は金属製であるため、LEDチップ12の基板11の熱を放熱させる作用がある。2本のネジ151a、151bが金属製であることも放熱に寄与する。この放熱作用について、次に、図7を参照して説明する。
図7は、図2の浴室照明装置における放熱作用を表す図である。即ち、図2におけるような反射器15を取付けていない状態(左側)と、取付けた状態(右側)とで、基板11上のLEDチップ12のジャンクション温度を比較した図である。
図7の(A)部は、点灯開始後30分経過した時点でのLEDチップ12のジャンクション温度を表している。反射器15を取付けていない状態(左側)では、ジャンクション温度が摂氏49.2度程度に上昇したが、これに対し、反射器15を取付けた状態(右側)では、ジャンクション温度が摂氏47.2度程度に留まった。
図7の(B)部は、点灯開始後60分経過した時点でのLEDチップ12のジャンクション温度を表している。反射器15を取付けていない状態(左側)では、ジャンクション温度が摂氏79.2度程度に上昇したが、これに対し、反射器15を取付けた状態(右側)では、ジャンクション温度が摂氏77.2度程度に留まった。
図7の(C)部は、点灯開始後120分経過した時点でのLEDチップ12のジャンクション温度を表している。反射器15を取付けていない状態(左側)では、ジャンクション温度が摂氏87.5度まで上昇したが、これに対し、反射器15を取付けた状態(右側)では、ジャンクション温度が摂氏87.0度程度に留まった。
一般に、LEDはジャンクション温度が0.1度程度変化しても発光効率に影響があるため、図7の(A)部から(C)部に表されている特性は、本実施形態における放熱作用によって発光効率向上の効果が大きいことを意味している。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形変更等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、金属製の反射器としてステンレス製のものを用いたがこれに限定されず、また、反射片として反射器の素材である平板状金属板の各所定部を当該金属板の主面に対して一定の角度をなすように折り曲げて成形したものを適用したがこれに限定されない。
また、反射片はネック部を設けることによって折り曲げ加工を容易にしたが、ネック部に替えて、又は、ネック部と共に折り線を設けるようにしてもい。
更に、複数のLEDチップは、基板の中心から放射方向に配列されたが、マトリクス状の配列を採ってもよい。この場合、反射器はこの配列に適合した形状のものにすべきことは言うまでもない。
1…浴室
3…洗い場(床)
4a…壁面
10…浴室照明装置
11…基板
12…LED
12a、12b…特定の一部のLED
14…反射片
15…反射器
151a、151b…ネジ
141…第1群の反射片(上方反射片)
142…第2群の反射片(下方反射片)
143…第3群の反射片(下方反射片)
144…第4群の反射片(上方反射片)

Claims (4)

  1. 浴室の壁面に取り付けられる浴室照明装置であって、
    基板と、
    前記基板上に配置された複数のLEDチップと、
    前記基板上に取り付けられ、前記複数のLEDチップのうち少なくとも一のLEDチップの近傍に設けられて当該LEDチップからの出射光を前記浴室の床方向に向けて反射させる反射片を有する金属製の反射器と、を備えた浴室照明装置。
  2. 前記反射器は、前記反射片として、前記複数のLEDチップのうち少なくとも一のLEDチップの上方に設けられた上方反射片と、当該LEDチップの下方に設けられた下方反射片と、を有する請求項1に記載の浴室照明装置。
  3. 前記反射器は、金属製のネジにより前記基板上に締結されている請求項1又は2に記載の浴室照明装置。
  4. 前記複数のLEDチップには、その近傍に前記反射片が設けられていないLEDチップが含まれる請求項1から3の何れか1項に記載の浴室照明装置。
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