JP2016148609A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の衛星測位システムの衛星信号を受信する受信装置において、装置の小型化を図るとともに、消費電力の削減を図ること。
【解決手段】GNSS受信機10は、受信アンテナ100による受信信号に対する所定の信号処理を行う共通回路部200と、利用可能な衛星測位システム別の信号処理回路部300−1〜300−Nと、を備える。また、信号処理回路部300は、動作の実行/停止を指示する個別制御信号によって、衛星測位システム毎に間欠動作制御され、共通回路部200は、個別制御信号から定まる共通制御信号によって、動作の実行/停止が制御される。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の衛星測位システムに係る衛星信号を受信する受信装置等に関する。
現在、GPS(Global Positioning System)やQZSS(Quasi Zenith Satellite Syste)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、BeiDou(北斗衛星導航系統)、Galileo(ガリレオ)といった様々な種類の衛星測位システムが知られている。近年では、複数の衛星測位システムの衛星信号を受信して測位可能な受信装置である、いわゆるマルチGNSS(Global Navigation Satellite Systems)対応受信機(以下単に「マルチ受信機」という)の開発が進められている。
衛星測位システムは、それぞれ独自の仕様で運用されており、搬送波周波数や測位用のコード等が異なる。このため、マルチ受信機では、衛星測位システムそれぞれに対応する受信回路を搭載して構成されるのが通常である。また、受信装置の小型化を図るため、受信回路の一部(具体的には、局部発振信号との合成によるIF信号への変換まで)を共通とした構成も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−128791号公報
衛星測位システムは、地球上の全域や、一部の国や地域といったように、衛星測位システム毎にカバーエリアが異なる。このため、マルチ受信機では、例えば現在位置のエリア等に応じた衛星測位システムのみを使用して測位を行う。上述の特許文献1の受信装置では、測位に使用していない衛星測位システムに係る信号処理系統への電力の供給をオフとすることで、消費電力の削減を図っている。
また、衛星測位システムの衛星信号の受信機では、受信回路の動作のオン/オフを所定周期で繰り返す間欠動作が知られている。したがって、受信回路の一部を共通化したマルチ受信機において、衛星測位システムそれぞれに応じた間欠動作を行わせる場合には、共通化した回路部分への電源供給を工夫することで、更なる消費電力の削減を実現できる可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の衛星測位システムの衛星信号を受信する受信装置において、装置の小型化を図るとともに、消費電力の削減を図ることである。
上記課題を解決するための第1の形態は、受信信号に対する所定の信号処理を行う共通回路部と、前記共通回路部の出力信号に基づいて、衛星測位システム別の信号処理を行う複数の個別信号処理回路部と、全ての前記個別信号処理回路部が動作していない場合に、前記共通回路部の動作を停止させる停止制御部と、を備える受信装置である。
また、他の形態として、受信信号に対する所定の信号処理を行う共通回路部と、前記共通回路部の出力信号に基づいて、衛星測位システム別の信号処理を行う複数の個別信号処理回路部と、を備える受信装置が行う受信方法であって、全ての前記個別信号処理回路部が動作していない場合に、前記共通回路部の動作を停止させること、を含む受信方法を構成しても良い。
この第1の形態等によれば、全ての個別信号処理回路部が動作していない場合に、共通回路の動作が停止される。これにより、消費電力の低減を図ることができる。また、受信信号に対して信号処理する共通回路部を設け、その後段に測位衛星システム別の信号処理を行う個別信号処理回路部を設けることで、受信装置の小型化を図ることができる。
第2の形態として、第1の形態の受信装置であって、前記個別信号処理回路部を間欠動作させる間欠制御部、を更に備える受信装置を構成しても良い。
この第2の形態によれば、個別信号処理回路部が間欠動作される。これにより、消費電力の低減を図ることができる。
第3の形態として、第2の形態の受信装置であって、前記間欠制御部が、前記衛星測位システム別の相対的な受信信号強度に応じて、前記個別信号処理回路部それぞれの動作比率を変更する、受信装置を構成しても良い。
この第3の形態によれば、衛星測位システム別の相対的な受信号強度に応じて、個別信号処理回路部の動作比率が変更される。これにより、例えば、相対的な信号強度が最も強い衛星測位システムに対応する個別信号処理回路分の動作比率を最も小さくすることで、測位精度の劣化を抑制しつつ、消費電力の削減を図ることが可能となる。
第4の形態として、第2又は第3の形態の受信装置であって、前記停止制御部は、前記間欠制御部による間欠動作制御に応じて、前記共通回路部の動作を停止させる、受信装置を構成しても良い。
この第4の形態によれば、個別信号処理部に対する間欠動作制御に応じて、共通回路部の動作が停止される。例えば、全ての個別信号処理部に対して動作をオフと指示している場合に、全ての個別信号制御部が動作を停止していると判定して、共通回路部の動作を停止させることができる。
携帯型電子機器の内部構成図。 GNSS受信機の内部構成図。 制御信号処理部の説明図。 ベースバンド処理回路部の機能構成図。 間欠動作の説明図。 間欠動作を行った場合のGNSS受信機の動作の説明図。
[構成]
図1は、本実施形態における携帯型電子機器1の内部構成図である。図1に示すように、携帯型電子機器1は、GNSS受信機10と、メイン処理部20と、操作部30と、表示部31と、音声出力部32と、時計部33と、通信部34と、メイン記憶部35と、電源部40と、を備えて構成される。
GNSS受信機10は、GPSやQZSS、GLONASS等の複数の衛星測位システムによる測位が可能な、いわゆるマルチGNSS受信機であり、受信した衛星信号に重畳されて搬送されている情報に基づいて、GNSS受信機10の位置や時計誤差を算出する。
メイン処理部20は、CPU等のプロセッサーで構成される演算処理装置であり、メイン記憶部35に記憶されたシステムプログラム等の各種プログラムに従って携帯型電子機器1の各部を統括的に制御する。また、GNSS受信機10の測位結果に基づいて、各種の処理を実行する。例えば、表示部31に現在位置を表示したり、時計部33が算出する時刻を補正したり、現在位置に対応するタイムゾーンを判定して標準時からの時差を算出し、時計部33が算出する時刻を現地に対応する時刻に補正したりすることができる。
操作部30は、タッチパネルやボタンスイッチで構成される入力装置であり、ユーザーの操作に応じた操作信号をメイン処理部20に出力する。表示部31は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される表示装置であり、メイン処理部20からの表示信号に基づく各種表示を行う。音声出力部32は、スピーカー等で構成される音声出力装置であり、メイン処理部20からの音信号に基づく各種音声出力を行う。
時計部33は、内部時計であり、水晶発振器等を有する発振回路によって構成され、現在時刻や、指定されたタイミングからの経過時間を計測する。通信部34は、無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)等の無線通信装置であり、外部装置との通信を行う。電源部40は、二次電池等で構成される電源装置であり、携帯型電子機器1への各部への電源供給を行う。
メイン記憶部35は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成される記憶装置であり、メイン処理部20が携帯型電子機器1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、メイン処理部20の作業領域として用いられ、メイン処理部20の演算結果や、操作部30からの操作データ等を一時的に格納する。
図2は、GNSS受信機10の内部構成図である。図2に示すように、GNSS受信機10は、受信アンテナ100と、共通回路部200と、信号処理回路部300と、制御信号処理部400と、ベースバンド処理回路部500と、を備えて構成される。なお、受信アンテナ100以外の構成、すなわち共通回路部200と、信号処理回路部300と、制御信号処理部400と、ベースバンド処理回路部500とをGNSS受信機とみなしてもよい。
受信アンテナ100は、GNSS受信機10が利用可能な複数の衛星測位システムそれぞれの衛星信号の搬送波周波数の信号を受信可能に構成されている。
共通回路部200は、LNA(Low Noise Amplifier)202と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)204とを有する。
LNA202は、低雑音アンプであり、受信アンテナ100による受信信号を増幅する。VCO204は、電圧制御発振器であり、入力される制御電圧に応じた周波数の発振信号を生成する。
信号処理回路部300は、GNSS受信機10が利用可能な複数の衛星測位システムそれぞれに対応するN個(Nは自然数。図2では、N=2)の信号処理回路部300−1〜300−Nでなる。図2では、N=2として、2つの信号処理回路部300−1,2を図示しているが、3以上の信号処理回路部300に対応できることは勿論である。それぞれの信号処理回路部300は、機能的には共通の回路構成を有しており、PLL302と、ミキサ304a,304bと、複素フィルター306と、VGA308と、ADC310と、を有し、共通回路部200の出力信号に基づいて、衛星測位システム別の信号処理を行う個別信号処理回路部である。
PLL302は、分周器や位相比較器、ループフィルター、移相器等を含み、VCO204を用いて、互いに位相が90度異なる二つの局部発振信号Lo1,Lo2を生成する。具体的には、位相比較器が、VCO204によって生成された発振信号を分周器が分周した信号と、基準発振器320によって生成された基準信号REFとの位相差を算出し、VCO204が、ループフィルターを介した位相差信号の直流成分に応じた周波数の発振信号を生成する、といった動作を繰り返すことで、位相を安定させた局部発振信号Loを生成するとともに、移相器が局部発振信号Loを90度移相することで、互いに位相が90度異なる二つの局部発振信号Lo1,Lo2を生成する。基準発振器320は、例えば水晶発振器であり、所定の発振周波数を有する基準信号REFを生成して出力する。
ミキサ304a,304bは、LNA202から出力される受信信号に、PLL302によって生成された局部発振信号Lo1,Lo2それぞれを乗算(合成)して、中間周波数の信号に変換(ダウンコンバート)するとともに、90度の位相差を持つ直交信号(I,Q信号)に変換する。複素フィルター306は、バンドパスであり、ミキサ304a,304bから出力されるIF信号のイメージ信号の除去を行う。
VGA308は、可変利得増幅器であり、複素フィルター306から出力されるIF信号を増幅する。ADC310は、A/Dコンバーターであり、VGA308から出力されるアナログ信号を、デジタル信号であるベースバンド信号に変換する。
共通回路部200の各部(LNA202、VCO204)の動作は、制御信号処理部400からの共通制御信号によって一括制御される。また、信号処理回路部300の各部(PLL302、ミキサ304a,304b、複素フィルター306、VGA308、ADC310)の動作は、ベースバンド処理回路部500からの信号処理回路部300別の個別制御信号によって制御される。これらの制御は、動作の実行/停止の制御であり、電源部40からの電源の供給/遮断を含む。
信号処理回路部300それぞれに対する個別制御信号は、ベースバンド処理回路部500が生成・出力しており、この個別制御信号は、制御信号処理部400にも入力される。制御信号処理部400は、個別制御信号をもとに、共通回路部200の動作を制御する共通制御信号を生成し、共通回路部200に出力する。
図3は、制御信号処理部400の説明図である。図3(a)に示すように、制御信号処理部400は、NOR回路402と、NOT回路404とを直列接続して構成される。つまり、制御信号処理部400は、OR動作をする。NOR回路402には、信号処理回路部300それぞれに対する個別制御信号が入力され、NOT回路404の出力信号が共通制御信号となる。但し、個別制御信号、及び、共通制御信号は、何れも、2レベル信号であり、Hレベルが動作実行(電源供給)を指示し、Lレベルが動作停止(電源遮断)を指示する。
そして、図3(b)は、入力信号である二つの個別制御信号1,2のレベルと、出力信号である共通制御信号のレベルの対応関係を示している。図3(b)に示すように、1つ以上の個別制御信号がHレベルである場合には、共通制御信号はHレベルとなり、全ての個別制御信号がLレベルである場合には、共通制御信号はLレベルとなる。
図4は、ベースバンド処理回路部500の機能構成図である。図4によれば、ベースバンド処理回路部500は、BB処理部510と、BB記憶部520と、を有する。
BB処理部510は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)といったプロセッサーで実現され、ベースバンド処理回路部500の各部を統括的に制御する。また、BB処理部510は、衛星捕捉部512と、位置算出部514と、間欠動作制御部516と、デューティ比設定部518と、を有する。
衛星捕捉部512は、信号処理回路部300−1〜300−Nそれぞれに対応するN個の衛星捕捉部512−1〜512〜Nでなる。衛星捕捉部512は、対応する信号処理回路部300からの受信信号のデータに対して、キャリア(搬送波)除去や相関演算等のデジタル信号処理を行って測位用衛星(衛星信号)を捕捉し、捕捉した測位用衛星それぞれについて、衛星軌道情報524bやメジャメント情報524cを取得する。
衛星軌道情報524bは、各衛星の軌道データであり、受信した衛星信号をデコードすることで取得される。メジャメント情報524cは、捕捉した衛星信号にかかるコード位相や受信周波数、擬似距離の情報を含む。
位置算出部514は、捕捉された各測位用衛星の衛星軌道情報524b及びメジャメント情報524cを用いた位置算出処理を行って、GNSS受信機10の位置や時計誤差を算出する。位置算出処理に用いる衛星軌道情報524b及びメジャメント情報524cは、衛星測位システムを問わない。位置算出処理を数学的に説明すると、メジャメント情報524cに含まれる捕捉した測位用衛星にかかる擬似距離と、衛星軌道情報524bに含まれる捕捉した測位用衛星の位置とを用いて、GNSS受信機10の現在位置及び現在時刻を変数とする連立方程式を立式して位置算出演算を行う処理である。原理的に、4つ以上の測位用衛星について擬似距離及び位置が取得されていれば、GNSS受信機10の位置及び時計誤差を求めることができる。位置算出処理としては、最小二乗法やカルマンフィルター等の演算手法を適用することができる。算出した位置及び時計誤差は、位置算出結果情報526として記憶される。
間欠動作制御部516は、衛星測位システム別に設定されるデューティ比に従って、信号処理回路部300それぞれを間欠動作させるように、信号処理回路部300に対して動作の実行/停止を指示する個別制御信号を生成する。
図5は、間欠動作の概要を示す図である。図5に示すように、間欠動作は、位置算出の出力時間間隔(例えば、1秒)を単位期間として、信号処理回路部300が動作を実行しているON状態の期間(ON期間)と、信号処理回路部300が動作を停止しているOFF状態の期間(OFF期間)と、を所定周期で繰り返す動作である。単位期間に対するON期間の比率を、デューティ比(動作比率)と呼ぶ。衛星測位システム毎(すなわち信号処理回路部300毎)に、異なるデューティ比で間欠動作を制御することができる。
また、単位期間において、ON期間は、中央時刻が単位期間の中央時刻に一致するように設定される。これにより、デューティ比に関わらず、単位期間でメジャメント情報を積算平均したときに、積算平均したメジャメント時刻が単位期間の中央時刻となる。従って、デューティ比を何れに設定しようとも、メジャメント時刻を規定とすることができ、測位演算を簡略化できる。
間欠動作制御部516は、衛星測位システム毎に、デューティ比によって定まるON期間をHレベル、OFF期間をLレベルとして、対応する信号処理回路部300に対する個別制御信号を生成する。
デューティ比設定部518は、GNSS受信機10が利用可能な複数の衛星測位システムそれぞれについて、間欠動作のデューティ比を設定する。具体的には、衛星測位システム別の相対的な受信信号強度に応じて設定する。例えば、予め、10%、20%、・・、80%といったように、衛星測位システムの数(N)に等しい数のデューティ比を定めておき、受信信号強度が強い順にデューティ比が小さくなるように、衛星測位システムそれぞれのデューティ比を設定する。或いは、受信信号強度とデューティ比との対応関係を定めておき、各衛星測位システムに係る受信信号強度に応じたデューティ比を設定する。勿論、この場合も、受信信号強度が強いほど、デューティ比が小さくなるように対応関係を定めておくと好適である。設定した衛星測位システム毎のデューティ比は、設定デューティ比情報528として記憶される。
BB記憶部520は、ROMやRAM等の記憶装置で実現され、BB処理部510がベースバンド処理回路部500を統括的に制御するためのシステムプログラムや、各種機能を実現するためのプログラムやデータ等を記憶するとともに、BB処理部510の作業領域として用いられ、BB処理部510の演算結果等を一時的に格納する。BB記憶部520には、ベースバンドプログラム522と、測位情報524と、位置算出結果情報526と、設定デューティ比情報528とが記憶される。
測位情報524は、GNSS受信機10において行われた測位に関する情報であり、衛星測位システム毎に、衛星測位システムの識別情報となるシステム名524aと、捕捉した測位用衛星毎の衛星軌道情報524b、及び、メジャメント情報524cと、を含んでいる。
[動作]
図6は、間欠動作を行った場合のGNSS受信機10の動作を説明する図である。図6(a)では、横方向を時刻として、上から順に、2つの信号処理回路部300それぞれに対する二つの個別制御信号(1),(2)と、共通回路部200に対する共通制御信号と、を示している。なお、間欠動作制御として、信号処理回路部300それぞれに対するデューティ比は異なり得る。図6(a)では、「80%」と「50%」の場合を示している。
1回の位置算出の出力期間(1秒)は、個別制御信号(1)、(2)のレベル(Hレベル(動作)、Lレベル(停止))の組み合わせが異なる3つの状態1〜3に分けて考えることができる。共通制御信号は、個別制御信号(1),(2)がともにLレベル(停止)となる状態1においてLレベル(停止)となり、個別制御信号(1),(2)の少なくとも一方がHレベル(動作)となる状態2,3においてHレベル(動作)となる。すなわち、全ての信号処理回路部300が動作していない場合に共通回路部200の動作を停止させることができる。図6(b)は、図6(a)の制御信号による信号処理回路部300、及び、共通回路部200の動作を示している。
[作用効果]
このように、本実施形態のGNSS受信機10は、受信信号に対する所定の信号処理を行う共通回路部200と、利用可能な衛星測位システム別の信号処理回路部300−1〜300−Nと、を備えて構成される。信号処理回路部300は、共通回路部200の出力信号に基づいて、対応する衛星測位システムに応じた信号処理を行う。このように、複数の衛星測位システムそれぞれの受信回路の一部を共通化した共通回路部200を設けることによって、GNSS受信機10の小型化を図ることができる。
また、GNSS受信機10では、衛星測位システム毎に間欠動作が行われる。すなわち、信号処理回路部300は、動作の実行/停止を指示する個別制御信号によって、衛星測位システム毎に間欠動作が制御され、共通回路部200は、個別制御信号から定まる共通制御信号によって、動作の実行/停止が制御される。全ての信号処理回路部300の動作が停止している場合に共通回路部200の動作が停止されるため、消費電力の削減を図ることができる。
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
本発明を適用可能な携帯型電子機器1としては、例えば、ランナーズウォッチ、携帯型ナビゲーション装置、パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、腕時計、スマートグラスといった種々の電子機器について適用することが可能である。
1 携帯型電子機器、10 GNSS受信機、100 受信アンテナ、200 共通回路部、202 LNA、204 VCO、300(300−1〜300−N) 信号処理回路部、302 PLL、304a,304b ミキサ、306 複素フィルター、308 VGA、310 ADC、320 基準発振器、400 制御信号処理部、500 ベースバンド処理回路部、510 BB処理部、512(512−1〜512〜N) 衛星捕捉部、514 位置算出部、516 間欠動作制御部、518 デューティ比設定部、520 BB記憶部、522 ベースバンドプログラム、524 測位情報、526 位置算出結果情報、528 設定デューティ比情報、20 メイン処理部、30 操作部、31 表示部、32 音出力部、33 時計部、34 通信部、35 メイン記憶部、40 電源部

Claims (5)

  1. 受信信号に対する所定の信号処理を行う共通回路部と、
    前記共通回路部の出力信号に基づいて、衛星測位システム別の信号処理を行う複数の個別信号処理回路部と、
    全ての前記個別信号処理回路部が動作していない場合に、前記共通回路部の動作を停止させる停止制御部と、
    を備える受信装置。
  2. 前記個別信号処理回路部を間欠動作させる間欠制御部、
    を更に備える請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記間欠制御部は、
    前記衛星測位システム別の相対的な受信信号強度に応じて、前記個別信号処理回路部それぞれの動作比率を変更する、
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記停止制御部は、前記間欠制御部による間欠動作制御に応じて、前記共通回路部の動作を停止させる、
    請求項2又は3に記載の受信装置。
  5. 受信信号に対する所定の信号処理を行う共通回路部と、前記共通回路部の出力信号に基づいて、衛星測位システム別の信号処理を行う複数の個別信号処理回路部と、を備える受信装置が行う受信方法であって、
    全ての前記個別信号処理回路部が動作していない場合に、前記共通回路部の動作を停止させること、
    を含む受信方法。
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