JP2016147768A - 建材用セメントモルタル - Google Patents
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Abstract
Description
樹脂発泡体のメルトダウンは、樹脂発泡体が炎に接近することにより発生するのであり、例えば特許文献1〔実用新案登録第3103575号公報〕のように炎と接触する樹脂発泡体の表面にコンクリート層を配置して樹脂発泡体と炎とが直接接触しないようにすることによりある程度、樹脂発泡体のメルトダウンおよびメルトダウン樹脂の燃焼を防止することができる。
従って、上記断熱材の側面および上下面にはネット体およびポリマーセメントモルタルは配置されておらず、この部分は樹脂発泡体がむき出しのままである。従って、火災の際などには、このむき出しになった樹脂発泡体の部分から熱が回り込んで樹脂発泡体がメルトダウンし、燃焼する。
しかしながら、断熱ボードを貫通するように連結糸を通すと、この連結糸が通っている穴の部分で断熱材の表面と裏面とが連通するようになる。断熱ボードの表裏面を連通する上記のような穴が存在すると、この穴の部分が冷橋となって、室温と外気温との差によって冷橋の形成された部分で結露を生ずることがある。このような結露は建築部材を著しく劣化させる大きな要因となるとの問題がある。
フライアッシュは、その大きさなどにより、フライアッシュI類〜フライアッシュIV類に分類されている。このように分類されたフライアッシュはそれぞれ平均粒子径、比表面積などが異なり、セメントと共に使用したときに表在化する特性も著しく異なる。
ここで上記再乳化形粉末樹脂は、ポリアクリル酸エステル、スチレンブタジエン、エチレン酢酸ビニル、酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステルおよび酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステル/アクリル酸エステルよりなる群から選ばれる少なくとも一種類の樹脂成分を含むものであることが好ましい。
本発明の建材用セメントモルタルは、表面にラス体が配置された樹脂発泡体の縦面にスプレー塗布する際に用いるモルタルを形成するためのセメント組成物であることが好ましい。
特にモルタル層を塗設する面が、平面に対して垂直な面、即ち縦面であっても2〜20mmの厚さのモルタル層を安定して形成することができる。
さらに、このモルタル層の有する特性は、本発明のセメントモルタルに特定の再乳化形粉末樹脂を配合することにより、より顕著になる。
本発明の建材用セメントモルタルは、表面にラス体が配置された樹脂発泡体の表面にモルタル層を形成するための組成物である。
芯材10である樹脂発泡体は、連続発泡を成形することができる樹脂であることが、好ましく、このような連続発泡可能な樹脂の例としては、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニルおよびポリウレタンを挙げることができる。これらの中でもポリスチレンを用いることが好ましい。
例えばポリスチレンの場合、フッ素系発泡剤、塩素系発泡剤および炭化水素系発泡剤などを使用することができる。これらは単独で或いは組み合わせて使用することができる。本発明においては、環境負荷の少ない炭化水素系発泡剤を使用することが好ましい。特に炭化水素系発泡剤の中でも、n-ブタンおよび/またはiso-ブタンを使用することが好ましい。本発明ではn-ブタンおよびiso-ブタンは任意の割合で高剪断ロールを用いて溶融しているポリスチレン中に配合することができる。
本発明の建材用セメントモルタルを用いて軽量建築材料の芯材を形成するためには、通常は、20〜60倍、好ましくは20〜40倍、より好ましくは30〜35倍の発泡倍率になるように主ローラの温度および圧力を調整する。
ここで用いるラス体として樹脂発泡体を最初に囲繞するラス体としては目開き5〜30mm程度の金属製のラス体を用いることが好ましい。このような金属製のラス体は、樹脂発泡体の発泡倍率が上記の範囲内にあれば、芯材である樹脂発泡体にステープル等の係止手段で安定に係止することができる。
こうした結露は長期間の間に軽量建築部材表面のモルタル層に亀裂を発生させるなど、劣化の原因ともなる。
このような再乳化形粉末樹脂は、セメント成分100重量部に対して1〜20重量部の範囲内の量で使用することが好ましい。
上記のように形成されるセメントモルタルは、吹付けガンを用いて吹付ける場合と、鏝を用いて塗設する場合があり、ガン吹き塗装する場合には水/セメント比は20%〜40%の範囲内にするのがよく、鏝を用いて塗設する場合には23%〜35%の範囲内にするのがよい。
しかも全周囲がモルタル層で覆われているので、吸水性はほとんどなく、耐水性が高く、しかも樹脂発泡体が露出していないので樹脂発泡体を好んで浸食するシロアリの害を受けない軽量建築部材を得ることができる。そして、このような軽量建築部材を用いて建築物を構築した際には、シロアリの害を受けない建築物を構築することができる。
以下に示す実施例で明らかなようにこうして形成された軽量建築部材は250kgの荷重を加えても破断することがなく、非常に優れた機械的強度を有している。
また、縦筋および横筋は、所定の幅で配置されており、通常は縦筋および横筋の幅は5〜20cm、好ましくは7〜15cmである。
〔試験片の製造1〕
芯材の長さが1800mm、幅が260mm、厚さが50mmの発泡ポリスチレン製芯材を以下のようにして作成した。
ポリスチレン使用量に対して5重量%の発泡剤(使用;n-ブテン:iso-ブテン重量比=1:1)を使用し、発泡温度170〜190℃、発泡倍率20倍で発泡させ、7日間養生した。
こうして得られた軽量建築部材は、芯材の全周にわたって厚さ30mmの、ラス体を伴ったモルタル層が形成されており、ポリスチレン芯材が露出している部分は存在していない。
また、得られた軽量建築部材を1分間火に翳したが発火および芯材であるポリスチレン発泡体のメルトダウン、さらには軽量建築部材の崩壊などは認められなかった。
2・・・構造体
10・・・芯材
11・・・金属製のラス体
12・・・樹脂製のラス体
14・・・モルタル層
16・・・(モルタル)側面層
18・・・(モルタル)上下面層
20・・・中間層
22・・・横筋
24・・・縦筋
Claims (9)
- 表面にラス体が配置された樹脂発泡体の表面にモルタル層を形成するためのセメントセメントモルタルであり、該セメントモルタルは、セメント成分100重量部に対して15〜30重量部のフライアッシュII種を含有することを特徴とする建材用セメントモルタル。
- 上記ラス体が、樹脂発泡体の表面を囲繞する金属製のラス体およびこの金属製のラス体の周囲に配置された樹脂製のラス体であることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
- 上記セメントモルタルが、再乳化形粉末樹脂を、セメント成分100重量部に対して1〜10重量部の範囲内の量で含有することを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
- 上記再乳化形粉末樹脂が、ポリアクリル酸エステル、スチレンブタジエン、エチレン酢酸ビニル、酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステルおよび酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステル/アクリル酸エステルよりなる群から選ばれる少なくとも一種類の樹脂成分を含むことを特徴とする請求項3に記載の建材用セメントモルタル。
- 上記セメント成分が、早強ポルトランドセメントであることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
- 上記樹脂発泡体に対してラス体がステープルで固定されていることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
- 上記樹脂発泡体の表面にラス体を伴ってモルタル層が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
- 上記樹脂発泡体が、板状発泡ポリスチレンであることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
- 上記板状発泡ポリスチレンの発泡倍率が20〜40倍の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
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2015
- 2015-02-10 JP JP2015024172A patent/JP2016147768A/ja active Pending
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