JP2016147768A - 建材用セメントモルタル - Google Patents

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Abstract

【課題】ラス体を表面に配置した樹脂発泡体に対して、密着性がよく、芯材が樹脂発泡体でありながら不燃性の建築部材を供給することができるセメントモルタルを供給することができる建築部材用セメントモルタルを提供すること。【解決手段】本発明の建材用セメントモルタルは、表面にラス体が配置された樹脂発泡体の表面にモルタル層を形成するためのセメントセメントモルタルであり、該セメントモルタルは、セメント成分100重量部に対して15〜30重量部のフライアッシュII種を含有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は樹脂発泡体を芯材とする軽量建築材料の表面層を形成する建材用セメントモルタルに関する。
近年、建築物の壁などを構成する壁パネルとして、例えば珪石、セメント、生石灰および発泡剤のアルミ粉を原料とするALC(Autoclaved Lightweight aerate Concrete)パネルが知られている。このALCパネルの製造には、無機材料を180℃以上の高温と10気圧以上の蒸気の下で約10時間、オートクレーブ(高熱高圧蒸気釜)中で養生する必要があり、コストの点で問題がある。またこのALCパネルは本質的に無機多孔質板であることから重量の抑制にも一定の制約があり、さらに、無機多孔質であることから吸水性を有しており、建築物の外壁としてそのまま使用することはできない。
一方で、建築物の断熱材料として、ポリスチレン発泡体のような樹脂発泡体が広汎に使用されている。このような樹脂発泡体からなる断熱材には、空気を含む独立気泡が多数形成されており、このような樹脂発泡体からなる断熱材は、厚さ方向の空気の流れを遮断するので、屋外と室内とを効率的に断熱することができる。
しかしながら、このような樹脂発泡体は、耐熱性に劣り、炎に晒されると容易にメルトダウンし、さらにメルトダウンした樹脂が燃焼してさらなる延焼を招来する虞がある。
樹脂発泡体のメルトダウンは、樹脂発泡体が炎に接近することにより発生するのであり、例えば特許文献1〔実用新案登録第3103575号公報〕のように炎と接触する樹脂発泡体の表面にコンクリート層を配置して樹脂発泡体と炎とが直接接触しないようにすることによりある程度、樹脂発泡体のメルトダウンおよびメルトダウン樹脂の燃焼を防止することができる。
ところが、特許文献1に開示されている断熱材は、織布・不織布よりなる任意形状の網目状繊維ネット体が樹脂発泡体ボードの両面に配置されると共にネット体が該ネットの編み目間隔以上の間隔で前記断熱ボードを貫通する連結糸によって縫合又は接着されてなるものであり、このネット体を伴ってポリマーセメントモルタルを塗布することにより断熱材を形成している。
従って、上記断熱材の側面および上下面にはネット体およびポリマーセメントモルタルは配置されておらず、この部分は樹脂発泡体がむき出しのままである。従って、火災の際などには、このむき出しになった樹脂発泡体の部分から熱が回り込んで樹脂発泡体がメルトダウンし、燃焼する。
また、特許文献1の断熱材は、樹脂発泡体の表裏面に配置したネット体は断熱ボードを貫通する連結糸によって縫合又は接着されている。
しかしながら、断熱ボードを貫通するように連結糸を通すと、この連結糸が通っている穴の部分で断熱材の表面と裏面とが連通するようになる。断熱ボードの表裏面を連通する上記のような穴が存在すると、この穴の部分が冷橋となって、室温と外気温との差によって冷橋の形成された部分で結露を生ずることがある。このような結露は建築部材を著しく劣化させる大きな要因となるとの問題がある。
また、特許文献2(特開2002-265249号公報)には、「セメント、比表面積5000cm2/g以上の分級フライアッシュ、繊維長3〜20mmの単繊維および再乳化形粉末樹脂を含むセメントモルタルに、アミン酸塩、アルミニウム塩及び炭酸アルカリから選ばれた少なくとも1種の成分を含む水溶液からなる液体急結剤を添加してなる湿式吹付け用セメントモルタル。」の発明が開示されている。
ここで使用されているフライアッシュは、フライアッシュI類であり、このようなフライアッシュI類をセメントと混和しただけのセメントモルタルでは、トンネルの壁面あるいは天井面などに吹付けた際に、吹付けリバウンドの量が吹付けた量の1/4以上になってしまい非常に効率が悪い。このためフライアッシュI類を使用する場合には再乳化形粉末樹脂および単繊維にさらに液体急結剤を併用することが不可欠であった。
ところで、火力発電所などから排出される排気中には粉塵が含有されており、この粉塵を電気的に集塵したものはフライアッシュとして種々の分野に利用され始めている。
フライアッシュは、その大きさなどにより、フライアッシュI類〜フライアッシュIV類に分類されている。このように分類されたフライアッシュはそれぞれ平均粒子径、比表面積などが異なり、セメントと共に使用したときに表在化する特性も著しく異なる。
実用新案登録第3103575号 特開2002-265249号公報
このためフライアッシュを使用するに際しては、上記のように分類されたフライアッシュの中から使用しようとする用途に適合したフライアッシュを選定する必要がある。さらに、その選定したフライアッシュとセメントとの混和物によって発現する特性を補足するための添加剤を吟味して配合する必要がある。
本発明は、フライアッシュII種を含有する新たな用途を提供することを目的としている。すなわち、ラス体を表面に配置した樹脂発泡体に対して、密着性がよく、芯材が樹脂発泡体でありながら不燃性の建築部材を供給することができるセメントモルタルを供給することができる建材用セメントモルタルを提供することを目的としている。
特に本発明は、芯材として樹脂発泡体を使用し、この表面にモルタル層を形成する際のフライアッシュの新たな使用の形態を提供することを目的としている。
本発明の建材用セメントモルタルは、表面にラス体が配置された樹脂発泡体の表面にモルタル層を形成するためのセメント組成物であり、該セメント組成物は、セメント成分100重量部に対して15〜30重量部のフライアッシュII種を含有することを特徴としている。
この建材用セメントモルタルは、さらに再乳化形粉末樹脂を、セメント成分100重量部に対して1〜10重量部の範囲内の量で含有するものであることが好ましい。
ここで上記再乳化形粉末樹脂は、ポリアクリル酸エステル、スチレンブタジエン、エチレン酢酸ビニル、酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステルおよび酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステル/アクリル酸エステルよりなる群から選ばれる少なくとも一種類の樹脂成分を含むものであることが好ましい。
本発明で使用するセメント成分は、早強ポルトランドセメントであることが好ましい。
本発明の建材用セメントモルタルは、表面にラス体が配置された樹脂発泡体の縦面にスプレー塗布する際に用いるモルタルを形成するためのセメント組成物であることが好ましい。
ここで塗設する際のモルタル層の平均厚さは、通常は2〜20mmの範囲内にある。
本発明においては樹脂発泡体に対してラス体がステープルで固定されていることが好ましい。
本発明の建材用セメントモルタルを用いることにより、樹脂発泡体の表面にラス体を伴ってモルタル層が形成され、このモルタル層が火炎を遮断する。
本発明において、樹脂発泡体は、板状発泡ポリスチレン、特に発泡倍率が20〜40倍の範囲内にある板状発泡ポリスチレンであることが好ましい。
本発明の建材用セメントモルタルは、セメント成分100重量部に対してフライアッシュII種を15〜30重量部含有しており、この組成物を用いて形成したモルタル層は、表面にラス体を配置した樹脂発泡体に対して非常に高い密着度を示す。即ち、例えば、芯材として樹脂発泡体としてポリスチレン発泡体を用いて、このポリスチレン発泡体の全周にラス体を配置し、この全表面にモルタル層を形成することにより、軽量建築材料として使用することができる。このときモルタル層は、モルタルをガン吹きあるいは鏝塗りすることにより形成することができるが、本発明の建材用セメントモルタルとして好適には早強ポルトランドセメントを使用し、このセメント成分中に所定量のフライアッシュII種を配合することにより、セメントモルタルが、表面にラス体を配置したポリスチレン発泡体に対して強固に食いつき、安定なモルタル層を形成することができる。
特にモルタル層を塗設する面が、平面に対して垂直な面、即ち縦面であっても2〜20mmの厚さのモルタル層を安定して形成することができる。
さらに、このモルタル層の有する特性は、本発明のセメントモルタルに特定の再乳化形粉末樹脂を配合することにより、より顕著になる。
このように本発明の建材用セメントモルタルは、フライアッシュII種を特定量用いることにより、フライアッシュセメントI種よりも、表面にラス体を配置した樹脂発泡体表面に強固なモルタル層を形成することができる。
こうして形成されたモルタル層は強固な遮炎層となり芯材である樹脂発泡体を火炎から保護するので、本発明の建材用セメントモルタルからなるモルタル層で囲繞された芯材を含む軽量建築部材は難燃性を有するようになる。
このように本発明によれば、表面にラス体を配置した芯材である樹脂発泡体の表面に、フライアッシュII種を用いて芯材を火炎から保護するモルタル層を形成することができる。このようなモルタル層の特性は、フライアッシュII種の有する特性を利用するものであり、本発明によりフライアッシュII種の新たな用途が提供される。
図1は、本発明の建材用セメントモルタルを用いて形成した軽量建築材料の構成の例を示す部分切り欠き斜視図である。 図2は、本発明の建材用セメントモルタルを用いて形成した軽量建築材料を縦筋および横筋を有するセメント層を介して二層重ねた建築用構造体の構造の例を示す部分切り欠き斜視図である。
次に本発明の建材用セメントモルタルについて図面を参照しながらさらに詳細に説明する。
本発明の建材用セメントモルタルは、表面にラス体が配置された樹脂発泡体の表面にモルタル層を形成するための組成物である。
図1に示すように、芯材10として樹脂発泡体が配置されており、この芯材10である樹脂発泡体の全周面は金属製のラス体11および樹脂製のラス体12で囲繞されている。
芯材10である樹脂発泡体は、連続発泡を成形することができる樹脂であることが、好ましく、このような連続発泡可能な樹脂の例としては、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニルおよびポリウレタンを挙げることができる。これらの中でもポリスチレンを用いることが好ましい。
例えばポリスチレンを用いて連続発泡で成形体(シート)を製造する場合には、ポリスチレンを、加熱下に、高剪断応力を付与しながら発泡剤を混入する。ここで使用される発泡剤としては、樹脂の溶融温度で気化する沸点を有する有機系発泡剤を使用することが好ましい。
例えばポリスチレンの場合、フッ素系発泡剤、塩素系発泡剤および炭化水素系発泡剤などを使用することができる。これらは単独で或いは組み合わせて使用することができる。本発明においては、環境負荷の少ない炭化水素系発泡剤を使用することが好ましい。特に炭化水素系発泡剤の中でも、n-ブタンおよび/またはiso-ブタンを使用することが好ましい。本発明ではn-ブタンおよびiso-ブタンは任意の割合で高剪断ロールを用いて溶融しているポリスチレン中に配合することができる。
上記のようにして発泡剤が配合されたポリスチレン樹脂は、予備ローラで加熱されながら主ローラを通過することにより発泡する。
本発明の建材用セメントモルタルを用いて軽量建築材料の芯材を形成するためには、通常は、20〜60倍、好ましくは20〜40倍、より好ましくは30〜35倍の発泡倍率になるように主ローラの温度および圧力を調整する。
芯材の厚さは、得ようとする軽量建築部材1の厚さに対応して適宜設定することができるが、良好な断熱性および自己形態支持性を有するようにするためには、通常は20〜100mm、好ましくは30〜70mmの範囲内に設定される。上記範囲を逸脱して芯材が薄いと全周面にモルタル層を形成したとしても自己形態保持力が充分ではなく、また断熱性能に関しても充分な効果が得られないことがある。また、上限値を超えて厚いと、この軽量建築部材を用いて形成された建築物の壁面などが厚くなりすぎて実用性を欠く。
また、ここで形成される軽量建築材料の芯材の幅は、次の工程で切断により調整することもできるが、この発泡成形の際に調整してもよく、通常は250〜700mm、好ましくは300〜600mmの範囲内で調整される。
上記のようにして連続的に製造された芯材は、冷却工程を経て、次の工程で所望の長さに切断される。芯材の長さに特に制限はなく、通常の使用に対応することができるように例えば、600〜5000mmの範囲内の長さに調整される。
上記のようして得られた芯材には発泡剤が残存しているので、残留発泡剤を空気と置換させる為に、1日〜4週間程度養生する工程を設けることが好ましい。
上記のように好ましくは養生工程が終了した後の芯材10を金属製のラス体11および樹脂製のラス体12で囲繞する。
ここで用いるラス体として樹脂発泡体を最初に囲繞するラス体としては目開き5〜30mm程度の金属製のラス体を用いることが好ましい。このような金属製のラス体は、樹脂発泡体の発泡倍率が上記の範囲内にあれば、芯材である樹脂発泡体にステープル等の係止手段で安定に係止することができる。
このように樹脂発泡体からなる芯材の表面を金属製のラス体11で囲繞し、その外側を樹脂製のラス体12を配置することが好ましい。樹脂製のラス体12は、金属製のラス体11の周囲に通常は少なくとも一周、好ましくは二〜五周囲繞するように配置する。
ここで使用される樹脂製のラス体は天然樹脂あるいは合成樹脂網状体からなるラス体12を使用することが好ましい。特に合成樹脂は特性の変動が少なく、本発明ではラス体12として合成樹脂からなる網状体を使用することが好ましい。
ここでラス体12としては、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリスチレン、ポリエーテル、ポリエステルおよびポリアミドイミドなど種々の樹脂を使用することができるが、このラス体12が強いアルカリ性を有するモルタルと一体化されることから、耐アルカリ性の合成樹脂を使用することが好ましい。特に本発明では直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)および低密度ポリエチレン(LDPE)などのポリエチレンあるいはポリプロピレンなどのポリオレフィンをラス体を形成する樹脂として使用することが好ましい。ラス体12は撚糸であっても単独フィラメントの集合体であってもよい。また、ラス体は上記のような合成樹脂が複合した繊維から形成されていても良いし、天然樹脂と合成樹脂とから形成されていてもよい。さらには、ラス体として耐アルカリガラスを使用することもできる。
本発明で使用する樹脂製のラス体12としては、上記のような樹脂からなる目開きが通常は1〜50mm、好ましくは4〜40mmの網状体であることが望ましい。特に撚糸から形成された網状体を用いることにより、撚糸内部にまでモルタルが浸潤して撚糸からなる網状体と一体化物を形成するので、樹脂製のラス体12を伴ったモルタル層14が剛直な構造を形成しこのモルタル層14の強度が高くなる。
この樹脂製のラス体12は、芯材10の全周囲を囲繞していてもよいし、芯材10の表面に配置されているだけでもよいが、芯材10の全周囲を囲繞していることが好ましい。このようにして芯材10の表面を金属製のラス体11で囲繞し、この上から樹脂製のラス体12をステープル等の係止手段によって芯材10の表面に固定されていてもよい。但し、金属製のラス体11および樹脂製のラス体12を芯材10の表裏面を貫通する部材で係止すると、係止する部材によって芯材10の表裏面で冷橋が形成され、冷橋が形成されている部分の壁の温度が他の部分と異なることがあり、例えば屋外の温度が低く、室内が暖かな冬期には、冷橋が形成されている室内の壁部分の温度が下がり、結露を生ずることがある。また、夏期は室内を冷房することから屋外の冷橋が形成されている部分で結露が生ずることがある。
こうした結露は長期間の間に軽量建築部材表面のモルタル層に亀裂を発生させるなど、劣化の原因ともなる。
従って、本発明においては、ステープル等のような芯材の表裏面を貫通しない係合部材で芯材10の表面に金属製のラス体11および樹脂製のラス体12を固定することが好ましい。ここで好適に使用されるステープルはコの字型の金属針で、発泡倍率が20〜60倍の樹脂発泡体に対しては充分に金属製のラス体11および樹脂製のラス体12の係止能力がある。
なお、上記は芯材10の表裏面部分について中心に説明したが、芯材10の側面部16同士、上下面18に対しても上記と同様にすることができる。
なお、金属製のラス体11と樹脂製のラス体12とは、互いに接していてもよいが、図1および2に示すように、金属製のラス体11と樹脂製のラス体12との間にはモルタル層が存在していてもよい。
本発明では上記のように、芯材10の全周囲に金属製のラス体11および樹脂製のラス体12を配置した後、樹脂製のラス体12の上からセメントモルタルを塗設して金属製のラス体および樹脂製のラス体12を伴ったモルタル層14を形成してもよいし、芯材10の全周囲に金属製のラス体11を配置した後、樹脂製のラス体12を配置しながらセメントモルタルを塗設して金属製のラス体および樹脂製のラス体12を伴ったモルタル層14を形成してもよい。
本発明の建材用セメントモルタルは、セメント成分100重量部に対して15〜30重量部、好ましくは20〜30重量部、より好ましくは20〜25重量部のフライアッシュII種を含有している。
本発明において、セメント成分は、通常市販されている普通あるいは早強などの各種ポルトランドセメント、スラグセメントなどから供給されるセメント成分である。特に早強ポルトランドセメントが好ましい。
本発明で使用するフライアッシュII種は、火力発電所などで石炭を燃焼した際に発生する煙に中に含まれる微細な粉末であり、電気集塵機などを用いて収集されたものであり、このフライアッシュII種は、通常は、SiO2を40〜75重量%、Al2O3を15〜35重量%、Fe2O3を2〜20重量%、MgOを1〜3重量%、CaOを1〜10重量%の範囲内の量で含有している。このフライアッシュII種の密度は1.95以上であり、JIS-M-8819またはJIS-R-1603に従って測定した強熱残量は通常は5.0重量%以下、好ましくは10重量%を超え5.0重量%以下であり、網ふるい法によって測定された45μmふるい残分は通常は40重量%以下、好ましくは10重量%を超え40重量%以下であり、プレーン方法により測定した比表面積は通常は2500cm2/g以上、好ましくは2500cm2/g以上5000cm2/g未満である。
本発明の建材用セメントモルタルでは、所定量の上記フライアッシュII種を必須成分として配合するものであり、さらに本発明の建材用セメントモルタルには、樹脂成分が配合されていることが好ましい。
本発明において、樹脂成分としては再乳化形粉末樹脂を用いることが好ましい。このような再乳化形粉末樹脂は粉体であり水を加えない限りモルタルとの硬化体を形成することがなく、従って、セメント成分と、フライアッシュII種と、再乳化形粉末樹脂とを粉の状態で均一に混合し、こうして調製された混合物に水を加えて混練することにより任意の粘度のセメントモルタルを形成することができる。
このような再乳化形粉末樹脂は、通常はポリアクリル酸エステル、スチレンブタジエン、エチレン酢酸ビニル、酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステル、酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステル/アクリル酸エステルなどを主成分とする粉末状の樹脂である。これらの粉末状の樹脂は単独で或いは組み合わせて使用することができる。
このような再乳化形粉末樹脂は、セメント成分100重量部に対して1〜20重量部の範囲内の量で使用することが好ましい。
このように再乳化形粉末樹脂を使用することにより、フライアッシュII種とこの再乳化形粉末樹脂とが共同して樹脂発泡体、特にポリスチレン芯材10およびこの芯材表面の全周を囲繞する金属製のラス体11および樹脂製のラス体12を介して樹脂発泡体、特に発泡ポリスチレンに対する接着状態が著しく改善される。
本発明の建材用セメントモルタルは、上記のようにセメント成分と、フライアッシュII種と、必要により再乳化形粉末樹脂とからなり、これらの成分を混合して混和物を形成し、この混和物に水を加えて混練することによりセメントモルタルを形成することができる。
上記のように形成されるセメントモルタルは、吹付けガンを用いて吹付ける場合と、鏝を用いて塗設する場合があり、ガン吹き塗装する場合には水/セメント比は20%〜40%の範囲内にするのがよく、鏝を用いて塗設する場合には23%〜35%の範囲内にするのがよい。
上記のようなセメントモルタルを用いて樹脂発泡体の表面にモルタル層を形成するに際しては通常のモルタル吹き装置あるいは鏝を用いることができるし、通常のモルタル吹き装置を用いてモルタル層を形成した後、表面を鏝でならすなど両者を併用することもできるのは勿論である。
このようにして形成されるモルタル層の厚さは通常は1〜25mm、好ましくは2〜20mmである。このようなモルタル層はラス体で囲繞された芯材の表裏面は勿論、樹脂発泡体の両側面および上下面にも形成される。
上記のように表面にラス体を配した樹脂発泡体からなる芯材の全周囲を、フライアッシュII種を含有するセメントモルタルで囲繞することにより、得られる囲繞体を不燃性にすることができる。
このような厚さのモルタル層を形成することにより、芯材である樹脂発泡体、特に、ポリスチレン発泡体にラス体が囲繞されたポリスチレン樹脂発泡体に対して非常に高い親和性を示し、強固な板状体の軽量建築部材を形成することができる。
しかも全周囲がモルタル層で覆われているので、吸水性はほとんどなく、耐水性が高く、しかも樹脂発泡体が露出していないので樹脂発泡体を好んで浸食するシロアリの害を受けない軽量建築部材を得ることができる。そして、このような軽量建築部材を用いて建築物を構築した際には、シロアリの害を受けない建築物を構築することができる。
そして、上記のようにして形成された軽量建築部材は、外観はモルタルであるけれども芯材は樹脂発泡体であり、非常に軽量であり、通常は500kg/m3以下、好ましくは500〜100kg/m3の範囲内の密度を有しており、人力でも作業をすることができ、狭い路地などで重機が使用できない場所であっても容易に使用することができる。
本発明の建築用セメントモルタルを用いて形成された軽量建築部材の曲げ強度は、軽量建築部材の長さ方向の中心点から両側に500mm離間した位置に断面円形の支持基台を配置し、この支持基台に試験しようとする軽量建築部材を、中心点が支持基台の中心に位置するように載置し、軽量建築部材の中心点に25kgの荷重を順次加えることにより、この軽量建築部材が破断したときの荷重をこの軽量建築部材の強度とした。なお、最大荷重は250kgとした。
以下に示す実施例で明らかなようにこうして形成された軽量建築部材は250kgの荷重を加えても破断することがなく、非常に優れた機械的強度を有している。
従って、本発明の建材用セメントモルタルを用いて形成された軽量建築部材は、建築物の壁構造物、床構造物、屋根構造物、天井構造物などの躯体として好適に使用することができる。
本発明の建材用セメントモルタルを用いて形成された軽量建築部材1はそのまま使用することもできるが、図2に示すように、二個の軽量建築部材(角柱体)1,1を多数の横筋22および縦筋24を配置した中間層20を介して積層することにより形成される構造体2として使用することができる。
前記構造体2は、上記のようにして得られた軽量建築部材1を二枚用意する。この軽量建築部材(角柱体)1は樹脂発泡体を芯材10とし、その全周表面にラス体11および12を配置し、このようにしてラス体11および12が配置された芯材である樹脂発泡体の表面にラス体11および12を伴ってモルタル層14が形成された部材である。
この軽量建築部材1の一方の面に中間層20としてセメントモルタル層を形成する。ここで使用するセメントモルタルは、上記軽量建築部材1の形成に使用したモルタルであっても良いが、得られる構造体により高い強度を付与するために水/セメント比の低いセメントモルタルを使用することが好ましい。ここで使用することができるセメントモルタルの水/セメント比は、通常は20%〜30%の範囲にして軽量建築部材1を製造したときよりも堅めのセメントモルタルにすることが好ましい。このセメントモルタルには細骨材などを配合してこのセメントモルタルが一定の形状を保持するようにすることが好ましい。
上記のようにして軽量建築部材(角柱体)1の一方の面にセメントモルタル層(中間層の半分の層)を形成した後、このセメントモルタル層表面に横筋22および縦筋24を載置する。ここで使用する横筋22および縦筋24は、この縦筋および横筋によって前記構造体2の強度を著しく向上させようと同時に、軽量建築部材(角柱体)1の強度を補強しつつ、二枚の角柱体1を中間層20でサンドイッチすることによって形成された構造体2を縦横に連結するために主として使用されるものである。
上記のようにして横筋22および縦筋24を配置した後、上記と同様にしてセメントモルタル層を塗設して横筋22および縦筋24を中間層20内に埋設させる。
こうした用途の差から、中間層に使用する横筋および縦筋の直径は、通常は1.5〜10mm、好ましくは2〜7.4mm、さらに好ましくは2〜5mmである。
また、縦筋および横筋は、所定の幅で配置されており、通常は縦筋および横筋の幅は5〜20cm、好ましくは7〜15cmである。
上記のようにして中間層20を形成する半分のセメントモルタル層の表面に横筋22および縦筋24を配置し、この横筋22および縦筋24の上から中間層20の残り半分のセメントモルタル層を塗布設置し、横筋22および縦筋24が中間層であるセメントモルタル層に埋没して一体化した中間層20を形成する。
このようにして中間層20を形成した後、もう一方の軽量建築部材(角柱体)1を中間層20の表面に配置して押圧し、軽量建築部材(角柱体)1/中間層20/軽量建築部材(角柱体)1がこの順序で積層された構造体2を形成する。このようにして形成される中間層20の厚さは通常は2〜20mm、好ましくは4〜15mmの範囲内にある。このような厚さのセメントモルタル層と横筋および縦筋とを有することにより、構造体2の強度が著しく向上する。また、この中間層20には樹脂発泡体は含有されていないので、延焼が著しく激しい場合であってもこの中間層20は完全な防火壁となる。
このようにして形成された構造体2の厚さは軽量建築部材1一枚の厚さが、通常は22〜150mmであり、この軽量建築部材1の二枚の厚さで44〜300mm、これに中間層の厚さ2〜20mmであるから、合計で46〜320mm程度の厚さになる。
こうして形成された構造体は、軽量建築部材を形成する芯材が樹脂発泡体であり、その全周囲をラス体を伴ってモルタル層が形成された構成を有しており、芯材の周囲に配置されたモルタル層が非常に高い不燃性を有するので、この軽量建築部材自体が高い不燃性を有すると同時に、ラス体を伴って硬化したモルタル層が芯材である樹脂発泡体に非常に高い機械的強度を付与する。
このような特性を有するにも拘わらず、この軽量建築部材を用いて製造された構造体は非常に軽量であり、重機の入れないような狭い作業現場においても人力で組み立てが可能である。
また、冷橋の発生の原因となる、芯材を貫通する締結具、孔などは形成されていないので、冷橋の形成による結露が発生することはなく、長期間建築物を好適な条件で維持することができる。
また、このようにして形成された軽量建築部材は、全周囲がモルタル層で覆われて、樹脂発泡体が露出していないので、シロアリ被害を受けることもない。
さらに、本発明によればフライアッシュII種の新たな利用の途を開くことができる。
次に本発明の実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが本発明はこれらによって限定されるものではない。
〔実施例1〕
〔試験片の製造1〕
芯材の長さが1800mm、幅が260mm、厚さが50mmの発泡ポリスチレン製芯材を以下のようにして作成した。
ポリスチレン使用量に対して5重量%の発泡剤(使用;n-ブテン:iso-ブテン重量比=1:1)を使用し、発泡温度170〜190℃、発泡倍率20倍で発泡させ、7日間養生した。
これとは別に、早強ポルトランドセメントを使用し、この早強ポルトランドセメント100重量部に対して30重量部の第II種フライアッシュを加えると共に再乳化形樹脂5重量部を加えてよく混合し、鏝塗り可能な程度になるように水/セメント比が30%になるように水を加えて混練しセメントモルタルを調製した。
上記の発泡ポリスチレン製芯材に目開20mmの金属ラス体を巻き付け、端部をステープラーで発泡ポリスチレン製芯材に対して打ち込んで固定した。側面および上下面に対しても同様に行ってラス体を発泡ポリスチレン芯材に対して固定した。
上記のようにして得られた全体が金属ラス体で囲繞された発泡ポリスチレン芯材の周囲に目開き5mmのポリエチレン製ラスを、上記セメントモルタルを厚さ5mmになるように塗布しながら巻回し、養生する工程を三回行い、その後10日間養生させて軽量建築部材を作成した。
こうして得られた軽量建築部材は、芯材の全周にわたって厚さ30mmの、ラス体を伴ったモルタル層が形成されており、ポリスチレン芯材が露出している部分は存在していない。
上記のようにして養生した後の軽量建築部材を、その長手方向の中心から500mmの幅離間させた二本の断面円形のスペーサーバー(幅:1000mm)に乗せ、中心部分に上方から25kg〜250kgの荷重を加えたが、軽量建築部材は破損せず、建築材料として充分な強度を有していることが確認された。
また、得られた軽量建築部材を1分間火に翳したが発火および芯材であるポリスチレン発泡体のメルトダウン、さらには軽量建築部材の崩壊などは認められなかった。
1・・・軽量建築部材
2・・・構造体
10・・・芯材
11・・・金属製のラス体
12・・・樹脂製のラス体
14・・・モルタル層
16・・・(モルタル)側面層
18・・・(モルタル)上下面層
20・・・中間層
22・・・横筋
24・・・縦筋

Claims (9)

  1. 表面にラス体が配置された樹脂発泡体の表面にモルタル層を形成するためのセメントセメントモルタルであり、該セメントモルタルは、セメント成分100重量部に対して15〜30重量部のフライアッシュII種を含有することを特徴とする建材用セメントモルタル。
  2. 上記ラス体が、樹脂発泡体の表面を囲繞する金属製のラス体およびこの金属製のラス体の周囲に配置された樹脂製のラス体であることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
  3. 上記セメントモルタルが、再乳化形粉末樹脂を、セメント成分100重量部に対して1〜10重量部の範囲内の量で含有することを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
  4. 上記再乳化形粉末樹脂が、ポリアクリル酸エステル、スチレンブタジエン、エチレン酢酸ビニル、酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステルおよび酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステル/アクリル酸エステルよりなる群から選ばれる少なくとも一種類の樹脂成分を含むことを特徴とする請求項3に記載の建材用セメントモルタル。
  5. 上記セメント成分が、早強ポルトランドセメントであることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
  6. 上記樹脂発泡体に対してラス体がステープルで固定されていることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
  7. 上記樹脂発泡体の表面にラス体を伴ってモルタル層が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
  8. 上記樹脂発泡体が、板状発泡ポリスチレンであることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
  9. 上記板状発泡ポリスチレンの発泡倍率が20〜40倍の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の建材用セメントモルタル。
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