JP2016147747A - マンコンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】床板を取り外す際の作業性を向上させることができるマンコンベアを提供する。
【解決手段】マンコンベアは、床板16、閉塞体20及び押付部材21を備える。床板16は、乗降口5に設けられる。床板16に、貫通孔16aが形成される。閉塞体20は、貫通孔16aを下方から塞ぐ。押付部材21は、閉塞体20を上方に押し付ける。閉塞体20は、下方に押し付けられると上面が床板16の下面より下方に位置するように押付部材21の押付力に抗して移動する。閉塞体20は、下方に押し付けられる力が除かれると押付部材21の押付力によって貫通孔16aを塞ぐ位置に配置される。
【選択図】図7

Description

この発明は、マンコンベアに関する。
特許文献1の図8に、乗降口に床板が備えられたマンコンベアが記載されている。特許文献1の図8に記載されたマンコンベアでは、床板に形成されたねじ孔に化粧ねじが取り付けられる。床板を外す時は、先ず化粧ねじを取り外す。次に、着脱工具の先端を床板に形成されたねじ孔にねじ込み、着脱工具を床板に固定する。着脱工具を上方に引っ張ることにより、床板を取り外す。
特開2008−127146号公報
特許文献1の図8に記載されたマンコンベアでは、床板を外す際に、着脱工具の先端を床板に形成されたねじ孔にねじ込む必要がある。着脱工具を何回も回転させなければ着脱工具を床板に固定することができず、作業性が悪いといった問題があった。また、床板の下方には、電動機及びスプロケット等の機器が備えられる。床板から取り外した化粧ねじを落としてしまうと、化粧ねじがこれらの機器に挟まる恐れがある。このため、化粧ねじを紛失した場合は、その化粧ねじが見つかるまで保守作業を中断しなければならず、作業性が著しく悪化するといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、床板を取り外す際の作業性を向上させることができるマンコンベアを提供することである。
この発明に係るマンコンベアは、乗降口に設けられ、貫通孔が形成された床板と、貫通孔を下方から塞ぐ閉塞体と、閉塞体を上方に押し付ける押付部材と、を備える。閉塞体は、下方に押し付けられると上面が床板の下面より下方に位置するように押付部材の押付力に抗して移動し、下方に押し付けられる力が除かれると押付部材の押付力によって貫通孔を塞ぐ位置に配置される。
この発明に係るマンコンベアは、乗降口に設けられ、第1貫通孔が形成された床板と、床板に設けられ、上部が第1貫通孔に配置され、上部に第2貫通孔が形成された受け箱と、第2貫通孔を下方から塞ぐ閉塞体と、閉塞体を上方に押し付ける押付部材と、を備える。閉塞体は、下方に押し付けられると上面が受け箱の上部の下面より下方に位置するように押付部材の押付力に抗して移動し、下方に押し付けられる力が除かれると押付部材の押付力によって第2貫通孔を塞ぐ位置に配置される。
この発明に係るマンコンベアであれば、マンコンベアの床板を取り外す際の作業性を向上させることができる。
この発明の実施の形態1におけるマンコンベアを示す断面図である。 下部の乗降口を示す図である。 図2のA−A断面を示す図である。 図2のB−B断面を示す図である。 床板を取り外す際に使用される取り外し工具を示す図である。 取り外し工具を用いて床板を取り外す作業を説明するための図である。 取り外し工具を用いて床板を取り外す作業を説明するための図である。 既設のマンコンベアの要部を示す断面図である。 閉塞装置の他の例を示す図である。 図9に示す閉塞装置を図9のC方向から見た図である。 この発明の実施の形態2におけるマンコンベアの要部を示す断面図である。 取り外し工具を用いて床板を取り外す作業を説明するための図である。 この発明の実施の形態3におけるマンコンベアの要部を示す断面図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるマンコンベアを示す断面図である。図1は、マンコンベアの一例として、上下階床間の移動の際に利用されるエスカレータを示す。本発明は、動く歩道にも適用できる。動く歩道といったマンコンベアの他の例については、具体的な説明を省略する。
エスカレータのトラス1は、建物の上下階床間に掛け渡される。トラス1は、エスカレータの自重及び積載荷重を支持する。エスカレータの乗客は、上下階床間を移動する際にステップ2に乗る。ステップ2は、ステップチェーン3に連結される。ステップチェーン3は、無端状に形成される。多数のステップ2がステップチェーン3に連結されることにより、上部の乗降口4から下部の乗降口5に渡ってステップ2が隙間無く配置される。
乗降口4の下方に、上部の機械室6が設けられる。機械室6は、トラス1の上端部に形成された空間である。機械室6に、例えば駆動電動機7、減速機8及び制御装置9が備えられる。また、機械室6に設けられた軸にスプロケット10が設けられる。
駆動電動機7は、ステップ2を駆動するための駆動力を発生させる。減速機8は、駆動電動機7の出力を減速し、チェーンを介してスプロケット10が設けられた軸を回転させる。ステップチェーン3は、ステップ駆動用のスプロケット10に巻き掛けられる。スプロケット10が軸とともに回転することにより、ステップ2が乗降口4及び乗降口5間を循環移動する。
機械室6の上方は、床板11によって塞がれる。このため、エスカレータの乗客は機械室6の内部を見ることはできない。床板11は、例えばトラス1に固定される。床板11の上面は平坦である。床板11の上面は、乗降口4の床面を形成する。エスカレータの乗客は、ステップ2に乗る時或いはステップ2から降りる時に床板11の上方を通過する。床板11の先端部に櫛12が設けられる。櫛12の先端部は、ステップ2の上面に形成された溝の間に配置される。
乗降口5の下方に、下部の機械室13が設けられる。機械室13は、トラス1の下端部に形成された空間である。機械室13に、例えば張力装置14が備えられる。また、機械室13に設けられた軸にスプロケット15が設けられる。ステップチェーン3は、機械室13においてスプロケット15に巻き掛けられる。張力装置14によってステップチェーン3に一定の張力が付与される。
機械室13の上方は、床板16によって塞がれる。このため、エスカレータの乗客は機械室13の内部を見ることはできない。床板16は、例えばトラス1に固定される。床板16の上面は平坦である。床板16の上面は、乗降口5の床面を形成する。エスカレータの乗客は、ステップ2に乗る時或いはステップ2から降りる時に床板16の上方を通過する。床板16の先端部に櫛17が設けられる。櫛17の先端部は、ステップ2の上面に形成された溝の間に配置される。
図2は下部の乗降口5を示す図である。図3は図2のA−A断面を示す図である。図4は図2のB−B断面を示す図である。
乗降口5に設けられた床板16に、貫通孔16aが形成される。図2から図4に示す例では、貫通孔16aは長方形状を呈する。床板16に、閉塞装置18が設けられる。閉塞装置18は、貫通孔16aを塞ぐための装置である。図2から図4に示す閉塞装置18は、例えば受け箱19、閉塞体20及び押付部材21を備える。
受け箱19は、上方が開口する箱状を呈する。受け箱19に形成されたこの開口は、貫通孔16aより大きい。受け箱19は、この開口が貫通孔16aに下方から対向するように床板16に設けられる。図3及び図4は、受け箱19の上縁部19aが床板16の下面に溶接固定される例を示す。受け箱19を床板16に固定する方法は溶接に限定されない。
閉塞体20は、貫通孔16aを下方から塞ぐための部材である。閉塞体20は、例えば基部20aと突出部20bとを備える。基部20aは、受け箱19の内部に配置される。基部20aは、例えば受け箱19の内壁に沿って上下に移動する。基部20aは、貫通孔16aを通過することができない形状を有する。このため、基部20aが受け箱19の内部で最も高い位置に配置されると、基部20aの上面が床板16の下面に接触する。突出部20bは、基部20aの上面から突出する。突出部20bは、貫通孔16aより一回り小さい形状を有する。このため、基部20aが受け箱19の内部で最も高い位置に配置されると、突出部20bは、貫通孔16aの内部に配置される。この時、突出部20bの上面は、例えば床板16の上面と同じ高さに配置される。
押付部材21は、閉塞体20を上方に押し付ける。押付部材21は、例えば、ばね等の弾性体からなる。押付部材21は、例えば、受け箱19の内部に配置される。押付部材21は、閉塞体20の下面と受け箱19の底面との間に配置される。押付部材21が受け箱19の内部に配置されることにより、閉塞体20に外力が作用しなければ、閉塞体20は貫通孔16aを塞ぐ位置に配置される。即ち、閉塞体20の基部20aは、受け箱19の内部で最も高い位置に配置される。
上部の乗降口4の構成は下部の乗降口5の構成と同様である。即ち、乗降口4に設けられた床板11に、貫通孔16aと同様の貫通孔が形成される。また、床板11に、閉塞装置18と同様の閉塞装置が設けられる。床板11に形成された上記貫通孔及び床板11に設けられた閉塞装置に関しては、詳細な説明を省略する。
次に、図5から図7も参照し、床板16を取り外す作業について説明する。なお、床板11を取り外す作業は床板16を取り外す作業と同様であるため、具体的な説明を省略する。
図5は、床板16を取り外す際に使用される取り外し工具22を示す図である。取り外し工具22は、例えば軸23、ハンドル24及び引き上げ部25を備える。軸23及びハンドル24は、それぞれ棒状の部材からなる。軸23の一方の端部に、ハンドル24の中央部が固定される。軸23及びハンドル24から構成される部分は、全体としてT字状を呈する。
軸23の他方の端部に、引き上げ部25が固定される。引き上げ部25は、貫通孔16aより一回り小さい形状を有する。引き上げ部25は、その向きを貫通孔16aの向きに合わせれば貫通孔16aを通過できる形状である。図5に示す例では、引き上げ部25は、軸23の軸方向から見て貫通孔16aより一回り小さい長方形状を呈する。具体的に、引き上げ部25は直方体状を呈する。
図6及び図7は、取り外し工具22を用いて床板16を取り外す作業を説明するための図である。図6及び図7は、図2のA−A断面に相当する。
取り外し工具22を用いて床板16を取り外す場合、作業者は、取り外し工具22を立てた状態で持ち、引き上げ部25を貫通孔16aの真上の位置に合わせる。次に、引き上げ部25の下面で閉塞体20の上面を押し、引き上げ部25が貫通孔16aを通過するように取り外し工具22を下方に移動させる。閉塞体20は、一定以上の力で下方に押し付けられると押付部材21の押付力に抗して下方に移動する。図6は、閉塞体20の上面が床板16の下面より下方に位置するように取り外し工具22によって閉塞体20が押し込まれた状態を示す。
図6に示すように引き上げ部25の上面が床板16の下面より低い位置に配置されると、作業者は、ハンドル24を回して軸23を中心に引き上げ部25を90°回転させる。図7は、図6に示す状態から引き上げ部25が90°回転した状態を示す。
上述したように、貫通孔16aは長方形状を呈する。引き上げ部25は直方体状を呈する。このため、図6に示す状態から引き上げ部25を90°回転させると、引き上げ部25の両方の端部が床板16の貫通孔16aを形成する縁部の直下に配置される。図7に示す状態から取り外し工具22を上方に移動させると、床板16の貫通孔16aを形成する縁部に引き上げ部25の両方の端部が掛かり、床板16をトラス1から取り外すことができる。床板16を取り外した後は、引き上げ部25を再度90°回転させてから取り外し工具22を引き抜けば、取り外し工具22を床板16から外すことができる。閉塞装置18の閉塞体20は、下方に押し付けられる力が取り除かれると、押付部材21の押付力によって貫通孔16aを塞ぐ位置に配置される。
上記構成を有するマンコンベアであれば、取り外し工具22によって閉塞体20を押し込んだ後、取り外し工具22を90°回転させて引き上げれば、床板16を取り外すことができる。このため、床板16を取り外す際の作業性を向上させることができる。また、床板16を取り外す作業においてねじ等の部材を紛失する恐れはない。
次に、既設のマンコンベアを改修する方法について説明する。
図8は、既設のマンコンベアの要部を示す断面図である。以下においては、一例として、図2に示す乗降口5が改修前に図8に示す状態であったものとして説明を行う。なお、図8は、床板16のうち、改修後に貫通孔16aが形成される部分に相当する部分の断面を示す。
改修前の床板16には、貫通孔16bが形成されている。また、床板16の下面に、貫通孔16bの位置に合わせてナット26が固定される。ナット26は、例えば床板16に溶接固定される。ナット26に、貫通孔16bを貫通した化粧ねじ27がねじ込まれる。
改修前のマンコンベアでは、床板16を外す時は、先ず化粧ねじ27をナット26から取り外す。次に、着脱工具(図示せず)の先端を床板取り外し用のねじ孔にねじ込み、着脱工具を床板16に固定する。着脱工具を上方に引っ張ることにより、床板16を取り外す。なお、床板取り外し用のねじ孔は、ナット26に形成されたねじ孔である。
このような構成のマンコンベアを改修する場合は、先ず、化粧ねじ27をナット26から取り外す。次に、床板16のうち、床板取り外し用のねじ孔が形成された部分に、例えば幅L1を有する貫通孔16aを形成する。貫通孔16aは、床板取り外し用のねじ孔より大きい孔である。改修前のマンコンベアが図8に示す構成を有する場合は、貫通孔16aの短い方の幅L1がナット26の幅より大きいことが好ましい。
次に、床板16に形成された貫通孔16aを下方から塞ぐように閉塞体20を配置し、閉塞体20を上方に押し付ける押付部材21を取り付ける。これらの手順は、閉塞装置18を貫通孔16aの位置に合わせて床板16に固定することにより、同時に行うことができる。これにより、既設のマンコンベアを上記機能及び効果を有するマンコンベアに改修することができる。
本実施の形態では、床板16に長方形状の貫通孔16aが形成されている場合について説明した。これは一例である。貫通孔16aは、例えば楕円形状であっても良い。マンコンベアは、以下の構成を有する閉塞装置18を備えても良い。
図9は、閉塞装置18の他の例を示す図である。図9は、図2のA−A断面に相当する断面を示す。図10は、図9に示す閉塞装置18を図9のC方向から見た図である。図9及び図10に示す閉塞装置18は、例えば受け箱28、閉塞体29及び押付部材30を備える。閉塞装置18が上記構成を有する場合、床板16に円形状の貫通孔16cが形成される。
受け箱28は、上面に貫通孔28aが形成された箱状を呈する。貫通孔28aは、例えば楕円形状を呈する。受け箱28の上部は、外形が貫通孔16cより一回り小さい円形状を呈する。受け箱28は、上部が貫通孔16cの内部に配置されるように床板16に設けられる。貫通孔28aは、受け箱28のこの上部に形成される。受け箱28は、例えば上面が床板16の上面と同じ高さに配置される。図9は、受け箱28の鍔部28bが床板16の下面に溶接固定される例を示す。受け箱28を床板16に固定する方法は溶接に限定されない。
閉塞体29は、貫通孔28aを下方から塞ぐための部材である。閉塞体29は、例えば基部29aと突出部29bとを備える。基部29aは、受け箱28の内部に配置される。基部29aは、例えば受け箱28の内壁に沿って上下に移動する。基部29aは、貫通孔28aを通過することができない形状を有する。このため、基部29aが受け箱28の内部で最も高い位置に配置されると、基部29aの上面が受け箱28のうち貫通孔28aを形成する部分の下面に接触する。突出部29bは、基部29aの上面から突出する。突出部29bは、貫通孔28aより一回り小さい形状を有する。突出部29bは、例えば図9のC方向から見て楕円形状を呈する。基部29aが受け箱28の内部で最も高い位置に配置されると、突出部29bは、貫通孔28aの内部に配置される。この時、突出部29bの上面は、例えば床板16の上面と同じ高さに配置される。
押付部材30は、閉塞体29を上方に押し付ける。押付部材30は、例えば、ばね等の弾性体からなる。押付部材30は、例えば、受け箱28の内部に配置される。押付部材30は、閉塞体29の下面と受け箱28の底面との間に配置される。押付部材30が受け箱28の内部に配置されることにより、閉塞体29に外力が作用しなければ、閉塞体29は貫通孔28aを塞ぐ位置に配置される。即ち、閉塞体29の基部29aは、受け箱28の内部で最も高い位置に配置される。
上記構成を有する閉塞装置18であれば、床板16に長方形状或いは楕円形状の孔を開ける必要がない。既設のマンコンベアを改修する場合に特に有効である。上記構成を有する閉塞装置18を用いて既設のマンコンベアを改修する場合は、床板取り外し用のねじ孔(ナット26)が形成された部分に貫通孔16cを形成した後、貫通孔16cを下方から塞ぐように閉塞装置18を取り付ければ良い。
実施の形態2.
図11は、この発明の実施の形態2におけるマンコンベアの要部を示す断面図である。図11は、図2のA−A断面に相当する断面を示す。図11に示す閉塞装置18は、例えば支持体31、閉塞体32及び押付部材33を備える。
支持体31は、例えばブロック状を呈する部材からなる。支持体31は、床板16の下面に設けられる。支持体31は、貫通孔16aに近い位置に配置される。図11は、支持体31が床板16の下面に溶接固定される例を示す。支持体31を床板16に固定する方法は溶接に限定されない。
閉塞体32は、貫通孔16aを下方から塞ぐための部材である。閉塞体32は、例えば基部32aと突出部32bとを備える。基部32aは、一端部が支持体31に対して回転可能に設けられる。基部32aの一端部が支持体31に対して回転可能に設けられることにより、基部32aの他端部は上下方向に移動する。基部32aは、貫通孔16aを通過することができない形状を有する。このため、基部32aの他端部が最も高い位置に配置されると、基部32aの上面が床板16の下面に接触する。突出部32bは、基部32aの上面から突出する。突出部32bは、貫通孔16aより一回り小さい形状を有する。このため、基部32aの他端部が最も高い位置に配置されると、突出部32bは、貫通孔16aの内部に配置される。この時、突出部32bの上面は、例えば床板16の上面と同じ高さに配置される。
押付部材33は、閉塞体32の他端部が上方向に移動するように閉塞体32を押し付ける。押付部材33は、例えば、ばね等の弾性体からなる。押付部材33が備えられることにより、閉塞体32に外力が作用しなければ、閉塞体32は貫通孔16aを塞ぐ位置に配置される。即ち、閉塞体32は基部32aの他端部が最も高い位置に配置される。
上部の乗降口4の構成は下部の乗降口5の構成と同様である。即ち、乗降口4に設けられた床板11に、貫通孔16aと同様の貫通孔が形成される。また、床板11に、上記閉塞装置18と同様の閉塞装置が設けられる。床板11に形成された上記貫通孔及び床板11に設けられた閉塞装置に関しては、詳細な説明を省略する。
図12は、取り外し工具22を用いて床板16を取り外す作業を説明するための図である。図11に示す閉塞装置18が床板16に取り付けられている場合も、実施の形態1で開示した方法と同様の方法によって床板16を取り外すことができる。
例えば、作業者は、取り外し工具22を立てた状態で持ち、引き上げ部25を貫通孔16aの真上の位置に合わせる。次に、引き上げ部25の下面で閉塞体32の上面を押し、引き上げ部25が貫通孔16aを通過するように取り外し工具22を下方に移動させる。閉塞体32は、一定以上の力で下方に押し付けられると押付部材33の押付力に抗して下方に移動する。図12は、閉塞体32の上面が床板16の下面より下方に位置するように取り外し工具22によって閉塞体32が押し込まれた状態を示す。
図12に示すように引き上げ部25の上面が床板16の下面より低い位置に配置されると、作業者は、ハンドル24を回して軸23を中心に引き上げ部25を90°回転させる。図12に示す状態から引き上げ部25を90°回転させると、引き上げ部25の両方の端部が床板16の貫通孔16aを形成する縁部の直下に配置される。その状態で取り外し工具22を上方に移動させると、床板16の貫通孔16aを形成する縁部に引き上げ部25の両方の端部が掛かり、床板16をトラス1から取り外すことができる。床板16を取り外した後は、引き上げ部25を再度90°回転させてから取り外し工具22を引き抜けば、取り外し工具22を床板16から外すことができる。閉塞装置18の閉塞体32は、下方に押し付けられる力が取り除かれると、押付部材33の押付力によって貫通孔16aを塞ぐ位置に配置される。
上記構成を有するマンコンベアであれば、取り外し工具22によって閉塞体32を押し込んだ後、取り外し工具22を90°回転させて引き上げれば、床板16を取り外すことができる。このため、床板16を取り外す際の作業性を向上させることができる。また、床板16を取り外す作業においてねじ等の部材を紛失する恐れはない。
実施の形態3.
図13は、この発明の実施の形態3におけるマンコンベアの要部を示す断面図である。図13は、図2のA−A断面に相当する断面を示す。本実施の形態では、床板16に補強材34が設けられている場合に好適な例を示す。図13に示す閉塞装置18は、例えば支持体35、閉塞体36及び押付部材37を備える。
補強材34は、床板16を補強するために床板16の下面に設けられる。補強材34は、例えば、全体として一直線状を呈する部材からなる。補強材34は、一定の間隔で床板16の下面に配置される。
支持体35は、例えば板状を呈する部材からなる。支持体35は、補強材34に設けられる。支持体35の一部は、貫通孔16aの直下に配置される。図12は、貫通孔16aの両側に設けられた2つの補強材34に跨って支持体35が固定される例を示す。
閉塞体36は、貫通孔16aを下方から塞ぐための部材である。閉塞体36は、例えば基部36aと突出部36bとを備える。基部36aは、床板16の下方に配置される。基部36aは、床板16の下方で上下に移動する。閉塞装置18は、基部36a(閉塞体36)の移動を案内する部材を備えても良い。基部36aは、貫通孔16aを通過することができない形状を有する。このため、基部36aが最も高い位置に配置されると、基部36aの上面が床板16の下面に接触する。突出部36bは、基部36aの上面から突出する。突出部36bは、貫通孔16aより一回り小さい形状を有する。このため、基部36aが最も高い位置に配置されると、突出部36bは、貫通孔16aの内部に配置される。この時、突出部36bの上面は、例えば床板16の上面と同じ高さに配置される。
押付部材37は、閉塞体36を上方に押し付ける。押付部材37は、例えば、ばね等の弾性体からなる。押付部材37は、例えば、閉塞体36の下面と支持体35の上面との間に配置される。押付部材37が備えられることにより、閉塞体36に外力が作用しなければ、閉塞体36は貫通孔16aを塞ぐ位置に配置される。即ち、閉塞体36の基部36aは、最も高い位置に配置される。
上部の乗降口4の構成は下部の乗降口5の構成と同様である。即ち、乗降口4に設けられた床板11に、貫通孔16aと同様の貫通孔が形成される。また、床板11に、閉塞装置18と同様の閉塞装置が設けられる。床板11に形成された上記貫通孔及び床板11に設けられた閉塞装置に関しては、詳細な説明を省略する。
上記構成を有するマンコンベアであっても、取り外し工具22によって閉塞体36を押し込んだ後、取り外し工具22を90°回転させて引き上げれば、床板16を取り外すことができる。このため、床板16を取り外す際の作業性を向上させることができる。また、床板16を取り外す作業においてねじ等の部材を紛失する恐れはない。
各実施の形態では、乗降口4及び乗降口5の双方に閉塞装置を設ける場合について説明した。閉塞装置は、乗降口4又は乗降口5のみに設けても良い。
1 トラス
2 ステップ
3 ステップチェーン
4、5 乗降口
6、13 機械室
7 駆動電動機
8 減速機
9 制御装置
10、15 スプロケット
11、16 床板
12、17 櫛
14 張力装置
16a、16b、16c、28a 貫通孔
18 閉塞装置
19、28 受け箱
19a 上縁部
20、29、32、36 閉塞体
20a、29a、32a、36a 基部
20b、29b、32b、36b 突出部
21、30、33、37 押付部材
22 取り外し工具
23 軸
24 ハンドル
25 引き上げ部
26 ナット
27 化粧ねじ
28b 鍔部
31、35 支持体
34 補強材

Claims (5)

  1. 乗降口に設けられ、貫通孔が形成された床板と、
    前記貫通孔を下方から塞ぐ閉塞体と、
    前記閉塞体を上方に押し付ける押付部材と、
    を備え、
    前記閉塞体は、下方に押し付けられると上面が前記床板の下面より下方に位置するように前記押付部材の押付力に抗して移動し、下方に押し付けられる力が除かれると前記押付部材の押付力によって前記貫通孔を塞ぐ位置に配置されるマンコンベア。
  2. 前記貫通孔より大きな開口を有し、前記開口が前記貫通孔に下方から対向するように前記床板に設けられた受け箱と、
    を備え、
    前記閉塞体は、前記受け箱の内壁に沿って上下に移動し、
    前記押付部材は、前記受け箱の内部に配置され、前記閉塞体の下面と前記受け箱の底面との間に配置された
    請求項1に記載のマンコンベア。
  3. 前記床板の下面に設けられた支持体と、
    を備え、
    前記閉塞体は、一端部が前記支持体に対して回転可能に設けられ、
    前記押付部材は、前記閉塞体の他端部が上方に移動するように前記閉塞体を押し付ける
    請求項1に記載のマンコンベア。
  4. 前記床板の下面に設けられた補強材と、
    前記補強材に設けられた支持体と、
    を備え、
    前記押付部材は、前記閉塞体の下面と前記支持体の上面との間に配置された請求項1に記載のマンコンベア。
  5. 乗降口に設けられ、第1貫通孔が形成された床板と、
    前記床板に設けられ、上部が前記第1貫通孔に配置され、前記上部に第2貫通孔が形成された受け箱と、
    前記第2貫通孔を下方から塞ぐ閉塞体と、
    前記閉塞体を上方に押し付ける押付部材と、
    を備え、
    前記閉塞体は、下方に押し付けられると上面が前記受け箱の前記上部の下面より下方に位置するように前記押付部材の押付力に抗して移動し、下方に押し付けられる力が除かれると前記押付部材の押付力によって前記第2貫通孔を塞ぐ位置に配置されるマンコンベア。
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