JP2016147119A - 薬剤を供給するための装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】危険性の高い薬剤であっても、調剤作業者が調剤作業を安全に行える薬剤を供給するための装置を提供する。
【解決手段】薬剤を供給する薬剤供給部12と、前記薬剤供給部12を収容する収容体11と、前記収容体11の内部空間と連通し、前記収容体11内の空気を循環させる循環通気路31と、前記循環通気路31の途中に位置し、前記循環通気路31を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部2とを備え、前記循環通気路31は、前記循環通気路31を循環する気流が吐出される吐き口を備え、前記吐き口は、前記薬剤供給部12において粉塵が付着しやすい部分に気流を当てることができるように位置する、薬剤を供給するための装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、危険性の高い薬剤を分包するのに適した薬剤を供給するための装置に関するものである。
従来、薬剤分包装置は、主にコンタミネーションを防止するために、装置内を浮遊したり装置内の構成部材に付着したりする粉塵(散剤自体、及び、錠剤が割れたり削れたりして生じる粉塵)を回収するよう構成されている(例えば、特許文献1を参照)。
この薬剤分包装置では、粉塵の発生する部分に開口する集塵ダクトと、集塵ダクトに接続された吸引源としてのファン式吸引機とを有し、浮遊する粉塵をファン式吸引機で吸引している。ファン式吸引機の排出側には、集塵フィルタ装置が設けられており、ファン式吸引機で吸引された粉塵は、集塵フィルタ装置が有するフィルタによって捕獲される。
特開2009−67424号公報
ここで、薬剤分包装置で扱う薬剤には、抗がん剤や向精神薬など、健康な人体にとって危険性の高い薬剤が存在する。このような危険性の高い薬剤は、薬剤師等の調剤作業者が吸い込むことにより健康を害したり、皮膚に付着することにより皮膚がかぶれたりする可能性があるため、薬剤分包装置の外部で浮遊状態となることを微量であっても避けるべきである。
ところが、従来の薬剤分包装置では、集塵フィルタ装置からの排気は装置外部に放出されていた。集塵フィルタ装置が有するフィルタを通り抜けてしまった微量の粉塵はそのまま放出されて薬剤分包装置の外部を浮遊するため、この薬剤分包装置で危険性の高い薬剤を分包することは、浮遊する粉塵が微量であるとは言え、調剤作業者を危険にさらすおそれがあった。このため、調剤作業者は高性能なマスクを着用したり、皮膚が露出しない衣服を着用したりする必要があり、調剤作業の負担が大きかった。
そこで本発明は、危険性の高い薬剤を分包する際でも、調剤作業者が調剤作業を安全に行える薬剤を供給するための装置を提供することを課題とする。
本発明は、薬剤を供給する薬剤供給部と、前記薬剤供給部を収容する収容体と、前記収容体の内部空間と連通し、前記収容体内の空気を循環させる循環通気路と、前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部とを備え、前記循環通気路は、前記循環通気路を循環する気流が吐出される吐き口を備え、前記吐き口は、前記薬剤供給部において粉塵が付着しやすい部分に気流を当てることができるように位置する、薬剤を供給するための装置である。
また本発明は、薬剤を供給する薬剤供給部と、前記薬剤供給部を収容する収容体と、前記収容体の内部空間と連通し、前記収容体内の空気を循環させる循環通気路と、前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部とを備え、前記収容体には、薬剤としての散剤が薬剤供給部に投入されるために、開口部が設けられ、前記循環通気路は、前記循環通気路を循環する気流が吐出される吐出部と、前記循環通気路を循環する気流が吸入される吸入部とを備え、前記吐出部および前記吸入部は、前記開口部において互いに対向するように位置する、薬剤を供給するための装置である。
また本発明は、薬剤を供給する薬剤供給部と、前記薬剤供給部を収容する収容体と、前記収容体の内部空間と連通し、前記収容体内の空気を循環させる循環通気路と、前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部とを備え、前記収容体には、薬剤としての散剤が薬剤供給部に投入されるために、開口部が設けられ、前記循環通気路は、前記循環通気路を循環する気流が吐出される吐出部を備え、前記吐出部は、前記開口部の端縁に一致し、前記吐出部から吐出される気流は、前記収容体内において前記循環通気路に合流する、薬剤を供給するための装置である。
本発明では、排気に微量の粉塵が混じっていたとしても、この粉塵が薬剤分包装置の外部を浮遊することを抑制できる。このため、危険性の高い薬剤であっても、調剤作業者が調剤作業を安全に行える。
本発明の一実施形態に係る薬剤分包装置の外観を示す概略図である。 同薬剤分包装置における回転テーブルにて散剤をホッパーに供給する要領を示す斜視図である。 同薬剤分包装置における集塵部の配置を示す概略図である。 同薬剤分包装置における回転テーブル周辺の構成を示す平面図である。 同薬剤分包装置におけるホッパーの構成を示す縦断面図である。 同薬剤分包装置におけるホッパー及びシール装置周辺の構成を示す縦断面図である。 (A)(B)共、同薬剤分包装置における浮遊粉塵捕獲部の構成を示す縦断面概略図である。
次に、本発明につき、一実施形態を取り上げて説明を行う。なお、本実施形態の薬剤分包装置は、散剤及び錠剤の両方を分包可能な構成とされているが、散剤または錠剤のいずれかだけを分包可能な構成であっても良い。
本実施形態の薬剤分包装置1は、図1に示す外観とされており、収容体としての筐体11の内部に、薬剤(散剤及び錠剤)を供給する薬剤供給部12と、薬剤供給部12から供給された薬剤をシート状体で包装する薬剤包装部13(図6参照)とが収容されている。筐体11には、薬剤供給部12のうち散剤投入ホッパー121の一部(開口がカバーで覆われた状態で図示している)と、錠剤分配枡122とが露出している。これら露出した部分以外の構成部材は、筐体11によって薬剤分包装置1の外気と実質的に隔絶されている。ただし、前記隔絶は、気密に隔絶されるレベルまでは要求されず、粉塵が筐体11内部から飛び出ないように構成されていれば(例えば、薬剤分包装置1のカバーまたは点検扉の縁部がパッキンを備える、筐体11内部が外気よりも負圧に保たれる等)良い。
薬剤供給部12のうちで散剤を供給する部分は、図2に示すように、前記散剤投入ホッパー121からの散剤を送り出すための振動フィーダ123と、この振動フィーダ123により送り出された散剤が落下供給される回転テーブル124とを備える。回転テーブル124は、縦軸C1の周りに回転自在に構成され、周方向に形成された凹溝(図6参照)を有するドーナツ状の板部材を備える。
この散剤を供給する部分は、振動フィーダ123から回転テーブル124の凹溝上に堆積した散剤Mの山を一包分ずつ切り出すべく横軸C2周りに回転自在な切出装置125と、この切出装置125で切り出した散剤Mを受け入れるように配置されたホッパー126とを備える。このホッパー126の下端は下方に向けて開放された下端開口部126aとされ、図5に示すように、この下端開口部126aを開閉する開閉蓋126bが設けられている。この下端開口部126aから排出された散剤は、図6に二点鎖線で示すように長手方向に搬送される包装材(分包紙)Sに受け入れられ、包装材Sは薬剤包装部13におけるシール装置131により熱融着されて一包ずつに分包される。
そして、薬剤供給部12のうちで錠剤を供給する部分は、図示を省略するが、錠剤分配枡122の底部に設けられた開閉シャッターにより、一包分の錠剤が下方に落下して前記ホッパー126に入り、前記散剤の場合と同様に包装材(分包紙)Sに受け入れられ、シール装置131により分包される。
また、この薬剤分包装置1は、図3に示すように、筐体11内に存在する粉体状の薬剤を捕獲する集塵部2を備える。ここで言う粉塵とは、包装材Sに包まれずに装置内に残留した散剤に由来する粉塵、及び、錠剤が割れたり削れたりすることで生じた粉塵を指す。本実施形態の集塵部2は、残薬回収部21、浮遊粉塵捕獲部22、内部集塵部23の三つで構成される。
残薬回収部21は、主に薬剤供給部12及び薬剤包装部13を構成する各部に付着した粉塵(残薬)を回収するために設けられており、薬剤分包装置1の運転中において、残薬処理が必要な時点で間欠的に運転される。
一方、薬剤分包装置1には、筐体11の外部に位置するものであって、筐体11の内部空間と連通しており、筐体11内の空気を循環させる循環通気路31が設けられている。この循環通気路31により、筐体11内の空気は実質的に閉じた系となる。残薬回収部21は、循環通気路31を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲するもので、この循環通気路31の途中に位置する。この残薬回収部21と循環通気路31とにより残薬回収用集塵ユニットU1が構成される。言い換えると、残薬回収用集塵ユニットU1は、残薬回収部21と循環通気路31とを有する。
循環通気路31において、残薬回収部21よりも上流側の端部(吸い口)は、薬剤供給部12、薬剤包装部13、清掃ノズル41につながっている。吸い口の位置としては、回転テーブル124上または振動フィーダ123上(図4参照)、または、ホッパー126の上部(図5参照)が例示できるが、これに限られるものではない。なお、清掃ノズル41への通気路には開閉弁42が設けられており、清掃ノズル41を使用する際に開閉弁42が開かれる。この清掃ノズル41は、作業者が手で持ち、散剤投入ホッパー121や錠剤分配枡122等に付着した粉塵を吸い取るために用いられる。
循環通気路31において、残薬回収部21よりも下流側の端部(吐き口)は筐体11の内部に位置している。筐体11の内部における吐き口の位置は特に限定されないが、薬剤供給部12及び薬剤包装部13において粉塵が付着しやすい部分に気流を当てることができる位置とできる。例えば、ホッパー126の内部(図6参照)が挙げられる。
残薬回収部21は、図示しない吸引手段を有している。吸引手段としてはファンまたは真空吸引装置が例示できるが、これに限定されない。この吸引手段により、循環通気路31の上流側から下流側への気流を発生させることができ、この気流が残薬回収部21を通過する。
ここで、吸い口が回転テーブル124上に位置する例として、図4に示す回転テーブル清掃部5を参照しつつ説明する。この回転テーブル清掃部5は、切出装置125によって切り出された後に回転テーブル124に残った散剤(粉塵)を除去するためのものである。この回転テーブル清掃部5はブラシ体51を有する。ブラシ体51は、その外周部が回転テーブル124に接触可能な清掃姿勢と、回転テーブル124から離間した非清掃姿勢とに切替自在に構成されている。ブラシ体51は、回転中心軸52周りに回転自在に設けられている。なお、回転中心軸52は、回転駆動モータ53のモータ軸として構成されている。
ブラシ体51は、回転テーブル124に面する領域を開放した被覆体54によって覆われている。被覆体54には、継手管部55が突出して形成されており、この継手管部55が循環通気路31に接続されている。
この回転テーブル清掃部5では、ブラシ体51を回転させて回転テーブル124に付着した散剤を粉塵として循環通気路31へと吸引できる。
次に、吸い口がホッパー126の上部に位置する例として、図5に示すホッパー清掃部6を参照しつつ説明する。このホッパー清掃部6は、ホッパー126の上端部後側に配置した上下二段の後集塵ダクト61,62と、ホッパーの上端部前側に配置した前集塵ダクト63と、各集塵ダクトに連通接続された図示しない接続ホースとを備える。接続ホースは循環通気路31に接続されている。
また、図6に示すように、ホッパー126の内部には吹付ノズル7が設けられている。これは、円弧状の軌跡上を移動自在に構成されている。吹付ノズル7は、ホッパー126の内面に気流を当て、これにより、ホッパー126に付着した粉塵を除去する。
このホッパー清掃部6では、図示しないホッパー叩き手段でホッパー126を叩いてホッパー126の内面に付着した散剤を落下させること、また、前記吹付ノズル7の先端部からホッパー126の内面に気流を当てることにより、ホッパー126の内面に付着した散剤を粉塵として循環通気路31へと吸引できる。
本実施形態の残薬回収部21は、図3に示すように、気流方向上流側に位置する前段集塵部211と、気流方向下流側に位置する後段集塵部212とを有する。前段集塵部211はろ過式集塵装置を備え、少なくともフィルタ(ヘパフィルタ等)の目よりも大きな粉塵の通過を妨げる。これにより、前段集塵部211よりも下流側へ粉塵が通過することを抑制する。そして、後段集塵部212は電気集塵装置を備える。電気集塵装置は周知の構造であり、電極部とフィルタ部とを備える。電極部は、この電極部を通過する粉塵をプラスあるいはマイナスに帯電させる。そして、フィルタ部は、前記帯電した粉塵を静電気力(クーロン力)によりフィルタの繊維に付着させる。これにより、後段集塵部212よりも下流側へ粉塵が通過することを抑制する。このように、本実施形態では、残薬回収部21が前段集塵部211と後段集塵部212の二段構成であることから、集塵効率を高めることができる。そして、前段集塵部211と後段集塵部212とは集塵原理が異なっており、前段集塵部211では比較的大きな粉塵を捕獲し、後段集塵部212では比較的小さな粉塵を捕獲する。このように、残薬回収部21が直列に配置された、集塵原理が異なる複数の集塵部211,212を有することにより、集塵効率を更に高めることができる。
なお、本実施形態の残薬回収部21は、前段集塵部211と後段集塵部212の二段構成とされているが、三段以上で構成されていても良い。また、前段集塵部211と後段集塵部212とが同一集塵原理の集塵部であっても良い。また、残薬回収部21の有する集塵装置としては、前記のろ過式集塵装置、電気集塵装置の他に、気流を渦巻状にして集塵を行うサイクロン式集塵装置が例示できるが、他の集塵原理による集塵装置でも良い。
残薬回収部21において、少なくともフィルタ部分はカートリッジ式とされている。詳しくは、循環通気路31を構成する配管の一部と前記フィルタ部分とが、配管の他の部分から取り外すことができるように構成されている。これにより、フィルタ部分が目詰まりして交換する必要がある場合であっても、フィルタ部分に付着した、危険性の高い薬剤からなる粉塵に作業者が触れることなく、かつ、交換時にフィルタ部分から粉塵を脱落させることなくフィルタ部分を交換可能である。よって、残薬回収部21をメンテナンスする際の安全性が高い。循環通気路31を構成する配管の一部と前記フィルタ部分(前段集塵部211)とを取り外し可能とするため、図3に示すように、循環通気路31を構成する配管中にフランジ31fが設けられている。前記取り外し可能とする構成としては、フランジの他に、ねじ継手、クランプ等、種々の手段を用いて良い。
この循環通気路31により、気流が薬剤分包装置1の内部を循環するため、残薬回収部21からの排気は装置外部に放出されない。このため、排気に微量の粉塵が混じっていたとしても、薬剤分包装置1の外部を浮遊することがない。よって、危険性の高い薬剤であっても、この薬剤分包装置1により、調剤作業者が調剤作業を安全に行える。
次に、浮遊粉塵捕獲部22は、主に筐体11内を浮遊する粉塵を回収するために設けられており、薬剤分包装置1の運転中は常時運転される。薬剤分包装置1は、前記循環通気路31と同様、筐体11の外部に位置するものであって、筐体11の内部空間と連通しており、筐体11内の空気を循環させる循環通気路32を備える。浮遊粉塵捕獲部22は、循環通気路32を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲するもので、この循環通気路32の途中に位置する。この浮遊粉塵捕獲部22と循環通気路32とにより浮遊粉塵捕獲用集塵ユニットU2が構成される。言い換えると、浮遊粉塵捕獲用集塵ユニットU2は、浮遊粉塵捕獲部22と循環通気路32とを有する。
循環通気路32において、残薬回収部21よりも上流側の端部(吸い口)は、筐体11内に開口している。筐体11内の吸い口の位置は、粉塵の発生しやすい位置の近くとすることができるが、特に限定されない。また、循環通気路32において、残薬回収部21よりも下流側の端部(吐き口)も筐体11内に開口している。
前記残薬回収部21と同様、浮遊粉塵捕獲部22は、図示しない吸引手段を有している。この吸引手段により、循環通気路32の上流側から下流側への気流を発生させることができ、この気流が浮遊粉塵捕獲部22を通過する。なお、本実施形態の浮遊粉塵捕獲部22が有する吸引手段により生じる気流は、前記残薬回収部21が有する吸引手段により生じる気流に比べて弱く設定されている。その理由は、残薬回収部21が薬剤供給部12及び薬剤包装部13を構成する各部に付着した粉塵(残薬)を、薬剤供給部12及び薬剤包装部13の構成部材の表面から引き剥がして吸い取る必要があるのに対し、浮遊粉塵捕獲部22は、循環通気路32を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲できれば良いためである。このように残薬回収部21と浮遊粉塵捕獲部22とで気流の強弱を設けることにより、集塵を効率良く行うことができる。
この浮遊粉塵捕獲部22は、種々の集塵原理による集塵装置を備えるものとできる。例えば、ろ過式集塵装置、電気集塵装置、サイクロン式集塵装置が挙げられるが、これらに限定されない。
また、循環通気路32を構成する配管の一部と浮遊粉塵捕獲部22とを取り外し可能とするため、図3に示すように、循環通気路32を構成する配管中にフランジ32fが設けられている。
ところで、薬剤供給部12のうち散剤投入ホッパー121は、調剤作業者により散剤が投入されるために、筐体11に開口部11aが設けられており、この開口部11aに散剤投入ホッパー121が位置する。この開口部11aから、散剤の投入時などに発生する粉塵が薬剤分包装置1の外に飛び出ることを抑制するために、例えば、図7(A)(B)に示すように循環通気路32を構成することが考えられる。
図7(A)に示す構成は、開口部11aの端縁に一致するように、循環通気路32を循環する気流が吐出される吐出部321と、開口部11aにおいて吐出部321に対向するように位置し、循環通気路32を循環する気流が吸入される吸入部322とを備えている。この構成により、開口部11aを横切るように、吐出部321から吸入部322へ向かう気流F1を生じさせることができる。この気流F1により、散剤投入ホッパー121に散剤が投入される際に、散剤投入ホッパー121内で発生する粉塵が開口部11aから薬剤分包装置1の外に飛び出ることを抑制できる。なお、この気流F1は、散剤投入ホッパー121に散剤が投入される際に、散剤が気流F1を横切っても飛び散らない程度に弱い気流となる流速に設定されている。また、この気流F1は、薬剤分包装置1の運転中において常時流される。
一方、図7(B)に示す構成は、開口部11aの端縁に一致し、循環通気路32を循環する気流が、図示下方へ向かうように吐出される吐出部323を備えている。この気流は、筐体11内において循環通気路32に合流する。この構成により、散剤投入ホッパー121の内面に沿い、振動フィーダ123に至る、例えば螺旋状の気流F2を生じさせることができる。前記気流F1と同様、この気流F2により、粉塵が開口部11aから薬剤分包装置1の外に飛び出ることを抑制できる。なお、この気流F2についても、散剤投入ホッパー121に散剤が投入される際に、投入すべき散剤が飛び散らない程度に弱い気流となる流速に設定されている。また、この気流F2についても、薬剤分包装置1の運転中において常時流される。
図7(B)は、散剤投入ホッパー121の形状が、内面が湾曲面である半球状とされた例であるが、円錐状または角錐状でも良く、散剤投入ホッパー121の形状は特に限定されない。なお、散剤投入ホッパー121の内面は、散剤の付着を抑制するため、平滑な面とすることができる。
次に、内部集塵部23は、前記残薬回収部21及び浮遊粉塵捕獲部22のように、循環通気路31,32との組み合わせにより筐体11の外部に位置するものとは異なり、循環通気路33と一体とされて筐体11の内部に位置する。なお、内部集塵部23と循環通気路33とにより内部集塵ユニットU3が構成される。言い換えると、内部集塵ユニットU3は、内部集塵部23と循環通気路33とを有する。
この内部集塵部23は、筐体11に対する位置関係以外は前記残薬回収部21または浮遊粉塵捕獲部22と同一構成とできるため、詳細な説明は省略するが、このように筐体11の内部に位置させることにより、筐体11から集塵ユニットが突出しないことで、薬剤分包装置1の形状をコンパクトにできる。
以上、本実施形態の薬剤分包装置1は、循環通気路31,32,33と集塵部21,22,23との組である集塵ユニットU1,U2,U3を複数備える。これにより、集塵を効率良く行うことができ、薬剤分包装置1で扱う薬剤が危険性の高い薬剤であっても、調剤作業者が調剤作業を安全に行える。なお、集塵部2における残薬回収部21、浮遊粉塵捕獲部22、内部集塵部23の組み合わせは任意であり、薬剤分包装置1で扱う薬剤の危険度、または、薬剤分包装置1の設置状況に応じて適宜の組み合わせで集塵部2を構成すれば良い。
なお本発明は、薬剤を供給する薬剤供給部と、前記薬剤供給部から供給された薬剤を包装する薬剤包装部と、前記薬剤供給部および前記薬剤包装部を収容する収容体と、前記収容体の内部空間と連通し、前記収容体内の空気を循環させる循環通気路と、前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部とを備え、前記循環通気路は、吐き口を備え、前記吐き口は、前記薬剤供給部および薬剤包装部において粉塵が付着しやすい部分に気流を当てることができるように位置する薬剤分包装置とすることもできる。
また、薬剤を供給する薬剤供給部と、前記薬剤供給部から供給された薬剤を包装する薬剤包装部と、前記薬剤供給部および前記薬剤包装部を収容する収容体と、前記収容体の内部空間と連通し、前記収容体内の空気を循環させる循環通気路と、前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部とを備え、前記収容体には、薬剤としての散剤が薬剤供給部に投入されるために、開口部が設けられ、前記循環通気路は、前記循環通気路を循環する気流が吐出される吐出部と、前記循環通気路を循環する気流が吸入される吸入部とを備え、前記吐出部および前記吸入部は、前記開口部において互いに対向するように位置する薬剤分包装置とすることもできる。
また、薬剤を供給する薬剤供給部と、前記薬剤供給部から供給された薬剤を包装する薬剤包装部と、前記薬剤供給部および前記薬剤包装部を収容する収容体と、前記収容体の内部空間と連通し、前記収容体内の空気を循環させる循環通気路と、前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部とを備え、前記収容体には、薬剤としての散剤が薬剤供給部に投入されるために、開口部が設けられ、前記循環通気路は、前記循環通気路を循環する気流が吐出される吐出部を備え、前記吐出部は、前記開口部の端縁に一致し、前記吐出部から吐出される気流は、前記収容体内において前記循環通気路に合流する薬剤分包装置とすることもできる。
前記構成によると、収容体内の空気が循環する循環通気路と、前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部との組み合わせにより、集塵部からの排気は薬剤分包装置の外部に放出されない。このため、排気に微量の粉塵が混じっていても、排気が収容体内を循環することから、薬剤分包装置の外部を浮遊することを抑制できる。
そして、前記循環通気路と前記集塵部とを有する集塵ユニットを複数備え、少なくとも一つの集塵ユニットにおける前記集塵部が、前記循環通気路を循環する気流方向の上流側に位置する前段集塵部と、同下流側に位置する後段集塵部とを有するものであっても良い。
前記構成によると、集塵部が前段集塵部と後段集塵部を有する複数段構成であることから、集塵効率を高めることができる。
更に、前記後段集塵部が電気集塵装置を備えるものであっても良い。
前記構成によると、後段集塵部の電気集塵装置で比較的小さな粉塵を捕獲できるため、集塵効率を更に高めることができる。
そして、前記循環通気路と前記集塵部とを有する集塵ユニットを複数備え、少なくとも一つの集塵ユニットにおける前記集塵部が、電気集塵装置を備えるものであっても良い。
前記構成によると、電気集塵装置を備える集塵部で比較的小さな粉塵を捕獲できるため、集塵効率を高めることができる。
そして、前記循環通気路と前記集塵部とを有する集塵ユニットを複数備え、少なくとも一つの集塵ユニットにおける前記集塵部が、前記循環通気路を循環する気流方向の上流側に位置する前段集塵部と、同下流側に位置する後段集塵部とを有し、この後段集塵部が電気集塵装置を備え、前記とは別の、少なくとも一つの集塵ユニットが電気集塵装置を備えるものであっても良い。
前記構成によると、各集塵ユニットが備えた電気集塵装置が比較的小さな粉塵を捕獲できるため、集塵効率を高めることができる。
1 薬剤分包装置
11 収容体、筐体
12 薬剤供給部
13 薬剤包装部
2 集塵部
211 前段集塵部
212 後段集塵部
31,32,33 循環通気路
S シート状体、分包紙
U1,U2,U3 集塵ユニット

Claims (3)

  1. 薬剤を供給する薬剤供給部と、
    前記薬剤供給部を収容する収容体と、
    前記収容体の内部空間と連通し、前記収容体内の空気を循環させる循環通気路と、
    前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部とを備え、
    前記循環通気路は、前記循環通気路を循環する気流が吐出される吐き口を備え、
    前記吐き口は、前記薬剤供給部において粉塵が付着しやすい部分に気流を当てることができるように位置する、薬剤を供給するための装置。
  2. 薬剤を供給する薬剤供給部と、
    前記薬剤供給部を収容する収容体と、
    前記収容体の内部空間と連通し、前記収容体内の空気を循環させる循環通気路と、
    前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部とを備え、
    前記収容体には、薬剤としての散剤が薬剤供給部に投入されるために、開口部が設けられ、
    前記循環通気路は、前記循環通気路を循環する気流が吐出される吐出部と、前記循環通気路を循環する気流が吸入される吸入部とを備え、
    前記吐出部および前記吸入部は、前記開口部において互いに対向するように位置する、薬剤を供給するための装置。
  3. 薬剤を供給する薬剤供給部と、
    前記薬剤供給部を収容する収容体と、
    前記収容体の内部空間と連通し、前記収容体内の空気を循環させる循環通気路と、
    前記循環通気路の途中に位置し、前記循環通気路を循環する空気に含まれる粉塵を捕獲する集塵部とを備え、
    前記収容体には、薬剤としての散剤が薬剤供給部に投入されるために、開口部が設けられ、
    前記循環通気路は、前記循環通気路を循環する気流が吐出される吐出部を備え、
    前記吐出部は、前記開口部の端縁に一致し、
    前記吐出部から吐出される気流は、前記収容体内において前記循環通気路に合流する、薬剤を供給するための装置。
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