JP2016145920A - 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 - Google Patents

電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】表示が均一に切り替わる電気泳動表示装置を提供する。
【解決手段】電気泳動表示装置1は第1電極10が設置された第1基板2と、第1基板2と対向し第2電極16が設置された第2基板3と、第1基板2と第2基板3との間に位置し画素領域6を区画する隔壁部5と、画素領域6に充填され分散媒14、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を含む電気泳動分散液11と、を備え、第1基板2と第2基板3の間の距離を基板間距離とするとき、画素領域6には第1領域6aと第1領域6aより基板間距離の短い第2領域6bとを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の製造方法および電子機器に関するものである。
電荷を有する粒子が分散媒中を移動する電気泳動表示装置が広く知られている。電気泳動表示装置は画面のちらつきが少ないので、電子書籍を閲覧する表示装置等に用いられる。この電気泳動表示装置の例が特許文献1に開示されている。それによると、電気泳動表示装置は電極が設置された一対の基板をそなえている。そして、電極間に白色帯電粒子及び黒色帯電粒子を含む分散媒が設置されている。
白色帯電粒子を(−)に帯電させて、黒色帯電粒子を(+)に帯電させている。そして、対向する基板に設置された電極に電圧を印加することにより、一方の電極に黒色帯電粒子が誘引され、他方の電極に白色帯電粒子が誘引される。次に、電極の電圧を入れ替えることにより、黒色帯電粒子と白色帯電粒子の位置が入れ替わる。
基板の間には隔壁部が設置され、隔壁部は分散媒を格子状に分割する。隔壁部により囲まれた部分が1つの画素となっている。そして、画素毎に黒色帯電粒子及び白色帯電粒子の位置を制御することで所定の図形を表示することが可能になっている。
特開2008−51932号公報
帯電粒子は粒子間や基板と粒子との間でファンデルワース力や電荷残りの影響を受ける。このため、粒子が同一位置に長時間滞在するとき、粒子が基板や隔壁部に固着することがある。特許文献1の電気泳動表示装置では粒子が基板の厚み方向に移動するので、分散媒の対流が少ない。従って、基板や隔壁部に固着した粒子を分散媒が剥離するように作用しないので表示が均一に切り替わらない。そこで、粒子が基板や隔壁部に固着するときにも粒子を基板や隔壁部から剥離して表示を均一に切り替れる電気泳動表示装置が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる電気泳動表示装置であって、第1電極が設置された第1基板と、前記第1基板と対向し第2電極が設置された第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に位置し画素領域を区画する隔壁部と、前記画素領域に充填され分散媒及び荷電粒子を含む電気泳動分散液と、を備え、前記第1基板と前記第2基板との間の距離を基板間距離とするとき、前記画素領域には第1領域と前記第1領域より前記基板間距離の短い第2領域とを有することを特徴とする。
本適用例によれば、第1基板には第1電極が設置されており、第2基板には第2電極が設置されている。第1基板と第2基板との間には隔壁部が設置され、隔壁部は画素領域を区画する。画素領域には電気泳動分散液が充填され、電気泳動分散液は分散媒及び荷電粒子を含んでいる。画素領域は第1領域及び第2領域を有し、第2領域は第1領域より基板間距離が短くなっている。
第1電極と第2電極とに異なる電圧を印加するとき第1電極と第2電極との間に電界を生じる。そして、第2領域は第1領域より基板間距離が短いので、第2領域は第1領域より電界の変化率が大きい。荷電粒子は電界の変化率が大きさに比例する力を作用する。従って、第2領域では第1領域より荷電粒子に強い力が作用するので、荷電粒子が加速する。そして、第2領域では第1領域に比べて荷電粒子の移動速度が高くなる。
荷電粒子の移動に伴って分散媒が移動する。第2領域において荷電粒子及び分散媒が第2基板から第1基板に向かって移動するとき、第1基板に到達した荷電粒子及び分散媒には慣性力が作用する。そして、荷電粒子及び分散媒は第1基板に沿って第2領域から第1領域へ移動する。そして、移動する荷電粒子及び分散媒が第1基板の第1領域に位置していた分散媒を押す。これにより、第1領域において分散媒が第1基板から第2基板に向かって移動する。
つまり、第2領域では第2基板から第1基板に向かう分散媒の流れが生ずる。第1基板に沿って第2領域から第1領域に向かう分散媒の流れが生ずる。第2領域では第1基板から第2基板に向かう分散媒の流れが生ずる。第2基板に沿って第1領域から第2領域に向かう分散媒の流れが生ずる。従って、第1基板に沿う荷電粒子と第2基板に沿う荷電粒子とが分散媒の流れに沿って入れかえることができる。そして、荷電粒子及び分散媒の流れは第1基板、第2基板及び隔壁部に沿って流動する。その結果、荷電粒子が基板や隔壁部に固着するときにも、電気泳動表示装置は荷電粒子を基板や隔壁部から剥離して表示を均一に切り替えることができる。
[適用例2]
上記適用例にかかる電気泳動表示装置において、前記第1領域は前記第2領域より前記隔壁部に近いことを特徴とする。
本適用例によれば、第1領域は隔壁部に近く、第2領域は隔壁部から離れている。隔壁部に荷電粒子が付着することがある。このとき、隔壁部に電位が生じる。第2領域は隔壁部から離れているので隔壁部の電位の影響を受け難くすることができる。従って、隔壁部に荷電粒子が付着しても安定して第2領域で荷電粒子及び分散媒に力を作用させることができる。
[適用例3]
上記適用例にかかる電気泳動表示装置において、前記第1基板には半導体素子が設置された素子層と絶縁層と前記第1電極とがこの順に重ねて設置され、前記絶縁層は前記第1領域に比べて前記第2領域が前記第2基板側に突出することを特徴とする。
本適用例によれば、第1基板上に素子層と絶縁層と第1電極とがこの順に重ねて設置されている。そして、絶縁層は第1領域に比べて第2領域が第2基板側に突出する層になっている。これにより、第2領域では基板間距離が第1領域より短くなる。第1基板において素子層側の面は凹凸がない平坦な面でも良い。凹凸のある面より平坦な面の方が素子層を設置し易い。従って、電気泳動表示装置は第1基板上に素子層を設置し易い構造にすることができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる電気泳動表示装置において、前記第1基板には半導体素子が設置され、前記第2基板は前記第1領域に比べて前記第2領域が前記第1基板側に突出することを特徴とする。
本適用例によれば、第1基板上に素子層が設置されている。そして、第2基板は第1領域に比べて第2領域が第1基板側に突出する。第1基板において素子層側の面は凹凸がない平坦な面でも良い。凹凸のある面より平坦な面の方が素子層を設置し易い。従って、電気泳動表示装置は第1基板上に素子層を設置し易い構造にすることができる。
[適用例5]
本適用例にかかる電子機器であって、表示部と、前記表示部を駆動する駆動部と、を備え、前記表示部は上記のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置であることを特徴とする。
本適用例によれば、電子機器は表示部と表示部を駆動する駆動部を備えている。そして、駆動部が表示部を駆動する。表示部には上記の電気泳動表示装置が用いられている。従って、電子機器は表示を均一に切り替えることができる電気泳動表示装置を表示部に用いた装置とすることができる。
[適用例6]
本適用例にかかる電気泳動表示装置の製造方法であって、第1基板上に半導体素子が設置された素子層を設置し、前記素子層に重ねて凹凸のある絶縁層を設置し、前記絶縁層に重ねて第1電極を設置し、前記第1基板上に画素領域を区画する隔壁部を設置し、前記画素領域に分散媒及び荷電粒子を含む電気泳動分散液を充填し、前記隔壁部に重ねて第2電極を有する第2基板を設置することを含み、前記凹凸は、前記画素領域毎に存在することを特徴とする。
本適用例によれば、電気泳動表示装置の製造方法は第1基板上に半導体素子が設置された素子層を設置している。そして、素子層の各々の画素領域に重ねて凹凸のある絶縁層を設置している。そして、絶縁層に重ねて第1電極を設置している。次に、第1基板上に画素領域を区画する隔壁部を設置している。次に、画素領域に分散媒及び荷電粒子を含む電気泳動分散液を充填している。そして、隔壁部に重ねて第2電極を有する第2基板を設置している。
絶縁層に凹凸があるので第1電極と第2電極との間は距離の短い場所と長い場所が設置される。第1電極と第2電極との間が距離の短い場所では電極間の電界の変化率が大きい。この場所では第1電極と第2電極との間に電圧を印加したときに荷電粒子が加速されるので荷電粒子及び分散媒の流れが形成される。従って、荷電粒子が第1基板、第2基板及び隔壁部に付着するときにも、第1基板、第2基板及び隔壁部に沿う荷電粒子及び分散媒の流れによって荷電粒子が剥離される為、電気泳動表示装置は表示を均一に切り替えることができる。
第1基板上に素子層を設置し、素子層に重ねて絶縁層が設置されている。そして、絶縁層は凹凸のある層になっている。第1基板において素子層側の面は凹凸がない平坦な面でも良い。凹凸のある面より平坦な面の方が素子層を設置し易い。従って、電気泳動表示装置は第1基板上に素子層を設置し易い構造にすることができる。
第1の実施形態にかかわり、(a)は電気泳動表示装置の構造を示す概略斜視図、(b)は電気泳動表示装置の構造を示す模式平面図。 電気泳動表示装置の構造を示す部分概略分解斜視図。 (a)は電気泳動表示装置の構造を示す模式側断面図、(b)は電極間の電位分布を説明するための模式図。 荷電粒子の移動を説明するための模式図。 荷電粒子の移動を説明するための模式図。 電気泳動表示装置の製造方法のフローチャート。 電気泳動表示装置の製造方法を説明するための模式図。 電気泳動表示装置の製造方法を説明するための模式図。 第2の実施形態にかかわり、(a)は電気泳動表示装置の構造を示す模式側断面図、(b)は電極間の電位分布を説明するための模式図。 第3の実施形態にかかわる電気泳動表示装置の構造を示す概略分解斜視図。 第4の実施形態にかかわる電気泳動表示装置の構造を示す模式側断面図。 第5の実施形態にかかわる電気泳動表示装置の構造を示す模式側断面図。 第6の実施形態にかかわり、(a)は電子ブックの構造を示す概略斜視図、(b)は腕時計の構造を示す概略斜視図。
本実施形態では、電気泳動表示装置と、この電気泳動表示装置を製造する特徴的な例について説明する。尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかわる電気泳動表示装置について図1〜図8に従って説明する。図1(a)は、電気泳動表示装置の構造を示す概略斜視図であり、図1(b)は電気泳動表示装置の構造を示す模式平面図である。
図1(a)に示すように、電気泳動表示装置1は第1基板2と第2基板3とが重なった構造になっている。第1基板2及び第2基板3の厚み方向をZ方向とし、+Z方向側に第2基板3が位置する。観察者が電気泳動表示装置1を見るときには+Z方向側から見ることとする。第2基板3の+Z方向側の面が画像表示面3aである。第1基板2及び第2基板3はX方向及びY方向に延在する。第1基板2は第2基板3より−Y方向に長い形状になっている。第1基板2の−Y方向側では+Z方向側の面にフレキシブルケーブル4が設置されている。フレキシブルケーブル4は図示しない駆動回路に接続され、フレキシブルケーブル4を介して電源と駆動信号が供給される。
図1(b)に示すように、電気泳動表示装置1は第1基板2と第2基板3との間に隔壁部5が設置されている。隔壁部5は格子状の形状を有し画素領域6を区画する。図中画素領域6は図を見易くするためにX方向に14個、Y方向に10個並べて配置されている。画素領域6の個数は特に限定されないが本実施形態では、例えば、X方向に300個、Y方向に250個並べて配置されている。電気泳動表示装置1の大きさも特に限定されないが本実施形態では、例えば、第1基板2はX方向の長さが30mmであり、Y方向の長さが20mmになっている。
図2は電気泳動表示装置の構造を示す部分概略分解斜視図であり、電気泳動表示装置1の一部分をZ方向に分解した図である。図2に示すように、第1基板2は第1基材7を備えている。第1基材7は、ガラス、プラスチック、セラミック、シリコン等からなる基板である。第1基材7は+Z方向から見える画像表示面3aとは反対側に配置されるため不透明な材質でもよい。
第1基材7上には素子層8が設置されている。素子層8には電圧供給線8a、制御信号線8b、半導体素子8c及び貫通電極8d等が設置されている。半導体素子8cはTFT(Thin Film Transistor)素子であり、スイッチングを行う素子である。素子層8の上には絶縁層9が設置され、絶縁層9の上には第1電極10が設置されている。絶縁層9は素子層8と第1電極10とを絶縁する層である。素子層8の貫通電極8dは第1電極10と接続されている。第1電極10は画素領域6毎に分離されている。第1基材7、素子層8、絶縁層9及び第1電極10等により第1基板2が構成されている。
素子層8の材質は半導体が形成できる材質であれば良く特に限定されず、シリコン、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、ガリウム砒素リン、窒化ガリウム、炭化珪素、等を用いることができる。絶縁層9の材質は絶縁性があり電気泳動分散液11に影響を及ぼさず成形しやすい材質であれば良く特に限定されず、ガラス、樹脂、酸化シリコンや窒化シリコン等を用いることができる。本実施形態では、例えば、絶縁層9の材質には有機絶縁膜、低融点ガラスを用いている。
第1電極10の材質は導電性のある材質であれば良く特に限定されず、銅、アルミニウム、ニッケル、金、銀、ITO(インジウム錫酸化物)の他、銅箔上にニッケル膜や金膜を積層した物、アルミニウム箔上にニッケル膜や金膜を積層した物を用いることができる。本実施形態では、例えば、第1電極10はITO膜あるいはアルミニウム箔上に金膜を設置した構造になっている。
第1電極10上には隔壁部5が設置され、隔壁部5によって区画された画素領域6には電気泳動分散液11が充填されている。隔壁部5の材質は絶縁性と強度があり形成しやすい材質であれば良く特に限定されず、アクリル樹脂やエポキシ樹脂等の樹脂を用いることができる。本実施形態では、例えば、感光性樹脂を用いている。電気泳動分散液11は白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を有し、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が分散媒14に分散している。
白色荷電粒子12の材料は、白色で帯電可能であり微細な粒子に形成可能であれば良く特に限定されない。白色荷電粒子12の材料は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子、高分子、コロイドを用いることができる。本実施形態では、例えば、白色荷電粒子12は二酸化チタンの粒子を正極に帯電して用いている。
黒色荷電粒子13は、黒色で帯電可能であり微細な粒子に形成可能であれば良く特に限定されない。黒色荷電粒子13の材料は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック、酸窒化チタン等の黒色顔料からなる粒子、高分子、コロイドを用いることができる。本実施形態では、例えば、黒色荷電粒子13は酸窒化チタンを負極に帯電して用いている。白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13にはこれらの粒子に必要に応じて電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンド等の帯電制御剤を用いることができる。他にも、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13にはチタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤等を添加することができる。
分散媒14は流動性があって変質し難い材質であれば良く特に限定されない。分散媒14の材質には水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブ等のアルコール系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ぺンタン、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素、シクロへキサン、メチルシクロへキサン等の脂環式炭化水素を用いることができる。他にも分散媒14の材質にはベンゼン、トルエン、キシレン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類等の芳香族炭化水素を用いることができる。長鎖アルキル基を有するベンゼン類としてはヘキシルベンゼン、ヘプチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼン等を用いることができる。他にも分散媒14としては、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素を用いることができる。他にも、分散媒14の材質には油類やシリコーンオイルを用いることができる。これらの物質は単独または混合物として用いることができ、さらに、カルボン酸塩のような界面活性剤等を配合してもよい。
隔壁部5及び電気泳動分散液11上には第2基板3が設置されている。第2基板3は第2基材15を備えている。第2基材15上には第2電極16が設置され、第2電極16上には接着層17が設置されている。第2電極16は複数の画素領域6に渡って設置された共通電極になっている。従って、第2電極16は複数の第1電極10と対向する。接着層17は隔壁部5と第2基板3とを接着する機能を備えている。
第2基材15の材質は光透過性、強度及び絶縁性があれば良く特に限定されない。第2基材15の材質にガラスや樹脂材料を用いることができる。本実施形態では、例えば、第2基材15の材質にガラス板を用いている。
第2電極16は、透明導電膜であれば良く特に限定されない。例えば、第2電極16にはMgAg、IGO(Indium−gallium oxide)、ITO(Indium Tin Oxide)、ICO(Indium−cerium oxide)、IZO(インジウム・亜鉛酸化物)等を用いることができる。本実施形態では、例えば、第2電極16にITOを用いている。
接着層17の材質は隔壁部5と第2基板3とを接着可能であり、電気泳動分散液11を変質させない材質であれば良く特に限定されない。例えば、接着層17の材質にはポリウレタン、ポリ尿素、ポリ尿素−ポリウレタン、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリスルホンアミド、ポリカーボネート、ポリスルフィネート、エポキシ樹脂、ポリアクリル酸エステル等のアクリル樹脂、ポリメタクリル酸エステル、ポリ酢酸ビニル、ゼラチン、フェノール樹脂、ビニル樹脂等が用いることができる。本実施形態では、例えば、紫外性硬化型のアクリル樹脂やエポキシ樹脂を用いている。
図3(a)は電気泳動表示装置の構造を示す模式側断面図であり、図2のA−A線に沿う断面図である。図3(a)に示すように、電気泳動表示装置1は第1電極10と第2電極16との間に電圧を印加して用いられる。そして、第1電極10と第2電極16との間の相対電圧を切り替えて用いられる。
第1電極10に対して第2電極16を低い電圧にする。このとき黒色荷電粒子13は負極の電圧に帯電しているので、黒色荷電粒子13は第1電極10に誘引される。白色荷電粒子12は正極の電圧に帯電しているので、白色荷電粒子12は第2電極16に誘引される。その結果、第1基板2には黒色荷電粒子13が集合し、第2基板3には白色荷電粒子12が集合する。
第2基板3側から電気泳動表示装置1を見るとき第2基板3を通して白色荷電粒子12を見ることができる。従って、画素領域6では白色の表示となる。第1電極10と第2電極16との間の相対電圧を切り替えて第1電極10に対して第2電極16を高い電圧にする。このとき黒色荷電粒子13は第2電極16に誘引され、白色荷電粒子12は第1電極10に誘引される。その結果、第1基板2には白色荷電粒子12が集合し、第2基板3には黒色荷電粒子13が集合する。従って、画素領域6では黒色の表示となる。
図3(b)は電極間の電位分布を説明するための模式図であり、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を省略した図である。図3(b)に示すように、第1電極10と第2電極16との間には電圧が印加されている。第1電極10上は同電位であり、第2電極16上も同電位である。そして、第1電極10と第2電極16との間には電位差があるので、第1電極10と第2電極16と間には電場が形成される。そして、第1電極10と第2電極16との間では場所により電位が変化する。
第1電極10と第2電極16と間には7つの等電位面18が記載されている。等電位面18は電位が等しい場所を通過する面である。隔壁部5に近い場所に位置する領域を第1領域6aとし、隣り合う隔壁部5の中間に位置する領域を第2領域6bとする。第2領域6bは隔壁部5から離れた場所になっている。絶縁層9は第2領域6bの厚さが第1領域6aの厚さより厚い層になっている。一方、第2電極16は第1基材7と平行な平坦な面になっている。
第1領域6aにおける第1基板2と第2基板3との間の距離を基板間距離としての第1基板間距離21aとする。そして、第2領域6bにおける第1基板2と第2基板3との間の距離を基板間距離としての第2基板間距離21bとする。このとき、第2基板間距離21bは第1基板間距離21aより短い距離になっている。このため、等電位面18の間隔は第1基板間距離21aより第2基板間距離21bが短くなっている。換言すれば、電位の変化率は第1基板間距離21aより第2基板間距離21bが大きくなっている。
電位の変化率が大きい場所の方が小さい場所より電場の大きさが大きい。従って、電場の大きさは第1領域6aより第2領域6bが大きくなっている。電場により白色荷電粒子12に加わる力は白色荷電粒子12が位置する場所の電場の大きさと白色荷電粒子12の電荷の大きさの積である。同様に、黒色荷電粒子13に加わる力は黒色荷電粒子13が位置する場所の電場の大きさと黒色荷電粒子13の電荷の大きさの積である。従って、第1領域6aに位置する白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13は第2領域6bに位置する白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13より受ける力が大きくなっている。
第1領域6aは隔壁部5に近く、第2領域6bは隔壁部5から離れている。隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が付着することがある。このとき、隔壁部5に電位が生じる。第2領域6bは隔壁部5から離れているので隔壁部5の電位の影響を受け難くすることができる。従って、隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が付着しても安定して第2領域6bで白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13及び分散媒14に力を作用させることができる。
図4及び図5は荷電粒子の移動を説明するための模式図である。図4(a)に示すように、第1電極10の電位を第2電極16の電位より低くする。白色荷電粒子12は黒色荷電粒子13より粒径の小さい粒子になっている。白色荷電粒子12は黒色荷電粒子13より分散媒14に対する流体抵抗が小さい。これにより、白色荷電粒子12は黒色荷電粒子13より早く移動することができる。第2領域6bでは白色荷電粒子12が第1基板2に向かって早く移動する。白色荷電粒子12の移動に伴って分散媒14も第1基板2に向かって移動する。その結果、第2領域6bでは第2基板3側から第1基板2側に分散媒14が流動する流れ14aが生ずる。
第2領域6bでは第1基板2に向かう分散媒14の流れ14aは第1電極10に至る。そして、流れ14aは進行方向を第1領域6aに変える。そして、分散媒14の流れ14aは第1電極10に沿って進行する。第1電極10上に位置する黒色荷電粒子13は分散媒14の流れ14aに流されて第1領域6aに進行する。
第2領域6bの第2基板3側では分散媒14が第1基板2に向かって流動するので負圧になる。そして、第2基板3の近くに位置する分散媒14及び白色荷電粒子12が第2領域6bに向かって流動する。
図4(b)に示すように、引き続き第2領域6bでは分散媒14が第2基板3から第1基板2に向かって流動する。電気泳動分散液11の第1基板2側では分散媒14が第2領域6bから第1領域6aに向かって流動する。第1領域6aでは分散媒14が第1基板2側から第2基板3に向かって流動する。電気泳動分散液11の第2基板3側では分散媒14が第1領域6aから第2領域6bに向かって流動する。このように分散媒14の流れ14aが巡回する。
白色荷電粒子12は第2領域6bに集まって第2基板3から第1基板2に向かって流動する。黒色荷電粒子13は第1領域6aに集まって第1基板2側から第2基板3に向かって流動する。
図4(c)に示すように、白色荷電粒子12の一部は第1基板2側に到達する。黒色荷電粒子13の一部は第2基板3に到達する。次に、図5(a)に示すように、第1基板2側に到達した白色荷電粒子12は第1領域6aに向かって流動する。第2基板3に到達した黒色荷電粒子13は第2領域6bに向かって流動する。
図5(b)に示すように、白色荷電粒子12は大部分が第1基板2に到達し、第1基板2に沿って広がる。黒色荷電粒子13も大部分が第2基板3に到達し、第2基板3に沿って広がる。分散媒14の流れ14aには慣性力が作用する。これにより、第1領域6aの黒色荷電粒子13が第2基板3に到達し、第2領域6bの白色荷電粒子12が第1基板2に到達した後もしばらくは分散媒14の流れ14aが存続する。
図5(c)に示すように、白色荷電粒子12が第1基板2に沿って広がり第1基板2上にて停止する。黒色荷電粒子13も第2基板3に沿って広がり第2基板3上にて停止する。そして、分散媒14の流れ14aも停止する。画像表示面3a側から電気泳動表示装置1を見るとき、第2基板3側には黒色荷電粒子13が広がっているので黒表示になる。
このように、分散媒14の流れ14aが白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を流動させる。このため、第1基板2、第2基板3及び隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が固着するときにも白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を移動させることができる。その結果、電気泳動表示装置は白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を第1基板2、第2基板3及び隔壁部5から剥離して表示を均一に切り替えることができる。
第1電極10と第2電極16との間に印加する電圧を逆転するとき、白色荷電粒子12は第2基板3に向かって移動し、黒色荷電粒子13は第1基板2に向かって移動する。このとき、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13は図5(c)の状態から図5(b)、図5(a)、図4(c)、図4(b)、図4(a)の順に推移する。従って、分散媒14の流れ14aが白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を流動させる。このため、第1基板2、第2基板3及び隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が固着しても白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を移動させることができる。その結果、電気泳動表示装置は白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を第1基板2、第2基板3及び隔壁部5から剥離して表示を均一に切り替えることができる。
次に上述した電気泳動表示装置1の製造方法について図6〜図8にて説明する。図6は、電気泳動表示装置の製造方法のフローチャートであり、図7及び図8は電気泳動表示装置の製造方法を説明するための模式図である。図6のフローチャートにおいて、ステップS1は上部電極設置工程に相当する。この工程は、第2基板3上に第2電極16及び接着層17を設置する工程である。次にステップS2に移行する。ステップS2は素子設置工程である。この工程は、第1基材7上に素子層8を設置する工程である。次にステップS3に移行する。ステップS3は下部電極設置工程である。この工程は、素子層8上に絶縁層9及び第1電極10を設置する工程である。次にステップS4に移行する。
ステップS4は隔壁部設置工程である。この工程は、第1基板2上に隔壁部5を設置する工程である。次にステップS5に移行する。ステップS5は分散液充填工程である。この工程は、画素領域6に電気泳動分散液11を充填する工程である。次にステップS6に移行する。ステップS6は基板組立工程である。この工程は、隔壁部5と第2基板3とを接着する工程である。以上の工程により電気泳動表示装置1を製造する工程を終了する。
次に、図7〜図8を用いて、図6に示したステップと対応させて、製造方法を詳細に説明する。
まず、第2基板3を製造する。図7(a)及び図7(b)はステップS1の上部電極設置工程に対応する図である。図7(a)に示すように、第2基材15を用意する。第2基材15はガラス板を所定の厚みに研削及び研磨して表面粗さを小さくした板を用いる。次に、図7(b)に示すように、第2基材15上に第2電極16を設置する。スパッタリング法等の成膜法を用いて膜厚100nm程度のITO膜を第2基材15上に形成する。次に、フォトリソグラフィー法によってITO膜をパターニングして、第2電極16を形成する。
次に、第2電極16上に接着層17を設置する。接着層17はインクジェット法、オフセット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷等の凸版印刷、グラビア印刷等の凹版印刷等の各種印刷法を用いて設置することができる。他にも、スピンコート法、ロールコート法、ダイコート法、スリットコート法、カーテンコート法、スプレーコート法、ダイコート法、ディップコート法等を用いても良い。
続いて、第1基板2を製造する。図7(c)及び図7(d)はステップS2の素子設置工程に対応する図である。図7(c)に示すように、ステップS2において、第1基材7を用意する。第1基材7もガラス板を所定の厚みに研削及び研磨して表面粗さを小さくした板を用いる。図7(d)に示すように、第1基材7上に素子層8を形成する。素子層8の形成方法は公知であるので詳細の説明は省略し、概略の製造方法を説明する。素子層8の形成方法は複数存在し特に限定されない。
まず、CVD法(chemical vapor deposition)によって第1基材7上に図示しないSiO2の下地絶縁膜を形成する。次に、下地絶縁膜上に、CVD法等によって膜厚50nm程度の非晶質シリコン膜を形成する。その非晶質シリコン膜をレーザー結晶化法等によって結晶化して、多結晶シリコン膜を形成する。その後、フォトリソグラフィー法等によって島状の多結晶シリコン膜である半導体膜8eを形成する。
次に、半導体膜8e及び下地絶縁膜を覆うように、CVD法等によって膜厚100nm程度のSiO2を形成し、ゲート絶縁膜8fとする。スパッタリング法等によって、ゲート絶縁膜8f上に膜厚500nm程度のMo膜を形成し、フォトリソグラフィー法によって島状のゲート電極8gを形成する。イオン注入法によって半導体膜に不純物イオンを注入し、ソース領域8h、ドレイン領域8j、チャネル形成領域8kを形成する。ゲート絶縁膜8fとゲート電極8gを覆うように、膜厚800nm程度のSiO2膜を形成し、第1層間絶縁膜8mとする。
次に、第1層間絶縁膜8mにソース領域8hに達するコンタクトホールとドレイン領域8jに達するコンタクトホールを形成する。その後、第1層間絶縁膜8m上とコンタクトホール及びコンタクトホール内に、スパッタリング法等によって膜厚500nm程度のMo膜を形成し、フォトリソグラフィー法によってパターニングして、ソース電極8n、ドレイン電極8p及び配線を形成する。
第1層間絶縁膜8mとソース電極8nとドレイン電極8pと配線とを覆うように、膜厚800nm程度のSi34膜を形成し、第2層間絶縁膜8rとする。フォトリソグラフィー法によってパターニングして、第2層間絶縁膜8rにコンタクトホールを形成する。
図7(e)及び図7(f)はステップS3の下部電極設置工程に対応する図である。図7(e)に示すように、ステップS3において、素子層8上に絶縁層9を設置する。まず素子層8の上に低融点ガラス板を搭載し加熱することで低融点ガラス板を素子層8に固着させる。次に、低融点ガラス板上にマスク材料を塗布し乾燥した後フォトリソグラフィー法によってパターニングする。続いて、フッ酸またはバッファードフッ酸等のエッチング液を用いて低融点ガラス板をエッチングする。エッチング条件を調整することにより低融点ガラス板に凹凸を形成する。
さらに、同様の方法を用いてドレイン電極8pに達するコンタクトホールを形成する。以上の工程により素子層8に重ねて凹凸のある絶縁層9が設置される。そして、図7(f)に示すように、絶縁層9上とコンタクトホール及びコンタクトホール内に、スパッタリング法等の成膜法を用いて膜厚500nm程度のAl膜を形成する。さらに、スパッタリング法または蒸着等によってAl膜上にAu膜を積層する。続いて、Al膜及びAu膜をエッチングして第1電極10を形成する。エッチングはドライエッチング法を用いることができる。
図8(a)はステップS4の隔壁部設置工程に対応する図である。図8(a)に示すように、ステップS4において、第1電極10上に隔壁部5を設置する。まず、第1電極10に隔壁部5の材料となる感光性樹脂材料を塗布する。塗布方法はオフセット印刷、スクリーン印刷、凸版印刷等の各種印刷法を用いて設置することができる。他にも、スピンコート法やロールコート法等のコート法を用いても良い。続いて、感光性樹脂材料を加熱乾燥して固化する。次に、感光性樹脂材料をフォトリソグラフィー法によってパターニングする。
図8(b)はステップS5の分散液充填工程に対応する図である。図8(b)に示すように、ステップS5において、隔壁部5が設置された第1基板2を図示しない容器内に設置する。そして、分散媒14に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を加えて撹拌し電気泳動分散液11を用意する。次に、シリンジ等の供給器具を用いて画素領域6に電気泳動分散液11を供給する。電気泳動分散液11の供給方法は各種印刷法やインクジェット法を用いても良い。電気泳動分散液11は画素領域6から溢れる程度に供給される。
図8(c)はステップS6の基板組立工程に対応する図である。図8(c)に示すように、ステップS6において、隔壁部5上に第2基板3を設置する。まず、電気泳動分散液11が供給された第1基板2を減圧チャンバー内に設置する。次に、隔壁部5上に第2基板3を搭載する。続いて、減圧チャンバー内を減圧し接着層17に紫外線を照射する。接着層17は紫外線硬化型の接着剤であり、隔壁部5と第2基板3とが仮固定される。次に、第2基板3が設置された第1基板2を加熱し接着層17を固化することにより第2基板3が隔壁部5に固定される。以上の工程により電気泳動表示装置1が完成する。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、画素領域6は第1領域6a及び第2領域6bを有し、第2領域6bの第2基板間距離21bは第1領域6aの第1基板間距離21aより短くなっている。第1電極10と第2電極16との間に電圧を印加するとき画素領域6に電界を生じる。そして、第2領域6bの第2基板間距離21bは第1領域6aの第1基板間距離21aより短いので、第2領域6bは第1領域6aより電界の変化率が大きい。白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13には電界の変化率の大きさに比例する力が作用する。従って、第2領域6bでは第1領域6aより白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13に強い力が作用するので、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が加速する。そして、第2領域6bでは第1領域6aに比べて白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13の移動速度が高くなる。
白色荷電粒子12の移動に伴って分散媒14が移動する。第2領域6bにおいて白色荷電粒子12及び分散媒14が第1基板2に向かって移動するとき、第1基板2に到達した白色荷電粒子12及び分散媒14には慣性力が作用して第2領域6bから第1領域6aへ移動する。そして、移動する白色荷電粒子12及び分散媒14が第1基板2の第2領域6bに位置していた分散媒14を押す。第1基板2の第2領域6bでは分散媒14が押されて第1基板2の第1領域に向かって進行する。
第2領域6bでは第2基板3から第1基板2に向かう分散媒14の流れが生ずる。第1基板2に沿って第2領域6bから第1領域6aに向かう分散媒14の流れが生ずる。第1領域6aでは第1基板2から第2基板3に向かう分散媒14の流れが生ずる。第2基板3に沿って第1領域6aから第2領域6bに向かう分散媒14の流れが生ずる。従って、第1基板2に沿う黒色荷電粒子13と第2基板3に沿う白色荷電粒子12とを分散媒14の流れに沿って入れかえることができる。その結果、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が第1基板2、第2基板3や隔壁部5に固着するときにも、電気泳動表示装置1は白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を第1基板2、第2基板3や隔壁部5から剥離して表示を均一に切り替えることができる。
(2)本実施形態によれば、第1領域6aは隔壁部5に近く、第2領域6bは隔壁部から離れている。隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が付着することがある。このとき、隔壁部5に電位が生じる。第2領域6bは隔壁部5から離れているので隔壁部5の電位の影響を受け難くすることができる。従って、隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が付着しても安定して第2領域6bで白色荷電粒子12及び分散媒14に力を作用させることができる。
(3)本実施形態によれば、第1基材7上に素子層8と絶縁層9と第1電極10とがこの順に重ねて設置されている。そして、絶縁層9は第1領域6aに比べて第2領域6bが第2基板3側に突出している。第1基材7において素子層8側の面は凹凸がない平坦な面になっている。凹凸のある面より平坦な面の方が素子層8を設置し易い。従って、電気泳動表示装置1は第1基材7上に素子層8を設置し易い構造にすることができる。
(第2の実施形態)
次に、電気泳動表示装置の一実施形態について図9を用いて説明する。図9(a)は電気泳動表示装置の構造を示す模式側断面図である。図9(b)は電極間の電位分布を説明するための模式図であり、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を省略した図である。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、隔壁部5に近い場所の基板間距離が短く、隔壁部5から離れた場所の基板間距離が長い点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、図9(a)に示すように電気泳動表示装置24は第1基板25を備えている。第1基板25は第1基材7上に素子層8、絶縁層26、第1電極10がこの順に積層された構造になっている。隔壁部5に囲まれた領域を画素領域27とする。画素領域27において隔壁部5に近い場所を第2領域27bとし、画素領域27の中央の場所を第1領域27aとする。第1領域27aにおける絶縁層26の厚みは第2領域27bにおける絶縁層26の厚みより薄くなっている。そして、第2電極16は第1基材7と平行な平坦な面になっている。
図9(b)に示すように、第1電極10と第2電極16とには電圧が印加されている。第1電極10上は同電位であり、第2電極16上も同電位である。そして、第1電極10と第2電極16との間には電位差があるので、第1電極10と第2電極16と間には電場が形成されている。画素領域27では場所により電位が変化する。第1電極10と第2電極16と間には7つの等電位面28が記載されている。等電位面28は電位が等しい場所を通過する面である。
第1領域27aにおける第1基板25と第2基板3との間の距離を基板間距離としての第1基板間距離29aとする。そして、第2領域27bにおける第1基板25と第2基板3との間の距離を基板間距離としての第2基板間距離29bとする。このとき、第2基板間距離29bは第1基板間距離29aより短い距離になっている。このため、等電位面28の間隔は第1基板間距離29aより第2基板間距離29bが短くなっている。換言すれば、電位の変化率は第1領域27aより第2領域27bが大きくなっている。
電位の変化率が大きい場所の方が小さい場所より電場の大きさが大きい。従って、電場大きさは第1領域27aより第2領域27bが大きくなっている。その結果、第1領域27aに位置する白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13より第2領域27bに位置する白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13は電場により受ける力が大きくなっている。
白色荷電粒子12は黒色荷電粒子13より粒径の小さい粒子になっている。白色荷電粒子12は黒色荷電粒子13より分散媒14に対する流体抵抗が小さい。これにより、白色荷電粒子12は黒色荷電粒子13より早く移動することができる。第2領域27bでは白色荷電粒子12が第1基板25に向かって移動する。白色荷電粒子12の移動に伴って分散媒14も第1基板25に向かって移動する。その結果、第2領域27bでは第2基板3側から第1基板25側に分散媒14が流動する流れ14aが生ずる。
電気泳動分散液11の第1基板25側では分散媒14が第2領域27bから第1領域27aに向かって流動する。第1領域27aでは分散媒14が第1基板25側から第2基板3に向かって流動する。電気泳動分散液11の第2基板3側では分散媒14が第1領域27aから第2領域27bに向かって流動する。このように分散媒14の流れ14aが巡回する。
そして、流れ14aに沿って、白色荷電粒子12は第1基板25側に移動し、黒色荷電粒子13は第2基板3側に移動する。第1電極10と第2電極16との間に印加する電圧を逆転するとき、白色荷電粒子12は第2基板3に向かって移動し、黒色荷電粒子13は第1基板25に向かって移動する。このとき、白色荷電粒子12は第2領域27bを通って移動し、黒色荷電粒子13は第1領域27aを通って移動する。そして、分散媒14の流れ14aが白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を流動させる。このため、第1基板25、第2基板3及び隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が固着しても白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を移動させることができる。その結果、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が第1基板25、第2基板3や隔壁部5に固着するときにも、電気泳動表示装置24は白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を第1基板25、第2基板3や隔壁部5から剥離して表示を均一に切り替えることができる。
(第3の実施形態)
次に、電気泳動表示装置の一実施形態について図10を用いて説明する。図10は電気泳動表示装置の構造を示す概略分解斜視図である。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、絶縁層は4つの凸部が設置されている点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図10に示すように、電気泳動表示装置32は第1基板33及び第2基板3を備え、第1基板33と第2基板3とで電気泳動分散液11を挟む構造になっている。第1基板33は第1基材7を備え、第1基材7上に素子層8、絶縁層34及び第1電極10がこの順に積層されている。そして、第1電極10上に格子状の隔壁部5が設置されている。
画素領域6では絶縁層34に4つの凸部34aが設置されている。凸部34aは扇型の斜面を有している。そして、凸部34aと対向する場所が第2領域35bである。凸部34aの斜面側において凸部34aと離れている場所が第1領域35aである。
第1電極10の電位を第2電極16の電位より低くする。このとき、白色荷電粒子12は第2領域35bを通って第1基板33側に移動する。これにより、白色荷電粒子12の移動に伴って電気泳動分散液11が流動し流れ14aが形成される。そして、黒色荷電粒子13は第1領域35aを通って第2基板3側に移動する。流れ14aは画素領域6の中央を軸にして回転する。このため、第1基板33、第2基板3及び隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が固着しても白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を移動させることができる。その結果、白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が第1基板33、第2基板3や隔壁部5に固着するときにも、電気泳動表示装置32は白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を第1基板33、第2基板3や隔壁部5から剥離して表示を均一に切り替えることができる。
(第4の実施形態)
次に、電気泳動表示装置の一実施形態について図11を用いて説明する。図11は電気泳動表示装置の構造を示す模式側断面図である。本実施形態が第1の実施形態と異なるところは、第1基板2側の絶縁層は平坦であり、第2基板3に凹凸がある点にある。尚、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図11に示すように、電気泳動表示装置38は第1基板39及び第2基板40を備え、第1基板39と第2基板40とで電気泳動分散液11を挟む構造になっている。第1基板39は第1基材7を備え、第1基材7上に素子層8、絶縁層41及び第1電極10がこの順に積層されている。そして、第1電極10上に格子状の隔壁部5が設置されている。絶縁層41は平坦な膜になっている。従って、第1電極10が電気泳動分散液11と接する面は平坦な面になっている。
第2基板40は第2基材15を備え、第2基材15上に凹凸層42、第2電極16及び接着層17がこの順に積層されている。凹凸層42は隔壁部5と対向する場所の厚みが薄くなっている。隔壁部5に囲まれた領域を画素領域43とするとき画素領域43の中央では凹凸層42の厚みが厚くなっている。凹凸層42の材質は透明で電気泳動分散液11に影響を及ぼさず成形しやすい材質であれば良く特に限定されない。ガラス、樹脂、酸化シリコンや窒化シリコン等を用いることができる。本実施形態では、例えば、凹凸層42の材質には低融点ガラスを用いている。
隔壁部5に近い場所に位置する領域を第1領域43aとし、隣り合う隔壁部5の中間に位置する領域を第2領域43bとする。第1基板39と第2基板40との間隔を基板間距離とする。第2領域43bの基板間距離は第1領域43aの基板間距離より短くなっている。
第1電極10の電位を第2電極16の電位より低くする。このとき、白色荷電粒子12は第2領域43bを通って第1基板39側に移動する。これにより、白色荷電粒子12の移動に伴って電気泳動分散液11が流動して流れ14aが形成される。流れ14aは第1基板39、隔壁部5及び第2基板40に沿って流動する。黒色荷電粒子13は第1領域43aを通って第2基板40側に移動する。このため、第1基板39、第2基板40及び隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が固着しても白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を移動させることができる。
本実施形態によれば、第1基材7上に素子層8が設置されている。そして、第1基材7において素子層8側の面は凹凸がない平坦な面になっている。凹凸のある面より平坦な面の方が素子層8を設置し易い。従って、電気泳動表示装置38は第1基材7上に素子層8を設置し易い構造にすることができる。
(第5の実施形態)
次に、電気泳動表示装置の一実施形態について図12を用いて説明する。図12は電気泳動表示装置の構造を示す模式側断面図である。本実施形態が第4の実施形態と異なるところは、第2基板40における凹凸の形態が異なる点にある。尚、第4の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図12に示すように、電気泳動表示装置46は第1基板39及び第2基板47を備え、第1基板39と第2基板47とで電気泳動分散液11を挟む構造になっている。第2基板47は第2基材15を備え、第2基材15上に凹凸層48、第2電極16及び接着層17がこの順に積層されている。凹凸層48は隔壁部5と対向する場所の厚みが厚くなっている。隔壁部5に囲まれた領域を画素領域49とするとき画素領域49の中央では凹凸層48の厚みが薄くなっている。凹凸層48の材質には凹凸層42と同様の材質を用いることができる。
隔壁部5に近い場所に位置する領域を第2領域49bとし、隣り合う隔壁部5の中間に位置する領域を第1領域49aとする。第2領域49bの基板間距離は第1領域49aの基板間距離より短くなっている。
第1電極10の電位を第2電極16の電位より低くする。このとき、白色荷電粒子12は第2領域49bを通って第1基板39側に移動する。これにより、白色荷電粒子12の移動に伴って電気泳動分散液11が流動して流れ14aが形成される。流れ14aは第1基板39、隔壁部5及び第2基板47に沿って流動する。黒色荷電粒子13は第1領域49aを通って第2基板47側に移動する。このため、第1基板39、第2基板47及び隔壁部5に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13が固着しても白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を移動させることができる。
本実施形態によれば、第1基材7上に素子層8が設置されている。そして、第1基材7において素子層8側の面は凹凸がない平坦な面になっている。凹凸のある面より平坦な面の方が素子層8を設置し易い。従って、電気泳動表示装置46は第1基材7上に素子層8を設置し易い構造にすることができる。
(第6の実施形態)
次に、電気泳動表示装置を搭載した電子機器の一実施形態について図13を用いて説明する。図13(a)は電子ブックの構造を示す概略斜視図であり、図13(b)は腕時計の構造を示す概略斜視図である。図13(a)に示すように、電子機器としての電子ブック52は板状のケース53を備えている。ケース53には蝶番54を介して蓋部55が設置されている。さらに、ケース53には操作ボタン56と表示部57とが設置されている。操作者は操作ボタン56を操作して表示部57に表示する内容を操作することができる。
ケース53の内部には電子ブック52を制御する制御部58と表示部57を駆動する駆動部59が設置されている。制御部58は駆動部59に表示データを出力する。駆動部59は表示データを入力して表示部57を駆動する。そして、駆動部59は表示部57に表示データに対応する内容を表示させる。表示部57には電気泳動表示装置1、電気泳動表示装置24、電気泳動表示装置32、電気泳動表示装置38及び電気泳動表示装置46のいずれかが用いられている。従って、電子ブック52は表示を均一に切り替えることができる電気泳動表示装置を表示部57に用いた装置とすることができる。
図13(b)に示すように、電子機器としての腕時計62は板状のケース63を備えている。ケース63にはバンド64が設置され、操作者はバンド64を腕に巻いて腕時計62を腕に固定することができる。さらに、ケース63には操作ボタン65と表示部66とが設置されている。操作者は操作ボタン65を操作して表示部66に表示する内容を操作することができる。
ケース63の内部には腕時計62を制御する制御部67と表示部66を駆動する駆動部68が設置されている。制御部67は駆動部68に表示データを出力する。駆動部68は表示データを入力して表示部66を駆動する。そして、駆動部68は表示部66に表示データに対応する内容を表示させる。そして、表示部66には電気泳動表示装置1、電気泳動表示装置24、電気泳動表示装置32、電気泳動表示装置38及び電気泳動表示装置46のいずれかが用いられている。従って、腕時計62は表示を均一に切り替えることができる電気泳動表示装置を表示部66に用いた装置とすることができる。
尚、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、電気泳動分散液11に白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13を設置した。白色荷電粒子12及び黒色荷電粒子13に代えて、赤色、緑色、青色等の荷電粒子を用いてもよい。この構成によれば、赤色、緑色、青色等を表示することでカラー表示を行うことができる。
(変形例2)
前記第1の実施形態では、1つの画素領域6に1つの第1電極10が設置された。1つの画素領域6に複数の第1電極10を設置してもよい。表示を細分化することができる。
(変形例3)
前記第1の実施形態では白色荷電粒子12を正極に帯電させて、黒色荷電粒子13を負極に帯電させた。白色荷電粒子12を負極に帯電させて、黒色荷電粒子13を正極に帯電させても良い。制御しやすい帯電状態にしてもよい。
(変形例4)
前記第3の実施形態では、画素領域6に4つの凸部34aが設置された。凸部34aの数は1つ〜3つでも良く、5つ以上でも良い。電気泳動分散液11が流動し易い構造にすることができる。
1,24,32,38,46…電気泳動表示装置、2,25,33,39…第1基板、3,40,47…第2基板、5…隔壁部、6,27,43,49…画素領域、6a,27a,35a,43a,49a…第1領域、6b,27b,35b,43b,49b…第2領域、8…素子層、8c…半導体素子、9,26,34,41…絶縁層、10…第1電極、11…電気泳動分散液、16…第2電極、21a,29a…基板間距離としての第1基板間距離、21b,29b…基板間距離としての第2基板間距離、52…電子機器としての電子ブック、57,66…表示部、59,68…駆動部、62…電子機器としての腕時計。

Claims (6)

  1. 第1電極が設置された第1基板と、
    前記第1基板と対向し第2電極が設置された第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に位置し画素領域を区画する隔壁部と、
    前記画素領域に充填され分散媒及び荷電粒子を含む電気泳動分散液と、を備え、
    前記第1基板と前記第2基板との間の距離を基板間距離とするとき、前記画素領域には第1領域と前記第1領域より前記基板間距離の短い第2領域とを有することを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 請求項1に記載の電気泳動表示装置であって、
    前記第1領域は前記第2領域より前記隔壁部に近いことを特徴とする電気泳動表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気泳動表示装置であって、
    前記第1基板には半導体素子が設置された素子層と絶縁層と前記第1電極とがこの順に重ねて設置され、
    前記絶縁層は前記第1領域に比べて前記第2領域が前記第2基板側に突出することを特徴とする電気泳動表示装置。
  4. 請求項1または2に記載の電気泳動表示装置であって、
    前記第1基板には半導体素子が設置され、前記第2基板は前記第1領域に比べて前記第2領域が前記第1基板側に突出することを特徴とする電気泳動表示装置。
  5. 表示部と、前記表示部を駆動する駆動部と、を備え、
    前記表示部は請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気泳動表示装置であることを特徴とする電子機器。
  6. 第1基板上に半導体素子が設置された素子層を設置し、
    前記素子層に重ねて凹凸のある絶縁層を設置し、
    前記絶縁層に重ねて第1電極を設置し、
    前記第1基板上に画素領域を区画する隔壁部を設置し、
    前記画素領域に分散媒及び荷電粒子を含む電気泳動分散液を充填し、
    前記隔壁部に重ねて第2電極を有する第2基板を設置することを含み、
    前記凹凸は、前記画素領域毎に存在することを特徴とする電気泳動表示装置の製造方法。
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