JP2016145518A - 木質積層体及びスラット - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性を高め、製品重量や環境負荷の問題に対応可能で、形状安定性に優れた、薄型の木質積層体及びスラットを提供する。【解決手段】突板11,12,13を積層してなる薄型の木質積層体10であって、積層した突板11,12,13の繊維方向が、積層した突板11,12,13の長手方向A−Aを挟んで交差している。また、積層した突板11,12,13を、熱硬化性又は不可逆熱可塑性の接着剤で接着する。そして、形成した木質積層体をブラインド用又はルーバー用のスラットとする。【選択図】図4

Description

本発明は、例えばブラインド用スラットやルーバー用スラットとして用いられる、薄型の木質積層体に関するものである。
従来、住宅等に用いられる、図11及び図12に示すようなブラインドB用のスラット100や、図13及び図14に示すようなルーバーL用のスラット200(200a,200b)等の材料としては、アルミの薄板や、アルミの薄板を湾曲させて表裏に塗装を施したアルミスラットが主流である。しかしアルミスラットは、事務所用の寒々とした印象があり意匠性が悪く、重量が重くなる上、製造時に消費する(必要とされる)エネルギーや廃棄処理の点から、環境負荷も大きい。
また、意匠性等を高めるために天然木から得られた無垢の板(3〜6mm程度)を用いたスラットが提案されているが、窓際のような比較的高温状態に晒される過酷な環境下や、居室と廊下を仕切る場合などの、温湿度の異なる二つの空間に面しているような環境下では、天然木由来の湿度の吸放湿に伴う、反り、曲がり、捩れといった経時での形状変化や日光等による退色といった経年劣化が問題となる。
また、ブラインド用スラットやルーバー用スラットには樹脂成形品もあるが、意匠性が悪く、アルミ同様に環境負荷も大きい。
これに対して特許文献1には、アルミの薄板を基材とし、表裏面に天然木の突板を貼り付けて本漆を塗布したスラットに関する発明が記載されている。また、特許文献2には、形状固定のために熱可塑性の接着剤を塗布した不織布を用いたスラットに関する発明が記載されている。また、特許文献3には、形状固定のために熱可塑性樹脂繊維からなる不織布を用いたスラットに関する発明が記載されている。
一方、木質材料である合板やLVL(単板積層材)は、加工性や寸法安定性に優れているなどの特性を活かして、床材、内装下地材、家具、構造用材その他多くの用途に使用されている。そして、特に合板やLVLを構造用部材のような、主として強度が要求される部材に使用する場合に、これらの合板やLVLの強度を高めるために、特許文献4には、上下に隣接する単板層の繊維方向を斜め方向に傾斜させ互いに交差させるようにした、斜行型単板積層材に関する発明が記載されている。
特開平8−42269号公報 特開2008−274559号公報 特許第3579658号公報 特許第3729410号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、天然木の突板を用いることで意匠性を高めることはできるが、アルミと木材の異種材料を接着したスラットであるので、使用中にその積層界面(アルミと突板との界面)から剥がれる恐れがあり、結果として、スラットの反り、曲がり、捩れが生じたり、使用中のスラットの開閉等に支障が生じる可能性がある。また、スラットの側面にアルミ基材が露出しているため、スラットを開閉するときにキラキラと光ることがあり意匠性に影響が生じる。またアルミの薄板を基材としているため、製品重量や環境負荷の問題がある。
また、特許文献2や特許文献3に記載された発明は、形状固定のために熱可塑性の接着剤や熱可塑性樹脂繊維からなる不織布を用いているため、窓際のような比較的高温状態に晒される過酷な環境では、その形状を維持できず使用上問題が発生する。
一方、特許文献4に記載された発明は、上下に隣接する単板層の繊維方向を斜め方向に傾斜させ互いに交差させるようにしたものであるが、比較的厚みのある積層材の強度を高めるためのものであり、ブラインド用スラットやルーバー用スラットとして用いられる薄型の木質材の反り、曲がり、捩れを抑制し形状安定性を高めるために適用することはできない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、意匠性を高め、製品重量や環境負荷の問題に対応可能で、形状安定性に優れた、薄型の木質積層体及びスラットを提供することを目的とするものである。
本発明のスラットは、突板を積層してなる薄型の木質積層体からなるスラットであって、繊維方向が長手方向に対して右向きに45°以下の角度に傾斜した突板と繊維方向が長手方向に対して左向きに45°以下の角度に傾斜した突板とを用いることにより、積層した突板のうち少なくとも3枚の突板の繊維方向が、積層した突板の長手方向を挟んで交差していることを特徴とする。
また好ましくは、積層した突板の繊維方向が木質積層体の厚さ方向の中央を基準として対称となっていることを特徴とする。
また好ましくは、横断面形状が円弧状であることを特徴とする。
本発明によれば、突板を積層して木質積層体とするので、合板やLVLと比較して薄型に形成することができる。また、突板の木目により意匠性を高めることができる。また、木質材料であるので金属材料に比べて製品重量が軽く、環境負荷も小さい。
また、積層した突板のうち少なくとも3枚の突板の繊維方向が、積層した突板の長手方向を挟んで交差しているので、反り、曲がり、捩れを抑制し形状安定性を高めることができる。
また、積層した突板のうち少なくとも3枚の突板の繊維方向が、積層した突板の長手方向を挟んで交差しているので、木質積層体を例えば円弧状のような断面形状とした場合には、突板の繊維方向を同一にして積層した木質積層体と比較して、断面に直交する方向に割り裂けにくくできるため、突板のみの積層で、断面形状を保つことができる。
また、積層した突板を、熱硬化性又は不可逆熱可塑性の接着剤で接着した場合には、窓際のような比較的高温状態に晒される過酷な環境であっても、接着剤が溶解して形状安定性が低下するのを防止することができる。
また、木質積層体をブラインドやルーバー等のスラットに用いることで、意匠性が高く形状安定性に優れたブラインドやルーバーを製造することができる。
以上、本発明によれば、意匠性を高め、製品重量や環境負荷の問題に対応可能で、形状安定性に優れた、薄型の木質積層体及びスラットを提供することができる。
本発明の実施形態に係る木質積層体を構成する突板を示す平面図である。 繊維方向の異なる複数の突板を示す平面図である。 実施形態1に係る木質積層体を示す分解斜視図である。 実施形態1に係る木質積層体を構成する突板を示す平面図である。 実施形態1に係る木質積層体を示す拡大断面図である。 実施形態2に係る木質積層体を示す分解斜視図である。 実施形態2に係る木質積層体を構成する突板を示す平面図である。 実施形態3〜4に係る木質積層体を示す分解斜視図である。 実施形態3に係る木質積層体を構成する突板を示す平面図である。 実施形態4に係る木質積層体を構成する突板を示す平面図である。 ブラインドを示す正面図である。 ブラインド用スラットを示す斜視図である。 ルーバーを示す正面図である。 ルーバー用スラットを示す斜視図である。
次に、図1乃至図12を参照して、本発明の実施形態に係る木質積層体について説明する。まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る木質積層体を構成する突板について説明する。図1は、木質積層体を構成する突板1を示す平面図であり、図2は、繊維方向2の異なる複数の突板1を示す平面図である。
図1に示すように、突板1は長尺状の板材であり、ラジアタパイン等の原料を使用し、スライサー等の薄板製造装置で0.1〜2.0mm程度の厚さに製造する。そして、適度に乾燥させた後、適当なサイズに裁断する。なお、1つの木質積層体を構成する複数の突板は、必ずしも等厚である必要はない。また、完成時の厚さが3mm以下であるような薄物の木質積層体の場合には、積層する突板の厚さを、0.1〜1.5mmとすることが好ましい。また、積層する突板の木目は、柾目、板目を問わずに適用可能であるが、柾目の方がより好ましい。
また、メイプル、カバ、ラワン等の広葉樹材を使用することも可能であるが、資源枯渇の問題から入手困難となりつつあり、その代替材料としてラジアタパインや国産杉といった針葉樹材を使用せざるを得ない状況にある。従来、針葉樹材を用いた薄型積層体は形状安定性や意匠性(節が多いため)の問題から使用困難であったが、本実施形態によれば、こうした針葉樹材も有効に利用することができる。
ここで、符号2は突板1の繊維方向を示しているが、この繊維方向2は突板1の長手方向A−Aに対して角度αだけ傾斜している。そして図2には、突板1の長手方向A−Aに対する角度αに応じて、繊維方向2の異なる複数の突板(a)〜(g)が図示されている。なお、以下の説明においては、角度αがプラスの場合を「繊維方向が右向き」、角度αがマイナスの場合を「繊維方向が左向き」と表現する。
突板(a)〜(g)におけるそれぞれの角度αは、それぞれ次の通りである。なお、角度αは、これに限定されるものではない。
(a)−45°
(b)−20°
(c)−10°
(d) 0°
(e)+10°
(f)+20°
(g)+45°
次に、図3乃至図5を参照して、本発明の実施形態1に係る木質積層体について説明する。図3は、実施形態1に係る木質積層体10を示す分解斜視図であり、図4は、実施形態1に係る木質積層体10を構成する突板11,12,13を示す平面図であり、図5は、実施形態1に係る木質積層体10を示す拡大断面図である。
図3に示すように、木質積層体10は、突板11,12,13を順に積層して形成されている。さらに図4に示すように、突板11,12,13は、繊維方向が交差するように積層されている。すなわち、図2に示す複数の突板のうち、突板11,13として突板(e)を、突板12として突板(c)を用いている。これにより、突板11,12,13の繊維方向は、突板の長手方向を挟んで交差した状態になっている。突板(c)の角度α=−10°であり、突板(e)の角度α=+10°であるから、突板11の繊維方向2eと突板12の繊維方向2cがなす角度は20°であり、同様に突板12の繊維方向2cと突板13の繊維方向2eがなす角度は20°となる。
突板11,12,13の積層にあたっては、突板の表面に接着剤を塗布する。使用する接着剤は特に限定されるものではないが、熱硬化性又は不可逆熱可塑性の接着剤であれば、熱可塑性のものと比較して、窓際のような比較的高温状態に晒される過酷な環境であっても、接着剤が溶解して形状安定性が低下するのを防止することができるため好ましい。
図5(a)は、このようにして積層した木質積層体10を示す拡大断面図であり、その後、所要の断面形状を有する型又はプレスで接着硬化させる。図5(b)は、横断面が円弧状となるように型で成型したものであり、図11及び図12に示すブラインド用スラット100として使用することができる。
実施形態1に係る木質積層体10によれば、突板11,12,13を積層して木質積層体10とするので、合板やLVLと比較して薄型に形成することができる。また、突板11,13の木目により意匠性を高めることができる。また、木質材料であるので金属材料に比べて製品重量が軽く、環境負荷も小さい。
また、積層した突板11,12,13の繊維方向が、積層した突板11,12,13の長手方向を挟んで交差しているので、反り、曲がり、捩れを抑制し形状安定性を高めることができる。
また、積層した突板11,12,13の繊維方向が、積層した突板11,12,13の長手方向を挟んで交差しているので、木質積層体10を例えば円弧状のような断面形状とした場合には、突板の繊維方向を同一にして積層した木質積層体と比較して、断面に直交する方向に割り裂けにくくできるため、突板のみの積層で、断面形状を保つことができる。
また、積層した突板11,12,13を、熱硬化性又は不可逆熱可塑性の接着剤で接着することにより、窓際のような比較的高温状態に晒される過酷な環境であっても、接着剤が溶解して形状安定性が低下するのを防止することができる。
また、木質積層体10をブラインドやルーバー等のスラットに用いることで、意匠性が高く形状安定性に優れたブラインドやルーバーを製造することができる。
以上、実施形態1に係る木質積層体10によれば、意匠性を高め、製品重量や環境負荷の問題に対応可能で、形状安定性に優れた、薄型の木質積層体及びスラットを提供することができる。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の実施形態2に係る木質積層体について説明する。図6は、実施形態2に係る木質積層体20を示す分解斜視図であり、図7は、実施形態2に係る木質積層体20を構成する突板21,22,23,24を示す平面図である。
図6に示すように、木質積層体20は、突板21,22,23,24を順に積層して形成されている。さらに図7に示すように、突板21,22,23,24は、繊維方向が交差するように積層されている。すなわち、図2に示す複数の突板のうち、突板21,24として突板(e)を、突板22,23として突板(c)を用いている。これにより、突板21,22,23,24の繊維方向は、突板の長手方向を挟んで交差した状態になっている。突板(c)の角度α=−10°であり、突板(e)の角度α=+10°であるから、突板21の繊維方向2eと突板22の繊維方向2cがなす角度は20°であり、同様に突板23の繊維方向2cと突板24の繊維方向2eがなす角度は20°となる。
実施形態2に係る木質積層体20によれば、実施形態1に係る木質積層体10と同様に、意匠性を高め、製品重量や環境負荷の問題に対応可能で、形状安定性に優れた、薄型の木質積層体及びスラットを提供することができる。
次に、図8及び図9を参照して、本発明の実施形態3に係る木質積層体について説明する。図8は、実施形態3に係る木質積層体30を示す分解斜視図であり、図9は、実施形態3に係る木質積層体30を構成する突板31,32,33,34,35を示す平面図である。
図8に示すように、木質積層体30は、突板31,32,33,34,35を順に積層して形成されている。さらに図8に示すように、突板31,32,33,34,35は、繊維方向が交差するように積層されている。すなわち、図2に示す複数の突板のうち、突板31,33,35として突板(e)を、突板32,34として突板(c)を用いている。これにより、突板31,32,33,34,35の繊維方向は、突板の長手方向を挟んで交差した状態になっている。突板(c)の角度α=−10°であり、突板(e)の角度α=+10°であるから、突板31の繊維方向2eと突板32の繊維方向2cがなす角度は20°であり、同様に突板32の繊維方向2cと突板33の繊維方向2eがなす角度は20°であり、突板33の繊維方向2eと突板34の繊維方向2cがなす角度は20°であり、突板34の繊維方向2cと突板35の繊維方向2eがなす角度は20°となる。
実施形態3に係る木質積層体30によれば、実施形態1に係る木質積層体10と同様に、意匠性を高め、製品重量や環境負荷の問題に対応可能で、形状安定性に優れた、薄型の木質積層体及びスラットを提供することができる。
次に、図8及び図10を参照して、本発明の実施形態4に係る木質積層体について説明する。図8は、実施形態4に係る木質積層体40を示す分解斜視図であり、図10は、実施形態4に係る木質積層体40を構成する突板41,42,43,44,45を示す平面図である。
図8に示すように、木質積層体40は、突板41,42,43,44,45を順に積層して形成されている。さらに図10に示すように、突板42,43,44は、繊維方向が交差するように積層されている。すなわち、図2に示す複数の突板のうち、突板42,44として突板(e)を、突板43として突板(c)を用いている。これにより、突板42,43,44の繊維方向は、突板の長手方向を挟んで交差した状態になっている。突板(c)の角度α=−10°であり、突板(e)の角度α=+10°であるから、突板42の繊維方向2eと突板43の繊維方向2cがなす角度は20°であり、同様に突板43の繊維方向2cと突板44の繊維方向2eがなす角度は20°となる。なお、突板41,45としては、図2に示す突板(d)が用いられており、突板41,45の繊維方向は長手方向になっている(角度α=0°)。
実施形態4に係る木質積層体40によれば、実施形態1に係る木質積層体10と同様に、意匠性を高め、製品重量や環境負荷の問題に対応可能で、形状安定性に優れた、薄型の木質積層体及びスラットを提供することができる。
ここで、上記実施形態における木質積層体の強度面における作用効果について説明する。上記実施形態のように繊維方向を交差させて積層した木質積層体は、突板の繊維方向を同一にして積層した木質積層体に比べ、製品の横断面に直交する方向に割り裂けにくくすることができる。このような特性を持たせることが可能であることから、ブラインド用スラットやルーバー用スラットなどの、製品厚みが薄く、製品幅に対して製品長が長い製品の、長さ方向と幅方向の強度や剛性を制御することができる。
また、交差角度を大きくすると、製品に横方向の粘り強さが加わり、製品の横方向の強度や剛性を高くすることができる。一方、製品の長さ方向の剛性(ヤング率)は、交差角度を20°以上にすると、傾きが大きくなるにつれて低下する傾向にある。従って、要求される製品の性能、使用環境に合わせて、強度や剛性を調整しつつ設計することができる。特に、製品の部位によって要求される様々な横断面形状(例えば円弧状)を持つ木質積層体の強度を向上させる上でも効果的である。
なお、上記実施形態における作用効果を得るためには、完成時の木質積層体の厚さを6.0mm以下(例えば、比較的厚めのルーバー用スラット等を含む。)にすることが好ましいが、とりわけ、3.0mm以下のブラインド用スラットのように、薄物の木質積層体の場合に効果的であり、さらに2.0mm以下の極薄物の木質積層体の場合には、より効果的である。
また、上記実施形態においては、繊維方向を交差させる突板として、角度α=−10°である突板(c)と、角度α=+10度である突板(e)を用いたが、要求される製品の性能、使用環境に合わせて、その他の角度の突板を用いることが可能である。
また、左右のバランスの観点からは、交差した繊維方向の角度が、積層した突板の長手方向を挟んで左右対称であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
また、左右のバランスの観点からは、繊維方向ごとの突板の板厚の合計が左右同じになるように、また同じ板厚の突板であれば左右同じ枚数となるように積層することが好ましいが、これに限定されるものではない。
また、最表面と最裏面の繊維方向が同一であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
また、突板の積層にあたっては、異なる繊維方向の突板を交互に積層してもよいし、同じ繊維方向の突板を何枚か連続して積層してもよい。ただし、例えば「右左右」、「右左左右」、「右左右左右」といったように、積層する突板の繊維方向が木質積層体の厚さ方向の中央を基準として対称となるようにすることが好ましい。
表1及び表2に、本発明の実施形態に係る木質積層体の形状安定性の実験結果を示す。なおこの実験結果は、実施形態2に係る木質積層体の構成におけるものである。
常態→吸湿における変動量
Figure 2016145518
常態→乾燥における変動量
Figure 2016145518
表1及び表2に示すように、実施例1と比較例1を比較すると、反り、捩れ共に形状安定性が向上している。一方、実施例1と比較例2を比較すると、捩れについて形状安定性が向上している。実施例1の積層体の厚みは、比較例2の無垢材の厚みに比べて半分以下であることを考慮すると、十分な効果が得られているものと考えられる。
1 突板
2 繊維方向
10 木質積層体
11 突板
12 突板
13 突板
20 木質積層体
21 突板
22 突板
23 突板
24 突板
30 木質積層体
31 突板
32 突板
33 突板
34 突板
35 突板
40 木質積層体
41 突板
42 突板
43 突板
44 突板
45 突板
100 スラット
200 スラット
B ブラインド
L ルーバー

Claims (3)

  1. 突板を積層してなる薄型の木質積層体からなるスラットであって、繊維方向が長手方向に対して右向きに45°以下の角度に傾斜した突板と繊維方向が長手方向に対して左向きに45°以下の角度に傾斜した突板とを用いることにより、積層した突板のうち少なくとも3枚の突板の繊維方向が、積層した突板の長手方向を挟んで交差していることを特徴とするスラット。
  2. 積層した突板の繊維方向が木質積層体の厚さ方向の中央を基準として対称となっていることを特徴とする請求項1に記載のスラット。
  3. 横断面形状が円弧状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスラット。
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