JP2016144821A - クーラント制御装置およびクーラント制御方法 - Google Patents

クーラント制御装置およびクーラント制御方法 Download PDF

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Masatsugu Hasuzawa
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Abstract

【課題】所望の冷却を行い、圧延材の製品品質を向上させることができるクーラント制御装置およびクーラント制御方法を提供する。【解決手段】実施形態によれば、アルミニウムの圧延に用いられるクーラント制御装置であって、クーラント流量算出部と、クーラント圧力算出部と、ノズル開閉パターン算出部と、を備えたクーラント制御装置が提供される。前記クーラント流量算出部は、圧延材の長手方向または前記圧延材の幅方向におけるクーラントの流量を算出する。前記クーラント圧力算出部は、複数のノズルバルブのそれぞれから噴射される前記クーラントの圧力を前記流量に基づいて算出する。前記ノズル開閉パターン算出部は、前記複数のノズルバルブの開閉状態のパターンを算出する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、クーラント制御装置およびクーラント制御方法に関する。
クーラント装置は、アルミニウム圧延においてロールや圧延材の冷却を行う。クーラント装置は、圧延材の温度や形状に影響し、圧延材の製品品質にかかわる。アルミニウムの圧延設備では、鉄や他の非鉄の圧延設備とは異なり、複数(例えば30個)のノズルがロールの幅方向に配置される。アルミニウム圧延用クーラントは、複数のノズルのそれぞれから噴射される。複数のノズルのそれぞれは、個別に操作弁を有する。
ロールや圧延材の冷却方法は、圧延材種に応じて異なる。例えば、純アルミニウム系の熱伝達係数は、ジュラルミン系の熱伝達係数とは異なる。そのため、熱に対する純アルミニウム系の挙動は、熱に対するジュラルミン系の挙動とは異なる。そのため、冷却流量(クーラント流量)を圧延材種ごとに変える必要がある。
しかし、ノズルの開閉状態のみを制御して複数のノズルのうちのいずれかを間引いてクーラントを噴射し、任意の圧力あるいは任意の流量でロールや圧延材を冷却することができない場合には、材種が比較的多いアルミニウムの熱間圧延において高精度の冷却を実現することは困難である。所望の冷却を行い、圧延材の製品品質を向上させることが望まれる。
国際公開第2010/103659号パンフレット
本発明の実施形態は、所望の冷却を行い、圧延材の製品品質を向上させることができるクーラント制御装置およびクーラント制御方法を提供する。
実施形態によれば、アルミニウムの圧延に用いられるクーラント制御装置であって、クーラント流量算出部と、クーラント圧力算出部と、ノズル開閉パターン算出部と、を備えたクーラント制御装置が提供される。前記クーラント流量算出部は、圧延材の長手方向または前記圧延材の幅方向におけるクーラントの流量を算出する。前記クーラント圧力算出部は、複数のノズルバルブのそれぞれから噴射される前記クーラントの圧力を前記流量に基づいて算出する。前記ノズル開閉パターン算出部は、前記複数のノズルバルブの開閉状態のパターンを算出する。
本発明の実施形態によれば、所望の冷却を行い、圧延材の製品品質を向上させることができるクーラント制御装置およびクーラント制御方法が提供される。
実施形態にかかるクーラント制御装置を備える圧延システムの要部構成を表すブロック図である。 実施形態にかかるクーラント制御装置およびクーラント装置の要部構成を表すブロック図である。 実施形態にかかるクーラント制御装置およびクーラント装置の他の要部構成を表すブロック図である。 実施形態にかかるクーラント制御方法を説明するフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態にかかるクーラント制御装置を備える圧延システムの要部構成を表すブロック図である。
図1に表した圧延システム10は、圧延装置100と、コントローラ200と、クーラント制御装置300と、を備える。
圧延装置100は、圧延材(実施形態ではアルミニウム)を熱間で圧延する。コントローラ200は、クーラント制御装置300から受信する信号に基づいて圧延装置100に設けられたクーラント装置130(図2参照)を制御する。クーラント制御装置300は、圧延材や、圧延装置100に設けられたロールの冷却制御を実行する。圧延装置100は、コントローラ200に接続されている。クーラント制御装置300は、コントローラ200に接続されている。
圧延装置100は、加熱炉101と、加熱炉出口温度計102と、スラブクリーニング装置103と、エッジャー104と、粗圧延部105と、粗圧延出口温度計106と、仕上圧延入口温度計107と、クロップシャー108と、仕上圧延部110と、仕上圧延出口温度計111と、コイラー114と、を有する。
加熱炉101は、例えば重油又は天然ガスの化石燃料を燃焼させることにより圧延材120を加熱する。加熱炉出口温度計102は、加熱炉101の出口の温度を測定する。スラブクリーニング装置103は、圧延材120の上下方から高圧水を噴射し、圧延材120の表面からスケールを除去する。エッジャー104は、圧延材120の幅方向の圧延をする。
粗圧延部105は、ワークロール105aと、バックアップロール105bと、を有し、圧延材120の粗圧延を行う。例えば、ワークロール105aおよびバックアップロール105bの近傍には、複数のノズルバルブ(図2参照)が設けられている。例えば、複数のノズルバルブは、ワークロール105aの軸方向(圧延材120の幅方向)あるいはバックアップロール105bの軸方向に並んで配置されている。複数のノズルバルブのそれぞれは、ワークロール105a、バックアップロール105b、あるいは圧延材に向かってクーラントを噴射する。
粗圧延出口温度計106は、粗圧延部105の出口の温度を測定する。仕上圧延入口温度計107は、仕上圧延部110の入口の温度を測定する。クロップシャー108は、圧延材120の先端部および後端部の少なくともいずれかを切断する。
仕上圧延部110は、ワークロール110aと、バックアップロール110bと、を有し、圧延材120の仕上げ圧延を行う。粗圧延部105の場合と同様に、例えば、ワークロール110aおよびバックアップロール110bの近傍には、複数のノズルバルブが設けられている。例えば、複数のノズルバルブは、ワークロール110aの軸方向あるいはバックアップロール110bの軸方向に並んで配置されている。複数のノズルバルブのそれぞれは、ワークロール110a、バックアップロール110b、あるいは圧延材に向かってクーラントを噴射する。図1に表したように、仕上圧延部110は、ワークロール110aとバックアップロール110bとの組み合わせを複数有していてもよい。
仕上圧延出口温度計111は、仕上圧延部110の出口の温度を測定する。コイラー114は、圧延材120を巻き取る。
コントローラ200は、クーラント制御装置300から受信する信号に基づいて圧延装置100に設けられたクーラント装置130を制御し、圧延材120の製品品質を確保する。この詳細については、後述する。
実施形態にかかるクーラント制御装置300は、中央演算部(CPU)310と、記憶部(Memory unit)320と、入力部(Input unit)330と、出力部(Output unit)340と、を有する。中央演算部310、記憶部320、入力部330および出力部340は、バス301を介して互いに接続されている。入力部330は、記録媒体Mに記録された情報を読み取る機能を含む。
オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び実施形態のクーラント制御プログラムは、記憶部320に格納されている。実施形態のクーラント制御プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体Mに記録されていてもよい。記録媒体Mは、ネットワークに接続されたサーバ等の記憶装置であってもよい。また、実施形態のクーラント制御プログラムは、ネットワークを介して配信されてもよい。
図1に表したクーラント制御装置300のハードウェア構成は、一例であり、実施形態に係るクーラント制御装置300の一部、又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路又はIC(Integrated Circuit)チップセットとして実現してもよい。各機能ブロックについては、個別にプロセッサ化してもよいし、各機能ブロックの一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法については、LSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。実施形態では、複数の装置が有線又は無線で接続されたシステム構成を例示するが、その一部又は全部を備えた1つの装置として構成されてもよい。
図2は、実施形態にかかるクーラント制御装置およびクーラント装置の要部構成を表すブロック図である。
図3は、実施形態にかかるクーラント制御装置およびクーラント装置の他の要部構成を表すブロック図である。
実施形態にかかるクーラント制御装置300の中央演算部310は、クーラント流量算出部311と、クーラント圧力算出部312と、クーラントポンプ最適化算出部313と、ノズル開閉パターン算出部314と、を有する。
クーラント流量算出部311は、圧延材120の種類、圧延材120の幅、圧延材120の長さ、および圧延材120の厚みの少なくともいずれかに基づいて、圧延材120の長手方向あるいは圧延材120の幅方向において各ノズルバルブから噴射されるクーラントの流量(クーラント流量)を算出する。クーラント流量算出部311は、算出したクーラント流量の情報をクーラント圧力算出部312へ送信する。
クーラント圧力算出部312は、受信したクーラント流量の情報に基づいて、圧延材120の長手方向あるいは圧延材120の幅方向において各ノズルバルブから噴射されるクーラントの圧力(クーラント圧力)を算出する。クーラント圧力算出部312は、算出したクーラント圧力の情報と、受信したクーラント流量の情報と、をクーラントポンプ最適化算出部313と、ノズル開閉パターン算出部314と、コントローラ200と、へ送信する。
クーラントポンプ最適化算出部313は、受信したクーラント流量と、受信したクーラント圧力と、に基づいて、クーラントポンプ132の最適な運転台数と、クーラントポンプ132の最適な回転速度と、を算出する。クーラントポンプ最適化算出部313は、クーラント圧力を維持しつつ、クーラントポンプ132の最適な運転台数と、クーラントポンプ132の最適な回転速度と、を算出する。クーラントポンプ最適化算出部313は、算出したクーラントポンプ132の運転台数の情報と、算出したクーラントポンプ132の回転速度の情報と、をコントローラ200へ送信する。
ノズル開閉パターン算出部314は、受信したクーラント流量と、受信したクーラント圧力と、に基づいて、各ノズルバルブの開閉状態の最適なパターンを算出する。ノズル開閉パターン算出部314は、各ノズルバルブの開閉状態のパターンの情報をコントローラ200へ送信する。
クーラント装置130は、タンク131と、クーラントポンプ132と、圧力調節弁133と、複数のノズルバルブと、を有する。例えば、クーラント装置130は、第1のノズルバルブ134aと、第2のノズルバルブ134bと、第3のノズルバルブ134cと、を有する。例えば、約30個程度のノズルバルブがワークロール105aの軸方向あるいはバックアップロール105bの軸方向に並んで配置される。
タンク131は、例えばエマルジョンなどのクーラントを貯留する。クーラントポンプ132は、タンク131に貯留されたクーラントに圧力を与え、クーラントを圧力調節弁133へ供給する。圧力調節弁133は、クーラントポンプ132から送られたクーラントの圧力を所定の圧力に調節する。これにより、圧力調節弁133を通ったクーラントは、第1のノズルバルブ134a、第2のノズルバルブ134b、および第3のノズルバルブ134cのそれぞれへ略同じ圧力で供給される。
第1のノズルバルブ134a、第2のノズルバルブ134b、および第3のノズルバルブ134cのそれぞれは、圧力調節弁133介してクーラントポンプ132から供給されたクーラントを、ワークロール105a、バックアップロール105b、あるいは圧延材120に向かって噴射する。
ここで、アルミニウムの圧延においては、鉄や他の非鉄の圧延と比較して、圧延材120の製品の表面の品質がより高く求められる。クーラント装置130は、圧延材120の温度や形状に影響し、圧延材120の製品の表面の品質(製品品質)にかかわる。ワークロール105a、バックアップロール105b、および圧延材120の冷却方法は、圧延材120の種類に応じて異なる。例えば、純アルミニウム系の熱伝達係数は、ジュラルミン系の熱伝達係数とは異なる。そのため、熱に対する純アルミニウム系の挙動は、熱に対するジュラルミン系の挙動とは異なる。
このとき、コントローラ200が例えば圧延材120の種類などに応じて複数のノズルバルブのそれぞれの開閉状態のみを制御し、複数のノズルバルブのうちのいずれかを間引いてクーラントを噴射させると、材種が比較的多いアルミニウムの圧延において高精度の冷却を実現することは困難である。
これに対して、実施形態のコントローラ200は、受信したクーラント圧力の情報と、受信したクーラント流量の情報と、受信したクーラントポンプ132の運転台数の情報と、受信したクーラントポンプ132の回転速度の情報と、各ノズルバルブの開閉状態のパターンの情報と、に基づいて、クーラントポンプ132と、圧力調節弁133と、複数のノズルバルブと、のそれぞれを制御する。
より具体的には、コントローラ200は、受信したクーラント圧力の情報と、受信したクーラント流量の情報と、に基づいてクーラントポンプ132および圧力調節弁133を制御する。コントローラ200は、受信したクーラントポンプ132の運転台数の情報と、受信したクーラントポンプ132の回転速度の情報と、に基づいてクーラントポンプ132を制御する。コントローラ200は、各ノズルバルブの開閉状態のパターンの情報に基づいて複数のノズルバルブのそれぞれを制御する。
これによれば、実施形態にかかるクーラント制御装置300は、各ノズルバルブから噴射されるクーラントのクーラント流量およびクーラント圧力の少なくともいずれかを任意にあるいは高精度に変化させることができる。また、実施形態にかかるクーラント制御装置300は、各ノズルバルブの開閉状態のパターンを圧延材120の幅方向および圧延材120の長手方向の少なくともいずれかにおいて自在に制御し変化させることができる。これにより、圧延材120の種類、圧延材120の幅方向、圧延材120の長手方向に対して所望の冷却を達成することができ、圧延材120の製品品質を向上させることができる。さらに、圧延材120の製品品質を保ちつつ、クーラントポンプ132の運転台数と、クーラントポンプ132の回転速度と、を最適化(例えば低減)させることによって省エネルギー効果を得ることができる。
例えば、実施形態にかかるクーラント制御装置300は、圧延材120の長手方向の先端部(圧延開始部分)ではクーラント流量を相対的に少なくし、圧延材120の長手方向の中間部ではクーラント流量を相対的に多くし、圧延材120の長手方向の後端部(圧延終了部分)ではクーラント流量を相対的に少なくする制御を実行できる。あるいは、例えば、実施形態にかかるクーラント制御装置300は、圧延材120の幅方向の両端部ではクーラント流量を相対的に少なくし、圧延材120の幅方向の中央部ではクーラント流量を相対的に多くする制御を実行できる。
なお、図2に表したクーラント装置130の要部構成は、一例である。例えば、図3に表したように、クーラント装置は、複数の圧力調節弁を有していてもよい。図3に表したクーラント装置130aは、第1の圧力調節弁133aと、第2の圧力調節弁133bと、を有する。第1のノズルバルブ134a、第2のノズルバルブ134b、および第3のノズルバルブ134cは、第1の圧力調節弁133aに接続されている。第4のノズルバルブ134d、第5のノズルバルブ134e、および第6のノズルバルブ134fは、第2の圧力調節弁133bに接続されている。そのため、クーラントポンプ132から第1の圧力調節弁133aに送られたクーラントは、圧力を所定の圧力に調節され、第1のノズルバルブ134a、第2のノズルバルブ134b、および第3のノズルバルブ134cに送られる。クーラントポンプ132から第2の圧力調節弁133bに送られたクーラントは、圧力を所定の圧力に調節され、第4のノズルバルブ134d、第5のノズルバルブ134e、および第6のノズルバルブ134fに送られる。
これにより、クーラント流量およびクーラント圧力の少なくともいずれかを圧延材120の幅方向に対してより高精度に変化させることができ、圧延材120の製品品質をより向上させることができる。
次に、実施形態にかかるクーラント制御方法について、図面を参照しつつ説明する。
図4は、実施形態にかかるクーラント制御方法を説明するフローチャート図である。
まず、クーラント流量算出部311は、圧延材120の種類、圧延材120の幅、圧延材120の長さ、および圧延材120の厚みの少なくともいずれかに基づいて、圧延材120の長手方向あるいは圧延材120の幅方向において各ノズルバルブから噴射されるクーラントの流量を算出する(ステップS101)。
続いて、クーラント圧力算出部312は、受信したクーラント流量の情報に基づいて、圧延材120の長手方向あるいは圧延材120の幅方向において各ノズルバルブから噴射されるクーラントの圧力を算出する(ステップS103)。
続いて、クーラントポンプ最適化算出部313は、受信したクーラント流量と、受信したクーラント圧力と、に基づいて、クーラントポンプ132の最適な運転台数と、クーラントポンプ132の最適な回転速度と、を算出する(ステップS105)。このとき、クーラントポンプ最適化算出部313は、クーラント圧力を維持しつつ、クーラントポンプ132の最適な運転台数と、クーラントポンプ132の最適な回転速度と、を算出する。
続いて、ノズル開閉パターン算出部314は、受信したクーラント流量と、受信したクーラント圧力と、に基づいて、各ノズルバルブの開閉状態の最適なパターンを算出する(ステップS107)。
なお、ステップS105およびステップS107については、技術的に可能な範囲において順序が互いに入れ替わってもよい。
続いて、コントローラ200は、受信したクーラント圧力の情報と、受信したクーラント流量の情報と、受信したクーラントポンプ132の運転台数の情報と、受信したクーラントポンプ132の回転速度の情報と、各ノズルバルブの開閉状態のパターンの情報と、に基づいて、クーラントポンプ132と、圧力調節弁133と、複数のノズルバルブと、のそれぞれを制御する(ステップS109)。
実施形態にかかるクーラント制御方法によれば、各ノズルバルブから噴射されるクーラントのクーラント流量およびクーラント圧力の少なくともいずれかを任意にあるいは高精度に変化させることができる。また、各ノズルバルブの開閉状態のパターンを圧延材120の幅方向および圧延材120の長手方向の少なくともいずれかにおいて自在に制御し変化させることができる。これにより、圧延材120の種類、圧延材120の幅方向、圧延材120の長手方向に対して所望の冷却を達成することができ、圧延材120の製品品質を向上させることができる。さらに、圧延材120の製品品質を保ちつつ、クーラントポンプ132の運転台数と、クーラントポンプ132の回転速度と、最適化(例えば低減)させることによって省エネルギー効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 圧延システム、 100 圧延装置、 101 加熱炉、 102 加熱炉出口温度計、 103 スラブクリーニング装置、 104 エッジャー、 105 粗圧延部、 105a ワークロール、 105b バックアップロール、 106 粗圧延出口温度計、 107 仕上圧延入口温度計、 108 クロップシャー、 110 仕上圧延部、 110a ワークロール、 110b バックアップロール、 111 仕上圧延出口温度計、 114 コイラー、 120 圧延材、 130、130a クーラント装置、 131 タンク、 132 クーラントポンプ、 133 圧力調節弁、 133a 第1の圧力調節弁、 133b 第2の圧力調節弁、 134a 第1のノズルバルブ、 134b 第2のノズルバルブ、 134c 第3のノズルバルブ、 134d 第4のノズルバルブ、 134e 第5のノズルバルブ、 134f 第6のノズルバルブ、 200 コントローラ、 300 クーラント制御装置、 301 バス、 310 中央演算部、 311 クーラント流量算出部、 312 クーラント圧力算出部、 313 クーラントポンプ最適化算出部、 314 ノズル開閉パターン算出部、 320 記憶部、 330 入力部、 340 出力部

Claims (8)

  1. アルミニウムの圧延に用いられるクーラント制御装置であって、
    圧延材の長手方向または前記圧延材の幅方向におけるクーラントの流量を算出するクーラント流量算出部と、
    複数のノズルバルブのそれぞれから噴射される前記クーラントの圧力を前記流量に基づいて算出するクーラント圧力算出部と、
    前記複数のノズルバルブの開閉状態のパターンを算出するノズル開閉パターン算出部と、
    を備えたクーラント制御装置。
  2. 前記クーラント流量算出部は、前記圧延材の種類、前記圧延材の幅、前記圧延材の長さ、および前記圧延材の厚みの少なくともいずれかに基づいて前記流量を算出する請求項1記載のクーラント制御装置。
  3. 前記ノズル開閉パターン算出部は、前記流量および前記圧力に基づいて前記パターンを算出する請求項1または2に記載のクーラント制御装置。
  4. 前記圧力を維持しつつ、前記クーラントに圧力を与えるクーラントポンプの最適な運転台数と、前記クーラントポンプの最適な回転速度と、を算出するクーラントポンプ最適化算出部と、をさらに備えた請求項1〜3のいずれか1つに記載のクーラント制御装置。
  5. アルミニウムの圧延に用いられるクーラント制御方法であって、
    圧延材の長手方向または前記圧延材の幅方向におけるクーラントの流量を算出し、
    複数のノズルバルブのそれぞれから噴射される前記クーラントの圧力を前記流量に基づいて算出し、
    前記複数のノズルバルブの開閉状態のパターンを算出するクーラント制御方法。
  6. 前記圧延材の種類、前記圧延材の幅、前記圧延材の長さ、および前記圧延材の厚みの少なくともいずれかに基づいて前記流量を算出する請求項5記載のクーラント制御方法。
  7. 前記流量および前記圧力に基づいて前記パターンを算出する請求項5または6に記載のクーラント制御方法。
  8. 前記圧力を維持しつつ、前記クーラントに圧力を与えるクーラントポンプの最適な運転台数と、前記クーラントポンプの最適な回転速度と、をさらに算出する請求項5〜7のいずれか1つに記載のクーラント制御方法。
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