JP2016142085A - 陶磁器板の張り付け工法および壁構造 - Google Patents

陶磁器板の張り付け工法および壁構造 Download PDF

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Abstract

【課題】作業者の技能面の習熟によらずとも、陶磁器板の張り付け作業性を向上することができる陶磁器板の張り付け工法および壁構造を提供する。【解決手段】陶磁器板を、建築物の壁構造の施工面に接着剤を用いて張り付ける工法であって、所定の幅を有し複数の開口を有する長尺状の帯状部材を複数、間隔をおいて前記施工面に敷設し、前記陶磁器板を前記施工面に前記接着剤で張り付ける。【選択図】図2

Description

本発明は、陶磁器板を、建築物の壁面等の施工面に接着剤を用いて張り付ける陶磁器板の張り付け工法および壁構造に関する。
外壁のタイル張り工法が、特許文献1に提案されている。このタイル張り工法は、既存の外壁に複数の小型のタイルを張るための工法である。
この工法では、外壁の全面に、縦横に大きなネットを重ねて、ネットの上に接着剤を用いてタイルを張ることを特徴としている。
特開2005−133493号公報
特許文献1に記載のタイル張り工法では、実際の施工の際には、作業者は、大型サイズのネットを、外壁の全面にわたって、固定し、そのネットの上に小型のタイルを複数張り付けている。
このように、大型サイズのネットを、外壁の全面に対して無駄なく覆うように固定するためには、複数の作業員での作業が必要となったり、この大型サイズのネットの端部を、例えば両面テープ等で外装材に対して留める等の付帯作業を行う必要があったりして、作業性が低下する。
作業者が、大型サイズのネットを、外壁の外装材の全面にうまく固定するために、技能面での習熟が必要であった。このため、作業者の技能の程度によって、作業性が低下するおそれがあった。
そこで、本発明は、作業者の技能面の習熟によらずとも、高い作業性を達成することができる陶磁器板の張り付け工法および壁構造を提供することを目的とする。
本発明の陶磁器板の張り付け工法は、陶磁器板を、建築物の壁構造の施工面に接着剤を用いて張り付ける工法であって、所定の幅を有し複数の開口を有する長尺状の帯状部材を複数、間隔をおいて前記施工面に敷設し、前記陶磁器板を前記施工面に前記接着剤で張り付けることを特徴とする。
上記構成によれば、複数の長尺状の帯状部材同士は、間隔をあけて施工面に敷設される。本発明の張り付け工法においては、帯状部材を施工面全面に敷設する場合と比べて作業性が高い。また、作業者の技能面の習熟によらずとも、作業を実施することができる。
好ましくは、前記幅は、前記施工面に張り付けられた状態における前記陶磁器板の垂直方向に沿う長さ(寸法)よりも小さいことを特徴とする。
上記構成によれば、帯状部材の幅が小さい。そのため、施工面に帯状部材を敷設する際の作業性が高い。帯状部材の幅が大きい場合には、例えば複数の作業者による作業が必要であったり、帯状部材の端部などを、例えば両面テープなどで固定する等の作業が発生したりする場合があり、作業性が低下する。本発明においては、一人の作業者でも簡便に帯状部材を敷設することができる。
好ましくは、1つの前記陶磁器板が、前記施工面のうち前記長尺状の帯状部材を敷設した領域と、前記施工面のうち前記長尺状の帯状部材を敷設しない領域とを覆うように張り付けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、陶磁器板が、施工面のうち、帯状部材を敷設した領域と、帯状部材を敷設しない領域と、の2つの領域に張り付けられる。
本発明の工法では、大型の陶磁器板と長尺状の帯状部材とを用い、帯状部材を敷設した領域と、帯状部材を敷設しない領域と、の2つの領域で陶磁器板を張り付ける。そのため、大型の陶磁器板が帯状部材と接着固定される領域と施工面に接着固定される領域とが存在することになる。仮に一方の領域で接着力が経時劣化により弱まったとしても、他方の領域で大型の陶磁器板を保持することが期待できる。従って、陶磁器板の施工面からの剥離が抑制され、壁構造の耐久性を高めることができる。
好ましくは、隣り合う前記長尺状の帯状部材は、その長辺側の端部が互いに重なり合わないように離して、前記壁面に敷設されていることを特徴とする。
上記構成によれば、陶磁器板の接着強度を高めることができる。また、仕上がり厚みを薄くすることができる。
好ましくは、前記建築物は躯体を含み、前記長尺状の帯状部材は、固定具により前記躯体に固定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、躯体に固定された帯状部材と陶磁器板とが接着固定されるため、壁構造の耐久性をより高めることができる。
好ましくは、前記長尺状の帯状部材は、前記陶磁器板を張り付けるための前記帯状部材の配置ピッチと同じピッチか、その配置ピッチ未満のピッチで、複数の前記固定具により固定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、壁構造の耐久性をさらに高めることができる。
好ましくは、前記陶磁器板は、裏打材により裏打ちされていることを特徴とする。
上記構成によれば、大型の陶磁器板の耐衝撃性および曲げ強度を確保でき、壁構造の耐久性を高めることができる。
本発明の壁構造は、前記陶磁器板の張り付け工法により前記陶磁器板が施工されてなることを特徴とする。
上記構成によれば、施工面に陶磁器板が強固に張り付けられた壁構造が提供される。
本発明においては、作業者の技能面の習熟によらずとも、高い作業性を達成することができる陶磁器板の張り付け工法および壁構造を提供することができる。
本発明の陶磁器板の張り付け工法により形成された壁構造の一部を示す斜視図。 図1に示す壁構造のA−A線における断面構造を示す図。 帯状部材の変形例を示す図。 帯状部材の別の変形例を示す図。 帯状部材のさらに別の変形例を示す図。 複数の帯状部材の敷設例を示す図。 複数の帯状部材の別の敷設例を示す図。 接着剤の塗布方法を示す図。 接着剤の別の塗布方法を示す図。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
(第1実施形態)
<壁構造1の全体構成>
図1は、本発明の陶磁器板の張り付け工法により形成された壁構造の一部を示す斜視図である。図2は、図1に示す壁構造1のA−A線における断面構造を示す図である。
図1及び図2を用いて、本発明に係る張り付け工法により形成される壁構造1について説明する。本実施形態では、軽量鉄骨造(LGS造)や鉄筋コンクリート造(RC造)などの躯体の上に陶磁器板を張り付ける工法を例にとって説明する。図1、図2に示すように、本明細書において、建築物の床から天井に向かう方向を垂直方向VL、垂直方向VLと直交する方向のうちの1つを水平方向HL、垂直方向VL及び水平方向HLと直交する方向を奥行き方向SLとする。なお、垂直方向VLは、地球の重力が働く方向である鉛直方向であり、建築物の縦方向である。水平方向は、建築物の横方向である。奥行き方向SLは、例えば、後述する陶磁器板100の厚さ方向である。
図1に示すように、壁構造1は、躯体30と、下地部6と、長尺状の帯状部材10と、接着剤20と、陶磁器板100とを含む。帯状部材10、接着剤20及び陶磁器板100は、躯体30の上に設けられる。壁構造1は、壁面2を有する。例えば、陶磁器板100の表面(躯体30が配置される側の反対側の面)が、壁構造1の壁面2である。
<躯体30>
躯体30には、軽量鉄骨造(LGS造)、鉄筋コンクリート造(RC造)、木造等を用いることができる。壁の強度計算が容易なため、LGS造やRC造が好ましい。
躯体30は、例えば、複数の柱5と複数の桁材3、4を含む。図1に示すように、複数の桁材3、4は、水平方向HLに沿って間隔をおいて平行に配置されている。複数の柱材5は、垂直方向VLに沿って間隔をおいて平行に配置されている。この例では、複数の桁材3、4と複数の柱材5は、格子状に組み合わせている。
<下地部6>
LGS造や木造などでは、下地部6は、例えば、躯体30の上に設けられる。下地部6は、後述する陶磁器板100を敷設する施工面6Aを有している。下地部6は、例えば、石膏ボード、合板等を含む。RC造の場合には、躯体30の表面が下地部6の施工面6Aとなる。
<帯状部材10>
次に、図1と図2に示す長尺状の帯状部材10について説明する。
図1に示すように、複数の帯状部材10は、間隔をあけて施工面6Aに敷設される。複数の帯状部材10は、施工面6Aの一部の上に敷設される。 図1と図2に示すように、帯状部材10は、所定の幅10Wを有する長尺状の部材である。ここで幅10Wとは、長尺状の帯状部材10の短辺方向の長さである。帯状部材10は、複数の開口10Hを有する。ひとつの開口10Hが、帯状部材10の表裏を貫通している構造でもよい。複数の開口10Hが内部で連通して表裏を貫通する構造でもよい。
本発明においては、複数の帯状部材10を、施工面6Aに間隔をおいて敷設するだけでよく、複数の帯状部材10を施工面6Aの全面に敷設する場合と比べて作業性が高い。また、作業者の技能面の習熟によらずとも、作業を実施することができる。
帯状部材10の配置ピッチDTは、例えば、450mm〜900mmである。ここで、配置ピッチDTとは、複数の帯状部材10の幅方向の中心同士の間の距離である。隣り合う帯状部材10同士を、その長辺側の端部が互いに重なり合わないように離して敷設することも好ましい。これにより仕上がりの厚みを薄くすることができる。なお、「隣り合う」とは、その長手方向が略平行になるように敷設された2つの帯状部材10を指す。帯状部材10をその長手方向が略垂直になるように交差して敷設してもよい。
帯状部材10には、一例として、長尺のシート状すなわち、テープ状のものを用いることができる。帯状部材10には、例えば、メッシュテープを用いることが好ましい。メッシュテープの目幅(開口10Hの大きさ)は、例えば、1mm以上10mm以下であり、好ましい下限値は2mm、より好ましい下限値は3mmである。目幅(開口10Hの大きさ)が1mmよりも小さい場合、後述する接着剤20が目(開口10H)を通過しづらくなる。目幅を上記範囲とすると、接着剤20は目(開口10H)を通って施工面6Aに確実に到達でき、好ましい。また、好ましい上限値は8mm、より好ましい上限値は6mmである。上記範囲とすることで、後述するようにメッシュテープを固定具11等で固定する際に確実に固定できる。
帯状部材10には、例えば幅の狭いネット状のものを用いてもよい。帯状部材10として、シート状あるいはネット状のものを巻いたロール状のもの、または、これらを短片に切断した短冊状のもの、を用いてもよい。短冊状とする場合、その長さを、例えば、後述するビス(固定具11)の配置ピッチPSに合わせてもよい。
帯状部材10には、例えば、ガラス繊維、合成樹脂、合成繊維、カーボン繊維、またはこれらを組み合わせたものを用いることができる。また、エキスパンドメタルを用いることができる。帯状部材10がガラス繊維を含む場合、耐アルカリ処理を施してもよい。耐アルカリ処理としては、例えば、ガラス繊維を合成樹脂等で被覆する処理を用いることができる。例えば、躯体30がRC造であり、下地部6をモルタルを用いて処理する場合には、アルカリ処理を施した帯状部材10を用いることが好ましい。
図1、2に示す例では、幅10Wは、施工面6Aに張り付けられた状況で、陶磁器板100の垂直方向VLに沿う長さ100Lよりも小さい。幅10Wは、例えば、長さ100Lの半分以下である。帯状部材10の幅10Wは、例えば、10mm以上500mm以下である。帯状部材10の幅10Wは、好適には、20mm以上300mm以下、さらに好適には、30mm以上100mmm以下である。幅10Wを上記範囲内とすることで、例えば、一人の作業者でも簡便に帯状部材10を敷設することができる。
幅10Wが上記下限値よりも小さいと、耐久性や接着強度に悪影響が出る場合がある。幅10Wが上記上限値を超えると、作業性が低下する場合がある。
小型のタイル等を張り付ける場合のように、施工面6A全面に、例えば、1000mmなどの大きなサイズのシート(例えば大判のネット)などを張る場合、複数の作業員での作業が必要となる。また、大きなサイズのシートの端部を、両面テープで固定する等の付帯作業が発生し、作業性がさらに低下する。
一方、本発明のように、大型の陶磁器板100を張り付ける場合、幅の小さな帯状部材10を好適に用いることができ、十分な接着強度や耐久性を確保しつつ、高い作業性を得ることができる。
長尺状の帯状部材10の裏面に、長尺状の帯状部材10を下地部6の施工面6Aに仮止めための粘着層を設けてもよい。作業者の作業が容易となる。
<接着剤20>
次に、接着剤20について説明する。
接着剤20により、陶磁器板100は、施工面6Aに張り付けられる。この接着剤20は、例えば、施工面6Aに敷設された帯状部材10の表面、及び、施工面6Aのうち帯状部材10が敷設されない領域に塗布される。帯状部材の表面及び施工面6Aのうち帯状部材10が敷設されない領域のそれぞれの全体に塗布してもよいし、それぞれの一部に塗布してもよい。
接着剤20には、下地部6の施工面6Aに適合するものを用いる。具体的には、合成樹脂系接着剤(エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、シリコーン系接着剤、またはそれらが複合された合成樹脂を含有する接着剤)を採用することができる。
図1に示す壁構造1が建築物の外壁である場合には、接着剤20として、シリコーン系またはモルタル系接着剤(モルタルまたは樹脂モルタル)を使用することができる。外壁用としてはシリコーン系の接着剤を採用することがより好適である。なお、施工方法によっては、接着剤20とともに両面テープを併用することもできる。
<大型の陶磁器板100>
次に本発明の陶磁器板100について、説明する。
大型の陶磁器板100の大きさは、一辺が、例えば、600mm以上(長方形の場合、好適には、短辺が600mm、900mm、1000mmのいずれか、長辺が900mm、 1000mm、1800mm、2000mm、2400mm、3000mmのいずれか)である。大型の陶磁器板100は、厚みが3mm以上12mm以下である、薄型で大型の陶磁器板が好適に利用できる。大型の陶磁器板100のより好適な厚みは、3mm以上9mm以下である。大型の陶磁器板100には材質として、陶器質、セッキ質、磁器質のものを採用できる。
この大型の陶磁器板100は、例えば、施工面6Aのうち帯状部材10を敷設した領域と、帯状部材10を敷設しない領域とを覆うように、施工面6Aに張り付けられることが好ましい。このように、施工面6Aの2つの領域に陶磁器板10が張り付けられる。そのため、陶磁器板100は強固に施工面6Aに張り付けられ、陶磁器板100の施工面6Aからの剥離が抑制される。
図1および図2に示すように、大型の陶磁器板100は、施工面6Aに敷設された状態において、上側(天井側)に位置する上部分100uと、下側(床側)に位置する下部分100dと、を有する。この例ではさらに、上部分100uと下部分100dとの間に位置する、中部分100cを有している。
この例では、奥行き方向SLに対して垂直な平面に投影した時に、複数の帯状部材10のうち、例えば、第1の帯状部材10aは、セラミック板100の上部分100uと重なる。例えば、第2の帯状部材10bは、セラミック板100の下部分100dと重なる。この例では、第3の帯状部材10cが、セラミック板100の中部分100cと重なっている。これにより、陶磁器板100は、施工面6Aに均一に張り付けられ、必要な張り付け強度を確保することができる。
大型の陶磁器板100の表面は、高い抗ウィルス性と抗菌性を有していてもよい。具体的には、大型の陶磁器板100の表面に、例えば、光触媒活性を有する層を設けてもよい。この場合、光触媒作用により、ニオイ、汚れ等の原因である菌を減少させることができる。また、陶磁器板100の表面がさらに抗菌金属を含んでいる場合、光が当たらない場所でも、抗菌効果を得ることができる。
<裏打材101>
図1及び図2に示すように、大型の陶磁器板100は、裏打材101で裏打ちされることが好ましい。これにより陶磁器板100は補強される。このため、陶磁器板100が大型であっても、耐衝撃性や曲げ強度を確保できる。
この裏打材101は、例えばガラスクロスのようなガラス繊維の織布、不織布、または合成繊維製の織布、不織布、または合成樹脂製のネットを含む。裏打材101は、木材、金属、合成樹脂製の板を用いてもよい。裏打材101としては、より好適には、ガラス繊維製の織布またはネット、もしくは合成樹脂製のネットを採用するのが好ましい。これらのネットを裏打材101として用いた場合は、裏打材のネットにより接着剤と大型の陶磁器板100との接着強度が一層向上してより優れた耐久性を得ることができる。
<張り付け工法>
次に、図1及び図2の壁構造を形成するための、張り付け工法の例について説明する。<施工面6Aの前処理>
施工面6Aに帯状部材10を敷設する前に、必要に応じて施工面6Aの前処理を実施する。前処理は、例えば、既存の建築物の壁補修など、既存の壁構造を含む壁構造に陶磁器板を敷設する場合には、前処理を行うことが好ましい。建築物が新築の場合には、前処理を行わなくてもよい。この前処理の例について、詳細は後述する。
<長尺状の帯状部材10の敷設>
次に、長尺状の帯状部材10の敷設について、説明する。
帯状部材10を複数、間隔をおいて施工面6Aに敷設する。帯状部材10の長辺側の端部が互いに重なり合わないように離して敷設することが好ましい。この例では、図1に示すように、各長尺状の帯状部材10を、互いに幅10W方向に所定の間隔(配置ピッチDT)で離間させるとともに、帯状部材10の長手方向が施工面6Aの水平方向HLと平行になるように、下地部6の施工面6Aに敷設している。躯体30がLGS造の場合には、帯状部材10の長手方向が水平方向HLに沿うように平行に敷設することが特に好ましい。
帯状部材10が重なり合わないように敷設することで、陶磁器板100の接着強度を高めることができる。また、仕上がり厚みを薄くすることができる。また、帯状部材10の長手方向が、施工面6Aの水平方向と平行になるように施工面6Aに敷設する。この場合には、帯状部材10の長手方向が、垂直方向VLと直交するように配置されるため、陶磁器板100の剥落抑制効果が高まる。
帯状部材10の敷設方法の一例を説明する。例えば作業者は、片手で長尺状の帯状部材10を押える。そして、作業者は、他方の手でタッカー等を用いて、長尺状の帯状部材10を仮止めする。帯状部材10がロール状の場合には、仮止めした状態で長尺状の帯状部材10を施工面6Aのサイズに合わせてカットする。
その後、各帯状部材10を、例えば、複数の固定具11を用いて躯体30に固定することが好ましい。この場合、作業者は、長尺状の帯状部材10を固定具11(例えばビス)で固定する。躯体30が軽量鉄骨造(LGS造)や木造の場合、帯状部材10は、固定具11により、躯体30(例えば、柱、間柱など)に固定される。
固定具11は、複数設けられる。複数の固定具11は、例えば、所定の配置ピッチPSだけ離間して設けられる。ここで、配置ピッチPSとは、長尺状の帯状部材10の敷設方向(長手方向)に沿って互いに隣接する2つの固定具の中心同士の間の距離である。固定具11の配置ピッチPSは、例えば柱材5の配列ピッチに対応させることが好ましく、さらに、大型の陶磁器板100の幅と同等かまたはそれ以下であることが、より好ましい。
固定具11には、躯体30に応じてビス、ワッシャ、プラグアンカー、木ネジ等、及びこれらの組み合わせを用いることができる。固定具11には、例えば、ビス、プラグアンカー、木ネジ、またはそれらを組み合わせたものを用いることができる。躯体30がLGS造の場合、固定具11には、例えば、軽量鉄骨用ビス、ワッシャ等を用いることができる。躯体30が鉄筋コンクリート造(RC造)の場合、固定具11としてプラグアンカーとビスとの組合せを好適に利用できる。この場合、プラグアンカー(固定具11)の配置ピッチPSは、例えば300mm〜400mmとすることが好ましい。
固定具11を用いることにより、帯状部材10を躯体30に、より強固に保持できる。
<接着剤20の塗布>
次に、接着剤20を塗布する方法について、説明する。複数の長尺状の帯状部材10が下地部6の施工面6Aに敷設された状態で、接着剤20を、例えば、施工面6Aの全面に塗布する。ここで、全面とは、施工面6Aのうち帯状部材10を敷設した領域と、施工面6Aのうち帯状部材10を敷設しない領域、の両方の領域を指す。図2の接着剤20の一部は、長尺状の帯状部材10の開口10Hを通過して、下地部6の施工面6Aに到達する。なお、接着剤20は、帯状部材10を敷設した領域の一部、及び、帯状部材10を敷設しない領域の一部に塗布してもよい。接着剤20を、例えば、陶磁器板100の裏面もしくは裏打材101の表面に塗布してもよい。この場合、陶磁器板100を張り付けた際に、帯状部材10を敷設した領域及び敷設しない領域のいずれともが接着剤20と重なるように塗布することが好ましい。
接着剤20の塗布には、クシ目コテやコーキングガンを用いることができる。接着剤20を陶磁器板100の裏面もしくは裏打材101の表面に塗布する場合には、クシ目コテを用いるか、コーキングガンを使用してビード塗布することができる。施工面6Aに塗布する場合には、コーキングガンを使用してビード塗布することができる。
<陶磁器板100の張り付け>
次に、大型の陶磁器板100を、下地部6の施工面6Aに対して張り付ける方法について説明する。図2に示すように、作業者は、大型の陶磁器板100の裏面(裏打材101の裏面)を、施工面6Aに対向させて、押し当てる。このとき、1つの陶磁器板100は、例えば、施工面6Aのうち帯状部材10を敷設した領域と、施工面6Aのうち帯状部材10を敷設しない領域と、を覆うように張り付けられる。そのため、陶磁器板10は強固に施工面6Aに張り付けられる。陶磁器板100の施工面6Aからの剥離が抑制される。
本発明に係る工法によれば、接着強度と耐久性を十分に確保できるばかりでなく、施工現場での作業性にも優れる。また、大型の陶磁器板100を用いることで、小さなタイルを多数張り付ける場合に比べて、壁構造1への負荷を小さくすることができる。
その後、必要に応じて、隣接する各大型の陶磁器板100の間の目地詰めを行うことで、壁構造1の外観的な見栄えをさらに良くすることができる。
なお、本発明に係る工法によれば、大型の陶磁器板100と、その他の仕上げ材とを組み合わせてもよい。その他の仕上げ材としては、例えば、大型の石板、木板、金属板などを用いることができる。これらを陶磁器板100と組み合わせることで、好みの意匠とすることができる。
(変形例1)
図3から図5は、帯状部材10の変形例を示している。
図3〜図5に示す長尺状の帯状部材10A〜10Cは、それぞれ複数の開口10Hを有している。この例では、各開口10Hの形状は、例えば円形であるが、形状は特に限定されず、楕円、正方形、長方形など任意の形状が採用できる。
また、図4と図5に示す長尺状の帯状部材10B、10Cは、それぞれ面積拡大部分10L、10Rを有している。面積拡大部分10L、10Rとは、他の部分よりも幅10Wが大きい部分である。この、長尺状の帯状部材10B、10Cを用いることで、大型の陶磁器板100の接着能力を向上できる。
(変形例2)
図6と図7は、帯状部材10の敷設例を示している。
図1と図2に示す長尺状の帯状部材10を施工面6Aに敷設する位置や敷設間隔について、説明する。図6に示すように、壁構造1Aにおいては、複数の帯状部材10が、施工面6Aに格子状に敷設される。具体的には、図6に示すように、壁構造1Aでは、複数の帯状部材10のうちの一部は、その長手方向が、施工面6Aの水平方向HLと平行になるように、帯状部材10の幅10W方向に、所定の配置ピッチDTだけ互いに離間して敷設される。複数の帯状部材10のうちの他の一部は、その長手方向が施工面6Aの垂直方向VLに沿うように、幅10W方向に互いに離間して平行に敷設される。
躯体30がLGS造や木造の場合には、図6に例示するように、長尺状の帯状部材10を、その長手方向が、床面に対して水平な方向HLに平行になるように敷設することが好ましい。その長手方向が床面に対して垂直な方向VLと平行になるように、さらに帯状部材10を敷設してもよい。この場合には、隣接する長尺状の帯状部材10同士の幅10W方向のピッチ、すなわち一方の長尺状の帯状部材10の幅10W方向の中心から他方の長尺状の帯状部材10の幅10W方向の中心までの配置ピッチDTは、好ましくは450mm〜900mmである。この配置ピッチDTは、大型の陶磁器板100の割付により変動する。
また、図7に例示するように、躯体30がRC造の場合には、長尺状の帯状部材10を、床面に対して斜めな方向MLに敷設することが可能である。
図7に例示するように長尺状の帯状部材10の配置ピッチDTは、例えば、450mmから900mmである。
(変形例3)
次に、接着剤20の塗布方法の例について説明する。
図8と図9は、それぞれ接着剤20を塗布する例を示している。図8と図9では、陶磁器板100の裏面100Aに接着剤20を塗布する例を示している。
接着剤20を、例えば大型の陶磁器板100の裏面100Aに対して塗布する場合には、図8に例示するように、大型の陶磁器板100の裏面100Aに、クシ目コテを使用して全面塗布してもよい。または、図9に例示するように、大型の陶磁器板100の裏面100Aに、コーキングガンを使用してビード塗布してもよい。なお、ビード塗布をする場合には、接着剤20を、大型の陶磁器板100の裏面100Aに対して塗布しても良いし、下地部6の施工面6Aに塗布しても良い。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第2実施形態の要素が、第1実施形態の要素と同様である場合には、同じ符号を記して、その説明を省略する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、既存の壁構造へ大型の陶磁器板100を上張りする工法である。下地部6は、例えば、既存の壁構造を構成する材料、例えば、タイル、壁紙、石膏ボード、合板等を含む。この場合、施工面6Aの前処理を行うことが好ましい。
まず、躯体30の確認を行う。既存の壁構造の躯体30が、例えば、RC造の場合、まず、躯体30に構造クラック、エフロレッセンス、漏水等があるか確認する。例えば、躯体強度が著しく劣化している場合、構造クラックがある場合、エフロレッセンスが顕著な場合、または漏水及び著しい湿気のある場合などには、適宜修繕を行う。その後、施工面6Aに帯状部材10を敷設する。既存の壁構造の躯体30が、例えば、LGS造の場合、骨組みサイズや柱ピッチを確認する。なお、既存の壁構造に陶磁器板10を上張りする場合、壁構造1の強度計算が容易であり、上張り可否の判断がしやすいため、既存の壁構造の躯体30がRC造またはLGS造であることが好ましい。
次に、施工面6Aの状態を確認する。
例えば、既存の壁構造の仕上げ材が壁紙を含む場合には、著しい汚損、剥れまたは浮きのある部分を剥離する。既存の壁構造の下地材が、例えば、石膏ボードや合板等の場合には、カビの発生等の汚損、欠損、割れ、反り(ハラミ)等があれば、既存の壁構造の下地材を交換する。既存の壁構造の仕上げ材が塗装仕上げを含む場合には、剥れや浮きなどの不具合のある部分の塗膜を除去する。また、既存の壁構造がタイル仕上げの場合には、例えば浮きのある部分のタイルを除去し、下地調整材(パテ、モルタル(樹脂モルタルを含む))を用いて、除去したタイルにより生じた凹部を埋めて、周囲と高さをそろえる。タイルの目地部の段差、すなわちタイルと目地の段差が、2mm以上ある場合には、当該部の周辺のタイルを剥離するか、または接着剤や下地調整材を用いて下地調整する。このように、施工面6A表面の凹凸を無くすように前処理を実施することが好ましい。
上述のような前処理をした後で、タイルを含む既存の壁構造の上に陶磁器板100を張り付ける。このときも既に説明した方法を用いることができる。すなわち、複数の帯状部材10を、施工面6Aに間隔をあけて敷設し、陶磁器板100をその上に張り付けることができる。
上述のように、本発明に係る陶磁器板の張り付け工法は、既存の壁構造に陶磁器板を上張りする際にも特に好適に用いることができる。例えば、小片のタイルが多数張り付けられた既存の壁構造に上張りする場合、既存の壁構造からの小片のタイルなどの剥離を抑制するために、既存の壁構造の全面をシート等で覆い、その上に上張りする工法が用いられる場合がある。
これに対して、本発明に係る工法では、所定幅の帯状部材を複数、間隔をあけて敷設し、さらに大型の陶磁器板を張り付けている。この組み合わせによって、簡便な施工で高い作業性を確保しつつ、既存の壁構造からの剥離を抑制し、陶磁器板の十分な接着強度を得ることができる。
本発明の実施形態では、陶磁器板を、施工面に張り付ける陶磁器板の張り付け工法であって、施工面には、所定の幅を有し、長尺状であって、複数の開口を有する帯状部材を複数、間隔をおいて敷設し、陶磁器板を前記接着剤で施工面に張り付ける。
これにより、陶磁器板を、施工面に固定することができる。しかも、作業者は、複数の長尺状の帯状部材を施工面に間隔をおいて敷設するだけであり、例えば、施工面に間隔をあけずに敷設する場合に比べて、作業者の技能面の習熟によらずとも、陶磁器板の張り付け作業性を高めることができる。
本発明の実施形態の陶磁器板の張り付け工法によれば、大型の陶磁器板の施工が簡便で仕上がり厚みが薄く、外壁の動きや伸縮で亀裂が生じない。大型の陶磁器板を張り付けることで、複数の小さい陶磁器板を張り付けるのに比べて、壁構造に対する負荷が小さくなる。タイル等が張り付けられた既存の壁構造の上にも、大型の陶磁器板を上張り施工することができる。また、例えば既存の壁構造のタイルに剥離等が発生しても、その上に張り付けた大型の陶磁器板及び長尺の帯状部材の組み合わせにより、壁構造としての不具合の発生を抑制できる。
大型の陶磁器板と幅の狭い長尺状の帯状部材とを併用することで、敷設作業性が大幅に向上するとともに十分な接着強度と耐久性を得ることができる。
長尺状の帯状部材の幅は、施工面に張り付けられた状態における陶磁器板の垂直方向に沿う長さ(縦方向の長さ)よりも小さい。このように幅の狭い帯状部材を用いることで、外壁の全面を縦横に大きなネットで覆う場合と比べて、例えば、大きなネットの端部を両面テープ等で留める等の作業が不要であり、帯状部材を敷設する際の作業性が格段に優れる。
1つの陶磁器板が、施工面のうち長尺状の帯状部材を敷設した領域と、施工面のうち長尺状の帯状部材を敷設しない領域とを覆うように張り付けられている。これにより、陶磁器板が、施工面と接着される領域と、長尺状の帯状部材と接着される領域の2つの領域で固定でき、陶磁器板を強固に施工面に張り付けることができる。また、陶磁器板の施工面からの剥離が抑制される。外壁の動きや収縮で亀裂が生じることが抑制される。
隣り合う長尺状の帯状部材は、その長辺側の端部が互いに重なり合わないように離して、施工面に敷設されている。隣り合う長尺状の帯状部材が互いに重ならないようにすることで、複数の長尺状の帯状部材と接着剤を用いて、大型の陶磁器板を確実に保持することができ、陶磁器板の保持力が得られる。さらに、仕上がり厚さを薄くすることができる。
建築物は躯体を含み、長尺状の帯状部材は、固定具により躯体に固定されている。このため、経時劣化で接着剤の接着力が弱まった場合であっても、陶磁器板を躯体に固定しておくことができ、耐久性を高めることができる。また、タイルを含む既存の壁構造に陶磁器板を上張りした場合には、既存の壁構造のタイルが経時劣化で剥離することがある。この場合にも、帯状部材を固定具で固定することで、タイルの落下を抑制できる。また、大型の陶磁器板を用いているので、万一既存の壁構造のタイルの一部が剥離したとしても、大型の陶磁器板によって壁構造からの剥落を抑制できる。
長尺状の帯状部材は、複数の固定具で固定されており、複数の固定具の配置ピッチは、長尺状の帯状部材の配置ピッチと同じかそれよりも小さい。これにより、複数の長尺状の帯状部材は、複数の固定具により躯体側に固定でき、複数の長尺状の帯状部材と接着剤を用いて、大型の陶磁器板を確実に保持することができ、陶磁器板の保持力が得られる。
陶磁器板は、裏打材により裏打ちされている。これにより、長尺状の帯状部材と裏打材の相乗効果により陶磁器板を保持するために、優れた耐久性が得られる。
本発明の壁構造は、上述した陶磁器板の張り付け工法により施工されてなる。
すなわち、所定の幅を有する長尺状の帯状部材を、間隔をおいて施工面に敷設して、陶磁器板を接着剤で張り付ける。接着剤は、長尺状の帯状部材の開口を通って施工面に到達する。陶磁器板は、接着剤と複数の長尺状の帯状部材により、施工面に対して固定される。しかも、作業者は、複数の長尺状の帯状部材を間隔をおいて施工面に敷設するだけであり、作業者の技能面の習熟によらずとも、陶磁器板の張り付け作業性を向上することができる。
ところで、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明は様々な修正と変更が可能であり、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変形が可能である。
上述した各実施形態については、一部の構成についてこれを省略し、あるいは互いに組み合わせたり、各実施形態の説明では触れていない他の構成と組み合わせて実施することも可能であり、このような技術も本発明の範囲に包含される。
壁構造1は、建築物の壁であり、本発明の実施形態では、建築物の壁としては、躯体(例えば、柱、間柱、鉄筋コンクリート壁)、下地材(例えば、胴縁、石膏ボード、合板)、および仕上げ材(例えば、タイル、サイディング、塗装(塗料、塗材)、壁紙、漆喰)を含んでいる。
図1に示す大型の陶磁器板100は、建築物の外壁である壁構造、内壁の壁構造のいずれにも張り付けできる。また、この外壁の壁構造、内壁の壁構造は、新築(新築壁)、既設(既存壁)のいずれでも良い。
建築物の外壁、内壁が、鉄筋コンクリート造(RC造)や軽量鉄骨造(LGS造)を躯体とする場合には、木造とは異なり、壁の強度計算が容易であり、既存の壁構造に大型の陶磁器板を上張りすることができるか否かの判断が容易に可能となる点で好ましい。
1・・・・壁構造
2・・・・壁面
3、4・・桁材
5・・・・柱材
6・・・・下地材
6A・・・施工面
10・・・長尺状の帯状部材(例えば、メッシュテープ)
10H・・開口
10W・・幅
11・・・固定具
20・・・接着剤
30・・・躯体
100・・陶磁器板
100c・中部分
100d・下部分
100u・上部分
100A・裏面
100L・長さ
101・・裏打材
DT・・・配置ピッチ
PS・・・配置ピッチ

Claims (8)

  1. 陶磁器板を、建築物の壁構造の施工面に接着剤を用いて張り付ける工法であって、
    所定の幅を有し複数の開口を有する長尺状の帯状部材を複数、間隔をおいて前記施工面に敷設し、
    前記陶磁器板を前記施工面に前記接着剤で張り付けることを特徴とする陶磁器板の張り付け工法。
  2. 前記幅は、前記施工面に張り付けられた状態における前記陶磁器板の垂直方向に沿う長さよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の陶磁器板の張り付け工法。
  3. 1つの前記陶磁器板が、前記施工面のうち前記長尺状の帯状部材を敷設した領域と、前記施工面のうち前記長尺状の帯状部材を敷設しない領域とを覆うように張り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の陶磁器板の張り付け工法。
  4. 隣り合う前記長尺状の帯状部材は、その長辺側の端部が互いに重なり合わないように離して、前記施工面に敷設されていることを特徴とする請求項3に記載の陶磁器板の張り付け工法。
  5. 前記建築物は躯体を含み、
    前記長尺状の帯状部材は、固定具により前記躯体に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の陶磁器板の張り付け工法。
  6. 前記長尺状の帯状部材は、複数の前記固定具で固定されており、
    前記複数の固定具の配置ピッチは、前記長尺状の帯状部材の配置ピッチと同じかそれよりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の陶磁器板の張り付け工法。
  7. 前記陶磁器板は、裏打材により裏打ちされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに1項記載の陶磁器板の張り付け工法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の前記陶磁器板の張り付け工法により前記陶磁器板が施工されてなることを特徴とする壁構造。
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