JP2016141954A - 屋根構造 - Google Patents

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Shigenori Iwazawa
成憲 岩澤
和典 西尾
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和典 西尾
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Abstract

【課題】強力な風圧で雨が吹き付けられる環境下でも、水の浸入を抑制することのできる屋根構造を提供する。
【解決手段】本発明の屋根構造は、上側屋根パネル1と下側屋根パネル2を備える。上側屋根パネル1は、上側コンクリート部11に上側の鉄筋構造12を埋めた鉄筋コンクリートパネルであり、下端面13から上側の鉄筋構造12を突出させる。下側屋根パネル2は、上側コンクリート部21に上側の鉄筋構造22を埋めた鉄筋コンクリートパネルであり、上端面23から上側の鉄筋構造22を突出させる。上端面23は、上側屋根パネル1の下端面13の一部領域131に当たる当接面231を含む。当接面231は、屋外側の端部2311よりも高く位置する頂部2312を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、屋根構造に関し、詳しくは、上側屋根パネルと下側屋根パネルとを共に傾斜した姿勢で接合させた屋根構造に関する。
特許文献1には、鉄筋コンクリート造の複数の床版単体を一体に結合させた屋根床版が、記載されている。屋根床版は、傾斜した姿勢にある。
特開2001−140395号公報
上記した従来の屋根床版は、強力な風雨に晒される環境下(例えば、強力な台風に襲われる環境下)では、床版単体同士の接合部分を通じて、屋内側に水が浸入するおそれがあるという、問題を有していた。
本発明が解決しようとする課題は、強力な風圧で雨が吹き付けられる環境下でも、屋内側に水が浸入することを抑制することのできる屋根構造を、提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の一態様に係る屋根構造は、傾斜した上側屋根パネルと、前記上側屋根パネルの斜め下方に位置し、前記上側屋根パネルに接合される傾斜した下側屋根パネルとを備える。
前記上側屋根パネルは、パネル状に成形された上側コンクリート部と、前記上側コンクリート部に埋められた上側の鉄筋構造とを備えた、鉄筋コンクリートパネルである。前記上側コンクリート部は、前記上側の鉄筋構造の一部が斜め下方にむけて突出する下端面を備える。
前記下側屋根パネルは、パネル状に成形された下側コンクリート部と、前記下側コンクリート部に埋められた下側の鉄筋構造とを備えた、鉄筋コンクリートパネルである。前記下側コンクリート部は、前記下側の鉄筋構造の一部が斜め上方にむけて突出する上端面を備える。
前記下側屋根パネルの前記上端面は、前記上側屋根パネルの前記下端面の一部領域に当たる当接面を含む。
前記当接面は、屋外側の端部と、前記屋外側の端部よりも高く位置する頂部を備える。
本発明は、強力な風圧で雨が吹き付けられる環境下でも、屋内側に水が浸入することを抑制することのできる屋根構造を、提供することができるという効果を奏する。
実施形態1の屋根構造を備えた建築物を示す一部破断正面図である。 図1のA部拡大図である。 実施形態2の屋根構造の要部を示す一部破断正面図である。
(実施形態1)
図1には、実施形態1の屋根構造を備えた建築物9を、概略的に示している。建築物9は、傾斜屋根8を備える。
図2には、図1に示す傾斜屋根8のA部を、拡大して示している。図2に示す矢印61は上方向、矢印62は下方向、矢印63は屋内方向、矢印64は屋外方向を示している。
本実施形態で用いる「屋内側」は、屋内方向63に寄った側を意味し、「屋外側」は屋外方向64に寄った側を意味する。
傾斜屋根8は、屋外側の部分ほど下方に位置するように、斜め下方に傾斜している。
傾斜屋根8は、複数の屋根パネルを互いに接合することで、全体として一枚のパネルのように形成されている。前記複数の屋根パネルは、いずれも鉄筋コンクリートパネルである。
前記複数の屋根パネルは、上側屋根パネル1と、これに接合される下側屋根パネル2とを含む。上側屋根パネル1と下側屋根パネル2の間には、モルタル層3が設けられる。下側屋根パネル2は、上側屋根パネル1の斜め下方に位置する。
上側屋根パネル1は、斜め下方に傾斜した鉄筋コンクリートパネルであって、コンクリートを用いてパネル状に成形された上側コンクリート部11と、上側コンクリート部11に埋められた上側の鉄筋構造12とを備える。上側屋根パネル1の表面は、即ち、上側コンクリート部11の表面である。
上側屋根パネル1の表面は、斜め下方をむく下端面13を含む。下端面13は、下側屋根パネル2に近い側の端面である。
上側の鉄筋構造12の一部121は、下端面13から突出する。上側の鉄筋構造12の一部121は、即ち、上側の鉄筋構造12のうち下側屋根パネル2にむけて突出する下端部である。
下側屋根パネル2は、斜め下方に傾斜した鉄筋コンクリートパネルである。下側屋根パネル2の傾斜方向は、上側屋根パネル1の傾斜方向と一致する。
下側屋根パネル2は、コンクリートを用いてパネル状に成形された下側コンクリート部21と、下側コンクリート部21に埋められた下側の鉄筋構造22とを備える。下側屋根パネル2の表面は、即ち、下側コンクリート部21の表面である。
下側屋根パネル2の表面は、斜め上方をむく上端面23を含む。上端面23は、上側屋根パネル1に近い側の端面である。下側屋根パネル2の上端面23と、上側屋根パネル1の下端面13は、互いに対向する位置にある。
下側の鉄筋構造22の一部221は、上端面23から突出する。下側の鉄筋構造22の一部221は、即ち、下側の鉄筋構造22のうち上側屋根パネル1にむけて突出する上端部である。
下側屋根パネル2の上端面23は、上側屋根パネル1の下端面13の一部領域131に当たる当接面231と、当接面231よりも屋外側に位置する面232を含む。面232は、下側の鉄筋構造22の一部221が突出する面である。
当接面231を、上端面23に含まれる第一面と称し、面232を、上端面23に含まれる第二面と称することも可能である。
下側コンクリート部21の上端部は、上側屋根パネル1に向けて突出した突出部分211を備える。突出部分211は、上側屋根パネル1が備える上側コンクリート部11の段部112に対して、嵌り込む。突出部分211の表面のうち、上側コンクリート部11に直接的に当たる部分が、当接面231である。
当接面231は、最も屋外側に位置する屋外側の端部2311と、屋外側の端部2311よりも高く位置する頂部2312と、最も屋内側に位置する屋内側の端部2313とを備える。頂部2312は、屋外側の端部2311と、屋内側の端部2313との間に位置する。
当接面231は、屋外側の端部2311から頂部2312に近づくほど高くなり、頂部2312から屋内側の端部2313に近づくほど低くなる。当接面231は、屋外側の端部2311と頂部2312との間に、防水用の高低差25を有する。
当接面231における頂部2312の位置は、屋外側の端部2311よりも屋内側の位置であればよい。つまり、屋外側の端部2311と屋内側の端部2313の間の任意の箇所に、頂部2322を設けることが可能である。また、当接面231の屋内側の端部2313が頂部2312であることも有り得る。
下側屋根パネル2の面232は、屋外側よりも屋内側が高く位置する水勾配を有する。面232は、前記水勾配を二段階で有する。面232のうち屋内側の領域の水勾配は、傾斜屋根8の屋内側及び屋外側の表面と同程度の勾配である。面232のうち屋外側の領域の水勾配は、1/100程度の緩やかな勾配である。
上側屋根パネル1の下端面13の一部領域131は、言い換えれば、下側の当接面231に当たる上側の当接面である。下端面13は、一部領域131よりも屋外側に位置する領域132を、さらに含む。
下端面13の一部領域131を、下端面13に含まれる第一面と称し、下端面13の領域132を、下端面13に含まれる第二面と称することも可能である。
上側の鉄筋構造12の一部121は、下端面13の領域132から突出する。
モルタル層3は、上側屋根パネル1の下端面13の領域132と、下側屋根パネル2の面232との間に位置する。モルタル層3は、無収縮モルタルを用いて、建設現場で施工される。
上側屋根パネル1から突出する上側の鉄筋構造12の一部121と、下側屋根パネル2から突出する下側の鉄筋構造22の一部221は、モルタル層3に埋められる。モルタル層3を介して、上側屋根パネル1と下側屋根パネル2は接合される。
本実施形態の屋根構造においては、モルタル層3の存在によって、上側屋根パネル1と下側屋根パネル2の接合部分を通じて屋内側に水が浸入することが、抑えられる。
加えて、本実施形態の屋根構造においては、モルタル層3よりも屋内側に位置する当接面231が、高低差25を有する。高低差25の存在によって、仮に、モルタル層3の屋内側にまで水が浸入しても、この水が、上側屋根パネル1と下側屋根パネル2の接合部分を通じてさらに屋内側に浸入することが、抑えられる。
加えて、本実施形態の屋根構造において、下側屋根パネル2の上端面23のうち、当接面231よりも屋外側に位置する面232には、屋外側ほど高さが低くなる水勾配を設けている。該水勾配の存在によって、モルタル層3と下側屋根パネル2との隙間を伝って水が浸入することを抑えることができる。また、仮に水が浸入しても、該水が屋外側に排出されやすくなる。
そのため、本実施形態の屋根構造においては、強力な風雨に晒される環境下(例えば、強力な台風に襲われる環境下)であっても、水が屋内側に浸入することが抑制される。
(実施形態2)
図3には、本実施形態の実施形態2の屋根構造の要部を示している。本実施形態の屋根構造は、実施形態1で示した傾斜屋根8と同様の傾斜屋根8aに、適用され得る。
図3に示す矢印61aは上方向、矢印62aは下方向、矢印63aは屋内方向、矢印64aは屋外方向を示している。本実施形態で用いる「屋内側」は、屋内方向63aに寄った側を意味し、「屋外側」は屋外方向64aに寄った側を意味する。
傾斜屋根8aは、屋外側の部分ほど下方に位置するように、斜め下方に傾斜している。
傾斜屋根8aは、複数の屋根パネルを互いに接合することで、一枚のパネルのように形成されている。前記複数の屋根パネルは、上側屋根パネル1aと、これに接合される下側屋根パネル2aとを含む。上側屋根パネル1aと下側屋根パネル2aの間には、モルタル層3aが設けられる。下側屋根パネル2aは、上側屋根パネル1aの斜め下方に位置する。
上側屋根パネル1aは、斜め下方に傾斜した鉄筋コンクリートパネルであって、コンクリートを用いてパネル状に成形された上側コンクリート部11aと、上側コンクリート部11aに埋められた上側の鉄筋構造12aとを備える。上側屋根パネル1aの表面は、即ち、上側コンクリート部11aの表面である。
上側屋根パネル1aの表面は、斜め下方をむく下端面13aを含む。下端面13aは、下側屋根パネル2aに近い側の端面である。
上側の鉄筋構造12aの一部121aは、下端面13aから突出する。上側の鉄筋構造12aの一部121aは、即ち、上側の鉄筋構造12aのうち下側屋根パネル2aにむけて突出する下端部である。
下側屋根パネル2aは、斜め下方に傾斜した鉄筋コンクリートパネルである。下側屋根パネル2aの傾斜方向は、上側屋根パネル1aの傾斜方向と一致する。
下側屋根パネル2aは、コンクリートを用いてパネル状に成形された下側コンクリート部21aと、下側コンクリート部21aに埋められた下側の鉄筋構造22aとを備える。下側屋根パネル2aの表面は、即ち、下側コンクリート部21aの表面である。
下側屋根パネル2aの表面は、斜め上方をむく上端面23aを含む。上端面23aは、上側屋根パネル1aに近い側の端面である。下側屋根パネル2aの上端面23aと、上側屋根パネル1aの下端面13aは、互いに対向する位置にある。
下側屋根パネル2aの上端面23aは、上側屋根パネル1aの下端面13aの一部領域131aに当たる当接面231aと、当接面231aとは別の面232aを含む。面232aは、当接面231aよりも屋内側に位置する。面232aは、下側の鉄筋構造22aの一部221aが突出する面である。
当接面231aを、上端面23aに含まれる第一面と称し、面232aを、上端面23aに含まれる第二面と称することも可能である。
当接面231aは、最も屋外側に位置する屋外側の端部2311aと、最も屋内側に位置する屋内側の端部2313aとを備える。本実施形態では、屋内側の端部2313aが、当接面231aにおいて最も高く位置する。つまり、屋内側の端部2313aが、屋外側の端部2313aよりも高く位置する頂部2312aである。
当接面231aは、屋外側の端部2311aから屋内側の端部2313a(即ち頂部2312a)に近づくほど徐々に高くなる。当接面231aは、屋外側の端部2311aと屋内側の端部2313a(即ち頂部2312a)との間に、防水用の高低差25aを有する。換言すると、当接面231aは、屋外側よりも屋内側が高く位置する水勾配を有する。この水勾配は、1/100程度である。
本実施形態では、当接面231aの屋内側の端部2313aが頂部2312aであるが、当接面231aの他の箇所が頂部2312aであることも有り得る。つまり、屋外側の端部2311aと屋内側の端部2313aの間の任意の箇所に、頂部2322aが位置し得る。
上側コンクリート部11aの下端部は、下側屋根パネル2aに向けて突出した突出部分111aを備える。突出部分111aの先端面が、下側コンクリート部21aに直接的に当たる、下端面13aの一部領域131aである。
上側屋根パネル1の下端面13aの一部領域131aは、言い換えれば、下側の当接面231aに当たる上側の当接面である。下端面13aは、一部領域131aよりも屋内側に位置する領域132aを、さらに含む。下端面13aの一部領域131aを、下端面13aに含まれる第一面と称し、下端面13aの領域132aを、下端面13aに含まれる第二面と称することも可能である。
上側の鉄筋構造12aの一部121aは、下端面13aの領域132aから突出する。
モルタル層3aは、上側屋根パネル1aの下端面13aの領域132aと、下側屋根パネル2aの面232aとの間に位置する。モルタル層3aは、無収縮モルタルを用いて、建設現場で施工される。
上側屋根パネル1aから突出する上側の鉄筋構造12aの一部121aと、下側屋根パネル2aから突出する下側の鉄筋構造22aの一部221aは、モルタル層3aに埋められる。モルタル層3aを介して、上側屋根パネル1aと下側屋根パネル2aは接合される。
本実施形態の屋根構造においては、下側屋根パネル2aの当接面231aが、高低差25aを有する。高低差25aの存在によって、上側屋根パネル1aと下側屋根パネル2aの接合部分を通じて水が屋内側に浸入することが、抑えられる。
加えて、本実施形態の屋根構造においては、当接面231aよりも屋内側に、モルタル層3aを成形している。そのため、仮に、当接面231aよりも屋内側に水が浸入しても、モルタル層3aの存在によって、さらに屋内側に水が浸入することは抑えられる。
したがって、本実施形態の屋根構造においては、強力な風雨に晒される環境下(例えば、強力な台風に襲われる環境下)であっても、水が屋内側に浸入することが抑制される。
以上述べた実施形態から明らかなように、本発明に係る第1の形態の屋根構造は、傾斜した上側屋根パネル(1,1a)と、上側屋根パネル(1,1a)の斜め下方に位置し、上側屋根パネル(1,1a)に接合される傾斜した下側屋根パネル(2,2a)とを備える。
上側屋根パネル(1,1a)は、パネル状に成形された上側コンクリート部(11,11a)と、上側コンクリート部(11,11a)に埋められた上側の鉄筋構造(12,12a)とを備えた鉄筋コンクリートパネルである。上側コンクリート部(11,11a)は、上側の鉄筋構造(12,12a)の一部(121,121a)が斜め下方にむけて突出する下端面(13,13a)を備える。
下側屋根パネル(2,2a)は、パネル状に成形された下側コンクリート部(21,21a)と、下側コンクリート部(21,21a)に埋められた下側の鉄筋構造(22,22a)とを備えた鉄筋コンクリートパネルである。下側コンクリート部(21,21a)は、下側の鉄筋構造(22,22a)の一部(221,221a)が斜め上方にむけて突出する上端面(23,23a)を備える。
下側屋根パネル(2,2a)の上端面(23,23a)は、上側屋根パネル(1,1a)の下端面(13,13a)の一部領域(131,131a)に当たる当接面(231,231a)を含む。当接面(231,231a)は、屋外側の端部(2311,2311a)と、屋外側の端部(2311,2311a)よりも高く位置する頂部(2312,2312a)を含む。
第1の形態によれば、上側屋根パネル(1,1a)と下側屋根パネル(2,2a)の接合部分を通じて、屋内側に水が浸入するためには、該水が、屋外側の端部(2311,2311a)よりも高く位置する頂部(2312,2312a)を、乗り越える必要がある。つまり、屋外側の端部(2311,2311a)と頂部(2312,2312a)の間の高低差(25,25a)が、水の浸入を妨げるように機能する。そのため、第1の形態によれば、強力な風雨に晒される環境下であっても、屋内側に水が浸入することが、抑制される。
本発明に係る第2の形態の屋根構造では、第1の形態において、上側屋根パネル(1,1a)の下端面(13,13a)と、下側屋根パネル(2,2a)の上端面(23,23a)との間に充填されるモルタル層(3,3a)を、さらに備える。上側の鉄筋構造(12,12a)の一部(121,121a)と、下側の鉄筋構造(22,22a)の一部(221,221a)は、モルタル層(3,3a)に埋まっている。
第2の形態によれば、上側屋根パネル(1,1a)と下側屋根パネル(2,2a)の接合部分に、さらにモルタル層(3,3a)が介在することで、強力な風雨に晒される環境下であっても、屋内側に水が浸入することが、さらに抑制される。
本発明に係る第3の形態の屋根構造では、第2の形態において、モルタル層(3)は、下側屋根パネル(2)の当接面(23)よりも屋外側に位置する。
第3の形態によれば、頂部(2312)を備える当接面(23)よりも屋外側に、さらにモルタル層(3)が介在することで、強力な風雨に晒される環境下であっても、屋内側に水が浸入することが、さらに抑制される。
本発明に係る第4の形態の屋根構造では、第3の形態において、下側屋根パネル(2)の上端面(23)は、当接面(231)よりも屋外側の部分に、屋外側ほど高さが低くなる水勾配を有する。
第4の形態によれば、頂部(2312)を備える当接面(231)よりも屋外側に、上端面(23)の前記水勾配が存在することで、強力な風雨に晒される環境下であっても、屋内側に水が浸入することが、さらに抑制される。
本発明に係る第5の形態の屋根構造では、第2の形態において、モルタル層(3a)は、下側屋根パネル(2a)の当接面(231a)よりも屋内側に位置する。
第5の形態によれば、頂部(2312a)を備える当接面(231a)よりも屋内側に、さらにモルタル層(3a)が介在することで、強力な風雨に晒される環境下であっても、屋内側に水が浸入することが、さらに抑制される。
以上、実施形態について説明したが、本発明は前記した各実施形態に限定されない。本発明の意図する範囲内であれば、各実施形態において適宜の設計変更を行うことや、各実施形態の構成を適宜組み合わせて適用することが可能である。
1,1a 上側屋根パネル
11,11a 上側コンクリート部
12,12a 上側の鉄筋構造
121,121a 上側の鉄筋構造の一部
13,13a 下端面
131,131a 一部領域
2,2a 下側屋根パネル
21,21a 下側コンクリート部
22,22a 下側の鉄筋構造
221,221a 下側の鉄筋構造の一部
23,23a 上端面
231,231a 当接面
2311,2311a 屋外側の端部
2312,2312a 頂部
25,25a 高低差
3,3a モルタル層
8,8a 傾斜屋根

Claims (5)

  1. 傾斜した上側屋根パネルと、
    前記上側屋根パネルの斜め下方に位置し、前記上側屋根パネルに接合される傾斜した下側屋根パネルと、を備え、
    前記上側屋根パネルは、パネル状に成形された上側コンクリート部と、前記上側コンクリート部に埋められた上側の鉄筋構造とを備えた鉄筋コンクリートパネルであり、前記上側コンクリート部は、前記上側の鉄筋構造の一部が斜め下方にむけて突出する下端面を備え、
    前記下側屋根パネルは、パネル状に成形された下側コンクリート部と、前記下側コンクリート部に埋められた下側の鉄筋構造とを備えた鉄筋コンクリートパネルであり、前記下側コンクリート部は、前記下側の鉄筋構造の一部が斜め上方にむけて突出する上端面を備え、
    前記下側屋根パネルの前記上端面は、前記上側屋根パネルの前記下端面の一部領域に当たる当接面を含み、
    前記当接面は、屋外側の端部と、前記屋外側の端部よりも高く位置する頂部を含む、
    屋根構造。
  2. 前記上側屋根パネルの前記下端面と、前記下側屋根パネルの前記上端面との間に充填されるモルタル層を、さらに備え、
    前記上側の鉄筋構造の一部と、前記下側の鉄筋構造の一部は、前記モルタル層に埋まっている、
    請求項1に記載の屋根構造。
  3. 前記モルタル層は、前記下側屋根パネルの前記当接面よりも、屋外側に位置する、
    請求項2に記載の屋根構造。
  4. 前記下側屋根パネルの前記上端面は、前記当接面よりも屋外側の部分に、屋外側ほど高さが低くなる水勾配を有する、
    請求項3に記載の屋根構造。
  5. 前記モルタル層は、前記下側屋根パネルの前記当接面よりも、屋内側に位置する、
    請求項2に記載の屋根構造。
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