JP2016141532A - 高所作業車の安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高所作業中におけるキャビン内や道具箱内の物品の盗難やキャビン内のいたずらを防ぐことができる高所作業車の安全装置を提供する。
【解決手段】高所作業車の安全装置101は、高所作業車のバケット8に作業者が搭乗していることを検出する安全帯フック掛け忘れセンサ102(作業者搭乗検出部)と、安全帯フック掛け忘れセンサ102がバケット8に作業者が搭乗していることを検出したときにキャビンのドア3a及び道具箱30を施錠する施錠部103とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気工事や建設工事等において高所作業を行うときに使用される高所作業車の安全装置に関する。
電気工事や建設工事等において高所作業を行うときには高所作業車が使用されている(例えば特許文献1参照)。この高所作業車は、走行機能を有する車体上にブームが起伏可能に設けられ、ブームの先端にバケットが取り付けられて構成されている。バケットに搭乗した作業者は、ブームが起仰してバケットが高所に移動することにより高所での作業が可能になっている。
特開平11−322296号公報
作業者が地上に残っていない場合や監視が行き届かない場合に、キャビンのドアの施錠や、車体に設けられた道具箱の施錠を忘れて高所作業を行うと、キャビン内や道具箱内の物品が盗難されたりキャビン内でいたずらをされたりするおそれがある。
しかし作業者は、高所作業中に盗難やいたずらに気づいても地上に降りるまでに時間がかかり、盗難やいたずらを防ぐことができない。また作業者は、高所作業中にキャビン内のエンジンキーをオフにされてしまうとブームの作動操作を行うことができなくなるので地上に降りることもできなくなる。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、高所作業中におけるキャビン内や道具箱内の物品の盗難やキャビン内のいたずらを防ぐことができる高所作業車の安全装置を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意研究の結果、前記課題を解決するために以下のような高所作業車の安全装置を採用した。
本発明の高所作業車の安全装置は、高所作業車のバケットに作業者が搭乗していることを検出する作業者搭乗検出部と、前記作業者搭乗検出部が前記バケットに前記作業者が搭乗していることを検出したときにキャビンのドア及び道具箱の少なくとも一方を施錠する施錠部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の高所作業車の安全装置において、前記バケットには前記作業者に装着された安全帯を着脱可能に取り付ける安全帯取り付け部が設けられ、前記作業者搭乗検出部は、前記安全帯取り付け部に前記安全帯が取り付けられたことを検出することにより前記バケットに前記作業者が搭乗していることを検出することが好ましい。
また、本発明の高所作業車の安全装置において、前記施錠部による前記キャビンの前記ドア及び前記道具箱の少なくとも一方の施錠を解除する解錠部を備えることが好ましい。
本発明の高所作業車の安全装置では、バケットに作業者が搭乗していることを検出したときにキャビンのドア及び道具箱の少なくとも一方を施錠するようにした。このため、高所作業中はキャビンのドアや道具箱が施錠されることになる。よって、本発明の高所作業車の安全装置は、高所作業中におけるキャビン内や道具箱内の物品の盗難やキャビン内のいたずらを防ぐことができる。
また、安全帯取り付け部に安全帯が取り付けられたことを検出することでバケットに作業者が搭乗していることを検出するようにすれば、安全帯取り付け部に安全帯が取り付けられたことを検出したときにキャビンのドア及び道具箱の少なくとも一方を施錠することになる。これにより作業者には、安全帯を安全帯取り付け部に取り付けないと盗難やいたずらにあうという意識が起きる。したがって作業者は、必ず安全帯を安全帯取り付け部に取り付けることになり、作業中にバケットから転落するのを確実に防ぐことができる。よって、本発明の高所作業車の安全装置は、高所作業中におけるキャビン内や道具箱内の物品の盗難やキャビン内のいたずらを防ぎつつ作業者の安全を確実に確保することができる。
また、キャビンのドア及び道具箱の少なくとも一方の施錠を解除する解錠部を備えるようにすれば、キャビンのドアや道具箱を施錠しているときに施錠部や作業者搭乗検出部が故障して解錠できなくなっても解錠部を操作することでドアや道具箱を容易に解錠することが可能になる。よって、本発明の高所作業車の安全装置は、使い勝手が向上する。
本発明の一実施の形態の高所作業車の側面図である。 同実施の形態の高所作業車の上面図である。 同実施の形態の高所作業車の安全装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の高所作業車1の側面図である。この高所作業車1は、電気工事や建設工事等において高所で作業を行うときに使用されるものである。
最初に高所作業車1の全体的な構成を簡単に説明する。高所作業車1は、走行機能を有する車体2と、車体2の前方に取り付けられた運転室であるキャビン3と、車体2の上側に水平旋回自在に取り付けられた旋回台4とを備えている。
車体2の四隅には、作業時に車体2の転倒を防止するためのアウトリガ5が車体2の側方に張り出し可能に設けられている。旋回台4の上部にはポスト6が設けられている。ポスト6にはブーム7が取り付けられており、ブーム7の先端にはバケット8が取り付けられている。
ブーム7は、基端ブーム7aと中間ブーム(図示せず)と先端ブーム7bとが入れ子式に接続されて構成されている。各ブームは、内部で伸縮シリンダ(図示せず)により連結されており、伸縮シリンダが伸縮することで伸縮する。
基端ブーム7aは、図示しないが、ポスト6に水平に設置された支持軸に基端部が上下に回動自在に取り付けられている。ポスト6と基端ブーム7aとには起伏シリンダ9が架け渡されて結合している。この起伏シリンダ9は伸縮可能に形成されており、起伏シリンダ9が伸縮することによりブーム7全体が起伏する。
バケット8は、作業者が高所作業を行うために搭乗する作業台として使用されるものである。このバケット8は、先端ブーム7bの先端に水平を維持した状態で左右に回動自在に取り付けられている。
図2に示すように、このバケット8は、作業者が搭乗するバケット本体8aと、バケット本体8aの側部に取り付けられた支持部8bとを備えている。この支持部8bは、バケット本体8aを先端ブーム7bに支持させるものである。この支持部8bは、バケット8を左右に回動させる駆動部10を介して先端ブーム7bに取り付けられている。
支持部8b上には、上部操作盤20aが設けられている。この上部操作盤20aは、作業者がバケット本体8aに搭乗した状態でブーム7の旋回・起伏・伸縮操作、バケット8の回動操作(スイング操作)、アクセルスイッチの操作等を操作レバーまたは、操作スイッチで行うものである。
また、図1に示すように車体2の後部には、下部操作盤20bが設けられている。この下部操作盤20bは、ブーム7の旋回・起伏・伸縮・格納操作、アウトリガ5の張出・格納操作、エンジン始動・停止等を操作レバーまたは、操作スイッチで行うものである。
以上のように構成されている高所作業車1を用いて高所作業を行うには、作業者は、下部操作盤20bを使用して各アウトリガ5を作動して車体2の側方に張り出させ、これらのアウトリガ5により車体2を支持させる。次に、作業者は、バケット本体8aに搭乗し、上部操作盤20aを使用してブーム7を起仰させ、さらにブーム7を伸縮及び旋回させて任意の高所に移動して高所作業を行う。
次に、高所作業車1において本発明の安全装置101(図3参照)に関係する構成について説明する。
図1に示すように車体2上には、複数の道具箱30が重ねて設けられている。各道具箱30は、図3に示すように、外側面に開口部(図示せず)が設けられて内部(図示せず)に工具や部品等の物品を収容する道具箱本体30aと、道具箱本体30aの開口部を開閉する扉30bとを備えている。
また、高所作業車1においては、バケット8に搭乗している作業者の安全性を確保するために、図3に示すような安全帯取り付け部40と、安全帯取り付け部40に着脱可能に取り付けられる命綱である安全帯50が使用されている。
安全帯50は、作業者の腰等に装着するベルト(図示せず)と、ベルトに一端部が取り付けられたロープ51と、ロープ51の他端部に取り付けられたフック52とを備えている。フック52は、C字状のフック本体52aと、フック本体52aの開口部を開閉するため、フック本体52aの基部に回動可能に取り付けられた抜け止め部52bとを備えている。
安全帯取り付け部40は、バケット8の支持部8bに設けられている。この安全帯取り付け部40は、バケット本体8aに搭乗可能な作業者の最大搭乗員数と同数設置されている。また、この安全帯取り付け部40は、フック本体52aが引っ掛けられるように形成されている。
次に、安全帯取り付け部40に対する安全帯50の着脱方法について説明する。安全帯50を安全帯取り付け部40に取り付けるには、抜け止め部52bを内側に回動させてフック本体52aの開口部を開け、フック本体52aを安全帯取り付け部40に引っ掛ける。続いて、抜け止め部52bを外側に回動させてフック本体52aに当ててフック本体52aの開口部を閉める。これによりフック本体52aが安全帯取り付け部40から抜けるのが防止され、安全帯50が安全帯取り付け部40から外れるのが防止される。
また、この状態から安全帯50を取り外すには、抜け止め部52bを内側へ回動させてフック本体52aの開口部を開け、フック本体52aを安全帯取り付け部40から取り外す。
次に、図3を用いて、本発明の高所作業車1の安全装置101の構成について説明する。以下の説明では、単に安全装置101と称する。この安全装置101は、安全帯フック掛け忘れセンサ102(作業者搭乗検出部)と、施錠部103と、解錠部104とを備えている。
安全帯フック掛け忘れセンサ102は、安全帯取り付け部40に安全帯50のフック52が取り付けられた(安全帯取り付け部40に安全帯50が取り付けられた)ことを検出することによりバケット8に作業者が搭乗していることを検出するものである。
この安全帯フック掛け忘れセンサ102は、バケット8の支持部8bに設けられている。この安全帯フック掛け忘れセンサ102は、第1信号線101aにより電源100に接続され、第2信号線101bにより施錠部103のリレーコイル131a(後述)に接続されている。
これにより安全帯フック掛け忘れセンサ102は、バケット8に作業者が搭乗していることを検出したときには、その検出信号を第2信号線101bを介してリレーコイル131aに送るように構成されている。
また、この安全帯フック掛け忘れセンサ102には、周知の近接スイッチが使用されている。なお、安全帯フック掛け忘れセンサ102に使用されるものは近接スイッチに限定される必要はなく、安全帯取り付け部40に安全帯50のフック52が取り付けられたことを検出するものであれば良い。例えば、近接スイッチの他に、投受光方式の光電センサ、反射式の光電センサ、リミットスイッチ等でも良い。
施錠部103は、安全帯フック掛け忘れセンサ102がバケット8に作業者が搭乗していることを検出したときにキャビン3のドア3a及び各道具箱30の扉30bを施錠するものである。
この施錠部103は、安全帯フック掛け忘れセンサ102に第2信号線101bで接続されたリレー131と、電源100にリレー131を介して第3信号線101cで接続される道具箱ロック装置132及びドアロック装置133とを備えている。
リレー131は、安全帯フック掛け忘れセンサ102に第2信号線101bで接続されたリレーコイル131aと、リレーコイル131aの励磁、非励磁によって第3信号線101cの開閉を行う開閉子131bとを備えている。
このリレー131は、ノーマルオープンのリレーである。したがってリレーコイル131aは、安全帯フック掛け忘れセンサ102から検出信号が送られないときは非励磁となり、開閉子131bを開位置(図3に示す位置)に位置させて第3信号線101cを遮断するように構成されている。
また、リレーコイル131aは、安全帯フック掛け忘れセンサ102から検出信号が送られると励磁され、開閉子131bを開位置から閉位置に移動させて第3信号線101cを開通させるように構成されている。
道具箱ロック装置132は、各道具箱30の扉30bの施錠と解錠を自動で行うものであり、周知のものである。この道具箱ロック装置132は、電源100にリレー131を介して第3信号線101cで接続された電磁ソレノイド132aと、電磁ソレノイド132aに接続された電磁ロック132bとを備えている。
電磁ソレノイド132aは、電磁ロック132bを作動させるソレノイドである。具体的に説明すると電磁ソレノイド132aは、第3信号線101cが開通したときには電源100に接続されて励磁されることにより電磁ロック132bを作動させるように構成されている。また電磁ソレノイド132aは、第3信号線101cが遮断されているときには電源100に接続されていないので非励磁となり、電磁ロック132bを作動させないように構成されている。
電磁ロック132bは、電磁ソレノイド132aを利用して各道具箱30の扉30bの施錠と解錠を行うものである。具体的に説明すると電磁ロック132bは、電磁ソレノイド132aが励磁すると作動して各道具箱30の扉30bを施錠し、電磁ソレノイド132aが非励磁になると作動せず各道具箱30の扉30bを解錠するように構成されている。
ドアロック装置133は、キャビン3に設けられた乗降口3b(図1参照)を開閉するドア3aに設けられており、ドア3aの施錠と解錠を自動で行うものである。このドアロック装置133には、周知のキーレスエントリーシステムが適用されている。また、このドアロック装置133は、第3信号線101cに接続された送信部133aと、送信部133aに無線で接続されたドアロック装置本体133bとを備えている。
送信部133aは、第3信号線101cが開通したときに電源100に接続され、ドアロック装置本体133bに駆動信号を送り、第3信号線101cが遮断されるとドアロック装置本体133bに駆動信号を送らないように構成されている。
ドアロック装置本体133bは、送信部133aから駆動信号が送られたときにはドア3aを施錠し、送信部133aから駆動信号が送られなくなるとドア3aを解錠するように構成されている。なお、図示しないが、このドアロック装置本体133bは、周知のようにキーに設けられた送信部から送信される駆動信号でもドア3aの施錠を行うように構成されている。
解錠部104は、第3信号線101c上においてリレー131と道具箱ロック装置132及びドアロック装置133との間に取り付けられている。この解錠部104は、施錠部103によるキャビン3のドア3a及び各道具箱30の扉30bの施錠を手動で任意に解除するものである。
具体的に説明すると、この解錠部104は、非操作時には第3信号線101cを開通させており、押し下げ操作されたときに第3信号線101cを遮断する。したがって、キャビン3のドア3a及び各道具箱30が施錠されているときに、解錠部104の押し下げ操作がされると、道具箱ロック装置132及びドアロック装置133と電源100との接続が解除されてキャビン3のドア3a及び各道具箱30の扉30bの施錠が解除される。なお、この解錠部104は、いたずらを防ぐために、車体2において一般の人には発見されにくい場所に取り付けることが好ましい。
以上のように構成されている安全装置101において、安全装置101の自動施錠、自動解錠、手動解錠について説明する。
(自動施錠)
安全装置101は、作業者が安全帯50のフック52を安全帯取り付け部40に取り付けると、安全帯フック掛け忘れセンサ102が、安全帯取り付け部40にフック52が取り付けられたことを検出し、これによりバケット8に作業者が搭乗していることを検出する。安全帯フック掛け忘れセンサ102は、バケット8に作業者が搭乗していることを検出すると、その検出信号をリレーコイル131aに送る。
リレーコイル131aは、安全帯フック掛け忘れセンサ102から検出信号が送られると励磁され、開閉子131bを開位置から閉位置に移動させて第3信号線101cを開通させる。
第3信号線101cが開通すると、道具箱ロック装置132の電磁ソレノイド132aは電源100に接続されて励磁され、電磁ロック132bを作動させる。これにより電磁ロック132bは、各道具箱30の扉30bを施錠する。
また第3信号線101cが開通すると、ドアロック装置133の送信部133aは電源100に接続され、ドアロック装置本体133bに駆動信号を送る。これによりドアロック装置本体133bは、ドア3aを施錠する。
(自動解錠)
作業者が安全帯50のフック52を安全帯取り付け部40から取り外すと、安全帯フック掛け忘れセンサ102は安全帯取り付け部40にフック52が取り付けられたことを検出しなくなる。これによりリレーコイル131aには検出信号が送られなくなる。
リレーコイル131aは、安全帯フック掛け忘れセンサ102から検出信号力が送られなくなると非励磁となり、開閉子131bを閉位置から開位置に移動させて第3信号線101cを遮断する。
第3信号線101cが遮断されると、道具箱ロック装置132の電磁ソレノイド132aは電源100との接続が解除されるので非励磁となる。これにより電磁ロック132bが作動しなくなり、各道具箱30の扉30bを解錠する。
また、第3信号線101cが遮断されると、ドアロック装置133の送信部133aは電源100との接続が解除されるのでドアロック装置本体133bに駆動信号を送らなくなる。これによりドアロック装置本体133bは、キャビン3のドア3aを解錠する。
(手動解錠)
作業者は、安全装置101がキャビン3のドア3aや道具箱30を施錠しているときに、例えば、施錠部103や安全帯フック掛け忘れセンサ102が故障して解錠できなくなった場合に解錠部104を押し下げ操作する。これにより第3信号線101cが遮断されて道具箱ロック装置132及びドアロック装置133と電源100との接続が解除され、キャビン3のドア3a及び各道具箱30の扉30bの施錠が解除される。
次に、本実施の形態の安全装置101の効果を列挙して説明する。
(1)本実施の形態の安全装置101は、バケット8に作業者が搭乗していることを検出する安全帯フック掛け忘れセンサ102と、安全帯フック掛け忘れセンサ102がバケット8に作業者が搭乗していることを検出したときにキャビン3のドア3a及び道具箱30を施錠する施錠部103とを備えている。
これにより安全装置101は、バケット8に作業者が搭乗していることを検出したときにキャビン3のドア3a及び道具箱30を施錠するため、高所作業中はドア3a及び道具箱30が施錠されることになる。よって、本実施の形態の安全装置101は、高所作業中のキャビン3内や道具箱30内の物品の盗難や、キャビン3内のいたずらを防ぐことができる。
また、作業者は、この安全装置101により、施錠忘れや盗難及びいたずらに気にせずに高所作業を行うことが可能になるので作業に集中することができ、作業効率が上がる。
(2)また、本実施の形態の安全装置101では、バケット8に作業者に装着された安全帯50を着脱可能に取り付ける安全帯取り付け部40が設けられ、安全帯フック掛け忘れセンサ102は、安全帯取り付け部40に安全帯50が取り付けられたことを検出することによりバケット8に作業者が搭乗していることを検出するようにした。
つまり、安全装置101は、安全帯取り付け部40に安全帯50が取り付けられたことを検出することによりキャビン3のドア3a及び道具箱30を施錠することになる。これにより作業者には、安全帯50を安全帯取り付け部40に取り付けないと盗難やいたずらにあうという意識が起きる。したがって、作業者は必ず安全帯50を安全帯取り付け部40に取り付けることになり、作業中にバケット8から転落するのを確実に防ぐことができる。よって、本実施の形態の安全装置101は、高所作業中のキャビン3内や道具箱30内の物品の盗難やキャビン3内のいたずらを防ぎつつ作業者の安全を確実に確保することができる。
(3)また、本実施の形態の安全装置101では、施錠部103によるキャビン3のドア3a及び道具箱30の施錠を解除する解錠部104を備えるものとした。
このため、安全装置101がキャビン3のドア3aや道具箱30を施錠しているときに施錠部103や安全帯フック掛け忘れセンサ102が故障して解錠できなくなっても解錠部104を操作することでドア3a及び道具箱30を容易に解錠することが可能になる。よって、本実施の形態の安全装置101は、使い勝手が向上する。
(4)また、本実施の形態の安全装置101では、高所作業車1に予め設置されているキーレスエントリーシステムに使用されるドアロック装置本体133bを利用して構成したので、安全装置101の製造や設置にかかるコストを抑えることができる。
以上、本発明に係る実施の形態を例示したが、これらの実施の形態は本発明の内容を限定するものではない。また、本発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲であれば、各種の変更等は可能である。
例えば、本実施の形態の安全装置101では、施錠部103は、安全帯フック掛け忘れセンサ102がバケット8に作業者が搭乗していることを検出したときにキャビン3のドア3a及び道具箱30の両方を施錠するようにしたが、少なくとも一方を施錠すれば良い。つまり、施錠部103は、キャビン3のドア3a及び道具箱30の両方を施錠する他に、キャビン3のドア3a又は道具箱30を施錠するようにしても良い。
また、本実施の形態の安全装置101では、安全帯取り付け部40に安全帯50が取り付けられたことを検出することによりバケット8に作業者が搭乗していることを検出するようにした。しかし、バケット8に作業者が搭乗していることを検出する方法は、この方法に限定しなくても良い。例えば、ブーム7が起仰したことを検出したり、上部操作盤20aで操作がされたことを検出したりすることにより、バケット8に作業者が搭乗していることを検出するようにしても良い。
また、本実施の形態の安全装置101では、解錠部104を、第3信号線101c上においてリレー131と道具箱ロック装置132及びドアロック装置133との間に取り付けたが、解錠部104の取り付け位置はこの位置に限定しなくても良い。例えば、解錠部104を、第3信号線101c上においてリレー131と電源100との間や、第1信号線101a上や第2信号線101b上に取り付けても良い。
また、安全装置101を、安全帯フック掛け忘れセンサ102によって安全帯取り付け部40に安全帯50が取り付けられたことを検出したときに、高所作業車1の作動(ブーム7等の作動)を許可するように構成しても良い。
また、高所作業車の中には、バケット8に安全帯フック掛け忘れセンサ102を設置し、安全帯フック掛け忘れセンサ102によって安全帯取り付け部40に安全帯50が取り付けられたことを検出したときに高所作業車の作動を許可するシステムを備えたものがある。そこで、このような高所作業車に対しては、予め設置されている安全帯フック掛け忘れセンサ102を利用して安全装置101を構成しても良い。この場合には、安全帯フック掛け忘れセンサ102を新たに用意する必要がないので、安全装置101の製造や設置にかかるコストを抑えることができる。
また、高所作業車1に道具箱ロック装置132が予め設置されていれば、この道具箱ロック装置132を利用して安全装置101を構成しても良い。この場合には、道具箱ロック装置132を新たに用意する必要がないので、安全装置101の製造や設置にかかるコストを抑えることができる。
また、本実施の形態の安全装置101では、施錠部103が、道具箱ロック装置132及びドアロック装置133を含めるものとして定義した。しかし、例えば高所作業車1に道具箱ロック装置132及びドアロック装置133が予め設置されており、これらを利用して安全装置101を構成する場合には、施錠部103は、道具箱ロック装置132及びドアロック装置133を含めずに、これらの動作を制御するものであると定義しても良い。
1 高所作業車
3 キャビン
3a キャビンのドア
8 バケット
30 道具箱
40 安全帯取り付け部
50 安全帯
101 高所作業車の安全装置
102 安全帯フック掛け忘れセンサ(作業者搭乗検出部)
103 施錠部
104 解錠部

Claims (3)

  1. 高所作業車のバケットに作業者が搭乗していることを検出する作業者搭乗検出部と、
    前記作業者搭乗検出部が前記バケットに前記作業者が搭乗していることを検出したときにキャビンのドア及び道具箱の少なくとも一方を施錠する施錠部と
    を備えることを特徴とする高所作業車の安全装置。
  2. 請求項1に記載の高所作業車の安全装置において、
    前記バケットには前記作業者に装着された安全帯を着脱可能に取り付ける安全帯取り付け部が設けられ、
    前記作業者搭乗検出部は、前記安全帯取り付け部に前記安全帯が取り付けられたことを検出することにより前記バケットに前記作業者が搭乗していることを検出することを特徴とする高所作業車の安全装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の高所作業車の安全装置において、
    前記施錠部による前記キャビンの前記ドア及び前記道具箱の少なくとも一方の施錠を解除する解錠部を備えることを特徴とする高所作業車の安全装置。
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