JP2016141215A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が緩んだ場合でも、変速装置を操作不能な事態を回避可能な連係機構を提供する。
【解決手段】アームに連結固定される第一継手部24、及び、レバーに連結固定される第二継手部25、及び、第一継手部24と第二継手部25とを連結するロッド部26を有し、操作力をトラニオン軸に伝達する第一連係機構21と、第一継手部24と第二継手部25とを連結し、操作力の伝達状態を維持可能な第二連係機構40と、が備えられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、手動操作される変速操作具と、変速操作具の操作力に基づいてエンジンからの動力を変速する変速装置と、変速操作具側の部材に連結固定される第一継手部、及び、変速装置の操作部側の部材に連結固定される第二継手部、及び、第一継手部と第二継手部とを連結するロッド部を有し、操作力を操作部に伝達する第一連係機構を備える作業機に関する。
上記のような作業機として、例えば、特許文献1に記載のコンバインが既に知られている。特許文献1に記載のコンバインは、手動操作される変速操作具(文献では「上部レバー体」)と、変速操作具の操作力に基づいてエンジンからの動力を変速する変速装置(文献では「静油圧式無段変速機構」)と、を備えている。そして、変速操作具側の部材(文献では「中継金具」)と変速装置の操作部(文献では「トラニオン軸」等)側の部材に、それぞれ、第一継手部と第二継手部が連結固定され、第一継手部と第二継手部とがロッド部によって連結されている。これにより、変速操作具の操作力がロッド部を介して変速装置の操作部に伝達される。
特開2013−28305号公報
特許文献1に記載のコンバインでは、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が緩むと、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が外れる虞がある。そして、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が外れると、変速操作具の操作力をロッド部を介して変速装置の操作部に伝達することができず、変速装置を操作することができない。
上記状況に鑑み、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が緩んだ場合でも、変速装置を操作不能な事態を回避可能な作業機が要望されている。
本発明の特徴は、
手動操作される変速操作具と、
前記変速操作具の操作力に基づいてエンジンからの動力を変速する変速装置と、
前記変速操作具側の部材に連結固定される第一継手部、及び、前記変速装置の操作部側の部材に連結固定される第二継手部、及び、前記第一継手部と前記第二継手部とを連結するロッド部を有し、前記操作力を前記操作部に伝達する第一連係機構と、
前記第一継手部と前記第二継手部とを連結し、前記操作力の伝達状態を維持可能な第二連係機構と、が備えられたことにある。
本特徴構成によれば、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が緩んだ場合でも、操作力の伝達状態を第二連係機構によって維持することができる。例えば、第一連係機構の伝達経路を維持したり、あるいは、第二連係機構によって新たな伝達経路を確保したりすることができる。したがって、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が緩んだ場合でも、変速装置を操作不能な事態を回避することができる。
さらに、本発明において、
前記第一継手部及び前記第二継手部の両方または何れか一方と前記ロッド部とは、差し込み固定機構によって連結され、
前記第二連係機構の長さは、前記ロッド部の一端と他端を一直線に結ぶ直線の長さよりも長くなるように、かつ、前記第二連係機構の長さと前記直線の長さとの差が前記差し込み固定機構における差し込み長さよりも短くなるように、設定されていると好適である。
本特徴構成によれば、第二連係機構の長さがロッド部に係る直線の長さよりも長いことから、第二連係機構が第一連係機構の動作を阻害しない。しかも、第二連係機構の長さとロッド部に係る直線の長さとの差が、差し込み固定機構における差し込み長さよりも短いことから、差し込み固定機構における差し込み状態が解除される前に、第二連係機構がそれ以上延びなくなるため、差し込み固定機構における差し込み状態が解除されるのを確実に防止することができる。
本発明の別の特徴は、
手動操作される変速操作具と、
前記変速操作具の操作力に基づいてエンジンからの動力を変速する変速装置と、
前記変速操作具側の部材に連結固定される第一継手部、及び、前記変速装置の操作部側の部材に連結固定される第二継手部、及び、前記第一継手部と前記第二継手部とを連結するロッド部を有し、前記操作力を前記操作部に伝達する連係機構と、が備えられ、
前記第一継手部及び前記第二継手部の両方または何れか一方と前記ロッド部とは、差し込み固定機構によって連結され、
前記差し込み固定機構おける差し込み状態が解除されるのを阻止する脱落防止機構が備えられていることにある。
本特徴構成によれば、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が緩んだ場合でも、差し込み固定機構おける差し込み状態が解除されるのを脱落防止機構によって阻止することができる。これにより、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が外れることがなく、第一連係機構の伝達経路を維持することができる。したがって、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が緩んだ場合でも、変速装置を操作不能な事態を回避することができる。
さらに、本発明において、
前記脱落防止機構として、前記第一継手部と前記第二継手部とを連結し、前記操作力の伝達状態を維持可能な第二連係機構が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、第一継手部や第二継手部とロッド部との連結が緩んだ場合でも、操作力の伝達状態を第二連係機構によって維持することにより、第一連係機構の伝達経路を維持することができる。
さらに、本発明において、
前記差し込み固定機構はネジ式に構成され、
前記第二連係機構の長さは、前記ロッド部の一端と他端を一直線に結ぶ直線の長さよりも長くなるように、かつ、前記第二連係機構の長さと前記直線の長さとの差が前記差し込み固定機構におけるネジ込み長さよりも短くなるように、設定されていると好適である。
本特徴構成によれば、差し込み固定機構がネジ式に構成されていることから、第一継手部や第二継手部とロッド部とを、差し込みが解除され難い状態で強固に連結することができる。また、第二連係機構の長さがロッド部に係る直線の長さよりも長いことから、第二連係機構が第一連係機構の動作を阻害しない。しかも、第二連係機構の長さとロッド部に係る直線の長さとの差が、差し込み固定機構におけるネジ込み長さよりも短いことから、差し込み固定機構における差し込み状態が解除される前に、第二連係機構がそれ以上延びなくなるため、差し込み固定機構における差し込み状態が解除されるのを確実に防止することができる。
さらに、本発明において、
前記ロッド部は、一直線状の部材によって長さ変更可能に構成され、
前記第二連係機構の長さは、前記ロッド部の最大長さよりも長くなるように、かつ、前記第二連係機構の長さと前記ロッド部の最小長さとの差が前記差し込み固定機構におけるネジ込み長さよりも短くなるように、設定されていると好適である。
本特徴構成によれば、ロッド部が一直線状の部材によって長さ変更可能に構成されていることから、狭いスペースでもロッド部を配置し易いと共に、変速操作具の中立位置と変速装置の中立位置とが合うように、ロッド部の長さを変更することができる。また、第二連係機構の長さがロッド部の最大長さよりも長いことから、ロッド部が最大長さに変更されている場合でも、第二連係機構が第一連係機構の動作を阻害しない。しかも、第二連係機構の長さとロッド部の最小長さとの差が、差し込み固定機構におけるネジ込み長さよりも短いことから、ロッド部が最小長さに変更されている場合でも、差し込み固定機構における差し込み状態が解除される前に、第二連係機構がそれ以上延びなくなるため、差し込み固定機構における差し込み状態が解除されるのを確実に防止することができる。
さらに、本発明において、
前記第二連係機構に、前記第一継手部と前記第二継手部とを連結する索状体が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、索状体が自由に変形することにより、第一継手部と第二継手部とを索状体によって連結し易いと共に、第一連係機構の動作が索状体によって阻害されることがない。
さらに、本発明において、
前記第二連係機構の一端部は前記第一継手部に揺動可能に連結され、かつ、前記第二連係機構の他端部は前記第二継手部に揺動可能に連結されていると好適である。
本特徴構成によれば、第二連係機構の一端部と他端部が、それぞれ、第一継手部と第二継手部に対して揺動することにより、第二連係機構の一端部と他端部に無理な負荷がかかり難い。
さらに、本発明において、
前記第一継手部及び前記第二継手部に巻き回された状態で締め付けて固定されたバンド部材が備えられ、
前記第二連係機構の両端部は、前記バンド部材に連結されていると好適である。
本特徴構成によれば、第二連係機構を第一継手部及び第二継手部に直接連結しなくてもよいので、第二連係機構を連結する連結部を設けるために、第一継手部及び第二継手部を加工する手間がかからない。
さらに、本発明において、
前記第一継手部及び前記第二継手部の外周部に、前記バンド部材と当接して前記バンド部材の前記外周部からの抜けを阻止する抜け止め部が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、バンド部材が第一継手部及び前記第二継手部の外周部から抜けないため、第二連係機構による第一継手部と第二継手部との連結が外れ難い。
さらに、本発明において、
前記第一継手部及び前記第二継手部の外周部に、前記バンド部材と当接して前記バンド部材の前記外周部周りの回転を阻止する回り止め部が備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、バンド部材が第一継手部及び前記第二継手部の外周部に対して回転しないため、第二連係機構にねじれが生じ難い。
普通型コンバインを示す右側面図である。 普通型コンバインを示す平面図である。 主変速レバーと静油圧式無段変速装置との連結状態を示す左側面図である。 第一連係機構及び第二連係機構を示す図である。 バンド部材が巻き回された状態を示す図である。 バンド部材が巻き回された状態を示す図である。 第二連係機構の一端部が第一継手部に揺動可能に連結された状態を示す断面図である。 (a)第一連係機構及び第二連係機構を模式的に示す図である。(b)第一連係機構の伝達経路が第二連係機構によって維持された状態を模式的に示す図である。 (a)第一の別実施形態に係る第二連係機構を模式的に示す図である。(b)第二の別実施形態に係る第二連係機構を模式的に示す図である。 別実施形態に係る脱落防止機構を示す図である。 別実施形態に係るワイヤー端部の連結構造を示す図である。 別実施形態に係るワイヤー端部の連結構造を示す断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔普通型コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、普通型コンバイン(本発明に係る「作業機」に相当)を示している。なお、以下の説明においては、図2に示す矢印Fの方向を「機体前側」、矢印Bの方向を「機体後側」、矢印Lの方向を「機体左側」、矢印Rの方向を「機体右側」とする。
普通型コンバインは、クローラ式の走行装置1と、走行装置1で支持される機体フレーム2と、を備えている。機体フレーム2の前端部には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が昇降可能に設けられている。刈取部3の後方には、運転部4が設けられている。運転部4の下部には、エンジン5が設けられている。運転部4の後方には、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置6と、穀粒を貯留するグレンタンク7とが、左右方向に隣り合う状態で設けられている。刈取部3と脱穀装置6との間には、刈取部3からの刈取穀稈を脱穀装置6に搬送するフィーダ8が設けられている。グレンタンク7には、グレンタンク7内の穀粒を排出するアンローダ9が設けられている。なお、本実施形態では、グレンタンク7が備えられているが、グレンタンク7に代えて、ホッパが備えられていてもよい。
左右一対の走行装置1の前部の間には、トランスミッション10が設けられている。エンジン5からの動力は、トランスミッション10によって変速されて走行装置1に伝達される。トランスミッション10には、主変速用の静油圧式無段変速装置11(本発明に係る「変速装置」に相当)(図3参照)の他、図示はしていないが、副変速用のギヤ式変速装置や操向伝動装置等が備えられている。
運転部4において、運転座席12の左方と前方には、それぞれ、サイドパネル13とフロントパネル14が設けられている。フロントパネル14には、機体の操向操作や刈取部3の昇降操作を行う操向レバー15が備えられている。サイドパネル13には、静油圧式無段変速装置11を操作する主変速レバー16(本発明に係る「変速操作具」に相当)や前記ギヤ式変速装置を操作する副変速レバー17の他、刈取クラッチレバー18や脱穀クラッチレバー19、排出クラッチレバー20等が備えられている。
〔静油圧式無段変速装置〕
図3に示すように、静油圧式無段変速装置11は、主変速レバー16の操作力に基づいてエンジン5からの動力を変速する。静油圧式無段変速装置11は、可変容量型の油圧ポンプ(図示省略)と、固定容量型又は可変容量型の油圧モータ(図示省略)と、を有している。静油圧式無段変速装置11には、前記油圧ポンプの斜板角度を操作するトラニオン軸11A(本発明に係る「操作部」に相当)が設けられている。トラニオン軸11Aには、主変速レバー16の操作力が第一連係機構21(本発明に係る「第一連係機構」、「連係機構」に相当)によって伝達される。トラニオン軸11Aには、レバー11B(本発明に係る「変速装置の操作部側の部材」に相当)がトラニオン軸11Aと一体揺動可能に設けられている。なお、本実施形態では、トラニオン軸11Aが後方に突出するように、静油圧式無段変速装置11が配置されているが、トラニオン軸11Aが前方又は左方又は右方に突出するように、静油圧式無段変速装置11が配置されていてもよい。
〔主変速レバー〕
主変速レバー16は、機体左右向きの軸心X1周りで揺動可能にフレーム22に支持されている。主変速レバー16の基端部には、アーム23(本発明に係る「変速操作具側の部材」に相当)が主変速レバー16と軸心X1周りで一体揺動可能に設けられている。
〔第一連係機構〕
図4に示すように、第一連係機構21は、第一継手部24と、第二継手部25と、ロッド部26と、を有し、主変速レバー16の操作力をトラニオン軸11Aに伝達する。
〔第一継手部〕
第一継手部24は、主変速レバー16側のアーム23に連結固定されている。第一継手部24は、リンクボールによって構成されている。第一継手部24は、第一ボルト軸部27と、第一ホルダ部28と、を有している。第一ボルト軸部27は、主変速レバー16側のアーム23に連結固定されている。
第一ホルダ部28は、第一支持部28Aと、第一筒部28Bと、を有している。第一支持部28Aには、第一ボルト軸部27がボール(図示省略)を介して揺動自在に支持されている。第一筒部28Bは、略円筒状に形成されている。第一筒部28Bには、第一ネジ孔28aが形成されている。第一筒部28Bの外周部には、第一フランジ部28b(本発明に係る「抜け止め部」、「回り止め部」に相当)が形成されている。
〔第二継手部〕
第二継手部25は、トラニオン軸11A側のレバー11Bに連結固定されている。第二継手部25は、リンクボールによって構成されている。第二継手部25は、第二ボルト軸部29と、第二ホルダ部30と、を有している。第二ボルト軸部29は、トラニオン軸11A側のレバー11Bに連結固定されている。
第二ホルダ部30は、第二支持部30Aと、第二筒部30Bと、を有している。第二支持部30Aには、第二ボルト軸部29がボール(図示省略)を介して揺動自在に支持されている。第二筒部30Bは、略円筒状に形成されている。第二筒部30Bには、第二ネジ孔30aが形成されている。第二筒部30Bの外周部には、第二フランジ部30b(本発明に係る「抜け止め部」、「回り止め部」に相当)が形成されている。
〔ロッド部〕
ロッド部26は、第一継手部24と第二継手部25とを連結している。ロッド部26は、長さの異なる小ロッド31と大ロッド32とがターンバックル33によって連結された一直線状の棒状部材によって長さ変更可能に構成されている。主変速レバー16の中立位置と静油圧式無段変速装置11の中立位置とが合うように、ロッド部26の長さをターンバックル33によって変更することができる。
小ロッド31の両端部には、ネジ部31aが形成されている。小ロッド31の一端部のネジ部31aは、第一継手部24(第一筒部28B)の第一ネジ孔28aにネジ込まれて、ロックナット34で固定されている。小ロッド31の他端部のネジ部31aは、ターンバックル33にネジ込まれて、ロックナット35で固定されている。
すなわち、第一継手部24と小ロッド31の一端部とは、第一差し込み固定機構36(本発明に係る「差し込み固定機構」に相当)によって連結されている。第一差し込み固定機構36は、小ロッド31の一端部のネジ部31aと、第一継手部24(第一筒部28B)の第一ネジ孔28aと、を有している。
大ロッド32の両端部には、ネジ部32aが形成されている。大ロッド32の一端部のネジ部32aは、ターンバックル33にネジ込まれて、ロックナット37で固定されている。大ロッド32の他端部のネジ部32aは、第二継手部25(第二筒部30B)の第二ネジ孔30aにネジ込まれて、ロックナット38で固定されている。
すなわち、第二継手部25と大ロッド32の他端部とは、第二差し込み固定機構39(本発明に係る「差し込み固定機構」に相当)によって連結されている。第二差し込み固定機構39は、大ロッド32の他端部のネジ部32aと、第二継手部25(第二筒部30B)の第二ネジ孔30aと、を有している。
〔第二連係機構〕
図4に示すように、第一継手部24と第二継手部25とは、第二連係機構40(本発明に係る「第二連係機構」、「脱落防止機構」に相当)によって連結されている。第二連係機構40は、第一継手部24と第二継手部25とを連結するワイヤー41(本発明に係る「索状体」に相当)を有している。ワイヤー41の両端部は、連結具42を介してバンド部材43に揺動可能に連結されている。
〔バンド部材〕
図5から図7に示すように、バンド部材43は、第一継手部24及び第二継手部25に巻き回された状態でボルト45及び二つのナット46によって締め付けて固定されている。バンド部材43は、巻回部43Aと、一対の縦壁部43Bと、を有している。巻回部43Aは、第一筒部28B及び第二筒部30Bに巻き回されている。一対の縦壁部43Bは、巻回部43Aの巻回方向の両端部に一体的に連設されている。一対の縦壁部43Bの間には、中空状のカラー44が介装されている。
ここで、巻回部43Aの端部43aが、第一フランジ部28b(又は第二フランジ部30b)に当接することにより、バンド部材43の第一筒部28B(又は第二筒部30B)の外周部からの抜けが阻止されている。また、一対の縦壁部43Bの端部43bが、第一フランジ部28b(又は第二フランジ部30b)に当接することにより、バンド部材43の第一筒部28B(又は第二筒部30B)の外周部周りの回転が阻止されている。
図7に示すように、カラー44には、連結具42が揺動可能かつスライド移動可能に連結されている。カラー44の長さAは、連結具42の幅Bよりも長くなるように設定されている。カラー44は、一対の縦壁部43Bに挟み込まれた状態で、一対の縦壁部43Bにボルト45及び二つのナット46によって連結されている。
このような構成によれば、一対の縦壁部43Bの間にカラー44が介装されていることにより、ボルト45の締付けトルクを適切に管理することができると共に、一対の縦壁部43Bの端部45bが第一フランジ部28b(又は第二フランジ部30b)に当接するように、一対の縦壁部43Bの間隔を適切に設定することができる。しかも、カラー44の長さA、すなわち、一対の縦壁部43Bの間隔が、連結具42の幅Bよりも長いため、連結具42が一対の縦壁部43Bによって締付けられることなく、連結具42のカラー44に対する揺動が一対の縦壁部43Bによって阻害されない。
〔ロッド部とワイヤーの長さの関係〕
図8に示すように、ロッド部26の一端と他端とを一直線に結ぶ直線の長さLx(以下単に「ロッド部26の長さLx」という。)は、標準長さをL1とすると、ターンバックル33によって、最小長さL1−αと最大長さL1+αとの範囲内で変更することができる。なお、αは異なる数値であってもよい。そして、ロッド部26の両端部は、第一継手部24(第一ネジ孔28a)と第二継手部25(第二ネジ孔30a)にネジ込み長さL3(本発明に係る「差し込み長さ」、「ネジ込み長さ」に相当)ネジ込まれている。
ここで、ワイヤー41の長さをL2(本発明に係る「第二連係機構の長さ」に相当)とすると、ワイヤー41の長さL2は、ロッド部26の最大長さL1+αよりも長くなるように設定されている。そして、ワイヤー41の長さL2とロッド部26の最小長さL1−αとの差をΔL(本発明に係る「第二連係機構の長さと直線の長さとの差」、「第二連係機構の長さとロッド部の最小長さとの差」に相当)とすると、ワイヤー41の長さL2は、差ΔLがネジ込み長さL3よりも短くなるように設定されている。
図8(b)に示すように、例えば、ロッド部26の長さLxが最小長さL1−αに設定されている状態において、第一差し込み固定機構36の差し込み状態が緩んだ場合、差ΔLがネジ込み長さL3よりも短いため、第一差し込み固定機構36における差し込み状態が解除される前に、ワイヤー41がそれ以上延びなくなる。これにより、ロッド部26の一端部が第一ネジ孔28aに対してL3−ΔLの長さネジ込まれた状態が維持されることになる。こうして、第一差し込み固定機構36における差し込み状態が解除されるのが阻止され、第一連係機構21の伝達経路が維持される。
なお、ロッド部26の長さLxが最大長さL1+αに設定されている場合は、上述したロッド部26の長さLxが最小長さL1−αに設定されている場合よりも、L3−ΔLの長さが長くなる。また、第二差し込み固定機構39についても、上述した第一差し込み固定機構36と同様に考えることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、第二連係機構40に、ワイヤー41が備えられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9(a)に示すように、第二連係機構140が棒状部材等からなるリンクによって構成されていてもよい。これにより、第二連係機構140によって新たな伝達経路を構築する際に、操作力をしっかりと伝達することができる。また、上記実施形態では、「索状体」がワイヤー41によって構成されているが、例えば、図9(b)に示す第二連係機構240のように、「索状体」がチェーン241によって構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、第一差し込み固定機構36及び第二差し込み固定機構39がネジ式に構成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、第一ネジ孔28a(又は第二ネジ孔30a)に代えて、差込孔(雌ネジ加工が施されていない)を、第一継手部24(又は第二継手部25)に形成し、当該差込孔にロッド部26の端部(雄ネジ加工が施されていない)を差し込んで、第一継手部24(又は第二継手部25)とロッド部26の端部とをピンで連結固定するように、第一差し込み固定機構36や第二差し込み固定機構39が構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、ロッド部26が一直線状の部材によって構成されているが、折れ曲り状の部材によって構成されていてもよい。また、上記実施形態では、ロッド部26がその長さを変更可能に構成されているが、変更不能に構成されていてもよい。すなわち、ロッド部26が単一の部材によって構成されていてもよい。
(4)上記実施形態では、「脱落防止機構」が第二連係機構40によって構成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10に示すように、「脱落防止機構」を、ロッド部26側のピン49と第一継手部24(又は第二継手部25)側のピン溝50によって構成してもよい。第一継手部24(又は第二継手部25)には、ピン溝50が形成されている。第一継手部24(又は第二継手部25)にロッド部26がネジ込まれた状態で、ピン49がピン溝50に係合している。このような構成によれば、ピン49がピン溝50に係合していることにより、第一継手部24(又は第二継手部25)とロッド部26との間の回り止めがされていると共に、ロッド部26や第一継手部24(又は第二継手部25)のネジ山が潰れた場合でも、ピン49がピン溝50の端部に至った段階で、ロッド部26がそれ以上差し込み状態解除側に移動しない。
(5)上記実施形態では、第一継手部24とロッド部26(小ロッド31)の一端部とが第一差し込み固定機構36によって連結され、第二継手部25とロッド部26(大ロッド32)の他端部とが第二差し込み固定機構39によって連結されているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、第一差し込み固定機構36及び第二差し込み固定機構39のうち何れか一方のみが設けられていてもよい。
(6)上記実施形態では、ワイヤー41の両端部に、連結具42が設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図11及び図12に示すように、ワイヤー41の端部に、略U字形状のU金具51が設けられ、U金具51がバンド部材43にボルト連結されていてもよい。この場合、ワイヤー41の端部は、U金具51にスライド移動可能に支持されていると共に、U金具51からの脱落が球部52によって阻止されている。このような構成によれば、ワイヤー41の端部がU金具51に対してスライド移動することにより、ワイヤー41の弛みが抑えられるため、ワイヤー41を設けるためのスペースが小さくて済み、ワイヤー41がその周囲の他の部材と干渉し難い。
(7)上記実施形態では、第一フランジ部28bによって「抜け止め部」と「回り止め部」とが一体に構成され、第二フランジ部30bによって「抜け止め部」と「回り止め部」とが一体に構成されているが、「抜け止め部」と「回り止め部」とが別々に構成されていてもよい。
本発明は、普通型コンバインの他、自脱型コンバインやトウモロコシ収穫機、水田作業機、トラクタ等にも利用可能である。
5 エンジン
11 静油圧式無段変速装置(変速装置)
11A トラニオン軸(操作部)
11B レバー(変速装置の操作部側の部材)
16 主変速レバー16(変速操作具)
21 第一連係機構(第一連係機構、連係機構)
23 アーム(変速操作具側の部材)
24 第一継手部
25 第二継手部
26 ロッド部
28b 第一フランジ部(抜け止め部、回り止め部)
30b 第二フランジ部(抜け止め部、回り止め部)
36 第一差し込み固定機構(差し込み固定機構)
39 第二差し込み固定機構(差し込み固定機構)
40 第二連係機構(第二連係機構、脱落防止機構)
41 ワイヤー(索状体)
43 バンド部材
L1−α ロッド部の最小長さ
L1+α ロッド部の最大長さ
L2 ワイヤーの長さ(第二連係機構の長さ)
L3 ネジ込み長さ(差し込み長さ、差し込み長さ)
Lx ロッド部の長さ(ロッド部の一端と他端を一直線に結ぶ直線の長さ)
ΔL 差(第二連係機構の長さと直線の長さとの差、第二連係機構の長さとロッド部の最小長さとの差)

Claims (11)

  1. 手動操作される変速操作具と、
    前記変速操作具の操作力に基づいてエンジンからの動力を変速する変速装置と、
    前記変速操作具側の部材に連結固定される第一継手部、及び、前記変速装置の操作部側の部材に連結固定される第二継手部、及び、前記第一継手部と前記第二継手部とを連結するロッド部を有し、前記操作力を前記操作部に伝達する第一連係機構と、
    前記第一継手部と前記第二継手部とを連結し、前記操作力の伝達状態を維持可能な第二連係機構と、が備えられた作業機。
  2. 前記第一継手部及び前記第二継手部の両方または何れか一方と前記ロッド部とは、差し込み固定機構によって連結され、
    前記第二連係機構の長さは、前記ロッド部の一端と他端を一直線に結ぶ直線の長さよりも長くなるように、かつ、前記第二連係機構の長さと前記直線の長さとの差が前記差し込み固定機構における差し込み長さよりも短くなるように、設定されている請求項1に記載の作業機。
  3. 手動操作される変速操作具と、
    前記変速操作具の操作力に基づいてエンジンからの動力を変速する変速装置と、
    前記変速操作具側の部材に連結固定される第一継手部、及び、前記変速装置の操作部側の部材に連結固定される第二継手部、及び、前記第一継手部と前記第二継手部とを連結するロッド部を有し、前記操作力を前記操作部に伝達する連係機構と、が備えられ、
    前記第一継手部及び前記第二継手部の両方または何れか一方と前記ロッド部とは、差し込み固定機構によって連結され、
    前記差し込み固定機構おける差し込み状態が解除されるのを阻止する脱落防止機構が備えられた作業機。
  4. 前記脱落防止機構として、前記第一継手部と前記第二継手部とを連結し、前記操作力の伝達状態を維持可能な第二連係機構が備えられている請求項3に記載の作業機。
  5. 前記差し込み固定機構はネジ式に構成され、
    前記第二連係機構の長さは、前記ロッド部の一端と他端を一直線に結ぶ直線の長さよりも長くなるように、かつ、前記第二連係機構の長さと前記直線の長さとの差が前記差し込み固定機構におけるネジ込み長さよりも短くなるように、設定されている請求項2または4に記載の作業機。
  6. 前記ロッド部は、一直線状の部材によって長さ変更可能に構成され、
    前記第二連係機構の長さは、前記ロッド部の最大長さよりも長くなるように、かつ、前記第二連係機構の長さと前記ロッド部の最小長さとの差が前記差し込み固定機構におけるネジ込み長さよりも短くなるように、設定されている請求項5に記載の作業機。
  7. 前記第二連係機構に、前記第一継手部と前記第二継手部とを連結する索状体が備えられている請求項1、2、4乃至6の何れか一項に記載の作業機。
  8. 前記第二連係機構の一端部は前記第一継手部に揺動可能に連結され、かつ、前記第二連係機構の他端部は前記第二継手部に揺動可能に連結されている請求項1、2、4乃至7の何れか一項に記載の作業機。
  9. 前記第一継手部及び前記第二継手部に巻き回された状態で締め付けて固定されたバンド部材が備えられ、
    前記第二連係機構の両端部は、前記バンド部材に連結されている請求項1、2、4乃至8の何れか一項に記載の作業機。
  10. 前記第一継手部及び前記第二継手部の外周部に、前記バンド部材と当接して前記バンド部材の前記外周部からの抜けを阻止する抜け止め部が備えられている請求項9に記載の作業機。
  11. 前記第一継手部及び前記第二継手部の外周部に、前記バンド部材と当接して前記バンド部材の前記外周部周りの回転を阻止する回り止め部が備えられている請求項9または10に記載の作業機。
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