JP2016140661A - 筋力トレーニング支援バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】 過度の負荷による悪影響を受けやすい使用者でも安心かつ安全に使用可能にする。全体の構成を単純化し、製造性及び量産性の向上、更にはコストダウンに寄与する。使用時の多様性(多機能性)を高めるとともに、負荷の強度を容易に調整可能にする。
【解決手段】 ゴム材を用いた弾性伸縮部材により構成した筋力トレーニング支援バンドを構成するに際して、幅方向Fw及び長手方向Fvに用いる繊維糸材3…と幅方向Fwに並べて配した複数本のゴム糸部4…を縫製して得られる少なくとも長手方向Fvに弾性伸縮可能な帯状の弾性伸縮部材2を使用することにより、少なくとも二つ以上の連続したループメンバ部5a,5b…を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リハビリやスポーツトレーニング等に用いる弾性伸縮部材により構成した筋力トレーニング支援バンドに関する。
従来、ゴムを用いた弾性伸縮部材により構成し、リハビリやスポーツトレーニング等に使用する器具類は知られており、特許文献1には、リハビリテーション用のみならず、健常者の筋肉のトレーニング用等に適合でき、かつ、使用法における汎用性を目的とした健康器具が開示され、また、特許文献2には、強靭な体力を持っている人の体力増強、老人のリハビリ、病弱な人の体力増強、病後の体力回復を図るなど、あらゆる人が利用できることを目的とした運動補助器具が開示され、さらに、特許文献3には、強靭な体力を持っている人の体力増強、老人のリハビリ、病弱な人の体力増強、病後の体力回復を図るのに適し、手を使用できない人にとっても、通常の健常人と同じように下半身の筋肉を鍛えることができるようにすることを目的とした運動補助器具が開示されている。
特許文献1に開示される健康器具は、球状体と連結棒とを交互に連結し、全体として伸縮自在な棒状体を形成するとともに、球状体と棒状体とは、その構成材料を天然ゴムまたはシリコンゴムとしたものである。また、特許文献2に開示される運動補助器具は、伸縮性を備え紐状に有するゴム材をリング状に形成してなるリング状ゴム部材と、このリング状ゴム部材を少なくとも2本用い、この2本のリング状ゴム部材を嵌装し任意の一箇所で束ね固定する止め部材とを設け、止め部材を摺動自在に取り付け束ね固定する位置を調整可能にして構成したものである。さらに、特許文献3に開示される運動補助器具は、伸縮性を備え紐状に形成する少なくとも1本のゴム部材と、ゴム部材の端部のそれぞれに固定されるリング部材と、1本のゴム部材の端部を2本に合わせ揃え一端に輪を形成し、2本に揃えたゴム部材に摺動自在に嵌装し任意の一箇所で束ね輪の大きさを調整する調整部材と、調整部材の2本に揃えたゴム部材の開放端側に2本に揃えたゴム部材に摺動自在に嵌装し調整部材がゴム部材の開放側に移動しないように規制する止め部材と、止め部材の2本に揃えたゴム部材の開放端側に摺動自在に嵌装し2つのリング部材によるゴム部材の開く位置を規制する開き位置規制部材により構成したものである。
特開平9−154977号公報 特開平2003−265644号公報 特開平2007−307330号公報
しかし、上述した従来における弾性伸縮部材により構成した器具類は、次のような問題点があった。
第一に、いずれの場合も、ゴム素材(天然ゴム,合成ゴム)を棒部材,ロープ部材又はチューブ部材に形成し、これらの部材をそのまま構成部品となる弾性伸縮部材として採用する。したがって、使用時には、伸張させる初期に強い引張力が必要になるとともに、戻る際にも強い復元力(ストレッチバック)が働くことになり、使用者に対しては、一時的な過度の負荷が直接体に作用するというマイナス要素が生じる。このマイナス要素は、怪我のリハビリや運動前の準備運動或いは高齢者の使用においては、無視できない問題となり、様々な使用者が安全かつ安心して使用できるようにする観点からは、更なる改善の余地があった。
第二に、複数の部材(部品)により構成するため、必ずしも単純な構成と言えるものではない。結局、製造上の工数アップによる製造性の低下を招くとともに、部品点数の増加に伴うコストアップも無視できない。しかも、構成は複雑化すればするほど、使用パターンの自由度が小さくなり用途も制限される。結局、使用時の多様性(多機能性)を高める観点からも更なる改善の余地があった。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した筋力トレーニング支援バンドの提供を目的とするものである。
本発明に係る筋力トレーニング支援バンド1は、上述した課題を解決するため、ゴム材を用いた弾性伸縮部材により構成した筋力トレーニング支援バンドであって、幅方向Fw及び長手方向Fvに用いる繊維糸材3…と幅方向Fwに並べて配した複数本のゴム糸部4…を縫製して得られる少なくとも長手方向Fvに弾性伸縮可能な帯状の弾性伸縮部材2を使用することにより、少なくとも二つ以上の連続したループメンバ部5a,5b…を形成してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、ゴム糸部4には、ポリウレタン樹脂Rpを用いたゴム本体部4mを設けることができるとともに、さらに、このゴム糸部4には、ゴム本体部4mの周面4mfに、ナイロン樹脂Rnを用いたナイロン糸材4scを螺旋状に巻付けてなる被覆部4sを設けることができる。また、繊維糸材3…には、ポリエステル樹脂Reを用いることができる。一方、ループメンバ部5a…を形成するに際しては、弾性伸縮部材2により一つのメインループ部11を形成するとともに、このメインループ部11における所定の位置を縫い合わせ、三つの縫合固定部12x…を設けることにより、同一サイズとなる四つのループメンバ部5a,5b,5c,5dを形成できる。なお、ループメンバ部5a,5b…は、幅Lwを、20〜30〔mm〕の範囲に選定し、かつ全周長Lfを、500〜600〔mm〕の範囲に選定できる。
このような構成を有する本発明に係る筋力トレーニング支援バンド1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 幅方向Fw及び長手方向Fvに用いる繊維糸材3…と幅方向Fwに並べて配した複数本のゴム糸部4…を縫製して得られる少なくとも長手方向Fvに弾性伸縮可能な帯状の弾性伸縮部材2を用いるため、一時的かつ過度の負荷(パワー)が使用者に作用してしまう弊害を排除し、スムースに伸縮させることができる。したがって、過度の負荷により悪影響を受けやすい怪我のリハビリや運動前の準備運動或いは高齢者に係わる使用者であっても、安心かつ安全に使用することができる。しかも、各ループメンバ部5a,5b…の組合わせが可能なため、負荷の強度を容易に調整することができる。
(2) 帯状の弾性伸縮部材2を使用することにより、少なくとも二つ以上の連続したループメンバ部5a,5b…を形成すれば足りるため、全体の構成を単純化させることができる。したがって、製造時の工数低減による製造性及び量産性の向上を図れるとともに、部品点数の削減によるコストダウンにも寄与できる。しかも、構成の単純化故に、使用パターンの自由度が高くなり、使用する際における多様性(多機能性)をより高めることができる。
(3) 好適な態様により、ゴム糸部4に、ポリウレタン樹脂Rpを用いたゴム本体部4mを設ければ、ポリウレタン樹脂Rpの物性面から支援バンド1のスムースな伸張作用及びゆっくりした戻し作用に寄与できるとともに、紫外線に強く、かつ耐洗濯性にも優れるため、屋外使用や繰返し使用に最適な支援バンド1を得ることができる。
(4) 好適な態様により、ゴム糸部4に、ナイロン樹脂Rnを用いたナイロン糸材4scをゴム本体部4mの周面4mfに対して螺旋状に巻付けてなる被覆部4sを設ければ、被覆部4sによりゴム糸本体部4mを保護できるため、ゴム糸部4、更には支援バンド1の耐久性を高めることができるとともに、ゴム本体部4mのガイド機能を発揮することにより、伸縮作用の安定性及び円滑性を高めることができる。
(5) 好適な態様により、繊維糸材3…に、ポリエステル樹脂Reを用いれば、ポリエステル樹脂Reの物性面に基づく良質な支援バンド1を実現できる。具体的には、強度及び寸法安定性に優れることに加え、速乾性及び防皺性に優れた支援バンド1を得ることができる。
(6) 好適な態様により、ループメンバ部5a…を形成するに際し、弾性伸縮部材2により一つのメインループ部11を形成するとともに、このメインループ部11における所定の位置を縫い合わせ、三つの縫合固定部12x…を設けることにより、同一サイズとなる四つのループメンバ部5a,5b,5c,5dを形成するようにすれば、支援バンド1の製造容易性をより高めることができるとともに、特に、長手方向Fvにおける十分な引張強度を確保できる。
(7) 好適な態様により、ループメンバ部5a,5b…における、幅Lwを、20〜30〔mm〕の範囲に選定し、かつ全周長Lfを、550〜600〔mm〕の範囲に選定すれば、手で持ち易くかつ使い易いなど、最も望ましいディメンションを有する形態として実施できる。
本発明の好適実施形態に係る筋力トレーニング支援バンドの斜視図、 図1中A−A線における模式的断面図、 同筋力トレーニング支援バンドにおけるゴム糸部の構成図、 同筋力トレーニング支援バンドの伸張作用説明図、 同筋力トレーニング支援バンドの平面図、 同筋力トレーニング支援バンドの側面図、 同筋力トレーニング支援バンドの使用説明図、 同筋力トレーニング支援バンドの他の使用説明図、 同筋力トレーニング支援バンドの他の使用説明図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る筋力トレーニング支援バンド1の構成について、図1〜図6を参照して説明する。
筋力トレーニング支援バンド1は、基本構成部材として帯状の弾性伸縮部材2を用いる。この弾性伸縮部材2を製造するに際しては、図2に示す模式図のように、幅方向Fw及び長手方向Fvに用いる繊維糸材3…に加え、幅方向Fwに並べて配した複数本のゴム糸部4…を一緒に縫製することにより、目的の弾性伸縮部材2を得ることができる。この弾性伸縮部材2は偏平な帯状となり、少なくとも長手方向Fvに弾性伸縮可能となる。
この場合、繊維糸材3には、強度(引張強度)及び形状安定性に優れた合成繊維素材や天然繊維素材を含む各種繊維素材を使用できるが、強度(引張強度)及び形状安定性に優れ、かつ肌触りが良好で速乾性及び防皺性にも優れるポリエステル樹脂Reの使用が望ましい。なお、一本の繊維糸材3は、多数の細い繊維材が複合した糸材である。このように、繊維糸材3…として、ポリエステル樹脂Reを用いれば、ポリエステル樹脂Reの物性面に基づく良質な支援バンド1を実現できる利点がある。
また、ゴム糸部4は、図2及び図3に示すように、内側(中心側)に位置するゴム本体部4mと外側に位置して当該ゴム本体部4mの周面を覆う被覆部4sにより構成する。ゴム本体部4mの素材にはポリウレタン樹脂Rp、即ち、ポリウレタンゴムを用いる。このように、ポリウレタン樹脂Rpによるゴム本体部4mを用いれば、ポリウレタン樹脂Rpの物性面から支援バンド1のスムースな伸張作用及びゆっくりした戻し作用に寄与できるとともに、紫外線に強く、かつ耐洗濯性にも優れるため、屋外使用や繰返し使用に最適な支援バンド1を得れる利点がある。なお、ゴム本体部4mは直径が0.5〔mm〕前後の断面丸形に形成できる。
一方、被覆部4sは、図3に示すように、ゴム本体部4mの周面4mfに、ナイロン樹脂Rnを用いたナイロン糸材4scを螺旋状に巻付けて構成する。例示の場合、並べた2本のナイロン糸材4sc…を巻き付けた。なお、一本のナイロン糸材4scは、多数の細い繊維材が複合した糸材である。これにより、ゴム本体部4mの周面4mfの全面が被覆部4sにより覆われる。また、被覆部4sとゴム本体部4mの体積割合は、被覆部4sを60〜90〔%〕、ゴム本体部4mを10〜40〔%〕に選定することが望ましい。このような被覆部4sを設ければ、この被覆部4sによりゴム糸本体部4mを保護できるため、ゴム糸部4、更には支援バンド1の耐久性を高めることができるとともに、ゴム本体部4mのガイド機能を発揮することにより、伸縮作用の安定性及び円滑性を高めることができる利点がある。
そして、以上の繊維糸材3…とゴム糸部4…を用いて弾性伸縮部材2を縫製する。この場合、図2に示すように、繊維糸材3…は、幅方向Fw及び長手方向Fvの糸、即ち、横糸3w及び縦糸3vとして縫製する。また、縫製時には、幅方向Fwに並べて配した複数本のゴム糸部4…を同時に縫い込む。即ち、組紐状の編み組織となるように縫製を行う。なお、幅方向Fwにおけるゴム糸部4…の本数は20本前後が望ましい。したがって、縦糸として使用する繊維糸材3…の本数も幅方向Fwにおいて20本前後となる。縦糸3vとして使用する繊維糸材3…は、幅方向Fwにおいて、交互に上糸又は下糸となるように使用する。全体の縫製方法は公知の縫製方法を利用可能であり、特定の縫製方法に限定することなく実施できる。
これにより、帯状の弾性伸縮部材2を得ることができ、例示の場合、長手方向Fvにのみ弾性伸縮可能となる。したがって、図4に示すように、外力を付加しない自然状態での長手方向長さLoに対して、長手方向Fvに引張力を作用させることにより、長さLvまで伸張させることができ、この長さLvは長さLoに対して概ね2倍程度に設定することが望ましい。なお、弾性伸縮部材2の幅方向Fwの寸法(幅Lw)は、図5に示すように、概ね20〜30〔mm〕の範囲に選定することが望ましい。
他方、弾性伸縮部材2を製造(縫製)したなら、この弾性伸縮部材2を使用することにより、四つ(一般的には、少なくとも二つ以上)の連続したループメンバ部5a,5b…を形成する。なお、四つのループメンバ部5a,5b…を予め製作し、この後、各ループメンバ部5a,5b…を順次結合して製作することも可能であるが、望ましくは、次のように製作する。
まず、図5及び図6に示すように、弾性伸縮部材2により一つのメインループ部11を形成する。この場合、メインループ部11の全周長Lf(≒Lm×2)は、概ね2400〔mm〕前後に選定することが望ましい。また、メインループ部11は、対向面を重ね合わせ、二枚重ねのライン状にセットし、所定の位置を縫い合わせることにより、三つの縫合固定部12x,12y,12zを設ける。これにより、図6に示すように、同一サイズとなる四つのループメンバ部5a,5b,5c,5dを形成することができ、各ループメンバ部5a,5b…の全周長Lsは概ね500〜600〔mm〕程度となる。なお、各縫合固定部12x…は、固定強度を高めるため、長手方向Fvにおいて、一定の範囲となる幅Lc(例えば、10〔mm〕程度)にわたって固定することが望ましい。例示の場合、メインループ部11を製作した後に、各縫合固定部12x…を設けたが、メインループ部11と各縫合固定部12x…の製作は同時に行ってもよい。
各ループメンバ部5a…を形成するに際し、このような形成方法を用いれば、支援バンド1の製造容易性をより高めることができるとともに、特に、長手方向Fvにおける十分な引張強度を確保できる利点がある。これにより、図1に示す目的の筋力トレーニング支援バンド1を得ることができる。以上のように、筋力トレーニング支援バンド1のディメンションとしては、図5及び図6に示すように、各ループメンバ部5a,5b…における、幅Lwを、20〜30〔mm〕の範囲に選定し、かつ全周長Ls(≒Lp×2)を、500〜600〔mm〕の範囲に選定することが望ましい。これにより、手で持ち易くかつ使い易いなど、最も望ましいディメンションを有する形態として実施できる。
よって、このような本実施形態に係る筋力トレーニング支援バンド1によれば、幅方向Fw及び長手方向Fvに用いる繊維糸材3…と幅方向Fwに並べて配した複数本のゴム糸部4…を縫製して得られる少なくとも長手方向Fvに弾性伸縮可能な帯状の弾性伸縮部材2を用いるため、一時的かつ過度の負荷(パワー)が使用者に作用してしまう弊害を排除し、スムースに伸縮させることができる。したがって、過度の負荷により悪影響を受けやすい怪我のリハビリや運動前の準備運動或いは高齢者に係わる使用者であっても、安心かつ安全に使用することができる。また、帯状の弾性伸縮部材2を使用することにより、少なくとも二つ以上の連続したループメンバ部5a,5b…を形成すれば足りるため、全体の構成を単純化させることができる。したがって、製造時の工数低減による製造性及び量産性の向上を図れるとともに、部品点数の削減によるコストダウンにも寄与できる。
しかも、構成が単純となることから、後述するように、使用パターンの自由度が高くなり多様性(多機能性)をより高めることができる。また、各ループメンバ部5a,5b…の組合わせが可能になるため、負荷の強度を容易に調整することができる。即ち、例示の場合、四つのループメンバ部5a,5b,5c,5dを有するため、二重,三重,四重となるように、各ループメンバ部5a…を組合わせることができる。これにより、筋肉にかかる強さ(負荷)を二倍,三倍,四倍にすることができ、例えば、今までの強さでは何かもの足りない。或いは、短時間でできるだけ筋肉をつけたい。などの使用者(ユーザ)の要求にも的確に応えることができる。
次に、本実施形態に係る筋力トレーニング支援バンド1の使用方法の一例について、図7〜図9を参照して説明する。
本実施形態に係る筋力トレーニング支援バンド1は、筋力トレーニングの名称に捕らわれることなく、リハビリ、スポーツ、健康、娯楽など、様々な用途に利用(活用)できる。図7(a),(b),(c)、図8(d),(e),(f)、図9(g),(h),(i)は、いずれも筋力トレーニング支援バンド1の具体的な使用例を示したものである。以下、具体的に説明する。
図7(a),(b),(c)は、肩凝りや肩の痛みの改善を目的としたものである。図7(a)は、使用者Hの背面に位置させた支援バンド1の下端を一方の手Hpで持つとともに、支援バンド1の上端を他方の手Hqで持ち、この状態で、矢印Fmで示す方向に動かせばよい。即ち、支援バンド1の上端を上方へ引張ったりゆっくり戻す運動を行うことができる。この運動は左右で行う。これにより、両肩の動きを良くし、後ろの筋力をつけることができる。図7(b)は、座った状態において、片足Hhで支援バンド1の一端を抑えるとともに、片手Hpで支援バンド1の他端を持ち、矢印Fmで示す方向へ動かせばよい。即ち、支援バンド1を後ろに伸ばしたりゆっくり戻す運動を行うことができる。これにより、肩の後ろを鍛えることができる。図7(c)は、腕を広げ、支援バンド1の両端をそれぞれ両手Hp,Hqで持つことにより、矢印Fmで示す方向に動かせばよい。これにより、支援バンド1を左右同時にゆっくり伸ばしたり戻したりする運動を行うことができる。この運動は前後で行う。
図8(d),(e),(f)は、腰と股関節のトレーニングを目的としたものである。図8(d)は、布団などを使い、起き上がれる程度の高さに調節する。そして、支援バンド1の一端に足をかけるとともに、他端を両手で持ち、胸の方に引張りながら、体を矢印Fmで示す方向へ動かせばよい。これにより、上半身をゆっくり起こす運動を行うことができる。図8(e)は、座った状態で、トレーニングを行う一方の足Hhを反対側の膝の上におくように組むとともに、支援バンド1の上端を当該足Hhにかける。一方、支援バンド1の下端は他方の足Hiで固定した状態とし、一方の足Hhを矢印Fmで示す方向に動かせばよい。即ち、支援バンド1の上端をゆっくり上げたり戻したりする運動を行うことができる。これにより、股関節のトレーニングを行うことができる。図8(f)は、支援バンド1の一端を一方の手Hpで床に固定し、他端を他方の手Hqの持つ。そして、膝は伸ばしたまま肘を伸ばし、矢印Fmで示す方向に動かせばよい。即ち、上に向かって支援バンド1を伸ばしたりゆっくり戻す運動を行うことができる。この運動は左右において行う。
図9(g),(h),(i)は、スポーツ関連のトレーニング(スピードトレーニング)を目的としたものである。図9(g)は、仰向けで膝を伸ばし、両足Hh,Hiのくるぶしと膝の中心に支援バンド1をかけ、矢印Fmで示す方向に各足Hh又はHiを動かせばよい。即ち、各足Hh又はHiを左右交互に上げたり戻す運動を行うことができる。図9(h)は、支援バンド1の後端をパートナーに引張ってもらうか柱等に固定する。そして、手Hqを頭の後ろにおき、支援バンド1の前端を持つことにより、矢印Fmで示す方向に動かせばよい。具体的には、ステップした膝を少しアウトステップ(右投手なら少し右三塁側に出す)ぎみに出し、支援バンド1を前に引張るとともに、十分下半身のためをつくれるように膝を前に出す。また、腰を左側に十分にひねることで肘が捕手の方向を指しながら、左膝10cmぐらいまでに肘が前に出たところで、ボールをリリースするイメージで支援バンド1を引張ればよく、ボールを投げる要領で手Hqを前に出す運動を行うことができる。図9(i)は、支援バンド1を、腰に巻き付け、パートナーに後ろから引張ってもらう。そして、離れて立ち、矢印Fmで示す方向に体を動かせばよい。これにより、支援バンド1とパートナーからの抵抗に対して前方にランニングする運動を行うことができる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、弾性伸縮部材2は長手方向Fvにのみ弾性伸縮可能な縫製例を挙げたが、長手方向Fvに加え、幅方向Lwに弾性伸縮する場合を排除するものではない。また、例示の弾性伸縮部材2は、断面形状が偏平形状となる帯状形状を例示したが、帯状とは必ずしも断面形状に左右されるものではなく、例えば、断面が円形や楕円形或いは多角形状であってもよい。即ち、断面形状に拘わらず、同様の作用効果を生じるものであれば、帯状の概念に含まれる。さらに、ループメンバ部5a,5b…の数として四つを例示したが、少なくとも二つ以上存在すればよく、三つであってもよいし、六つなどの他の数であってもよい。一方、例示した素材や数値は例示である。したがって、素材や数値は例示に限定されることなく各種素材や数値を適用可能である。
本発明に係る筋力トレーニング支援バンドは、リハビリ,スポーツ、健康、娯楽などを目的とし、主に筋力トレーニングを行う各種分野で利用できる。
1:筋力トレーニング支援バンド,2:弾性伸縮部材,3…:繊維糸材,4…:ゴム糸部,4m:ゴム本体部,4mf:ゴム本体部の周面,4s:被覆部,4sc:ナイロン糸材,5a:ループメンバ部,5b:ループメンバ部,5c:ループメンバ部,5d:ループメンバ部,11:メインループ部,12x…:縫合固定部,Fw:幅方向,Fv:長手方向,Rp:ポリウレタン樹脂,Rn:ナイロン樹脂,Re:ポリエステル樹脂,Lw:ループメンバ部の幅,Lf:ループメンバ部の全周長

Claims (6)

  1. ゴム材を用いた弾性伸縮部材により構成した筋力トレーニング支援バンドであって、幅方向及び長手方向に用いる繊維糸材と幅方向に並べて配した複数本のゴム糸部を縫製して得られる少なくとも長手方向に弾性伸縮可能な帯状の弾性伸縮部材を使用することにより、少なくとも二つ以上の連続したループメンバ部を形成してなることを特徴とする筋力トレーニング支援バンド。
  2. 前記ゴム糸部は、ポリウレタン樹脂を用いたゴム本体部を備えることを特徴とする請求項1記載の筋力トレーニング支援バンド。
  3. 前記ゴム糸部は、前記ゴム本体部の周面に、ナイロン樹脂を用いたナイロン糸材を螺旋状に巻付けてなる被覆部を備えることを特徴とする請求項2記載の筋力トレーニング支援バンド。
  4. 前記繊維糸材には、ポリエステル樹脂を用いることを特徴とする請求項1,2又は3記載の筋力トレーニング支援バンド。
  5. 前記弾性伸縮部材により一つのメインループ部を形成するとともに、このメインループ部における所定の位置を縫い合わせ、三つの縫合固定部を設けることにより、同一サイズとなる四つのループメンバ部を形成してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の筋力トレーニング支援バンド。
  6. 前記ループメンバ部は、幅を、20〜30〔mm〕の範囲に選定し、かつ全周長を、500〜600〔mm〕の範囲に選定してなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の筋力トレーニング支援バンド。
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