JP2016140518A - 断層撮像装置、断層撮像方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本実施例においては、偏光OCT装置の構成について図1を用いて説明する。
図1は、本実施例における断層撮像装置の一例である偏光OCT装置の全体構成の概略図である。本実施例ではSS(Swept Source)‐OCTによる偏光OCT装置について説明する。
偏光OCT装置100の構成について説明する。光源101は波長掃引型(Swept Source:以下SS)光源であり、例えば、掃引中心波長1050nm、掃引幅100nmで掃引しながら光を出射する。
本装置全体を制御するための制御部143について説明する。制御部143は信号処理部144、駆動制御部145、表示部146、表示制御部149によって構成される。また、信号処理部144はさらに、眼底画像生成部147とマップ生成部148を持つ構成となっている。眼底画像生成部147は信号処理部144に送られる電気信号から輝度画像および偏光特性画像を生成する機能を有し、マップ生成部148は神経線維束マップおよび神経線維束トレースマップを生成する機能を有する。
次に、信号処理部144における画像生成について説明する。信号処理部144はディテクタ141、142から出力された干渉信号に対して、眼底画像生成部147において一般的な再構成処理を行うことで、各偏光成分に基づいた2つの断層画像である、H偏光成分に対応する断層画像と、V偏光成分に対応する断層画像を生成する。
眼底画像生成部147は、前述した2つの断層信号から輝度画像を生成する。輝度画像は従来のOCTにおける断層画像と基本的に同じもので、その画素値rはディテクタ141、142から得られるH偏光成分の断層信号AHおよびV偏光成分の断層信号AVから式1によって計算される。
眼底画像生成部147は、互いに直行する偏光成分の断層画像からリターデーション画像を生成する。
眼底画像生成部147は、複数のBスキャン像に対して得たリターデーション(Retardation)画像からリターデーションマップを生成する。
眼底画像生成部147は、先に生成されたリターデーション画像の各Aスキャン画像において、ILMから網膜神経線維層(RNFL)の範囲でリターデーションδの値を線形近似し、その傾きを当該Aスキャン位置に対応している網膜上の位置における複屈折として指定する。この処理を取得した全てのリターデーション画像に対して行うことで、複屈折を表すマップを生成する。
次に本偏光OCT装置における処理動作について説明する。図3は、本偏光OCT装置における処理動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、被検眼を本装置に配置した状態で、本装置と被検眼のアライメントを行う。なお、ワーキングディスタンス等のXYZ方向のアライメント、フォーカス、コヒーレンスゲートの調整等は一般的なOCTと同様であるのでその説明は省略する。
ステップS102〜S103において、光源101から光を射出し、測定光および参照光を生成する。測定光が被検眼118の網膜Erより反射、または散乱した戻り光と参照光との干渉光をディテクタ141および142で受光し、信号処理部144で前述のとおり各画像を生成する。
以下に信号処理部144の一機能であるマップ生成部148がステップS104において行う処理を説明する。
マップ生成部148は、ステップS103において生成した輝度画像を用いてセグメンテーションを行い、神経線維層を抽出する。
マップ生成部148はオリエンテーションマップの作成を行う。オリエンテーションマップとは視神経乳頭から放射状に延びる神経線維束の走向を2次元的に表示するものである。すなわち、オリエンテーションマップを生成することで神経線維束の走向を可視化することが可能である。そこで、神経線維束の走向の分布を可視化するオリエンテーションマップを生成する。オリエンテーションとは、ある構造体に異方性が存在する場合において、その異方性の方向を表すパラメータのことである。神経線維層の場合、神経線維の束が視神経乳頭を中心として放射状に広がっている。また、神経線維束は異方性を持つ組織であり、走向方向と走向に対して垂直な方向で屈折率が異なるため、神経線維束に対して光が入射する場合、神経線維束の走向方向に沿って偏光した成分が走向に対して垂直な偏光成分に対して遅延する。この時、遅延した光に対応する偏光方向、すなわち神経線維束の走向方向が遅相軸となり、それと垂直な方向が進相軸となる。オリエンテーションは異方性を持つ構造体のうち、特に遅相軸の方向を示すパラメータであり、神経線維層の場合は神経線維束の方向を示すパラメータとなる。そのため、取得したOCT画像の各ピクセルに対してオリエンテーションを算出することで、そのピクセルにおける神経線維束の走向情報を得ることが可能である。オリエンテーションは各断層信号AHおよびAVの位相差ΔΦを利用して式3で求めることが出来る。
次にマップ生成部148は神経線維束のトレーシングを行う。まずマップ生成部148はステップS103において生成した輝度画像を基に、輝度画像マップを生成する。輝度画像マップは、生成した輝度画像に対し、Aスキャン方向、すなわち深さ方向の輝度値を平均し、それを2次元的に配置したものである。輝度画像マップを図5(a)に示す。
視神経乳頭と黄斑を検出すると、マップ生成部148は図5(b)に示すように生成したオリエンテーション画像に対して基準座標501を設定する。検出した視神経乳頭の中心と黄斑中心を結ぶ直線の向きを0°とし、視神経乳頭の中心を軸として右回りに正の角度となるような座標系を設定する。なお、本実施例では視神経乳頭と黄斑を結ぶ直線を基準座標としているが、これに限定されない。必要に応じてあらゆる座標系を設定することが可能である。また、本実施例では視神経乳頭を中心として右回りに正の角度となるよう座標系を設定しているが、これに限定されるものではなく、験者が任意に設定して構わない。
マップ生成部148は座標が決定すると、神経線維束のトレーシングを行う。トレーシングは視神経乳頭中心部から任意の距離の位置より開始する。これは、視神経乳頭部はくぼみとなっており、神経線維層が急激に落ち込むような構成になっていることから、視神経乳頭部ではオリエンテーションの値が不正確である可能性があるためである。そのため、本実施例においては図5(c)に示すように、視神経乳頭を中心として直径1.8mmの円502を描き、その円周上からトレーシングを開始する。また、本実施例ではトレーシングの基準位置は視神経乳頭と黄斑の中心を結ぶ基準座標の軸と視神経乳頭周りの円502の交点503とし、基準位置から円周を右回りに0°から359°とし、360°で再び0°と同じ位置となる。この円周上を1°刻みで分割し、全トレーシング本数を360本として各位置からトレーシングを行う。なお、トレーシングの開始位置およびトレーシングする神経線維束の本数についてはこれに限定されるものではない。術者が任意の手段によって開始位置やトレーシングする神経線維束の本数を決めて構わない。
以下にマップ生成部148がステップS105において行う処理を説明する。
マップ生成部148はすべての360本全ての神経線維束のトレーシングを行った後、神経線維束トレースマップの作成を行う。神経線維束トレースマップとは、トレーシングした全ての神経線維束を横軸に、神経線維束の長さを縦軸にとり、神経線維束の特性、例えば複屈折やリターデーション、厚さなどのパラメータを色によって表現したものである。
信号処理部144はトレーシングした神経線維束に沿った輝度画像の生成を行う。上述したように生成した輝度画像のボリュームデータに対し、トレーシングしたそれぞれの神経線維束の座標値の場所に相当するAスキャンデータを抽出し、神経線維束ごとに輝度断層画像として再構成する。神経線維束に沿った輝度画像を図6(b)に示す。
ステップS105において神経線維束に沿った情報を取得したのち、ステップS106において信号処理部144は出力情報を表示制御部149に送られる。表示制御部149はさらに表示部146に送り、表示部146は受け取った各種情報の表示を行う。
図7に本実施例における表示部146の表示例を示す。図において700は表示部146に表示されるウィンドウであり、表示領域705、706、707、708を有する。
まず術者はウィンドウ700の中の表示領域705に表示される眼底画像701の中の任意の場所を指定する。これは、マウスなどのポインタなど、任意の場所を指定可能ないかなる手法が使用できる。また、本実施例では任意の場所を指定する手法について説明したが、例えばそれぞれの神経線維束のリスト表示が行われ、その中から術者が任意の神経線維束を選択するような方式でも構わない。本実施例においてはボタン709を押して輝度画像を表示した状態で行っているが、ボタン710〜713を押すことで他の断層画像を用いて行うことも当然可能である。眼底画像701中の任意の場所が指定されると、表示部146は座標情報を信号処理部144に送り、その座標情報を基に信号処理部144は選択された場所を通る神経線維束724の情報を抽出する。抽出した情報は表示部146に送られ、表示領域706および708に表示される。またこの時、眼底画像701内における神経線維束の走向を術者が確認できるように、眼底画像701中の抽出された神経線維束724をハイライト表示する。また、同時に表示領域707において、神経線維束トレースマップ703の中で同一の神経線維束725を示す箇所についてハイライト表示するのが望ましい。術者は神経線維束に沿った眼底断層画像702および神経線維束に沿った特性情報704が表示されると、任意でボタン714〜717およびボタン721〜723、726を押すことで画像を切り替えることが出来る。
本実施例においては、線維束オリエンテーションマップおよびオリエンテーションマップの両方を用いてフュージョンマップを生成する方法について説明する。
装置構成と信号取得については実施例1で説明した偏光OCT装置100と同じであるため、説明を省略する。
線維束オリエンテーションマップおよびオリエンテーションマップを用いて神経線維束マップを生成するフローについて、図8を用いて説明する。
まず、ステップS801において、被検眼を本装置に配置した状態で、本装置と被検眼のアライメントを行い、次にステップS802において撮像を行う。撮像はガルバノスキャナ114をラスタースキャンし、ボリュームデータを取得する。また、撮像データの不安定性やノイズ成分を減らすため、後続の処理において複数の画像を用いた平均化処理を行うことが望ましい。そのため、本実施例では5枚の画像を取得する。調整および撮像については実施例1に記載した内容と同じであるため、説明を省略する。なお、取得枚数については5枚に限定されるものではなく、験者が任意に決定できる。また、本実施例では複数枚の撮像を行ったが、1枚のみの撮像で後の平均化処理を除いても構わない。
次にステップS803において信号処理部144の一機能である眼底画像生成部147は取得した信号から輝度画像の生成を行う。輝度画像の生成方法については実施例1に記載した通りであるため、説明を省略する。
輝度画像を生成するとステップS804において信号処理部144の一機能であるマップ生成部148は輝度画像を用いてセグメンテーションを行い、図9(a)に示すように神経線維層に相当する領域のみを特異的に抽出する。神経線維層を特異的に抽出する方法については実施例1に記載した方法と同様であるため、説明を省略する。なお、本実施例には記載していないが、一般的な画像処理方法、例えばモルフォロジー処理などを加えることで、画像中の血管などの影響を減らすことが可能である。
神経線維層を特異的に抽出すると、ステップS805においてマップ生成部148は輝度画像のマップ、リターデーションマップ、オリエンテーションマップ、神経線維層の厚さマップを生成する。
マップ生成部148は抽出した神経線維層のデータを基に、輝度画像マップを生成する。実施例1に記載した輝度画像のマップ生成と同様に、ステップS803において生成した輝度画像の各Aスキャン方向、すなわち深さ方向の輝度値を平均し、それを2次元的に配置したものである。
マップ生成部148は抽出した神経線維層のデータを基に、神経線維層の厚さマップを生成する。神経線維層の厚さマップは、ステップS804において抽出した神経線維層のボリュームデータにおいて、神経線維層の上部と下部の間の光軸方向と垂直な面(xy面)におけるピクセルごとにAスキャン方向のボクセル数を数え、それを2次元的に表現したものである。本実施例ではウィンドウを設定して平均化処理を行っている。ステップS804で取得した神経線維層領域の輝度画像情報に対して、主走査方向(x方向)および副走査方向(y方向)に6ピクセル×2ピクセルのウィンドウを設け、そのウィンドウ内に含まれる全ピクセル数を平均することで代表値とする。ウィンドウを順次ずらしていくことで、xy面内のすべてのピクセルにおける厚さ情報を取得する。神経線維層の厚さマップの例を図9(b)に示す。
マップ生成部148は、ステップS803において生成した複数のBスキャンのリターデーション画像うち、神経線維層の下部に相当する領域のリターデーションデータを用いてリターデーションマップを生成する。まずマップ生成部148は、ステップS804で抽出した神経線維層領域の座標値を各リターデーション画像に対して適用し、リターデーション画像における神経線維層領域を抽出する。各リターデーション画像はyスキャン方向に並べられ、神経線維層のリターデーション画像のボリュームデータを生成する。次に、神経線維層のリターデーション画像のボリュームデータに対して、xy面におけるウィンドウを設定する。ウィンドウ内に含まれる神経線維層の下部に相当する領域の全てのボクセルのリターデーションを平均し、当該ウィンドウにおける代表値とする。本実施例ではウィンドウのサイズを6ピクセル(x)×2ピクセル(y)としている。順次ウィンドウをずらしていき、最終的にリターデーションの分布を2次元画像として表示する。リターデーションマップの例を図9(c)に示す。
マップ生成部148は、ステップS804において抽出した神経線維層領域におけるオリエンテーションマップを生成する。まず、マップ生成部148は実施例1にも記したように、ステップS802において取得した各断層信号AHおよびAVの位相差ΔΦをボリュームデータのピクセルごとに求め、オリエンテーションのボリュームデータを生成する。次に信号処理部144はxy面においてウィンドウを設け、ウィンドウ内の存在する全てのピクセルのオリエンテーションを平均し、得られる平均値をウィンドウの代表値とする。ウィンドウをずらしながら全てのピクセルに対して値を求め、それを2次元表示することでオリエンテーションマップを生成する。本実施例では6ピクセル(x)×2ピクセル(y)のウィンドウとし、ウィンドウ内に存在する全てのピクセルを平均することで代表値を求めている。オリエンテーションマップの例を図9(d)に示す。
次にマップ生成部148はステップS806において、複数の3次元データに対するレジストレーションの処理を行う。レジストレーションとは複数の画像に対して、相互の画像間のシフトや回転などの位置ズレを補正する処理のことである。
マップ生成部148はステップS806において5セットのxy面内におけるレジストレーションを行うと、次に5セットのボリュームデータに対して偏光パラメータ及び神経線維層の厚さについて平均化処理を行う。平均化は互いに一致するピクセルの間で実施され、互いのマップを生成する際に使用したボクセルの数によってウェイトを与える。
マップ生成部148はステップS807において平均化処理した各種マップを生成すると、次にステップS808で線維束オリエンテーションマップの生成を行う。線維束オリエンテーションマップはステップS807において生成した神経線維層の厚さマップを用いて生成する。本実施例では、線維束オリエンテーションマップは神経線維層の厚さマップを用いて生成されるが、これに限定されるものではない。例えば、SLOインテンシティマップのように他の画像を用いることも可能である。
マップ生成部148はステップS805でオリエンテーションマップと、ステップS808で線維束オリエンテーションマップを生成すると、フュージョンマップの生成を行う。これは、以下の理由による。ステップS805において生成したオリエンテーションマップは、視神経乳頭周辺部における神経線維層厚が十分あることから信頼できるオリエンテーション情報を示すが、黄斑周辺では神経線維層厚が薄いため、ノイズが多く、信頼性が低い。一方、ステップS808において生成した線維束オリエンテーションマップは、黄斑周辺においては太い血管などが少ないため、信頼できるオリエンテーション情報を示すが、視神経乳頭近傍では太い血管が多いためデータが抜けており、信頼できるデータではない。そのため、視神経乳頭周辺はオリエンテーションマップの情報を用い、一方で黄斑周辺は線維束オリエンテーションマップの情報を用いることで、視神経乳頭から黄斑までを含む広い眼底領域において神経線維束の走向を検出することが可能となる。そのため、オリエンテーションマップの視神経乳頭側と線維束オリエンテーションマップの黄斑側のマップを合成し、フュージョンマップを生成する。
フュージョンマップを生成すると、マップ生成部148はフュージョンマップを基に神経線維束のトレーシングを行う。神経線維束のトレーシングについては実施例1に記載した方法と同様であるため説明を省略する。
144 信号処理部
145 駆動制御部
146 表示部
147 眼底画像生成部
148 マップ生成部
149 表示制御部
Claims (16)
- 神経線維束マップを生成する生成手段と、
前記神経線維束マップ中の任意の神経線維束を指定する指定手段と、
前記指定された神経線維束の走向に沿ってパラメータを表示手段に表示させる表示制御手段と、
を有することを特徴とする断層撮像装置。 - 前記表示制御手段は前記表示手段に表示される前記指定された神経線維束をハイライト表示することを特徴とする請求項1に記載の断層撮像装置。
- 前記パラメータは、輝度情報、リターデーション情報、オリエンテーション情報、複屈折情報、層厚情報のいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の断層撮像装置。
- 被検眼の眼底の輝度画像および偏光特性画像を生成する眼底画像生成手段を更に有し、
前記生成手段は、前記輝度画像および前記偏光特性画像に基づいて、前記神経線維束マップを生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の断層撮像装置。 - 被検眼の眼底の輝度画像および偏光特性画像を生成する眼底画像生成手段と、
前記輝度画像および前記偏光特性画像に基づいて、神経線維束マップを生成する生成手段と、
を有することを特徴とする断層撮像装置。 - 前記偏光特性画像は、リターデーションに基づく画像と、オリエンテーションに基づく画像とを含み、
前記生成手段は、リターデーションに基づく前記画像に基づいて、前記輝度画像に基づく画像とオリエンテーションに基づく前記画像とを結合して、前記神経線維束マップを生成することを特徴とする請求項4または5に記載の断層撮像装置。 - 前記偏光特性画像は、リターデーションに基づく画像と、オリエンテーションに基づく画像とを含み、
前記生成手段は、リターデーションに基づく前記画像に基づいて、前記輝度画像とオリエンテーションに基づく前記画像とが結合する位置を決定し、前記生成手段は、前記決定した位置に基づいて、前記輝度画像に基づく画像とオリエンテーションに基づく前記画像とを結合して、前記神経線維束マップを生成することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の断層撮像装置。 - 前記神経線維束マップに基づいて、神経線維束をトレーシングするトレース手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の断層撮像装置。
- 被検眼の眼底の輝度画像および偏光特性画像を生成する眼底画像生成手段と、
前記輝度画像および前記偏光特性画像に基づいて、神経線維束をトレーシングするトレース手段と、
を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の断層撮像装置。 - 前記表示制御手段は、前記トレースされた神経線維束に基づいて、神経線維束トレースマップを表示手段に表示させることを特徴とする請求項8または9に記載の断層撮像装置。
- 被検眼の眼底の輝度画像および偏光特性画像を生成する眼底画像生成手段と、
前記輝度画像および前記偏光特性画像に基づいて、神経線維束をトレーシングするトレース手段と、
を有することを特徴とする断層撮像装置。 - 前記トレースされた神経線維束に基づいて、神経線維束トレースマップを表示手段に表示させる表示制御手段を更に有することを特徴とする請求項11に記載の断層撮像装置。
- 神経線維束マップを生成し、
前記神経線維束マップ中の任意の神経線維束を指定し、
前記指定された神経線維束の走向に沿ってパラメータを表示手段に表示させる、ことを特徴とする断層撮像方法。 - 被検眼の眼底の輝度画像および偏光特性画像を生成し、
前記輝度画像および前記偏光特性画像に基づいて、神経線維束マップを生成する、ことを特徴とする断層撮像方法。 - 被検眼の眼底の輝度画像および偏光特性画像を生成し、
前記輝度画像および前記偏光特性画像に基づいて、神経線維束をトレーシングする、ことを特徴とする断層撮像方法。 - 請求項13乃至15のいずれか1項に記載の断層撮像方法の工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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