JP2016138731A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016138731A
JP2016138731A JP2015014973A JP2015014973A JP2016138731A JP 2016138731 A JP2016138731 A JP 2016138731A JP 2015014973 A JP2015014973 A JP 2015014973A JP 2015014973 A JP2015014973 A JP 2015014973A JP 2016138731 A JP2016138731 A JP 2016138731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
heat transfer
end portion
transfer tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015014973A
Other languages
English (en)
Inventor
智行 林
Tomoyuki Hayashi
智行 林
典宏 米田
Norihiro Yoneda
典宏 米田
相武 李
Soubu Ri
相武 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015014973A priority Critical patent/JP2016138731A/ja
Publication of JP2016138731A publication Critical patent/JP2016138731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】この発明は、流路面積の縮小を抑制でき、冷媒の圧力損失の増加を抑制することができる熱交換器を提供するものである。【解決手段】Uベンド管の管口端部の端面は伝熱管の管口端部の端面と突き合わされて配置され、外部配管の管口端部の端面は伝熱管の管口端部の端面と突き合わされて配置され、伝熱管の管口端部とUベンド管の管口端部との突き合わせ部分の周囲を覆う第1接続配管が配置され、伝熱管の管口端部と外部配管の管口端部との突き合わせ部分の周囲を覆う第2接続配管が配置され、第1接続配管と伝熱管の管口端部とUベンド管の管口端部、および第2接続配管と伝熱管の管口端部と外部配管の管口端部とをろう付け接続したものである。【選択図】図2

Description

この発明は、例えば冷媒流路となる放熱フィンと接触し直管部分を有する主配管と湾曲したUベンド管や蛇行状の冷媒配管などの他の配管の、それぞれの端部を連結し構成されて成る熱交換器に関するものである。
熱交換器の一般的な接続方法では、まず主配管を拡管して内径を拡大する。そして、他の配管を拡大した主配管に挿入し、その主配管と他の配管をろう付することで冷媒流路を形成している。
また、縮管した配管を、主配管に挿入し、ろう付することで冷媒流路を形成するものなどがある。(例えば特許文献1)
特開2007−187413号公報
近年、空調機(エアコンなど)などの熱交換器(いわゆるフィンチューブ型熱交換器)の伝熱管として、冷媒量抑制や熱交換器性能を向上させるため、伝熱管の外径および内径を小さくなってきている。
このような熱交換器の製造工程は、複数の伝熱フィンに伝熱管を挿入し、伝熱管を拡管して伝熱フィンの貫通孔に密着させる拡管工程、蛇行した配管やU字形状の配管を拡管した伝熱管に挿入してろう付けし、それら配管同士を連結して冷媒流路を形成するため、伝熱管の管口を拡大する拡管工程、他の配管を伝熱管の拡管した管口部に挿入してろう付けすることで冷媒流路を形成するろう付け工程などからなる。
しかし、配管を連結するための拡管工程において、伝熱管が管口部で局所亀裂が生じる不良が発生していた。また、拡管で内径が大きく、また肉厚が薄くなり、ろう付け工程での加熱により、拡管部が焼鈍されて耐圧強度が低下してしまうなどの問題があった。
そこで、特許文献1のように、伝熱管は拡管せずに他の配管の端部を縮管し、その縮管の部分を伝熱管に挿入してろう付けする手段などが提案されているが、この手段では、冷媒流路が細くなり圧力損失が大きくなり熱交性能を低下させてしまう。また、内径が小さくなるため細い径の伝熱管、配管を使用した場合にはろう材で冷媒流路が詰まるなどの問題や不良が生じていた。また、より細い径の伝熱管には、この手段では対応できないという問題があった。
具体的には、従来の一般的な熱交換器としての伝熱管と他の配管との接合部を図10、図11にそれぞれ示す。伝熱管30には放熱フィン20の挿通穴部に挿通された後、伝熱管30の内径よりも直径が大きい球形状の工具を伝熱管30内に挿入することにより、伝熱管30の内径および外径を拡大する。いわゆる拡管と称される拡管工程である。以降、この拡管工程を1次拡管と呼ぶ。
1次拡管により、伝熱管30の外周部は、放熱フィン20の挿通穴部に形成されたフィンカラー部22に密着固定される。
次に、1次拡管後の伝熱管30の管口にUベンド管40又は他の配管の外径よりもわずかに大きい工具を伝熱管30の管口部に挿入して管口部を拡管する。以降、この拡管工程を2次拡管と呼ぶ。
図10に示すように、2次拡管後の伝熱管30の管口部にUベンド管40又は他の配管を挿入し、該端部および伝熱管30とUベンド管40又は他の配管の間隙にろう材をあて、該端部および伝熱管30とUベンド管40又は他の配管、ろう材を加熱すると、ろう材が融解して各管の間隙にろう材が流れ込み、加熱をとめるとろう材が固まり、伝熱管30とUベンド管40又は他の配管が接合される。
なお、上記の接合では、棒状のろう材の先端部を管の間隙近傍にあてて加熱するが、図11に示すように、リングろう60をあらかじめUベンド管40にとりつけておく接合手段がある。この場合、工具を押しあてリングろう60が融解した時に、伝熱管30の外周部に流れてしまうことを防ぐ、フレア拡管部32を形成する。この工程をフレア加工と呼ぶ。
1次拡管は、伝熱管30の外径を106%程度の比較的小さな拡管率で拡管され、この第1拡管に伴う伝熱管30の肉厚の減少は伝熱管30の耐圧強度に影響しない程度の微少なものである。
しかし、2次拡管部31は、Uベンド管40又は他の配管の外径よりも大きくする必要があるため、外径を125%程度に大きくする必要があり、2次拡管工程で、伝熱管30の管口部で局所割れの不良が発生することがある。
また、この2次拡管工程で2次拡管部31で伝熱管30の内径が大きくなり、肉厚も薄くなってしまう。また、ろう付時の加熱により2次拡管部31が焼鈍などで加工硬化が消えてしまう。これにより、2次拡管工程で伝熱管30の2次拡管部31では、耐圧強度が低下してしまう。
このような強度の低下による耐圧強度の低下を見越して、伝熱管30の肉厚をあらかじめ厚くしてしまうという手段があるが、この場合、伝熱管30のコストが高くなる。また、伝熱管30は、伝熱性能を高めるため。内面に溝形状が転写されており、溝が無いベア管よりもコストが高いものを使用しているため、肉厚を薄くしたいという要求がある。
よって、伝熱管30の肉厚を厚くすることなく、また2次拡管およびろう付け時の加熱による伝熱管30の強度低下を防ぐ接合構造が求められる。
そこで、例えば特許文献1などでは、Uベンド管40又は他の配管の端部を縮管することにより、伝熱管30の内径よりも小さくし、伝熱管30の管口部に挿入して接合しているものがある。
しかし、この手段では、冷媒流路の面積が小さくなり、冷媒の圧力損失が高くなってしまうため、熱交性能が悪化するという問題がある。また、伝熱管30が細い管の場合、Uベンド管40又は他の配管の内径はより小さくなってしまい、ろう付けした場合、内部にろう材が流れ込み、流路を防ぐろう詰り不良が発生してしまう。
また、近年、冷媒量の削減、熱交換器性能の向上を狙い、伝熱管30の細径化が進んでいる。Uベンド管40又は他の配管の端部を縮管する手段では、伝熱管30の内径は、Uベンド管40又は他の配管の肉厚分よりも大きい必要があるため、細径化に限界がある問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、流路面積の縮小を抑制でき、冷媒の圧力損失の増加を抑制することができる熱交換器を提供するものである。
この発明に係わる熱交換器は、伝熱管と、前記伝熱管と隣接する前記伝熱管を接続するU字形状のUベンド管と、前記伝熱管の最外側と接続される外部配管とを有する熱交換器において、前記Uベンド管の管口端部の端面は前記伝熱管の管口端部の端面と突き合わされて配置され、前記外部配管の管口端部の端面は前記伝熱管の管口端部の端面と突き合わされて配置され、前記伝熱管の管口端部と前記Uベンド管の管口端部との突き合わせ部分の周囲を覆う第1接続配管が配置され、前記伝熱管の管口端部と前記外部配管の管口端部との突き合わせ部分の周囲を覆う第2接続配管が配置され、前記第1接続配管と前記伝熱管の管口端部と前記Uベンド管の管口端部、および前記第2接続配管と前記伝熱管の管口端部と前記外部配管の管口端部とをろう付け接続したものである。
この発明に係わる熱交換器によれば、Uベンド管の管口端部および外部配管の管口端部を縮管することがないので、流路面積の縮小を抑制でき、冷媒の圧力損失の増加を抑制することができる熱交換器を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わる熱交換器の要部を示す図である。 この発明の実施の形態1に係わる熱交換器の要部を示す図である。 この発明の実施の形態1に係わる熱交換器における伝熱管を放熱フィンに挿通している状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係わる熱交換器における伝熱管の放熱フィンへの挿通が完了した状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係わる熱交換器の要部を示す図である。 この発明の実施の形態3に係わる熱交換器の要部を示す図である。 この発明の実施の形態4に係わる熱交換器の要部を示す図である。 この発明の実施の形態4に係わる熱交換器の要部を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わる熱交換器の要部の比較を示す平面図である。 従来の熱交換器の要部を示す図である。 従来の熱交換器の要部を示す図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1から図4に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わる熱交換器の要部を示す図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わる熱交換器の要部を示す図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わる熱交換器における伝熱管を放熱フィンに挿通している状態を示す図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わる熱交換器における伝熱管の放熱フィンへの挿通が完了した状態を示す図である。
図3および図4に示すように、放熱フィン20の挿通穴部に例えば銅管等をU字状に曲げて形成される伝熱管300の両直線部が挿通されており、いわゆるヘアピン管と呼ばれるものである。伝熱管300の外周部は、図1および図2に示すように放熱フィン20の挿通穴部に形成されたフィンカラー部22に密着固定される。伝熱管300の管口端部301はサイドプレート21より外方に延在している。
隣接するU字状の伝熱管300の管口端部301の端面と突き合わされて配置された管口端部401を有するUベンド管400を設け、最外側のU字状の伝熱管300の最外側の管口端部301の端面と突き合わされて配置された管口端部501を有する外部配管500を設けている。なお、例えば伝熱管300の外径とUベンド管400の外径、および伝熱管300の外径と外部配管500の外径はほぼ同じ寸法に構成されている。
伝熱管300とUベンド管400の外径より大きい内径を有し、伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401との突き合わせ部分の周囲を覆う第1接続配管600を配置し、第1接続配管600の一方側をサイドプレート21に当接させている。
伝熱管300と外部配管500の外径より大きい内径を有し、伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501との突き合わせ部分の周囲を覆う第2接続配管700を配置し、第2接続配管700の一方側をサイドプレート21に当接させている。
第1接続配管600とサイドプレート21と伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401との間隙にろう材を流し込んでろう付けした接続構造としている。また、第2接続配管700とサイドプレート21と伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501との間隙にろう材を流し込んでろう付けした接続構造としている。
このように、第1接続配管600とサイドプレート21と伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401との間隙にろう材を流し込むと、ろう材は、まずサイドプレート21に達したあとは、伝熱管300の管口端部301およびUベンド管400の管口端部401と第1接続配管600とサイドプレート21との間隙に順次充填されていく。伝熱管300の管口端部301の端面とUベンド管400の管口端部401の端面とは突き合わされているため、冷媒流路内へのろう材の進入が抑制され、間隙にろう材が順次充填されていき、ろう付けが完了する。
また、第2接続配管700とサイドプレート21と伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501との間隙にろう材を流し込むと、ろう材は、まずサイドプレート21に達したあとは、伝熱管300の管口端部301および外部配管500の管口端部501と第2接続配管700とサイドプレート21との間隙に順次充填されていく。伝熱管300の管口端部301の端面と外部配管500の管口端部501の端面とは突き合わされているため、冷媒流路内へのろう材の進入が抑制され、間隙にろう材が順次充填されていき、ろう付けが完了する。
以上のように、伝熱管300とUベンド管400との接続、および伝熱管300と外部配管500との接続が完了することにより、蛇口する冷媒流路が形成された熱交換器1を構成することができる。
この発明の実施の形態1によれば、ろう材を充填する間隙を形成するために、伝熱管300の管口端部301の内径をUベンド管400の管口端部401および外部配管500の管口端部501の外径よりも大きくなるように管口を拡管し、Uベンド管400の管口端部401および外部配管500の管口端部501を挿入することがなくなるため、伝熱管300の管口端部301の管口を拡管する時に、伝熱管300の管口端部301の外周部の伸びが、該材料の伸び限界を超えてしまい割れる局所割れが発生することがないので
、伝熱管300の強度が低下してしまうことを防ぐことができる。
これにより、伝熱管300の肉厚を薄くすることができ、もっとも使用量が多くなる伝熱管300の材料コストを低減することができる。
また、特許文献1のように、Uベンド管400の管口端部401および外部配管500の管口端部501を縮管することがないので、流路面積の縮小を抑制でき、冷媒の圧力損失の増加を抑制することができるため、熱交換器1の性能が低下することがない。
また、伝熱管300の内部の冷媒流路にろう材を流し込むことがないので、ろう詰りの発生を抑制することができる。これにより、より細い径の管を用いた熱交換器の製造が可能になるという効果を奏する。
なお、 上述した実施の形態1においては、第1接続配管600および第2接続配管700の一方側をサイドプレート21に当接させ、伝熱管300の管口端部301およびUベンド管400と第1接続配管600とサイドプレート21との間隙、伝熱管300の管口端部301および外部配管500と第2接続配管700とサイドプレート21との間隙にそれぞれろう材を流し込んで、ろう付けした接続構造とした場合について述べたが、第1接続配管600および第2接続配管700の一方側をサイドプレート21ではなく他の部材を用いてろう材の流れがとまるようにしても良く、同様の効果を奏する。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図5に基づいて説明する。図5はこの発明の実施の形態2に係わる熱交換器の要部を示す図である。
この発明の実施の形態2に係る熱交換器は、基本的には上述した実施の形態1と同じ構成をしている。以下、異なる箇所に関して説明する。
伝熱管300とUベンド管400の外径より大きい内径を有し、伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401との突き合わせ部分の周囲を覆う第1接続配管610を配置し、第1接続配管610の一方側をサイドプレート21に当接させている。そして、第1接続配管610の他方側の管口端部に内径を拡大したフレア部611を形成している。
第1接続配管610のフレア部611の上部にリング形状のろう材であるリングろう60を載置しせ、リングろう60を加熱した時に、第1接続配管610の管口端部の外側にろう材がこぼれるのを抑制し、第1接続配管610のフレア部611によって伝熱管300の管口端部301およびUベンド管400と第1接続配管610とサイドプレート21との間隙にろう材が流れやすくすることができる。
無人の設備を用いた自動ろう付装置などを使用しろう付けする場合は、リングろう60を使用できるようになると、棒状のろう材を使用した場合よりも、該間隙の円周方向に均等にろう材を流すことができ、信頼性の高い接続構造である熱交換器を得ることができる。
なお、この実施の形態2においては、伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401との突き合わせ部分の周囲を覆う第1接続配管610を配置し、第1接続配管610の一方側をサイドプレート21に当接させ、第1接続配管610の他方側の管口端部にフレア部611を形成した場合について述べたが、伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501との突き合わせ部分においても同様に適用することができ、同様の効果を奏する。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図6に基づいて説明する。図6はこの発明の実施の形態3に係わる熱交換器の要部を示す図である。
この発明の実施の形態3に係る熱交換器は、基本的には上述した実施の形態1と同じ構成をしている。以下、異なる箇所に関して説明する。
伝熱管300とUベンド管400の外径より大きい内径を有し、伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401との突き合わせ部分の周囲を覆う第1接続配管620を配置し、第1接続配管620の一方側をサイドプレート21に当接させている。そして、第1接続配管620の内周面側にりん銅ろうのクラッド材621を配置している。
クラッド材621は金属の板厚方向に異なる金属を複数重ね合わせたクラッド材と呼ばれる金属材料で、銅材料などでは表面の層に銅用のろう材である例えばりん銅ろうの層を重ね合わせたクラッド材として構成され、第1接続配管620の内周面側に銅用のろう材層を有するクラッド材621が配置されている。
これにより、上述した実施の形態1のように、ろう付けする際に棒状のろう材を、伝熱管300の管口端部301およびUベンド管400の管口端部401と第1接続配管600とサイドプレート21との間隙、および伝熱管300の管口端部301および外部配管500の管口端部501と第2接続配管700とサイドプレート21との間隙にそれぞれ供給する必要がなくなる。また、上述した実施の形態2のように、フレア加工したうえ、リングろう60を組み立ててろう付けする必要がなくなる。これにより、加工工数を削減し、加工コストや部品コストを低減することができ、経済性に優れた熱交換器を得ることができる。
なお、この実施の形態3においては、伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401との突き合わせ部分の周囲を覆う第1接続配管620を配置し、第1接続配管620の一方側をサイドプレート21に当接させ、第1接続配管620の内周面側にクラッド材621を配置した場合について述べたが、伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501との突き合わせ部分においても同様に適用することができ、同様の効果を奏する。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図7から図9に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図7はこの発明の実施の形態4に係わる熱交換器の要部を示す図である。図8はこの発明の実施の形態4に係わる熱交換器の要部を示す平面図である。図9はこの発明の実施の形態4に係わる熱交換器の要部の比較を示す平面図である。
この発明の実施の形態4に係る熱交換器は、基本的には上述した実施の形態1と同じ構成をしている。以下、異なる箇所に関して説明する。
伝熱管300とUベンド管400の外径より大きい内径を有し、伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401との突き合わせ部分の周囲を覆う第1接続配管630を配置し、第1接続配管630の一方側をサイドプレート21に当接させている。また、例えば第1接続配管630の他方側の管口端部にろう材が流れやすくするために内径を拡大したフレア部631を形成している。
そして、第1接続配管630には、その外周面側から内周面側に窪んで伝熱管300の管口端部301およびUベンド管400の管口端部401にそれぞれ当接する窪み部632を複数個所に設けている。窪み部632は一例として3箇所に均等間隔で配置された場合を示しており、窪み部632の内径はUベンド管400の管口端部401の外径と同一に構成されている。窪み部632により第1接続配管630と伝熱管300の管口端部301および第1接続配管630とUベンド管400の管口端部401との間隙をそれぞれ均等に保持するようにしている。
また、伝熱管300と外部配管500の外径より大きい内径を有し、伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501との突き合わせ部分の周囲を覆う第2接続配管730を配置し、第2接続配管730の一方側をサイドプレート21に当接させている。また、例えば第2接続配管730の他方側の管口端部にろう材が流れやすくするためにフレア部731を形成している。
そして、第2接続配管730には、その外周面側から内周面側に窪んで伝熱管300の管口端部301および外部配管500の管口端部501にそれぞれ当接する窪み部732を複数個所に設けている。窪み部732は一例として3か所に均等間隔で配置された場合を示しており、窪み部732の内径は外部配管500の管口端部501の外径と同一に構成されている。窪み部732により第2接続配管730と伝熱管300の管口端部301および第2接続配管730と外部配管500の管口端部501との間隙をそれぞれ均等に保持するようにしている。
このように、窪み部632および窪み部732により形成された第1接続配管630と伝熱管300の管口端部301および第1接続配管630とUベンド管400の管口端部401との間隙、第2接続配管730と伝熱管300の管口端部301および第2接続配管730と外部配管500の管口端部501との間隙にそれぞれフレア部631おびフレア部731からろう材を流し込む。
各間隙に流れ込んだろう材は、まずサイドプレート21に達したあとは、第1接続配管630と伝熱管300の管口端部301およびUベンド管400の管口端部401との間隙、第2接続配管730と伝熱管300の管口端部301および外部配管500の管口端部501との間隙に順次充填されていく。伝熱管300の管口端部301の端面とUベンド管400の管口端部401の端面、伝熱管300の管口端部301の端面と外部配管500の管口端部501の端面とは突き合わされているため、冷媒流路内へのろう材の進入が抑制され、間隙にろう材が順次充填されていき、ろう付けが完了する。
図8に示すように、窪み部632および窪み部732により、伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401の中心軸、伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501の中心軸の位置づれを防ぐことができ、ろう材が冷媒流路に侵入するのを防ぐことができる。
このように、窪み部632および窪み部732によって伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401の中心軸、伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501の中心軸の位置づれを防ぐことができるので、図9に示すように、ろう材が侵入する間隙が、大きくなり過ぎたり、小さくなり過ぎることを防ぐことができる。これにより、間隙が小さい側で、第1接続配管630および第2接続配管730の外周側にろう材がこぼれることを防ぎ、間隙が大きい側でろう材が不足すること防ぐことができ、ろう付け不良を防ぐことができる。
なお、窪み部632および窪み部732は3箇所に設けた場合について述べたが、これに限定されるものではなく、伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401の中心軸、伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501の中心軸の位置づれを防ぐことができ、伝熱管300の管口端部301とUベンド管400の管口端部401との間隙、伝熱管300の管口端部301と外部配管500の管口端部501との間隙をほぼ均等にできる箇所に設けてもよく、同様の効果を奏する。
また、第1接続配管630および第2接続配管730の管口端部にフレア部631おびフレア部731を設けた場合について述べたが、これはろう材が流れやすくするために設けたものであり、必ずしも設ける必要はない。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、流路面積の縮小を抑制でき、冷媒の圧力損失の増加を抑制することができる熱交換器の実現に好適である。
1 熱交換器、300 伝熱管、301 管靴端部、400 Uベンド管、401 管口端部、500 外部配管、501 管口端部、600 第1接続配管、610 第1接続配管、620 第1接続配管、611 フレア部、621 グラッド材、630 第1接続配管、631 フレア部、632 窪み部、700 第2接続配管、730 第2接続配管、731 フレア部、732 窪み部

Claims (4)

  1. 伝熱管と、前記伝熱管と隣接する前記伝熱管を接続するU字形状のUベンド管と、前記伝熱管の最外側と接続される外部配管とを有する熱交換器において、前記Uベンド管の管口端部の端面は前記伝熱管の管口端部の端面と突き合わされて配置され、前記外部配管の管口端部の端面は前記伝熱管の管口端部の端面と突き合わされて配置され、前記伝熱管の管口端部と前記Uベンド管の管口端部との突き合わせ部分の周囲を覆う第1接続配管が配置され、前記伝熱管の管口端部と前記外部配管の管口端部との突き合わせ部分の周囲を覆う第2接続配管が配置され、前記第1接続配管と前記伝熱管の管口端部と前記Uベンド管の管口端部、および前記第2接続配管と前記伝熱管の管口端部と前記外部配管の管口端部とをろう付け接続したことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記第1接続配管および前記第2接続配管の管口端部に内径を拡大したフレア部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第1接続配管および前記第2接続配管の内周側にろう材層を有するクラッド材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記第1接続配管および前記第2接続配管の外周面側から内周面側に窪んで前記伝熱管の管口端部、前記Uベンド管の管口端部、前記外部配管の管口端部にそれぞれ当接する窪み部を複数個所に設けたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
JP2015014973A 2015-01-29 2015-01-29 熱交換器 Pending JP2016138731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015014973A JP2016138731A (ja) 2015-01-29 2015-01-29 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015014973A JP2016138731A (ja) 2015-01-29 2015-01-29 熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016138731A true JP2016138731A (ja) 2016-08-04

Family

ID=56559086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015014973A Pending JP2016138731A (ja) 2015-01-29 2015-01-29 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016138731A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017168747A1 (ja) * 2016-04-01 2018-11-08 三菱電機株式会社 配管及びその配管を備えた熱交換器
JPWO2021014603A1 (ja) * 2019-07-24 2021-12-16 三菱電機株式会社 熱交換器およびそれを用いた空気調和装置
WO2023073749A1 (ja) * 2021-10-25 2023-05-04 三菱電機株式会社 熱交換器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4991059A (ja) * 1972-12-30 1974-08-30
JPS501957U (ja) * 1973-05-04 1975-01-10
JPS63154986U (ja) * 1987-03-30 1988-10-12
JPH09174233A (ja) * 1995-12-25 1997-07-08 Sky Alum Co Ltd アルミニウム管継手のろう付け法
US20120001417A1 (en) * 2009-02-24 2012-01-05 Saint-Gobain Centre De Recherches Et D'etudes Europeen Compliant material
JP2013169576A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Nisshin Steel Co Ltd ステンレス鋼管のろう付け方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4991059A (ja) * 1972-12-30 1974-08-30
JPS501957U (ja) * 1973-05-04 1975-01-10
JPS63154986U (ja) * 1987-03-30 1988-10-12
JPH09174233A (ja) * 1995-12-25 1997-07-08 Sky Alum Co Ltd アルミニウム管継手のろう付け法
US20120001417A1 (en) * 2009-02-24 2012-01-05 Saint-Gobain Centre De Recherches Et D'etudes Europeen Compliant material
JP2013169576A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Nisshin Steel Co Ltd ステンレス鋼管のろう付け方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017168747A1 (ja) * 2016-04-01 2018-11-08 三菱電機株式会社 配管及びその配管を備えた熱交換器
JPWO2021014603A1 (ja) * 2019-07-24 2021-12-16 三菱電機株式会社 熱交換器およびそれを用いた空気調和装置
JP7170881B2 (ja) 2019-07-24 2022-11-14 三菱電機株式会社 熱交換器およびそれを用いた空気調和装置
WO2023073749A1 (ja) * 2021-10-25 2023-05-04 三菱電機株式会社 熱交換器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150053135A (ko) 열교환기 및 그 제조방법
JP2017122549A (ja) 熱交換器及びその製造方法
US10697568B2 (en) Refrigerant pipe, method of manufacturing the refrigerant pipe, and heat exchanger including the refrigerant pipe
JP2016138731A (ja) 熱交換器
WO2017018438A1 (ja) 熱交換器およびその製造方法
US20180214963A1 (en) Heat exchanger and method for producing same
JP7462392B2 (ja) プレート式熱交換器
US20160288232A1 (en) Shell and tube heat exchanger
KR102323398B1 (ko) 열교환기의 입출구파이프 용접구조
JP5293584B2 (ja) 捩り管形熱交換器および捩り管形熱交換器の製造方法
JP6489878B2 (ja) 接合管体の製造方法
JP5633205B2 (ja) アルミニウム管と銅管の接合方法および接合構造ならびにこの接合構造を有する熱交換器
JP2012000645A (ja) アルミニウム管と銅管の接合方法および接合構造ならびにこの接合構造を有する熱交換器
JP6326753B2 (ja) 熱交換器
WO2019130386A1 (ja) 熱交換器の製造方法及び熱交換器
JP2014105951A (ja) 熱交換器
JP6958238B2 (ja) 熱交換器および熱交換器の製造方法
WO2010116730A1 (ja) 熱交換器及びその製造方法
JP2008107013A (ja) 漏洩検知機構を有する伝熱管及びそれを用いた熱交換器
JP2012139708A (ja) 金属管の接合構造
JP6263922B2 (ja) 熱交換器
CN106041339A (zh) 管壳式焊接方法
JP2011099620A (ja) 熱交換器
JP5633206B2 (ja) アルミニウム管と銅管の接合方法および接合構造ならびにこの接合構造を有する熱交換器
WO2017168747A1 (ja) 配管及びその配管を備えた熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190305