JP2016137192A - カメラレンズカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズの交換をスムーズに行うことが可能なカメラレンズカバーを提供する。【解決手段】 鞄の底などに固定される台座3と、台座3上に取り付けられてカメラレンズの基端部が接続される接続部材5と、接続部材5に設けられる案内部材7とを備える。台座3は、円柱状とされ、弾性材により形成されており、弾性変形可能とされる。接続部材5は、上方へ開口する有底の円筒状とされる。接続部材5には、レンズLの基端部が係合可能とされる被係合部33が形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、カメラのレンズに着脱可能に取り付けられるカメラレンズカバーに関するものである。
カメラの交換用レンズは、そのガラス面を傷つけないように、鞄に収容する際には、先端部にキャップが取り付けられ、基端部にカバーが取り付けられている。
ところで、従来、カメラのレンズを交換する場合、まず、レンズ先端部へのキャップを鞄から取り出し、レンズ先端部に取り付けて、カメラ本体からレンズを取り外し、レンズ基端部へのカバーを鞄から取り出してレンズ基端部に取り付けていた。このように、従来は、レンズの交換に時間がかかると共に、常に両手がふさがり、シャッターチャンスを逃すおそれがあった。
本発明が解決しようとする課題は、レンズの交換をスムーズに行うことが可能なカメラレンズカバーを提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、弾性材により形成される台座と、この台座上に設けられ、カメラレンズの基端部が着脱可能に装着される接続部材とを備えることを特徴とするカメラレンズカバーである。
請求項2に記載の発明は、前記接続部材にカメラレンズを受け入れる案内部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載のカメラレンズカバーである。
請求項3に記載の発明は、カメラレンズの基端部が着脱可能に装着される接続部材と、この接続部材に設けられ、カメラレンズを受け入れる案内部材とを備えることを特徴とするカメラレンズカバーである。
請求項4に記載の発明は、前記接続部材には、大きさの異なる前記案内部材が着脱可能に設けられることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカメラレンズカバーである。
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載のカメラレンズカバーが、前記接続部材を上方へ向けた状態で底部に取り付けられたことを特徴とする鞄である。
本発明によれば、レンズの交換をスムーズに行うことが可能なカメラレンズカバーを提供することができる。
本発明のカメラレンズカバーの一実施例を示す概略斜視図である。 図1のカメラレンズカバーの概略縦断面図である。 図1のカメラレンズカバーの概略分解斜視図である。 カメラレンズの一例を示す斜視図である。 接続部材に対する案内部材の着脱方法を示す図である。 図1のカメラレンズカバーが鞄内に取り付けられた状態を示す図である。 図1のカメラレンズカバーの使用方法を示す図であり、(a)はカメラレンズをカメラレンズカバーに取り付けようとしている状態を示し、(b)はカメラレンズがカメラレンズカバーに取り付けられた状態を示している。 図1のカメラレンズカバーの台座が弾性変形した状態を示す図である。 図1のカメラレンズカバーの案内部材を取り換えた状態を示す縦断面図である。
以下、本発明のカメラレンズカバーの一実施例について図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図3は、本発明の一実施例のカメラレンズカバーを示す概略図であり、図1は斜視図、図2は縦断面図、図3は分解斜視図である。
本実施例のカメラレンズカバー1は、鞄の底などに固定される台座3と、この台座3上に取り付けられてレンズの基端部が接続される接続部材5と、この接続部材5に設けられる案内部材7とを主要部に備える。
台座3は、図示例では円柱状とされ、弾性変形可能とされる。
本実施例では、台座3は、弾性材(たとえばゴムやスポンジ)により形成されている。
接続部材5は、上方へ開口する有底の円筒状とされ、その上端部には、径方向外側へ拡径して鍔部11が形成されている。
接続部材5の円筒状部の上端部は、その内面が上方へ行くにしたがって径方向外側へ傾斜する傾斜面13に形成されている。
鍔部11には、上下方向に貫通する矩形状の貫通穴17が、周方向に等間隔に離隔して複数形成されており、図示例では3つ形成されている。
接続部材5は、台座3に載せ置かれて、その底壁19が台座3に接着等により固定されている。
接続部材5には、カメラレンズの基端部が着脱可能に装着される構造が採用されている。つまり、接続部材5には、カメラ本体へのレンズの装着構造と対応した構成が採用されている。
図4は、カメラレンズの一例を示す斜視図である。
たとえば、キャノン株式会社製のレンズLの場合、図4に示すように、その基端部(図4において下部)には、断面矩形状の凹溝25が外周部に沿って、環状に形成されている。この凹溝25の下壁は、周方向複数個所で切り欠かれている。これにより、凹溝25の下部には、周方向に等間隔に離隔して3つの凸部27が形成されている。
そして、接続部材5には、レンズLの基端部が係合可能とされる被係合部33が形成されている。本実施例では、接続部材5の内周面に、周方向等間隔に離隔して、周方向に沿って設けられる棒状の被係合部33が3つ形成されている。
また、各被係合部33の一端側には、被係合部33と隙間をあけて、上下方向に沿って縦材35が設けられている。
被係合部33は、レンズLの基端部の凸部27,27間より周方向の長さが若干短く形成されている。
案内部材7は、略円筒状とされ、その上端部7aは、上方へ行くにしたがって拡径して円錐台状に形成されている。
また、案内部材7の下端部には、径方向外側へ水平に突出して鍔状に突出部41が形成されている。
さらに、案内部材7の下端部には、下方へ突出して連結部45が、周方向等間隔に離隔して、3つ形成されている。
連結部45は、案内部材7の下端部から矩形板状に突出する板状部47と、この板状部47の幅方向両端部の下端部からそれぞれ上方へ延出して設けられる係止部49,51とを有する。
係止部49,51は、板状部47の下端部から上方へ行くにしたがって板状部47との隙間が拡幅するように形成されており、可撓性を有する。
一方の係止部49の中途部には、外方へ半円形状に膨出して突部49aが形成されている。
図5は、接続部材に対する案内部材の着脱方法を示す図である。
図5(a)に示すように、案内部材7は、接続部材5に対して下方へ押し込んで装着される。具体的には、案内部材7は、その連結部45が、鍔部11の貫通穴17に通されるように周方向に位置決めがなされた状態で、接続部材5に対して下方へ押し込まれる。
これにより、案内部材7の連結部45の係止部49,51が、互いに近接するように弾性変形して、連結部45が接続部材5の鍔部11の貫通穴17に突入して装着される。この状態では、案内部材7の突出部41が、接続部材5の鍔部11の上面に載置されている。このようして、案内部材7が接続部材5に着脱可能に取り付けられる。
案内部材7が接続部材5に取り付けられた状態では、各係止部49,51の先端部(上端部)が貫通穴17内に配置されて、接続部材5を押圧している。また、案内部材7が接続部材5に取り付けられた状態では、一方の係止部49の突部49aは、鍔部11の下方に配置されている。これにより、案内部材7の勝手な離脱が防止される。
案内部材7を接続部材5から取り外す際には、図5(b)に示すように、案内部材7を他方の係止部51側(図1において反時計方向であり、図5(b)で右側)に回転させ、他方の係止部51を弾性変形させる。そして、図5(c)に示すように、案内部材7を上方へ引き上げると、一方の係止部49の突部49aが上方へ引き抜き可能とされて、案内部材7を接続部材5から取り外すことが可能とされる。
図6は、図1のカメラレンズカバーが鞄内に取り付けられた状態を示す図である。
本実施例のカメラレンズカバー1は、たとえば、図6に示すように、鞄B内に収容されて使用される。図示例では、台座3が、鞄Bの底に載せ置かれて固定される。また、鞄B内は複数の矩形状の区画に仕切られており、この仕切られた各区画内にカメラレンズカバー1が取り付けられており、図示例では、鞄B内に、2つのカメラレンズカバー1が収容されている。
次に、本実施例のカメラレンズカバー1を使用してレンズを交換する方法について説明する。
図7は、図1のカメラレンズカバーの使用方法を示す図であり、(a)はレンズをカメラレンズカバーに取り付けようとしている状態を示し、(b)はレンズがカメラレンズカバーに取り付けられた状態を示している。
まず、予め、交換用のレンズLをカメラレンズカバー1に取り付けておく。
具体的には、レンズLをカメラレンズカバー1に装着する際には、図7の(a)に示すように、レンズLの基端部の凸部27,27間に、被係合部33が配置されるように位置を合わせて、レンズLを接続部材5に差し込む。そして、レンズLを周方向に回転させることで、レンズLの凹溝25に被係合部33が入り込み、図7の(b)に示すように、レンズLが接続部材5に装着される。なお、縦材35がレンズLの凸部27に当接することで、所定以上の回転が規制される。
本実施例では、接続部材5の上端部に、上方へ行くにしたがって拡径する案内部材7が設けられていることで、レンズLの基端部を案内部材7に沿わすように挿入することで、レンズは接続部材5へ誘導されて、容易に装着することが可能である。
また、本実施例では、台座3が弾性変形可能であることから、図8に示すように、レンズLを接続部材5に挿入する際に、手の動作に合わせて、案内部材7や接続部材5が傾倒できる。つまり、手の動作に合わせて案内部材7や接続部材5が追従するので、レンズLを接続部材5に取り付けやすい。
このように予備のレンズLをカメラレンズカバー1に予め装着しておき、レンズを交換する際、まず、カメラ本体に装着されたレンズLの先端部にキャップを取り付け、カメラ本体に装着されたレンズLを取り外し、レンズLが装着されていない鞄B内のカメラレンズカバー1に取り付ければよい。
そして、予めカメラレンズカバー1に取り付けられた交換用のレンズLを接続部材5に対して回転させて上方へ引き上げて、接続部材5から取り外し、カメラ本体に装着すればよい。
本実施例では、レンズの基端部にカバーを装着する際、片手でレンズにカバーを取り付けることができ、時間をかけずにスムーズにレンズ交換を行うことができる。
ところで、本実施例では、案内部材7は、接続部材5に対して着脱可能とされる。
そこで、カメラレンズの大きさによって、案内部材7を変更することで、以下に述べるように、カメラレンズを接続部材に取り付けやすくできる。
図9は、図1のカメラレンズカバーの案内部材を取り換えた状態を示す図である。
図9に示す案内部材7は、図2に示される案内部材7より内径が大きく形成されている。具体的には、図9における案内部材7は、その下端部から径方向内側へ突出して突出部41が形成されている。
このように案内部材7の内径を変えることで、大きさの異なるレンズをスムーズに接続部材5に取り付けることができる。
本発明のカメラレンズカバーは、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
たとえば、上記実施例では、案内部材7と接続部材5とは別体としたが、一体に構成してもよい。また、接続部材5と案内部材7との連結の仕方は、適宜変更可能である。
また、上記実施例において、案内部材7の設置を省略してもよく、この場合、カメラレンズカバー1は、台座3と接続部材5とにより構成される。
また、上記実施例において、台座3の設置を省略してもよく、この場合、カメラレンズカバー1は、接続部材5と案内部材7とにより構成され、接続部材5が、たとえば鞄の底に固定されて用いられる。
また、上記実施例では、鞄B内に2つのカメラレンズカバー1を収容したが、その個数は適宜変更可能である。
また、上記実施例では、キャノン株式会社製のカメラレンズが装着される場合について説明したが、その他のメーカーのレンズを装着することも可能であり、その場合、接続部材5の被係合部33の構造を、各メーカーのレンズが装着可能な構造に変更すればよい。
台座3は、弾性変形可能であればその構成は特に問わず、たとえばコイルバネにより構成されていてもよい。
1 カメラレンズカバー
3 台座
5 接続部材
7 案内部材

Claims (5)

  1. 弾性材により形成される台座と、
    この台座上に設けられ、カメラレンズの基端部が着脱可能に装着される接続部材と
    を備えることを特徴とするカメラレンズカバー。
  2. 前記接続部材にカメラレンズを受け入れる案内部材が設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラレンズカバー。
  3. カメラレンズの基端部が着脱可能に装着される接続部材と、
    この接続部材に設けられ、カメラレンズを受け入れる案内部材と
    を備えることを特徴とするカメラレンズカバー。
  4. 前記接続部材には、大きさの異なる前記案内部材が着脱可能に設けられる
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のカメラレンズカバー。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のカメラレンズカバーが、前記接続部材を上方へ向けた状態で底部に取り付けられたことを特徴とする鞄。
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