JP2016134738A - 発振器、電子機器及び移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力信号に重畳される雑音を低減させることが可能なデジタル制御型の発振器を提供すること。【解決手段】発振器1は、デジタル信号により、第1の基準電圧Vrefと第2の基準電圧VSSとの間の制御電圧を発生させるD/A変換回路25(制御電圧発生手段)と、制御電圧に応じた周波数の信号を出力する電圧制御発振回路(発振用IC3及び水晶振動子4)と、を含み、D/A変換回路25は、第1の基準電圧Vrefと第2の基準電圧VSSとの間の電圧を発生させる抵抗分圧型の第1のD/A変換回路101を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、発振器、電子機器及び移動体に関する。
特許文献1には、デジタル温度補償水晶発振器において、R−2R型のD/Aコンバーターによって温度補償電圧を生成することにより回路構成を簡素化できることが記載されている。
特開平1−82809号公報
特許文献1に記載のように、デジタル信号をD/A変換した制御信号によって発振周波数が制御されるデジタル制御型発振器において、デジタル信号に応じて、R−2R型の抵抗ラダーが備えている切り替えスイッチを切り替えるときに発生する雑音が問題となる。この雑音は、切り替えスイッチが基準電圧からの電流経路に配置されているため、切り替えスイッチの切り替わり時に抵抗群に流れる電流が急激に変化するので、レギュレーターや小容量コンデンサーでは阻止が困難な雑音となって、発振回路と共通の電源に流出し、発振器出力の雑音特性を劣化させてしまうという問題があった。また、R−2R型以外の抵抗ラダー型、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)型、デルタ・シグマ型、容量アレイ型等のD/Aコンバーターでも同様の問題がある。
制御信号に重畳する雑音は、ローパスフィルター等で軽減が可能であるが、電源に発生する雑音を十分に低減させるためには、大きなコンデンサー等を実装しなければならず、発振器の小型化の要求を満たせない場合もある。特に、デジタル信号が12ビット以上の高分解能なデジタル制御型発振器を実現する場合には、切り替えスイッチの切り替わり時に抵抗群に流れる電流が急激に変化することで発生する雑音は深刻な問題となる。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、出力信号に重畳される雑音を低減させることが可能なデジタル制御型の発振器を提供することができる。また、本発明のいくつかの態様によれば、当該発振器を用いた電子機器及び移動体を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る発振器は、デジタル信号により、第1の基準電圧と第2の基準電圧との間の制御電圧を発生させる制御電圧発生手段と、前記制御電圧に応じた周波数の信号を出力する電圧制御発振回路と、を含み、前記制御電圧発生手段は、前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧との間の電圧を発生させる抵抗分圧型の第1のD/A変換回路を含む。
本適用例に係る発振器によれば、第1のD/A変換回路が抵抗分圧型であるので、第1の基準電圧と第2の基準電圧との間に、スイッチ(MOSトランジスターやバイポーラト
ランジスター)等の、デジタル信号に応じて動作が変化する能動素子(アクティブ素子)が配置されていないため、第1のD/A変換回路に含まれるスイッチ群のオン/オフが動的に切り替わっても、当該抵抗群に流れる電流がほとんど変化しない。従って、本実施形態によれば、デジタル信号の変化時に発生する電流のピークノイズが小さいので、制御電圧発生手段から電源ノードを介して電圧制御発振回路に伝搬することで出力信号に重畳される雑音を低減させることができる。
[適用例2]
上記適用例に係る発振器は、前記第1のD/A変換回路が発生した前記電圧から前記制御電圧を発生させる第2のD/A変換回路を含んでもよい。
[適用例3]
上記適用例に係る発振器において、前記第2のD/A変換回路は、抵抗分割型であってもよい。
本適用例によれば、第2のD/A変換回路から第1の基準電圧の供給線又は第2の基準電圧の供給線を介して電圧制御発振回路に伝搬する雑音を低減させることができる。
[適用例4]
上記適用例に係る発振器は、前記第1のD/A変換回路が発生した前記電圧が入力され、当該電圧を前記第2のD/A変換回路に出力する演算増幅器を含んでもよい。
本適用例によれば、演算増幅器によって第1のD/A変換回路と第2のD/A変換回路が分離されるため、第2のD/A変換回路で発生する雑音が第1のD/A変換回路を介して第1の基準電圧の供給線又は第2の基準電圧の供給線に伝搬しにくい。従って、例えば、第2のD/A変換回路を任意のタイプのD/A変換回路で構成することができる。例えば、第2のD/A変換回路をR−2R型などの回路規模の小さいD/A変換回路で構成すれば、発振器の小型化に有利である。
[適用例5]
上記適用例に係る発振器において、前記デジタル信号のビット数が12ビット以上であってもよい。
[適用例6]
上記適用例に係る発振器は、感温素子を含み、前記デジタル信号は、前記感温素子から出力される信号に基づく、前記電圧制御発振回路の周波数を調整するための信号であってもよい。
本適用例によれば、出力信号に重畳される雑音を低減させることが可能な温度補償型発振器を提供することができる。
[適用例7]
本適用例に係る電子機器は、上記のいずれかの発振器を備えている。
[適用例8]
本適用例に係る移動体は、上記のいずれかの発振器を備えている。
これらの適用例によれば、出力信号に重畳される雑音を低減させることが可能な発振器を用いるので、信頼性の高い電子機器及び移動体を実現することができる。
本実施形態の発振器の斜視図。 第1実施形態の発振器の構成を示す図。 制御電圧と発振信号の周波数との関係の一例を示す図。 本実施形態におけるD/A変換回路の構成の概要を示す図。 D/A変換回路の第1の構成例を示す図。 D/A変換回路の第12の構成例を示す図。 D/A変換回路の第3の構成例を示す図。 第2実施形態の発振器における制御用ICの構成例を示す図。 第2実施形態の発振器における制御用ICの他の構成例を示す図。 本実施形態の電子機器の構成の一例を示す機能ブロック図。 本実施形態の移動体の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.発振器
1−1.第1実施形態
図1は、本実施形態の発振器の斜視図である。また、図2は、第1実施形態の発振器の構成を示す図である。第1実施形態の発振器1は、外部端子から入力されるデジタル信号によって発振周波数が制御可能なデジタル制御発振器であり、図1及び図2に示すように、制御用集積回路(IC:Integrated Circuit)2、発振用集積回路(IC)3、水晶振動子4、並びに、制御用IC2、発振用IC3及び水晶振動子4が搭載されているパッケージ(容器)10を含んで構成されている。
制御用IC2は、その電源端子に発振器1の電源端子VDDから電源電位VDDが供給され、そのグラウンド端子にグラウンド端子GNDから接地電位VSSが供給されて動作する。同様に、発振用IC3は、その電源端子に発振器1の電源端子VDDから電源電位VDDが供給され、そのグラウンド端子にグラウンド端子GNDから接地電位VSSが供給されて動作する。
制御用IC2は、図2に示すように、レギュレーター回路21、レギュレーター回路22、シリアルインターフェース回路23、デジタル演算回路24及びD/A変換回路(DAC:Digital to Analog Converter)25を含んで構成されている。
レギュレーター回路21は、電源電位VDDから一定の電圧を生成し、シリアルインターフェース回路23及びデジタル演算回路24に供給する電圧レギュレーターである。
レギュレーター回路22は、電源電位VDDから一定の電圧を生成し、D/A変換回路25の電源ノードに供給する電圧レギュレーター、又は、電源電位VDDから一定の電流を生成し、D/A変換回路25の電源ノードに供給する電流レギュレーターである。
シリアルインターフェース回路23は、発振器1の3つの外部端子CSX,SCK,DAINからそれぞれ入力されるチップセレクト信号、シリアルデータ信号及びクロック信号を制御用IC2の3つの端子を介して受け取り、チップセレクト信号がアクティブの時にクロック信号に同期してシリアルデータ信号を取得し、デジタル演算回路24に出力する。シリアルインターフェース回路23は、例えば、SPI(Serial Peripheral Interface)バス対応のインターフェース回路であってもよい。なお、本実施形態では、シリア
ルインターフェース回路23は、3線式のインターフェース回路であるが、これに限られず、例えば、IC(Inter-Integrated Circuit)バス対応の2線式のインターフェース回路であってもよい。
デジタル演算回路24は、シリアルインターフェース回路23が出力するシリアルデータ信号をNビットのデータ信号に変換して出力する。
D/A変換回路25は、デジタル演算回路24が出力するNビットのデータ信号をアナログ信号に変換することにより、発振用IC3を制御するための制御信号を生成し、制御用IC2の端子から出力する。なお、D/A変換回路25の出力端子と発振用IC3の制御端子(制御信号の入力端子)とを、抵抗やコンデンサー等の受動素子(パッシブ素子)を介して接続してもよい。
発振用IC3は、水晶振動子4と接続されており、制御用IC2が出力する制御信号に応じた周波数で水晶振動子4を共振させ、発振信号を出力する。この発振信号は、発振器1の2つの外部端子OUT,OUTXを介して差動の発振信号として発振器1の外部に出力される。また、発振用IC3は、制御用IC2による制御に基づき、水晶振動子4の共振周波数を制御する。なお、水晶振動子4は、共振器の一例であり、水晶振動子4に代えて他の共振器を用いてもよい。共振器は、電気的な共振回路でもよいし、電気機械的な共振子等であってもよい。共振器は、例えば、振動子であってもよい。振動子は、例えば、圧電振動子、SAW(Surface Acoustic Wave)共振子、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子等であってもよい。また、振動子の基板材料としては、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電単結晶や、ジルコン酸チタン酸鉛等の圧電セラミックス等の圧電材料、又はシリコン半導体材料等を用いることができる。振動子の励振手段としては、圧電効果によるものを用いてもよいし、クーロン力による静電駆動を用いてもよい。また、共振器は、アルカリ金属等を内部に収容したガスセルとアルカリ金属等の原子と相互作用する光を用いた光共振器、マイクロ波領域で共振する空洞型共振器や誘電体共振器、LC共振器等であってもよい。
なお、発振器1の外部電源端子対(図2では、電源電位VDDが供給される電源端子VDDと接地電位VSSが供給されるグラウンド端子GNDの対)は、1つのみであってもよい。このようにすれば、発振器1を小型化することができるとともに、発振器1に1系統の電源電圧のみを供給すれば発振信号を出力させることができるので、この発振器1をシステムのクロック源として利用することができる。ただし、本実施形態の発振器1は、2系統以上の外部電源端子対(例えば、制御用IC2用の電源端子対と発振用IC3用の電源端子対)を備えていてもよい。
図2に示すように、発振用IC3は、レギュレーター回路31、増幅回路32及び出力回路33を含んで構成されている。
レギュレーター回路31は、電源電位VDDから一定の電流を生成し、増幅回路32の電源ノードに供給する電流レギュレーター、又は、電源電位VDDから一定の電圧を生成し、増幅回路32の電源ノードに供給する電圧レギュレーターである。
増幅回路32は、例えば、レギュレーター回路31から供給される電流により動作するバイポーラ―トランジスターによって、水晶振動子4から出力される信号を増幅し、増幅した信号を水晶振動子4に帰還させることで水晶振動子4を共振させる。あるいは、増幅回路32は、レギュレーター回路31から供給される電圧により動作するCMOSインバーター素子によって水晶振動子4から出力される信号を増幅し、増幅した信号を水晶振動子4に帰還させることで水晶振動子4を共振させてもよい。
増幅回路32は、水晶振動子4の負荷容量として機能する不図示の可変容量素子を有しており、この可変容量素子には、発振用IC3の端子(制御端子)を介して、制御用IC2が出力する制御信号の電圧(制御電圧)が印加され、その容量値は制御電圧によって制御される。そして、水晶振動子4の発振周波数は、可変容量素子の容量値に応じて変化する。
なお、増幅回路32と水晶振動子4により、例えば、ピアース発振回路、インバーター型発振回路、コルピッツ発振回路、ハートレー発振回路などの種々の発振回路が構成されてもよい。
出力回路33は、例えば、増幅回路32が増幅した信号(水晶振動子4の入力信号)をバッファリングあるいはレベルシフトして発振信号を生成し、出力する。出力回路33は、例えば、LVPECL(Low-Voltage Positive-referenced Emitter Coupled Logic)、LVDS(Low-Voltage Differential Signals)、HCSL(High-speed Current Steering Logic)等の規格のいずれかに対応した差動の発振信号を生成する。そして、出力回路33は、外部端子OEがH(ハイ)レベルの時は発振用IC3の2つの端子から発振信号を出力し、外部端子OEがL(ロー)レベルの時は発振信号の出力を停止する。発振用IC3から出力された差動の発振信号は、発振器1の2つの外部端子OUT,OUTXから外部に出力される。なお、出力回路33は、CMOSレベルの発振信号などのシングルエンドの発振信号を生成し、外部端子OUTから外部に出力してもよい。この場合、外部端子OUTXは不要である。
増幅回路32、あるいは、増幅回路32と出力回路33は、水晶振動子4を共振させるための発振用回路として機能する。
発振用IC3と水晶振動子4によって構成される発振回路は、制御用IC2が出力する制御信号の電圧(制御電圧)に応じた周波数の発振信号を出力する電圧制御水晶発振回路(電圧制御発振回路の一例)として機能する。図3に、制御電圧と発振信号の周波数との関係の一例を示す。図3において、横軸は制御電圧(単位:V)であり、縦軸は発振信号の周波数偏差(単位:ppm)である。図3から明らかなように、制御電圧に雑音が重畳すると、雑音のレベルに応じて発振信号の周波数が変動する。すなわち、制御用IC2から発振用IC3へ伝搬する制御信号に重畳する雑音は、周波数感度が高いため、発振器1の周波数精度を劣化させる大きな要因になるため、できるだけ除去することが望ましい。この雑音はD/A変換回路25の出力電圧のグリッジとして現われる高い帯域の雑音であるので、RCフィルターなどのローパスフィルターで除去する事が容易である。
一方、D/A変換回路25に入力されるNビットのデータ信号は外部設定で動的に変化するため、D/A変換回路25のスイッチングによって発生し、D/A変換回路25の電源ノードからレギュレーター回路22及びVDD電源ノードを経由して発振用IC3へ伝搬する雑音も存在する。この雑音は、Nビットのデータ信号の変化時に発生する電流のピークノイズであるため、VDD電源ノード又はD/A変換回路25の電源ノードにコンデンサーをつけるしか対策が無く、発振器1が大規模化してしまうという問題点がある。
この問題を解決するために、本実施形態では、D/A変換回路25は、Nビットのデータ信号の変化時に発生する電流のピークノイズがほとんど発生しないように構成される。図4は、本実施形態におけるD/A変換回路25の構成の概要を示す図である。図4に示すように、D/A変換回路25(制御電圧発生手段の一例)は、スイッチ制御回路100、第1のD/A変換回路101、第2のD/A変換回路102、演算増幅器103、演算増幅器104及び演算増幅器105を含んで構成される。なお、のD/A変換回路25は
、少なくとも第1のD/A変換回路101を含み、他の構成要素は必須ではない。また、D/A変換回路25は、図4に示した構成要素以外の構成要素を含んでもよい。
スイッチ制御回路100は、Nビットのデータ信号が入力され、当該Nビットのデータ信号の上位mビットの値に応じて、第1のD/A変換回路101に含まれるスイッチ群のオン/オフを制御する。また、スイッチ制御回路100は、Nビットのデータ信号の下位nビット(n=N−m)の値に応じて、第2のD/A変換回路102に含まれるスイッチ群のオン/オフを制御する。
第1のD/A変換回路101は、基準電圧Vref(第1の基準電圧の一例)と接地電位VSS(第2の基準電圧の一例)との間の電圧を発生させる抵抗分圧型(電圧分配型、抵抗ストリング型、電圧ポテンショメータ型とも呼ばれる)のD/A変換回路である。具体的には、第1のD/A変換回路101は、Nビットのデータ信号の上位mビットの値に応じてスイッチ群(不図示)のオン/オフが制御され、基準電圧Vrefと接地電位VSSとの差の電圧を抵抗群(不図示)で分圧した電圧を選択して出力し、演算増幅器103を介して第2のD/A変換回路102の基準電圧V1として供給する。さらに、第1のD/A変換回路101は、Nビットのデータ信号の上位mビットの値に応じて基準電圧Vrefと接地電位VSSとの差の電圧を抵抗群で分圧した他の電圧を選択して出力し、演算増幅器104を介して第2のD/A変換回路102の基準電圧V2として供給してもよい。
第2のD/A変換回路102は、第1のD/A変換回路101が発生した電圧から制御電圧を発生させるD/A変換回路である。具体的には、第2のD/A変換回路102は、Nビットのデータ信号の下位nビットの値に応じて、スイッチ群(不図示)のオン/オフが制御され、基準電圧V1と基準電圧V2との差の電圧(あるいは、基準電圧V2と基準電圧V1との差の電圧)を選択し、選択した電圧を、演算増幅器105を介して発振用IC3の制御電圧として出力する。あるいは、第2のD/A変換回路102は、Nビットのデータ信号の下位nビットの値に応じて基準電圧V1と接地電位VSSとの差の電圧を抵抗群で分圧した電圧を選択し、選択した電圧を、演算増幅器105を介して発振用IC3の制御電圧として出力してもよい。
第2のD/A変換回路102は、抵抗分圧型のD/A変換回路であってもよい。あるいは、第2のD/A変換回路102は、R−2R型などの抵抗ラダー型、パルス幅変調(PWM)型、デルタ・シグマ型、容量アレイ型などの抵抗分圧型以外のD/A変換回路であってもよい。
演算増幅器103は、第1のD/A変換回路101が発生した電圧が入力され、当該電圧を基準電圧V1として第2のD/A変換回路102に出力する。すなわち、演算増幅器103は、その出力端子と反転入力端子(−端子)が接続されており、非反転入力端子(+端子)の電圧(第1のD/A変換回路101が発生した電圧V1)を出力端子に伝搬させるボルテージフォロワーとして機能する。
演算増幅器104は、第1のD/A変換回路101が発生した電圧が入力され、当該電圧を基準電圧V2として第2のD/A変換回路102に出力する。すなわち、演算増幅器104は、その出力端子と反転入力端子(−端子)が接続されており、非反転入力端子(+端子)の電圧(第1のD/A変換回路101が発生した電圧V2)を出力端子に伝搬させるボルテージフォロワーとして機能する。
演算増幅器105は、第2のD/A変換回路102が発生した電圧が入力され、当該電圧を制御電圧として発振用IC3に出力する。すなわち、演算増幅器105は、その出力
端子と反転入力端子(−端子)が接続されており、非反転入力端子(+端子)の電圧(第2のD/A変換回路102が発生した電圧)を出力端子に伝搬させるボルテージフォロワーとして機能する。
このように構成されたD/A変換回路25は、Nビットのデータ信号により、基準電圧Vrefと接地電位VSSとの間の制御電圧を発生させるNビットD/A変換回路として機能する。そして、D/A変換回路25には外部設定で動的に変化するNビットのデータ信号が入力されるが、抵抗分圧型の第1のD/A変換回路101は、一般に、基準電圧Vref(高電位側基準電圧)と接地電位VSS(低電位側基準電圧)との間に抵抗群のみが接続されるため、スイッチ群のオン/オフが切り替わる際に、抵抗群に流れる電流がほとんど変化しない。従って、Nビットのデータ信号の変化時に発生する電流のピークノイズがほとんど存在せず、D/A変換回路25の電源ノードからレギュレーター回路22及びVDD電源ノードを経由して発振用IC3へ伝搬する雑音が極めて小さい。
図5は、D/A変換回路25の第1の構成例を示す図である。図5の例のD/A変換回路25は、デコーダー100a、D/A変換回路101a及び演算増幅器103aを含んで構成されている。
デコーダー100aは、Nビットのデータ信号(デジタルコード)が入力され、当該Nビットのデジタルコードの値に応じて、D/A変換回路101aに含まれる2個のスイッチSWのうち、いずれか1つのスイッチSWをオン状態にするとともに、その他のスイッチSWをすべてオフ状態にする。このデコーダー100aは、図4のスイッチ制御回路100に相当する。
D/A変換回路101aは、同じ抵抗値の2個の抵抗Rと2個のスイッチSWとを含んで構成される抵抗分圧型のD/A変換回路である。2個の抵抗Rは、基準電圧Vrefを供給する電源ノードと接地電位VSSを供給するグランドとの間に直列に接続されており、2個のスイッチSWの各々は、一端が2個の抵抗Rの各々の一端とそれぞれ接続され、他端が演算増幅器103aの非反転入力端子(+端子)と接続されている。2個のスイッチSWの各々は、例えば、Pチャネル型MOSトランジスター又はNチャネル型MOSトランジスターであってもよいし、Pチャネル型MOSトランジスター及びNチャネル型MOSトランジスターで構成された相補型アナログスイッチ(トランスファーゲート)であってもよい。このD/A変換回路101aは、図4の第1のD/A変換回路101に相当する。
演算増幅器103aは、出力端子と反転入力端子(−端子)が接続されており、非反転入力端子(+端子)の電圧を出力端子に伝搬させるボルテージフォロワーとして機能する。この演算増幅器103aは、図4の演算増幅器103に相当する。
このように構成されたD/A変換回路25は、Nビットのデジタルコードにより、基準電圧Vrefと接地電位VSSとの間の2種類の制御電圧を発生させるNビットD/A変換回路として機能する。なお、図5に示すD/A変換回路25は、図4における第2のD/A変換回路102、演算増幅器104及び演算増幅器105に相当する回路は有していない。
図6は、D/A変換回路25の第2の構成例を示す図である。図6の例のD/A変換回路25は、デコーダー100b−1、デコーダー100b−2、D/A変換回路101b及び演算増幅器103bを含んで構成されている。
デコーダー100b−1は、Nビットのデータ信号(デジタルコード)の上位mビット
のデジタルコードが入力され、当該mビットのデジタルコードの値に応じて、D/A変換回路101bに含まれる2個のスイッチSW1のうち、2個のスイッチ群(図6において破線で囲んだスイッチ群)のいずれかに含まれる2個のスイッチSW1を同時にオン状態にするとともに、その他のスイッチSW1をすべてオフ状態にする。
デコーダー100b−2は、Nビットのデジタルコードの下位nビット(n=N−m)のデジタルコードが入力され、当該nビットのデジタルコードの値に応じて、D/A変換回路101bに含まれる2個のスイッチSW2のうち、いずれか1つのスイッチSW2をオン状態にするとともに、その他のスイッチSW2をすべてオフ状態にする。
デコーダー100b−1及びデコーダー100b−2からなる回路は、図4のスイッチ制御回路100に相当する。
D/A変換回路101bは、抵抗R0、同じ抵抗値の2個の抵抗R1、2個のスイッチSW1及び2個のスイッチSW2を含んで構成されるマトリックス抵抗配置型(抵抗分圧型の一種)のD/A変換回路である。抵抗R0の抵抗値は、2個の抵抗R1の抵抗値と同じであってもよい。抵抗R0と2個の抵抗R1は、基準電圧Vrefを供給する電源ノードと接地電位VSSを供給するグランドとの間に直列に接続されており、2個のスイッチSW1の各々は、一端が2個の抵抗Rの各々の一端とそれぞれ接続されている。また、2個のスイッチSW1のうち、2個のスイッチ群(図6において破線で囲んだスイッチ群)の各々に含まれる2個のスイッチSW1の各々の他端は、他のスイッチ群の各々に含まれる1つのスイッチSW1の他端とともに、規則的に、2個のスイッチSW2のいずれか1つの一端と接続されている。2個のスイッチSW2の各々の他端は、ともに演算増幅器103bの非反転入力端子(+端子)と接続されている。2個のスイッチSW1や2個のスイッチSW2の各々は、例えば、Pチャネル型MOSトランジスター又はNチャネル型MOSトランジスターであってもよいし、Pチャネル型MOSトランジスター及びNチャネル型MOSトランジスターで構成された相補型アナログスイッチ(トランスファーゲート)であってもよい。このD/A変換回路101aは、図4の第1のD/A変換回路101に相当する。このD/A変換回路101bは、図4の第1のD/A変換回路101に相当する。
演算増幅器103bは、出力端子と反転入力端子(−端子)が接続されており、非反転入力端子(+端子)の電圧を出力端子に伝搬させるボルテージフォロワーとして機能する。この演算増幅器103bは、図4の演算増幅器103に相当する。
このように構成されたD/A変換回路25は、Nビットのデジタルコードにより、基準電圧Vrefと接地電位VSSとの間の2種類の制御電圧を発生させるNビットD/A変換回路として機能する。なお、図6に示すD/A変換回路25は、図4における第2のD/A変換回路102、演算増幅器104及び演算増幅器105に相当する回路は有していない。
図7は、第1のD/A変換回路101の第3の構成例を示す図である。図7の例のD/A変換回路25は、デコーダー100c−1、デコーダー100c−2、D/A変換回路101c、D/A変換回路102c、演算増幅器103c、演算増幅器104c及び演算増幅器105cを含んで構成されている。
デコーダー100c−1は、Nビットのデータ信号(デジタルコード)の上位mビットのデジタルコードが入力され、当該mビットのデジタルコードの値に応じて、D/A変換回路101cに含まれる2+1個のスイッチSW1のうち、D/A変換回路101cに含まれる2個の抵抗R1の各々の両端とそれぞれ接続されているいずれか2つのスイッ
チSW1を同時にオン状態にするとともに、その他のスイッチSW1をすべてオフ状態にする。
デコーダー100c−2は、Nビットのデジタルコードの下位n+1ビット(n=N−m)のデジタルコードが入力され、当該n+1ビットのデジタルコードの値に応じて、D/A変換回路102cに含まれる2+1個のスイッチSW2のうち、いずれか1つのスイッチSW2をオン状態にするとともに、その他のスイッチSW2をすべてオフ状態にする。具体的には、デコーダー100c−2は、演算増幅器103cの出力電圧V1が演算増幅器104cの出力電圧V2よりも高い時(例えば、n+1ビットのデジタルコードの最上位ビット(Nビットのデジタルコードのうちの上位mビットのデジタルコードの最下位ビット)の値が1の時)は、n+1ビットのデジタルコードの下位nビットの値に応じて、演算増幅器104cの出力端子側から2個のスイッチSW2のうちのいずれか1つのSW2のみをオン状態にする。また、デコーダー100c−2は、演算増幅器103cの出力電圧が演算増幅器104cの出力電圧よりも低い時(例えば、n+1ビットのデジタルコードの最上位ビット(Nビットのデジタルコードのうちの上位mビットのデジタルコードの最下位ビット)の値が0の時)は、n+1ビットのデジタルコードの下位nビットの値に応じて、演算増幅器103cの出力端子側から2個のスイッチSW2のうちのいずれか1つのSW2のみをオン状態にする。
デコーダー100c−1及びデコーダー100c−2からなる回路は、図4のスイッチ制御回路100に相当する。
D/A変換回路101cは、同じ抵抗値の2個の抵抗R1と2+1個のスイッチSW1とを含んで構成される抵抗分圧型のD/A変換回路である。2個の抵抗R1は、基準電圧Vrefを供給する電源ノードと接地電位VSSを供給するグランドとの間に直列に接続されており、2+1個のスイッチSW1の各々は、2個の抵抗R1のいずれかの一端とそれぞれ接続されている。また、2+1個のスイッチSW1のうち高電位側から順に1つおきに配置されている2m−1+1個のスイッチSW1の各々の他端は演算増幅器103cの非反転入力端子(+端子)と接続され、その他の2m−1個のスイッチSW1の各々の他端は演算増幅器104cの非反転入力端子(+端子)と接続されている。2+1個のスイッチSW1の各々は、例えば、Pチャネル型MOSトランジスター又はNチャネル型MOSトランジスターであってもよいし、Pチャネル型MOSトランジスター及びNチャネル型MOSトランジスターで構成された相補型アナログスイッチ(トランスファーゲート)であってもよい。このD/A変換回路101cは、図4の第1のD/A変換回路101に相当し、上位mビットのデジタルコードの値に応じて2個の抵抗R1のいずれか1つの両端の電位を選択し、それぞれ演算増幅器103cの非反転入力端子(+端子)と演算増幅器103cの非反転入力端子(+端子)に供給する。
演算増幅器103cは、出力端子と反転入力端子(−端子)が接続されており、非反転入力端子(+端子)の電圧を出力端子に伝搬させるボルテージフォロワーとして機能する。この演算増幅器103cは、図4の演算増幅器103に相当する。
演算増幅器104cは、出力端子と反転入力端子(−端子)が接続されており、非反転入力端子(+端子)の電圧を出力端子に伝搬させるボルテージフォロワーとして機能する。この演算増幅器104cは、図4の演算増幅器104に相当する。
D/A変換回路102cは、同じ抵抗値の2個の抵抗R2と2+1個のスイッチSW2とを含んで構成される抵抗分圧型のD/A変換回路である。2個の抵抗R2は、演算増幅器103cの出力端子と演算増幅器104cの出力端子との間に直列に接続されており、2+1個のスイッチSW2の各々は、一端が2個の抵抗R2のいずれかとそれ
ぞれ接続され、他端が演算増幅器105cの非反転入力端子(+端子)と接続されている。2+1個のスイッチSW2の各々は、例えば、Pチャネル型MOSトランジスター及びNチャネル型MOSトランジスターで構成された相補型アナログスイッチ(トランスファーゲート)であってもよい。このD/A変換回路102cは、図4の第2のD/A変換回路102に相当し、下位n+1ビットのデジタルコードの値に応じて、演算増幅器103cの出力電圧V1と演算増幅器104cの出力電圧V2との間の2種類の電圧のいずれか1つを選択し、演算増幅器105cの非反転入力端子(+端子)に供給する。
演算増幅器105cは、出力端子と反転入力端子(−端子)が接続されており、非反転入力端子(+端子)の電圧を出力端子に伝搬させるボルテージフォロワーとして機能する。この演算増幅器105cは、図4の演算増幅器105に相当する。
このように構成されたD/A変換回路25は、Nビットのデジタルコードにより、基準電圧Vrefと接地電位VSSとの間の2種類の制御電圧を発生させるNビットD/A変換回路として機能する。
以上に説明したように、本実施形態の発振器1では、D/A変換回路25は、Nビットのデータ信号(デジタル信号)をアナログ信号に変換するための第1のD/A変換回路101(例えば、図5のD/A変換回路101a)、あるいは、Nビットのデータ信号のうちの上位mビットのデータ信号をアナログ信号に変換するための第1のD/A変換回路101(例えば、図6のD/A変換回路101bや図7のD/A変換回路101c)が抵抗分圧型のD/A変換回路で構成されている。抵抗分圧型である第1のD/A変換回路101は、一般的に、第1の基準電圧(例えば、基準電圧Vref)と第2の基準電圧(例えば、接地電位VSS)との間に抵抗のみが直列に接続されており、第1の基準電圧と第2の基準電圧との間にスイッチ(MOSトランジスターやバイポーラトランジスター)等の、Nビットのデータ信号に応じて動作が変化する能動素子(アクティブ素子)が配置されていない。そのため、D/A変換回路25に、動的に変化するNビットのデータ信号が入力され、第1のD/A変換回路101に含まれるスイッチ群のオン/オフが動的に切り替わっても、第1の基準電圧が供給される電源ノードから当該抵抗群に流れる電流がほとんど変化しない。従って、Nビットのデータ信号(上位mビットのデータ信号)の変化時に発生する電流のピークノイズがほとんど存在せず、D/A変換回路25の電源ノードからレギュレーター回路22及びVDD電源ノードを経由して発振用IC3へ伝搬する雑音が極めて小さく、発振器1の出力信号に重畳される雑音を低減させることができる。そして、本実施形態によれば、発振器1の出力信号に重畳される雑音が小さいため、高い周波数精度のデジタル制御型発振器を実現することが可能である。また、本実施形態によれば、D/A変換回路25の分解能を高めることも可能であり、12ビット以上のデータ信号が入力される高分解能なデジタル制御型発振器を実現することもできる。
なお、第1のD/A変換回路101と第2のD/A変換回路102(例えば、図7のD/A変換回路101cとD/A変換回路102c)は、演算増幅器103や演算増幅器104(例えば、図7の演算増幅器103cや演算増幅器104c)によって分離されているため、第2のD/A変換回路102で発生する雑音が第1のD/A変換回路101を介して電源ノード(D/A変換回路25の電源ノード)に伝搬しにくい。従って、下位nビットのデータ信号の変化時に第2のD/A変換回路102に電流のピークノイズが発生しても、当該ピークノイズに起因してD/A変換回路25の電源ノードに伝搬する雑音は小さい。従って、第2のD/A変換回路102は、下位nビットのデータ信号の変化時に発生する電流のピークノイズを低減させるためには、図7のD/A変換回路102cのように抵抗分圧型のD/A変換回路であることが好ましいものの、必ずしも抵抗分圧型のD/A変換回路でなくてもよい。例えば、第2のD/A変換回路102をR−2R型などの回路規模の小さいD/A変換回路で構成すれば、発振器1の小型化に有利である。
1−2.第2実施形態
第2実施形態の発振器は、制御用IC2の構成が第1実施形態の発振器と異なる。第2実施形態の発振器において、第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、以下では、重複する説明については省略し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図8は、第2実施形態の発振器における制御用IC2の構成を示す図である。図8に示すように、第2実施形態の発振器1において、制御用IC2は、レギュレーター回路21、レギュレーター回路22、デジタル演算回路24、D/A変換回路25、温度センサー26及びA/D変換回路(ADC: Analog to Digital Converter)27を含んで構成されている。
温度センサー26は、その周辺の温度に応じた信号(例えば、温度に応じた電圧)を出力する感温素子であり、例えば、その出力とグランドとの間に、1又は複数のダイオードが順方向に直列に接続された構成などで実現される。
A/D変換回路27は、温度センサー26の出力信号をデジタル信号に変換して出力する。A/D変換回路27としては、よく知られている、並列比較型、逐次比較型、デルタ・シグマ型、二重積分型などの種々のタイプのものを用いることができる。
デジタル演算回路24は、A/D変換回路27の出力信号を用いて水晶振動子4の周波数温度特性を補正するための温度補償電圧のデジタル値を計算してNビットのデータ信号を生成し、出力する。
D/A変換回路25は、このNビットのデータ信号をアナログ信号に変換することにより、発振用IC3を制御するための制御信号を生成し、制御用IC2の端子から出力する。
このように構成された発振器1は、温度センサー26から出力される信号に基づくデジタル信号によって発振用IC3(電圧制御発振回路)の周波数を調整することにより、温度によらず発振周波数をほぼ一定に保持することが可能な温度補償型発振器である。
また、本実施形態の発振器1は、図8の制御用IC2を図9の構成に置き換えた構成でもよい。図9において、図8と同様の構成要素には同じ符号を付しており、重複する説明を省略する。図9の例では、制御用IC2は、レギュレーター回路21、レギュレーター回路22、シリアルインターフェース回路23、デジタル演算回路24、D/A変換回路25、温度センサー26及びA/D変換回路27を含んで構成されている。
デジタル演算回路24は、A/D変換回路27の出力信号を用いて水晶振動子4の周波数温度特性を補正するための温度補償電圧のデジタル値を計算し、シリアルインターフェース回路23が出力するシリアルデータ信号をNビットのデジタル値に変換し、当該デジタル値を温度補償電圧のデジタル値と加算してNビットのデータ信号を生成し、出力する。
D/A変換回路25は、このNビットのデータ信号をアナログ信号に変換することにより、発振用IC3を制御するための制御信号を生成し、制御用IC2の端子から出力する。
このように構成された発振器1は、温度センサー26から出力される信号に基づくデジタル信号と外部端子から入力されるデジタル信号とによって発振用IC3(電圧制御発振
回路)の周波数を調整することにより、温度によらず発振周波数をほぼ一定に保持するとともに、外部端子から入力されるデジタル信号によって発振周波数が制御可能な温度補償型発振器である。
第2実施形態の発振器1においても、D/A変換回路25は第1実施形態(図4)と同様に構成される。従って、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、発振用IC3の出力信号に重畳される雑音が小さいため、高い周波数精度の温度補償型発振器あるいはデジタル制御温度補償型発振器を実現することが可能である。また、本実施形態によれば、D/A変換回路25の分解能を高めることも可能であり、12ビット以上の高分解能で温度補償が可能な温度補償型発振器あるいはデジタル制御温度補償型発振器を実現することもできる。
1−3.変形例
第1実施形態又は第2実施形態の発振器1は、種々の変形実施が可能であり、以下に変形例の一部を示す。
1−3−1.第1変形例
上記の各実施形態の発振器1では、制御用IC2と発振用IC3の2チップのICと水晶振動子4で構成しているが、制御用IC2と発振用IC3の機能を有する1チップのICと水晶振動子4で構成してもよい。あるいは、3チップ以上のICと水晶振動子4で構成してもよい。例えば、制御用IC2からシリアルインターフェース回路23とデジタル演算回路24を削除し、シリアルインターフェース回路23とデジタル演算回路24を他のICとして構成することで、発振器1を3チップのICと水晶振動子4で構成してもよい。
1−3−2.第2変形例
上述したように、上記の各実施形態の発振器1において、制御用IC2(D/A変換回路25)が出力する制御信号に重畳する雑音は、周波数感度が高いため、発振器1の周波数精度を劣化させる大きな要因になる。そこで、この制御信号に重畳する雑音を確実に減衰させるために、上記の各実施形態の発振器1に、制御用IC2から発振用IC3まで制御信号が伝搬する信号経路上にローパスフィルターを設けてもよい。ローパスフィルターとしては、様々な構成の回路が考えられ、例えば、インダクターとバラクタ―ダイオード(可変容量素子)とを用いて構成されてもよい。制御信号に重畳される雑音は、制御用IC2の動作周波数や発振用IC3の発振周波数によって変わるため、バラクタ―ダイオードの容量値を変化させてローパスフィルターのカットオフ周波数を変えることができる。
2.電子機器
図10は、本実施形態の電子機器の構成の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態の電子機器300は、発振器310、CPU(Central Processing Unit)320、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360、表示部370を含んで構成されている。なお、本実施形態の電子機器は、図10の構成要素(各部)の一部を省略又は変更し、あるいは、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
発振器310は、共振器(不図示)と、共振器を共振させる発振用回路(不図示)と、発振用回路を制御するための制御用回路(不図示)とを内蔵しており、共振器の共振による発振信号を出力する。この発振信号は発振器310からCPU320に供給される。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、発振器310から入力される発振信号をクロック信号として各種の計算処理や制御処理を行う。具体的に
は、CPU320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部装置とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。表示部370には操作部330として機能するタッチパネルが設けられていてもよい。
発振器310として例えば上述した各実施形態の発振器1や各変形例の発振器1を適用することにより、信頼性の高い電子機器を実現することができる。
このような電子機器300としては種々の電子機器が考えられ、例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、スマートフォンや携帯電話機などの移動体端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、デジタルPLL(Phase Locked Loop)、通信ネットワーク機器(例えば、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器)、移動体端末基地局用機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、リアルタイムクロック装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
本実施形態の電子機器300の一例として、上述した発振器310を基準信号源、あるいは電圧可変型発振器(VCO)等として用いて、例えば、端末と有線または無線で通信を行う端末基地局用装置等として機能する伝送装置が挙げられる。本実施形態の電子機器300は、発振器310として、例えば上述した各実施形態の発振器1や各変形例の発振器1を適用することにより、例えば通信基地局などに利用可能な、高性能、高信頼性を所望される伝送機器にも適用することができる。
3.移動体
図11は、本実施形態の移動体の一例を示す図(上面図)である。図11に示す移動体400は、発振器410、エンジンシステム、ブレーキシステム、キーレスエントリーシ
ステム等の各種の制御を行うコントローラー420,430,440、バッテリー450、バックアップ用バッテリー460を含んで構成されている。なお、本実施形態の移動体は、図11の構成要素(各部)の一部を省略し、あるいは、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
発振器410は、共振器(不図示)と、共振器を共振させる発振用回路(不図示)と、発振用回路を制御するための制御用回路(不図示)とを内蔵しており、共振器の共振による発振信号を出力する。この発振信号は発振器410からコントローラー420,430,440に供給され、例えばクロック信号として用いられる。
バッテリー450は、発振器410及びコントローラー420,430,440に電力を供給する。バックアップ用バッテリー460は、バッテリー450の出力電圧が閾値よりも低下した時、発振器410及びコントローラー420,430,440に電力を供給する。
発振器410として例えば上述した各実施形態の発振器1や各変形例の発振器1を適用することにより、信頼性の高い移動体を実現することができる。
このような移動体400としては種々の移動体が考えられ、例えば、自動車(電気自動車も含む)、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 発振器、2 制御用集積回路(IC)、3 発振用集積回路(IC)、4 水晶振動子、10 パッケージ、21 レギュレーター回路、22 レギュレーター回路、23 シリアルインターフェース回路、24 デジタル演算回路、25 D/A変換回路、26
温度センサー、27 A/D変換回路、31 レギュレーター回路、32 増幅回路、33 出力回路、100 スイッチ制御回路、100a,100b−1,100b−2,100c−1,100c−2 デコーダー、101 第1のD/A変換回路、101a,101b,101c D/A変換回路、102 第2のD/A変換回路、102c D/A変換回路、103,103a,103b,103c 演算増幅器、104,104c 演算増幅器、105,105c 演算増幅器、300 電子機器、310 発振器、320 CPU、330 操作部、340 ROM、350 RAM、360 通信部、370 表示部、400 移動体、410 発振器、420,430,440 コントローラー、450 バッテリー、460 バックアップ用バッテリー

Claims (8)

  1. デジタル信号により、第1の基準電圧と第2の基準電圧との間の制御電圧を発生させる制御電圧発生手段と、
    前記制御電圧に応じた周波数の信号を出力する電圧制御発振回路と、を含み、
    前記制御電圧発生手段は、前記第1の基準電圧と前記第2の基準電圧との間の電圧を発生させる抵抗分圧型の第1のD/A変換回路を含む、発振器。
  2. 前記第1のD/A変換回路が発生した前記電圧から前記制御電圧を発生させる第2のD/A変換回路を含む、請求項1に記載の発振器。
  3. 前記第2のD/A変換回路は、抵抗分割型である、請求項1又は2に記載の発振器。
  4. 前記第1のD/A変換回路が発生した前記電圧が入力され、当該電圧を前記第2のD/A変換回路に出力する演算増幅器を含む、請求項2又は3に記載の発振器。
  5. 前記デジタル信号のビット数が12ビット以上である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発振器。
  6. 感温素子を含み、
    前記デジタル信号は、前記感温素子から出力される信号に基づく、前記電圧制御発振回路の周波数を調整するための信号である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発振器。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発振器を備えている、電子機器。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発振器を備えている、移動体。
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