JP2016134340A - 面発光モジュールの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】凸状に湾曲した被取付面上に面発光モジュールを固定する場合であっても、長期間にわたって耐候性を得ることが可能な固定構造を得る。【解決手段】固定部材26は、凸状に湾曲した被取付面28を含む。面発光モジュール20は、表面シート22と、被取付面に対向するように配置される裏面シート24と、面発光素子10とを含む。固定部材に面発光モジュールを固定するための面発光モジュールの固定構造100は、裏面シート24の一部と被取付面28との間に設けられ、裏面シートの一部を被取付面に接着する接着層34a,34bと、面発光モジュールに対して被取付面28の反対側に設けられ、当該反対側から面発光モジュールに接触することで、被取付面の形状に沿うように湾曲した面発光モジュールの形状を保持する形状保持部材30とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、凸状に湾曲した被取付面上に面発光モジュールを固定するための構造に関する。
面発光素子は、有機ELなどの薄型の面状光源から構成される。面発光素子を備えた面発光モジュールは、屋内および屋外の双方に配置され、看板、標識、バックライト、照明およびイルミネーションなどの、多岐にわたる用途で活用される。面発光モジュールに光源として備えられる面発光素子は、ほこり、紫外線および風雨などから保護する必要がある。一般的に、面発光素子は一対のシートの間に配置され、一対のシートで面発光素子の全体を挟み込むようにして封止される(特表2013−531337号公報(特許文献1)を参照)。
面発光モジュールは、薄さおよび可撓性を活かすことによって、凸状に湾曲した被取付面上に取り付けることができる。ここで、面発光モジュール(すなわち、一対のシートで封止された面発光素子)を曲面状の被取付面に取り付けるために、一方のシートの全面に接着層を設けたとする。この場合、一方のシートの全面が被取付面上に接着(固着)される。
この固定構造を採用した場合、面発光素子が有する内部応力や、温湿度の変化に起因して面発光素子に発生した応力が、シートの封止部分に直接的に影響しやすくなる。つまり、一方のシートの全面が被取付面への接着により固定されているため、シートの封止部分はシートの変形に追従しにくい。その結果、シート同士をはがそうとする力(封止を壊そうとする力)がシート間に発生しやすくなり、長期間にわたって十分な耐候性を得ることが難しくなる。
本発明は、凸状に湾曲した被取付面上に面発光モジュールを固定する場合であっても、長期間にわたって耐候性を得ることが可能な面発光モジュールの固定構造を提供することを目的とする。
本発明に基づく面発光モジュールの固定構造は、固定部材に面発光モジュールを固定するための面発光モジュールの固定構造であって、上記固定部材は、凸状に湾曲した被取付面を含み、上記面発光モジュールは、表面シートと、上記被取付面に対向するように配置される裏面シートと、上記表面シートおよび上記裏面シートに挟み込まれることで封止された可撓性を有する面発光素子と、を含み、当該面発光モジュールの固定構造は、上記裏面シートの一部と上記被取付面との間に設けられ、上記裏面シートの上記一部を上記被取付面に接着する接着層と、上記面発光モジュールに対して上記被取付面の反対側に設けられ、当該反対側から上記面発光モジュールに接触することで、上記被取付面の形状に沿うように湾曲した上記面発光モジュールの形状を保持する形状保持部材と、を備える。
好ましくは、上記接着層は、上記面発光素子の外形線を上記被取付面の側に向かって投影することにより形成される投影線の少なくとも一部が上記接着層に重ならないように設けられている。
好ましくは、上記面発光素子の外形線は、角部を含んでおり、上記接着層は、上記角部を上記被取付面の側に向かって投影することにより形成される上記投影線が上記接着層に重ならないように設けられている。
好ましくは、上記面発光素子の外形線は、矩形形状を有している。
好ましくは、上記接着層は、上記面発光素子に対して互いに反対側に位置する第1接着層および第2接着層を含む。
好ましくは、上記接着層は、上記面発光素子に対して互いに反対側に位置する第1接着層および第2接着層を含む。
好ましくは、上記形状保持部材は、上記形状保持部材を上記被取付面の側に向かって投影することにより形成される投影像の少なくとも一部が上記面発光素子の外形線に重なるように設けられている。
好ましくは、上記形状保持部材は、上記形状保持部材を上記被取付面の側に向かって投影することにより形成される上記投影像が上記角部に重なるように設けられている。
好ましくは、上記形状保持部材は、上記面発光モジュールの全面を覆うように設けられている。
上記の構成によれば、接着層が、裏面シートの一部と被取付面との間に設けられる。面発光素子が有する内部応力や、温湿度の変化に起因する応力が面発光素子に発生したとしても、部分的な接着という構造によって、シート間の封止部分はシートの変形に追従できる。シート間に応力が及んだとしても、その応力は緩和される(逃がされる)ことになる。したがって、面発光素子が内部応力を有していたり設置環境の温湿度が変化したりしたとしても、シート同士の接着状態が保持されることによって、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
図1〜図6を参照して、実施の形態1における面発光モジュールの固定構造100について説明する。図1は、面発光モジュール20に形状保持部材30を取り付ける様子を示す斜視図である。図2は、面発光モジュールの固定構造100を示す平面図である。図3は、図2中のIII−III線に沿った矢視断面図である。図4は、面発光モジュール20に備えられる面発光素子10を示す断面図である。図5および図6は、それぞれ、面発光モジュールの固定構造100の分解した様子を示す平面図および断面図である。
図1〜図6を参照して、実施の形態1における面発光モジュールの固定構造100について説明する。図1は、面発光モジュール20に形状保持部材30を取り付ける様子を示す斜視図である。図2は、面発光モジュールの固定構造100を示す平面図である。図3は、図2中のIII−III線に沿った矢視断面図である。図4は、面発光モジュール20に備えられる面発光素子10を示す断面図である。図5および図6は、それぞれ、面発光モジュールの固定構造100の分解した様子を示す平面図および断面図である。
図1〜図3に示すように、面発光モジュールの固定構造100は、面発光モジュール20を固定部材26に固定するための構造であり、接着層34a,34b(図2,図3,図5,図6参照)と、形状保持部材30とを備えている。詳細は後述するが、接着層34a,34bおよび形状保持部材30によって、面発光モジュール20は固定部材26の被取付面28上に固定される。以下、本実施の形態の面発光モジュールの固定構造100で用いられる、面発光モジュール20、固定部材26、形状保持部材30および接着層34a,34bについて順に説明する。
(面発光モジュール20)
図1〜図3に示すように、面発光モジュール20は、面発光素子10(図4)を一対の表面シート22および裏面シート24によって上下から挟み込んで封止した構成を備えており、照明、装飾およびバックライト等の様々な用途で用いられることができる。
図1〜図3に示すように、面発光モジュール20は、面発光素子10(図4)を一対の表面シート22および裏面シート24によって上下から挟み込んで封止した構成を備えており、照明、装飾およびバックライト等の様々な用途で用いられることができる。
具体的には、面発光モジュール20は、面発光素子10と、面発光素子10を上下から挟み込む一対の表面シート22および裏面シート24と、面発光素子10に給電するために面発光素子10に電気接続された図示しない配線部材とを備える。面発光モジュール20は、表面シート22が形状保持部材30に対向し、裏面シート24が固定部材26の被取付面28に対向するように配置される。
(面発光素子10)
図4を参照して、面発光素子10は、全体として可撓性を有しており、透明基板11、バリア層12、陽極13、発光層14、陰極15、封止部材16、および絶縁層17を含んでいる。透明基板11、バリア層12、陽極13、発光層14、陰極15、および封止部材16は、面発光素子10の表面10S(発光面)の側から面発光素子10の裏面の側に向かって順に積層されている。
図4を参照して、面発光素子10は、全体として可撓性を有しており、透明基板11、バリア層12、陽極13、発光層14、陰極15、封止部材16、および絶縁層17を含んでいる。透明基板11、バリア層12、陽極13、発光層14、陰極15、および封止部材16は、面発光素子10の表面10S(発光面)の側から面発光素子10の裏面の側に向かって順に積層されている。
透明基板11は、ガラス、薄膜ガラス、または樹脂フィルムなどから形成される。透明基板11は、面発光素子10の表面10Sを形成する部材であり、平面視で長方形の形状を有している。バリア層12は、透明性を有しており、透明基板11の表面の全部を覆うように形成される。バリア層12は、たとえば珪素酸化物や珪素窒化物等の珪素化合物、若しくは金属酸化物や金属窒化物等の金属化合物、またはそれらの混合物から構成される。
陽極13は、透明性を有する導電膜であり、バリア層12上にITO等が成膜されることで形成される。陽極13を形成するためのITO膜は、給電部18(陽極用)および給電部19(陰極用)を形成するために、パターニングによって2つの領域に分割されている。給電部19を構成しているITO膜は、陰極15に接続される。
発光層14は、電力を供給されると、電界効果の作用により光を生成する。発光層14は、単一または積層された複数の層から構成される。陰極15は、たとえばアルミニウム(AL)であり、発光層14を覆うように形成される。絶縁層17は、陰極15と陽極13との間に設けられる。陰極15のうち、絶縁層17(図3)が位置している側とは反対側の部分は、給電部19を構成しているITO膜に接続される。
封止部材16は、ガラス、薄膜ガラス、または樹脂フィルムなどから構成される。封止部材16は、陽極13、発光層14、および陰極15の略全体を透明基板11(バリア層12)上に封止する。バリア層12上に形成されたITO膜の一部は、給電部18,19(電気接続が行われる箇所)を形成するために封止部材16から露出している。給電部18,19は、封止部材16の外側に位置しており、封止部材16(発光層14)に対して互いに反対側に位置している。
本実施の形態においては、面発光素子10の外形線(図2,図5参照)が全体として矩形形状を有している。この外形線は、4つの辺L1〜L4と、4つの角部P1〜P4とを含んでいる。面発光素子10の外形線としては、矩形形状に限られず、正方形状、多角形状、円形状、円錐形状など、任意の形状を採用できる。
(表面シート22および裏面シート24)
図4および図5を参照して、一対の表面シート22および裏面シート24は、面発光素子10よりも広い表面積を有し、互いに接合されることによって面発光素子10をこれらの内側に封止する。表面シート22および裏面シート24としては、たとえばシート形状またはフィルム形状を有する樹脂部材を用いることができる。
図4および図5を参照して、一対の表面シート22および裏面シート24は、面発光素子10よりも広い表面積を有し、互いに接合されることによって面発光素子10をこれらの内側に封止する。表面シート22および裏面シート24としては、たとえばシート形状またはフィルム形状を有する樹脂部材を用いることができる。
樹脂部材の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、アクリル、ポリイミド、ポリサルフォン等が挙げられる。表面シート22および裏面シート24の厚みは、たとえば25μm〜50μmである。表面シート22および裏面シート24は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、および紫外線硬化樹脂等の種々の接着剤により互いに接合される。接合の際には、真空貼り合わせ装置が用いられるとよい。
(固定部材26)
図1〜図3に示すように、固定部材26は、凸状に湾曲した被取付面28を含む。固定部材26は、独立して搬送可能な部材(市場に流通可能な部材)であってもよいし、建築物の天井、壁面および柱などから構成された部材であってもよい。固定部材26の被取付面28には、取付ネジ36(図3,図6参照)に螺合する複数のネジ穴26Hが設けられている。
図1〜図3に示すように、固定部材26は、凸状に湾曲した被取付面28を含む。固定部材26は、独立して搬送可能な部材(市場に流通可能な部材)であってもよいし、建築物の天井、壁面および柱などから構成された部材であってもよい。固定部材26の被取付面28には、取付ネジ36(図3,図6参照)に螺合する複数のネジ穴26Hが設けられている。
(形状保持部材30)
図1〜図3を参照して、形状保持部材30は、面発光モジュール20に対して被取付面28の反対側に設けられる。形状保持部材30は、当該反対側から面発光モジュール20に接触することで、被取付面28の形状に沿うように湾曲した面発光モジュール20の形状を保持する。
図1〜図3を参照して、形状保持部材30は、面発光モジュール20に対して被取付面28の反対側に設けられる。形状保持部材30は、当該反対側から面発光モジュール20に接触することで、被取付面28の形状に沿うように湾曲した面発光モジュール20の形状を保持する。
形状保持部材30は、たとえばアクリルなどの透明性を有する樹脂から構成される。形状保持部材30は、予め成形されることによって固定部材26の被取付面28に対応した形状を有していてもよい。これに限られず、形状保持部材30は、可撓性を有しており、固定部材26の被取付面28に倣うように変形可能な部材であってもよい。
本実施の形態の形状保持部材30は、面発光モジュール20の全面を覆うことができる大きさを有しており、ネジ穴26Hに対応する位置に開口32を有している。形状保持部材30の固定部材26への固定方法は、取付ネジ36を用いるものに限られず、接着材を用いるものであってもよいし、嵌合、係合、かしめなど、任意の固定方法をとり得るものである。
(接着層34a,34b)
図2、図5および図6を参照して、接着層34a(第1接着層)および接着層34b(第2接着層)は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、および紫外線硬化樹脂等の種々の接着剤から構成され、面発光モジュール20の裏面シート24と被取付面28との間に設けられる。接着層34a,34bは、面発光モジュール20の裏面シート24の一部を固定部材26の被取付面28に接着する。本実施の形態の接着層34a,34bは、いずれも長方形状を有しており、互いに平行となるように間隔を空けて配置される。図2および図5においては、図示上の便宜のため、接着層34a,34bが設けられている領域を左肩上がりのハッチング線を用いて示している。これは、後述する図7,図9〜28においても同様である。
図2、図5および図6を参照して、接着層34a(第1接着層)および接着層34b(第2接着層)は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、および紫外線硬化樹脂等の種々の接着剤から構成され、面発光モジュール20の裏面シート24と被取付面28との間に設けられる。接着層34a,34bは、面発光モジュール20の裏面シート24の一部を固定部材26の被取付面28に接着する。本実施の形態の接着層34a,34bは、いずれも長方形状を有しており、互いに平行となるように間隔を空けて配置される。図2および図5においては、図示上の便宜のため、接着層34a,34bが設けられている領域を左肩上がりのハッチング線を用いて示している。これは、後述する図7,図9〜28においても同様である。
図5および図6には、接着層34a,34bが被取付面28上に予め設けられ、その上に面発光モジュール20が載置される様子が図示されている。この順序に限られず、接着層34a,34bが面発光モジュール20の裏面シート24上に予め設けられ、その後、面発光モジュール20および接着層34a,34bが被取付面28上に貼り付けられてもよい。
面発光モジュールの固定構造100は、以上のような各部材から構成される。なお、面発光モジュール20の表面シート22、裏面シート24、固定部材26、形状保持部材30および接着層34a,34bの色については特に限定されるものではないが、発光面(表面10S(発光面)の側に配置される部材については、高い透明性を有していることが好ましい。
(作用および効果)
図2および図3を参照して、面発光モジュールの固定構造100が完成した状態においては、接着層34a,34bが、面発光モジュール20の裏面シート24の一部のみを被取付面28に接着している。接着層34a,34bは、面発光素子10の辺L2,L4に沿うように設けられており、面発光モジュール20(裏面シート24)のうちの中央に位置する矩形状の部分は、固定部材26には接着されていない。面発光モジュール20の辺L1,L3に対応する部分は、固定部材26に接着されていない。
図2および図3を参照して、面発光モジュールの固定構造100が完成した状態においては、接着層34a,34bが、面発光モジュール20の裏面シート24の一部のみを被取付面28に接着している。接着層34a,34bは、面発光素子10の辺L2,L4に沿うように設けられており、面発光モジュール20(裏面シート24)のうちの中央に位置する矩形状の部分は、固定部材26には接着されていない。面発光モジュール20の辺L1,L3に対応する部分は、固定部材26に接着されていない。
面発光素子10は、内部応力(無負荷状態に戻ろうとする復元力)を有している場合がある。あるいは、面発光モジュール20が配置されている環境の温湿度が変化することに伴って、面発光素子10には収縮や伸長などの応力が発生することがある。これらの応力が存在している場合、その応力の少なくとも一部は、表面シート22と裏面シート24と間の封止部分に作用しやすい。
上述のとおり、本実施の形態の面発光モジュールの固定構造100においては、部分的な接着という構造が採用されている。したがって、面発光モジュール20が設置された後にこれらの応力が存在する(顕在化する)ことになったとしても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、表面シート22と裏面シート24と間の封止部分は、表面シート22や裏面シート24の変形に追従することができる。
したがって、表面シート22と裏面シート24と間の封止部分に応力が及んだとしても、その応力は裏面シート24(あるいは表面シート22)の変形によって緩和される(逃がされる)ことが可能となる。面発光素子10が内部応力を有していたり設置環境の温湿度が変化したりしたとしても、シート同士の接着状態および封止状態が維持されることによって、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
ここで、本実施の形態の接着層34a,34bは、面発光素子10の外形線(辺L1〜L4)を被取付面28の側に向かって投影することにより投影線を形成したとすると、その投影線の少なくとも一部が接着層に重ならないように設けられている。本実施の形態では、接着層34a,34bが面発光素子10に対して互いに反対側に位置するように設けられており、面発光素子10の対向する2つの辺L1,L3に対応する部分に接着層が設けられていないため、応力は表面シート22や裏面シート24の変形によってより緩和されやすいと言える。
また、本実施の形態の形状保持部材30は、面発光モジュール20の全面を覆うように設けられている。接着層34a,34bは、従来に比して少ない領域にのみ設けられているが、形状保持部材30によって面発光モジュール20の形状を十分に保持することができる。面発光モジュール20が設置された後に面発光素子10に応力が存在する(顕在化する)ことになったとしても、形状保持部材30は、その応力に抵抗することで面発光素子10の変形を防止する。形状保持部材30の存在によっても、シート同士の接着状態および封止状態が維持されるため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[比較例]
図7は、比較例における面発光モジュールの固定構造101を示す平面図である。図8は、図7中のVIII−VIII線に沿った矢視断面図である。図7および図8に示すように、比較例の固定構造においては、接着層34が裏面シート24の全面(全部)を被取付面28上に接着している。
図7は、比較例における面発光モジュールの固定構造101を示す平面図である。図8は、図7中のVIII−VIII線に沿った矢視断面図である。図7および図8に示すように、比較例の固定構造においては、接着層34が裏面シート24の全面(全部)を被取付面28上に接着している。
たとえば、面発光モジュール20が設置された後に矢印AR(図8)に示すような応力が存在する(顕在化する)ことになったとする。この場合、裏面シート24は収縮あるいは伸長する余地を有していないため、表面シート22と裏面シート24と間の封止部分は、矢印ARの応力に起因して発生する表面シート22や裏面シート24の変形に追従することができない。
したがって、表面シート22と裏面シート24と間の封止部分に応力が及んだとしても、その応力は裏面シート24(あるいは表面シート22)の変形によって緩和される(逃がされる)ことがほとんどできないため、長期間にわたって耐候性を得ることが困難となる。
実施の形態1と比較例との効果の違いを確認するために、面発光モジュールの固定構造100,101を採用したものを、温度85℃、湿度85%の恒温槽の中に300時間置いた。その結果、比較例のものについては、表面シート22と裏面シート24との間に剥がれが発生していたのに対して、実施の形態1のものについてはそのような剥がれは発生していなかった。したがって、実施の形態1の固定構造によれば、長期間にわたって耐候性を得ることができると言える。
[実施の形態2]
図9を参照して、面発光モジュールの固定構造102について説明する。面発光モジュールの固定構造102においては、実施の形態1の面発光モジュールの固定構造101(図2参照)に比べて、接着層34a,34bが内側に配置されている。
図9を参照して、面発光モジュールの固定構造102について説明する。面発光モジュールの固定構造102においては、実施の形態1の面発光モジュールの固定構造101(図2参照)に比べて、接着層34a,34bが内側に配置されている。
接着層34a,34bは、面発光素子10の外形線の角部P1〜P4を被取付面28の側に向かって投影することにより投影線を形成したとすると、その投影線の少なくとも一部(本実施の形態では全部)が、接着層に重ならないように設けられている。面発光素子10の角部P1〜P4は、他の辺L1〜L4に比べて封止がはがれやすいため、裏面シート24のうちの角部P1〜P4に対応する部分を被取付面28に接着しないことによって、より高い効果を期待できる。
[実施の形態3]
図10を参照して、面発光モジュールの固定構造103について説明する。上述の各実施の形態では、面発光素子10に重なるように接着層34a,34bが設けられている。本実施の形態では、面発光素子10に重ならないように接着層34a,34bが設けられている。換言すると、面発光素子10を被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、接着層34a,34bはその投影像には重ならない。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、面発光素子10が内部応力を有していたり設置環境の温湿度が変化したりしたとしても、シート同士の接着状態および封止状態が維持されることによって、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図10を参照して、面発光モジュールの固定構造103について説明する。上述の各実施の形態では、面発光素子10に重なるように接着層34a,34bが設けられている。本実施の形態では、面発光素子10に重ならないように接着層34a,34bが設けられている。換言すると、面発光素子10を被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、接着層34a,34bはその投影像には重ならない。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、面発光素子10が内部応力を有していたり設置環境の温湿度が変化したりしたとしても、シート同士の接着状態および封止状態が維持されることによって、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態4]
図11を参照して、面発光モジュールの固定構造104について説明する。本実施の形態では、接着層34a,34bが、面発光素子10の辺L1,L3(長手方向)に沿うように平行に設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図11を参照して、面発光モジュールの固定構造104について説明する。本実施の形態では、接着層34a,34bが、面発光素子10の辺L1,L3(長手方向)に沿うように平行に設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態5]
図12を参照して、面発光モジュールの固定構造105について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34a,34bは、上述の各実施の形態の場合に比べて小さい面積を有している。接着層34a,34bは、面発光素子10の長手方向における丁度中央の部分に2つ並んで設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図12を参照して、面発光モジュールの固定構造105について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34a,34bは、上述の各実施の形態の場合に比べて小さい面積を有している。接着層34a,34bは、面発光素子10の長手方向における丁度中央の部分に2つ並んで設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態6]
図13を参照して、面発光モジュールの固定構造106について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34a,34bは、辺L2の近傍に偏在するように設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図13を参照して、面発光モジュールの固定構造106について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34a,34bは、辺L2の近傍に偏在するように設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態7]
図14を参照して、面発光モジュールの固定構造107について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34a,34bは、角部P1,P4の近傍に偏在するように設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図14を参照して、面発光モジュールの固定構造107について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34a,34bは、角部P1,P4の近傍に偏在するように設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態8]
図15を参照して、面発光モジュールの固定構造108について説明する。上述の各実施の形態では、2つの接着層34a,34bが用いられているが、本実施の形態では、1つの接着層34が用いられる。接着層34は、面発光素子10の長手方向における丁度中央の部分に辺L2,L4と平行に設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図15を参照して、面発光モジュールの固定構造108について説明する。上述の各実施の形態では、2つの接着層34a,34bが用いられているが、本実施の形態では、1つの接着層34が用いられる。接着層34は、面発光素子10の長手方向における丁度中央の部分に辺L2,L4と平行に設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態9]
図16を参照して、面発光モジュールの固定構造109について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、辺L2の近傍に偏在するように設けられている。接着層34は、辺L2と平行に設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図16を参照して、面発光モジュールの固定構造109について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、辺L2の近傍に偏在するように設けられている。接着層34は、辺L2と平行に設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態10]
図17を参照して、面発光モジュールの固定構造110について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の辺L1,L3(長手方向)に沿うように設けられている。接着層34は、面発光素子10の短手方向における丁度中央の部分に設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図17を参照して、面発光モジュールの固定構造110について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の辺L1,L3(長手方向)に沿うように設けられている。接着層34は、面発光素子10の短手方向における丁度中央の部分に設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態11]
図18を参照して、面発光モジュールの固定構造111について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の辺L1の近傍に偏在するように設けられている。接着層34は、辺L1と平行に設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図18を参照して、面発光モジュールの固定構造111について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の辺L1の近傍に偏在するように設けられている。接着層34は、辺L1と平行に設けられる。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態12]
図19を参照して、面発光モジュールの固定構造112について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の丁度中央の部分に1つだけ設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図19を参照して、面発光モジュールの固定構造112について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の丁度中央の部分に1つだけ設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態13]
図20を参照して、面発光モジュールの固定構造113について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の辺L2の近傍に1つだけ偏在するように設けられている。接着層34は、辺L2の長さ方向における中央部分の近傍に位置している。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図20を参照して、面発光モジュールの固定構造113について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の辺L2の近傍に1つだけ偏在するように設けられている。接着層34は、辺L2の長さ方向における中央部分の近傍に位置している。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態14]
図21を参照して、面発光モジュールの固定構造114について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の辺L1の近傍に1つだけ偏在するように設けられている。接着層34は、辺L1の長さ方向における中央部分の近傍に位置している。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図21を参照して、面発光モジュールの固定構造114について説明する。本実施の形態で採用されている接着層34は、面発光素子10の辺L1の近傍に1つだけ偏在するように設けられている。接着層34は、辺L1の長さ方向における中央部分の近傍に位置している。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態15]
図22を参照して、面発光モジュールの固定構造115について説明する。本実施の形態では、4つの接着層34a〜34dが用いられる。接着層34a〜34dは、面発光素子10の角部P1〜P4の近傍にそれぞれ設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図22を参照して、面発光モジュールの固定構造115について説明する。本実施の形態では、4つの接着層34a〜34dが用いられる。接着層34a〜34dは、面発光素子10の角部P1〜P4の近傍にそれぞれ設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態16]
図23を参照して、面発光モジュールの固定構造116について説明する。本実施の形態でも、4つの接着層34a〜34dが用いられる。接着層34a〜34dは、面発光素子10の辺L1〜L4の中央部分の近傍にそれぞれ設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図23を参照して、面発光モジュールの固定構造116について説明する。本実施の形態でも、4つの接着層34a〜34dが用いられる。接着層34a〜34dは、面発光素子10の辺L1〜L4の中央部分の近傍にそれぞれ設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態17]
図24を参照して、面発光モジュールの固定構造117について説明する。本実施の形態では、5つの接着層34a〜34eが用いられる。接着層34a〜34dは、面発光素子10の角部P1〜P4の近傍にそれぞれ設けられている。接着層34eは、面発光素子10の丁度中央に設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図24を参照して、面発光モジュールの固定構造117について説明する。本実施の形態では、5つの接着層34a〜34eが用いられる。接着層34a〜34dは、面発光素子10の角部P1〜P4の近傍にそれぞれ設けられている。接着層34eは、面発光素子10の丁度中央に設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態18]
図25を参照して、面発光モジュールの固定構造118について説明する。本実施の形態では、環状の形状を有する接着層34が用いられる。接着層34は、面発光素子10の辺L1〜L4に沿うような矩形状の形状を有している。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図25を参照して、面発光モジュールの固定構造118について説明する。本実施の形態では、環状の形状を有する接着層34が用いられる。接着層34は、面発光素子10の辺L1〜L4に沿うような矩形状の形状を有している。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態19]
図26を参照して、面発光モジュールの固定構造119について説明する。本実施の形態では、接着層(接着層34a,34b)が裏面シート24を部分的に被取付面28に接着するという構成に加えて、2つの形状保持部材30a,30bが用いられる。
図26を参照して、面発光モジュールの固定構造119について説明する。本実施の形態では、接着層(接着層34a,34b)が裏面シート24を部分的に被取付面28に接着するという構成に加えて、2つの形状保持部材30a,30bが用いられる。
形状保持部材30a,30bは、形状保持部材30a,30bを被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、その投影像の少なくとも一部が面発光素子10の外形線(辺L1〜L4)に重なるように設けられている。さらに、形状保持部材30a,30bは、形状保持部材30a,30bを被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、その投影像の少なくとも一部が面発光素子10の外形線(角部P1〜P4)に重なるように設けられている。面発光素子10の角部P1〜P4は、辺L1〜L4に比べて封止がはがれやすいため、角部P1〜P4に対応する部分を形状保持部材30a,30bで抑え込むことで、より高い効果を期待できる。
[実施の形態20]
図27を参照して、面発光モジュールの固定構造120について説明する。上述の実施の形態19の場合とは異なり、本実施の形態では、形状保持部材30を被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、その投影像が面発光素子10の外形線(角部P1〜P4)に重ならないように設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
図27を参照して、面発光モジュールの固定構造120について説明する。上述の実施の形態19の場合とは異なり、本実施の形態では、形状保持部材30を被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、その投影像が面発光素子10の外形線(角部P1〜P4)に重ならないように設けられている。当該構成によっても、裏面シート24の接着されていない部分が収縮あるいは伸長する余地を有しているため、長期間にわたって耐候性を得ることが可能となる。
[実施の形態21]
図28を参照して、面発光モジュールの固定構造121について説明する。本実施の形態では、環状の形状を有する形状保持部材30が用いられる。実施の形態19(図26)の場合と同様に、形状保持部材30も、形状保持部材30を被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、その投影像の少なくとも一部(本実施の形態では全部)が面発光素子10の外形線(辺L1〜L4)に重なるように設けられている。さらに、形状保持部材30は、形状保持部材30を被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、その投影像の少なくとも一部(本実施の形態では全部)が面発光素子10の外形線(角部P1〜P4)に重なるように設けられている。面発光素子10の角部P1〜P4は、辺L1〜L4に比べて封止がはがれやすいため、角部P1〜P4に対応する部分を形状保持部材30で抑え込むことで、より高い効果を期待できる。
図28を参照して、面発光モジュールの固定構造121について説明する。本実施の形態では、環状の形状を有する形状保持部材30が用いられる。実施の形態19(図26)の場合と同様に、形状保持部材30も、形状保持部材30を被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、その投影像の少なくとも一部(本実施の形態では全部)が面発光素子10の外形線(辺L1〜L4)に重なるように設けられている。さらに、形状保持部材30は、形状保持部材30を被取付面28の側に向かって投影することにより投影像を形成したとすると、その投影像の少なくとも一部(本実施の形態では全部)が面発光素子10の外形線(角部P1〜P4)に重なるように設けられている。面発光素子10の角部P1〜P4は、辺L1〜L4に比べて封止がはがれやすいため、角部P1〜P4に対応する部分を形状保持部材30で抑え込むことで、より高い効果を期待できる。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 面発光素子、10S 表面、11 透明基板、12 バリア層、13 陽極、14 発光層、15 陰極、16 封止部材、17 絶縁層、18,19 給電部、20 面発光モジュール、22 表面シート、24 裏面シート、26 固定部材、26H ネジ穴、28 被取付面、30,30a,30b 形状保持部材、32 開口、34,34a,34b,34d,34e 接着層、36 取付ネジ、100,101,102,103,104,105,106,107,108,109,110,111,112,113,114,115,116,117,118,119,120,121 面発光モジュールの固定構造、AR 矢印、L1,L2,L3,L4 辺、P1,P2,P3,P4 角部。
Claims (8)
- 固定部材に面発光モジュールを固定するための面発光モジュールの固定構造であって、
前記固定部材は、凸状に湾曲した被取付面を含み、
前記面発光モジュールは、表面シートと、前記被取付面に対向するように配置される裏面シートと、前記表面シートおよび前記裏面シートに挟み込まれることで封止された可撓性を有する面発光素子と、を含み、
当該面発光モジュールの固定構造は、
前記裏面シートの一部と前記被取付面との間に設けられ、前記裏面シートの前記一部を前記被取付面に接着する接着層と、
前記面発光モジュールに対して前記被取付面の反対側に設けられ、当該反対側から前記面発光モジュールに接触することで、前記被取付面の形状に沿うように湾曲した前記面発光モジュールの形状を保持する形状保持部材と、を備える、
面発光モジュールの固定構造。 - 前記接着層は、前記面発光素子の外形線を前記被取付面の側に向かって投影することにより形成される投影線の少なくとも一部が前記接着層に重ならないように設けられている、
請求項1に記載の面発光モジュールの固定構造。 - 前記面発光素子の外形線は、角部を含んでおり、
前記接着層は、前記角部を前記被取付面の側に向かって投影することにより形成される前記投影線が前記接着層に重ならないように設けられている、
請求項2に記載の面発光モジュールの固定構造。 - 前記面発光素子の外形線は、矩形形状を有している、
請求項1から3のいずれかに記載の面発光モジュールの固定構造。 - 前記接着層は、前記面発光素子に対して互いに反対側に位置する第1接着層および第2接着層を含む、
請求項1から4のいずれかに記載の面発光モジュールの固定構造。 - 前記形状保持部材は、前記形状保持部材を前記被取付面の側に向かって投影することにより形成される投影像の少なくとも一部が前記面発光素子の外形線に重なるように設けられている、
請求項3に記載の面発光モジュールの固定構造。 - 前記形状保持部材は、前記形状保持部材を前記被取付面の側に向かって投影することにより形成される前記投影像が前記角部に重なるように設けられている、
請求項6に記載の面発光モジュールの固定構造。 - 前記形状保持部材は、前記面発光モジュールの全面を覆うように設けられている、
請求項1から7のいずれかに記載の面発光モジュールの固定構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2015-01-21 JP JP2015009454A patent/JP2016134340A/ja active Pending
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