JP2016133968A - Icカード - Google Patents

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祥之介 溝口
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祥之介 溝口
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Susumu Igarashi
進 五十嵐
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【課題】ICモジュールが取り外されることによる偽造を防止するICカードを提供する。
【解決手段】ICカード1Aは、外部読み書き装置との通信を行うためのアンテナコイル14と、アンテナコイル14に連続して形成された結合コイル16と、アンテナコイル14及び結合コイル16に接続されたコンデンサ18と、を有するカード本体と、少なくとも記憶部を含むICチップ22と、ICチップ22に接続され、結合コイル16に対して電磁結合する結合コイル28とを有し、カード本体に搭載されるICモジュール20と、を備え、記憶部は、アンテナコイル14、結合コイル16及びコンデンサ18の少なくとも一つを含む回路から取得される固有の識別情報を記憶している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICカードに関し、特に非接触通信が可能なICカードに関する。
従来、ICカードに形成されたアンテナと、リーダライタに形成されたアンテナとが電磁結合することによって非接触で情報の授受が行われるICカードが知られている。例えば、特許文献1には、アンテナ基板を備えたカード本体にICモジュールが搭載されたICカードが記載されている。このICカードでは、ICモジュールが、接触型インターフェース及び非接触型インターフェースを有するICチップと、所定の結合コイルとを備えている。また、カード本体は、リーダライタのアンテナに対して電磁結合するアンテナコイルと、ICモジュールの結合コイルに対して電磁結合する結合コイルとを備えている。これにより、リーダライタによってカード本体に電流が誘起されると、カード本体の結合コイルとICモジュールの結合コイルとが電磁結合され、ICモジュールにも電流が誘起される。
国際公開第99/26195号
しかしながら、特許文献1に記載されたICカードにおいては、カード本体の表面に形成された嵌合穴にICモジュールが接着されているため、ICカードからICモジュールを比較的容易に取り外すことができる。この場合、ICカードから取り外された状態のICモジュールであっても、条件によっては、リーダライタから電力を得ることで情報の授受が可能となる場合が考えられる。また、カード本体側に形成された回路とICモジュールとが電気的には接続されていないため、取り外されたICモジュールを別のカード本体に対して比較的容易に取り付けることが可能であり、ICカードの偽造(成りすまし)が行われる虞がある。
本発明は、ICモジュールが取り外されることによる偽造を防止するICカードを提供することを目的とする。
本発明の一形態に係るICカードは、外部読み書き装置との通信を行うためのアンテナコイルと、アンテナコイルに連続して形成された第1カード側結合コイルと、アンテナコイル及び第1カード側結合コイルに接続されたコンデンサと、を有するカード本体と、少なくとも記憶部を含むICチップと、ICチップに接続され、第1カード側結合コイルに対して電磁結合する第1モジュール側結合コイルとを有し、カード本体に搭載されるICモジュールと、を備え、記憶部は、アンテナコイル、第1カード側結合コイル及びコンデンサの少なくとも一つを含む回路から取得される固有の識別情報を記憶している。
このICカードでは、カード本体側に形成されているアンテナコイル、第1カード側結合コイル及びコンデンサの少なくとも一つを含む回路から取得される固有の識別情報が、ICモジュール側に形成されているICチップの記憶部に記憶されている。この識別情報は、回路における微小な個体差を利用したものであり、製造工程等が同様であったとしても回路毎に固有の識別情報が取得される。そのため、この識別情報を利用してICモジュールとカード本体とが正しく対応しているかを確認することができる。このような識別情報の一例として、PUF(Physical Unclonable Function)が挙げられる。例えば、ICカードから取り外されたICモジュールを用いて、別のICカードが偽造された場合を想定する。この場合、ICモジュールに記憶されている識別情報と、偽造されたICカードにおける回路から取得される識別情報とは一致しない。そのため、ICカードから取得される識別情報とICチップに記憶されている識別情報とを照合するだけで、ICカードが偽造されたものであることが確認できる。したがって、ICモジュールが取り外されることによるICカードの偽造を防止することができる。
また、上記のICカードでは、回路は、さらに第1モジュール側結合コイルを含んでもよい。
また、上記のICカードでは、識別情報は、共振特性に基づく情報であってもよい。
また、上記のICカードでは、ICチップ及び第1モジュール側結合コイルによって、識別情報を取得するための取得手段が構築されていてもよい。このように、ICモジュール自体が取得手段を備えることで、外部装置を必要とすることなく識別情報の取得を行うことができる。
また、上記のICカードでは、カード本体は、アンテナコイルに連続して形成された第2カード側結合コイルをさらに有し、ICモジュールは、ICチップに接続され、第2カード側結合コイルに対して電磁結合する第2モジュール側結合コイルをさらに有し、第2カード側結合コイルと第2モジュール側結合コイルとが電磁結合することによって、外部読み書き装置とICチップとの間で情報の授受がなされ、識別情報は、少なくとも第1カード側結合コイルを含む回路から取得されてよい。これによれば、識別情報を得るための回路と、情報の授受を行う回路とを別々に備えることによって、識別情報を容易に取得することができる。
また、上記のICカードでは、ICモジュールは、記憶部に記憶している識別情報と、取得手段によって回路から新たに取得された識別情報とを比較する比較手段を有していてもよい。これによれば、ICモジュール自体が比較手段を備えることで、識別情報を取得するための外部装置を必要とすることなく真贋の判定を行うことができる。
本発明によれば、ICモジュールが取り外されることによる偽造を防止するICカードを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るデュアルインターフェースICカードの平面形状を示す平面図である。 図2は、図1に示すデュアルインターフェースICカードの断面形状を示す断面図である。 図3は、図1に示すデュアルインターフェースICカードに用いられるアンテナシートの平面形状を示す平面図である。 図4は、図1に示すデュアルインターフェースICカードにおけるICチップの構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係るデュアルインターフェースICカードの構成を示す模式図である。 図6は、本発明のさらに他の実施形態に係るデュアルインターフェースICカードの構成を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係るデュアルインターフェースICカードを模式的に示す平面図である。図2は、図1に示すデュアルインターフェースICカードの断面形状を示す断面図である。なお、図1では、デュアルインターフェースICカードに内蔵された回路についても実線で示している。デュアルインターフェースICカード1A(以下、単に「ICカード1A」とも記す)は、接触及び非接触の両方の通信機能を有するICカードであり、図1及び図2に示すように、リーダライタ等の外部読み書き装置(不図示)との非接触通信を行うためのアンテナシート10と、接触及び非接触の両方の通信機能を担うと共に接触通信用の外部接続端子26を有するICモジュール20と、アンテナシート10をその内部に挟み込んで固定するカード基材30と、を備えている。カード基材30は、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)やポリエチレンテレフタレート共重合体(PET−G)等の絶縁性や耐久性を備えた材料から構成され、その一部に開口部32を有している。当該開口部32にはICモジュール20が収納される。アンテナシート10は、カード基材30に挟み込まれて熱圧によるラミネート又は接着剤等による加工を行って一体化される。これにより、アンテナシート10とカード基材30とによってカード本体が構成される。また、開口部32は、この一体化されたカード基材30等に対してミリング加工等を行うことにより形成される。
このようなICカード1Aでは、ICモジュール20に設置された外部接続端子26がカード表面側に露出しており、外部接続端子26がリーダライタ等の接点と接触して接触通信を行う。一方、アンテナシート10に設けられたアンテナコイル14は、リーダライタ等のアンテナと電磁結合して非接触通信を行う。ICカード1Aの接触通信機能は、例えば交信の確実性や安全性が求められるキャッシュカードやクレジットカードなどの用途に用いられる。一方、ICカード1Aの非接触通信機能は、例えば簡略且つ迅速な処理が求められる認証などの用途に用いられる。
アンテナシート10は、図1〜図3に示すように、略矩形状の絶縁シート12と、アンテナコイル14と、結合コイル16(第1カード側結合コイル)と、コンデンサ18とを有している。アンテナコイル14、結合コイル16及びコンデンサ18は、絶縁シート12の表裏両面上に配置された導体から形成される。具体的には、例えば厚さ15μm〜50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)等の絶縁基材の表裏に、厚み5μm〜50μmの銅箔又はアルミ箔を材料としてエッチングすることにより、これらアンテナコイル14や結合コイル16等がパターン形成される。
アンテナコイル14は、外部のリーダライタ等との間で非接触通信による信号の授受及び電力の受給を電磁結合方式によって非接触状態で行うためのコイルである。アンテナコイル14は、その一端において、ICモジュール20に設けられた結合コイル28(第1モジュール側結合コイル)と電磁結合する結合コイル16に連続して形成されている。また、アンテナコイル14は、その他端において、受給した電力の電荷を蓄積するコンデンサ18に接続される。コンデンサ18の他端は、結合コイル16に接続されている。
結合コイル16は、ICモジュール20の結合コイル28と電磁結合して、アンテナコイル14で授受した信号をICチップ22との間で送受信し、また、受給した電力をICチップ22に供給するための結合コイルである。結合コイル16は、例えば、ICモジュール20が配置される開口部32よりも平面方向の外側となる絶縁シート12上に形成されている。
ICモジュール20は、接触及び非接触の通信機能を有するICチップ22と、ICチップ22が実装面24aに実装されるモジュール基板24と、モジュール基板24の実装面24aに形成され、アンテナシート10の結合コイル16と電磁結合する結合コイル28と、モジュール基板24の実装面24aとは逆の外表面24bに配置され、接触通信を行う外部接続端子26と、を有している。モジュール基板24の実装面24aは、ICカード1Aの内側の面であり、モジュール基板24の外表面24bは、ICカード1Aの外表面2側の面であり、外表面24bは、ICカード1Aの外表面2の一部を構成する。ICモジュール20は、ホットメルトシート等の接着剤により、カード基材30の開口部32(キャビティ)に装着される。
モジュール基板24は、いわゆる両面基板であり、例えばガラスエポキシ樹脂やPET等から構成される絶縁性の基板である。ICチップ22は、このようなモジュール基板24の実装面24aに例えばダイアタッチ用接着剤等により接着され、直径10μm〜40μmの金又は銅などのワイヤーによって外部接続端子26や結合コイル28等に直接又はそれらに接続されたパターンに対して接続される。
外部接続端子26は、モジュール基板24の外表面24bに形成されており、外部のリーダライタ等と接続して、接触通信を行うための端子である。外部接続端子26は、厚み50μm〜200μmのガラスエポキシ樹脂等の絶縁性のモジュール基板24の表面にエッチング等により複数の銅箔パターンを形成することで作製することができる。外部接続端子26を形成する際、銅箔パターンの露出部分に0.5μm〜3μmのニッケルメッキを施し、更にその上に0.01μm〜0.3μmの金メッキを施すようにしてもよいが、メッキ構成はこれらに限定される訳ではなく、種々の構成を採用することができる。結合コイル28も外部接続端子26と同様に形成することができる。
図4に示されるように、ICチップ22は、CPU22aからなる制御部と、ROM22b、RAM22c及び不揮発性メモリ22dからなる記憶部とを備えている。制御部は、例えばリーダライタとの通信等の各種処理の制御を行っている。記憶部は、OSやアプリケーションの他に、各種データを記憶している。また、この記憶部は、セキュリティに用いられる識別情報を備えている。この識別情報は、カード本体側に形成されたアンテナコイル14、結合コイル16及びコンデンサ18の少なくとも一つを含む回路から取得される固有の識別情報であり、いわゆるPUFに基づく情報である。このような固有の識別情報としては、例えば、アンテナコイル14とコンデンサ18とを含むLC回路の共振特性を使用したLC−PUFを利用することができる。
本実施形態では、例えば共振特性測定装置によってICカード1Aの共振特性が取得され、この取得された共振特性の情報が固有の識別情報として記憶部に記憶される。この共振特性は、例えば、アンテナコイル14、結合コイル16、コンデンサ18、結合コイル28及びICチップ22を含むICカード1Aにおける回路全体から取得される。共振特性測定装置としては、例えばインピーダンスアナライザ、ネットワークアナライザ等を用いることができる。取得された共振特性に関する識別情報は、波形や周波数を特定する情報であり、記憶部(例えば、不揮発性メモリ22d)に記憶される。記憶された識別情報の書き換えや消去は、アクセス制限によって制限される。
以上説明したICカード1Aによれば、カード本体側から取得される固有の識別情報がICチップ22の記憶部に記憶されているので、この識別情報を利用してICモジュール20とカード本体とが正しく対応しているかを確認することができる。例えば、ICモジュール20がICカード1Aから取り外されて、別のICカードが偽造された場合を想定する。この場合、ICカード1Aの真贋判定は、共振特性測定装置による共振特性の測定を再度行うことによってなされる。ICカード1から取り外されたICモジュール20が、別のICカードのカード本体に取り付けられた場合、アンテナコイル、カード側結合コイル及びコンデンサが当初の部品と異なるので、カード全体での共振特性が変化する。そのため、共振特性測定装置によって測定された共振特性と、ICチップ22に記憶されている共振特性とを比較することによって、ICカードの真贋判定を行うことができる。すなわち、測定されたICカードの共振特性と、ICチップに記憶されている共振特性とが同一でない場合には、カード本体とICモジュールとの組み合わせが意図的に変更された偽造カードであると推定することができる。なお、共振特性が「同一」とは完全に同じである場合のみならず、識別情報として許容できる範囲の誤差を含み得る。
(第2実施形態)
本実施形態に係るICカード1Bでは、記憶部に記憶される識別情報の内容と、その取得方法とが第1実施形態と相違する。以下、主として第1実施形態と相違する点について説明し、同一の要素や部材については同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
ICカード1Bのハードウェア構成は、第1実施形態におけるICカード1Aと同様である。すなわち、ICカード1Bは、アンテナコイル14、結合コイル16及びコンデンサ18を備えるカード本体と、ICチップ22及び結合コイル28を備えるICモジュール20とを備えている。
図5は、ICカード1Bの構成の概略を示す模式図である。図5に示されるように、本実施形態では、ICモジュール20が共振特性測定部25(取得手段)を備えている。共振特性測定部25は、例えば、結合コイル28とICチップ22とによって構築されるものであり、結合コイル28と結合コイル16とが電磁結合することによって、アンテナコイル14を含む回路の共振特性を取得するものである。本実施形態では、例えばアンテナコイル14とコンデンサ18とによって構成される共振回路の共振特性が取得される。ICカード1Bの製造段階で取得された共振特性は、固有の識別情報として記憶部に記憶され、書き換えや消去が制限される。本実施形態では、ICチップ22が比較手段を備えている。比較手段は、製造段階でICチップ22に記憶された識別情報と、共振特性測定部25によって新たに測定された共振特性とを比較して、これらが同一であるか否かを判定する。
本実施形態におけるICカード1Bの真贋判定は、共振特性測定部25による共振特性の測定が再度行われることによってなされる。この測定は、例えばリーダライタとの間で非接触通信が行われる際に実行される。第1実施形態と同様に、ICカードからICモジュールが取り外され、別のICカードのカード本体に取り付けられた場合、アンテナコイル、カード側結合コイル及びコンデンサが当初の部品と異なるので、カード本体側での共振特性が変化する。共振特性測定部によって測定された共振特性と、ICチップに記憶されている共振特性とが同一でないことが、比較手段によって判定された場合には、カード本体とICモジュールとの組み合わせが意図的に変更されたものと認識することができる。
(第3実施形態)
本実施形態に係るICカード1Cでは、共振特性測定部27を構成するための共振特性取得用コイル29を備えている点において第2実施形態と相違する。以下、主として第2実施形態と相違する点について説明し、同一の要素や部材については同一の符号を付して詳しい説明は省略する。
図6に示されるように、ICカード1Cは、アンテナコイル14、結合コイル16(第2カード側結合コイル)、コンデンサ18及び共振特性取得用コイル19(第1カード側結合コイル)を有するアンテナシート10Cと、ICチップ22、結合コイル28(第2モジュール側結合コイル)及び共振特性取得用コイル29(第1モジュール側結合コイル)を有するICモジュール20Cとを備えている。共振特性取得用コイル19は、結合コイル16と同様にアンテナコイル14に連続して形成される。また共振特性取得用コイル29は結合コイル28と同様に、ICチップ22に接続されている。ICカード1C内において、共振特性取得用コイル19と共振特性取得用コイル29とは、互いに電磁結合することができるように配置されている。
本実施形態では、ICモジュール20Cに共振特性測定部27(取得手段)が形成される。共振特性測定部27は、例えば、ICモジュール20Cに形成されたICチップ22と、ICモジュール20Cに形成された共振特性取得用コイル29とによって形成されるものである。そして、カード本体側に形成された共振特性取得用コイル19と、ICモジュール20C側の共振特性取得用コイル29とが電磁結合することによって、カード本体側の共振特性取得用コイル19の共振特性が取得される。ICカード1Cの製造段階で取得された共振特性は、固有の識別情報として記憶部に記憶され、書き換えや消去が制限される。第2実施形態と同様に、本実施形態においても、ICチップ22が比較手段を備えている。比較手段は、製造段階でICチップ22に記憶された識別情報と、共振特性測定部27によって新たに測定された共振特性とを比較して、これらが同一であるか否かを判定する。
ICカード1Cの真贋判定は、共振特性測定部27による共振特性の測定を再度行うことによってなされる。この測定は、例えばリーダライタとの間で非接触通信が行われる際に実行される。ICカード1CからICモジュール20Cが取り外され、別のICカードのカード本体に取り付けられた場合、カード本体側に形成された共振特性取得用コイルが当初の部品と異なるので、共振特性が変化する。本実施形態では、ICチップ22における制御部が比較手段を備えている。比較手段は、共振特性測定部27によって測定された共振特性と、ICチップ22に記憶されている共振特性とを比較することによって、ICカードの真贋判定を行う。共振特性測定部27によって測定された共振特性と、ICチップ22に記憶されている共振特性とが同一でない場合には、カード本体とICモジュールとの組み合わせが意図的に変更されたものと認識することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られない。例えば、各実施形態では、ICカードとして、接触通信及び非接触通信が可能なデュアルインターフェースICカードを例に説明したが、これに限定されない。本発明は、ICカードのカード本体側にアンテナコイル、結合コイル及びコンデンサのうち少なくとも1つが形成されていればよく、接触通信用のインターフェースを備えないICカードにも適用することができる。
1A,1B,1C…ICカード、10…アンテナシート、14…アンテナコイル、16…結合コイル(第1カード側結合コイル)、18…コンデンサ、20…ICモジュール、22…ICチップ、28…結合コイル(第1モジュール側結合コイル)、30…カード基材。

Claims (6)

  1. 外部読み書き装置との通信を行うためのアンテナコイルと、前記アンテナコイルに連続して形成された第1カード側結合コイルと、前記アンテナコイル及び前記第1カード側結合コイルに接続されたコンデンサと、を有するカード本体と、
    少なくとも記憶部を含むICチップと、前記ICチップに接続され、前記第1カード側結合コイルに対して電磁結合する第1モジュール側結合コイルとを有し、前記カード本体に搭載されるICモジュールと、を備え、
    前記記憶部は、前記アンテナコイル、前記第1カード側結合コイル及び前記コンデンサの少なくとも一つを含む回路から取得される固有の識別情報を記憶している、ICカード。
  2. 前記回路は、さらに前記第1モジュール側結合コイルを含む、請求項1に記載のICカード。
  3. 前記識別情報は、共振特性に基づく情報である、請求項1又は2に記載のICカード。
  4. 前記ICモジュールは、前記ICチップ及び前記第1モジュール側結合コイルによって、前記識別情報を取得するための取得手段を構築している、請求項1〜3のいずれか一項に記載のICカード。
  5. 前記カード本体は、前記アンテナコイルに連続して形成された第2カード側結合コイルをさらに有し、
    前記ICモジュールは、前記ICチップに接続され、前記第2カード側結合コイルに対して電磁結合する第2モジュール側結合コイルをさらに有し、
    前記第2カード側結合コイルと前記第2モジュール側結合コイルとが電磁結合することによって、前記外部読み書き装置と前記ICチップとの間で情報の授受がなされ、
    前記識別情報は、少なくとも前記第1カード側結合コイルを含む前記回路から取得される、請求項4に記載のICカード。
  6. 前記ICモジュールは、前記記憶部に記憶している前記識別情報と、前記取得手段によって前記回路から新たに取得された識別情報とを比較する比較手段を有している、請求項4又は5に記載のICカード。
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