JP2016133692A - 電子機器 - Google Patents

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文彦 谷本
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文彦 谷本
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Abstract

【課題】従来の回転操作手段の操作性を保ちながら、誤動作を防止できる電子機器を提供する。【解決手段】ロックボタン10の押下動作により、回転体14が回転体保持部材のカム面に沿って回転、上下動作し、回転体14の上下動に伴いモードダイアルは回転せずに上下動する。これにより保持突起が第1の保持部と当接している第1の状態と、保持突起が第2の保持部と当接している第2の状態を構成する。そして前記第1の状態において、ユーザーは前記モードダイアルを回転操作することが容易な状態となり、前記第2の状態において、前記モードダイアルを容易に回転することができない誤動作防止状態となる【選択図】図6

Description

本発明は、画像を撮影する画像撮像装置などの携帯型電子機器において、機器の動作モードを指定するための回転操作手段の構造に関する。
従来、デジタルスチルカメラのような撮像装置には、撮影時の様々な設定変更や、撮影モードの変更等をするための、回転操作手段を有しているものがある。
しかしながら、従来の回転操作手段では撮像装置を鞄の中に入れて持ち運ぶ際に、鞄の中の他の物にあたり回転操作手段が回転してしまい、撮影モードが切り替わってしまうことがある。このため、前回使用時に選択していた撮影モードで撮影したつもりが、不用意に切り替わっていたために意図していない撮影モードで撮影してしまうことがあり不便である。
特許文献1には、回転操作手段を安易に誤動作させないものが開示されている。また、特許文献2には、確実に回転操作手段をロックするものが開示されている。
特開2008−211293号公報 特開2008−170494号公報
しかしながら、上述の特許文献1の方法では回転操作可能な範囲が、回転操作手段側面の一部分となっており誤作動防止に効果はあるが、操作性が犠牲となっている。また、上述の特許文献2の方法では常に回転操作手段をロックの位置に切り替える構成のため、使用時には毎回撮影モードを切り替える必要があり不便である。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、従来の回転操作手段の操作性を保ちながら、誤動作を防止する電子機器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、
回転操作可能な回転操作手段を有した電子機器であって、
外装部材(51)と、前記外装部材(51)に相対して、回転操作可能な回転操作手段(58)と、前記回転操作手段(58)に固定され、前記回転操作手段(58)の軸方向へ伸長した腕(11a)と、前記腕(11a)先端に前記回転操作手段(58)の内側へ伸長した第1の突起(11b)を有する保持部材(11)と、前記保持部材(11)に対して移動可能に配置され、前記外装部材(51)側の一端に放射方向への第1の斜面(10b)を設けた第2の突起(10a)を有するボタン(10)と、筒状であり、筒の底部側面に保持突起(14a)を有し、筒の上部に第2の斜面(14b)と、前記第2の斜面(14b)と隣接する第3の斜面(14c)が複数設けられ、前記第2の斜面(14b)と、隣接していない側の前記第3の斜面(14c)との間の外周側面に溝部(14d)を有し、前記第1の突起(11b)が嵌りこみ、かつ摺動可能とする溝形状(14e)を設けた回転体(14)と、筒状であり、前記保持突起(14a)が当接するカム面(13a)を筒の内周側へ有し、前記回転体(14)を、前記回転操作手段(58)をユーザーが操作可能となる第一の状態で保持するように、前記保持突起部(14a)を保持する第1の保持部(13c)と、前記回転体(14)を前記回転操作手段(58)が前記外装部材(51)に潜り込んだ第二の状態で保持するように、前記保持突起部(14a)を保持する第2の保持部(13d)とを前記カム面(13a)に有し、前記腕(11a)を直進のみ摺動可能とする直進溝部(13f)を内周に有する回転体保持部材(13)と、
前記回転体保持部材(13)に固定され、前記回転操作手段(58)の回転操作と連動して回転可能なベース部材(16)と、前記ベース部材(16)から、前記回転体(14)を前記回転操作手段(58)側へ付勢する様に配置された第1の弾性体(12)と、前記回転体(14)から前記ボタン(10)を前記回転操作手段(58)側へと付勢する様に配置された第2の弾性体(15)を有し、前記溝部(14d)は、前記回転体(14)が前記第一の状態にある時に、前記直進溝部(13f)と前記回転体(14)の中心方向へ隣接した位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、従来の回転操作手段の操作性を保ちながら、誤動作を防止可能な電子機器の提供を実現できる。
本発明の実施形態に係る分解斜視図 本発明の実施形態に係る斜視図 本発明の実施形態に係る分解斜視図 本発明の実施形態に係る断面図 本発明の実施形態に係るカム溝展開図 本発明の実施形態に係る側面図 本発明の実施形態に係る分解斜視図 本発明の実施形態に係る斜視図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1乃至図8は本発明の実施形態にかかわる回転操作手段を有する撮像装置の図である。
図8は本発明における撮像装置であるデジタルカメラ正面斜視図である。51は撮像装置の外装部材であり、その上面部には回転操作可能なモードダイアル58を有している。前記モードダイアル58を回転させることにより所望の撮影モードをデジタルカメラ外装に設けられた指標と位相を合わせることで選択することが可能となっている。次に、前記モードダイアル58の構造詳細を説明する。
図1は本発明の前記モードダイアル58の構成要素を示す分解斜視図である。図1において、本実施例の各部品の名称と役割について説明する。
同図において、10はロックボタン、11は保持部材、12は第1の圧縮バネ、13は回転体保持部材、14は筒状の回転体、15は第2の圧縮バネ、16はベース部材であり、これらでモードダイアル58のUP/DOWN機構を構成している。
前記保持部材11は前記モードダイアル58と接着固定により一体化されていると共に、前記回転体13、前記第1の圧縮バネ12、前記ロックボタン10を挟持しながら前記回転体14を回転可能に保持している。そのため、前記ロックボタン10は前記モードダイアル58及び前記保持部材11の中心に設けられた貫通穴部に保持され、前記回転体14と前記ロックボタン12の間に配置された前記第1の圧縮バネ12によって前記保持部材11へと付勢されている。この時、前記第2の圧縮バネ15は前記ベース部材16と前記回転体14の間に挟持されている。
また、20は側面に複数の突起形状を設けたクリックホルダ、24は端子、25はビスであり、前記ビス25は前記端子24とクリックホルダ20を、外装部材51を挟持しながらベース部材16に固定している。そのため、前記ベース部材16、前記クリックホルダ20及び、前記端子24は、前記外装部材51に対して一体的に回転可能となっている。
次に、21はクリックボール、22は第3の圧縮バネであり、それぞれ前記外装部材51に組み込まれ、前記クリックボール21は前記クリックホルダ20の側面へと付勢されている。
23はバネホルダであり、前記第3の圧縮バネ22を前記外装部材51に保持している。なお、前記端子24は、不図示の本実施例の撮像装置の動作を制御するメイン基板へと接続されている、不図示の操作部基板上に構成された複数の電極パターン形状と接触している。そして、その複数の電極パターン形状と選択的に接触することにより、所定の電気的なオン、オフ信号を生成できる。前記端子24の回転位置と対応しているので、前記電気的なオン、オフ信号を検知することで、所望の撮影モードの選択が可能となっている。
また、前記クリックホルダ20が回転すると、その側面の複数の突起形状に当接している前記クリックボール21が突起形状を乗り越える際に前記第3の圧縮バネ22の圧縮量が変動してダイアルの回転負荷が変動するのでクリック感が発生する。そして、前記クリックホルダ20の複数の突起間に前記クリックボール21が前記第3の圧縮バネにより付勢されると、前記クリックホルダ20をどちらの方向に回転させる場合も回転負荷が大きくなるので、所望の撮影モードを選択した位置で前記モードダイアル58を保持することが可能となっている。
次に本実施例の前記モードダイアル58の構成要素についての、より詳細な説明をする。図3(a)、(b)は前記モードダイアル58の内部構成部品の一部を示す分解斜視図である。図4は前記モードダイアルの回転中心におけるA−A断面図である。
まず、図3(a)において、11aは前記保持部材11から伸長した腕部であり、略同一円周上に等間隔に3ヶ所配置されている。また、11bは3ヶ所の前記腕部11aのそれぞれの先端内側へ設けられた爪部であり、図4における11eは前記保持部材11に設けられたフランジ受け部である。
図3(a)に戻って、10aは前記ロックボタン10に放射状に略等間隔で3ヶ所設けられた突起部であり、第1の斜面部10bがそれぞれ設けられている。図4における10cはフランジ部であり、前記ロックボタン10の底面側外周に円周状に設けられており、前記第1のバネ15によって前記保持部材11の前記フランジ受け部11eに付勢されながら当接している。
図3(a)に戻り、58aは前記モードダイアル58の中心に設けられた穴部であり、前記ロックボタン10の一部が挿通可能で外部に露出している。
11cは前記保持部材11に設けられた開口部であり、前記ロックボタン10の前記突起部10aが挿通されることにより前記ロックボタン10の回転を規制するようになっている。そのため、前記ロックボタン10は前記保持部材11、及び前記モードダイアル58に対して、これらの回転軸と平行な方向の直進摺動のみ可能となっている。
また、図3(b)において、14eは前記回転体14の外周側面に設けられた保持溝であり、図3(a)で説明した前記保持部材11の前記爪部11bがその前記保持溝14eに摺動可能に嵌合し、前記モードダイアル58と回転体14の回転軸方向への相対的な移動を規制しつつ、相対的な回転動作のみ可能となっている。
16aは前記ベース部材16に略同一円周上に3ヶ所設けられた固定爪である。13hは前記回転体保持部材13に略同一円周上に3ヶ所設けられた凹部である。前記回転体保持部材13は、前記凹部13hに前記ベース部材16の前記固定爪16aが嵌合することにより前記ベース部材16に固定されるので、前記回転体保持部材13と前記ベース部材16の相対的な回転が規制されている。
13aは前記回転体保持部材13の内側に設けられたカム面であり、13cの第1の保持部、13eのガイド部、13dの第2の保持部、及び13bのカム斜面部が連続して構成されており、略同一円周上に略等間隔に3ヶ所設けられている。
14aは前記回転体14の底部側面に略同一円周上に略等間隔に3ヶ所設けられた保持突起部であり、前記回転体保持部材13が前記ベース部材16に固定された時、前記回転体保持部材13の前記カム面13aに当接する。この時、前記第2の圧縮バネ15は、前記ベース部材16と前記回転体14との間に配置され、前記回転体14の前記保持突起部14aを前記回転体保持部材13の前記カム面13aに押しつける方向へ付勢している。そのため、前記回転体14の前記保持突起部14aは前記回転体保持部材13の前記カム面13aに対して常に当接状態で摺動可能となっている。
13fは前記回転体保持部材13の内側に設けられた直進溝であり、前記保持部材11の前記腕部11aが挿入されている。そのため、前記保持部材11及びモードダイアル58は前記回転体保持部材13に対して回転運動せずに前記直進溝13fに沿って上下動のみ可能となっている。
ここで、前記保持部材11を前記回転体14への組立方法について説明する。図7は前記保持部材11を前記回転体14へ組み込む直前の状態の斜視図である。この状態は、前記モードダイアル58に前記保持部材11が一体化されており、前記回転体保持部材13の前記カム面13a側から前記回転体14が挿入され、前記回転体14の前記保持突起部14aが前記の第1の保持部13cに保持されている。そして、前記保持部材11と前記回転体14との間に、前記ロックボタン10と前記第1の圧縮バネ12を配置し前記保持部材11の前記爪部11bを前記回転体14の前記保持溝14eに嵌合させる前の状態である。
14dは前記回転体14に設けられた溝部であり、前記保持部材11の前記爪部11bが干渉しない深さで、前記回転体14の前記保持溝14eの直前まで設けられている。前記保持部材11の前記爪部11bは前記回転体14の上面から差し込まれ、前記保持溝14eと嵌合する。この時、前記溝部14dが前記保持溝14eの直前まで設けられているため、前記爪部11bの弾性変形する領域が前記保持溝14eの直前だけとなり、前記腕部11aへの応力のかかる時間を短縮することができる。即ち、前記爪部11bは前記保持部材11が前記回転体14から脱落しないようにするため、より高い剛性を確保しても組立可能となっている。また、前記溝部14dが前記保持部材11の前記爪部11bを組み込む際のガイド部となっているため組立容易である。
13gは前記直進溝13fの上方へ連続して設けられた回転伝達部であり、外周から内周へと貫通している。そして、この時、前記溝部14dは前記回転伝達部13gと前記回転体14の中心方向へ隣接した位置であり、前記第3の斜面14cと、等間隔に3ヶ所配置された隣接していない側の前記第2の斜面14bとの間に設けられている。そのため、前記回転体14の前記溝部14d、前記第2の斜面14b、及び前記第3の斜面14cを、前記回転体14の上面から見て同円周上で重ならずに設けることができるため、前記回転体の径方向における小型化が可能となっている。
次に、前記回転体14の動作に伴う前記モードダイアル58の状態について説明する。図5は前記回転体保持部材13の内側の展開図であり、前記直進溝13f、及び前記回転伝達部13gと、前記モードダイアル58の前記第1の状態から前記第2の状態への移行を示している。
前記回転体保持部材13の前記第1の保持部13c、及び前記第2の保持部13dは、図示のようにそれぞれ対向する2つの斜面から構成されている。そのため、前記回転体14の前記保持突起14aが前記第2の圧縮バネにより、前記保持部13c、及び前記保持部13dに付勢されている時は、前記回転体14の前記保持突起部14aを安定的に保持することが可能となっている。
図2(a)は前記モードダイアル58の第1の状態での斜視図であり、前記モードダイアル58が前記外装部材51から突出しており、ユーザーが前記モードダイアル58を回転操作可能な状態である。また、この状態は前記回転体14の前記保持突起14aが前記回転体保持部材13の前記第1の保持部13cに、前記第2の圧縮バネ15にて付勢保持されている状態である。同様に、図2(b)は第2の状態における斜視図であり、前記モードダイアル58が前記外装部材51に潜り込み、ユーザーが前記モードダイアル58を回転操作できない状態である。
また、本実施例では、第2の状態では前記モードダイアル58の上面と、前記外装部材51の上面が略同一面となっている。また、この状態は前記回転体14の前記保持突起14aが前記回転体保持部材13の前記第2の保持部13dに、前記第2の圧縮バネ15にて付勢保持されている状態である。
図5において、W1は前記直進溝13fの幅、W2は前記回転伝達部13gの幅を示し、前記モードダイアル58が前記第1の状態にある時の前記腕部11aとの接触部となっている。そして、W2<W1の関係となっている。そのため、前記腕部11aが上下動する際に生じる摩擦が減少され、前記腕部11aの上下動を円滑にしている。さらにW2は前記腕部11aとのクリアランスが十分に小さく設定されており、前記腕部11aとのガタつきが抑えられている。つまり、前記モードダイアル58の回転操作時のガタつきが抑えられていることとなる。また、前記回転体保持部材13の製造時に、前記幅W2の寸法だけを調整することで、前記モードダイアル58の回転方向のガタつきを調整可能となっている。
次に、前記ロックボタン10押下時の前記回転体14の動作について図6(a)、(b)、及び図5を用いて説明する。図6(a)は前記ロックボタン10、前記保持部材11、及び前記回転体14の側面図であり、前記第1の状態を示している。図5ではこの時、前記保持突起14aは前記第1の保持部13cと当接している。図6(b)は前記ロックボタン10、前記保持部材11、及び前記回転体14の側面図であり、前記第2の状態を示している。図5ではこの時、前記保持突起14aは前記第2の保持部13dと当接している。これらの図において、14bは前記回転体14の上面に設けられた第2の斜面部、14cは同様に第3の斜面部であり、前記第2の斜面部14bに隣接して設けられており、それぞれ略同円周上に等間隔に3ヶ所設けられている。
図6(a)において、前記第2の斜面部14bは前記ロックボタン10の前記第1の斜面部10bの先端の直下になるように配置されている。前記第1の状態からユーザーが前記ロックボタン10を押下すると前記第1の斜面部10bが、前記回転体14の前記第2の斜面部14bと当接する。さらに前記ロックボタン10を押下すると、前記回転体14の前記第2の斜面部14bに直角な方向に力が働く。この時、前記回転体14は回転、及び下方向へと動こうとするが、前記保持突起14aが前記ガイド部13eに当接し回転方向が規制されているため、下方向即ち図5の矢印Aの方向へのみ移動する。この時、前記ロックボタン10がさらに押されると、前記ロックボタン10と共に前記モードダイアル58、前記保持部材11、前記回転体14が下方向へ移動する。その後、図5の前記保持突起14aが、前記ガイド部13eの端を越えるまで移動すると、上述の回転方向の分力により矢印Bのように前記第2の保持部13d側へ回転する。
14fは前記第2の斜面14bに隣接して設けられた第1のストッパー部であり、前記ロックボタン10を押下し続けると、前記保持突起14aが、前記ガイド部13eを乗り越えてから、前記ロックボタン10の前記突起部10aが前記第1のストッパー部14fに突き当たる。その後、前記ロックボタン10の押下動作をやめると、前記第2の圧縮バネ15により、前記保持突起部14aは前記第2の保持部13eの斜面へと付勢され、斜面に沿って回転し保持される。また、前記ロックボタン10は前記第1の圧縮バネ15に付勢されているため、前記保持部材11側へと移動する。そして、上述の回転体14の動作により、前記第3の斜面部14cが、前記第1の斜面部10bの先端の真下に移動する。前記第2の状態、即ち図6(b)の状態へとなる。
図6(b)において、前記第3の斜面部14cは前記ロックボタン10の前記第1の斜面部10bの先端の直下になるように配置されている。第2の状態から前記ロックボタン10を押下すると、前記第1の斜面部10bが、前記回転体14の前記第3の斜面部14cと当接する。さらに前記ロックボタン10を押下すると、前記回転体14の前記第3の斜面部14cに直角な方向に力が働く。この時、前記回転体14は回転、及び下方向へと動き、前記回転体保持部材13の前記第2の保持部13dの斜面を乗り越え、矢印Cのように前記第1の保持部13c側へ回転する。14gは前記第3の斜面14cに隣接して設けられた第2のストッパー部である。
前記ロックボタン10を押下し続けると、前記回転体14の前記保持突起14aが前記回転体保持部材13の前記保持部13eの斜面を乗り越えた後、前記ロックボタン10の前記突起部10aが前記第2のストッパー部14gに突き当たる。その後、前記ロックボタン10の押下動作をやめると、前記回転体14の前記保持突起14aは前記カム斜面部13bに前記第2の圧縮バネにより付勢されているため、回転しながら前記カム斜面部13bに沿って次の前記第1の保持部13cへと付勢され保持される。また、前記ロックボタン10は前記第1の圧縮バネにより付勢されているため、前記保持部材11側へと移動する。そして、上述の前記回転体14の動作により、次の前記第2の斜面部14bが前記第1の斜面部10bの先端の真下に移動する。前記第1の状態、即ち図6(a)の状態へとなる。
これらの動作により、前記ロックボタン10を押下する度に、前記モードダイアル58は前記第1の状態と、前記第2の状態を繰り返すこととなる。即ち、前記ロックボタン10の押下動作により、前記回転体14が前記回転体保持部材13の前記カム面13aに沿って回転、上下動作し、前記回転体14の上下動に伴い前記モードダイアル58は回転せずに上下動する。
以上説明したように、前記第1の状態において、ユーザーは前記モードダイアル58を回転操作容易であり、前記第2の状態においては、本発明の撮像装置を鞄の中などに入れて持ち運んでも、他の物にあたり回転してしまうことがなく、誤動作防止となっている。つまり、ユーザーが前記ロックボタン10を押下動作するだけで、前記モードダイアル58を前回選択した撮影モードのままで、使用状態と収納状態を容易に切り替えることが可能となっている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10 ロックボタン、10a 突起部、10b 第1の斜面部、11 保持部材、
11a 腕部、11b 爪部、11c 開口部、12 第1の圧縮バネ、
13 回転体保持部材、13a カム溝、13b カム溝斜面部、
13c 第1の保持部、13d 第2の保持部、13e ガイド部、13f 直進溝部、
13g 回転伝達部、13h 凹部、14 回転体、14a 保持突起、
14b 第2の斜面部、14c 第3の斜面部、14d 溝部、14e 保持溝、
14f 第1のストッパー部、14g 第2のストッパー部、15 第2の圧縮バネ、
16 ベース部材、16a 固定爪、16b 回転規制部、20 クリックホルダ、
21 クリックボール、22 第3の圧縮バネ、23 バネホルダ、24 端子、
25 ビス、51 カメラ本体、51a ダイアル収納部、52 撮影レンズ、
53 電源スイッチ、54 ズームレバー、55 レリーズボタン、56 マイク、
57 スピーカー、58 モードダイアル、58a 穴部

Claims (2)

  1. 回転操作可能な回転操作手段を有した電子機器であって、
    外装部材(51)と、
    前記外装部材(51)に相対して、回転操作可能な回転操作手段(58)と、
    前記回転操作手段(58)に固定され、前記回転操作手段(58)の軸方向へ伸長した腕(11a)と、前記腕(11a)先端に前記回転操作手段(58)の内側へ伸長した第1の突起(11b)を有する保持部材(11)と、
    前記保持部材(11)に対して移動可能に配置され、前記外装部材(51)側の一端に放射方向への第1の斜面(10b)を設けた第2の突起(10a)を有するボタン(10)と、
    筒状であり、筒の底部側面に保持突起(14a)を有し、筒の上部に第2の斜面(14b)と、前記第2の斜面(14b)と隣接する第3の斜面(14c)が複数設けられ、前記第2の斜面(14b)と、隣接していない側の前記第3の斜面(14c)との間の外周側面に溝部(14d)を有し、前記第1の突起(11b)が嵌りこみ、かつ摺動可能とする溝形状(14e)を設けた回転体(14)と、
    筒状であり、前記保持突起(14a)が当接するカム面(13a)を筒の内周側へ有し、前記回転体(14)を、前記回転操作手段(58)をユーザーが操作可能となる第一の状態で保持するように、前記保持突起部(14a)を保持する第1の保持部(13c)と、前記回転体(14)を前記回転操作手段(58)が前記外装部材(51)に潜り込んだ第二の状態で保持するように、前記保持突起部(14a)を保持する第2の保持部(13d)とを前記カム面(13a)に有し、前記腕(11a)を直進のみ摺動可能とする直進溝部(13f)を内周に有する回転体保持部材(13)と、
    前記回転体保持部材(13)に固定され、前記回転操作手段(58)の回転操作と連動して回転可能なベース部材(16)と、
    前記ベース部材(16)から、前記回転体(14)を前記回転操作手段(58)側へ付勢する様に配置された第1の弾性体(12)と、
    前記回転体(14)から前記ボタン(10)を前記回転操作手段(58)側へと付勢する様に配置された第2の弾性体(15)を有し、
    前記溝部(14d)は、前記回転体(14)が前記第一の状態にある時に、前記直進溝部(13f)と前記回転体(14)の中心方向へ隣接した位置に配置されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記直進溝部(13f)上部に外周より貫通した穴状の回転伝達部(13g)を有し、前記回転伝達部(13g)の幅が前記直進溝部(13f)の幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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