JP2016133367A - 熱式空気流量計 - Google Patents

熱式空気流量計 Download PDF

Info

Publication number
JP2016133367A
JP2016133367A JP2015007358A JP2015007358A JP2016133367A JP 2016133367 A JP2016133367 A JP 2016133367A JP 2015007358 A JP2015007358 A JP 2015007358A JP 2015007358 A JP2015007358 A JP 2015007358A JP 2016133367 A JP2016133367 A JP 2016133367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
sensor chip
diaphragm
flow rate
thermal air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015007358A
Other languages
English (en)
Inventor
石塚 典男
Norio Ishizuka
典男 石塚
公俊 緒方
Kimitoshi Ogata
公俊 緒方
良介 土井
Ryosuke Doi
良介 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2015007358A priority Critical patent/JP2016133367A/ja
Publication of JP2016133367A publication Critical patent/JP2016133367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】計測精度を向上させた熱式空気流量計を提供する。【解決手段】半導体基板に形成された空洞部28と空洞部28を覆うように形成されたダイアフラム27とを有し、副通路に配置され被計測流体の流量を計測するセンサチップ4と、センサチップ4により検出した流体流量を電気信号に変換する回路部3と、センサチップ4が実装されるプレート2と、プレート2には外気と接続するための溝(空気通路)13と、プレート2が実装されるリードフレーム1を有し、センサチップ4及びプレート2とリードフレーム1は、センサチップ4のダイアフラム27の一部が露出するように樹脂でモールドされ、プレート2の主面は(100)面のシリコンとし、さらにプレート2に形成される溝(空気通路)13の長手方向は<100>方向である。【選択図】図1

Description

本発明は被測定気体の流量を計測する流量計に係り、特に、内燃機関の吸入空気量を計測する熱式空気流量計に関する。
気体流量を計測する熱式空気流量計は、流量を計測するための流量検出部を備え、前記流量検出部と計測対象である気体との間で熱伝達を行うことにより、気体の流量を計測するように構成されている。熱式空気流量計が計測する流量は、様々な装置において重要な制御パラメータとして広く使用されている。熱式空気流量計の特徴は、他方式の流量計に比べ相対的に高い精度で気体流量、例えば質量流量を計測できることである。
しかし、さらなる気体流量計測精度の向上が望まれている。例えば、内燃機関を搭載した車両では、省燃費の要望や排気ガス浄化の要望が非常に高い。これらの要望に応えるには、内燃機関の主要パラメータである吸入空気量の計測高精度化、高速応答化が求められている。内燃機関に導かれる吸入空気量を計測する熱式空気流量計は、吸入空気量の一部を取り込む副通路と前記副通路に配置されたセンサチップを備え、センサチップに備えられる前記流量検出部が被計測気体との間で熱伝達を行うことにより、前記副通路を流れる被計測気体の状態を計測して、前記内燃機関に導かれる吸入空気量を表す電気信号を出力する。上記センサチップはMEMS技術により形成された部分的な空洞部及び薄膜部を有する。上記薄膜部をダイアフラムと呼び、ダイアフラム上に流量検出部を形成することで熱式空気流量計の応答速度の更なる高速化が可能となる。しかし、ダイアフラム上に配置された抵抗体に応力がかかると、ピエゾ効果により抵抗値が変化するため、流量計測時の誤差要因となる。そのため、ダイアフラム上に発生する応力を抑制する技術が必要となる。このような技術は、例えば特許文献1に開示されている。
WO2013−084259
特許文献1に記載の技術は、流量検出部である薄膜部からなるダイアフラム構造を有するセンサチップをプレートに搭載し、ダイアフラム裏面の空洞部と外気をプレートに形成された空気通路及び空気孔を介して接続する。そして、センサチップ及びプレートを、流量検出部であるダイアフラム表面を露出した状態で樹脂封止した後、流量を測定する副通路にダイアフラム表面を配置し、ダイアフラム裏面と外気を接続する空気孔を副通路の外に配置する。この技術によれば、流量測定時の温度変化によって生じるダイアフラム表裏面の圧力差を低減でき、ダイアフラムに発生する反りを抑制することができる。そのため、ダイアフラムに発生する応力を低減でき、計測精度低下を抑制することができる。ここで、特許文献1にも記載の通り、プレートの材料としては種々考えられるが、センサチップとの線膨張係数のマッチングや、カバーフレームへの空気通路の形成容易性を考えると、単結晶シリコン基板を用いるのが望ましい。しかし、本筆者らの誠意検討の結果、単結晶シリコン基板に空気通路を形成すると、樹脂封止時にセンサチップがプレートを押すことによって、プレートに曲げ変形が生じ、場合によってはプレートが破壊する場合があることを見出した。
本発明の目的は、樹脂封止時のプレート破壊を抑制し、計測精度の高い熱式空気流量計を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の熱式空気流量計は、前記プレートの主面は(100)面のシリコンとし、さらに前記プレートに形成される溝の長手方向は<100>方向であることを特徴とする。
本発明によれば、樹脂封止時のプレート破壊を抑制し、計測精度の高い熱式空気流量計を提供することが可能となる。
本願に係る第1実施例におけるセンサアセンブリ内実装部品の平面図である。 本願に係る第1実施例におけるセンサアセンブリの平面図である。 本願に係る第1実施例におけるセンサアセンブリの断面図である。 本願に係る第1実施例におけるセンサアセンブリ作製時の断面図である。 本願に係る第1実施例における熱式空気流量計平面図である。 本願に係る第1実施例における熱式空気流量計断面図である。 本願に係る第1実施例におけるプレートの平面図及び断面図である。 本願に係る第1実施例におけるセンサアセンブリ作製時の断面図である。 本願に係る第1実施例におけるシリコン材料の強度試験結果である。 本願に係る第1実施例におけるセンサアセンブリ作製時のプレートに発生する応力位置である。
以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。
まず初めに熱式空気流量計の第1実施例について説明する。図1はセンサアセンブリ10形成前の実装部品の平面図であり、図2はセンサアセンブリ10形成後の平面図、図3(a)は図2上のA−A断面図、図3(b)は図2上のB−B断面図である。図1に示すように、センサアセンブリ10は主成分を銅としたリードフレーム1、単結晶シリコンで形成したプレート2、LSI3、単結晶シリコンで形成したセンサチップ4を備えており、図2に示すように、これらが第1樹脂24で覆われている。また、プレート2には空洞部28、空気通路13、出口開口17が設けられている。具体的な製造方法は、図3に示すように、まず、リードフレーム1上にプレート2を接着テープ5で接着し、さらにプレート2上にLSI3とセンサチップ4を接着テープ6、接着テープ7で接着する。次に、LSI3とセンサチップ4の間、及びLSI3とリードフレーム1の間をワイヤボンディングにより金線8、9を用いて電気的に結線する。これらを第1樹脂24によって樹脂封止し、センサアセンブリ10が完成する。流量検出時は、図2の矢印方向もしくは反対方向から空気26がセンサチップ4の流量検出部を有するダイアフラム27上に流入することで流量を測定する。そのため、センサアセンブリ10はセンサチップ4のダイアフラム部27に第1樹脂24が無い部分露出構造となっている。
図4に部分露出構造を製造するための工程を示す。図4(a)は図2のA-A断面、図4(b)は図2のB-B断面を示したものであり、実装部品を上金型16と下金型15でクランプしたときの断面図である。金型クランプ後、第1樹脂24を金型内に流し込むことでセンサアセンブリ10を作製するが、上記上金型16および下金型15は、センサチップ4のダイアフラム部27を上金型16で押すことによって樹脂封止時の樹脂の流入を防ぐ。これにより、センサアセンブリ10は部分露出構造となる。
図5は、副通路12を含む筐体11にセンサアセンブリ10を実装したときの正面図であり、図6は図5上のA−A断面図である。上記筐体11は、主通路を流れる空気をセンサチップ4に導くための副通路12と、センサアセンブリ10の保持部20(副通路の側壁となる)と、センサアセンブリ10の保持部21と、前記リードフレーム1の外部接続端子の保持部14とを備えており、第2樹脂からなる筐体11形成と同時にセンサアセンブリ10が固定される。この際、流量検出部を有するセンサチップ4は空気流量を測定する必要があるため、上記副通路12中に配置される。本実施例では、センサアセンブリ10から突出するアウターリードを筐体11で保持し、外部接続端子とする構成としているが、外部接続端子としてコネクタ端子を別に設け、コネクタ端子を筐体11の形成時にセンサアセンブリ10と同時にインサートし、アウターリードとコネクタ端子とを筐体11の形成後に電気的に溶着等で接続する構成としてもよい。
図7は上記プレート2の正面図及び、図7上のC−C断面図及びD−D断面図である。図7に示すとおり、プレート2は空洞部28、空気通路13、出口開口17が設けられている。
プレート2は主面が(100)面の単結晶シリコンで形成されている。空気通路13の長手方向はシリコンの<100>方向となっている。
次に、上記第1実施例による作用効果について説明する。図4に示すセンサアセンブリ10の製造工程において、ダイアフラム部27の部分露出構造形成のため、センサチップ4を上金型16で押す。これにより、プレート2表面はセンサチップ4から押し荷重を受け、プレート2裏面は、リードフレーム1から上記押し荷重に伴う反力を受ける。そのため、プレート2には、図8(図7のC-C断面)に示すように、プレート2に曲げ変形が生じ、空気通路13に応力集中が生じて場合によってはプレート2が破壊する場合がある。
図9に示したように一般的に用いられている(100)面シリコン基板からサンプルを各々20点取り出して、3点曲げ法を用いてシリコン破壊強度を測定した結果(平均値)、<110>方向(角度ゼロ)を1とした場合に、<100>方向の強度が約1.25倍高くなることが判明した。さらに、<100>方向より±5°の範囲であれば強度比は大きく変化しないことも判明した。
我々が部分露出構造過程の金型押し込み時を模擬して応力解析した実施した結果を図10に示すが、空気通路13と平行に応力集中30しており、空気通路13に対して平行に割れやすいことが判明した。本実施例では、空気通路13の長手方向を破壊強度が高い<100>方向としたので、プレート2の割れを抑制することができる。
また、プレート2の空気通路13を、溝加工が容易で安価なサンドブラストにより形成する場合、図11の拡大図に示すような微小なマイクロクラックが空気通路13に形成される。このマイクロクラックは応力集中場となるので破壊強度を低下させる。そのため除去することが好ましい。フッ硝酸等の等方性の表面除去処理によって、シリコンのマイクロクラック除去もしくは、マイクロクラック先端を丸めるようにするとプレート2の破壊強度がより向上する。
1…リードフレーム
2…プレート
3…LSI
4…センサチップ
5…接着テープ
6…接着テープ
7…接着テープ
8…金線
9…金線
10…センサアセンブリ
11…筐体
12…副通路
13…空気通路
14…保持部
15…下金型
16…上金型
17…出口開口
20…保持部
21…保持部
24…第1樹脂
26…空気
27…ダイアフラム部
28…空洞部
29…センサチップ搭載領域
30…応力集中位置

Claims (4)

  1. 被計測流体の一部を取り込む副通路と、
    半導体基板に形成された空洞部と前記空洞部を覆うように形成された薄膜部を含むダイアフラムとを有し、前記副通路に配置され前記被計測流体の流量を計測するセンサチップと、
    前記センサチップにより検出した流体流量を電気信号に変換する回路部と、
    前記センサチップが実装され、前記センサチップの搭載側と逆側に溝が形成されるプレートと、
    前記プレートが実装されるリードフレームと、を有し、
    前記センサチップと前記プレートと前記リードフレームは、前記センサチップのダイアフラムの一部が露出するように樹脂でモールドされる熱式空気流量計であって、
    前記プレートは、主面が(100)面の単結晶シリコンであり、
    前記溝は、その長手方向が前記プレートの<100>方向となるように形成されていることを特徴とする熱式空気流量計。
  2. 被計測流体の一部を取り込む副通路と、
    半導体基板に形成された空洞部と前記空洞部を覆うように形成された薄膜部を含むダイアフラムとを有し、前記副通路に配置され前記被計測流体の流量を計測するセンサチップと、
    前記センサチップにより検出した流体流量を電気信号に変換する回路部と、
    前記センサチップが実装され、前記センサチップの搭載側と逆側に溝が形成されるプレートと、
    前記プレートが実装されるリードフレームと、を有し、
    前記センサチップと前記プレートと前記リードフレームは、前記センサチップのダイアフラムの一部が露出するように樹脂でモールドされる熱式空気流量計であって、
    前記プレートは、主面が(100)面の単結晶シリコンであり、
    前記溝は、その長手方向が前記プレートの<100>方向より±5°の範囲となるように形成されていることを特徴とする熱式空気流量計。
  3. 請求項1または2に記載の熱式空気流量計において、
    前記溝はサンドブラストにより形成されることを特徴とする熱式空気流量計。
  4. 請求項3に記載の熱式空気流量計において、
    前記プレートの溝形成時に等方性のエッチングにより、マイクロクラックを除去、もしくはマイクロクラック先端を丸めたことを特徴とする熱式空気流量計。
JP2015007358A 2015-01-19 2015-01-19 熱式空気流量計 Pending JP2016133367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015007358A JP2016133367A (ja) 2015-01-19 2015-01-19 熱式空気流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015007358A JP2016133367A (ja) 2015-01-19 2015-01-19 熱式空気流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016133367A true JP2016133367A (ja) 2016-07-25

Family

ID=56437887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015007358A Pending JP2016133367A (ja) 2015-01-19 2015-01-19 熱式空気流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016133367A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020079711A (ja) * 2018-11-12 2020-05-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 樹脂パッケージ並びにそれを備える流量測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020079711A (ja) * 2018-11-12 2020-05-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 樹脂パッケージ並びにそれを備える流量測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10670440B2 (en) Thermal airflow measuring device
KR101355838B1 (ko) 실리콘 프릿으로 접착된 캡을 구비한 압력 센서
JP6220914B2 (ja) センサモジュール
JP5743871B2 (ja) 熱式流量計
JP6043248B2 (ja) 熱式空気流量計
JP2008058131A (ja) 熱式ガス流量計
US7765872B2 (en) Flow sensor apparatus and method with media isolated electrical connections
WO2016072166A1 (ja) 熱式空気流量計
JP6101619B2 (ja) 熱式空気流量計
JP5456815B2 (ja) 流量センサおよびその製造方法
EP2966417B1 (en) Thermal-type airflow meter
JP6043833B2 (ja) 熱式流量計
JP5220955B2 (ja) 流量センサ
JP2017020982A (ja) 熱式空気流量計
JP2016133367A (ja) 熱式空気流量計
JP6336833B2 (ja) 熱式空気流量計
JP2012242298A (ja) 流量検出装置
JP6458104B2 (ja) 熱式流量計
JP2016166895A (ja) 熱式流量計
JP6215502B2 (ja) 熱式流量計
CN113841029A (zh) 流量测量装置
JP5949573B2 (ja) 物理量センサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170124