JP2016133299A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の数値フレーズと数値フレーズの間の無音区間で構成される数値センテンスを含む報知音声データを報知する音声処理部72を備え、音声処理部72は、前記数値センテンスを構成する無音区間を、数値フレーズ数が少ない場合よりも数値フレーズ数が多い場合に長くするようにしている。
【選択図】図4
Description
すなわち、周囲温度や使用電気料金などを音声報知部で音声報知する場合に数値を表すフレーズ数によって聞き取り易い場合と聞き取り難い場合とが生じ、数値フレーズ数の多少にかかわらず聞き取り易い音声報知を行うことができないという課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の課題に着目してなされたものであり、数値フレーズ数の多少にかかわらず音声報知を聞き取り易くするようにした空気調和機を提供することを目的としている。
また、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
室内機10の外観は、図2に示すように、横長の箱体構造を有し、前面にグリル11を備えたカバー12が図示しない熱交換器や室内ファン等といった内部の構造物を覆うように配置されている。また、下方に備えられた横長の吹出口13には、複数の上下風向板14及び図示しない複数の左右風向板が配置されている。
また、リモコン受光部15の下方には、報知音声データを報知する音声データ報知部を構成するスピーカ16が設けられている。このスピーカ16は、後述する音声回路37から送出される音声信号が供給されて合成音声を発する。
そして、冷房運転が設定された場合には、四方弁42は、第2口42b及び第3口42cを相互に接続し、第1口42a及び第4口42dを相互に接続する。これにより、圧縮機43の吐出管43bから高温高圧の冷媒が室外熱交換器44に供給される。冷媒は、室外熱交換器44及び膨張弁46を通って室内熱交換器17に供給される。
室外熱交換器44では、冷媒が熱エネルギーを外部に放出して凝縮する。冷媒は、膨張弁46で低圧まで減圧され、室内熱交換器17で周囲の空気から吸熱して蒸発する。これにより生成された冷気は、室内ファン18の働きにより室内空間に吹き出される。室内熱交換器17で吸熱した冷媒は、四方弁42を通って圧縮機43に戻される。
さらに、室内機制御部30には、音声回路37が接続され、この音声回路37から出力される音声信号がスピーカ16に供給される。
室内機制御部30は、図4に示すよう、各モータ駆動回路22、24及び26を制御する駆動制御部70と、センサ入力部34から入力される温度及び湿度の情報を得ると共に、使用電気代を演算するお知らせ情報演算部71と、音声報知データ形成する音声処理部72とを備えている。また、室内機制御部30は、駆動制御部70、お知らせ情報演算部71及び音声処理部72と例えばバス接続された温度データ記憶部73、湿度データ記憶部74、電気代データ記憶部75、辞書データ記憶部76、報知音声センテンスデータ記憶部77及び報知音声データ記憶部78を備えている。
報知音声センテンス編集部72aは、リモコン60でお知らせボタン68を操作して温度報知指令、湿度報知指令及び本日使用電気代報知指令の何れかで表されるお知らせ報知情報が送信部69から室内機10のリモコン受信部31を介して入力されると、お知らせ情報の内容を判別して複数の数値フレーズで構成される数値センテンスを含む報知音声センテンスデータを編集し、編集した報知音声センテンスデータを報知音声センテンスデータ記憶部77に上書きする。ここで、数値フレーズは「いち」のように1桁のときには数字を表す数詞のみで構成され、「にじゅう」、「さんびゃく」のように2桁以上のときには数字を表す数詞と位を表す数詞とが組み合わされて桁単位で構成されている。
先ず、使用者がリモコン60のお知らせボタン68を操作すると、操作する毎に例えば温度、湿度及び本日使用電気代の3つの表示項目が順に表示部61に表示されるとともに、表示項目に対応する温度報知指令、湿度報知指令及び本日使用電気代報知指令の何れかがお知らせ情報として送信部69から赤外線通信で室内機10のリモコン受信部31に送信される。
続いて読み込んだ温度用フレーズと数値センテンスとを組み合わせて温度用報知音声センテンスデータを編集し(ステップS7)、次いで、編集した報知音声センテンスデータの温度用フレーズと数値センテンスとの間と、数値センテンスの数値フレーズ間に設定された長さの無音区間L1を組み込んで温度用報知音声データを形成する(ステップS8)。これによって、図6(A)に示すように、「おんどは」の温度用フレーズを表す報知音声フレーズと、無音区間L1と、数値センテンスを構成する数値フレーズ「にじゅう」、無音区間L1、数値フレーズ「はち」、無音区間L1、温度用フレーズを表す報知音声フレーズ「どです」が連続する温度用報知音声データが形成される。
次に、報知音声フレーズと数値センテンスとを組み合わせた報知音声センテンスデータのうち、湿度について報知する場合の、湿度用報知音声センテンスデータを例に説明する。また、使用者がリモコン60のお知らせボタン68を操作して、表示部61で湿度が表示されたときには、湿度報知指令が送信部69から室内機10のリモコン受信部31へ送信される。
しかも、数値センテンス内の数値フレーズ数が多い場合に、数値フレーズ間に挿入する無音区間の長さを長くするだけで使用者が聞き取り易くなり、数値フレーズ数の大小に応じて話速を変更する話速変換処理等の複雑な処理を行うことなく、使用者に聞き取り易い報知を簡易な構成で行うことができる。
さらに、数値センテンス内の数値フレーズを、数字を表す数詞と位を表す数詞とを纏めて1つの数値フレーズとしているので、位間でのみ無音区間が挿入されることになり、使用者が聞き取り易い音声報知を行うことができる。
また、上記実施形態においては、スピーカ16を室内機10に設けた場合について説明したが、リモコン60側に設けるようにしてもよい。この場合には、室内機10の音声処理部72から出力される報知音声データをリモコン側に送信するようにすればよい。
Claims (5)
- 複数の数値フレーズと数値フレーズの間の無音区間で構成される数値センテンスを含む報知音声データを報知する音声処理部を備え、
前記音声処理部は、前記数値センテンスを構成する無音区間を、数値フレーズ数が少ない場合よりも数値フレーズ数が多い場合に長くする
ことを特徴とする空気調和機。 - 前記音声処理部は、
合成音声データを生成するための辞書データを記憶する辞書データ記憶部と、
前記辞書データを参照して複数の数値フレーズで構成される数値センテンスを含む空気調和機用の報知音声センテンスデータを編集する報知音声センテンス編集部と、
前記数値センテンスの数値フレーズ数が設定数以上であるときに、前記数値フレーズのフレーズ数が前記設定数未満であるときに比較して前記数値フレーズ間に挿入する無音区間を長く設定する無音区間設定部と、
該無音区間設定部で設定された無音区間を前記数値センテンスの前記数値フレーズ間に挿入して報知音声データを形成する報知音声データ形成部と、
形成された前記報知音声データを報知する音声データ報知部と
を備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 前記数値フレーズは、桁単位で形成され、前記設定数は、前記音声データ報知部で報知される前記報知音声データ中の数値センテンスの聞き取り易さを区分する値に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
- 前記数値フレーズが設定数以上である数値センテンスは、数値フレーズが3個以上の電気使用代金であることを特徴とする請求項2又は3に記載の空気調和機。
- リモコンに形成された報知音声データ形成指令を選択する音声データ選択部を有し、前記報知音声センテンス編集部は、前記音声データ選択部で選択された報知音声データ形成指令に基づいて空気調和機用の報知音声センテンスデータを編集することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の空気調和機。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111981632A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-11-24 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 信息通知方法、装置及空调系统 |
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-
2015
- 2015-01-22 JP JP2015010623A patent/JP6623519B2/ja active Active
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JP6623519B2 (ja) | 2019-12-25 |
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