JP2016133290A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

冷凍サイクル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016133290A
JP2016133290A JP2015009895A JP2015009895A JP2016133290A JP 2016133290 A JP2016133290 A JP 2016133290A JP 2015009895 A JP2015009895 A JP 2015009895A JP 2015009895 A JP2015009895 A JP 2015009895A JP 2016133290 A JP2016133290 A JP 2016133290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
evaporator
temperature
compressor
refrigeration cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015009895A
Other languages
English (en)
Inventor
文昭 安田
Fumiaki Yasuda
文昭 安田
基亮 玉谷
Motoaki Tamaya
基亮 玉谷
政範 二村
Masanori Nimura
政範 二村
智隆 石川
Tomotaka Ishikawa
智隆 石川
伊東 大輔
Daisuke Ito
大輔 伊東
廣瀬 達朗
Tatsuro Hirose
達朗 廣瀬
公司 長谷川
Koji Hasegawa
公司 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015009895A priority Critical patent/JP2016133290A/ja
Publication of JP2016133290A publication Critical patent/JP2016133290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】蒸発器では冷媒を湿った状態とし圧縮機入口部では乾いた状態にすることで蒸発器に熱結合された冷却対象物の温度を目標範囲に保持する。
【解決手段】圧縮機1、凝縮器、膨張弁3、蒸発器4を経て圧縮機に戻る循環路をなす冷媒配管5を備え、蒸発器に被冷却装置41の発熱部を熱的に結合した冷凍サイクル装置であって、前記循環路における蒸発器の下流側に設けられた冷媒加熱用の後段ヒータ62と、蒸発器と後段ヒータとの間の冷媒温度を検知する第1温度センサ71と、後段ヒータの出口側の冷媒温度を検知する第2温度センサ72と、後段ヒータに所定の発熱量を与えた状態で第1及び第2温度センサの検知結果に基づいて圧縮機の回転数及び膨張弁の開度を制御することにより、蒸発器における冷媒を常時湿った状態とし、かつ後段ヒータの出口側の冷媒を常時乾いた状態に保持する制御装置8を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は冷凍サイクル装置に係り、例えば、レーザを光源とするプロジェクタに組み込まれる冷却装置などとして用いられる冷凍サイクル装置に関する。
業務用のプロジェクタ市場において高輝度化、高寿命化の要望が高まり、レーザ光源を用いたプロジェクタの開発が行われている。それに伴って、レーザ光源を冷却するための冷却器の小型化のため、冷媒による冷却で例えば±3℃程度の温度範囲内に光源を制御するということが課題となっている。
例えば、特許文献1では、圧縮機、凝縮器、開度可変な膨張弁、及び蒸発器を配管で接続した空気調和機の冷凍サイクル装置が開示されている。
また、特許文献2、3では、圧縮機、凝縮器、減圧器および蒸発器を配管で接続し、レーザ光源部分を配管部と接続し、レーザ光源部分を冷却する冷却装置が開示されている。
WO2007/094343A1号公報(第1頁、図1〜3) 特開2009−42703号公報(第6〜7頁、図1〜4) 特開2009−86269号公報(第6〜7頁、図1〜4)
特許文献1のような冷凍サイクル装置の場合、温度の制御点として温度センサを蒸発器及び蒸発器出口に設けるので、その蒸発器を被冷却装置の冷却に適用した場合には目標過熱度になるように制御すると蒸発器内で冷媒が乾き、被冷却装置としてのレーザ光源部分の温度が目標温度範囲を超える場合が生じる恐れがあった。
特許文献2及び3のような冷却装置では、蒸発器から圧縮機に冷媒が流れるとき、圧縮機には気体冷媒を吸入させるため、蒸発器で冷媒を乾かせる構造としている。しかし、冷却すべきレーザ光源部分の途中で冷媒が乾いてしまうと、複数のレーザモジュールが配置されたレーザ光源部全域の温度を目標温度範囲内で管理するのが困難であるという問題があった。
本発明は上記のような課題を解消するためになされたものであり、蒸発器ではその全域で冷媒が湿った状態を保持し、圧縮機の入口部では冷媒が乾いた状態を保持できるようにすることにより蒸発器に対して熱的に結合された冷却対象物の温度を目標の温度範囲に管理できるようにした冷凍サイクル装置を得ることを目的としている。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機によって圧縮された冷媒が、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を経て前記圧縮機に戻るように接続された循環路を備え、前記蒸発器に被冷却装置の発熱部を熱的に結合させるようにした冷凍サイクル装置であって、前記循環路における前記蒸発器の下流側に設けられた冷媒加熱用の後段ヒータと、前記蒸発器と前記後段ヒータとの間の前記循環路の冷媒温度を検知する第1温度センサと、前記後段ヒータの出口側の前記循環路の冷媒温度を検知する第2温度センサと、前記後段ヒータに所定の発熱量を与えた状態において前記第1温度センサ及び第2温度センサの検知結果に基づいて前記圧縮機の回転数及び前記膨張弁の開度を制御することにより、前記蒸発器の全域における冷媒を湿った状態とし、かつ前記後段ヒータの出口側の冷媒を乾いた状態に保持する制御装置とを備えるようにしたものである。
本発明によれば、蒸発器ではその全域で冷媒が湿った状態を保持し、圧縮機の入口部では冷媒が乾いた状態を保持するように制御できるので、蒸発器に対して熱的に結合された冷却対象物の温度を目標の温度範囲に確実に管理できる。
本発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の要部構成を概略的に示す図である。 図1に示す冷凍サイクル装置の制御フローを概略的に示すチャート図である。 本発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の制御フローを概略的に示すチャート図である。 本発明の実施の形態3による冷凍サイクル装置の要部構成を概略的に示す図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の要部構成を概略的に示す図、図2は図1に示す冷凍サイクル装置の制御フローを概略的に示すチャート図である。図において、実施の形態1による冷凍サイクル装置100は、冷媒(図示省略)を圧縮する圧縮機1、熱交換器で成る凝縮器2、開度可変な膨張弁3、複数のレーザ光源部を有するプロジェクタを用いてなる被冷却装置41の発熱部41aが熱的に結合された熱交換器を構成している蒸発器4、及び前記圧縮機1を冷媒配管5で環状に接続し、冷媒が図1の矢印の方向に通流される循環路に対して、蒸発器4の上流側の冷媒配管5に設けられた前段ヒータ61と、蒸発器4の下流側の冷媒配管5に設けられた後段ヒータ62と、蒸発器4と後段ヒータ62との間の循環路の冷媒温度を検知する第1温度センサ71と、後段ヒータ62の出口側の循環路の冷媒温度を検知する第2温度センサ72と、第1温度センサ71及び第2温度センサ72の検知結果に基づいて装置の制御を行う制御装置8などを備えている。
熱交換器で成る凝縮器2にはファン2aが設置されている。また、前段ヒータ61と後段ヒータ62としては例えば電気抵抗で発熱させる電熱装置などを用いることができるが、これに限定されるものではない。例えば、後段ヒータ62として圧縮機1の吐出口を出た冷媒配管などを用いるようにしても良い。被冷却装置41はここでは大形の複数のレーザ光源部と、それよりも小形の複数のレーザ光源部が所定の位置関係で設置されたモジュールからなり、その発熱部41aが、気液が混合状態にある湿り蒸気からなる冷媒が通流される蒸発器4の壁面に直列方向に分散して取り付けられ、熱交換が行われるように構成されている。なお、発熱部41aは蒸発器4に直接取り付ける手法の他に、例えばヒートパイプなどを介在させて熱的に結合するようにしても良い。圧縮機1の駆動回路としては、回転制御が容易な例えば既存のインバータ式の駆動回路などを適宜選択して用いることができる。
また、第1温度センサ71と、第2温度センサ72は、温度の制御点として設置されている。また、本書において、複数のレーザ光源部の冷媒流通方向最終端を経た蒸発器4の出口部に設けた第1温度センサ71によって検知された温度と、後段ヒータ62の出口部と圧縮機1との間に設けた第2温度センサ72によって検知された温度の差を過熱度と定義している。また、第1温度センサ71によって検知された温度を複数のレーザ光源部を設置した蒸発器4の蒸発温度と定義している。該蒸発温度は被冷却装置41の発熱部41aの冷却温度でもある。図1、図2に示された本実施の形態1では、圧縮機1の回転数、膨張弁3の開度を制御パラメータとしている。制御パラメータを入出力する機器として制御装置8と、その制御装置8から圧縮機1、膨張弁3、前段ヒータ61、及び後段ヒータ62の各機器とを接続している配線81を備えている。
次に、動作について説明する。冷媒配管5を流れる冷媒は、圧縮機1の吸入口から入ると、圧縮され、高温、且つ、高圧の冷媒となり、圧縮機1の吐出口から吐出される。圧縮機1から吐出された冷媒は、冷媒配管5を流れ、凝縮器2の中を流れる。凝縮器2で、冷媒は、凝縮器2とファン2aにより熱交換されて凝縮され、低温、且つ高圧の液体の冷媒となる。凝縮器2を出た冷媒は、冷媒配管5を通り、開度可変な膨張弁3に進む。膨張弁3では、膨張弁3の開度を絞り、流路径を変化させることで低温、且つ、低圧の冷媒になる。冷媒は、膨張弁3を出た後、図中に示す矢印の方向に進み、前段ヒータ61と複数のレーザ光源部を有する蒸発器4と後段ヒータ62を通り、前段ヒータ61と複数のレーザ光源部と後段ヒータ62の熱を奪い、高温、且つ、低圧の気体の冷媒となり、圧縮機1へ進む。
図2において、温度制御フロー10におけるステップ(以下、ステップの番号を示すときには、単に「S」と略記する)S11では、制御装置8に予め設定された膨張弁3の開度、圧縮機1の回転数、前段ヒータ61の発熱量、後段ヒータ62の発熱量の各値が各機器に対応して入力された後、制御装置8に予め設定入力された待ち時間の間、前記各機器への各値の入力を行わない。S11で設定された待ち時間が経過するとS12に進む。S12では、S11で制御装置8に設定入力された前段ヒータ61の発熱量と後段ヒータ62の発熱量の値が各機器に入力され、S13へ進む。S13では、過熱度と蒸発温度の制御が開始され、S14とS17へ進む。S14では、制御装置8に予め設定入力された制御周期の時間が経つ毎に、S15に進む。S15では、第2温度センサ72の温度から第1温度センサ71の温度を引いた温度である過熱度の現在値が目標過熱度範囲外にあるか否かを制御装置8で判定する。
前記過熱度が目標過熱度範囲外のとき、S16に進む。また、前記過熱度が目標過熱度範囲内のとき、S16をとばして、S14に進む。S16では、過熱度が目標値の上限よりも高い側に偏倚している時は膨張弁3の開度を開き、目標値の下限よりも低い時は膨張弁3の開度を絞るように調整する。膨張弁3の開度の調整方法は、例えば、目標過熱度と検知された過熱度との差をとり、差の大きさに応じて予め設定されたリストから求められる膨張弁3の開度の変更値を設定し、制御装置8から膨張弁3に変更値を入力し、S14に進む。制御装置8で終了ボタン(図示省略)が押されるまで、S14、S15、S16の3ステップを繰り返す。なお、終了ボタンが操作されると、システム停止フロー20が動作してS21で冷凍サイクルの運転が停止される。次に、S17では、制御装置8に予め設定入力された制御周期の時間毎に、S18に進む。
S18では、前述の蒸発温度が目標蒸発温度範囲外にあるか否かを制御装置8で判定する。蒸発温度が目標蒸発温度範囲外のとき、S19に進む。また、前記蒸発温度が目標蒸発温度範囲内のとき、S19をとばし、S17へ進む。S19では、蒸発温度が目標値の上限よりも高い時は圧縮機1の回転数を上げ、目標値の下限よりも低い時は回転数を下げるように調整する。圧縮機1の回転数の調整方法は、例えば、目標蒸発温度と検知された蒸発温度との差をとり、差の大きさに応じて予め設定されたリストから求められる圧縮機1の回転数の変更値を設定し、制御装置8から圧縮機1に変更値を入力し、S17に進む。制御装置8で終了ボタンが押されるまで、S17、S18、S19の3ステップの動作を繰り返す。
冷凍サイクルにおいて、圧縮機1に吸入させる冷媒は気体である必要がある一方で、被冷却装置である複数のレーザ光源部は全ての発熱部41aをムラなく所定の温度範囲に確実に冷却できるようにする必要がある。このために本実施の形態1においては、上記説明したように蒸発器4の部分ではその全域で冷媒を乾かさず、後段ヒータ62に一定の発熱量を与えて、冷媒が乾く場所を、被冷却装置を有する蒸発器4を通過した蒸発器4よりも常に後ろ側となるようにするため、蒸発器4の出口部に設けた第1温度センサ71の温度、つまり、複数のレーザ光源部の全域の発熱部41aの温度が目標温度範囲を超えることがないようにしたものである。
詳細には、前段ヒータ61の発熱量、後段ヒータ62の発熱量、圧縮機1の回転数、及び膨張弁3の開度を予め決められた所定の値に設定し、冷凍サイクルを起動した後、一定時間待ち、過熱度(第2温度センサ72の値と第1温度センサ71の値の差)と第1温度センサ71によって検知される蒸発温度を用いて図2に例示されるようなフィードバック制御を行うことで、複数のレーザ光源部を有する蒸発器4の温度を目標温度範囲内に制御することができる。また、第1温度センサ71のみで複数のレーザ光源部を有する蒸発器4の全域の温度を管理できる。なお、前段ヒータ61は蒸発器4に送給する冷媒の制御を圧縮機1の回転数、及び膨張弁3の開度の調整と合わせて行うことにより、蒸発器4での温度制御を適切に行うことができる他、例えば、被冷却装置41の運転が停止されているときに冷凍サイクルの運転を先に行うようにした場合などにおいても、冷媒を蒸発させる熱源として有効に作用させることができるものであるが、そのような要求がない場合や、蒸発器4での温度制御が圧縮機1の回転数及び膨張弁3の開度の調整のみで行うことができる場合には設置を省略することもできる。
上記のように実施の形態1によれば、複数のレーザ光源部を有する被冷却装置41を熱源として結合した蒸発器4では、その全域で冷媒が湿った気液混合状態が保持され、冷媒の乾く場所は、蒸発器4よりも常に後ろで、圧縮機1の入口部では冷媒が乾いた過熱状態を保持するように制御できる。そのため、蒸発器4に対して熱的に結合された被冷却装置41である複数のレーザ光源部全域の温度を設定された目標値に対して例えば±3℃程度の温度範囲内に管理することも容易に可能となる。また、被冷却装置41として複数のレーザ光源部を有するプロジェクタを用いるようにしたので、レーザ光源部の発熱部の冷却を安定して行うことができるので、プロジェクタの信頼性を高め、長寿命化を図ることができるなどの効果が得られる。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の制御フローを概略的に示すチャート図である。なお、この実施の形態2は図1に示す実施の形態1と同様のハード構成を用い、図2に示す制御フローの一部を変更したものである。図3に示す温度制御フロー10Aにおいて、図2と異なる点は、ステップにおける、S16がS16Aに変更され、S19がS19Aに変更されている。その他の点は実施の形態1と同様であるので、以下、その異なる点を中心に動作について説明する。
S16Aでは、S15において過熱度が目標過熱度の範囲外であった場合に実施の形態1と同様に膨張弁3の開度を予め設定されたリストに示される値によって調整する。但し、変更する膨張弁3の開度がリストの限界値を超える方向になる場合は、別途予め調べられ設定された、その膨張弁3の開度における圧縮機1の回転数と過熱度の関係を記録したリストから圧縮機1の回転数を調整する。
一方、S18で蒸発温度が目標値の範囲外であった場合、S19Aに進む。S19Aでは、基本的には圧縮機1の回転数を実施の形態1と同様に予めメモリ等に記憶されたリストに示される値によって調整する。そのとき、圧縮機1の回転数の変更値がリストの限界値を超える方向になる場合は、別途予め調べられ設定された、膨張弁3の開度、前段ヒータ61の発熱量、及び後段ヒータ62の発熱量の内の1つまたは任意の複数を同時に調整する。例えば、目標蒸発温度と第1温度センサ71で検知された蒸発温度との差をとり、差の大きさに応じて膨張弁3の開度、前段ヒータ61の発熱量、及び後段ヒータ62の発熱量の少なくとも1つを変化させる。なお、S16Aと重複する制御項目である膨張弁3の開度と圧縮機1の回転数の調整については、制御のタイミングが一致しないようにシーケンスをずらす必要がある。システム停止フロー20の冷凍サイクルの終了が選択されるまで、S17、S18、S19Aを繰り返す。
実施の形態1では、蒸発温度の制御は圧縮機1の回転数のみで行っているため、回転数が上限、もしくは、下限になると、制御することができなくなり、被冷却装置41を構成するレーザ光源部の温度が管理温度範囲を超えるという可能性がある。これに対して実施の形態2では、圧縮機1の回転数、膨張弁3の開度、前段及び後段ヒータ61、62の発熱量と、多数のパラメータで蒸発温度を制御するようにしたので、圧縮機1の回転数が上限、もしくは、下限値を超えたとしても他の制御パラメータで制御することができ、管理温度範囲を超えるという恐れを無くすことができる効果が得られる。しかも、複数のレーザ光源部全域の温度が目標温度範囲を超えることがない。
実施の形態3.
図4は本発明の実施の形態3による冷凍サイクル装置の要部構成を概略的に示す図である。冷凍サイクル装置100Aは、後段ヒータ62と第2温度センサ72との間の冷媒配管5cに、熱交換器からなる冷媒冷却部91と冷媒冷却部92が介装されている。冷媒冷却部91は冷媒冷却部92に対して冷媒の通流方向の下流側に設置され、圧縮機1の吐出側の冷媒配管5aを迂回させるように冷媒冷却部91に接続して、圧縮された高温高圧の冷媒が冷媒配管5cによって冷却された後、凝縮器2に送られるように構成されている。冷媒冷却部92には、凝縮器2と膨張弁3を接続する冷媒配管5bを迂回させるように該冷媒配管が接続され、凝縮器2により凝縮された高圧液状の冷媒が冷媒配管5cによって更に冷却された後、膨張弁3に送られるように構成されている。その他の構成は実施の形態1同様であるので説明を省略する。
次に、動作について実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。冷媒配管5cを流れる冷媒の温度は後段ヒータ62によって加熱された場合でも、冷媒配管5aや冷媒配管5bを流れる冷媒の温度よりも低温である。圧縮機1の吐出口から吐出された高温の冷媒は冷媒配管5aを流れ、冷媒冷却部91を流れる。冷媒冷却部91では、後段ヒータ62の出口を流れる冷媒の冷媒配管5cと冷媒配管5aが接触することにより、熱交換が行われる。また、凝縮器2の出口から出た冷媒は冷媒配管5bを流れ、冷媒冷却部92を流れる。冷媒冷却部92では、後段ヒータ62の出口を流れる冷媒の冷媒配管5cと冷媒配管5bが接触することにより、熱交換が行われる。
実施の形態1では、複数のレーザ光源部を冷却する蒸発器4の出口から出た湿った冷媒を加熱する熱源が後段ヒータ62のみであった。これに対して実施の形態3では、冷媒配管5a、5b自体を熱源とするため、後段ヒータ62の発熱量の値を前記実施の形態1に比べて小さく設定し、複数のレーザ光源部を冷却する蒸発器4の温度を目標値内に管理できる。また、冷凍負荷が下がるため冷凍能力は上がり、消費電力を削減することができるという効果も期待できる。なお、冷媒配管5cに対する後段ヒータ62、冷媒冷却部91及び冷媒冷却部92の設置順序は図4に例示したものに限定されるものではない。例えば、冷媒冷却部91を後段ヒータ62の上流側に設置しても良い。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。また、被冷却装置として複数のレーザ光源部を用いた例について説明したが、それに限定されるものではなく、発熱部を冷却する必要のある他の機器類にも適用できることは言うまでもない。
1 圧縮機、2 凝縮器、2a ファン、3 膨張弁、4 蒸発器、
41 被冷却装置、41a 発熱部、5、5a、5b、5c 冷媒配管(循環路)、
61 前段ヒータ、62 後段ヒータ、71 第1温度センサ、72 第2温度センサ、8 制御装置、81 配線、91 冷媒冷却部、92 冷媒冷却部、
10 温度制御フロー、20 システム停止フロー、
100、100A 冷凍サイクル装置。

Claims (7)

  1. 圧縮機によって圧縮された冷媒が、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を経て前記圧縮機に戻るように接続された循環路を備え、前記蒸発器に被冷却装置の発熱部を熱的に結合させるようにした冷凍サイクル装置であって、前記循環路における前記蒸発器の下流側に設けられた冷媒加熱用の後段ヒータと、前記蒸発器と前記後段ヒータとの間の前記循環路の冷媒温度を検知する第1温度センサと、前記後段ヒータの出口側の前記循環路の冷媒温度を検知する第2温度センサと、前記後段ヒータに所定の発熱量を与えた状態において前記第1温度センサ及び第2温度センサの検知結果に基づいて前記圧縮機の回転数及び前記膨張弁の開度を制御することにより、前記蒸発器の全域における冷媒を湿った状態とし、かつ前記後段ヒータの出口側の冷媒を乾いた状態に保持する制御装置と、を備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記第1温度センサによって求められた温度を前記蒸発器における冷媒の蒸発温度とし、前記第2温度センサの値から前記第1温度センサの値を引いた差分値から求められた温度を過熱度とし、前記制御装置は、前記蒸発温度と前記過熱度についてそれぞれ予め設定された目標値に対する現在値の偏倚に応じて前記制御を行うことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記制御装置は、前記蒸発温度に基づいて前記圧縮機の回転数を制御し、前記過熱度に応じて前記膨張弁の開度を制御することを特徴とする請求項2記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記制御装置は、前記蒸発温度に基づいて、さらに前記後段ヒータの発熱量を制御することを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記循環路における前記蒸発器の上流側に設けられた冷媒加熱用の前段ヒータを備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記蒸発器の出口と前記第2温度センサとの間における冷媒配管に対して、前記圧縮機の吐出側の冷媒配管と前記凝縮器の出口側の冷媒配管の少なくとも一方を熱的に結合したことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記被冷却装置として、レーザ光源を有するプロジェクタを用いて成ることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の冷凍サイクル装置。
JP2015009895A 2015-01-22 2015-01-22 冷凍サイクル装置 Pending JP2016133290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015009895A JP2016133290A (ja) 2015-01-22 2015-01-22 冷凍サイクル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015009895A JP2016133290A (ja) 2015-01-22 2015-01-22 冷凍サイクル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016133290A true JP2016133290A (ja) 2016-07-25

Family

ID=56437642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015009895A Pending JP2016133290A (ja) 2015-01-22 2015-01-22 冷凍サイクル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016133290A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106091458A (zh) * 2016-08-10 2016-11-09 合肥海瑞弗机房设备有限公司 一体式高温变频热泵加热空调系统
JP2018151117A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 トヨタ自動車株式会社 電池冷却システム
CN111559221A (zh) * 2020-05-06 2020-08-21 上海谷柏特汽车科技有限公司 一种用于汽车部件的可控温循环装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106091458A (zh) * 2016-08-10 2016-11-09 合肥海瑞弗机房设备有限公司 一体式高温变频热泵加热空调系统
JP2018151117A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 トヨタ自動車株式会社 電池冷却システム
CN111559221A (zh) * 2020-05-06 2020-08-21 上海谷柏特汽车科技有限公司 一种用于汽车部件的可控温循环装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10753645B2 (en) Refrigeration cycle apparatus
JP5341622B2 (ja) 空気調和機
JP5728966B2 (ja) 空気調和システム及びその始動制御方法
KR20110097203A (ko) 히트 펌프 시스템 및 그 제어방법
EP3643990B1 (en) Hybrid heating system
JP2012159255A (ja) ヒートポンプ式熱源機および加温システム
CN104937352A (zh) 二元制冷循环装置
JP2018122268A (ja) ドライルーム用除湿システム
JP2016133290A (ja) 冷凍サイクル装置
JP6141089B2 (ja) 冷温水供給システム及び空気調和装置
JP2013185808A (ja) ヒートポンプ
EP3643994B1 (en) Heat pump boiler
JP2006194526A (ja) 空気調和装置
JP2016008740A (ja) 空気調和機
JP5701084B2 (ja) 加温システム
JP2019138486A (ja) 冷媒回路システム及びデフロスト運転の制御方法
JP2009222345A (ja) 温調装置
JP2011174686A (ja) 輸送用冷凍機
JP7392567B2 (ja) 空気調和機
JP5102195B2 (ja) 温度調整装置
KR101357469B1 (ko) 히트펌프 연동 급탕장치
JP2011075185A (ja) 恒温庫
JP2007309566A (ja) 冷暖房システム
WO2020016928A1 (ja) 熱交換ユニット、空気調和装置および空気調和システム
KR100337792B1 (ko) 공기조화기의 냉매량 조절장치