JP2016133201A - 車両用シフト操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者による誤操作の有無を適切に判定する車両用シフト操作装置を提供する。【解決手段】シフトレバー32が位置させられた操作位置を検出する操作位置検出部60と、シフトレバー32が原点位置に位置させられているか否かを検出する原点位置検出部62と、原点位置検出部62によりシフトレバー32が原点位置から離れたことが検出された時点から、原点位置検出部62によりシフトレバー32が再び原点位置に復帰させられたことが検出される時点までの間に、操作位置検出部60により検出された複数の操作位置を記憶する操作位置記憶部64とを、備えたものであることから、例えば運転者が無意識にシフトレバー32を意図とは異なる操作位置に移動させていた場合、記憶された操作位置を検証することで、ディーラ等の側で運転者の誤操作を適切に判定できる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シフト操作装置に関し、特に、運転者による誤操作の有無を適切に判定するための改良に関する。
シフトレバーに力が加えられることで前記シフトレバーが原点位置から複数の操作位置の何れかへ移動させられ、前記シフトレバーに加えられていた力が解除されることで前記シフトレバーが前記原点位置へ復帰させられるモーメンタリ型の車両用シフト操作装置が知られている。そのようなシフト操作装置において、運転者による操作を適切に判定するための技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載されたシフトレンジ切替制御装置がその一例である。この技術によれば、シフトセンサの出力電圧に基づいて、前記シフトレバーが任意の操作位置に到達する前に前記原点位置へ復帰させられたことを検出し、運転者に対してその旨の警告を行うことができる。
特開2009−216215号公報
前記モーメンタリ型の車両用シフト操作装置では、運転者が前記シフトレバーを任意の操作位置へ移動させる操作を行った後、そのシフトレバーが前記原点位置へ復帰させられる前に、運転者が意図せず前記シフトレバーを前記任意の操作位置とは異なる操作位置に移動させることが考えられる。その結果、運転者が意図する前記任意の操作位置とは異なる操作位置に前記シフトレバーが移動させられたことを車両側で認識する不具合が生じるおそれがある。この場合、運転者がディーラ等に故障の連絡をする可能性があるが、運転者が意図せず前記シフトレバーを前記任意の操作位置とは異なる操作位置に移動させていた場合、連絡を受けたディーラの側では、運転者の誤操作により前記不具合が生じたことを適切に判定更には運転者に指摘することは困難である。このような課題は、車両用シフト操作装置の性能向上を意図して本発明者等が鋭意研究を継続する過程において新たに見いだしたものであり、前記従来のシフトレンジ切替制御装置では、斯かる課題を解決することはできない。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、運転者による誤操作の有無を適切に判定する車両用シフト操作装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、シフトレバーに力が加えられることで前記シフトレバーが原点位置から複数の操作位置の何れかへ移動させられ、前記シフトレバーに加えられていた力が解除されることで前記シフトレバーが前記原点位置へ復帰させられる車両用シフト操作装置であって、前記シフトレバーが位置させられた前記操作位置を検出する操作位置検出部と、前記シフトレバーが前記原点位置に位置させられているか否かを検出する原点位置検出部と、前記原点位置検出部により前記シフトレバーが前記原点位置から離れたことが検出された時点から、前記原点位置検出部により前記シフトレバーが再び前記原点位置に復帰させられたことが検出される時点までの間に、前記操作位置検出部により検出された複数の前記操作位置を記憶する操作位置記憶部とを、備えたことを特徴とするものである。
このようにすれば、前記シフトレバーが位置させられた前記操作位置を検出する操作位置検出部と、前記シフトレバーが前記原点位置に位置させられているか否かを検出する原点位置検出部と、前記原点位置検出部により前記シフトレバーが前記原点位置から離れたことが検出された時点から、前記原点位置検出部により前記シフトレバーが再び前記原点位置に復帰させられたことが検出される時点までの間に、前記操作位置検出部により検出された複数の前記操作位置を記憶する操作位置記憶部とを、備えたものであることから、例えば運転者が無意識に前記シフトレバーを意図とは異なる操作位置に移動させていた場合、記憶された操作位置を検証することで、ディーラ等の側で運転者の誤操作を適切に判定できる。すなわち、運転者による誤操作の有無を適切に判定する車両用シフト操作装置を提供することができる。
本発明の車両用シフト操作装置が好適に適用される動力伝達装置の概略構成及び制御系統を説明する図である。 本発明の一実施例である車両用シフト操作装置におけるシフトレバーの操作位置を例示する図である。 本発明の一実施例である車両用シフト操作装置に備えられた電子制御装置による本実施例の制御の一例を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明に用いる図面において、各部の寸法比等は必ずしも正確には描かれていない。
図1は、本発明が好適に適用される動力伝達装置10を構成するエンジン12から駆動輪14までの動力伝達経路の概略構成を説明すると共に、その動力伝達装置10に設けられた制御系統の要部を説明するブロック線図である。前記動力伝達装置10は、例えばFF型車両に好適に適用される駆動機構であり、図1に示すように、切替機構16及び自動変速機18等を備え、電気制御により前記切替機構16を介して前記自動変速機18のシフトポジション(レンジも同意)を切り替えるシフトバイワイヤ(SBW)方式を採用している。前記自動変速機18は、例えば、走行用の駆動力源としての内燃機関であるエンジン12から出力された動力を、カウンタギヤ対20の一方を構成する前記自動変速機18の出力回転部材としての出力歯車22から、カウンタギヤ対20、ファイナルギヤ対24、ディファレンシャルギヤ26、及び一対のドライブシャフト28等を順次介して一対の駆動輪14へ伝達する。前記自動変速機18、カウンタギヤ対20、ファイナルギヤ対24、及びディファレンシャルギヤ26等により動力伝達装置としてのトランスアクスルが構成される。
前記動力伝達装置10には、前記切替機構16の作動状態や前記自動変速機18のシフトポジションの切り替え等を制御する電子制御装置50が備えられている。前記電子制御装置50は、例えば、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより前記動力伝達装置10の作動に係る各種制御を実行する。前記電子制御装置50は、例えば、前記エンジン12の出力制御、前記自動変速機18の変速制御、シフトバイワイヤ方式を用いた前記自動変速機18のシフトポジションの切替制御、前記切替機構16の作動状態の切替制御等の車両制御を実行するようになっており、必要に応じてエンジン12の出力制御用や前記自動変速機18の変速制御用等に分けて構成される。
前記電子制御装置50には、前記動力伝達装置10に設けられた各種センサにより検出された各種信号が供給されるようになっている。例えば、Pスイッチ34からその操作に応じた操作位置(Pスイッチオンポジション)Pswに対応する操作信号としてのPスイッチ信号Spsw、シフト位置センサ52から後述するシフトレバー32の操作位置に対応するレバーポジション信号Splev、車速センサ54から前記自動変速機18の出力回転速度に対応する車速Vを表す車速信号、ブレーキスイッチ56から常用ブレーキであるフットブレーキペダル38が操作されたブレーキオン状態を表すブレーキ操作信号Sbra等が供給される。前記電子制御装置50からは、前記動力伝達装置10に設けられた各装置の作動を制御する各種信号が出力されるようになっている。例えば、前記エンジン12の出力制御のためのエンジン出力制御指令信号Seng、前記切替機構16の切替制御のための切替制御指令信号Splock、前記自動変速機18の変速制御のための変速制御指令信号Sshift、前記自動変速機18のシフトポジションを切り替えるためのシフトポジション切替制御指令信号Spos、インジケータ40を作動させて前記自動変速機18のシフトポジション(Pポジションを含む)を表示するためのシフトポジション表示信号Sindi等が供給される。
前記動力伝達装置10は、本発明の一実施例である車両用シフト操作装置30(以下、単にシフト操作装置30という)を備えている。このシフト操作装置30は、例えば、運転席の近傍に設けられたものである。前記シフト操作装置30は、前記自動変速機18における複数のシフトポジションに対応した複数の操作位置(レバーポジションPlev及びPスイッチオンポジションPsw)に対応して運転者により選択的に操作される操作子としてのシフトレバー32及びPスイッチ34を備えている。これらシフトレバー32及びPスイッチ34は何れも、外力が付与されていない状態では元位置(原点位置)に戻されるモーメンタリ式の操作子である。すなわち、前記シフトレバー32及びPスイッチ34は何れも、運転者によって操作されていないときは原点位置に戻される操作子(換言すれば操作力を解除すると原点位置へ自動的に復帰する自動復帰式の操作子)である。前記シフトレバー32は、前記自動変速機18のシフトポジションをパーキングポジション(Pポジション)以外の所望のシフトポジション(R、N、D、Bポジション)とするために運転者により複数のレバーポジションPlevへ択一的に操作される。前記Pスイッチ34は、前記シフトレバー32の近傍に別スイッチとして備えられた操作子であり、前記自動変速機18のシフトポジションをPポジションとしてパーキングロックするために運転者により操作される。
図2は、前記シフト操作装置30における前記シフトレバー32の複数の操作位置(ゲートパターン)を例示する図である。前記シフト操作装置30には、例えば図2に示すように、前記シフトレバー32の操作位置として、車両の前後方向又は上下方向(以下、縦方向という)に配列された3つのレバーポジションPlevであるR操作ポジション(R操作位置)、N操作ポジション(N操作位置)、D操作ポジション(D操作位置)が定められている。以下、これらの操作ポジションをセレクト側操作位置という。前記セレクト側操作位置に平行に配列されたM操作ポジション(M操作位置)及びB操作ポジション(B操作位置)が定められている。以下、これらの操作ポジションをホーム側操作位置という。図2においては、前記M操作ポジションが破線で示す操作位置36m、前記R操作ポジションが破線で示す操作位置36r、前記N操作ポジションが破線で示す操作位置36n、前記D操作ポジションが破線で示す操作位置36d、前記B操作ポジションが破線で示す操作位置36bに、それぞれ対応する。
図2に示すように、前記シフト操作装置30は、好適には、アルファベットのh型(左右反転した逆h型)のゲートパターンを備えている。前記シフトレバー32は、前記R操作ポジション、前記N操作ポジション、前記D操作ポジションの相互間で縦方向に操作可能とされている。前記M操作ポジションと前記B操作ポジションとの相互間で縦方向に操作可能とされている。前記M操作ポジションと前記N操作ポジションとの相互間で前記縦方向に直交する車両の横方向(以下、横方向という)に操作可能とされている。前記M操作ポジションは、前記シフトレバー32の原点位置(初期位置、ホームポジション)であり、前記M操作ポジション以外のレバーポジションPlev(R、N、D、B操作ポジション)へシフト操作されていたとしても、運転者が前記シフトレバー32を解放すれば(すなわちシフトレバー32に作用する外力が無くなれば)、バネ等の機械的機構により前記シフトレバー32が前記M操作ポジションへ復帰させられるようになっている。図2に示すゲートパターンでは、前記シフトレバー32が原点位置である前記M操作ポジションから離れた後、再びそのM操作ポジションに復帰させられるまでの間に、複数の前記操作位置を経由可能とされている。
本実施例においては、図2に示すように、前記シフトレバー32が5つの操作位置すなわち前記M操作ポジション、前記B操作ポジション、前記R操作ポジション、前記N操作ポジション、及び前記D操作ポジションの何れかに操作されるh型のゲートパターンを備えたシフト操作装置30について説明するが、本発明は、他の態様のシフト操作装置にも好適に適用される。例えば、前記B操作ポジションを備えず、前記シフトレバー32が4つの操作位置すなわち前記M操作ポジション、前記R操作ポジション、前記N操作ポジション、及び前記D操作ポジションの何れかに操作されるシフト操作装置にも、本発明は好適に適用される。
前記Pスイッチ34は、例えばモーメンタリ式の押しボタンスイッチであって、運転者によりPスイッチオンポジションPswであるP操作ポジション(P操作位置)まで押込み操作される毎にPスイッチ信号Spswを前記電子制御装置50へ出力する。前記Pスイッチ34が押込み操作されていない状態は、前記Pスイッチ34の原点位置(ホームポジション)であり、PスイッチオンポジションPswまで押込み操作されていたとしても、運転者が前記Pスイッチ34を解放すれば、バネ等の機械的機構により前記Pスイッチ34が原点位置へ復帰させられるようになっている。
前記シフト操作装置30において、前記シフトレバー32或いはPスイッチ34が各操作位置へ操作された際には、前記電子制御装置50により、その操作位置に対応した操作信号に基づいて前記自動変速機18のシフトポジションが切り替えられると共に、図1に示すように、現在の操作位置すなわち前記自動変速機18のシフトポジションの状態が前記インジケータ40に表示される。本実施例のシフト操作装置30では、前記シフトレバー32及びPスイッチ34に作用する外力が無くなればそれらシフトレバー32及びPスイッチ34が原点位置へ戻されるので、前記シフトレバー32及びPスイッチ34を視認しただけでは選択中のシフトポジションを認識することは出来ない。そのため、運転者の見易い位置に前記インジケータ40が設けられており、選択中のシフトポジションがPポジションである場合も含めて前記インジケータ40に表示されるようになっている。
以下、前記自動変速機18における各シフトポジション(P、R、N、Dポジション)について説明する。前記Pスイッチ34がPスイッチオンポジションPswまで押込み操作されることにより選択されるPポジションは、前記自動変速機18内の動力伝達経路が遮断され、且つ、前記切替機構16により前記駆動輪14の回転を機械的に阻止するパーキングロック(Pロック)が実行される駐車ポジションである。前記シフトレバー32が前記R操作ポジションへシフト操作されることにより選択されるRポジション(Rレンジ)は、車両を後進させる駆動力が前記駆動輪14に伝達される後進走行ポジション(すなわち車両を後進走行させるための後進走行ポジション)である。前記シフトレバー32が前記N操作ポジションへシフト操作されることにより選択されるニュートラルポジション(Nポジション)は、前記自動変速機18内の動力伝達経路が遮断されるニュートラル状態とするための中立ポジションである。前記シフトレバー32が前記D操作ポジションへシフト操作されることにより選択されるDポジション(Dレンジ)は、車両を前進させる駆動力が前記駆動輪14に伝達される前進走行ポジション(すなわち車両を前進走行させるための前進走行ポジション)である。前記シフトレバー32が前記B操作ポジションへシフト操作されることにより選択されるBポジションは、前進走行中にエンジンブレーキ効果を発揮させ前記駆動輪14の回転を減速させる減速前進走行ポジション(エンジンブレーキポジション)である。
前述したように、モーメンタリ型の前記シフト操作装置30においては、運転者が前記シフトレバー32を何れかのレバーポジションPlevへ操作した後、そのシフトレバー32から手を放すことでシフトレンジ切替が可能である。しかし、運転者によっては、前記シフトレバー32を何れかのレバーポジションPlevへ操作した後、前記シフトレバー32を保持(把持)したまま手動でそのシフトレバー32を前記M操作ポジションへ戻す場合が考えられる。この場合、前記シフトレバー32を前記M操作ポジションへ戻す過程(途中)において、運転者が無意識のうちに、意図した操作位置とは異なる操作位置に前記シフトレバー32を移動させる可能性が考えられる。例えば、運転者が前記D操作ポジションへ前記シフトレバー32を移動させることを意図していた場合において、運転者が前記D操作ポジションへ前記シフトレバー32を操作した後、そのシフトレバー32を前記M操作ポジションに戻す途中で、無意識のうちに前記シフトレバー32を前記N操作ポジションに操作し、その状態で規定時間以上保持することが考えられる。この際、運転者の意図はDポジションが選択されることであるが、車両において実際に選択されるのはNポジションとなるおそれがある。この場合、運転者の意図とは異なるシフトポジションが選択されるため、制御システムが異なる判定を行ったと運転者が誤解する可能性が考えられる。この際、運転者がディーラ等に故障の連絡をする可能性があるが、運転者が意図せず前記シフトレバー32を前記任意の操作位置とは異なる操作位置に移動させていた場合、連絡を受けたディーラ(検査員)等の側では、運転者の誤操作により前記不具合が生じたことを適切に判定更には運転者に指摘することは困難である。前記の操作は、運転者は無意識に操作しているため、操作そのものを回避することは困難である。当初のシフトレンジ切替操作後、運転者が即座に異なるシフトレンジに変更することを意図するケースを考慮すると、運転者が意図的に前記シフトレバー32を前記M操作ポジションに復帰させることなく、当初のシフトレンジに対応する操作位置とは異なる操作位置に前記シフトレバー32を操作する場合も考えられる。このため、前記シフトレバー32を前記M操作ポジションに復帰させずに、次の切り替えに係る操作位置へ前記シフトレバー32を移動させる操作を無効化することは困難である。
前記のような不具合を解消するため、本実施例のシフト操作装置30における前記電子制御装置50は、図1に示すように、操作位置検出部60、原点位置検出部62、及び操作位置記憶部64等を機能的に備えている。これら操作位置検出部60、原点位置検出部62、及び操作位置記憶部64は、好適には、何れも前記電子制御装置50に機能的に備えられたものであるが、それらのうち一部或いは全部が、前記電子制御装置50とは別体の制御部として備えられ、相互に情報の送受信を行うことで以下に詳述する制御を実現するものであってもよい。すなわち、前記電子制御装置50は、前記シフト操作装置30に備えられたものでもある。
前記操作位置検出部60は、前記シフトレバー32が位置させられた操作位置を検出する。具体的には、前記シフト位置センサ52により検出されるレバーポジション信号Splevに基づいて、前記シフトレバー32が原点位置以外の前記4つの操作位置すなわち前記B操作ポジション、前記R操作ポジション、前記N操作ポジション、前記D操作ポジションに位置させられた(各操作位置に操作された)ことを検出する。
前記原点位置検出部62は、前記シフトレバー32が原点位置である前記M操作ポジションに位置させられているか否かを検出する。具体的には、前記シフト位置センサ52により検出されるレバーポジション信号Splevに基づいて、前記シフトレバー32が原点位置である前記M操作ポジションに位置させられているか否かを検出する。例えば、運転者による前記シフトレバー32の操作において、そのシフトレバー32が前記M操作ポジションから離れたことを検出する。斯かる検出の後、前記シフトレバー32が再び前記M操作ポジションに復帰させられたことを検出する。
前記操作位置記憶部64は、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れことが検出された時点から、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が再び前記M操作ポジションに復帰させられたことが検出される時点までの間に、前記操作位置検出部60により検出された複数の前記操作位置を記憶する。好適には、前記操作位置検出部60により検出された複数の前記操作位置を、検出された順に記憶する。換言すれば、前記シフト操作装置30において、運転者が前記シフトレバー32を任意の操作位置へ操作する際、前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れてから再びそのM操作ポジションへ復帰させられるまでの間に、前記シフトレバー32が複数の前記操作位置を経由する操作を行った場合に、その操作を判定して操作履歴を記憶する。好適には、前記シフトレバー32が経由した複数の前記操作位置を経由した順に記憶する。
前記操作位置検出部60は、好適には、前記シフトレバー32が規定時間以上継続して位置させられた操作位置を検出する。前記操作位置記憶部64は、好適には、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れことが検出された時点から、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が再び前記M操作ポジションに復帰させられたことが検出される時点までの間に、規定時間以上継続して位置させられたことが前記操作位置検出部60により検出された操作位置を記憶する。或いは、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れことが検出された時点から、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が再び前記M操作ポジションに復帰させられたことが検出される時点までの間に、前記操作位置検出部60により先ず検出された前記操作位置(最初に検出された操作位置)と、それ以降に規定時間以上継続して位置させられたことが前記操作位置検出部60により検出された単数又は複数の前記操作位置とを、記憶する。
以下、前記操作位置記憶部64による前記操作履歴の記憶の具体例を、前記シフトレバー32に係る複数の操作の態様それぞれについて具体的に説明する。第1の態様として、前記R操作ポジションを経由した前記D操作ポジションへの切替操作について説明する。この態様においては、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れことが検出された後、先ず、前記シフトレバー32が前記R操作ポジションに操作されたことが前記操作位置検出部60により検出される。次に、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が再び前記M操作ポジションに復帰させられたことが検出される前に、前記シフトレバー32が前記D操作ポジションに規定時間以上継続して位置させられたか否かが前記操作位置検出部60により判定される。この判定が肯定され、前記Dポジションへのシフト切替判定が成立した場合、前記R操作ポジションを経由した前記D操作ポジションへの切替操作と判定され、前記R操作ポジションを経由した前記D操作ポジションへの前記シフトレバー32の操作履歴が、前記操作位置記憶部64により、前記電子制御装置50に備えられたRAM等の記憶装置に記憶される。
第2の態様として、前記D操作ポジションを経由した前記R操作ポジションへの切替操作について説明する。この態様においては、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れことが検出された後、先ず、前記シフトレバー32が前記D操作ポジションに操作されたことが前記操作位置検出部60により検出される。次に、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が再び前記M操作ポジションに復帰させられたことが検出される前に、前記シフトレバー32が前記R操作ポジションに規定時間以上継続して位置させられたか否かが前記操作位置検出部60により判定される。この判定が肯定され、前記Rポジションへのシフト切替判定が成立した場合、前記D操作ポジションを経由した前記R操作ポジションへの切替操作と判定され、前記D操作ポジションを経由した前記R操作ポジションへの前記シフトレバー32の操作履歴が、前記操作位置記憶部64により、前記電子制御装置50に備えられたRAM等の記憶装置に記憶される。
第3の態様として、前記R操作ポジションを経由した前記N操作ポジションへの切替操作について説明する。この態様においては、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れことが検出された後、先ず、前記シフトレバー32が前記R操作ポジションに操作されたことが前記操作位置検出部60により検出される。次に、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が再び前記M操作ポジションに復帰させられたことが検出される前に、前記シフトレバー32が前記N操作ポジションに規定時間以上継続して位置させられたか否かが前記操作位置検出部60により判定される。この判定が肯定され、前記Nポジションへのシフト切替判定が成立した場合、前記R操作ポジションを経由した前記N操作ポジションへの切替操作と判定され、前記R操作ポジションを経由した前記N操作ポジションへの前記シフトレバー32の操作履歴が、前記操作位置記憶部64により、前記電子制御装置50に備えられたRAM等の記憶装置に記憶される。
第4の態様として、前記D操作ポジションを経由した前記N操作ポジションへの切替操作について説明する。この態様においては、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れことが検出された後、先ず、前記シフトレバー32が前記D操作ポジションに操作されたことが前記操作位置検出部60により検出される。次に、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が再び前記M操作ポジションに復帰させられたことが検出される前に、前記シフトレバー32が前記N操作ポジションに規定時間以上継続して位置させられたか否かが前記操作位置検出部60により判定される。この判定が肯定され、前記Nポジションへのシフト切替判定が成立した場合、前記D操作ポジションを経由した前記N操作ポジションへの切替操作と判定され、前記D操作ポジションを経由した前記N操作ポジションへの前記シフトレバー32の操作履歴が、前記操作位置記憶部64により、前記電子制御装置50に備えられたRAM等の記憶装置に記憶される。
前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れことが検出された時点から、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が再び前記M操作ポジションに復帰させられたことが検出される時点までの間に、前記操作位置検出部60により複数の前記操作位置が検出された場合、前記操作位置記憶部64により前記操作位置検出部60により検出された操作位置を記憶すると共に、運転者に対しその旨の報知を行うものであってもよい。例えば、運転者の行ったシフト切替操作が、前記R操作ポジションを経由した前記D操作ポジションへの切替操作である旨の報知、前記D操作ポジションを経由した前記R操作ポジションへの切替操作である旨の報知、前記R操作ポジションを経由した前記N操作ポジションへの切替操作である旨の報知、或いは前記D操作ポジションを経由した前記N操作ポジションへの切替操作である旨の報知を、予め定められた音声等により出力させる。或いは、前記インジケータ40において、例えばランプの点灯等により斯かる旨の報知を行うものであってもよい。
図3は、前記電子制御装置50による本実施例の制御の一例を説明するフローチャートであり、繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、前記シフトレバー32が前記M操作ポジションから離れ、前記R操作ポジション、前記N操作ポジション、及び前記D操作ポジションの何れかの操作位置へ移動させられたか否かが判断される。このS1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、S1の判断が肯定される場合には、S2において、S1にて判定された操作位置とは異なる操作位置へ、前記シフトレバー32が移動させられたことが検出されたか否かが判断される。好適には、S1にて判定された操作位置とは異なる操作位置に、前記シフトレバー32が規定時間以上継続して位置させられたか否かが判断される。このS2の判断が否定される場合には、S4以下の処理が実行されるが、S2の判断が肯定される場合には、S3において、S1及びS2にて検出された操作位置が記憶される。次に、S4において、前記シフトレバー32が前記M操作ポジションに復帰させられたか否かが判断される。このS4の判断が否定される場合には、S2以下の処理が再び実行されるが、S4の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、S1及びS2が前記操作位置検出部60の動作に、S1及びS4が前記原点位置検出部62の動作に、S3が前記操作位置記憶部64の動作に、それぞれ対応する。
本実施例によれば、前記シフトレバー32が位置させられた前記操作位置を検出する操作位置検出部60(S1及びS2)と、前記シフトレバー32が前記原点位置に位置させられているか否かを検出する原点位置検出部62(S1及びS4)と、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が前記原点位置から離れたことが検出された時点から、前記原点位置検出部62により前記シフトレバー32が再び前記原点位置に復帰させられたことが検出される時点までの間に、前記操作位置検出部60により検出された複数の前記操作位置を記憶する操作位置記憶部64(S3)とを、備えたものであることから、例えば運転者が無意識に前記シフトレバー32を意図とは異なる操作位置に移動させていた場合、記憶された操作位置を検証することで、ディーラ(検査員)等の側で運転者の誤操作を適切に判定できる。すなわち、運転者による誤操作の有無を適切に判定するシフト操作装置30を提供することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
30:車両用シフト操作装置、32:シフトレバー、36m:操作位置(原点位置)、36b、36d、36n、36r:操作位置、60:操作位置検出部、62:原点位置検出部、64:操作位置記憶部

Claims (1)

  1. シフトレバーに力が加えられることで前記シフトレバーが原点位置から複数の操作位置の何れかへ移動させられ、前記シフトレバーに加えられていた力が解除されることで前記シフトレバーが前記原点位置へ復帰させられる車両用シフト操作装置であって、
    前記シフトレバーが位置させられた前記操作位置を検出する操作位置検出部と、
    前記シフトレバーが前記原点位置に位置させられているか否かを検出する原点位置検出部と、
    前記原点位置検出部により前記シフトレバーが前記原点位置から離れたことが検出された時点から、前記原点位置検出部により前記シフトレバーが再び前記原点位置に復帰させられたことが検出される時点までの間に、前記操作位置検出部により検出された複数の前記操作位置を記憶する操作位置記憶部と
    を、備えたことを特徴とする車両用シフト操作装置。
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