JP2016132559A - パンタグラフ型ジャッキ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明のパンタグラフ型ジャッキは、強度アップ、コストダウン及び軽量化を図ることを目的になされたものである。また、本発明のパンタグラフ型ジャッキは、ジャッキアップ時において、ベースの変形を防止し、各部が円滑に作動して作業能率の向上と作業安全に寄与するものである。
【解決手段】パンタグラフ型ジャッキにおいて、ベースが、前記左右側壁部の両上縁に、所要幅のフランジ部がほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設されてなる。
【選択図】図8
【解決手段】パンタグラフ型ジャッキにおいて、ベースが、前記左右側壁部の両上縁に、所要幅のフランジ部がほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設されてなる。
【選択図】図8
Description
本発明は、パンタグラフ型ジャッキ、特にそのベースに関するものである。
特許文献1には、一対の帯板8を略平行に配設してなる4組のアーム部材5を菱形状に配置し、該各アーム部材5の上,下中央端部を支持台4,基台2に連結するとともに各アーム部材の左,右外端部同士をピン6で回動自在に連結する。また各アーム部材5の対向端部に歯部を形成して互いに噛合させ、さらに上記ピン6,6間にシャフト7を螺挿する。これによりシャフト7を回転させて上記支持台4を昇降させるジャッキ20を構成する。この場合に、上記各アーム部材5の対向端部に、コ字状の本体部23に補強歯部24が一体形成されたリインホース22を装着し、本体部23で帯板8,8同士を接続固定し、補強歯部24で噛合部を2重構造とする、パンタグラフ型ジャッキの補強構造が開示されている。
特許文献2には、ロアアーム3とアッパアーム5とでリンク機構を構成するパンタグラフ式ジャッキにおいて、接地面10とロアアーム3,3を軸着する接地面両側縁11,11の側面2,2とからなる略チャンネル断面の部材であり、接地面両側縁11,11に直交する接地面前縁13及び後縁14近傍で両側面2,2を貫通する横断ビード8,8と、これら横断ビード8,8を結ぶ縦断ビード9とを一体に接地面10に形成し、接地面前縁13及び後縁14を水平にして少なくとも接地面前縁13及び後縁14の四隅を略等しく接地させる、パンタグラフ式ジャッキが開示されている。
特許文献3には、車両受台と台座との間の軸受孔131a,132aを介し回動可能で菱形に組み付けた下部のロアアーム13には、底面部133の両端部がほぼ直角に折り曲げられ形成された両側面部131,132と、両側面部131,132先端に折り曲げられ形成されたフランジ部と、フランジ部の先端に形成され、対向する反対側のアームと噛み合う歯部131d,132dとを有し、その歯部131d,132dにはビード131e,132eを設けるパンタグラフ式ジャッキのアームおよびパンタグラフ式ジャッキが開示されている。
特許文献1は、アーム部材の重量の増大や材料コストの上昇を回避しなから、ガタを小さくして横方向の強度を向上でき、さらに噛合部の強度を向上して大きな荷重に対応できるジャッキの補強構造の提供にある。
特許文献2は、必要十分な剛性を得ながら、順次プレスによる生産性の向上が見込める構造のパンタグラフ式ジャッキのベースの提供にある。
特許文献3は、歯部の増厚加工によらずに歯部の剛性を向上させることができるパンタグラフ式ジャッキを提供することにある。
パンタグラフ型ジャッキは、時代の要請により軽量化が図られており、構成資材には薄肉板金が用いられている。そのため、車をパンタグラフ型ジャッキによりジャッキアップをする際、車体の前後移動、傾き、その他さまざまな原因により図1のようにジャッキの荷受部に矢印方向へ力が加わった時にジャッキのベースに掛かる負担が多くなり、図3〜5に示す従来のパンタグラフ型ジャッキのベース10では、左右側壁部10a,10aがストレートに形成されるから、図5に示すように矢印の方向に変形するおそれがある。
本発明は、パンタグラフ型ジャッキのベースにおいて、かかる変形を防止することを目的としてなされたものである。
ベースの左右側壁部に軸着したロアアームと荷受台の左右側壁部に軸着したアッパアームをそれぞれの端部でネジメタルとメタルにより連結してリンク機構を構成すると共に前記ネジメタルとメタル間にネジ棒を螺合差渡し、このネジ棒の回転により端部間の間隔を拡縮し、ロアアームとアッパアームの連結角度を変更し、荷受台を昇降させるパンタグラフ型ジャッキにおいて、前記ベースが、左右側壁部の両上縁に、所要幅のフランジ部がほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設されてなることを特徴とするパンタグラフ型ジャッキにある。
ベースの左右側壁部に軸着したロアアームと荷受台の左右側壁部に軸着したアッパアームをそれぞれの端部でネジメタルとメタルにより連結してリンク機構を構成すると共に前記ネジメタルとメタル間にネジ棒を螺合差渡し、このネジ棒の回転により端部間の間隔を拡縮し、ロアアームとアッパアームの連結角度を変更し、荷受台を昇降させるパンタグラフ型ジャッキにおいて、前記ベースが、左右側壁部の両上縁に、所要幅のフランジ部がほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設され、且つその所要幅のフランジ部の両端部が前記左右側壁部の外方に拡開降下する拡開降下上縁に接続形状されるパンタグラフ型ジャッキとしてもよいものである。
本発明のパンタグラフ型ジャッキは、ベースの左右側壁部の両上縁に、所要幅のフランジ部がほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設され、構成資材に薄肉板金が用いられるパンタグラフ型ジャッキにおいて、車のジャッキアップ時において、ベースが変形することを防止できる。
本発明のパンタグラフ型ジャッキは、車のジャッキアップ時において、ベースに変形がないから、円滑に作動して作業能率の向上と作業安全に寄与するものである。
本発明のパンタグラフ型ジャッキは、強度アップした分、板厚を下げることができ、コストダウン及び軽量化をはかることができる。
ベースの左右側壁部に軸着したロアアームと荷受台の左右側壁部に軸着したアッパアームをそれぞれの端部でネジメタルとメタルにより連結してリンク機構を構成すると共に前記ネジメタルとメタル間にネジ棒を螺合差渡し、このネジ棒の回転により端部間の間隔を拡縮し、ロアアームとアッパアームの連結角度を変更し、荷受台を昇降させるパンタグラフ型ジャッキにおいて、前記ベースが、左右側壁部の両上縁に、所要幅のフランジ部がほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設され、且つその所要幅のフランジ部の両端部が前記左右側壁部の拡開降下する上縁に接続形状されるパンタグラフ型ジャッキ。
以下、本発明のパンタグラフ型ジャッキを図面に示す実施例により説明すると、実施例のパンタグラフ型ジャッキ1は、ベース2の左右側壁部2a,2aに軸着したロアアーム3と荷受台4の左右側壁部4a,4aに軸着したアッパアーム5をそれぞれの端部3a,5aでメタルネジ6とメタル7により連結してリンク機構を構成すると共に前記メタルネジ6とメタル7の間にネジ棒8を螺合して差し渡してなるものである。そして、このネジ棒8の回転によりロアアーム3の端部3aとアッパアーム5の端部5aとの間隔を拡縮し、ロアアーム3とアッパアーム5の連結角度を変更し、荷受台4を昇降させるものである。
前記ベース2は、左右側壁部2a,2aの両上縁2a1,2a1に、所要幅のフランジ部2b,2bがほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設されてなるものである。
前記ベース2は、左右側壁部2a,2aの両上縁2a1,2a1に、所要幅のフランジ部2b,2bがほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設され、且つその所要幅のフランジ部2b,2bの両端部2b1,2b1が前記左右側壁部2a,2aの外方に拡開降下する拡開降下上縁2a11,2a11に接続形状されるものでもよいものである。
前記ベース2は、前記左側壁部2aと右側壁部2aの間が前後起立壁部2c,2cに形成され、それらの内側が底面部2dに形成され、さらに、底面部2dの一部が上底面部2d1に形成される。
本発明のパンタグラフ型ジャッキ1は、ベース2を前述のように構成したから、ベース2の曲りを抑え、強度アップとなる形状となった。
本発明のパンタグラフ型ジャッキは、ジャッキアップ時においてベースが変形することを防止できる。
本発明のパンタグラフ型ジャッキは、車のジャッキアップ時において、ベースに変形がないから、円滑に作動して作業能率の向上と作業安全に寄与するものである。
本発明のパンタグラフ型ジャッキは、強度アップした分、板厚を下げることができ、コストダウン及び軽量化をはかることができる。
1 パンタグラフ型ジャッキ
2 ベース
2a 左右側壁部
2a1 上縁
2a11 拡開降下上縁
2b フランジ部
2b1 端部
2c 前後起立壁部
2d 底面部
2d1 上底面部
3 ロアアーム
3a 端部
4 荷受台
4a 左右側壁部
5 アッパアーム
5a 端部
6 ネジメタル
7 メタル
8 ネジ棒
10 従来のパンタグラフ型ジャッキのベース
10a 左右側壁部
2 ベース
2a 左右側壁部
2a1 上縁
2a11 拡開降下上縁
2b フランジ部
2b1 端部
2c 前後起立壁部
2d 底面部
2d1 上底面部
3 ロアアーム
3a 端部
4 荷受台
4a 左右側壁部
5 アッパアーム
5a 端部
6 ネジメタル
7 メタル
8 ネジ棒
10 従来のパンタグラフ型ジャッキのベース
10a 左右側壁部
Claims (2)
- ベースの左右側壁部に軸着したロアアームと荷受台の左右側壁部に軸着したアッパアームをそれぞれの端部でネジメタルとメタルにより連結してリンク機構を構成すると共に前記ネジメタルとメタル間にネジ棒を螺合差渡し、このネジ棒の回転により端部間の間隔を拡縮し、ロアアームとアッパアームの連結角度を変更し、荷受台を昇降させるパンタグラフ型ジャッキにおいて、前記ベースが、左右側壁部の両上縁に、所要幅のフランジ部がほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設されてなることを特徴とするパンタグラフ型ジャッキ。
- ベースの左右側壁部に軸着したロアアームと荷受台の左右側壁部に軸着したアッパアームをそれぞれの端部でネジメタルとメタルにより連結してリンク機構を構成すると共に前記ネジメタルとメタル間にネジ棒を螺合差渡し、このネジ棒の回転により端部間の間隔を拡縮し、ロアアームとアッパアームの連結角度を変更し、荷受台を昇降させるパンタグラフ型ジャッキにおいて、前記ベースが、左右側壁部の両上縁に、所要幅のフランジ部がほぼ直角・外向きにそれぞれ折曲突設され、且つその所要幅のフランジ部の両端部が前記左右側壁部の拡開降下する上縁に接続形状されるパンタグラフ型ジャッキ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015010008A JP2016132559A (ja) | 2015-01-22 | 2015-01-22 | パンタグラフ型ジャッキ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015010008A JP2016132559A (ja) | 2015-01-22 | 2015-01-22 | パンタグラフ型ジャッキ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2015010008A Pending JP2016132559A (ja) | 2015-01-22 | 2015-01-22 | パンタグラフ型ジャッキ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2015
- 2015-01-22 JP JP2015010008A patent/JP2016132559A/ja active Pending
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