JP2016131947A - 液剤塗布方法および電子装置の製造方法ならびに液剤塗布装置 - Google Patents

液剤塗布方法および電子装置の製造方法ならびに液剤塗布装置 Download PDF

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哲也 上田
北村 洋一
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洋介 近藤
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Abstract

【課題】液剤の吐出速度を長時間にわたり一定にすることができる液剤塗布方法と電子装置の製造方法と液剤塗布装置とを提供する。
【解決手段】ステップS1では、液剤を吐出する。ステップS2では、吐出して着弾した液剤の着弾位置と着弾形状とを計測することにより着弾情報が得られる。ステップS3では、着弾情報と、あらかじめ設定された許容範囲に関する情報とが比較されて、差分が求められる。差分の値が許容範囲内に入らなくなった場合には、ステップS4において、吐出条件を補正する。差分の値が許容範囲内に入るまで、ステップS1〜S4の一連の処理が繰り返して行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液剤塗布方法および電子装置の製造方法ならびに液剤塗布装置に関し、半導体装置等の製造の際に液剤を塗布する液剤塗布方法と、その液剤塗布方法を適用した電子装置の製造方法と、液剤を塗布する液剤塗布装置とに関するものである。
近年、電子部品の小型化や高密度実装化に伴い、はんだによって接合した接合部の信頼性を向上させることを目的として、半導体チップと樹脂基板との間にアンダーフィルなどの液状接着剤を塗布する手法が適用されている。一般的に、液状接着剤等の液剤を塗布するには、ディスペンサなどの液剤塗布装置が用いられる。
液剤塗布装置には、隣接する部品に液剤(液状接着剤)が付着するのを抑制するために、また、二次実装時におけるマザーボードとの干渉を抑制するために、液剤の塗布量と塗布位置とを長時間にわたって安定させることが求められている。
特に、微量の液滴(液剤)を連続的に吐出するジェットディスペンサでは、ノズルを挿入するスペースが少ない製品においても非接触で塗布できる利点がある反面、液滴を塗布する位置の精度と塗布された液滴の形状(吐出形状)とを維持することが困難とされる。
従来、一定量の液剤を吐出させる場合に、長時間にわたって液剤を吐出させると、液剤に経時的な粘度変化が生じてしまう。このため、吐出量と吐出形状とを、初期の吐出量と吐出形状に維持することが難しいという問題があった。また、作業時間内での液剤の吐出状態を維持するため、液剤の圧力や時間などのパラメータ(吐出条件)を、作業者が適宜調整する必要があり、段取り時間が長くなって作業工数が増大する問題があった。
たとえば、特許文献1では、吐出条件を補正する段取りを省略するため、自動補正プログラムを有した液剤塗布装置が提案されている。この自動補正プログラムでは、ノズルから吐出する液剤の吐出量が補正周期ごとに計測され、計測された情報に基づいて、吐出動作をさせるパルス信号の回数と吐出動作をさせないパルス信号の回数とを調整することで、液剤の吐出量を一定の吐出量に保つことができるとされる。
国際公開第WO2009/104383号
液剤を特定の位置に精度よく吐出させるために、液剤塗布装置には、液剤の吐出速度を一定に保つことが求められている。
本発明は、そのような液剤塗布装置の開発の一環で、さらなる改善を求めてなされたものであり、一つの目的は、液剤の吐出速度を長時間にわたり一定にすることができる液剤塗布方法を提供することであり、他の目的は、その液剤塗布方法を適用した電子装置の製造方法を提供することであり、さらに他の目的は、そのような液剤塗布装置を提供することである。
本発明に係る液剤塗布方法は、ノズルを有するディスペンサ部に貯留された液剤を、プランジャを摺動することによりノズルから吐出させてワークに塗布する液剤塗布方法であって、プランジャが摺動する際の移動量および移動速度を含む吐出条件について、ノズルから吐出する液剤の吐出速度を一定にする補正を行う吐出条件補正工程を備えている。
本発明に係る電子装置の製造方法は、上記液剤塗布方法を適用した電子装置の製造方法であって、半導体チップを搭載した基板をワークとし、液状接着剤を液剤として、液状接着剤をノズルから吐出させて半導体チップと前記基板との間に塗布する工程を備えている。
本発明に係る液剤塗布装置は、液剤を吐出させてワークに塗布する液剤塗布装置であって、ディスペンサ部とプランジャと摺動部と吐出条件補正部とを備えている。ディスペンサ部は、液剤を貯留する貯留部および貯留された液剤を吐出するノズルを含む。プランジャは、ディスペンサ部に配置され、摺動することによってノズルから液剤を吐出させる。摺動部は、ディスペンサ部に配置され、プランジャを摺動させる。吐出条件補正部は、プランジャが摺動する際の移動量および移動速度を含む吐出条件について、ノズルから吐出する液剤の吐出速度を一定にする補正を行う。
本発明に係る液剤塗布方法によれば、吐出条件について補正を行う吐出条件補正工程を備えていることで、ノズルから吐出する液剤の吐出速度を長時間にわたり一定にすることができる。
本発明に係る電子装置の製造方法によれば、上記液剤塗布方法を適用することで、液状接着剤を半導体チップと基板との間に確実に充填することができる。
本発明に係る液剤塗布装置によれば、ノズルから吐出する液剤の吐出速度を長時間にわたり一定にすることができる。
本発明の各実施の形態に係る液剤塗布装置に適用される液剤吐出補正フローを示す図である。 各実施の形態において、着弾した液剤のイメージを示す図である。 各実施の形態において、着弾した液剤が許容範囲から外れた場合の例を示す図である。 各実施の形態において、液剤の吐出態様の一例として、一点塗布モードの場合を示す部分平面図である。 各実施の形態において、液剤の吐出態様の他の例として、線状塗布モードの場合を示す部分平面図である。 本発明の実施の形態1に係る液剤塗布装置の斜視図である。 同実施の形態において、吐出部を示す部分拡大正面図である。 同実施の形態において、吐出部におけるシリンジ部およびディスペンサ摺動部の構造を示す、一部断面を含む部分拡大正面図である。 同実施の形態において、図8に示すシリンジ部およびディスペンサ摺動部の動作を説明するための、一部断面を含む部分拡大正面図である。 本発明の実施の形態2に係る液剤塗布装置のディスペンサ摺動部を示す、一部断面を含む部分拡大正面図である。 本発明の実施の形態3に係る液剤塗布装置のディスペンサ摺動部を示す、一部断面を含む部分拡大正面図である。 同実施の形態において、液剤の粘度と温度との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態4に係る液剤塗布装置のディスペンサ摺動部を示す、一部断面を含む部分拡大正面図である。 同実施の形態において、図13に示すディスペンサ摺動部の動作を説明するための、一部断面を含む第1の部分拡大正面図である。 同実施の形態において、図13に示すディスペンサ摺動部の動作を説明するための、一部断面を含む第2の部分拡大正面図である。
半導体チップと樹脂基板との間に塗布されるアンダーフィル剤などの液状接着剤(液剤)は、絶縁性とされる。このような液剤が、製品の特定の箇所以外の部分に付着した場合、その液剤は絶縁性の異物となってしまう。このため、液剤塗布装置では、ディスペンサから吐出する液剤を、製品における特定の箇所に確実に付着(着弾)させることが求められる。液剤を特定の箇所に確実に着弾させるためには、ディスペンサから液剤を吐出させる吐出速度を一定にすることが求められる。液剤の吐出速度を一定にすることで、ディスペンサの直下の部分(ワークの部分)に液剤を着弾させることができる。
そこで、はじめに、液剤塗布装置に用いられるディスペンサの概要と、液剤を吐出させる吐出条件を補正するフロー(吐出条件補正フロー)と、吐出条件補正用の塗布プログラムとについて説明する。
(ディスペンサ)
後述する実施の形態に係る液剤塗布装置では、液剤を吐出させるために、ジェット式のディスペンサが用いられる。ジェット式とは、ノズルの先端から液剤の微小な液滴を連続して吐出する方式である。一般的には、ノズルの先端からおよそ1m/s以上の速度をもって、毎秒数百ショットの液滴が吐出されることになる。
(吐出条件補正フロー)
次に、液剤塗布装置に備えられた、液剤を吐出させる吐出条件(吐出パラメータ)を補正するフロー(プログラム)について、図1に基づいて説明する。
プログラムには、吐出パラメータを補正するための一定の補正周期が設定されている。その周期ごとに液剤の吐出形状等を計測して、吐出パラメータを補正する必要があるか否かが判断される。ステップS1では、その周期ごとに液剤を吐出する。このとき、特定の一箇所に対して、複数のショットの液剤(液滴)を吐出する。次に、ステップS2では、図2に示すように、吐出して着弾した液剤1の位置(着弾位置)と形状(着弾形状)とが計測される。具体的には、着弾した液剤1のエッジを検出することによって、着弾中心位置、直径、真円度等が計測される。
次に、ステップS3では、計測された着弾位置および着弾形状に関する着弾情報と、あらかじめ設定された着弾位置および着弾形状の許容範囲に関する情報とが比較されて、差分が求められる。その差分として、たとえば、座標(X−Y座標)の差分が求められる。ここで、求められた差分の値が、あらかじめ設定された許容範囲内に入っている場合には、吐出パラメータは変更されない。これをイメージとして示すと、たとえば、図2に示すように、着弾した液剤1のエッジが2つの点線で示す環状の領域(許容範囲)内に入っている場合である。この場合には、ステップS5において、液剤を吐出させて製品へ塗布する作業を継続する。
一方、求められた差分の値が、許容範囲内に入らなくなった場合には、ステップS4において、吐出パラメータを再設定(補正)する。これをイメージとして示すと、たとえば、図3に示すように、着弾した液剤1のエッジが2つの点線で示す環状の領域(許容範囲)から外れてしまった場合である。この場合には、ノズルから吐出する液剤の吐出速度を、初期の吐出速度と同じ吐出速度に維持できるように、吐出パラメータを再設定(補正)し、その後、ステップS1に戻り、再設定された吐出パラメータをもって液剤を吐出し、ステップS2において、液剤の着弾位置と着弾形状とが計測される。
こうして、差分の値が許容範囲内に入るまで、ステップS1〜S4の一連の処理が繰り返して行われる。ステップS3において、差分の値が許容範囲内に入ると、ステップS5において、補正された吐出パラメータをもって、液剤を吐出させて製品へ塗布する作業を再開する。なお、このフロー(プログラム)では、一定の補正周期をもって実行させる場合について説明したが、液剤を吐出させる動作が行われている間では、常時、このプログラムを実行させるようにしてもよい。
なお、ステップS2およびステップS3では、着弾情報として、着弾した液剤を上方から計測した平面形状の情報を例に挙げて説明したが、この平面形状の情報に、着弾した液剤を側方から計測した側面形状の情報を加えてもよい。側面形状の情報を加えることで、着弾した液剤の体積をより正確に把握することができ、ステップS4において、吐出条件の補正をより精密に行うことができる。
(生産時の塗布プログラムと吐出条件補正用の塗布プログラム)
吐出条件補正用の塗布プログラムは、着弾形状等の変化に対して検出感度の高い条件で行うことが望ましく、製品へ塗布する生産時の塗布プログラムと、必ずしも同じである必要はない。たとえば、製品へ液剤を塗布するモードとして、一般的に、一点塗布モードと線状塗布モードとが用いられる。
一点塗布モードとは、吐出動作をする際にディスペンサ(ヘッド)を動かさずに、特定の位置で行う塗布モードである。この場合、図4に示すように、ディスペンサのノズルから吐出される微小な液剤(液滴)は、チップ2が搭載された実装基板3(製品)の一カ所に集中して供給(塗布)されて、液剤1が着弾する。
一方、線状塗布モードは、吐出動作に連動してディスペンサ(ヘッド)をX方向またはY方向に動かすモードである。この場合、図5に示すように、実装基板3(製品)に塗布された液剤1は、微小な液滴が一定の間隔をもって線状に配列されるか、または、それぞれの液剤1(液滴)が製品に着弾した後に液剤が滲んで拡がることで、一本の線のように連なった形状となる。
線状塗布モードでは、吐出のタイミングとディスペンサ(ヘッド)の移動速度とのバランスを制御することが難しい。特に、塗布を開始する時点と塗布を終了する時点においては、ディスペンサ(ヘッド)の加速または減速の影響を受けて、液剤の線幅が均一になりにくいという課題がある。
一方、一点塗布モードでは、製品の構造として、たとえば、アンダーフィル剤のように半導体チップの下へ液剤を浸透させる構造の場合には、液滴一つずつが浸透するのに必要な時間を十分に空ける必要があり、生産タクトの面で課題がある。以上のような塗布モードの特徴から、製品の構造や生産タクト等を総合的に考慮した上で、適切な生産プログラムを設定する。
吐出条件を補正する際の液剤の塗布(吐出)にあたっては、たとえば、一点塗布モードが望ましい。線状塗布の場合では、上述したように、ディスペンスヘッドの移動速度が外乱要因として含まれる他、液滴一つずつの着弾位置および着弾形状を把握することが難しい。
これに対し、一点塗布では、着弾した液剤の形状がほぼ円形であるために、液剤が着弾した位置、着弾した液剤の直径および液剤の真円度等を定量化しやすい。さらに、たとえば、製品等において数百ショットの液剤をまとめて塗布する場合においても、吐出パラメータを補正する際には、数ショットのみの液剤を塗布することにより、液剤(液滴)一つずつのばらつきをより明確に検出することができる。後述する液剤塗布装置では、吐出パラメータを補正する際には、加温していない塗布ステージに、3ショット分の液剤を塗布して、液剤の着弾位置および着弾形状を計測した。
以下、実施の形態に係る液剤塗布装置について具体的に説明する。
実施の形態1
液剤を吐出して製品に塗布する自動の液剤塗布装置について説明する。図6に示すように、自動の液剤塗布装置100は、ジェット式の吐出部200、移動機構110、塗布テーブル120、吐出条件補正用ステージ130および吐出条件補正部150等を備えている。移動機構110として、X軸方向に移動するX軸方向移動機構111、Y軸方向に移動するY軸方向移動機構112およびZ軸方向に移動するZ軸方向移動機構113が設けられている。
ジェット式の吐出部200は、ヘッドベース201に着脱自在に固定されている。そのヘッドベース201はZ軸方向移動機構113に取り付けられ、Z軸方向移動機構113はX軸方向移動機構111に取り付けられている。塗布テーブル120と吐出条件補正用ステージ130は、Y軸方向移動機構112に取り付けられている。塗布テーブル120の上にワーク140が載置される。
吐出部200とワーク140とを移動機構110によって相対移動させながら、吐出部200からワーク140における所望の位置に、所望の量の液剤を塗布することができる。また、Z軸方向移動機構113によって、液剤を吐出させる際の、吐出部200とワークとの距離(クリアランス)を所望の距離に調整することができる。
次に、吐出部200の構造について、より詳しく説明する。図7に示すように、吐出部200は、主として、シリンジ部210、ディスペンサ摺動部220およびカメラユニット230から構成される。シリンジ部210、ディスペンサ摺動部220およびカメラユニット230のそれぞれは、ヘッドベース201に固定されて、Z軸方向に移動可能とされる。カメラユニット230には、液剤(液滴)の着弾位置および着弾形状を計測する筒状のカメラ232が設置されている。このカメラ232は、カメラホルダ231に保持されている。
カメラ232は、画像認識部233に接続されている。カメラ232によって撮像された画像データは、画像認識部233に転送される。カメラ232の先端部には、その先端部を取り囲むように、カメラ照明234が取付けられている。なお、カメラ照明234として、LED等の公知の照射手段を用いることができる。また、液剤の着弾形状等を計測する手段としては、カメラを用いた画像処理に限られるものではなく、たとえば、レーザセンサなどを用いて計測するようにしてもよい。
次に、シリンジ部210およびディスペンサ摺動部220の構造について、さらに詳しく説明する。図8に示すように、まず、シリンジ部210は、主として、シリンジ211および圧力源212から構成される。シリンジ211の内部には液剤213が貯留されている。シリンジ211の内部は、ジョイントパーツ214を経由して、ディスペンサ摺動部220の液剤貯留部221に連通している。ジョイントパーツ214は、シリンジ211の一方の端部(下端部)に接続されている。シリンジ211の他方の端部(上端部)には、エアチューブ215が接続されている。圧力源212から、そのエアチューブ215を介して加圧エアが、シリンジ211に供給される。
次に、ディスペンサ摺動部220について説明する。ディスペンサ摺動部220は、主として、液剤貯留部221、プランジャ222およびノズル223から構成される。プランジャ222は、たとえば、ステンレスなどから形成されている。プランジャ222の一端部には、プランジャガイド224が取付けられている。プランジャガイド224は、ディスペンサ摺動部220に設けられた空洞部(閉鎖空間)内に、摺動可能に配置されている。
プランジャガイド224は、プランジャ222が上下動する際の軸ずれを防止する機能を有している。プランジャガイド224には、空洞部の壁面と接触する部分にリング状のゴム225が取付けられている。プランジャガイド224は、ゴム225を介在させて空洞部の壁面に接触していることで、プランジャ222の下方に位置する空洞部の領域が密閉空間となる。その密閉空間に空気を送り込む電磁弁ユニット227が設けられている。
プランジャガイド224の上方に位置する空洞部の領域には、プランジャ222をノズル223へ向かって付勢するバネ226が取付けられている。また、プランジャ222のストロークを調整するためのストッパ228が取付けられている。さらに、そのストッパ228の位置を調整するためのサーボモータ229が設けられている。
次に、液剤塗布装置100におけるシリンジ部210およびディスペンサ摺動部220の動作について説明する。図9に示すように、圧力源212から加圧エアをシリンジ211に供給することによって、シリンジ211に貯留された液剤213が、ジョイントパーツ214を経て、ディスペンサ摺動部220の液剤貯留部221に流入する。ここで、シリンジ211に印加される加圧力は、シリンジ211の先端から液剤貯留部221まで液剤を充填するための補助圧の役割をしている。このため、この状態では、液剤213はノズル223から吐出しない。
液剤213をノズル223から吐出させるには、プランジャ222を上下動させる必要がある。プランジャガイド224の下方に位置する密閉空間に、電磁弁ユニット227を動作させて加圧空気を送り込むことによって、プランジャ222を上昇させることができる。一方、プランジャガイド224の上方に配置されたバネ226の付勢力によって、プランジャ222を下降させることができる。
こうして、上述した液剤塗布装置100では、プランジャ222を上下に摺動させて、プランジャ22が下降する際の衝撃荷重が液剤貯留部221に貯留された液剤213に加わることで、液剤213がノズル223から吐出することになる。高速で連続して液剤を吐出させる場合は、たとえば、電磁弁ユニット227等を動作させて、加圧エアをパルス状に送り込むことで、毎秒数百ショットの液剤を吐出させることが可能になる。
プランジャ222の上下動によって液剤213が受ける荷重は、プランジャ222の上下のストローク量や移動速度に依存するため、これらの条件を調整することで、液剤の吐出速度を任意に変えることができる。プランジャ222のストローク量は、ストッパ228によって調整することができる。ストッパ228の位置(Z軸方向)によって、上下動するプランジャ222の上昇限界位置が規定される。ストッパ228は、サーボモータ229によって所定の位置(Z軸方向)に設定される。
吐出条件補正部150には、上述した吐出条件補正フローに基づく吐出条件補正用の塗布プログラム等がインストールされている。吐出条件補正部150は、ディスペンサ摺動部220、カメラユニット230および移動機構110等と電気的に接続されている。液剤塗布装置100では、カメラユニット230等から得られる着弾情報に基づいて、吐出条件補正用の塗布プログラムが実行される。吐出条件補正用の塗布プログラムを実行する際には、吐出条件補正用ステージ130を用いることが好ましい。一方、製品(ワーク140)に液剤を塗布する際には、塗布テーブル120を用いことが望ましい。
上述した液剤塗布装置100によれば、カメラユニット230等から得られた液剤の着弾情報と、あらかじめ設定された許容範囲に関する情報とを比較した結果、液剤の着弾形状等が許容範囲内にないと判断されて、吐出条件を補正する必要がある場合には、液剤の着弾形状等が所望の着弾形状等になるように、ストッパ228の位置が調整される。
具体的には、たとえば、経時変化に伴って液剤の粘性が高くなり、液剤の吐出速度が下がってきた場合等において、ストッパ228の位置を上昇させてプランジャ222のストローク量を大きくして、プランジャ222が液剤213に与える荷重を大きくする。これにより、ノズル223から吐出する液剤213の吐出速度を、当初の吐出速度に合わせることができ、液剤213の吐出速度を一定の吐出速度にすることができる。
液剤213の吐出速度を一定の吐出速度に保つことで、液剤213の粘性が高くなることによる影響を受けることなく、液剤213をノズル223の直下に向けて吐出させることができ、ノズル223から吐出する液剤213の液切れ状態を、初期の状態と同等に保つことができ、液剤が飛散してしまうのを抑制することができる。その結果、液剤(液滴)一つずつの着弾出形状を安定化させることができる。さらに、吐出パラメータを変更する段取りを省略することができ、塗布作業の効率を上げることができる。
なお、上述した液剤塗布装置100では、吐出条件補正用の塗布プログラムは、一定の周期をもって実行させる場合について説明したが、液剤を吐出させる動作が行われている間では、常時、実行させるようにしてもよい。
実施の形態2
前述した液剤塗布装置100では、ディスペンサ摺動部220にバネ226の付勢力を利用したディスペンサ摺動部220を例に挙げて説明した。ここでは、ピエゾ素子を適用したディスペンサ摺動部を備えた液剤塗布装置について説明する。
図10に示すように、ディスペンサ摺動部220では、プランジャガイド224に接触するようにピエゾ素子240が配置されている。ピエゾ素子24は、吐出条件補正部150に電気的に接続されている。ピエゾ素子240は電圧を力に変換する受動素子である。ピエゾ素子240に所定の電圧を印加すると、ピエゾ素子240は、その所定の電圧に対応した変形量をもって変形をする。
このため、電源装置241によりピエゾ素子240に印加する電圧を変えることで、ピエゾ素子240の変形量を変えることができる。プランジャガイド224に接触するピエゾ素子240の変形量を変えることで、プランジャ222のストローク量が変えられることになる。なお、これ以外の構成については、図6および図7に示す液剤塗布装置100の構成と同様の構成(図示せず)を有する。
上述した液剤塗布装置100では、カメラユニット230(図7参照)等から得られた着弾情報と、許容範囲に関する情報とを比較した結果、液剤の着弾形状等が許容範囲内にないと判断されて、吐出条件を補正する必要がある場合には、液剤の着弾形状等が所望の着弾形状等になるように、ピエゾ素子240の変形量が調整される。
具体的には、たとえば、経時変化に伴って液剤の粘性が高くなり、液剤の吐出速度が下がってきた場合等において、ピエゾ素子240の変形量を増加させてプランジャ222のストローク量を大きくし、プランジャ222が液剤213に与える荷重を大きくする。これにより、ノズル223から吐出する液剤213の吐出速度を、当初の吐出速度に合わせることができ、液剤213の吐出速度を一定の吐出速度にすることができる。
液剤213の吐出速度を一定の吐出速度に保つことで、液剤213をノズル223の直下に向けて吐出させることができ、ノズル223から吐出する液剤213の液切れ状態を、初期の状態と同等に保つことができ、液剤が飛散してしまうのを抑制することができる。その結果、液剤(液滴)一つずつの着弾出形状を安定化させることができる。さらに、吐出パラメータを変更する段取りを省略することができ、塗布作業の効率を上げることができる。
実施の形態3
ここでは、液剤の温度を調整する加温ユニットを設けたディスペンサ摺動部を備えた液剤塗布装置について説明する。
図11に示すように、ディスペンサ摺動部220では、ノズル223を取り囲むように加温ユニット250が配置されている。加温ユニット250は、吐出条件補正部150に電気的に接続されている。なお、これ以外の構成については、図6および図7に示す液剤塗布装置100の構成と同様の構成(図示せず)を有する。
液剤の吐出速度に影響を与えるパラメータとしては、プランジャ222のストローク量および移動速度に限られず、たとえば、液剤の粘度も、吐出速度に影響を与えるパラメータの一つである。液剤として、一般的な樹脂材料の粘度は温度に依存し、図12に示すように、樹脂材料の温度が高くなるにしたがって、樹脂材料の粘度は低くなる傾向にある。これは、高温度の環境下では、樹脂材料の分子運動が活性化されることで、ポリマー(樹脂材料)全体の流動性が高められることによるものである。
上述した液剤塗布装置100では、ディスペンサ摺動部220のノズル223の側方に、加温ユニット250が配置されている。このため、液剤として、たとえば、室温の環境下では吐出させることが困難な粘度の高い液剤を使用するような場合であっても、加温ユニット250によって液剤の温度を上げることで、液剤の粘度を下げてノズル223から吐出させることが可能になる。
ここで、ノズル223の管路内の液剤の挙動について説明する。プランジャ222の上下動によって、ノズル223の管路内の液剤が荷重を受けた場合に、ノズル223の管路の壁面における液剤の流速はゼロである。一方、ノズル223の管路の中心部分における液剤の流速は最大となる。
プランジャ222の上下動の条件を一定とした場合、すなわち、液剤が受ける荷重を一定とした場合、ノズル223の管路内の最大流速は、液剤の粘度に反比例する。つまり、液剤の粘度が低いほど、最大流速が速くなり、ノズル223から吐出する液剤の吐出量は増加することになる。
液剤を塗布する処理を続けると、時間の経過に伴って液剤の粘度が徐々に高くなり、ノズルから吐出する液剤の吐出量が徐々に減少していく場合がある。また、吐出形状等(着弾形状および着弾位置)が、所望の形状等から徐々にずれてしまう場合がある。
上述した液剤塗布装置100では、このような場合においても、カメラユニット230(図7参照)等から得られた着弾情報と、許容範囲に関する情報とを比較した結果、液剤の着弾形状等が許容範囲内にないと判断されて、吐出条件を補正する必要がある場合には、液剤の粘度を下げて液剤の着弾形状等が所望の着弾形状等になるように、加温ユニット250の設定温度が上げられる。これにより、ノズル223から吐出する液剤213の吐出速度を、当初の吐出速度に合わせることができ、液剤213の吐出速度を一定の吐出速度にすることができる。
液剤213の吐出速度を一定の吐出速度に保つことで、液剤213をノズル223の直下に向けて吐出させることができ、ノズル223から吐出する液剤213の液切れ状態を、初期の状態と同等に保つことができ、液剤が飛散してしまうのを抑制することができる。その結果、液剤(液滴)一つずつの着弾出形状を安定化させることができる。さらに、吐出パラメータを変更する段取りを省略することができ、塗布作業の効率を上げることができる。
実施の形態4
ここでは、複数のノズルが配置されたノズルホルダを有するディスペンサ摺動部を備えた液剤塗布装置について説明する。
図13に示すように、ディスペンサ摺動部220では、たとえば、3つのノズル261、262、263が配置されたノズルホルダ260が取付けられている。ノズルホルダ260をスライドさせる機構(図示せず)が、吐出条件補正部150に電気的に接続されている。なお、これ以外の構成については、図6および図7に示す液剤塗布装置100の構成と同様の構成(図示せず)を有する。
プランジャ222を摺動することによって液剤を吐出させるディスペンサ摺動部220では、プランジャ222が下降してノズル223に接触する際に、衝撃荷重がノズル223側に伝えられるために、荷重の伝達効率が液剤の流速(吐出速度)に影響を与える。この衝撃荷重の伝達効率は、プランジャ222の先端形状とノズル223の受け側(液剤が通過する部分)の形状に依存する。このため、たとえば、ノズル223の液剤が通過する部分の形状が異なれば、液剤の吐出速度を変えることができる。
上述した液剤塗布装置100では、カメラユニット230(図7参照)等から得られた着弾情報と、許容範囲に関する情報とを比較した結果、液剤の着弾形状等が許容範囲内にないと判断されて、吐出条件を補正する必要がある場合には、液剤の着弾形状等が所望の着弾形状等になるように、テーパ角度が互いに異なる3つのノズル261、262、263のうちから、液剤の粘度に対応したテーパ角度を有するノズル223が選択される。
まず、液剤の粘度が低い状態では、所望の吐出速度を得るために必要なプランジャ222の荷重は小さくてよい。この場合には、図14に示すように、荷重を分散させるテーパ角度の大きいノズル261を選択する。次に、液剤の粘度が少し高くなった状態では、ノズルの管路方向に対する荷重を少し大きくするため、図15に示すように、テーパ角度の小さいノズル262に変更する。液剤の粘度がさらに高くなった状態では、ノズルの管路方向に対する荷重をさらに大きくするために、図13に示すように、テーパ角度のさらに小さいノズル263に変更する。
こうして、時間の経過とともに液剤の粘度が変動していくような場合であっても、液剤の粘度に対応したテーパ角度を有するノズル223(261、262、263)を選択し、選択されたノズル223から液剤を吐出させることで、液剤の吐出速度を一定の吐出速度にすることができる。
液剤213の吐出速度を一定の吐出速度に保つことで、液剤213をノズル223の直下に向けて吐出させることができ、ノズル223から吐出する液剤213の液切れ状態を、初期の状態と同等に保つことができ、液剤が飛散してしまうのを抑制することができる。その結果、液剤(液滴)一つずつの着弾出形状を安定化させることができる。さらに、吐出パラメータを変更する段取りを省略することができ、塗布作業の効率を上げることができる。
なお、上述した液剤塗布装置100では、吐出速度を一定にするための衝撃荷重の伝達効率を変える手法として、テーパ角度の異なるノズルを例に挙げた。衝撃荷重の伝達効率を変える手法としては、このテーパ角度に限られるものではなく、液剤が通過する部分の形状の異なる複数のノズルを備えていてもよい。
なお、各実施の形態において説明した液剤塗布装置については、各部分を必要に応じて種々組み合わせることが可能である。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、液剤をワークに塗布する液剤塗布方法および液剤塗布装置に有効に利用される。
1 液剤、2 チップ、3 実装基板、100 自動塗布装置、110 移動機構、111 X軸方向移動機構、112 Y軸方向移動機構、113 Z軸方向移動機構、120 塗布テーブル、130 吐出条件補正用ステージ、140 ワーク、150 吐出条件補正部、200 吐出部、201 ヘッドベース、210 シリンジ部、211 シリンジ、212 圧力源、213 液剤、214 ジョイントパーツ、215 エアチューブ、220 ディスペンサ摺動部、221 液剤貯留部、222 プランジャ、223 ノズル、224 プランジャガイド、225 ゴム、226 バネ、227 電磁弁ユニット、228 ストッパ、229 サーボモータ、230 カメラユニット、231 カメラホルダ、232 カメラ、233 画像認識部、234 カメラ照明、240 ピエゾ素子、241 電源装置、250 加温ユニット、260 ノズルホルダ、261、262、263 ノズル。

Claims (18)

  1. ノズルを有するディスペンサ部に貯留された液剤を、プランジャを摺動することによりノズルから吐出させてワークに塗布する液剤塗布方法であって、
    前記プランジャが摺動する際の移動量および移動速度を含む吐出条件について、前記ノズルから吐出する液剤の吐出速度を一定にする補正を行う吐出条件補正工程を備えた、液剤塗布方法。
  2. 前記吐出条件補正工程は、周期をもって行われる、請求項1記載の液剤塗布方法。
  3. 前記吐出条件補正工程は、液剤を吐出させる動作が実行されている間では、常時行われる、請求項1記載の液剤塗布方法。
  4. 前記吐出条件補正工程は、
    前記ノズルから吐出して着弾した液剤の着弾形状および着弾位置を計測することにより、液剤の着弾に関する着弾情報を取得する第1ステップと、
    取得された前記着弾情報と、あらかじめ設定された液剤の着弾に関する許容範囲の情報とを比較する第2ステップと、
    計測された前記着弾形状および前記着弾位置が前記許容範囲を超えている場合には、前記プランジャの前記移動量および前記移動速度を変更する第3ステップと
    を含み、
    変更された前記移動量および前記移動速度をもって吐出させた液剤の前記着弾形状および前記着弾位置が前記許容範囲に入るまで、前記第1ステップ、前記第2ステップおよび前記第3ステップによる一連の処理が繰り返して行われる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液剤塗布方法。
  5. 前記プランジャは、バネの付勢力によって摺動され、
    前記第3ステップは、前記バネの収縮長さを調整するステップを含む、請求項4記載の液剤塗布方法。
  6. 前記プランジャは、ピエゾ素子の変形によって摺動され、
    前記第3ステップは、前記ピエゾ素子の変形量を調整するステップを含む、請求項4記載の液剤塗布方法。
  7. 前記第3ステップは、液剤の温度を調整するステップを含む、請求項4〜6のいずれか1項に記載の液剤塗布方法。
  8. 前記第3ステップは、前記ノズルと前記ワークとの相対的な位置関係を調整するステップを含む、請求項4〜7のいずれか1項に記載の液剤塗布方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の液剤塗布方法を適用した電子装置の製造方法であって、
    半導体チップを搭載した基板を前記ワークとし、液状接着剤を前記液剤として、
    前記液状接着剤を前記ノズルから吐出させて前記半導体チップと前記基板との間に塗布する工程を備えた、電子装置の製造方法。
  10. 液剤を吐出させてワークに塗布する液剤塗布装置であって、
    液剤を貯留する貯留部および貯留された液剤を吐出するノズルを含むディスペンサ部と、
    前記ディスペンサ部に配置され、摺動することによって前記ノズルから液剤を吐出させるプランジャと、
    前記ディスペンサ部に配置され、前記プランジャを摺動させる摺動部と、
    前記プランジャが摺動する際の移動量および移動速度を含む吐出条件について、前記ノズルから吐出する液剤の吐出速度を一定にする補正を行う吐出条件補正部と
    を備えた、液剤塗布装置。
  11. 前記吐出条件補正部は、周期をもって動作する機能を含む、請求項10記載の液剤塗布装置。
  12. 前記吐出条件補正部は、液剤を吐出させる動作が行われている間では、常時動作する機能を含む、請求項10記載の液剤塗布装置。
  13. 前記吐出条件補正部は、
    前記ノズルから吐出して着弾した液剤の着弾形状および着弾位置を計測することにより、液剤の着弾に関する着弾情報を取得する取得機能と、
    取得された前記着弾情報と、あらかじめ設定された液剤の着弾に関する許容範囲の情報とを比較する比較機能と、
    計測された前記着弾形状および前記着弾位置が前記許容範囲を超えている場合には、前記プランジャの前記移動量および前記移動速度を変更する変更機能と、
    変更された前記移動量および前記移動速度をもって吐出させた液剤の前記着弾形状および前記着弾位置が前記許容範囲に入るまで、前記取得機能、前記比較機能および前記変更機能による一連の処理を繰り返して行う機能と
    を含む、請求項10〜12のいずれか1項に記載の液剤塗布装置。
  14. 前記摺動部は、バネの付勢力によって前記プランジャを摺動させる機構を含み、
    前記吐出条件補正部は、取得された前記着弾情報に基づいて、前記バネの収縮長さを調整する機能を含む、請求項13記載の液剤塗布装置。
  15. 前記摺動部は、ピエゾ素子の変形によって前記プランジャを摺動させる機構を含み、
    前記吐出条件補正部は、取得された前記着弾情報に基づいて、前記ピエゾ素子の変形量を調整する機能を含む、請求項13記載の液剤塗布装置。
  16. 前記ディスペンサ部は、吐出させる液剤の温度を調整する温度調整部を含み、
    前記吐出条件補正部は、取得された前記着弾情報に基づいて、前記温度調整部の設定温度を調整する機能を含む、請求項13〜15のいずれか1項に記載の液剤塗布装置。
  17. 前記ディスペンサ部は、前記ノズルとして、液剤が通過する部分の形状が互いに異なる複数のノズルを含み、
    前記吐出条件補正部は、取得された前記着弾情報に基づいて、前記複数のノズルから一のノズルを選択する機能を含む、請求項13〜16のいずれか1項に記載の液剤塗布装置。
  18. ワークが載置されるテーブルと、
    前記ディスペンサ部と前記テーブルとを相対移動させる駆動部と
    を備え、
    前記吐出条件補正部は、取得された前記着弾情報に基づいて、前記駆動部を駆動することにより、前記ディスペンサ部の前記ノズルと前記テーブルに載置された前記ワークとの相対的な位置関係を調整する機能を含む、請求項13〜17のいずれか1項に記載の液剤塗布装置。
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