JP2016131830A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】剛性が高い外枠及び該外枠を備える遊技機を提供すること。【解決手段】外枠200は、上下に並設される一対の第1板部材としての上板201及び下板202と、左右に並設される一対の第2板部材としての左側板203及び右側板204と、上板201、下板202、左側板203及び右側板204の端部同士を連結する連結体としての第1連結体210,211,212,213と、を有し、例えば、第1連結体210は、上板201の外面201aに取り付けられる第1板部210Aと、第1板部210Aから左側板203側に屈曲され該左側板203の外面203aに取り付けられる第2板部210Bと、第1板部210Aから外枠200の開口200a側に屈曲される第3板部210Cと、第2板部210Bから外枠200の開口200a側に屈曲される第4板部210Dと、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、遊技場の遊技島に固定され、遊技枠を開閉可能に支持する四角枠状の外枠を備える遊技機に関する。
遊技機としてのパチンコ遊技機にあっては、上下に並設される一対の第1板部材と、左右に並設される一対の第2板部材と、第1板部材と第2板部材とを連結する金属製の第1連結体と、により四角枠状に形成され、遊技盤等が取り付けられる遊技枠を開閉可能に支持する外枠を備えており、木材からなる一対の第1板部材を遊技場の遊技島に釘等により固定することで、パチンコ遊技機を遊技島に設置できるようになっている。
この種の外枠として、例えば、第2板部材をアルミニウム材などの金属材などにて形成し剛性を高めたもの等があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−103015号公報
近年においては、液晶表示器等の大型化や演出用可動物等の増加に伴い、遊技枠の重量が増大する傾向があるため、上記特許文献1に記載の外枠のように第2板部材を金属材にするだけでは剛性を高めるのに限界があるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、剛性が高い外枠を備える遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の手段1に記載の遊技機は、
遊技場の遊技島に固定され、遊技枠(例えば、遊技機用枠3)を開閉可能に支持する四角枠状の外枠(例えば、外枠200)を備える遊技機(例えば、パチンコ遊技機1)であって、
前記外枠は、
上下に並設される一対の第1板部材(例えば、上板201及び下板202)と、
左右に並設される一対の第2板部材(例えば、左側板203及び右側板204)と、
前記第1板部材と前記第2板部材とを連結する連結体(例えば、第1連結体210,211,212,213)と、
を有し、
前記連結体は、
前記第1板部材の外面(例えば、外面201a)に取り付けられる第1板部(例えば、第1板部210A,310A)と、
前記第1板部から第2板部材側に屈曲され該第2板部材の外面(例えば、外面203a,204a)に取り付けられる第2板部(例えば、第2板部210B,310B)と、
前記第1板部から前記外枠の開口(例えば、開口200a)側に屈曲される第3板部(例えば、第3板部210C,310C)と、
前記第2板部から前記外枠の開口側に屈曲される第4板部(例えば、第4板部210D,310D)と、
を有する(図7、図11参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第3板部や第4板部が屈曲により形成されることで、第1板部と第2板部の剛性が高まり捩れや撓みが生じにくくなるため、外枠の剛性を高めることができる。
本発明の手段2の遊技機は、手段1に記載の遊技機であって、
前記第3板部(例えば、第3板部210C,310C)と前記第4板部(例えば、第4板部210D,310D)とを連結する連結手段(例えば、第1連結体210の連結用取付孔254,256、第2連結体220の第3板部220C、連結用ネジ孔263,264及びネジN4,N5や、第1連結体211の連結用取付孔354,356、第2連結体221の第3板部320C、連結用ネジ孔363,364及びネジN14,N15)を備える(図7、図11参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第3板部と第4板部とが連結されることで、第1板部に対する第2板部の屈曲が防止されるため、外枠の剛性を高めることができる。
本発明の手段3の遊技機は、手段1または2に記載の遊技機であって、
前記第3板部(例えば、第3板部210C,310C)及び前記第4板部(例えば、第4板部210D,310D)のうち少なくとも一方は、前記第1板部材または前記第2板部材の側面(例えば、上板201の後端面201c)に取り付けられる(図7、図11参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、連結体を、第1板部材または第2板部材の外面だけでなく該外面とは向きが異なる側面にも取り付けできるため、第1板部材または第2板部材に対する取り付け強度を高めることができる。
本発明の手段4の遊技機は、手段1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、
前記第3板部(例えば、第3板部210C,310C)と前記第4板部(例えば、第4板部210D,310D)とを連結する連結手段(例えば、第1連結体210の連結用取付孔254,256、第2連結体220の第3板部220C、連結用ネジ孔263,264及びネジN4,N5や、第1連結体211の連結用取付孔354,356、第2連結体221の第3板部320C、連結用ネジ孔363,364及びネジN14,N15)を備え、
前記第3板部及び前記第4板部は、前記連結手段に取り付けるための連結用取付部(例えば、連結用取付孔254,256、354,356)と、前記第1板部材または前記第2板部材の側面に取り付けるための側面用取付部(例えば、取付孔253,255、353,355)と、をそれぞれ有し、
前記連結用取付部と前記側面用取付部とは、前記第1板部材の長手方向の異なる位置に形成されている(図8(A)参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、剛性を高めることができる。
本発明の手段5の遊技機は、手段1〜4のいずれかに記載の遊技機であって、
前記第3板部(例えば、第3板部210C,310C)は前記第1板部材の側面(例えば、上板201の後端面201c)に当接し、
前記第4板部(例えば、第4板部210D、310D)は前記第2板部材の側面(例えば、左側板203の後端面203cや右側板204の後端面204c)に当接し、
前記第3板部と前記第4板部とは、屈曲部(例えば、基部)側の幅寸法(例えば、左右寸法L1,上下寸法L3)が先端部側の幅寸法(例えば、左右寸法L2,上下寸法L4)よりも長寸とされている(図8(A)参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第3板部や第4板部の第1板部材や第2板部材との当接面積が増加するため、剛性が高まる。
本発明の手段6の遊技機は、手段1〜5のいずれかに記載の遊技機であって、
前記第3板部(例えば、第3板部210C,310C)と前記第4板部(例えば、第4板部210D,310D)とを連結する連結手段(例えば、第1連結体210の連結用取付孔254,256、第2連結体220の第3板部220C、連結用ネジ孔263,264及びネジN4,N5や、第1連結体211の連結用取付孔354,356、第2連結体221の第3板部320C、連結用ネジ孔363,364及びネジN14,N15)を備え、
前記第3板部及び前記第4板部は、前記外枠の開口(例えば、外枠200の開口200a)まで延設されており、該外枠の開口に対応する位置にて前記連結手段により連結されている(図8(A)(B)参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、剛性を高めることができる。
本発明の手段7の遊技機は、手段1〜6のいずれかに記載の遊技機であって、
前記第1板部材(例えば、上板201及び下板202)は木材からなり、前記第2板部材(例えば、左側板203及び右側板204)は金属材からなる
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第1板部材を遊技島に釘等で固定できるとともに、第2板部材を強度を低下させることなく肉薄にして遊技枠の左右寸法を極力長寸とすることができる。
本発明の手段8の遊技機は、手段1〜7のいずれかに記載の遊技機であって、
前記第3板部(例えば、第3板部210C、310C)と前記第4板部(例えば、第4板部210D、310D)とを連結する連結手段(例えば、第1連結体210の連結用取付孔254,256、第2連結体220の第3板部220C、連結用ネジ孔263,264及びネジN4,N5や、第1連結体211の連結用取付孔354,356、第2連結体221の第3板部320C、連結用ネジ孔363,364及びネジN14,N15)と、
前記連結体(例えば、第1連結体210,211,212,213)とは別個に前記第1板部材(例えば、上板201)及び前記第2板部材(例えば、左側板203)の内面に設けられ、前記第1板部材と前記第2板部材とを連結する内側連結体(例えば、第2連結体220,221,222,223)と、
を備え、
前記連結手段は、前記内側連結体に設けられ前記第3板部と前記第4板部とが取り付けられる連結部(例えば、第3板部220C,320C)を有する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第3板部と第4板部とが連結されることで、第1板部に対する第2板部の屈曲が防止されるため、外枠の剛性を高めることができるとともに、第3板部と第4板部とを連結する連結部が、第1板部材と第2板部材とを連結する強度が高い内側連結体に設けられているため、第3板部と第4板部との連結強度が高まる。
本発明の手段9の遊技機は、手段1〜8のいずれかに記載の遊技機であって、
前記第2板部材の内面(例えば、左側板203の内面203b)には凹溝(例えば、凹溝206)が長手方向に向けて延設され、前記遊技枠(例えば、遊技機用枠3)には凸条(例えば、凸条401)が長手方向に向けて形成されており、前記遊技枠が閉鎖されたときに前記凸条が前記凹溝に嵌合する(図13及び図14参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技枠と外枠との間から針金やピアノ線等の不正部材の進入を抑制することができる。
本発明の手段10の外枠は、
遊技場の遊技島に固定され、遊技枠(例えば、遊技機用枠3)を開閉可能に支持する四角枠状の外枠(例えば、外枠200)であって、
上下に並設される一対の第1板部材(例えば、上板201及び下板202)と、
左右に並設される一対の第2板部材(例えば、左側板203及び右側板204)と、
前記第1板部材と前記第2板部材とを連結する連結体(例えば、第1連結体210,211,212,213)と、
を有し、
前記連結体は、
前記第1板部材の外面(例えば、外面201a)に取り付けられる第1板部(例えば、第1板部210A、310A)と、
前記第1板部から第2板部材側に屈曲され該第2板部材の外面(例えば、外面203a、204a)に取り付けられる第2板部(例えば、第2板部210B、310B)と、
前記第1板部から前記外枠の開口(例えば、開口200a)側に屈曲される第3板部(例えば、第3板部210C、310C)と、
前記第2板部から前記外枠の開口側に屈曲される第4板部(例えば、第4板部210D、310D)と、
を有する(図7、図11参照)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、第3板部や第4板部が屈曲により形成されることで、第1板部と第2板部の剛性が高まり捩れや撓みが生じにくくなるため、外枠の剛性を高めることができる。
また、本願の他の観点に係る手段11の遊技機の梱包体は、
遊技機収容用の梱包箱(例えば、梱包箱601)を封じるためのテープ(例えば、テープ610)を備え、
前記テープは、該テープのおもて側に設けられ識別情報(例えば、識別情報610a)が視認可能に付された第1の層(例えば、第1の層611)と、該テープの裏側に設けられ接着面をなす第2の層(例えば、第1の層612)とを含み、前記第1の層と前記第2の層とは、少なくとも一部が互いに分離可能であることを特徴としている。
この特徴によれば、第1の層と第2の層とが分離可能となっているため、梱包箱を封じた後に、テープを梱包箱から剥がすと、第1の層と第2の層とが分離することにより、テープの再利用が困難となって梱包箱を開封した痕跡が確認可能となることから、遊技機の輸送段階によるセキュリティ性を向上できる。
また、本願の他の観点に係る手段12の遊技機は、
手段11の梱包箱に収容される遊技機であって、
熱圧着によって少なくとも一部が封じられた包装材(例えば、包装袋700)によって前記遊技機が包装され、
前記包装材の少なくとも一部には、遊技機の出所を示すための識別情報(例えば、識別情報700a)が付されていることを特徴としている。
この特徴によれば、熱圧着箇所において包装材を開封できず、包装材の一部を破断して開封する必要が生じ、包装材の再利用が困難となって開封の痕跡を確認可能となるため、遊技機の輸送段階によるセキュリティ性を向上できる。
尚、本発明は、本発明の請求項に記載された発明特定事項のみを有するものであって良いし、本発明の請求項に記載された発明特定事項とともに該発明特定事項以外の構成を有するものであっても良い。
パチンコ遊技機を正面から見た正面図である。 遊技制御基板(主基板)の回路構成例を示すブロック図である。 (A)は外枠を斜め前から見た状態を示す斜視図、(B)は斜め後ろから見た状態を示す斜視図である。 外枠を示す正面図、左側面図及び右側面図である。 外枠を示す背面図、平面図及び底面図である。 (A)は左上側の第1連結体及び第2連結体を斜め前から見た状態を示す斜視図、(B)は斜め前下から見上げた状態を示す斜視図である。 外枠の左上角部の構造を示す分解斜視図である。 (A)は外枠の左上角部を示す背面図、(B)は(A)のA−A断面図である。 (A)は図8(A)のB−B端面図、(B)はC−C端面図である。 (A)は右上側の第1連結体及び第2連結体を斜め前から見た状態を示す斜視図、(B)は斜め前下から見上げた状態を示す斜視図である。 外枠の右上角部の構造を示す分解斜視図である。 外枠に対し遊技機用枠が開放位置にある状態を示す斜視図である。 遊技機用枠が閉鎖位置にある状態を示す横断面図である。 (A)は遊技機用枠が閉鎖位置に近い位置にある状態を示す要部拡大断面図、(B)は遊技機用枠が閉鎖位置にある状態を示す横断面図である。 変形例1による遊技機の梱包体を示す斜視図である。 変形例1による包装された遊技機を示す斜視図である。
本発明に係る遊技機及び外枠を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機を正面から見た正面図である。図2は、主基板における回路構成の一例を示すブロック図である。尚、以下において、図1の手前側をパチンコ遊技機1の前方(前面、正面)側、奥側を後方(背面)側として説明する。尚、本実施例におけるパチンコ遊技機1の前面とは、該パチンコ遊技機1にて遊技を行う遊技者と対向する対向面である。
図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(以下、遊技機と略記する場合がある)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3と、遊技機用枠3を回動可能に支持する外枠200(図3参照)と、から構成されている。遊技盤2には、ガイドレール2bによって囲まれた正面見略円形状の遊技領域10が形成されている。この遊技領域10には、遊技媒体としての遊技球が打球発射装置(図示略)から発射されて打ち込まれる。また、遊技機用枠3には、ガラス窓50aを有するガラス扉枠50が左側辺を中心として回動可能に設けられ、該ガラス扉枠50により遊技領域10を開閉できるようになっており、ガラス扉枠50を閉鎖したときにガラス窓50aを通して遊技領域10を透視できるようになっている。
図1に示すように、遊技盤2は、ベニヤ板等の非透光性部材にて正面見略四角形状に構成され、前面である遊技盤面に障害釘(図示略)やガイドレール2b等が設けられた盤面板にて構成されている。尚、本実施例では、遊技盤2はベニヤ板にて構成されていたが、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂等の透明な合成樹脂材にて形成され、前面である遊技盤面に障害釘(図示略)等が植設される盤面板(図示略)と、該盤面板の背面側に一体的に取り付けられるスペーサ部材(図示略)と、から構成されていてもよい。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域10の右側下部位置)には、第1特別図柄表示器4Aと、第2特別図柄表示器4Bとが設けられている。第1特別図柄表示器4Aと第2特別図柄表示器4Bはそれぞれ、例えば7セグメントやドットマトリクスのLED(発光ダイオード)等から構成され、変動表示ゲームの一例となる特図ゲームにおいて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(特別識別情報)である特別図柄(「特図」ともいう)が、変動可能に表示(変動表示または可変表示ともいう)される。例えば、第1特別図柄表示器4Aと第2特別図柄表示器4Bはそれぞれ、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成される複数種類の特別図柄を変動表示する。尚、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bにおいて表示される特別図柄は、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成されるものに限定されず、例えば7セグメントのLEDにおいて点灯させるものと消灯させるものとの組合せを異ならせた複数種類の点灯パターンが、複数種類の特別図柄として予め設定されていればよい。
以下では、第1特別図柄表示器4Aにおいて変動表示される特別図柄を「第1特図」ともいい、第2特別図柄表示器4Bにおいて変動表示される特別図柄を「第2特図」ともいう。
遊技盤2における遊技領域10の中央付近には、演出表示装置5が設けられている。演出表示装置5は、例えばLCD(液晶表示装置)等から構成され、各種の演出画像を表示する表示領域を形成している。演出表示装置5の表示領域では、特図ゲームにおける第1特別図柄表示器4Aによる第1特図の変動表示や第2特別図柄表示器4Bによる第2特図の変動表示のそれぞれに対応して、例えば3つといった複数の変動表示部となる演出図柄表示エリアにて、各々を識別可能な複数種類の識別情報(装飾識別情報)である演出図柄が変動表示される。この演出図柄の変動表示も、変動表示ゲームに含まれる。
一例として、演出表示装置5の表示領域には、「左」、「中」、「右」の演出図柄表示エリア5L,5C,5Rが配置されている。特図ゲームにおける変動表示結果として確定特別図柄が停止表示されるときに、演出表示装置5における「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて、演出図柄の変動表示結果となる確定演出図柄(最終停止図柄)が停止表示される。
このように、演出表示装置5の表示領域では、第1特別図柄表示器4Aにおける第1特図を用いた特図ゲーム、または、第2特別図柄表示器4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームと同期して、各々が識別可能な複数種類の演出図柄の変動表示を行い、変動表示結果となる確定演出図柄を導出表示(あるいは単に「導出」ともいう)する。尚、例えば特別図柄や演出図柄といった、各種の表示図柄を導出表示するとは、演出図柄等の識別情報を停止表示(完全停止表示や最終停止表示ともいう)して変動表示を終了させることである。
「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて変動表示される演出図柄には、例えば8種類の図柄(英数字「1」〜「8」あるいは漢数字や、英文字、所定のモチーフに関連する8個のキャラクタ画像、数字や文字あるいは記号とキャラクタ画像との組合せなどであればよく、キャラクタ画像は、例えば人物や動物、これら以外の物体、もしくは、文字などの記号、あるいは、その他の任意の図形を示す飾り画像であればよい)で構成される。演出図柄のそれぞれには、対応する図柄番号が付されている。例えば、「1」〜「8」を示す英数字それぞれに対して、「1」〜「8」の図柄番号が付されている。尚、演出図柄は8種類に限定されず、大当り組合せやハズレとなる組合せなど適当な数の組合せを構成可能であれば、何種類であってもよい(例えば7種類や9種類など)。
演出表示装置5の表示領域の下部の左右2箇所には、第1保留記憶表示エリア5D、第2保留記憶表示エリア5Uが設定されている。第1保留記憶表示エリア5D、第2保留記憶表示エリア5Uでは、特図ゲームに対応した変動表示の保留記憶数(特図保留記憶数)を特定可能に表示する保留記憶表示が行われる。
ここで、特図ゲームに対応した変動表示の保留は、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口や、普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口を、遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生する。すなわち、特図ゲームや演出図柄の変動表示といった変動表示ゲームを実行するための始動条件(「実行条件」ともいう)は成立したが、先に成立した開始条件に基づく変動表示ゲームが実行中であることやパチンコ遊技機1が大当り遊技状態に制御されていることなどにより、変動表示ゲームの開始を許容する開始条件が成立していないときに、成立した始動条件に対応する変動表示の保留が行われる。本実施例では、第1始動入賞口を遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生した保留記憶表示を丸型の白色表示とし、第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生した保留記憶表示を同様に丸型の白色表示とする。
図1に示す例では、第1特別図柄表示器4A及び第2特別図柄表示器4Bの上方位置に、特図保留記憶数を特定可能に表示するための第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bとが設けられている。第1保留表示器25Aは、第1特図保留記憶数を特定可能に表示する。第2保留表示器25Bは、第2特図保留記憶数を特定可能に表示する。
演出表示装置5の下方には、普通入賞球装置6Aと、普通可変入賞球装置6Bとが設けられている。普通入賞球装置6Aは、例えば所定の球受部材によって常に一定の開放状態に保たれる始動領域(第1始動領域)としての第1始動入賞口を形成する。普通可変入賞球装置6Bは、図2に示す普通電動役物用となるソレノイド81によって、垂直位置となる通常開放状態と傾動位置となる拡大開放状態とに変化する一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物(普通電動役物)を備え、始動領域(第2始動領域)としての第2始動入賞口を形成する。
一例として、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイド81がオフ状態であるときに可動翼片が垂直位置となることにより、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しがたい通常開放状態となる。その一方で、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイド81がオン状態であるときに可動翼片が傾動位置となる傾動制御により、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しやすい拡大開放状態となる。
普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球は、例えば図2に示す第1始動口スイッチ22Aによって検出される。普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球は、例えば図2に示す第2始動口スイッチ22Bによって検出される。第1始動口スイッチ22Aによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第1特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第1始動条件が成立する。第2始動口スイッチ22Bによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば3個)の遊技球が賞球として払い出され、第2特図保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)以下であれば、第2始動条件が成立する。尚、第1始動口スイッチ22Aによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数と、第2始動口スイッチ22Bによって遊技球が検出されたことに基づいて払い出される賞球の個数は、互いに同一の個数であってもよいし、異なる個数であってもよい。
普通入賞球装置6Aと普通可変入賞球装置6Bの下方位置には、特別可変入賞球装置7が設けられている。特別可変入賞球装置7は、図2に示す大入賞口扉用となるソレノイド82によって開閉駆動される大入賞口扉を備え、その大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化する特定領域としての大入賞口を形成する。
一例として、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイド82がオフ状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を閉鎖状態として、遊技球が大入賞口を通過(進入)できなくする。その一方で、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイド82がオン状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を開放状態として、遊技球が大入賞口を通過(進入)しやすくする。このように、特定領域としての大入賞口は、遊技球が通過(進入)しやすく遊技者にとって有利な開放状態と、遊技球が通過(進入)できず遊技者にとって不利な閉鎖状態とに変化する。尚、遊技球が大入賞口を通過(進入)できない閉鎖状態に代えて、あるいは閉鎖状態の他に、遊技球が大入賞口を通過(進入)しにくい一部開放状態を設けてもよい。
大入賞口を通過(進入)した遊技球は、例えば図2に示すカウントスイッチ23によって検出される。カウントスイッチ23によって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(例えば15個)の遊技球が賞球として払い出される。こうして、特別可変入賞球装置7において開放状態となった大入賞口を遊技球が通過(進入)したときには、例えば第1始動入賞口や第2始動入賞口といった、他の入賞口を遊技球が通過(進入)したときよりも多くの賞球が払い出される。従って、特別可変入賞球装置7において大入賞口が開放状態となれば、その大入賞口に遊技球が進入可能となり、遊技者にとって有利な第1状態となる。その一方で、特別可変入賞球装置7において大入賞口が閉鎖状態となれば、大入賞口に遊技球を通過(進入)させて賞球を得ることが不可能または困難になり、遊技者にとって不利な第2状態となる。
第2保留表示器25Bの上方位置には、普通図柄表示器20が設けられている。一例として、普通図柄表示器20は、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bと同様に7セグメントやドットマトリクスのLED等から構成され、特別図柄とは異なる複数種類の識別情報である普通図柄(「普図」あるいは「普通図」ともいう)を変動可能に表示(変動表示)する。このような普通図柄の変動表示は、普図ゲーム(「普通図ゲーム」ともいう)と称される。
普通図柄表示器20の上方には、普図保留表示器25Cが設けられている。普図保留表示器25Cは、例えば4個のLEDを含んで構成され、通過ゲート41を通過した有効通過球数としての普図保留記憶数を表示する。
遊技盤2の表面には、上記の構成以外にも、遊技球の流下方向や速度を変化させる風車及び多数の障害釘が設けられている。また、第1始動入賞口、第2始動入賞口及び大入賞口とは異なる入賞口として、例えば所定の球受部材によって常に一定の開放状態に保たれる単一または複数の一般入賞口が設けられてもよい。この場合には、一般入賞口のいずれかに進入した遊技球が所定の一般入賞球スイッチによって検出されたことに基づき、所定個数(例えば10個)の遊技球が賞球として払い出されればよい。遊技領域10の最下方には、いずれの入賞口にも進入しなかった遊技球が取り込まれるアウト口が設けられている。
遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L,8Rが設けられており、さらに遊技領域10の周辺部には、遊技効果ランプ9が設けられている。パチンコ遊技機1の遊技領域10における各構造物(例えば普通入賞球装置6A、普通可変入賞球装置6B、特別可変入賞球装置7等)の周囲には、装飾用LEDが配置されていてもよい。遊技機用枠3の右下部位置には、遊技媒体としての遊技球を遊技領域10に向けて発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル(操作ノブ)が設けられている。例えば、打球操作ハンドルは、遊技者等による操作量(回転量)に応じて遊技球の弾発力を調整する。打球操作ハンドルには、打球発射装置(図示略)が備える発射モータの駆動を停止させるための単発発射スイッチや、タッチリング(タッチセンサ)が設けられていればよい。
遊技領域10の下方における遊技機用枠3の所定位置には、賞球として払い出された遊技球や所定の球貸機により貸し出された遊技球を、発射装置(図示略)へと供給可能に保持(貯留)する上皿(打球供給皿)が設けられている。遊技機用枠3の下部には、上皿から溢れた余剰球などを、パチンコ遊技機1の外部へと排出可能に保持(貯留)する下皿が設けられている。
下皿を形成する部材には、例えば下皿本体の上面における手前側の所定位置(例えば下皿の中央部分)などに、遊技者が把持して傾倒操作が可能なスティックコントローラ31Aが取り付けられている。スティックコントローラ31Aは、遊技者が把持する操作桿を含み、操作桿の所定位置(例えば遊技者が操作桿を把持したときに操作手の人差し指が掛かる位置など)には、トリガボタンが設けられている。トリガボタンは、遊技者がスティックコントローラ31Aの操作桿を操作手(例えば左手など)で把持した状態において、所定の操作指(例えば人差し指など)で押引操作することなどにより所定の指示操作ができるように構成されていればよい。操作桿の内部には、トリガボタンに対する押引操作などによる所定の指示操作を検出するトリガセンサが内蔵されていればよい。
スティックコントローラ31Aの下部における下皿の本体内部などには、操作桿に対する傾倒操作を検出するコントローラセンサユニット35Aが設けられていればよい。例えば、コントローラセンサユニットは、パチンコ遊技機1と正対する遊技者の側から見て操作桿の中心位置よりも左側で遊技盤2の盤面と平行に配置された2つの透過形フォトセンサ(平行センサ対)と、この遊技者の側から見て操作桿の中心位置よりも右側で遊技盤2の盤面と垂直に配置された2つの透過形フォトセンサ(垂直センサ対)とを組合せた4つの透過形フォトセンサを含んで構成されていればよい。
上皿を形成する部材には、例えば上皿本体の上面における手前側の所定位置(例えばスティックコントローラ31Aの上方)などに、遊技者が押下動作などにより所定の指示操作を可能なプッシュボタン31Bが設けられている。プッシュボタン31Bは、遊技者からの押下動作を、機械的、電気的、あるいは、電磁的に、検出できるように構成されていればよい。プッシュボタン31Bの設置位置における上皿の本体内部などには、プッシュボタン31Bに対してなされた遊技者による押下動作を検出するプッシュセンサ35Bが設けられていればよい。
次に、パチンコ遊技機1における遊技の進行を概略的に説明する。パチンコ遊技機1では、遊技領域10に設けられた通過ゲート41を通過した遊技球が図2に示すゲートスイッチ21によって検出されたことといった、普通図柄表示器20にて普通図柄の変動表示を実行するための普図始動条件が成立した後に、例えば前回の普図ゲームが終了したことといった、普通図柄の変動表示を開始するための普図開始条件が成立したことに基づいて、普通図柄表示器20による普図ゲームが開始される。
この普図ゲームでは、普通図柄の変動を開始させた後、普図変動時間となる所定時間が経過すると、普通図柄の変動表示結果となる確定普通図柄を停止表示(導出表示)する。このとき、確定普通図柄として、例えば「7」を示す数字といった、特定の普通図柄(普図当り図柄)が停止表示されれば、普通図柄の変動表示結果が「普図当り」となる。その一方、確定普通図柄として、例えば「7」を示す数字以外の数字や記号といった、普図当り図柄以外の普通図柄が停止表示されれば、普通図柄の変動表示結果が「普図ハズレ」となる。普通図柄の変動表示結果が「普図当り」となったことに対応して、普通可変入賞球装置6Bを構成する電動チューリップの可動翼片が傾動位置となる拡大開放制御(傾動制御)が行われ、所定時間が経過すると垂直位置に戻る通常開放制御が行われる。
普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球が図2に示す第1始動口スイッチ22Aによって検出されたことなどにより第1始動条件が成立した後に、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第1開始条件が成立したことに基づいて、第1特別図柄表示器4Aによる特図ゲームが開始される。また、普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球が図2に示す第2始動口スイッチ22Bによって検出されたことなどにより第2始動条件が成立した後に、例えば前回の特図ゲームや大当り遊技状態が終了したことなどにより第2開始条件が成立したことに基づいて、第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームが開始される。
第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームでは、特別図柄の変動表示を開始させた後、特図変動時間としての変動表示時間が経過すると、特別図柄の変動表示結果となる確定特別図柄(特図表示結果)を導出表示する。このとき、確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄)が停止表示されれば、特定表示結果としての「大当り」となり、大当り図柄とは異なる特別図柄が確定特別図柄として停止表示されれば「ハズレ」となる。尚、大当り図柄とは異なる所定の特別図柄(小当り図柄)が停止表示されるようにしても良く、これら所定表示結果としての所定の特別図柄(小当り図柄)が停止表示される場合には、大当り遊技状態とは異なる特殊遊技状態としての小当り遊技状態に制御すれば良い。
特図ゲームでの変動表示結果が「大当り」になった後には、遊技者にとって有利なラウンド(「ラウンド遊技」ともいう)を所定回数実行する特定遊技状態としての大当り遊技状態に制御される。
本実施例におけるパチンコ遊技機1では、一例として、「3」、「5」、「7」の数字を示す特別図柄を大当り図柄とし、「−」の記号を示す特別図柄をハズレ図柄としている。尚、小当り図柄を停止表示する場合には、例えば、「2」の数字を示す特別図柄を小当り図柄とすれば良い。尚、第1特別図柄表示器4Aによる特図ゲームにおける大当り図柄やハズレ図柄といった各図柄は、第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームにおける各図柄とは異なる特別図柄となるようにしてもよいし、双方の特図ゲームにおいて共通の特別図柄が大当り図柄やハズレ図柄となるようにしてもよい。
特図ゲームにおける確定特別図柄として「3」、「5」、「7」の数字を示す大当り図柄が停止表示されて特定表示結果としての「大当り」となった後、大当り遊技状態において、特別可変入賞球装置7の大入賞口扉が、所定の上限時間(例えば29秒間や0.1秒間)が経過するまでの期間あるいは所定個数(例えば9個)の入賞球が発生するまでの期間にて、大入賞口を開放状態とする。これにより、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)とするラウンドが実行される。
ラウンドの実行中に大入賞口を開放状態とした大入賞口扉は、遊技盤2の表面を落下する遊技球を受け止め、その後に大入賞口を閉鎖状態とすることにより、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって不利な第2状態(閉鎖状態)に変化させて、1回のラウンドを終了させる。大入賞口の開放サイクルであるラウンドは、その実行回数が所定の上限回数(例えば「16」など)に達するまで、繰り返し実行可能となっている。尚、ラウンドの実行回数が上限回数に達する前であっても、所定条件の成立(例えば大入賞口に遊技球が入賞しなかったことなど)により、ラウンドの実行が終了するようにしてもよい。
大当り遊技状態におけるラウンドのうち、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)とする上限時間が比較的に長い時間(例えば29秒など)となるラウンドは、通常開放ラウンドともいう。一方、特別可変入賞球装置7を第1状態(開放状態)とする上限時間が比較的に短い時間(例えば0.1秒など)となるラウンドは、短期開放ラウンドともいう。
尚、小当り図柄(例えば「2」の数字)を停止表示する場合にあっては、これら小当り図柄が確定特別図柄として導出された後に、特殊遊技状態としての小当り遊技状態に制御すれば良い。具体的に小当り遊技状態では、例えば、上記した、実質的には出球(賞球)が得られない短期開放大当り状態と同様に特別可変入賞球装置7において大入賞口を遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)に変化させる可変入賞動作を実行すれば良い。
演出表示装置5に設けられた「左」、「中」、「右」の演出図柄表示エリア5L,5C,5Rでは、第1特別図柄表示器4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームと、第2特別図柄表示器4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームとのうち、いずれかの特図ゲームが開始されることに対応して、演出図柄の変動表示が開始される。そして、演出図柄の変動表示が開始されてから「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにおける確定演出図柄の停止表示により変動表示が終了するまでの期間では、演出図柄の変動表示状態が所定のリーチ状態となることがある。
ここで、リーチ状態とは、演出表示装置5の表示領域にて停止表示された演出図柄が大当り組合せの一部を構成しているときに未だ停止表示されていない演出図柄(「リーチ変動図柄」ともいう)については変動が継続している表示状態、あるいは、全部または一部の演出図柄が大当り組合せの全部または一部を構成しながら同期して変動している表示状態のことである。具体的には、「左」、「中」、「右」の演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにおける一部(例えば「左」及び「右」の演出図柄表示エリア5L,5Rなど)では予め定められた大当り組合せを構成する演出図柄(例えば「7」の英数字を示す演出図柄)が停止表示されているときに未だ停止表示していない残りの演出図柄表示エリア(例えば「中」の演出図柄表示エリア5Cなど)では演出図柄が変動している表示状態、あるいは、「左」、「中」、「右」の演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにおける全部または一部で演出図柄が大当り組合せの全部または一部を構成しながら同期して変動している表示状態である。
また、リーチ状態となったことに対応して、演出図柄の変動速度を低下させたり、演出表示装置5の表示領域に演出図柄とは異なるキャラクタ画像(人物等を模した演出画像)を表示させたり、背景画像の表示態様を変化させたり、演出図柄とは異なる動画像を再生表示させたり、演出図柄の変動態様を変化させたりすることで、リーチ状態となる以前とは異なる演出動作が実行される場合がある。このようなキャラクタ画像の表示や背景画像の表示態様の変化、動画像の再生表示、演出図柄の変動態様の変化といった演出動作を、リーチ演出表示(あるいは単にリーチ演出)という。尚、リーチ演出には、演出表示装置5における表示動作のみならず、スピーカ8L,8Rによる音声出力動作や、遊技効果ランプ9などの発光体における点灯動作(点滅動作)などを、リーチ状態となる以前の動作態様とは異なる動作態様とすることが含まれていてもよい。
リーチ演出における演出動作としては、互いに動作態様(リーチ態様)が異なる複数種類の演出パターン(「リーチパターン」ともいう)が、予め用意されていればよい。そして、それぞれのリーチ態様では「大当り」となる可能性(「信頼度」あるいは「大当り信頼度」ともいう)が異なる。すなわち、複数種類のリーチ演出のいずれが実行されるかに応じて、変動表示結果が「大当り」となる可能性を異ならせることができる。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、ハズレ図柄となる特別図柄が停止表示(導出)される場合には、演出図柄の変動表示が開始されてから、演出図柄の変動表示状態がリーチ状態とならずに、所定の非リーチ組合せとなる確定演出図柄が停止表示されることがある。このような演出図柄の変動表示態様は、変動表示結果が「ハズレ」となる場合における「非リーチ」(「通常ハズレ」ともいう)の変動表示態様と称される。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、ハズレ図柄となる特別図柄が停止表示(導出)される場合には、演出図柄の変動表示が開始されてから、演出図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、リーチ演出が実行された後に、あるいは、リーチ演出が実行されずに、所定のリーチハズレ組合せとなる確定演出図柄が停止表示されることがある。このような演出図柄の変動表示結果は、変動表示結果が「ハズレ」となる場合における「リーチ」(「リーチハズレ」ともいう)の変動表示態様と称される。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、大当り図柄となる特別図柄のうち「3」の数字を示す大当り図柄が停止表示される場合には、演出図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、所定のリーチ演出が実行された後に、複数種類の大当り組合せのうち、所定の通常大当り組合せ(「非確変大当り組合せ」ともいう)となる確定演出図柄が停止表示される。尚、リーチ演出が実行されずに、確定演出図柄として非確変大当り組合せを停止表示しても良い。
通常大当り組合せ(非確変大当り組合せ)となる確定演出図柄は、例えば演出表示装置5における「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて変動表示される図柄番号が「1」〜「8」の演出図柄のうち、図柄番号が偶数「2」、「4」、「6」、「8」である演出図柄のいずれか1つが、「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて所定の有効ライン上に揃って停止表示されるものであればよい。通常大当り組合せを構成する図柄番号が偶数「2」、「4」、「6」、「8」である演出図柄は、通常図柄(「非確変図柄」ともいう)と称される。
特図ゲームにおける確定特別図柄が通常大当り図柄となることに対応して、所定のリーチ演出が実行された後に、通常大当り組合せ(非確変大当り組合せ)の確定演出図柄が停止表示される演出図柄の変動表示態様は、変動表示結果が「大当り」となる場合における「非確変」(「通常大当り」ともいう)の変動表示態様(「大当り種別」ともいう)と称される。尚、リーチ演出が実行されずに、確定演出図柄として通常大当り組合せ(非確変大当り組合せ)を停止表示しても良い。「非確変」の大当り種別で変動表示結果が「大当り」となったことに基づいて、通常開放大当り状態に制御され、その終了後には、時間短縮制御(時短制御)が行われる。時短制御が行われることにより、特図ゲームにおける特別図柄の変動表示時間(特図変動時間)は、通常状態に比べて短縮される。尚、時短制御では、後述するように普通図柄の当選頻度が高められて、普通可変入賞球装置6Bへの入賞頻度が高められる、いわゆる電チューサポートが実施される。ここで、通常状態とは、大当り遊技状態等の特定遊技状態などとは異なる通常遊技状態であり、パチンコ遊技機1の初期設定状態(例えばシステムリセットが行われた場合のように、電源投入後に初期化処理を実行した状態)と同一の制御が行われる。時短制御は、大当り遊技状態の終了後に所定回数(例えば100回)の特図ゲームが実行されることと、変動表示結果が「大当り」となることのうち、いずれかの条件が先に成立したときに、終了すればよい。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、大当り図柄となる特別図柄のうち、「5」、「7」の数字を示す特別図柄といった確変大当り図柄が停止表示される場合には、演出図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、演出図柄の変動表示態様が「通常」である場合と同様のリーチ演出が実行された後に、複数種類の大当り組合せのうち、所定の確変大当り組合せとなる確定演出図柄が停止表示されることがある。尚、リーチ演出が実行されずに、確定演出図柄として確変大当り組合せを停止表示しても良い。確変大当り組合せとなる確定演出図柄は、例えば演出表示装置5における「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて変動表示される図柄番号が「1」〜「8」の演出図柄のうち、図柄番号が「7」である演出図柄が、「左」、「中」、「右」の各演出図柄表示エリア5L,5C,5Rにて所定の有効ライン上に揃って停止表示されるものであればよい。確変大当り組合せを構成する図柄番号が「7」である演出図柄は、確変図柄と称される。特図ゲームにおける確定特別図柄として確変大当り図柄が停止表示される場合に、演出図柄の変動表示結果として、通常大当り組合せとなる確定演出図柄が停止表示されることがあるようにしてもよい。
確定演出図柄が通常大当り組合せであるか確変大当り組合せであるかにかかわらず、特図ゲームにおける確定特別図柄として確変大当り図柄が停止表示される変動表示態様は、変動表示結果が「大当り」となる場合における「確変」の変動表示態様(「大当り種別」ともいう)と称される。尚、本実施例では、「確変」の大当り種別のうち、確定特別図柄として「5」、「7」の変動表示結果にて「大当り」となったことに基づいて、通常開放大当り状態に制御され、その終了後には、時短制御とともに確率変動制御(確変制御)が行われる。
これら確変制御が行われることにより、各回の特図ゲームにおいて変動表示結果(特図表示結果)が「大当り」となる確率は、通常状態に比べて高くなるように向上する。確変制御は、大当り遊技状態の終了後に変動表示結果が「大当り」となって再び大当り遊技状態に制御されるという条件が成立したときに、終了すればよい。尚、時短制御と同様に、大当り遊技状態の終了後に所定回数(例えば時短回数と同じ100回や、時短回数とは異なる90回)の特図ゲームが実行されたときに、確変制御を終了してもよい。また、大当り遊技状態の終了後に特図ゲームが開始されるごとに実行される確変転落抽選にて確変制御を終了させる「確変転落あり」の決定がなされたときに、確変制御を終了してもよい。
時短制御が行われるときには、普通図柄表示器20による普図ゲームにおける普通図柄の変動時間(普図変動時間)を通常状態のときよりも短くする制御や、各回の普図ゲームで普通図柄の変動表示結果が「普図当り」となる確率を通常状態のときよりも向上させる制御、変動表示結果が「普図当り」となったことに基づく普通可変入賞球装置6Bにおける可動翼片の傾動制御を行う傾動制御時間を通常状態のときよりも長くする制御、その傾動回数を通常状態のときよりも増加させる制御といった、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しやすくして第2始動条件が成立する可能性を高めることで遊技者にとって有利となる制御(電チューサポート制御)が行われる。このように、時短制御に伴い第2始動入賞口に遊技球が進入しやすくして遊技者にとって有利となる制御は、高開放制御ともいう。高開放制御としては、これらの制御のいずれか1つが行われるようにしてもよいし、複数の制御が組合せられて行われるようにしてもよい。
高開放制御が行われることにより、第2始動入賞口は、高開放制御が行われていないときよりも拡大開放状態となる頻度が高められる。これにより、第2特別図柄表示器4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームを実行するための第2始動条件が成立しやすくなり、特図ゲームが頻繁に実行可能となることで、次に変動表示結果が「大当り」となるまでの時間が短縮される。高開放制御が実行可能となる期間は、高開放制御期間ともいい、この期間は、時短制御が行われる期間と同一であればよい。
時短制御と高開放制御がともに行われる遊技状態は、時短状態あるいは高ベース状態ともいう。また、確変制御が行われる遊技状態は、確変状態あるいは高確状態ともいう。確変制御とともに時短制御や高開放制御が行われる遊技状態は、高確高ベース状態とも称される。尚、本実施例では制御される遊技状態としては設定されていないが、確変制御のみが行われて時短制御や高開放制御が行われない確変状態は、高確低ベース状態とも称される。また、確変制御とともに時短制御や高開放制御が行われる遊技状態のみを、特に「確変状態」ということもあり、高確低ベース状態とは区別するために、時短付確変状態ということもある。一方、確変制御のみが行われて時短制御や高開放制御が行われない確変状態(高確低ベース状態)は、高確高ベース状態と区別するために、時短なし確変状態ということもある。確変制御が行われずに時短制御や高開放制御が行われる時短状態は、低確高ベース状態とも称される。確変制御や時短制御及び高開放制御がいずれも行われない通常状態は、低確低ベース状態とも称される。通常状態以外の遊技状態において時短制御や確変制御の少なくともいずれかが行われるときには、特図ゲームが頻繁に実行可能となることや、各回の特図ゲームにおける変動表示結果が「大当り」となる確率が高められることにより、遊技者にとって有利な状態となる。大当り遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な遊技状態は、特別遊技状態とも称される。
尚、小当り図柄を停止表示する場合にあっては、前述した小当り遊技状態に制御した後には、遊技状態の変更が行われず、変動表示結果が「小当り」となる以前の遊技状態に継続して制御すれば良い。
パチンコ遊技機1には、例えば図2に示すような主基板11、演出制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14といった、各種の制御基板が搭載されている。また、パチンコ遊技機1には、主基板11と演出制御基板12との間で伝送される各種の制御信号を中継するための中継基板15なども搭載されている。その他にも、パチンコ遊技機1における遊技盤2などの背面には、例えば払出制御基板、情報端子基板、発射制御基板、インタフェース基板などといった、各種の基板が配置されている。
主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板11は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数の設定機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、演出制御基板12などからなるサブ側の制御基板に宛てて、指令情報の一例となる制御コマンドを制御信号として出力して送信する機能、ホールの管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。また、主基板11は、第1特別図柄表示器4Aと第2特別図柄表示器4Bを構成する各LED(例えばセグメントLED)などの点灯/消灯制御を行って第1特図や第2特図の変動表示を制御することや、普通図柄表示器20の点灯/消灯/発色制御などを行って普通図柄表示器20による普通図柄の変動表示を制御することといった、所定の表示図柄の変動表示を制御する機能も備えている。
主基板11には、例えば遊技制御用マイクロコンピュータ100や、遊技球検出用の各種スイッチからの検出信号を取り込んで遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送するスイッチ回路110、遊技制御用マイクロコンピュータ100からのソレノイド駆動信号をソレノイド81,82に伝送するソレノイド回路111などが搭載されている。
演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、中継基板15を介して主基板11から伝送された制御信号を受信して、演出表示装置5、スピーカ8L,8R及び遊技効果ランプ9といった演出用の電気部品による演出動作を制御するための各種回路が搭載されている。すなわち、演出制御基板12は、演出表示装置5における表示動作や、スピーカ8L,8Rからの音声出力動作の全部または一部、遊技効果ランプ9などにおける点灯/消灯動作の全部または一部といった、演出用の電気部品に所定の演出動作を実行させるための制御内容を決定する機能を備えている。
音声制御基板13は、演出制御基板12とは別個に設けられた音声出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令や制御データなどに基づき、スピーカ8L,8Rから音声を出力させるための音声信号処理を実行する処理回路などが搭載されている。ランプ制御基板14は、演出制御基板12とは別個に設けられたランプ出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令や制御データなどに基づき、遊技効果ランプ9などにおける点灯/消灯駆動を行うランプドライバ回路などが搭載されている。
図2に示すように、主基板11には、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23、アウト球スイッチ24からの検出信号を伝送する配線が接続されている。尚、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23、アウト球スイッチ24は、例えばセンサと称されるものなどのように、遊技媒体としての遊技球を検出できる任意の構成を有するものであればよい。また、主基板11には、第1特別図柄表示器4A、第2特別図柄表示器4B、普通図柄表示器20、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25Cなどの表示制御を行うための指令信号を伝送する配線が接続されている。
主基板11から演出制御基板12に向けて伝送される制御信号は、中継基板15によって中継される。中継基板15を介して主基板11から演出制御基板12に対して伝送される制御コマンドは、例えば電気信号として送受信される演出制御コマンドである。演出制御コマンドには、例えば、演出図柄の変動時間及びリーチ演出の種類や擬似連の有無等の変動態様を示す変動パターンを示す変動パターン指定コマンドや、演出表示装置5における画像表示動作を制御するために用いられる表示制御コマンドや、スピーカ8L,8Rからの音声出力を制御するために用いられる音声制御コマンド、遊技効果ランプ9や装飾用LEDの点灯動作などを制御するために用いられるランプ制御コマンドが含まれている。
主基板11に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータ100は、例えば1チップのマイクロコンピュータであり、遊技制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM(ReadOnlyMemory)101と、遊技制御用のワークエリアを提供するRAM(RandomAccessMemory)102と、遊技制御用のプログラムを実行して制御動作を行うCPU(CentralProcessingUnit)103と、CPU103とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路104と、I/O(Input/Outputport)105と、を備えて構成される。
一例として、遊技制御用マイクロコンピュータ100では、CPU103がROM101から読み出したプログラムを実行することにより、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための処理が実行される。このときには、CPU103がROM101から固定データを読み出す固定データ読出動作や、CPU103がRAM102に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、CPU103がRAM102に一時記憶されている各種の変動データを読み出す変動データ読出動作、CPU103がI/O105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、CPU103がI/O105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部へと各種信号を出力する送信動作なども行われる。
図2に示すように、演出制御基板12には、プログラムに従って制御動作を行う演出制御用CPU120と、演出制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM121と、演出制御用CPU120のワークエリアを提供するRAM122と、演出表示装置5における表示動作の制御内容を決定するための処理などを実行する表示制御部123と、演出制御用CPU120とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行う乱数回路124と、I/O125とが搭載されている。
一例として、演出制御基板12では、演出制御用CPU120がROM121から読み出した演出制御用のプログラムを実行することにより、演出用の電気部品による演出動作を制御するための処理が実行される。このときには、演出制御用CPU120がROM121から固定データを読み出す固定データ読出動作や、演出制御用CPU120がRAM122に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、演出制御用CPU120がRAM122に一時記憶されている各種の変動データを読み出す変動データ読出動作、演出制御用CPU120がI/O125を介して演出制御基板12の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、演出制御用CPU120がI/O125を介して演出制御基板12の外部へと各種信号を出力する送信動作なども行われる。
また、本実施例では、演出表示装置5は遊技盤2よりも背面側に配設され、該遊技盤2に形成された開口2cを通して視認できるようになっている。尚、遊技盤2における開口2cには枠状のセンター飾り枠51が設けられている。また、遊技盤2の背面と演出表示装置5との間には演出ユニット(図示略)が設けられており、演出制御基板12には、この演出ユニット(図示略)に設けられる各種モータ、ソレノイド、センサ、発光ダイオード(LED)等の複数の電子部品が接続されている。尚、図2において、これら電子部品の図示は省略している。
次に、本実施例におけるパチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。主基板11では、所定の電源基板からの電力供給が開始されると、遊技制御用マイクロコンピュータ100が起動し、CPU103によって遊技制御メイン処理となる所定の処理が実行される。遊技制御メイン処理を開始すると、CPU103は、割込み禁止に設定した後、必要な初期設定を行う。この初期設定では、例えばRAM102がクリアされる。また、遊技制御用マイクロコンピュータ100に内蔵されたCTC(カウンタ/タイマ回路)のレジスタ設定を行う。これにより、以後、所定時間(例えば、2ミリ秒)ごとにCTCから割込み要求信号がCPU103へ送出され、CPU103は定期的にタイマ割込み処理を実行することができる。初期設定が終了すると、割込みを許可した後、ループ処理に入る。尚、遊技制御メイン処理では、パチンコ遊技機1の内部状態を前回の電力供給停止時における状態に復帰させるための処理を実行してから、ループ処理に入るようにしてもよい。
こうした遊技制御メイン処理を実行したCPU103は、CTCからの割込み要求信号を受信して割込み要求を受け付けると、遊技制御用タイマ割込み処理を実行する。遊技制御用タイマ割込み処理を開始すると、CPU103は、まず、所定のスイッチ処理を実行することにより、スイッチ回路110を介してゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23といった各種スイッチから入力される検出信号の状態を判定する。続いて、所定のメイン側エラー処理を実行することにより、パチンコ遊技機1の異常診断を行い、その診断結果に応じて必要ならば警告を発生可能とする。この後、所定の情報出力処理を実行することにより、例えばパチンコ遊技機1の外部に設置されたホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する。
情報出力処理に続いて、主基板11の側で用いられる乱数値MR1〜MR4といった遊技用乱数の少なくとも一部をソフトウェアにより更新するための遊技用乱数更新処理を実行する。この後、CPU103は、特別図柄プロセス処理を実行する。特別図柄プロセス処理では、遊技制御フラグ設定部(図示略)に設けられた特図プロセスフラグの値をパチンコ遊技機1における遊技の進行状況に応じて更新し、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bにおける表示動作の制御や、特別可変入賞球装置7における大入賞口の開閉動作設定などを、所定の手順で行うために、各種の処理が選択されて実行される。
特別図柄プロセス処理に続いて、普通図柄プロセス処理が実行される。CPU103は、普通図柄プロセス処理を実行することにより、普図表示結果判定用の乱数値MR4を用いて普通図柄の変動表示態様を決定し、普通図柄表示器20における表示動作(例えばセグメントLEDの点灯、消灯など)を制御して、普通図柄の変動表示や普通可変入賞球装置6Bにおける可動翼片の傾動動作設定などを可能にする。
普通図柄プロセス処理を実行した後、CPU103は、コマンド制御処理を実行することにより、主基板11から演出制御基板12などのサブ側の制御基板に対して制御コマンドを伝送させる。これらの一例として、コマンド制御処理では、遊技制御バッファ設定部に設けられた送信コマンドバッファの値によって指定されたコマンド送信テーブルにおける設定に対応して、I/O105に含まれる出力ポートのうち、演出制御基板12に対して演出制御コマンドを送信するための出力ポートに制御データをセットした後、演出制御INT信号の出力ポートに所定の制御データをセットして演出制御INT信号を所定時間にわたりオン状態としてからオフ状態とすることなどにより、コマンド送信テーブルでの設定に基づく演出制御コマンドの伝送を可能とする。コマンド制御処理を実行した後には、割込み許可状態に設定してから、遊技制御用タイマ割込み処理を終了する。
特別図柄プロセス処理において、CPU103は、まず、始動入賞判定処理を実行する。該始動入賞判定処理を実行した後、CPU103は、遊技制御フラグ設定部に設けられた特図プロセスフラグの値に応じた処理のいずれかを選択して実行する。
始動入賞処理では、第1始動口スイッチ22Aや第2始動口スイッチ22Bによる第1始動入賞や第2始動入賞があったか否かを判定し、入賞があった場合には、特図表示結果判定用の乱数値MR1、大当り種別判定用の乱数値MR2、変動パターン判定用の乱数値MR3を抽出して、第1始動入賞である場合には、第1特図保留記憶部における空きエントリの最上位に格納し、第2始動入賞である場合には、第2特図保留記憶部における空きエントリの最上位に格納する。
特別図柄通常処理では、第1特図保留記憶部や第2特図保留記憶部に記憶されている保留データの有無などに基づいて、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームを開始するか否かの判定が行われる。また、特別図柄通常処理では、特図表示結果判定用の乱数値MR1を示す数値データに基づき、特別図柄や演出図柄の変動表示結果を「大当り」とするか否かを、その変動表示結果が導出表示される前に決定(事前決定)する。さらに、特別図柄通常処理では、特図ゲームにおける特別図柄の変動表示結果に対応して、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bによる特図ゲームにおける確定特別図柄(大当り図柄やハズレ図柄のいずれか)が設定される。
変動パターン設定処理には、変動表示結果を「大当り」とするか否かの事前決定結果などに基づき、変動パターン判定用の乱数値MR3を示す数値データを用いて変動パターンを複数種類のいずれかに決定する処理などが含まれている。
特別図柄通常処理や変動パターン設定処理により、特別図柄の変動表示結果となる確定特別図柄や特別図柄及び演出図柄の変動表示時間を含む変動パターンが決定される。すなわち、特別図柄通常処理や変動パターン設定処理は、特図表示結果判定用の乱数値MR1、大当り種別判定用の乱数値MR2、変動パターン判定用の乱数値MR3を用いて、特別図柄や演出図柄の変動表示態様を決定する処理を含んでいる。
特別図柄変動処理には、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bにおいて特別図柄を変動させるための設定を行う処理や、その特別図柄が変動を開始してからの経過時間を計測する処理などが含まれている。また、特別図柄停止処理には、第1特別図柄表示器4Aや第2特別図柄表示器4Bにて特別図柄の変動を停止させ、特別図柄の変動表示結果となる確定特別図柄を停止表示(導出)させるための設定を行う処理が含まれている。そして、遊技制御フラグ設定部に設けられた大当りフラグがオンとなっているか否かの判定などが行われる。
大当り開放前処理には、変動表示結果が「大当り」となったことなどに基づき、大当り遊技状態においてラウンドの実行を開始して大入賞口を開放状態とするための設定を行う処理などが含まれている。大当り開放中処理には、大入賞口を開放状態としてからの経過時間を計測する処理や、その計測した経過時間やカウントスイッチ23によって検出された遊技球の個数などに基づいて、大入賞口を開放状態から閉鎖状態に戻すタイミングとなったか否かを判定する処理などが含まれている。大当り開放後処理には、大入賞口を開放状態とするラウンドの実行回数が大入賞口開放回数最大値に達したか否かを判定する処理や、大入賞口開放回数最大値に達した場合に大当り終了指定コマンドを送信するための設定を行う処理などが含まれている。大当り終了処理には、演出表示装置5やスピーカ8L,8R、遊技効果ランプ9などといった演出装置により、大当り遊技状態の終了を報知する演出動作としてのエンディング演出が実行される期間に対応した待ち時間が経過するまで待機する処理や、大当り遊技状態の終了に対応して確変制御や時短制御を開始するための各種の設定(確変フラグや時短フラグのセット)を行う処理などが含まれている。
尚、大当り終了処理においては、遊技制御バッファ設定部(図示略)に記憶されている大当り種別バッファ値を読み出して、大当り種別が「非確変大当り」、「確変大当り」のいずれであったかを特定する。そして、特定した大当り種別が「非確変大当り」ではないと判定された場合には、確変制御を開始するための設定(確変フラグのセット)を行う。また、特定した大当り種別が「非確変大当り」である場合には、時短制御を開始するための設定(時短フラグのセットと時短制御中に実行可能な特図ゲームの上限値に対応して予め定められたカウント初期値(本実施例では「100」)を時短回数カウンタにセット)を行う。
次に、図3〜図11に基づいて、遊技場の遊技島(図示略)に固定され、遊技機用枠3を開閉可能に支持する四角枠状の外枠200について説明する。図3は、(A)は外枠を斜め前から見た状態を示す斜視図、(B)は斜め後ろから見た状態を示す斜視図である。図4は、外枠を示す正面図、左側面図及び右側面図である。図5は、外枠を示す背面図、平面図及び底面図である。図6は、(A)は左上側の第1連結体及び第2連結体を斜め前から見た状態を示す斜視図、(B)は斜め前下から見上げた状態を示す斜視図である。図7は、外枠の左上角部の構造を示す分解斜視図である。図8は、(A)は外枠の左上角部を示す背面図、(B)は(A)のA−A断面図である。図9は、(A)は図8(A)のB−B端面図、(B)はC−C端面図である。図10は、(A)は右上側の第1連結体及び第2連結体を斜め前から見た状態を示す斜視図、(B)は斜め前下から見上げた状態を示す斜視図である。図11は、外枠の右上角部の構造を示す分解斜視図である。
図3〜図5に示すように、外枠200は、上下に並設される一対の第1板部材としての上板201及び下板202と、左右に並設される一対の第2板部材としての左側板203及び右側板204と、上板201及び下板202と左側板203及び右側板204とを連結する第1連結体210〜213及び第2連結体220〜223と、により縦長長方形状に形成されている。
上板201及び下板202は、木材により板状に形成されており、左側板203及び右側板204は、アルミニウム材の押出成型により板状に形成されている。左側板203及び右側板204の板厚(例えば、約2〜4mm)は、上板201及び下板202の板厚(例えば、約15〜20mm)よりも肉薄とされている。上板201における左右端部の外面201a及び後端面201cは約1〜2mm程度板厚が薄くなっており、後述する第1連結体210が取り付けられたときに該第1連結体210の外面及び後面と上板201における外面201a及び後端面201cとが面一になるようになっている。
左側板203及び右側板204の後端には、上下方向に延びる筒状部205(図14(B)参照)が形成されて剛性が高められている。また、左側板203の内側面における前後方向の略中央位置には、上端から下端にかけて凹溝206が形成されている(図14(A)参照)。また、右側板204の前端には、上端から下端にかけて凸条207が形成されている(図14(B)参照)。
左側板203及び右側板204は、上板201と下板202との左右端部間にそれぞれ配置され、これら上板201及び下板202と左側板203及び右側板204とは第1連結体210〜213及び第2連結体220〜223により連結される。尚、本実施例では、左側板203及び右側板204は、上板201と下板202との左右端部間にそれぞれ配置されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、上板201及び下板202が左側板203と右側板204との上下端部間にそれぞれ配置されてもよい。
外枠200の開口200a下部には幕板214が設けられ、開口200aの下部が閉塞されている。幕板214は、本実施例では合成樹脂材により中空状に形成され、内部にはスピーカユニット(図示略)が内蔵されており、後述するように遊技機用枠3が閉鎖位置に配置された状態において該遊技機用枠3に設けられた演出制御基板12に接続され、音を出力可能となる。
左上の第1連結体210の前端には、遊技機用枠3の左上角部に設けられる回動軸230(図12参照)を回動可能に支持する軸受溝231が形成されている。また、左側板203の内側面における幕板214の上面に対応する下部位置には軸受金具232が固定されており、該軸受金具232の前端には、遊技機用枠3の左下角部に設けられる軸受孔233(図12参照)に回動可能に支持される回動軸234が形成されている。これら軸受溝231と回動軸234とは、外枠200の前面より前方位置に設けられており、遊技機用枠3を外枠200の前方の上下方向を向く回動軸心を中心として回動可能に支持する。
次に、第1連結体210〜213と第2連結体220〜223について説明する。尚、本実施例では、各第1連結体210〜213及び各第2連結体220〜223は、それぞれ若干形状が異なるが、基本構成は同一であるため、以下においては、第1連結体210,211及び第2連結体220,221を一例に説明し、他の第1連結体212,213及び第2連結体222,223についての説明は省略する。また、第1連結体210と第2連結体220は、外枠200の左上角部に設けられ、第1連結体211と第2連結体221は、外枠200の右上角部に設けられ、第1連結体212と第2連結体222は、外枠200の左下角部に設けられ、第1連結体213と第2連結体223は、外枠200の右下角部に設けられる。
まず、上板201の左端部と左側板203の上端部とを連結するための第1連結体210及び第2連結体220の構造について、図6〜図9に基づいて説明する。
図6及び図7に示すように、第1連結体210は、上板201の左端部の外面201a(上面、外周面)に取り付けられる第1板部210Aと、第1板部210Aの左辺から折り曲げ加工により左側板203側(下方)に約90度屈曲され該左側板203の上端部の外面203a(左側面、外周面)に取り付けられる第2板部210Bと、第1板部210Aの後辺右部から折り曲げ加工により外枠200の開口200a側(下方)に約90度屈曲される第3板部210Cと、第2板部210Bの後辺から折り曲げ加工により外枠200の開口200a側(右方)に約90度屈曲される第4板部210Dと、第1板部210Aの前辺左部及び第2板部210Bの前辺上部それぞれから前方に延設される板部により縦断面視下向きコ字形に形成される軸受部210Eと、を有する。
尚、軸受部210Eには、右側辺から前側に向けて伸びる略L字形の軸受溝231が形成されているとともに、下面には、軸受溝231に挿入された遊技機用枠3の回動軸230(図12参照)を着脱可能に保持するための保持部材215が設けられている。
第1板部210Aには、該第1板部210Aを上板201の左端部の外面201aに取り付けるためのネジN1の取付孔250が複数(本実施例では3箇所)形成されている。第2板部210Bには、該第2板部210Bを左側板203の上端部の外面203aに取り付けるためのネジN2の取付孔251が複数(本実施例では上下に2箇所ずつ)形成されているとともに、内面における上下の取付孔251の間には、位置決め凸部257が突設されている。また、第2板部210Bには、左側板203の内面203b(右側面)に凹溝206を形成するために外面203aに突設された凸条206aが嵌合される切欠溝252が、下辺から上方に向けて形成されている。
図8(A)に示すように、第3板部210Cは、第1板部210Aの後辺右部から外枠200の開口200aに対応する位置まで延設されており、上板201の後端面201cに対応する基部の左右寸法L1が、開口200aに対応する先端部の左右寸法L2よりも長寸とされている(L1>L2)。また、第3板部210Cの基部には、該第3板部210Cを上板201の左端部の後端面201cに取り付けるためのネジN3の取付孔253が形成されているとともに、先端部には、第3板部210Cを後述する第2連結体220の第3板部220Cに取り付けるためのネジN4の連結用取付孔254が形成されている。
第4板部210Dは、第2板部210Bの後辺から外枠200の開口200aに対応する位置まで延設されており、屈曲部側である基部の上下寸法L3が、開口200aに対応する先端部の上下寸法L4よりも長寸とされている(L3>L4)。また、第4板部210Dの基部には、該第4板部210Dを上板201の左端部の後端面201cに取り付けるためのネジ(図示略)の取付孔255が形成されているとともに、先端部には、第4板部210Dを後述する第2連結体220の第3板部220Cに取り付けるためのネジN5の連結用取付孔256が形成されている。
尚、本実施例では、取付孔255は予備用の取付孔とされ、第4板部210Dは、上板201にネジが多数打ち込まれることによる強度低下を考慮して該上板201の左端部の後端面201cに取り付けられていないが、本発明はこれに限定されるものではなく、取付孔255にネジを取付け、上板201の左端部の後端面201cに取り付けるようにしてもよい。
このように、第3板部210C及び第4板部210Dの基部には、上板201の後端面201cに対応する位置に取付孔253,255が形成され、第3板部210C及び第4板部210Dの先端部には、開口200aに対応する位置に連結用取付孔254,256が形成されている。そしてこれら取付孔253,255と連結用取付孔254,256とは、それぞれ上板201に対し略平行をなすように上下に並設されているとともに、取付孔253,255に対し連結用取付孔254,256は長手(左右)方向の異なる位置、つまり、長手方向にずれた位置に配置されている。
また、図8(A)に示すように、第3板部210Cと第4板部210Dとの対向辺は、上部から鉛直下方に垂下された後、第3板部210C側に傾斜し、さらに鉛直下方に垂下されている。つまり、第3板部210Cと第4板部210Dとは、基部と該基部よりも幅寸法が短い先端部とから構成され、第3板部210C及び第4板部210Dのうち一方の先端部の側方には、他方の先端部が嵌合可能な切欠部が形成されているため、一方の先端部が他方の切欠部に嵌合することで、第3板部210Cと第4板部210Dとを互いの対向辺が近接するように設けることができるため、第3板部210Cと第4板部210Dとを互いに近づけて連結することができる。
また、本実施例では、第3板部210Cは第1板部210Aにおける第2板部210Bから離れた位置に設けられ、第4板部210Dは第1板部210Aに沿うように形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第3板部210Cを第2板部210Bに沿うように設け、第4板部210Dを第1板部210Aから離れた位置に設けてもよい。また、第3板部210Cと第4板部210Dとは、それぞれ上板201や左側板203に沿って設けられなくてもよい。
図6及び図7に示すように、第2連結体220は、上板201の左端部の内面201b(下面)に取り付けられる第1板部220Aと、第1板部220Aの左辺から左側板203側(下方)に約90度屈曲され該左側板203の上端部の内面203b(右側面)に取り付けられる第2板部220Bと、第1板部220Aの後辺から外枠200の開口200a側(下方)に約90度屈曲される第3板部220Cと、を有する。尚、第1板部220Aと第2板部220Bとの曲げ部(屈曲辺)の内側には、略三角形状のリブ265がビード加工により形成されており、これにより曲げ部の強度が高められている。
第1板部220Aには、第1連結体210の第1板部210Aに形成された取付孔250に取り付けられ、上板201の左端部に形成された挿通孔270に上方から挿通されたネジN1が螺入されるネジ孔260が、取付孔250に対応する位置にバーリング加工により複数形成されている。
第2板部220Bには、第1連結体210の第2板部210Bに形成された取付孔251に取り付けられ、左側板203の上端部に形成された挿通孔271に左側方から挿通されたネジN2が螺入されるネジ孔261が、取付孔251に対応する位置にバーリング加工により複数形成されている。また、第2板部220Bの外面における上下のネジ孔261の間には、左側板203の上端部に形成された位置決め孔272に内側から嵌合される位置決め凸部262が突設されている。
第3板部220Cには、第1連結体210の第3板部210Cに形成された連結用取付孔254に取り付けられたネジN4が螺入される連結用ネジ孔263と、第1連結体210の第4板部210Dに形成された連結用取付孔256に取り付けられたネジN5が螺入される連結用ネジ孔264とが、連結用取付孔254,256それぞれに対応する位置にバーリング加工により複数形成されている。
次に、上板201と左側板203との連結工程について説明する。図7〜図9に示すように、まず、上板201の左端部の内面201bに左側板203の上端面を突き合せる。次いで、上板201の左端部の外面201aに第1連結体210の第1板部210Aの内面を当接し、左側板203の上端部の外面203aに第2板部210Bの内面を当接するように、第1連結体210を上板201と左側板203の角部外面に配置する。また、上板201の左端部の内面201bに第2連結体220の第1板部220Aの外面を当接し、左側板203の上端部の内面203bに第2板部220Bの外面を当接するように、第2連結体220を上板201と左側板203の角部内面に配置する。
このとき、第2板部210Bの切欠溝252が凸条206aを跨ぐように嵌合されるとともに、第2板部210Bの位置決め凸部257と第2板部220Bの位置決め凸部262とが位置決め孔272に左右側から嵌合されることで、左側板203に対する第1連結体210及び第2連結体220の取付位置が決定される。
また、第1連結体210における第3板部210Cの基部と第4板部210Dの基部の上側とが、上板201の後端面201cに当接して配置されるとともに、第4板部210Dの基部が、左側板203の後端面203cに当接して配置される(図9参照)。第3板部210Cの先端部と第4板部210Dの基部及び先端部の下側とは、外枠200の開口200aに対応する位置に配置される。
次いで、第1板部210Aの取付孔250にネジN1を上方から取付け、上板201の挿通孔270に挿入して第1板部220Aのネジ孔260に螺入することで、第1板部210Aと第1板部220Aとにより上板201の左端部を上下から挟持するように、第1板部210Aと第1板部220Aとが上板201の左端部に取り付けられる。
また、第2板部210Bの取付孔251にネジN2を左側方から取付け、左側板203の挿通孔271に挿入して第2板部220Bのネジ孔261に螺入することで、第2板部210Bと第2板部220Bとにより左側板203の上端部を左右から挟持するように、第2板部210Bと第2板部220Bとが左側板203の上端部に取り付けられる。
このように、第1板部210Aと第1板部220Aとが上板201の左端部に取り付けられるとともに、第2板部210Bと第2板部220Bとが左側板203の上端部に取り付けられることで、上板201と左側板203とが第1連結体210と第2連結体220とにより連結され、略90度の角度に固定される。
また、第3板部210Cの取付孔253にネジN3を後方から取付け、上板201の後端面201cに螺入することで、第3板部210Cを上板201に取り付ける。尚、本実施例では、前述したように木材からなる上板201の強度低下を考慮して第4板部210Dの予備用の取付孔255にネジを取付けて上板201に取り付けはしないが、連結強度の向上を優先して取り付けてもよい。
また、図8(B)に示すように、第1連結体210の第3板部210Cと第4板部210Dの前面が第2連結体220の第3板部220Cの前面に当接するとともに、連結用取付孔254,256と連結用ネジ孔263,264とが合致する。そして、連結用取付孔254,256に後方からネジN4,N5を取付け、連結用ネジ孔263,264にそれぞれ螺入することで、第1連結体210の第3板部210Cと第4板部210Dとが、第2連結体220の第3板部220Cに取り付けられる。つまり、第1連結体210の第3板部210Cと第4板部210Dとが第2連結体220の第3板部220Cを介して連結される。
このように、第1連結体210における第1板部210Aと一体の第3板部210Cと、第2板部210Bと一体の第4板部210Dとが、第2連結体220の第3板部220Cを介して連結固定されることで、第1連結体210の第1板部210Aに対する第2板部210Bの屈曲角度が大きくなったり小さくなったりすること、つまり、第1板部210Aに対する第2板部210Bの屈曲が防止される。
具体的には、例えば、左側板203の上端が右側に傾く方向に外枠200に外力が加わった場合、第1板部210Aに対し第2板部210Bが開く方向に曲がろうとするが、第1板部210Aと一体の第3板部210Cと第2板部210Bと一体の第4板部210Dとが第2連結体220の第3板部220Cにより連結固定されていることにより、第1板部210Aに対する第2板部210Bの屈曲が規制されるため、外枠200における左上角部の剛性が高まる。
尚、上板201と左側板203との連結工程の順序は上記した順序に限定されるものではなく、上板201と左側板203とを第1連結体210,211及び第2連結体220,221により連結できれば、上記した連結工程の順序とは異なる順序にて組付けてもよい。
次に、上板201の右端部と右側板204の上端部とを連結するための第1連結体211及び第2連結体221の構造について、図10及び図11に基づいて説明する。
図10及び図11に示すように、第1連結体211は、上板201の右端部の外面201a(上面、外周面)に取り付けられる第1板部310Aと、第1板部310Aの右辺から右側板204側(下方)に約90度屈曲され該右側板204の上端部の外面204a(右側面、外周面)に取り付けられる第2板部310Bと、第1板部310Aの後辺左部から外枠200の開口200a側(下方)に約90度屈曲される第3板部310Cと、第2板部310Bの後辺から外枠200の開口200a側(左方)に約90度屈曲される第4板部310Dと、を有する。
第1板部310Aには、該第1板部310Aを上板201の左端部の外面201aに取り付けるためのネジN11の取付孔350が複数(本実施例では3箇所)形成されている。第2板部310Bには、該第2板部310Bを右側板204の上端部の外面204aに取り付けるためのネジN12の取付孔351が複数(本実施例では上下に1箇所ずつ)形成されているとともに、内面における上下の取付孔351の間には、位置決め凸部357が突設されている。
第3板部310Cは、特に図示はしないが、第1板部310Aの後辺右部から外枠200の開口200aに対応する位置まで延設されており、上板201の後端面201cに対応する基部の左右寸法L11が、開口200aに対応する先端部の左右寸法L12よりも長寸とされている(L11>L12)。また、第3板部310Cの基部には、該第3板部310Cを上板201の右端部の後端面201cに取り付けるためのネジN13の取付孔353が形成されているとともに、先端部には、第3板部310Cを後述する第2連結体220の第3板部320Cに取り付けるためのネジN14の連結用取付孔354が形成されている。
第4板部310Dは、第2板部310Bの後辺から外枠200の開口200aに対応する位置まで延設されており、屈曲部側である基部の上下寸法L13が、開口200aに対応する先端部の上下寸法L14よりも長寸とされている(L13>L14)。また、第4板部310Dの基部には、該第4板部310Dを上板201の右端部の後端面201cに取り付けるためのネジ(図示略)の取付孔355が形成されているとともに、先端部には、第4板部310Dを後述する第2連結体321の第3板部320Cに取り付けるためのネジN15の連結用取付孔356が形成されている。
尚、本実施例では、取付孔355は予備用の取付孔とされ、第4板部310Dは、上板201にネジが多数打ち込まれることによる強度低下を考慮して該上板201の右端部の後端面201cに取り付けられていないが、本発明はこれに限定されるものではなく、取付孔355にネジを取付け、上板201の右端部の後端面201cに取り付けるようにしてもよい。
このように、第3板部310C及び第4板部310Dの基部には、上板201の後端面201cに対応する位置に取付孔353,355が形成され、第3板部310C及び第4板部310Dの先端部には、開口200aに対応する位置に連結用取付孔354,356が形成されている。そしてこれら取付孔353,355と連結用取付孔354,356とは、それぞれ上板201に対し略平行をなすように上下に並設されているとともに、取付孔353,355に対し連結用取付孔354,356は長手(左右)方向の異なる位置に配置されている。
また、本実施例では、第3板部310Cは第1板部310Aにおける第2板部310Bから離れた位置に設けられ、第4板部310Dは第1板部310Aに沿うように形成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第3板部310Cを第2板部310Bに沿うように設け、第4板部310Dを第1板部310Aから離れた位置に設けてもよい。また、第3板部310Cと第4板部310Dとは、それぞれ上板201や右側板204に沿って設けられなくてもよい。
第2連結体221は、上板201の右端部の内面201b(下面)に取り付けられる第1板部320Aと、第1板部320Aの右辺から右側板204側(下方)に約90度屈曲され該右側板204の上端部の内面204b(右側面)に取り付けられる第2板部320Bと、第1板部320Aの後辺から外枠200の開口200a側(下方)に約90度屈曲される第3板部320Cと、を有する。尚、第1板部320Aと第2板部320Bとの曲げ部(屈曲辺)の内側には、略三角形状のリブ365がビード加工により2箇所に形成されており、これにより曲げ部の強度が高められている。
第1板部320Aには、第1連結体211の第1板部310Aに形成された取付孔350に取り付けられ、上板201の右端部に形成された挿通孔370に上方から挿通されたネジN11が螺入されるネジ孔360が、取付孔350に対応する位置にバーリング加工により複数形成されている。また、第1板部320Aにおける前辺右側からは、外枠200の開口200a側(下方)に約90度屈曲される規制片340が連設されている。規制片340は、遊技機用枠3が閉鎖位置に位置したときに該遊技機用枠3の所定箇所に当接して背面側への回動を規制する。
第2板部320Bには、第1連結体211の第2板部310Bに形成された取付孔351に取り付けられ、右側板204の上端部に形成された挿通孔371に右側方から挿通されたネジN12が螺入されるネジ孔361が、取付孔351に対応する位置にバーリング加工により複数形成されている。また、第2板部320Bの外面における上下のネジ孔361の間には、右側板204の上端部に形成された位置決め孔372に内側から嵌合される位置決め凸部362が突設されている。
第3板部320Cには、第1連結体211の第3板部310Cに形成された連結用取付孔354に取り付けられたネジN14が螺入される連結用ネジ孔363と、第1連結体211の第4板部310Dに形成された連結用取付孔356に取り付けられたネジN15が螺入される連結用ネジ孔364とが、連結用取付孔354,356それぞれに対応する位置にバーリング加工により複数形成されている。
尚、上板201と右側板204との連結工程については、上板201と左側板203との連結工程と左右が逆であるだけでほぼ同じであるため、ここでの詳細な説明は省略する。また、前述したように、第1連結体212,213についての説明は省略するが、第1連結体210,211と同様に、下板202の外面に取り付けられる第1板部と、該第1板部から左側板203または右側板204側に屈曲され該左側板203または右側板204の外面に取り付けられる第2板部と、前記第1板部から外枠200の開口200a側に屈曲される第3板部と、前記第2板部から外枠200の開口200a側に屈曲される第4板部と、を有しており、基本構成は同じである。
また、第2連結体222,223についての説明も省略するが、第2連結体220,221と同様に、下板202の内面に取り付けられる第1板部と、第1板部から屈曲され左側板203または右側板204の内面に取り付けられる第2板部と、第1板部から外枠200の開口200a側に屈曲され第1連結体212,213の第3板部を連結する連結部としての第3板部と、を有し、下板202と左側板203または下板202と右側板204とを連結可能に構成されている。
このように構成された外枠200は、木材にて構成される上板201及び下板202を、遊技場に設置される遊技島(図示略)の膳板(図示略)等に釘やビスにより固定することで、遊技島に設けられた設置部の上下に固定できるようになっている。
次に、このように構成された外枠200と遊技機用枠3との関係について説明する。図12は、外枠に対し遊技機用枠が開放位置にある状態を示す斜視図である。図13は、遊技機用枠が閉鎖位置にある状態を示す横断面図である。図14は、(A)は遊技機用枠が閉鎖位置に近い位置にある状態を示す要部拡大断面図、(B)は遊技機用枠が閉鎖位置にある状態を示す横断面図である。
図12〜図14に示すように、外枠200には、遊技機用枠3の左下角部に設けられる軸受孔233を外枠200の左下角部に設けられる回動軸234に挿入した後、遊技機用枠3の左上角部に設けられる回動軸230を外枠200の左上角部に設けられる軸受溝231に挿入して保持部材215により回動可能に保持することで、外枠200により遊技機用枠3が左側辺を中心として回動可能に軸支される。遊技機用枠3は、外枠200の開口200a(上板201、幕板214、左側板203及び右側板204により形成される開口)を閉鎖する閉鎖位置(図13参照)と、開口200aを開放する開放位置(図12参照)との間で上下方向を向く回動軸230,234を中心として外枠200に対し回動可能に支持される。
遊技機用枠3は、上下に並設される上辺部400A及び下辺部400Bと、左右に並設され上辺部400A及び下辺部400Bの左右端部間を連結する左側板400C及び右側板400Dと、により縦長四角枠状に形成されている。左側板400C及び右側板400Dは、外枠200の左側板203及び右側板204と同じようにアルミニウム材の押出成型により板厚が約2〜4mmの板材にて肉薄に形成され、遊技機用枠3の左右寸法が長寸とされているため、例えば、遊技機用枠3に取り付けられる遊技盤2を左右方向に大型化したり、多くの装置等を搭載できるようになっている。
図13及び図14に示すように、左側板400C及び右側板400Dの前側には、閉鎖位置において外枠200の左側板203と右側板204との前端に当接または近接する段部403,404が上下方向に向けて形成されている。また、左側板400Cの外面における段部403よりも後側には、凸条401が上下方向に向けて形成されているとともに、右側板400Dの外面における段部404には、背面側に開口する凹溝402が上下方向に向けて形成されている。これら左側板400C及び右側板400Dは、閉鎖位置において段部403,404が外枠200の左側板203と右側板204との前端に当接または近接するとともに、段部403,404を除く後部が外枠200の左側板203と右側板204との間に配置されるようになっている。
また、閉鎖位置において、左側板400Cの外面に形成された凸条401が、外枠200の左側板203の内面に形成された凹溝206内に嵌合するとともに、右側板400Dの段部404に形成された凹溝402に、外枠200の右側板204の前端に形成された凸条207内が嵌合する。このようにすることで、閉鎖位置にある遊技機用枠3の左側板400C及び右側板400Dと外枠200の左側板203及び右側板204との間に、針金やセル板などの不正器具を差し込んで、遊技機用枠3の背面側にある主基板11等に不正にアクセスするといった不正行為を抑制できる。
また、前述したように、外枠200の剛性が高められていることで、遊技機用枠3の重量等により外枠200が変形しにくく、これにより外枠200と遊技機用枠3との間に隙間が形成されにくいため、不正行為を好適に抑制できる。
以上説明したように、本発明の実施例としてのパチンコ遊技機1にあっては、遊技場の遊技島(図示略)に固定され、遊技枠としての遊技機用枠3を開閉可能に支持する四角枠状の外枠200を備え、外枠200は、上下に並設される一対の第1板部材としての上板201及び下板202と、左右に並設される一対の第2板部材としての左側板203及び右側板204と、上板201、下板202、左側板203及び右側板204の端部同士を連結する連結体としての第1連結体210,211,212,213と、を有し、例えば、第1連結体210は、上板201の外面201aに取り付けられる第1板部210Aと、第1板部210Aから左側板203側に屈曲され該左側板203の外面203aに取り付けられる第2板部210Bと、第1板部210Aから外枠200の開口200a側に屈曲される第3板部210Cと、第2板部210Bから外枠200の開口200a側に屈曲される第4板部210Dと、を有する。
このようにすることで、例えば、第1連結体210において、第3板部210Cや第4板部210Dが屈曲により形成されることで、第1板部210Aと第2板部210Bの後辺の剛性が高まり捩れや撓みが生じにくくなるため、外枠200の剛性を高めることができる。
また、本実施例では、第3板部210Cは第1板部210Aの後辺の一部から屈曲され、第4板部210Dは第2板部210Bの後辺全体から屈曲されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第3板部210Cや第4板部210Dは、第1板部210Aや第2板部210Bの後辺の一部に屈曲形成されていてもよいし、第1板部210Aや第2板部210Bの後辺全体に屈曲形成されていてもよい。
また、本実施例では、第3板部210Cや第4板部210Dは、第1板部210Aや第2板部210Bの後辺から開口200a側に屈曲されている。つまり、第3板部210Cや第4板部210Dは、外枠200の前面開口を閉鎖する遊技機用枠3の邪魔にならないように外枠200の背面側に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第3板部210Cや第4板部210Dは、第1板部210Aや第2板部210Bの前辺から開口200a側に屈曲されていてもよい。
また、本実施例では、第2板部210Bは、折り曲げ加工により第1板部210Aの左辺から左側板203側に屈曲されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1板部210Aの左辺から左側板203側に屈曲するように設けられていれば、例えば、第1板部210Aの左辺に溶接等により接続されていてもよい。また、第3板部210Cや第4板部210Dは、第1板部210Aや第2板部210Bの後辺から折り曲げ加工により開口200a側に屈曲されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1板部210Aや第2板部210Bの後辺から開口200a側に屈曲するように設けられていれば、例えば、第1板部210Aや第2板部210Bの後辺に溶接等により接続されていてもよい。
また、例えば、第3板部210Cと第4板部210Dとを連結する連結手段として、第1連結体210の連結用取付孔254,256、第2連結体220の第3板部220C、連結用ネジ孔263,264及びネジN4,N5を備えることで、第3板部210Cと第4板部210Dとが連結固定される。これにより、第1板部210Aに対する第2板部210Bの屈曲が防止されるため、外枠200の剛性を高めることができる。
また、本実施例では、第3板部210Cと第4板部210Dとを連結する連結手段として、第1連結体210の連結用取付孔254,256、第2連結体220の第3板部220C、連結用ネジ孔263,264及びネジN4,N5を備えているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、連結手段は、第3板部210Cの連結用取付孔254と第4板部210Dの連結用取付孔256とに嵌合される凸部や係止部が両端に突設された連結部材であってもよいし、第3板部210Cの連結用取付孔254と第4板部210Dの連結用取付孔256とに掛け回される針金等の線状部材であってもよいし、第3板部210Cと第4板部210Dとに跨るように設けられこれら第3板部210Cと第4板部210Dとに接着または溶着される連結部材であってもよく、上記実施例に記載のものに限定されるものではない。
さらに、本実施例では、第3板部210Cと第4板部210Dとは、第2連結体220の第3板部220Cを介して連結されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第3板部210Cと第4板部210Dとを一部が前後に重畳するように設け、これら重畳した部分を接着や溶着またはネジ等の連結手段により連結するようにしてもよい。
また、例えば、第3板部210C及び第4板部210Dのうち少なくとも一方(本実施例では第3板部210C)は、上板201の後端面201cに取り付けられることで、第1連結体210を、上板201の外面201aだけでなく該外面201aとは向きが異なる側面としての後端面201cにも取り付けできるため、上板201に対する取り付け強度を高めることができる。
尚、本実施例では、第3板部210Cが上板201の後端面201cに取り付けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第4板部210Dが上板201の後端面201cに取り付けられてもよいし、第3板部210C及び第4板部210D双方が上板201の後端面201cに取り付けられてもよい。
また、第3板部210Cが上板201の後端面201cに取り付けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第3板部210C及び第4板部210Dのうち少なくとも一方が左側板203の後端面203cに取り付けられていてもよい。
また、例えば、第3板部210Cと第4板部210Dとを連結する連結手段として、第2連結体220の第3板部220C、連結用ネジ孔263,264及びネジN4,N5を備え、第3板部210C及び第4板部210Dは、第3板部220Cに取り付けるための連結用取付部としての連結用取付孔254,256と、上板201の後端面201cに取り付けるための側面用取付部としての取付孔253,255と、をそれぞれ有し、連結用取付孔254,256と取付孔253,255とは、上板201の長手方向の異なる位置に形成されている(図8(A)参照)ことで、剛性を高めることができる。
また、例えば、第1連結体210を上板201と左側板203とに取り付けたときに、第3板部210Cは上板201の後端面201cに当接し、第4板部210Dは左側板203の後端面203cに当接し、第3板部210Cと第4板部210Dとは、屈曲部としての基部側の左右寸法L1、上下寸法L3が先端部側の左右寸法L2、上下寸法L4よりも長寸とされていることで、第3板部210Cや第4板部210Dの上板201や左側板203との当接面積が増加するため、剛性が高まる。
尚、本実施例では、第1連結体210を上板201と左側板203とに取り付けたときに、第3板部210Cは上板201の後端面201cに当接し、第4板部210Dは左側板203の後端面203cに当接するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第3板部210Cは上板201の後端面201cに近接するものであってもよい。また、第4板部210Dは左側板203の後端面203cに近接するものであってもよい。
また、例えば、第3板部210Cと第4板部210Dとを連結する連結手段として、第2連結体220の第3板部220C、連結用ネジ孔263,264及びネジN4,N5を備え、第3板部210C及び第4板部210Dは、外枠200の開口200aまで延設されており、該外枠200の開口200aに対応する位置にて前記連結手段により連結されていることで、剛性を高めることができる。
また、本実施例では、第3板部210Cと第4板部210Dとは、外枠200の開口200aに対応する位置にて前記連結手段により連結されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上板201の後端面201cや左側板203の後端面203cに対応する位置にて連結されていてもよい。
上板201及び下板202は木材からなり、左側板203及び右側板204はアルミニウム材からなることで、上板201及び下板202を遊技島に釘等で固定できるとともに、左側板203及び右側板204を強度を低下させることなく肉薄にして遊技機用枠3の左右寸法を極力長寸とすることができる。尚、本実施例では、左側板203及び右側板204はアルミニウム材にて構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、金属材であれば、アルミニウム材以外の素材にて構成されていてもよい。
また、例えば、第3板部210Cと第4板部210Dとを連結する連結手段としての第2連結体220の第3板部220C、連結用ネジ孔263,264及びネジN4,N5と、第1連結体210とは別個に上板201及び左側板203の内面に設けられ、上板201と左側板203とを連結する内側連結体としての第2連結体220と、を備え、前記連結手段は、第2連結体220に設けられ第3板部210Cと第4板部210Dとが取り付けられる連結部としての第3板部220Cを有する。このようにすることで、第3板部210Cと第4板部210Dとが連結されることで、第1板部210Aに対する第2板部210Bの屈曲が防止されるため、外枠200の剛性を高めることができるとともに、第3板部210Cと第4板部210Dとを連結する第3板部220Cが、上板201と左側板203とを連結する、つまり、上板201と左側板203とに固定された強度が高い第2連結体220に設けられているため、第3板部210Cと第4板部210Dとの連結強度が高まる。
また、第1連結体210の第3板部210C及び第4板部210Dと第2連結体220の第3板部220CとがネジN4,N5により連結されることで、外枠200の外面に取り付けられる第1連結体210と外枠200の内面に取り付けられる第2連結体220とが一体化され、これにより外枠200の各角部が内外から挟持されるように固定されるため、外枠200の剛性がより高まる。
尚、本実施例では、第3板部210Cと第4板部210Dとは、外枠200に固定された第2連結体220の第3板部220Cを介して連結されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、外枠200に固定されていない連結部材にて連結されていてもよい。あるいは、外枠200の第1板部材と第2板部材とを連結する連結部材でなく、例えば、上板201または左側板203のいずれかに固定された固定部材であってもよい。
また、左側板203の内面203bには凹溝206が長手方向に向けて延設され、遊技機用枠3には凸条401が長手方向に向けて形成されており、遊技機用枠3が閉鎖されたときに凸条401が凹溝206に嵌合することで、遊技機用枠3と外枠200との間から針金やピアノ線等の不正部材の進入を抑制することができる。
また、本発明の外枠は、遊技場の遊技島(図示略)に固定され、遊技枠としての遊技機用枠3を開閉可能に支持する四角枠状の外枠200であって、上下に並設される一対の第1板部材としての上板201及び下板202と、左右に並設される一対の第2板部材としての左側板203及び右側板204と、上板201及び下板202と左側板203及び右側板204とを連結する連結体としての第1連結体210,211,212,213と、を有し、例えば、第1連結体210は、上板201の外面201aに取り付けられる第1板部210Aと、第1板部210Aから左側板203側に屈曲され該左側板203の外面203aに取り付けられる第2板部210Bと、第1板部210Aから外枠200の開口200a側に屈曲される第3板部210Cと、第2板部210Bから外枠200の開口200a側に屈曲される第4板部210Dと、を有する。
このようにすることで、例えば、第1連結体210において、第3板部210Cや第4板部210Dが屈曲により形成されることで、第1板部210Aと第2板部210Bの後辺の剛性が高まり捩れや撓みが生じにくくなるため、外枠200の剛性を高めることができる。
また、本実施例では、遊技枠の一例として、遊技盤2が取り付けられる遊技機用枠3が記載されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチンコ遊技機1の躯体の一部を構成する枠体であって、外枠200に対し回動可能に支持されるものであれば、必ずしも遊技盤2が取り付けられる枠体でなくてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機1を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、予め定められた球数の遊技球が遊技機内部に循環可能に内封され、遊技者による貸出要求に応じて貸し出された貸出球や、入賞に応じて付与された賞球数が加算される一方、遊技に使用された遊技球数が減算されて記憶される、所謂、封入式遊技機にも本発明を適用可能である。
また、前記実施例では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機が適用されていたが、例えば遊技用価値を用いて1ゲームに対して所定数の賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、各々が識別可能な複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示装置に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置に導出された表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンにも適用可能である。
尚、スロットマシンの場合、上下に並設される一対の第1板部材と、左右に並設される一対の第2板部材と、これら第1板部材と第2板部材とからなる枠体の背面を覆う背板とにより前面が開口する箱状に形成される筐体が本発明の外枠に相当し、該筐体の前面開口を開閉可能な前面扉が遊技枠に相当する。
また、前記実施例では、遊技媒体の一例として、球状の遊技球(パチンコ球)が適用されていたが、球状の遊技媒体に限定されるものではなく、例えば、メダル等の非球状の遊技媒体であってもよい。
(変形例1)
次に、前記実施例に対する変形例1について説明する。
この変形例1では、前記実施例において説明した遊技機の梱包に用いられる遊技機の梱包体について説明する。まず、従前の遊技機の梱包体としては、例えば特開2003−310898号公報に示すようなものが挙げられ、一般的な段ボールによって形成された梱包箱に遊技機を収容して輸送するものであった。しかしながら、従前の遊技機の梱包体では、遊技機が製造元又は販売元から遊技店に納入されるまでの輸送段階において遊技機の梱包が開梱されて例えば遊技機の制御基板やROM等が交換されて不正改造が行われた場合には、梱包体の表面上においては開梱の痕跡を確認することができず、遊技機の輸送段階におけるセキュリティ性が低減していた。この変形例1では、このような従前の遊技機の梱包体の問題に対して、遊技機の輸送段階におけるセキュリティ性を向上できる遊技機の梱包体について説明する。
図15は、変形例1による遊技機の梱包体を示す斜視図である。図15に示すように、梱包体600は、例えば段ボールなどの板紙によって形成された梱包箱601と、梱包箱601を封じるためのテープ610と、梱包箱601を封じるための複数のポリプロピレン樹脂製の梱包用ひも(PPバンド)620とを有している。
梱包箱601、テープ610、及び梱包用ひも620のそれぞれには、遊技機1の出所(製造元又は販売元)を示すための「SANKYO」の文字からなる識別情報601a,610a,620aが付されている。これらの識別情報601a,610aは、例えばインク等の着色材料による印刷処理又はシールの貼付などによって、梱包箱601及びテープ610に付されている。また、識別情報620aは、例えばインク等の着色材料による印刷処理などによって、梱包用ひも620に付されている。
また、テープ610は、おもて面側に配置された第1の層(表面層)611と、裏面側に配置された第2の層(接着層)612とを有している。第1の層(表面層)611と、第2の層(接着層)612とは、テープ610の接着状態において、少なくとも一部が相互に分離可能となっている。例えば図15の部分拡大図に示すように、テープ610の接着状態において、矢示A方向にテープ610を剥がした場合には、第1の層(表面層)611と第2の層(接着層)612とが分離し、かつ分離した箇所においては、分離した痕跡が残るように例えば「SANKYO」の文字が複数視認可能となる。つまり、第1の層(表面層)611と第2の層(接着層)612とが分離することによって、第2の層612の表面に分離痕が形成される。
次に、図16は、変形例1による包装された遊技機を示す斜視図である。図15に示す梱包箱601に収容される遊技機1は、図16に示すように、例えばビニールなどによって形成された包装材としての包装袋700によって包装されている。包装袋700には、遊技機1の出所を示すための「SANKYO」の文字からなる識別情報700aが付されている。この識別情報700aは、例えばインク等の着色材料による印刷処理又はシールの貼付などによって、包装袋700に付されている。また、包装袋700の少なくとも一部(例えば上端部)は、熱圧着によって封緘されている。他の遊技機に関する構成は、前記実施例と同様である。
上記の変形例1によれば、テープ610は、おもて面側に設けられ識別情報600aが視認可能に付された第1の層611と、裏面側に設けられ接着面を有する第2の層612とを含み、第1の層611と第2の層612とは、少なくとも一部が互いに分離可能であることを特徴としている。この特徴によれば、第1の層611と第2の層612とが分離可能となっているため、テープ610によって梱包箱601を封じた後に、テープ610を梱包箱601から剥がすと、第1の層611と第2の層612とが分離することにより、テープ610の再利用が困難となって梱包箱601を開封した痕跡が確認可能となることから、遊技機1の輸送段階におけるセキュリティ性を向上できる。また、テープ610が切断された場合にも、切断痕が残ることから、梱包箱601を開封した痕跡を確認可能となる。
また、上記変形例1によれば、熱圧着によって少なくとも一部が封じられた包装袋700によって遊技機1が包装され、包装袋700の少なくとも一部には、遊技機1の出所を示すための識別情報700aが付されている。この特徴によれば、包装袋700の一部を破いたり切断して包装を解いた場合に、識別情報700aが付されていない市販の包装材などを用いると、輸送段階での包装袋700の開封及び交換を確認可能となるため、遊技機1の輸送段階によるセキュリティ性を向上できる。
さらに、梱包箱601、テープ610、梱包用ひも620及び包装袋700のそれぞれには、識別情報601a,610a,620a,700aが付されているので、これらを破損して開梱した場合に、市販の各種梱包材を流用して再梱包することによっても、開梱の痕跡を確認可能となるため、遊技機1の輸送段階によるセキュリティ性を更に向上できる。
ここで、上記変形例1において、梱包箱601に凹部を設けて、該凹部に梱包用ひも620を配置してもよい。これによって、梱包用ひも620を切断せずに開梱することが困難となることから、セキュリティ性を更に向上できる。
また、上記変形例1において、梱包用ひも620によって包装袋700を封止してもよい。この場合、遊技機1の外装の凹凸のうちの凹部(例えばハンドルと上皿との間の隙間等や、スロットマシンにおける始動レバーと第1停止ボタンの間の箇所等)に嵌るように梱包用ひも620を配置することによっても、梱包用ひも620を切断せずに開梱することが困難となることから、セキュリティ性を更に向上できる。
また、包装袋700の熱圧着の範囲について、圧着部から開封することが困難となるように、包装袋700の全幅や全長に渡って形成することが好ましい。さらに、圧着部を切断した場合の熱圧着による再封緘を防ぐために、包装袋700の内側と遊技機1とが密着するように包装袋700のサイズを決定することが好ましい。
また、上記変形例1において、包装袋700に代えて、ビニール等の透明シートで遊技機1を巻き、当該透明シートを熱収縮させて遊技機1を包装してもよい。この場合、当該透明シートに、遊技機1の出所を示すための識別情報を印刷又はシール貼付によって付することが好ましい。
なお、上記変形例1では、梱包箱601、テープ610、梱包用ひも620及び包装袋700のそれぞれに、識別情報601a,610a,620a,700aが付されていたが、梱包箱601、テープ610、梱包用ひも620及び包装袋700の少なくともいずれかに識別情報が付されたものであってもよい。
また、上記変形例1では、梱包箱601に梱包用ひも620が設けられていたが、梱包用ひも620については省略してもよい。
また、上記変形例1では、おもて面と接着面とが分離可能な2層構造のテープ610を用いたが、おもて面と接着面とが分離困難なテープを用いてもよい。この場合のテープとしては、剥離した痕跡が確認可能となるように透明のものが好ましい。さらに、おもて面と接着面とが分離困難なテープと、おもて面と接着面とが分離可能な2層構造のテープ610とを組み合わせて用いてもよい。また、上記変形例1では、テープ610における第1の層611と第2の層612とが分離した箇所においては、文字が複数視認可能となるようになっていたが、少なくともテープ610が再利用困難となればよい。
また、上記変形例1では、包装袋700の一部を熱圧着して遊技機1を封止したが、熱圧着によらず例えばインシュロック等の封止具を用いてもよい。この場合の封止具としては、再利用が困難となるような構造でかつ、遊技機1の出所を示すための識別情報が付されたものが好ましい。
1 パチンコ遊技機
3 遊技機用枠
200 外枠
200a 開口
201 上板
202 下板
203 左側板
204 右側板
210 第1連結体
210A 第1板部
210B 第2板部
210C 第3板部
210D 第4板部
220 第2連結体
220A 第1板部
220B 第2板部
220C 第3板部
254,256 連結用取付孔
263,264 連結用ネジ孔
N4,N5 ネジ

Claims (1)

  1. 遊技場の遊技島に固定され、遊技枠を開閉可能に支持する四角枠状の外枠を備える遊技機であって、
    前記外枠は、
    上下に並設される一対の第1板部材と、
    左右に並設される一対の第2板部材と、
    前記第1板部材と前記第2板部材とを連結する連結体と、
    を有し、
    前記連結体は、
    前記第1板部材の外面に取り付けられる第1板部と、
    前記第1板部から第2板部材側に屈曲され該第2板部材の外面に取り付けられる第2板部と、
    前記第1板部から前記外枠の開口側に屈曲される第3板部と、
    前記第2板部から前記外枠の開口側に屈曲される第4板部と、
    を有する
    ことを特徴とする遊技機。
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