JP2016131419A - 電力管理装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】節電が要請されると、電力削減の機会を公平に与える。【解決手段】電力管理装置10は、予測部104とメッセージ生成部105と送信部131と受信部132と割当部106とを備える。予測部104は、複数の住宅30それぞれについて、節電が要請された期間に、節電しない場合の使用電力量と、節電が可能と予想される使用電力量とから余裕量を求める。メッセージ生成部105は、余裕量を含む節電の要請のメッセージを生成する。送信部131は、複数の住宅30にそれぞれ関連付けられた複数台の端末装置4にメッセージを含む第2情報を送信する。受信部132は、第2情報に対する端末装置4からの応答を含む第3情報の受信を待ち受ける。割当部106は、受信部132が受け取った第3情報に基づいて、前記期間における複数の住宅30それぞれでの使用電力量の上限値を割当量として定める。【選択図】図1

Description

本発明は、電力の需要側における使用電力量を管理する電力管理装置、およびコンピュータをこの電力管理装置として機能させるためのプログラムに関する。
従来、需要側で必要となる電力量をあらかじめ予想するように構成された電力管理装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された電力管理装置は、電力需要者の将来の電力需要を時刻を変えて2回予測し、1回目の電力需要予測量と2回目の電力需要予測量とに差分が生じる場合に、電力需要量の調整を促すデマンドを電力需要者に対して発行している。特許文献1におけるデマンドは、電力需要量を調整するために、需要者に様々な行動をとるように促すための指示であると定義されている。
デマンドの発行に際しては、電力管理装置は、需要者ごとに過去に発行されたデマンドとそのデマンドに対する需要者の対応の履歴を参照している。また、特許文献1に記載された電力管理装置は、複数の電力需要者に対して発行したデマンドを電力需要者が引き受ける意思があるときに、応諾として事前に受け付けている。そして、電力管理装置は、複数の電力需要者がデマンドに応諾を行うことによって電力需要予測量の差分が解消されると、応諾の受付を終了する。
特許文献1に記載された電力管理装置は、電力需要量の予測の精度を高めるために、予測を2回行う技術、予測のために過去の履歴を用いる技術、電力需要者に対して発行したデマンドに対する応諾を受け付ける技術などを用いている。特許文献1の電力管理装置は、これらの技術を用いて、実際の電力需要量を事前に求めた電力需要予測量に近づけることを目的にしている。
特開2013−106381号公報
ところで、特許文献1の電力管理装置は、電力取引のために電力需要量を予測しているから、デマンドに対する応諾を行う意思を持つ電力需要者の数にかかわらず、電力需要予測量の差分が充足されると、応諾の受付を終了させている。
そのため、電力需要予測量の差分を解消するためにデマンドに応える電力需要者は、応諾を行う順番で決まることになる。とくに、特許文献1に記載されているように、デマンドへの応諾に対してポイントのような報酬を与える場合には、先に応諾を行った電力需要者が報酬を受け取ることになる。したがって、電力需要者は、報酬の受け取りに関して公平な機会を得られない可能性がある。
本発明は、節電が要請された場合に、管理下の複数の住宅に対して、電力削減の機会を公平に与え、かつ要請された受電総量の目標値を満たすように、住宅ごとの割当量を定めることを可能にした電力管理装置を提供することを目的とする。また、本願発明、コンピュータをこの電力管理装置として機能させるためのプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る電力管理装置は、管理下である複数の住宅が電力系統から受電する電力量の合計を受電総量として、節電時の受電総量の目標値および節電が要請される期間を含む第1情報を受け取る情報取得部と、前記複数の住宅それぞれについて、前記期間に、節電しない場合に予測される使用電力量と、節電が可能と予想される使用電力量との差分である余裕量を求める予測部と、前記複数の住宅に対して前記余裕量に相当する電力量を含む節電の要請を行うメッセージを生成するメッセージ生成部と、前記複数の住宅にそれぞれ関連付けられた複数台の端末装置に前記メッセージを含む第2情報を送信する送信部と、前記第2情報に対する前記端末装置からの応答を含む第3情報の受信を待ち受ける受信部と、前記受信部が受け取った前記第3情報に基づいて、前記期間における前記複数の住宅それぞれでの使用電力量の上限値を割当量として定める割当部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、前記電力管理装置として機能させるためのものである。
本発明の構成によれば、節電が要請された場合に、管理下の複数の住宅に対して、電力削減の機会を公平に与え、かつ要請された受電総量の目標値を満たすように、住宅ごとの割当量を定めることを可能にする。
実施形態1の構成を示すブロック図である。 実施形態1の動作をフローチャートで示す説明図である。 実施形態2の構成を示すブロック図である。 実施形態3の構成を示すブロック図である。
以下に説明する実施形態は、住宅が集合住宅の住戸である場合を例にして説明するが、住宅は地域共同体(コミュニティ)を構成する戸建て住宅であってもよい。また、住宅ではなく、ビルの店子(テナント、賃貸事務所、賃貸店舗)など、電力の使用に関して住宅に準じて扱うことが可能な空間であれば、以下に説明する技術を適用することが可能である。
ところで、供給側と需要側との電力量は均衡させる必要がある。一般的には、電力の供給側において、需要側の使用電力量に見合うように発電電力量を調節することによって、供給側と需要側との電力量を均衡させている。
一方、今後は、電力自由化が進み、発電の自由化および小売の自由化が促進されることが予想される。この場合、供給事業者が増加するから、発電電力量の調節を即時に行うことが困難になる上に、1つの供給事業者と契約する需要側の規模が縮小するから、使用電力量の変動率が大きくなると考えられる。したがって、供給側と需要側とで電力量を均衡させるには、供給側で発電電力量(供給電力量)を調節するだけではなく、需要側において使用電力量を調節することが必要になる。すなわち、需要側(デマンドサイド)でのエネルギー管理が必要になる。
図1に示すように、以下に説明する電力管理装置10は、集合住宅3における複数の住宅30(住戸)での使用電力量を管理するように構成されている。電力管理装置10は、集合住宅3の建物内に設けられる場合と、集合住宅3の建物とは別に設けられる場合とがある。集合住宅3の建物内に設けられる電力管理装置10は、たとえば集合住宅3の管理者に管理される。以下では、電力管理装置10が、集合住宅3の建物内に設置されている場合を想定して説明する。つまり、電力管理装置10は、たとえば集合住宅3の管理人室に配置される。また、電力管理装置10は、集合住宅3の借室電気室などに配置されていてもよい。なお、図1において、実線は電力の経路を表し、破線は信号の経路を表す。
電力管理装置10が集合住宅3の建物外に設けられる場合、電力管理装置10は、たとえば集合住宅3の管理者と契約した第三者に管理される。このような第三者は、一般電気事業者のほか、新電力と呼ばれる特定規模電力事業者(PPS:Power Producer and Supplier)、またはMEMSアグリゲータ(MEMS:Mansion Energy Management System)などから選択される。
個々の住宅30には端末装置4が関連付けられている。端末装置4は電力管理装置10と通信する。端末装置4は、集合住宅3における住戸端末(つまり、住戸ごとに設置されたインターホンを兼ねる端末)、あるいは集合住宅3の居住者が管理する端末である。集合住宅3の居住者が管理する端末は、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどから選択される。
電力管理装置10は、端末装置4との間で、インターネット、移動体通信網、専用通信回線などから選択される電気通信回線41を通して通信する。また、電力管理装置10が集合住宅3の建物内に設けられる場合、電力管理装置10は、住戸端末のような端末装置4との間で、集合住宅3に敷設された構内通信網42を伝送路に用いて通信してもよい。
図1に示す構成例では、個々の住宅30には、住宅30で使用する電気機器31について、動作状態の監視および制御を可能にするコントローラ32が配置されている。コントローラ32は、HEMS(Home Energy Management System)のコントローラであることが望ましい。このコントローラ32は、電気機器31と通信することにより、電気機器31の動作状態を監視し、また電気機器31の動作状態を制御することが可能である。ここでの電気機器31は、いわゆるHEMS対応機器を想定している。つまり、電気機器31は、コントローラ32と通信することにより、コントローラ32に動作状態を送信し、コントローラ32からの指示を受信する。
コントローラ32と電気機器31との間の通信の方式は、電波を伝送媒体とする無線通信、電力線あるいは専用線を伝送媒体とする有線通信などから選択される。無線通信の仕様は、無線LAN(Local Area Network)、特定小電力無線局、Bluetooth(商標)などから適宜に選択され、有線通信の仕様は、電力線搬送通信、有線LANなどから適宜に選択される。コントローラ32が電気機器31との通信に、無線LANあるいは有線LANの仕様を用いる場合、コントローラ32は、電気機器31と直接通信せずに、ルータを通して電気機器31と通信する構成を採用することが可能である。コントローラ32と電気機器31との間の通信における上位層の通信プロトコルは、たとえば、ECHONET Lite(商標)の規格を満足するように定められる。
ところで、住宅30には分電盤33が配置され、分電盤33は集合住宅3の建物内の電力配線43から受電した電力を複数系統の分岐回路34に分岐させる。建物内の電力配線43は電気事業者が電力を供給する電力系統44と等価である。つまり、分電盤33は、電力系統44から受電した交流電力を、複数系統の分岐回路34に分岐させる。
分電盤33は、一般的に、電力配線43に電気的に接続される1個の主幹ブレーカと、主幹ブレーカの負荷側の電路に接続された複数個の分岐ブレーカとを筐体の中に備える。分岐回路34は、主幹ブレーカの負荷側の電路を複数系統に分岐させることにより形成され、分岐回路34ごとに分岐ブレーカが挿入される。たとえば、分電盤33では、主幹ブレーカの負荷側の電路が、細長い板状に形成された導電バーにより形成され、複数個の分岐ブレーカにおける電源側の端子が導電バーに電気的に接続されることにより、複数系統の分岐回路34が形成される。
分電盤33には、計測装置35が付設される。計測装置35は、分電盤33の筐体の内部に配置される構成と、分電盤33の筐体の外部に配置される構成とのいずれかが採用される。計測装置35は、複数系統の分岐回路34に一対一に対応する複数個の電流センサを備える。電流センサは分岐回路34ごとに電流を計測する。電流センサは、分岐ブレーカの電源側と負荷側とのどちらで電流を計測してもよい。また、計測装置35は、主幹回路の電流を計測する電流センサを備えていてもよい。
電流センサは、コアレス型のコイルであるロゴスキーコイルを用いる。ただし、この種の用途で用いる電流センサは、環状コアを備えるカレントトランス、ホール素子、GMR(Giant Magnetic Resistances)素子のような磁気抵抗素子、シャント抵抗などから選択可能である。
計測装置35は、主幹ブレーカの2次側で、分岐回路34の線間の電圧を計測する。また、計測装置35は、計測された電圧値を、電流センサが分岐回路34ごとに計測した電流値と併せて、複数の分岐回路34のそれぞれで消費した電力値を計算する。分岐回路34には、1台の電気機器31が接続される場合と、複数台の電気機器31が接続される場合とがある。したがって、計測装置35から出力される分岐回路34ごとの電力値は、1台の電気機器31だけの電力値である場合と、複数台の電気機器31の電力値の合計である場合とがある。
分岐回路34に一対一に電気機器31が接続されている場合、コントローラ32は、分岐回路34について取得した電力データを電気機器31の電力データとして用いる。これに対して、分岐回路34に複数台の電気機器31が接続されている場合、コントローラ32は、分岐回路34について取得した電力データの時間変化を用いて、当該分岐回路34に接続された特定の電気機器31の電力データを分離することが可能である。
ここでの電力値は、所定の単位時間ごとの積算値として求められる。単位時間は、たとえば、1秒から30分程度の範囲から選択され、望ましくは30秒から2分程度の範囲から選択される。実用レベルでは、30秒または1分ごとに求めた電力量の時間変化を分析すれば、分岐回路34ごとの電力値の変化から分岐回路34に接続された機器の種類を特定することが可能である。計測装置35は、分岐回路34ごとに求めた単位時間ごとの電力量をデジタル値として出力する。なお、電力値は、所定の単位時間ごとの瞬時値であってもよい。この場合、瞬時値は、所定の単位時間ごとの電力平均値として求められる。
コントローラ32は、計測装置35が出力した電力量のデジタル値を取得し、計測装置35から取得した分岐回路34ごとの電力量のデジタル値を、内蔵時計が計時している日時と対応付ける。内蔵時計は、たとえば、リアルタイムクロックが用いられる。コントローラ32は、分岐回路34を区別する情報と、分岐回路34ごとに計測された単位時間ごとの電力量と、電力量が計測された日時とを含む電力データを生成する。
なお、コントローラ32は必須ではなく、コントローラ32に相当する機能を電力管理装置10に持たせることが可能である。すなわち、電力管理装置10は、計測装置35から出力される電力データを直接取得し、電気機器31に動作状態を指示するように構成されていてもよい。
以下、電力管理装置10の実施形態として3例を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、電力管理装置10の一態様であり、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、適宜に設計を変更することが可能である。
集合住宅3の住宅30は、上述のように、端末装置4が関連付けられており、また、コントローラ32を備えている。コントローラ32は、計測装置35から電力量に関するデータを受け取って分岐回路34ごとの電力データを出力する機能を有し、また住宅30で使用する電気機器31と通信することにより電気機器31の動作状態を制御する機能を有する。
(実施形態1)
電力管理装置10は、主として節電を目的として、集合住宅3の全体で電力系統44から受電する電力量に関して定めた目標値を達成するために、複数の住宅30(つまり、住戸)のそれぞれにおける使用電力量の上限値を割り当てる機能を有する。以下では、集合住宅3の全体で電力系統44から受電する電力量を「受電総量」と呼び、住宅30それぞれにおける使用電力量の上限値を「割当量」と呼ぶ。
受電総量に関する目標値は、DR情報(DR:Demand Response)、特定規模電力事業者あるいはMEMSアグリゲータからの節電を要請する情報などに基づいて定められる。節電を要請する情報は、電力の需給が逼迫する場合、受電総量が所定の基準量を超える可能性がある場合などに生成される。後者は、いわゆるピークカットのための情報である。
節電を要請する情報は、電力の需要側に電力の使用状況を変化させ、結果的に需要側の使用電力量を低減させることを目的にして生成される。したがって、節電を要請する情報は、節電する電力量の目標値を定めるのに必要な情報と、節電する期間に関する情報とを含んでいる。節電する期間は、節電を開始する日時と節電を継続させる時間とを含む。以下では、節電する目標値を定めるのに必要な情報、節電する期間に関する情報などを一括して「外部情報」と呼ぶ。外部情報は、気象に関する情報(以下では、「気象情報」という)を含む場合もある。気象情報は、温度、湿度、天候のうちの1種類以上を含む。
以下の実施形態において、外部情報は、節電が必要になる日の前日までに、電力管理装置10に与えられる場合を想定する。なお、節電が午後から必要になる場合、電力管理装置10には、当日の午前中に外部情報が与えられる場合もある。ただし、外部情報は、原則として節電が必要になる日時の24時間前までに通知される。
節電する電力量の目標値を定めるのに必要な情報は、原則として、受電総量を低減させる割合の形式で与えられる。つまり、集合住宅3について定められた基準になる受電総量に対して、節電時の受電総量の割合が目標値として与えられる。基準になる受電総量は、集合住宅3での過去の受電総量の実績に基づいて定められる。したがって、基準になる受電総量と目標値である割合とから、受電総量の目標値が求められる。たとえば、基準になる受電総量がP0であって、20%の節電が要請されると、受電総量の目標値は、0.8×P0になる。
なお、節電する電力量の目標値を定めるのに必要な情報は、電気料金の単価、または節電の実行に対する報酬(incentive)という形式で間接的に与えられる場合もある。目標値が、間接的に与えられる場合には、あらかじめ定められた換算方法で、受電総量の目標値に換算される。
外部情報から求めた節電の要請時における受電総量の目標値と、外部情報に含まれる節電の期間との情報、つまり、節電の要請時における受電総量の上限値と、受電総量の上限値が維持される期間との情報を、以下では「第1情報」という。
ところで、節電する電力量の目標値を求めるために基準になる受電総量は、測定することはできないから、過去の受電総量の実績に基づいて仮想的に設定される。このような仮定の受電総量を、「需要家ベースライン」と呼ぶ。需要家ベースライン(CBL:Customer BaseLine)は、たとえば、集合住宅3の過去の受電総量の実績、または、対象である集合住宅3と受電総量の変化動向が類似している複数の集合住宅3における受電総量の実績を用いて定められる。
一例を挙げると、節電が要請されなかった事前の数日間(たとえば、10日間)について、節電が要請される期間と同じ期間における受電総量の平均値が求められ、この平均値が需要家ベースラインとして用いられる。また、節電が要請されなかった事前の数日間(たとえば、10日間)のうち受電総量が上位である数日間(たとえば、3日間)について、節電が要請される期間と同じ期間における受電総量の平均値を、需要家ベースラインとして用いてもよい。過去の受電総量が1年以上にわたって蓄積されている場合、需要家ベースラインは、節電が要請される日時と同月同日を含む所定の数日間(たとえば、10日間)の受電総量から求めてもよい。さらに、節電が要請される期間が午後であれば、当日の午前における受電総量の実績を基に、上述のようにして求めた需要家ベースラインについて当日調整(Day-of Adjustment)を行ってもよい。
数日間の受電総量の平均値を需要家ベースラインに用いる場合、平均値を求める対象である数日間について、日にちの属性を考慮する必要がある。日にちの属性は、平日と休日との区別、曜日の区別などのことである。以下では、日にちの属性に関する情報を「日情報」と呼ぶ。
電力管理装置10は、プログラムを実行するプロセッサを備えたデバイスと、他の装置との間でデータを授受するためのインターフェイス用のデバイスと、データを記憶するための記憶用のデバイスとを主な構成要素として備える。すなわち、電力管理装置10は、コンピュータでプログラムを実行することにより、以下に説明する機能を実現する。記憶用のデバイスは、半導体メモリのようにアクセス時間が短い記憶装置と、ハードディスク装置のような大容量の記憶装置とが併用される。プロセッサを備えたデバイスは、半導体メモリと別体であるMPU(Micro Processing Unit)のほか、半導体メモリを一体に備えるマイコン(Micro Controller)であってもよい。
コンピュータを電力管理装置10として機能させるプログラムは、ROM(Read Only Memory)に書き込まれた状態で提供されるほか、光ディスクのような記録媒体に書き込まれた状態で提供されてもよい。また、インターネットのような電気通信回線を通してプログラムが提供され、電力管理装置10を構成する半導体メモリにプログラムが書き込まれてもよい。
電力管理装置10は、外部情報を取得するためのインターフェイス部11(以下、インターフェイス部を「I/F部」という)と、電力管理装置10が複数の住宅30それぞれに割り当てた使用電力量の上限値を出力するためのI/F部12とを備える。また、電力管理装置10は、住宅30に関連付けた端末装置4との間で通信を行うために、通信I/F部13を備える。通信I/F部13は、端末装置4に対して節電を要請するメッセージを送信する送信部131と、メッセージに対する端末装置4からの応答を受信する受信部132とを備える。以下では、メッセージを含む情報を「第2情報」と呼び、端末装置4からの応答を含む情報を「第3情報」と呼ぶ。
さらに、電力管理装置10は、外部情報を用いて第1情報を生成する機能、第1情報から第2情報を生成する機能、第3情報を用いて住宅30それぞれに対する割当量を定める機能などを有した処理部100を備える。処理部100は、日時を計時する時計部101、I/F部11が取得した外部情報に基づいて第1情報を生成する前置処理部102、前置処理部102から第1情報を取得する情報取得部103を備える。時計部101は、たとえば、リアルタイムクロックが用いられる。前置処理部102は、上述したような受電総量の目標値を外部情報から求める処理を行う。
処理部100は、管理下である住宅30に対する仮の割当量を求める予測部104と、予測部104が求めた仮の割当量に応じたメッセージを生成するメッセージ生成部105とを備える。管理下の住宅30は、電力管理装置10に端末装置4が登録されている住宅30のことであり、通常は、集合住宅3を構成するすべての住宅30を含む。また、仮の割当量は、住宅30の居住者が要請を受け入れると予想される割当量である。予測部104は、仮の割当量を求めるために、情報取得部103が取得した受電総量の目標値と、使用電力量に関連する住宅30の特性とを用いる。
使用電力量に関連する住宅30の特性は、住宅30での使用電力量の変化動向(要するに、使用電力量の推移)、家族構成、年齢層、職業、電力消費に関する価値観などの項目から選択される。ここでの価値観は、住宅30の住人が、快適性を志向するか、省エネルギーを志向するかなどの意味である。これらの項目のうち、使用電力量の変化動向は必須であり、他の項目は参照情報として補助的に用いられる。参照情報としては、日情報と気象情報との少なくとも一方が、使用電力量の変化動向に関連付けられていることが望ましい。
この種の情報を記憶するために、電力管理装置10は、記憶部14を備える。記憶部14は、管理下の住宅30それぞれについて、使用電力量に関連する特性を記憶する。記憶部14は、半導体メモリ、ハードディスク装置などから選択される記憶用のデバイスを用いて構成される。
予測部104は、管理下の住宅30それぞれについて、集合住宅3の受電総量に関する需要家ベースラインと同様に、使用電力量に関する需要家ベースラインを求める。住宅30に関する需要家ベースラインは、節電が要請される期間に、節電しない場合に予想される使用電力量に相当する。このような需要家ベースラインは、住宅30それぞれについて記憶部14が記憶している使用電力量の変化動向から求められる。
また、予測部104は、管理下の住宅30それぞれに対する仮の割当量を求めるために、需要家ベースラインから削減可能な使用電力量を予測する。以下では、住宅30において削減可能な使用電力量を、「余裕量」と呼ぶ。余裕量は、住宅30それぞれで節電が可能な電力量であり、住宅30において節電可能な範囲での最小の使用電力量を、住宅30における需要家ベースラインから減算した電力量に相当する。節電可能な範囲での最小の使用電力量は、節電を最大限行った場合の使用電力量のことである。
余裕量は、節電が要請される期間における住宅30の居住者の行動に依存するが、予測部104において居住者の行動は把握できない。そのため、予測部104は、住宅30それぞれについて記憶部14が記憶している過去の使用電力量の実績に基づいて、余裕量を求める。
具体的には、過去の所定期間における使用電力量の最小値、過去に節電が要請されたときの使用電力量の最小値などは、節電可能な範囲での最小の使用電力量に用いることが可能である。過去の所定期間は、たとえば、1週間、15日間、1ヶ月などから選択することが可能である。また、過去の所定期間は、過去の同月同日を基準にした所定期間であってもよい。
また、住宅30の居住者は、多くの場合に、時間帯ごとに定型的な行動を行う可能性がある。このことから、使用電力量の変化動向(つまり、推移)を用いて、在宅、外出、睡眠などの行動分析を行い、節電が要請される期間の行動を予測し、予測した行動を条件に含めることによって、節電可能な範囲での最小の使用電力量を求めてもよい。
節電可能な範囲での最小の使用電力量は、住宅30の特性のうちの使用電力量の変化動向からだけではなく、家族構成、年齢層、職業、電力消費に対する価値観などの項目を加味して求めてもよい。
たとえば、家族構成によっては、空調装置を常時運転する必要があり、節電が要請されたとしても空調装置を止めることはできないことがある。また、電力消費による価値観は、省エネルギーを優先するか、快適性を優先するかなどの価値観である。省エネルギーを優先するという価値観を持つ居住者であれば余裕量は大きくなり、快適性を優先するという価値観を持つ居住者であれば余裕量は小さくなる。これらの価値観に対する余裕量の補正は、あらかじめ価値観に対する補正量として設定しておくことが可能である。
さらに、日情報、気象情報などの参照情報を用いることができる場合、節電可能な範囲での最小の使用電力量は、節電が要請される期間の日情報、気象情報などの条件が類似している過去の所定期間における使用電力量に基づいて求められる。つまり、予測部104は、節電が要請される期間の参照情報を記憶部14に格納された参照情報と照合することにより、節電が要請される期間と同様の条件の過去の使用電力量を抽出し、抽出した使用電力量を用いて、節電が要請される期間の使用電力量を予測する。
日情報の条件が同様であるとは、たとえば、休日と平日との別が一致し、かつ季節が一致することであり、気象情報の条件が同様であるとは、たとえば、天候が一致し、該当する期間内の平均気温が±1℃内であることである。これらの条件は、一例であって、条件は適宜に定めることが可能である。なお、節電が要請される期間の日情報は、時計部101が計時している日時によって知ることができ、節電が要請される期間の気象情報は、外部情報により取得することができる。
たとえば、休日に平日よりも使用電力量が増加する場合には、日情報を用いて休日と平日との使用電力量が区別される。また、夏季であって空調装置の冷房運転を行う場合は、晴天時に雨天時よりも使用電力量が増加するから、気象情報を用いて晴天時と雨天時との使用電力量が区別される。
予測部104が住宅30それぞれについて余裕量を求めると、余裕量はメッセージ生成部105に引き渡される。メッセージ生成部105は、余裕量に基づいて住宅30それぞれに対して、節電を要請するメッセージを生成する。メッセージは、余裕量あるいは仮の割当量を含むように内容が定められる。なお、仮の割当量は、住宅30における需要家ベースラインから余裕量を減算した値であって、本実施形態では、節電可能な範囲での最小の使用電力量と等価である。
メッセージは、メッセージ生成部105から送信部131に受け渡され、送信部131からがメッセージを含む第2情報が端末装置4に送信される。第2情報は、メッセージのほかに、住宅30の居住者に対して節電の要請に関連した情報を含んでいてもよい。たとえば、外部情報として、電気料金の単価、節電に対する報酬などが示されている場合には、第2情報は、電気料金の単価、節電に対する報酬などを、住宅30それぞれの余裕量(あるいは、仮の割当量)に応じて割り当てた情報であってもよい。
ここで、住宅30それぞれの余裕量あるいは住宅30それぞれの仮の割当量は、絶対値ではなく複数段階のランクで示されていてもよい。たとえば、住宅30の使用電力量を、数段階(たとえば、3段階以上10段階以下の範囲で定められる)の区間に分けておき、予測した余裕量(あるいは、仮の割当量)が属する区間をランクとして表してもよい。この場合、メッセージはランクごとに生成される。
電力管理装置10は、送信部131を通して第2情報を端末装置4に送信した後、第2情報に対する端末装置4からの応答を待つ。すなわち、電力管理装置10は、端末装置4からの応答を待つための受信部132を備える。第2情報に対する応答は、節電の要請に対する受諾または拒否の選択結果がもっとも簡単な内容になる。
また、第2情報に対する応答は、節電が要請される期間における住宅30の居住者の行動であってもよい。たとえば、節電が要請される期間に住宅30の居住者が外出する場合、第3情報は、外出という行動の意思を表す情報であってもよい。第3情報が外出の意思を表す場合、節電を要請する期間において、この住宅30での使用電力量は、たとえば待機電力による電力量になる。
節電の要請に対する受諾または拒否の選択結果は、一般的には、端末装置4を操作した結果として与えられる。すなわち、節電を要請された住宅30の住人が端末装置4を操作し、操作の結果が電力管理装置10に送信されることにより、電力管理装置10の受信部132が応答を受信する。したがって、受信部132は、端末装置4からの応答を含む第3情報を受信する。受信部132が第3情報の受信待ちを行う時間は、住宅30に対して使用電力量の最終的な割当量を決定するまでの時間であり、たとえば、受信待ちの終了時刻は、節電が要請される期間を含む日の前日の午後零時、節電が要請される期間を含む日の午前零時などに定められる。
端末装置4からの応答を含む第3情報は、住宅30に関連付けた端末装置4が受信した第2情報に含まれる余裕量あるいは仮の割当量に対して、住宅30において受け入れ可能な使用電力量を内容としてもよい。第2情報が余裕量を含む場合、余裕量のうち住宅30の居住者にとって受け入れ可能な削減量を第3情報としてもよい。つまり、住宅30の居住者は、第2情報を受け取った端末装置4を用いて許容する削減量を申告する。
ただし、住宅30において受け入れ可能な使用電力量は、専門家ではない住宅30の居住者にとっては、端末装置4に入力することが困難な場合がある。そのため、端末装置4において、節電が要請された期間に使用する電気機器31を選択するか、節電が要請された期間に電気機器31を使用しないという宣言を行えるようにし、この内容を第3情報として電力管理装置10に返してもよい。この場合、電力管理装置10は、受信した第3情報に基づいて、節電が要請された期間の使用電力量を推定する。
第2情報に含まれる余裕量あるいは仮の割当量が上述したランクで表されている場合、端末装置4には、節電が要請される期間における余裕量あるいは仮の割当量の目安が示されることになる。すなわち、余裕量あるいは仮の割当量が、絶対値ではなく目安を示すランクで端末装置4に示されるから、専門家ではない住宅30の居住者にとって、節電を行う程度がわかりやすくなる。
第2情報に対する応答は、端末装置4が自動的に行うことも可能である。たとえば、端末装置4に、住宅30の居住者の行動スケジュールが登録されている場合、節電が要請される期間の行動スケジュールが外出であれば、端末装置4から外出の意思を表す第3情報を受け取った場合と同様に使用電力量が定められる。
ところで、電力管理装置10は、割当部106および指示部107を備える。割当部106は、端末装置4から受信部132を通して受け取った第3情報を用いることにより、節電が要請された期間における個々の住宅30での使用電力量の上限値(すなわち、割当量)を求める。つまり、割当部106は、第1情報における受電総量の目標値に対して、個々の住宅30における割当量を定めるために、端末装置4から受信した第3情報を用いる。
割当部106は、管理下の住宅30における割当量の合計値を求める。以下、割当量の合計を「割当総量」と呼ぶ。割当総量が受電総量の目標値以下であれば、節電が要請された期間において、集合住宅3の全体では要請された受電総量の目標値が満足される可能性が高くなる。割当総量は、受電総量の目標値以下であればよいが、節電が要請された期間において、使用電力量が割当量を超える住宅30が存在する場合には、割当総量が受電総量の目標値を超える可能性がある。そのため、割当総量は、受電総量の目標値に対してやや少ないことが望ましい。
割当総量が受電総量の目標値を超える場合であって、住宅30での使用電力量を低減させる以外には、受電総量を目標値以下にする手立てがない場合には、割当部106は、端末装置4から受け取った第3情報に基づいて割当量を低減させる。割当量が多い住宅30は節電を要請しても節電を行わない可能性が高いから、割当量が比較的少ない住宅30の割当量を引き下げることが望ましい。
指示部107は、I/F部12を通して、割当部106が割り当てた割当量を、管理下の住宅30それぞれに配置されたコントローラ32に制限値として指示する。指示部107とコントローラ32との通信路は、集合住宅3の構内通信網、インターネットなどから選択される電気通信回線41が用いられる。コントローラ32は、住宅30での使用電力量が指示された制限値を超えないように、住宅30で使用する電気機器31の動作状態を制御する。指示部107は、コントローラ32に割当量を制限値として指示するから、コントローラ32は、指示部107を通して指示された割当量を超えないように電気機器31の動作状態を制御する。
ここに、住宅30で使用する電気機器31が、指示部107からの指示を直接受けることが可能であれば、コントローラ32を通さずに指示部107から電気機器31に動作状態の指示を与えるようにしてもよい。この場合、管理下の住宅30それぞれでの使用電力量が割当量を超えないように、指示部107が電気機器31の動作状態を制御する。
上述した電力管理装置10の動作を簡単にまとめる。図2のように、電力管理装置10に外部情報が入力され(S11:yes)、情報取得部103が節電を要請する第1情報を受け取ると(S12)、予測部104が仮の割当量を決定する(S13)。また、メッセージ生成部105が節電を要請するメッセージを生成する(S14)。さらに、送信部131は、メッセージを含む第2情報を端末装置4に送信する(S15)。つまり、第2情報により住宅30の居住者に節電を受け入れるか否かを打診する。
受信部132は、端末装置4からの応答を待ち、応答を含む第3情報を端末装置4から受信すると(S16:yes)、割当部106に引き渡す。割当部106は、管理下の住宅30それぞれに割り当てる割当量を決定し(S17)、管理下の住宅30に配置されたコントローラ32に対して、指示部107を通して割当量を指示する(S18)。なお、割当部106は、割当総量を求め、割当総量が受電総量の目標値以下であることを検証する機能を有していることが望ましい(S19)。
ところで、メッセージ生成部105が生成するメッセージは、住宅30の特性に応じて生成される。使用電力量に関連した住宅30の特性は、上述のように、使用電力量の変化動向、家族構成、年齢層、職業、電力消費に関する価値観などの項目を含んでいる。したがって、電力管理装置10の管理下である住宅30の戸数が比較的多い場合には、適宜の分類基準(criterion)を用いることにより、住宅30の特性を、適宜の分類単位(taxonomic unit)に分類することが可能である。
そのため、電力管理装置10は、住宅30を分類基準によって分類単位(つまり、グループ)に分類するグループ化部108を備えることが望ましい。多くの場合、集合住宅3に含まれる住宅30は、分類基準によって複数のグループに区分され、結果的に、複数のグループに分類される。
メッセージ生成部105は、グループ化部108により分類されたグループごとに、メッセージを生成する。つまり、個々の住宅30に対するメッセージを生成する場合に比べて、メッセージの種類を低減させることが可能になる。メッセージを含む第2情報は、送信部131を通して端末装置4に送信される。したがって、送信部131は、単一のグループを構成する住宅30に関連付けた端末装置4に対して、同じ内容の第2情報を送信することが可能になる。ここに、送信部131は、グループを構成する端末装置4に対し、第2情報をユニキャスト方式で送信すればよいが、第2情報をマルチキャスト方式で送信することも可能である。
なお、割当部106は、住宅30ごとの端末装置4からの応答に応じて住宅30それぞれに対する割当量を定めるから、割当量は、グループとは関係なく定められる。つまり、同じグループに属する住宅30は、端末装置4で同じ内容のメッセージを受け取るが、割当量は応答の内容に応じて変化するから、割当量が一致するとは限らない。
以上説明した本実施形態の電力管理装置10は、情報取得部103と予測部104とメッセージ生成部105と送信部131と受信部132と割当部106とを備える。情報取得部103は、管理下である複数の住宅30が電力系統44から受電する電力量の合計を受電総量として、節電時の受電総量の目標値および節電が要請される期間を含む第1情報を受け取る。予測部104は、複数の住宅30それぞれについて、前記期間に、節電しない場合に予測される使用電力量と、節電が可能と予想される使用電力量との差分である余裕量を求める。メッセージ生成部105は、複数の住宅30に対して余裕量に相当する電力量を含む節電の要請を行うメッセージを生成する。
送信部131は、複数の住宅30にそれぞれ関連付けられた複数台の端末装置4にメッセージを含む第2情報を送信する。受信部132は、第2情報に対する端末装置4からの応答を含む第3情報の受信を待ち受ける。割当部106は、受信部132が受け取った第3情報に基づいて、前記期間における複数の住宅30それぞれでの使用電力量の上限値を、割当量として定める。
この構成によれば、節電の要請に対して、管理下の住宅30それぞれの余裕量を予測して、余裕量に相当する電力量を含む節電を住宅30に対して打診し、その要請に対する応答に応じて住宅30それぞれに対する割当量を定めている。余裕量は、節電の要請に対して協力的である住宅30のほうが大きくなると考えられるから、節電を要請するメッセージに対して受諾を得られる可能性が高くなる。その結果、住宅30それぞれが行う節電の程度は異なっていても、電力削減の機会が公平に与えられるから、住宅30それぞれの居住者が、節電に伴う利便性の低下に対して懐く不満感の偏りは少なくなる。
また、電力管理装置10は、電力量を含む節電の要請に対する応答に基づいて割当量を定めるから、割当量には節電を要請する期間における住宅30ごとの事情を反映させることが可能になる。言い換えると、住宅30それぞれでは、可能な範囲で節電を行いながらも、管理下の住宅30における使用電力量の合計を、受電総量の目標値以下に抑制できる確率を高めることができる。
また、電力管理装置10は、複数の住宅30それぞれの使用電力量を、第1情報と日情報と気象情報とのうちの1種類以上の参照情報に対応付けて記憶する記憶部14を備えることが望ましい。この場合、予測部104は、前記期間の参照情報を記憶部14に記録された参照情報と照合することにより抽出される過去の使用電力量を用いて、複数の住宅30それぞれで前記期間に使用することが予想される使用電力量を求めることが望ましい。
この構成によれば、住宅30それぞれについて節電を要請する期間における使用電力量を予測する際に、参照情報を考慮して抽出した過去の使用電力量から求めるから、使用電力量に関する予測の精度が高くなる。
電力管理装置10は、複数の住宅30について使用電力量に関連する所定の分類基準を用いて複数の住宅30それぞれを分類単位に分けるグループ化部108を備えていてもよい。メッセージ生成部105は、分類単位に応じて、メッセージの内容を定める。
この構成によれば、住宅30の使用電力量に関連する分類基準で住宅30を分類単位に分け、分類単位(つまり、グループ)ごとにメッセージの内容を定めるから、個々の住宅30に対してメッセージの内容を定める場合に比べて処理負荷が低減される。
さらに、電力管理装置10は、複数の住宅30それぞれの使用電力量が割当量を超えないように、複数の住宅それぞれで使用される電気機器31の動作状態を指示する指示部107を備えることが望ましい。
この構成によれば、住宅30の電気機器31に対して指示部107から動作状態を直接指示するから、住宅30の住人の意思に関係なく電気機器31の動作状態を制御して割当量を満足させることが可能になる。
ところで、複数の住宅30それぞれの使用電力量が指示された制限値を超えないように、複数の住宅30それぞれで使用される電気機器31の動作状態を制御するコントローラ32が、複数の住宅30それぞれに設けられている場合がある。この場合に、割当量を制限値としてコントローラ32に指示する指示部107を備えることが望ましい。
この構成によれば、コントローラ32に対して制限値である割当量を指示するだけで、住宅30の電気機器31の動作状態をコントローラ32が制御しているから、電力管理装置10は個々の電気機器31を制御する必要がない。したがって、電力管理装置10の処理負荷が低減される。
複数の住宅30は、集合住宅3における複数の住戸であってもよい。この場合、第1情報に含まれる受電総量は、集合住宅3が電力系統44から受電する電力量である。
この構成によれば、節電の要請が個々の住宅30ではなく集合住宅3に対して一括して行われるから、電力の供給側にとって、節電の要請を個々の住宅30に対して行う場合よりも節電の要請が容易になる。
(実施形態2)
実施形態1は、外部情報により要請された受電総量の目標値を満たすように、割当部106が、住宅30ごとに節電量を割り当てている。つまり、受電総量の目標値が、個々の住宅30の割当量の合計以下である場合は、実施形態1の動作によって、集合住宅3の全体での使用電力量の目標値を達成することができる。
一方、節電が要請される期間によって使用電力量の目標値は変動し、また、個々の住宅30の余裕量も期間によって変動する。したがって、節電が要請される期間によっては、受電総量の目標値が、個々の住宅30に対する割当量の合計を上回る場合がある。この場合、電力管理装置10が住宅30それぞれに割り当てた割当量だけでは、受電総量の目標値を充足することができない。
ところで、集合住宅3の場合、図3に示すように、専有部である住宅30のほかに、玄関、廊下、エレベータ、会議室などの共用部50が設けられている。さらに、集合住宅3の規模によっては、運動施設、図書室、食堂などが共用部50として設けられている場合もある。集合住宅3は共用部50を備えているから、集合住宅3での電力の消費は、住宅30に配置された電気機器31だけで生じるのではなく、共用部50に配置された電気機器51でも生じる。共用部50に配置される主な電気機器51は、照明機器52、エレベータ53であり、これらは、比較的大きい電力を消費する。
そこで、本実施形態の割当部106は、個々の住宅30に節電を実施させるだけではなく、共用部50においても節電を行うように使用電力量を割り当てる構成を備えている。すなわち、割当部106は、共用部50での消費電力量を制限する機能を有している。この場合、指示部107は、たとえば、照明機器52を調光点灯あるいは間引き点灯させるように指示を与える。また、指示部107は、消費電力量を低減させるようにエレベータ53の運用を変更する。エレベータ53が複数機存在する場合には、1機以上のエレベータ53を停止させることにより、エレベータ53での消費電力量を制限することが可能である。また、エレベータ53のかごに搭乗する平均人数を増加させるように、エレベータ53の動作条件を変更すれば、かごの動作回数が低減されることによって、エレベータ53での消費電力量を低減させることが可能になる。
割当部106が節電の対象として共用部50の電気機器51を用いる条件は、以下のいずれかから選択される。すなわち、共用部50の電気機器51を節電の対象とする条件には、専有部における節電を優先する条件と、共用部50における節電を優先する条件と、専有部と共用部50とで適宜の分配比率で分配する条件との3種類がある。
専有部における節電を優先する場合、集合住宅3の専有部である住宅30それぞれに対して節電量を割り当てただけでは、受電総量の目標値を超えることを条件として、集合住宅3の共用部50に供給する電力量を低減させる。また、共用部50における節電を優先する場合、集合住宅3の共用部50における電気機器51に節電量を割り当てるだけでは、受電総量の目標値を超えることを条件として、集合住宅3の住宅30に供給する電力量を低減させる。専有部と共用部50とで適宜の分配比率で分配する場合は、割当部106は、あらかじめ定めた分配比率で、住宅30の電気機器31と共用部50の電気機器51とに節電量を割り当てる。
以上のように、集合住宅3であれば、専有部である住宅30のほかに、共用部50にも電気機器51が配置されているから、電気機器51も節電の対象とすることができる。その結果、住宅30に割り当てた割当総量が受電総量の目標値を超える場合でも、共用部50の電気機器51を併せて節電の対象とすることにより、受電総量の目標値を達成することが可能になる。
また、共用部50の電気機器51を対象として優先的に節電を行うと、専有部である住宅30での節電量を低減させることが可能になり、住宅30では節電による利便性の低下の程度が抑制されることになる。他の構成および動作は、実施形態1と同様である。
本実施形態の電力管理装置10において、割当部106は、割当量の合計が受電総量の目標値を超える場合に、集合住宅3の共用部50での使用電力量を低減させている。
この構成によれば、集合住宅3の専有部である住宅30で節電を実施するだけでは、受電総量の目標値を超えることが予想される場合に、共用部50の電気機器51での消費電力量も低減させることにより、集合住宅3の受電総量を低減することが可能になる。つまり、節電が要請された期間において、電力系統44から受電する電力量を低減させ、受電総量の目標値を達成できる確率が高くなる。
(実施形態3)
本実施形態は、図4に示すように、電力管理装置10の管理下である複数の住宅30のいずれかに、電力配線43との系統連系を行う蓄電システム60が設けられていることを前提にしている。蓄電システム60の充電および放電は、電力管理装置10が備える指示部107からの指示によって行われる。
蓄電システム60は、比較的小容量(たとえば、1〜5kWhの範囲で選択される)であって、集合住宅3の住宅30に配置可能な程度のサイズに形成される。この程度の容量であっても、集合住宅3の複数の住宅30に配置されていれば、集合住宅3の全体では、供給可能な電力量が比較的大きくなる。
この種の蓄電システム60に用いる蓄電池は、リチウムイオン電池、鉛蓄電池などから選択される。また、蓄電池の充電および放電を行う電源回路は、電力配線43からの交流電力を直流電力に変換して蓄電池を充電し、蓄電池に蓄えた電力を交流電力に変換して電力配線43に供給できるように構成される。ただし、蓄電システム60から交流電力を供給できる電力配線43は、集合住宅3の構内に限られる。すなわち、蓄電システム60からの放電時には、集合住宅3において電力系統44から受電する受電点において逆潮流が生じないように蓄電システム60の動作が管理される。
本実施形態の割当部106は、住宅30それぞれに割り当てた割当総量が受電総量の目標値を超えている場合に、割当総量と受電総量の目標値との差分を充足させる電力量を蓄電システム60に割り当てる。したがって、指示部107は、割当部106が蓄電システム60に割り当てた電力量が電力配線43に供給されるように、蓄電システム60を制御する。この動作により、割当総量と受電総量の目標値との差分の電力量は、集合住宅3の内部で補うことが可能になる。つまり、差分の電力量が、蓄電システム60から供給可能な電力量の範囲であれば、受電総量の目標値を達成することが可能になる。
なお、割当部106は、情報取得部103が節電の要請に関する情報を受け取ったときに、住宅30において電気機器31に供給する電力量を低減させることに対して、充電システム60からの放電を優先させるように、電力量を割り当ててもよい。この場合、住宅30での節電量を低減させることが可能になり、住宅30では節電による利便性の低下の程度が抑制されることになる。
ところで、集合住宅3の複数の住宅30が蓄電システム60を備える場合であって、蓄電システム60から放電させる電力量が、蓄電システム60から放電可能な電力量の合計よりも小さい場合は、割当部106は、放電させる蓄電システム60に優先度を定める。すなわち、割当部106は、余裕度が大きいほど優先度を高くする。つまり、使用電力量を引き下げる余裕が大きい住宅30は、節電を要請したときに蓄電システム60が必要になる可能性が小さいと考えられるから、余裕度の大きい住宅30の蓄電システム60を余裕度の小さい住宅30より先に放電させる。この動作によって、節電時であっても電力の使用が必要な住宅30では、蓄電システム60の電力を用いることが可能になり、住宅30ごとの利便性を損なわずに、受電総量を低減させることが可能になる。他の構成および動作は、実施形態1と同様である。
本実施形態は、実施形態2の構成と併用することも可能である。ただし、実施形態2の構成と併用する場合には、専有部の電気機器31と、共用部50の電気機器51と、蓄電システム60とのどれを優先的に用いて電力系統44から受電する電力量を低減させるかを定めることが必要である。
上述した構成例では、住宅30に蓄電システム60を設けているが、集合住宅3の共用部50に、比較的大きい容量(たとえば、20〜50kWh)の蓄電システム54を配置することも可能である。蓄電システム54は、集合住宅3の内部において電力配線43との系統連系を行うように構成される。この蓄電システム54は、住宅30に配置された蓄電システム60と同様に指示部107からの指示により充電および放電が制御される。
住宅30に蓄電システム60が設けられ、住宅30の居住者が蓄電システム60を管理している場合、放電した電力量に応じた電気料金および蓄電システム60の劣化に伴う費用を考慮して、住宅30の居住者に報酬を与える必要がある。一方、共用部50に蓄電システム54が設けられている場合、放電した電力量に応じた電気料金および蓄電システム54の劣化に伴う費用は、あらかじめ共益費に含めておけばよい。
本実施形態は、複数の住宅30のうちの少なくとも一部の住宅30に系統連系を行う蓄電システム60が配置されている構成を例にしている。割当部106は、割当量の合計が受電総量の目標値を超える場合に、蓄電システム60から集合住宅3内の電力配線43に給電させる。
この構成によれば、管理下の住宅30で節電を実施するだけでは、受電総量の目標値を超えることが予想される場合に、蓄電システム60から電力配線43に給電させることにより、集合住宅3の受電総量を低減することが可能になる。つまり、節電が要請された期間において、電力系統44から受電する電力量を低減させ、受電総量の目標値を達成できる確率が高くなる。
蓄電システム60は複数ある場合、割当部106は、複数の蓄電システム60から電力配線43に給電させる優先度を、余裕量が大きいほど高くすることが望ましい。
この構成では、住宅30に配置された蓄電システム60の電力を電力配線43に供給する際に、余裕量が大きい住宅30の蓄電システム60の電力を優先的に使用している。そのため、多くの場合、使用電力量の少ない住宅30に配置された蓄電システム60から放電することになり、蓄電システム60の残容量が低下しても影響の少ない住宅30の蓄電システム60が利用されることになる。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
3 集合住宅
4 端末装置
10 電力管理装置
14 記憶部
30 住宅
31 電気機器
32 コントローラ
43 電力配線
44 電力系統
50 共用部
60 蓄電システム
103 情報取得部
104 予測部
105 メッセージ生成部
106 割当部
107 指示部
108 グループ化部
131 送信部
132 受信部

Claims (10)

  1. 管理下である複数の住宅が電力系統から受電する電力量の合計を受電総量として、節電時の受電総量の目標値および節電が要請される期間を含む第1情報を受け取る情報取得部と、
    前記複数の住宅それぞれについて、前記期間に、節電しない場合に予測される使用電力量と、節電が可能と予想される使用電力量との差分である余裕量を求める予測部と、
    前記複数の住宅に対して前記余裕量に相当する電力量を含む節電の要請を行うメッセージを生成するメッセージ生成部と、
    前記複数の住宅にそれぞれ関連付けられた複数台の端末装置に前記メッセージを含む第2情報を送信する送信部と、
    前記第2情報に対する前記端末装置からの応答を含む第3情報の受信を待ち受ける受信部と、
    前記受信部が受け取った前記第3情報に基づいて、前記期間における前記複数の住宅それぞれでの使用電力量の上限値を割当量として定める割当部とを備える
    ことを特徴とする電力管理装置。
  2. 前記複数の住宅それぞれの使用電力量を、前記第1情報と日情報と気象情報とのうちの1種類以上の参照情報に対応付けて記憶する記憶部をさらに備え、
    前記予測部は、
    前記期間の参照情報を前記記憶部に記録された前記参照情報と照合することにより抽出される過去の使用電力量を用いて、前記複数の住宅それぞれで前記期間に使用することが予想される使用電力量を求める
    ことを特徴とする請求項1記載の電力管理装置。
  3. 前記複数の住宅について使用電力量に関連する所定の分類基準を用いて前記複数の住宅それぞれを分類単位に分けるグループ化部をさらに備え、
    前記メッセージ生成部は、
    前記分類単位に応じて、前記メッセージの内容を定める
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電力管理装置。
  4. 前記複数の住宅それぞれの使用電力量が前記割当量を超えないように、前記複数の住宅それぞれで使用される電気機器の動作状態を指示する指示部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  5. 前記複数の住宅それぞれの使用電力量が指示された制限値を超えないように、前記複数の住宅それぞれで使用される電気機器の動作状態を制御するコントローラが、前記複数の住宅それぞれに設けられている場合に、
    前記割当量を前記制限値として前記コントローラに指示する指示部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  6. 前記複数の住宅は、集合住宅における複数の住戸であり、
    前記第1情報に含まれる前記受電総量は、前記集合住宅が電力系統から受電する電力量である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力管理装置。
  7. 前記割当部は、
    前記割当量の合計が前記受電総量の目標値を超える場合に、前記集合住宅の共用部での使用電力量を低減させる
    ことを特徴とする請求項6記載の電力管理装置。
  8. 前記複数の住戸のうちの少なくとも一部の住戸に系統連系を行う蓄電システムが配置され、
    前記割当部は、
    前記割当量の合計が前記受電総量の目標値を超える場合に、前記蓄電システムから前記集合住宅内の電力配線に給電させる
    ことを特徴とする請求項6記載の電力管理装置。
  9. 前記蓄電システムは複数あり、
    前記割当部は、
    前記複数の蓄電システムから前記電力配線に給電させる優先度を、前記余裕量が大きいほど高くする
    ことを特徴とする請求項8記載の電力管理装置。
  10. コンピュータを、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電力管理装置として機能させるためのプログラム。
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