JP2016130920A - ドライブスルーシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態のドライブスルーシステムは、撮像装置と、属性識別部と、記憶部と、補正部とを持つ。撮像装置は、入口から商品の受け取り場所までの複数の地点において車両が通行する通路を撮像する。属性識別部は、ユーザの属性を判定するためのパラメータを取得する。記憶部は、パラメータと、地点と、ユーザの識別情報とをレコードとして時系列に記憶する。補正部は、所定の条件を満たすレコードに記憶されている地点と同一地点のレコードを第1の数分だけ記憶部から対象データとして取得し、所定の条件を満たすレコードに記憶されている地点とは異なる地点のレコードを第2の数分だけ参照データとして取得し、対象データと参照データとに基づいて所定の条件を満たすレコードに記憶されている識別情報を補正する。
【選択図】図14
Description
(概要)
図1及び図2は、実施形態におけるドライブスルーシステムの概要を説明するための図である。
図1に示すように、実施形態におけるドライブスルーシステムでは、通路に沿った形でカメラ1(撮像装置)及び表示装置2が設置される。カメラ1は、自動車5(車両)が通行する通路を撮像する。表示装置2は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示装置2は、例えばデジタルサイネージである。表示装置2には、メニュー又は広告などが表示される。
なお、以下の説明では、カメラ1−1〜1−4について特に区別しない場合にはカメラ1と記載する。また、以下の説明では、表示装置2−1〜2−4について特に区別しない場合には表示装置2と記載する。
図3は、実施形態におけるドライブスルーシステムのシステム構成を表すシステム構成図である。
ドライブスルーシステムは、カメラ1、表示装置2、POS端末4、厨房端末7、調理管理サーバー8、識別装置10、管理装置20、コンテンツサーバー30及び映像再生装置40を備える。POS端末4、厨房端末7、調理管理サーバー8、識別装置10、管理装置20、コンテンツサーバー30及び映像再生装置40は、ネットワーク50を介して通信可能に接続される。
表示装置2は、映像再生装置40の制御に応じてメニューや広告などのコンテンツを表示する。
POS端末4は、店員の操作に応じて、顧客から注文された商品(以下、「注文商品」という。)の登録及び会計を行う。POS端末4は、会計処理後に、会計時刻、注文リスト、支払い金額及び会計の応対店員IDなどの情報を注文情報として管理装置20に送信する。会計時刻は、注文商品の会計が終了した時刻を表す。注文リストは、1取引における注文商品のリストを表す。支払い金額は、顧客が支払う注文商品の合計金額を表す。会計の応対店員IDは、会計を行った店員を識別するための識別情報を表す。
調理管理サーバー8は、各取引における注文商品の調理状態を管理する。調理管理サーバー8は、1取引における注文商品全ての調理が完了した旨が通知されると、以下のように動作する。例えば、調理管理サーバー8は、調理完了時刻、注文ID及び調理担当者の店員IDなどの情報を注文情報として管理装置20に送信する。
管理装置20は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置を用いて構成される。管理装置20は、顧客情報及び顧客の注文に関する情報を管理する。また、管理装置20は、映像再生装置40に再生させるコンテンツを決定する。
コンテンツサーバー30は、表示装置2に表示させるコンテンツを管理する。例えば、コンテンツサーバー30は、メニュー及び広告などのコンテンツを記憶している。なお、コンテンツサーバー30は、クーポン情報やゲームなどのコンテンツを記憶していてもよい。コンテンツサーバー30は、管理装置20によって決定されたコンテンツを抽出し、映像再生装置40に再生させる。
ネットワーク50は、どのように構成されたネットワークでもよい。例えば、ネットワーク50はLAN(Local Area Network)を用いて構成されてもよい。
以下、ドライブスルーシステムの複数の実施形態(第1の実施形態及び第2の実施形態)について説明する。
図4は、第1の実施形態における識別装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。
識別装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、識別プログラムを実行する。識別プログラムの実行によって、識別装置10は、画像データ取得部101、属性識別部102、人物識別部103、車両情報識別部104を備える装置として機能する。なお、識別装置10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、識別プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、識別プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
属性識別部102は、取得された画像データに基づいて、自動車5内の特定の人物の属性を判定するためのパラメータ(以下、「判定パラメータ」という。)を取得する。ここで、自動車5内の特定の人物とは、例えば自動車5の運転手である。人物の属性とは、性別、年齢、スマイル指数などである。スマイル指数は、人物の笑顔の度合いを表す指標である。判定パラメータは、具体的には人物の顔の特徴を表すパラメータである。例えば、判定パラメータは、人物の目、鼻、口、目じりなどの人物の顔の特徴部位の座標を正規化(例えば、拡大、縮小などで顔画像サイズを同一画素数に変換)した値である。そして、属性識別部102は、取得した判定パラメータに基づいて自動車5内の人物の属性を判定する。属性識別部102は、判定結果を属性判定結果として管理装置20に出力する。また、属性識別部102は、撮影情報を管理装置20に出力する。
車両情報識別部104は、取得された画像データに基づいて、自動車5のナンバープレートなどの車両情報を識別する。車両情報識別部104は、識別結果を属性判定結果として管理装置20に出力する。また、車両情報識別部104は、撮影情報を管理装置20に出力する。
管理装置20は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、管理プログラムを実行する。管理プログラムの実行によって、管理装置20は、取得部201、登録部202、記憶部203、コンテンツ決定部204、分析部205を備える装置として機能する。なお、管理装置20の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、管理プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
登録部202は、取得部201によって取得された情報を記憶部203に登録する。
記憶部203は、顧客DB2031、購入分析DB2032、注文履歴DB2033及び分析結果記憶部2034で構成される。
購入分析DB2032は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。購入分析DB2032は、購入分析テーブルを記憶している。購入分析テーブルは、商品を購入した顧客に関する情報を表すレコード(以下、「分析レコード」という。)によって構成される。
分析結果記憶部2034は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。分析結果記憶部2034は、分析部205による分析結果を記憶している。
分析部205は、所定のタイミングで、記憶部203に記憶されている情報に基づいて顧客のサービスに対する満足度を表す統計情報を取得する。統計情報とは、記憶部203に記憶されている情報から統計的に取得される情報である。統計情報は、例えば統計値、分類結果、分布などである。所定のタイミングは、例えば店員によって指示がなされたタイミングであってもよいし、その他のタイミングであってもよい。分析部205の処理については後述する。
図6に示される例では、表示装置2に6つの領域が表示されている。これらの6つの領域それぞれにはコンテンツが表示される。表示装置2に表示されるコンテンツは、管理装置20のコンテンツ決定部204によって決定される。なお、入口に設置されている表示装置2には、全てのメニューが表示される。また、図6に示した表示例は、一例であり、領域の数や表示範囲は店員の操作に応じて自由に変更可能である。表示装置2には、動画が表示されてもよい。
購入分析テーブルは、分析レコードを複数有する。分析レコードは、顏認証ID、日時、場所、顧客ID、属性判定結果、判定パラメータ及び認証類似度の各値を有する。顏認証IDの値は、カメラ1によって撮像された画像データを識別するための識別情報を表す。日時の値は、同じ分析レコードの顏認証IDで特定される画像データが撮像された日時を表す。場所の値は、同じ分析レコードの顏認証IDで特定される画像データが撮像された場所を表す。場所の具体例として、入口、注文場所、会計場所及び商品受け取り場所などがある。顧客IDの値は、同じ分析レコードの顏認証IDで特定される画像データで識別された特定の人物を識別するための識別情報を表す。顧客IDのNULLは、特定の人物が、顧客DB2031に予め登録された顧客ではないことを表す。
図8に示されるように、1取引における注文情報は、複数の項目及び各項目に対応する履歴情報で構成される。複数の項目は、注文ID、注文時刻、会計時刻、調理完了時刻、商品受取時刻、注文リスト、支払い金額、注文:応対店員ID、会計:応対店員ID、調理:店員ID、商品受取:応対店員IDである。注文IDは、一取引を識別するための識別情報を表す。注文時刻は、店員が顧客からの注文を入力した時刻を表す。会計時刻は、会計処理が終了した時刻を表す。調理完了時刻は、注文リストの商品の全てが調理完了した時刻を表す。商品受取時刻は、店員が顧客に注文商品を受け渡した時刻を表す。商品受取時刻は、店員が顧客に注文商品を受け渡した後にPOS端末4を操作して、注文商品を受け渡したことを入力した時刻であってもよい。注文リストは、顧客から注文された注文商品のリストを表す。支払い金額は、顧客が支払う注文商品の合計金額を表す。注文:応対店員IDは、注文の受付を担当した店員を識別するための識別情報を表す。会計:応対店員IDは、会計処理を担当した店員を識別するための識別情報を表す。調理:店員IDは、注文リストの商品の調理を担当した店員を識別するための識別情報を表す。商品受取:応対店員IDは、注文商品の受け渡しを担当した店員を識別するための識別情報を表す。
図9(A)は、対応付けテーブルの具体例を示す図である。対応付けテーブルは、一取引における注文IDと顏認証IDとが対応付けて登録される。対応付けテーブルは、購入分析DB2032に記憶される。図9(A)に示される例では、対応付けテーブルに注文ID“10253690”と顏認証ID“201350”とが対応付けられている。また、図9(A)に示される例では、対応付けテーブルに注文ID“10253693”と顏認証ID“201361”とが対応付けられている。この対応付けは、以下のように行われる。
分析部205は、所定のタイミングで、予め設定された計算方式に基づいて顧客の満足度を分析する。予め設定された計算方式の具体例として、提供時間と提供時間におけるスマイル指数の平均値との相関、店員毎のスマイル指数の分布などある。提供時間は、商品受取時刻と注文時刻との差分の時間である。また、予め設定された計算方式の具体例として、所定の場所間におけるスマイル指数の変化を満足度と定義し、提供時間と提供時間における満足度の平均値との相関がある。以下、各計算方式によって取得した分析結果について説明する。
図11における分析結果は、以下のようにして取得される。
まず、分析部205は、注文履歴DB2033に記憶されている注文情報を読み出す。分析部205は、読み出した注文情報のうち、1つの注文情報を選択する。分析部205は、選択した注文情報から提供時間を算出する。また、分析部205は、選択した注文情報に含まれる注文IDを取得する。次に、分析部205は、購入分析DB2032に記憶されている対応付けテーブルを参照し、取得した注文IDに対応する顏認証IDを全て取得する。分析部205は、購入分析DB2032に記憶されている購入分析テーブルを参照し、取得した顏認証IDに対応、かつ、場所の項目が商品受取の分析レコードを選択する。分析部205は、選択した分析レコードのスマイル指数の項目に登録されている値を取得する。
以上の処理によって、図11における分析結果が得られる。分析部205は、分析結果を分析結果記憶部2034に記憶させる。
図12における分析結果は、以下のようにして取得される。ここでは、店員Aさんの会計におけるスマイル指数の分布の取得方法について説明する。
まず、分析部205は、注文履歴DB2033に記憶されている注文情報を読み出す。分析部205は、読み出した注文情報のうち、注文情報に含まれる項目の会計:応対店員IDがAさんに対応する注文情報を選択する。分析部205は、選択した注文情報からAさんの店員IDを取得する。この際、分析部205は、注文IDも取得する。次に、分析部205は、注文履歴DB2033に記憶されている注文情報から、会計:応対店員IDが、取得した店員IDに対応する注文情報を全て読み出す。分析部205は、読み出した全ての注文情報から注文IDを取得する。そして、分析部205は、購入分析DB2032に記憶されている対応付けテーブルを参照し、取得した注文IDに対応する顏認証IDを全て取得する。分析部205は、購入分析DB2032に記憶されている購入分析テーブルを参照し、取得した顏認証IDに対応、かつ、場所の項目が会計の分析レコードを選択する。分析部205は、選択した分析レコードのスマイル指数の項目に登録されている値を取得する。
以上の処理によって、図12における分析結果が得られる。分析部205は、分析結果を分析結果記憶部2034に記憶させる。
なお、上記例では、会計時の場合を例に説明したが、分析部205は注文、商品受取の場合についても同様に分析結果として統計情報を取得することができる。
図13における分析結果は、以下のようにして取得される。
まず、分析部205は、注文履歴DB2033に記憶されている注文情報を読み出す。分析部205は、読み出した注文情報のうち、1つの注文情報を選択する。分析部205は、選択した注文情報から提供時間を算出する。また、分析部205は、選択した注文情報に含まれる注文IDを取得する。次に、分析部205は、購入分析DB2032に記憶されている対応付けテーブルを参照し、取得した注文IDに対応する顏認証IDを全て取得する。分析部205は、購入分析DB2032に記憶されている購入分析テーブルを参照し、取得した顏認証IDに対応、かつ、場所の項目が入口の分析レコードを選択する。また、分析部205は、購入分析テーブルを参照し、取得した顏認証IDに対応、かつ、場所の項目が商品受取の分析レコードを選択する。分析部205は、選択した各分析レコードのスマイル指数の項目に登録されている値をそれぞれ取得する。その後、分析部205は、取得した各スマイル指数の値の差分値を算出する。
以上の処理によって、図13における分析結果が得られる。分析部205は、分析結果を分析結果記憶部2034に記憶させる。
識別装置10では、各場所で撮像された画像データからスマイル指数を含む顧客の属性情報を識別する。管理装置20は、各場所において撮像された画像データに基づいて識別されたスマイル指数を記憶する。管理装置20は、記憶しているスマイル指数に基づいて、顧客の満足度を表す分析結果の統計情報を取得する。そのため、顧客の満足度を定量的に分析することが可能になる。
分析部205は、提供時間と提供時間における満足度の平均値との相関による分析結果を取得する際に以下のように動作してもよい。例えば、分析部205は、購入分析DB2032に記憶されている購入分析テーブルを参照し、取得した顏認証IDに対応、かつ、場所の項目が注文の分析レコードを選択する。また、分析部205は、購入分析テーブルを参照し、取得した顏認証IDに対応、かつ、場所の項目が商品受取の分析レコードを選択する。分析部205は、選択した各分析レコードのスマイル指数の項目に登録されている値をそれぞれ取得する。その後、分析部205は、取得した各スマイル指数の値の差分値を算出する。
このように構成されることによって、購入商品帯毎に、年代別又は性別別のスマイル指数の分布結果を取得することが可能になる。また、購入時間帯毎に、年代別又は性別別のスマイル指数の分布結果を取得することが可能になる。
第1の実施形態では、管理装置20が顧客DB2031に予め登録されている顧客のみを顧客の満足度の分析の対象とした。第2の実施形態では、顧客DB2031に予め登録されていない顧客も顧客の満足度の分析の対象に含めるための処理を行う。
第2の実施形態における識別装置10は、第1の実施形態における識別装置10と同様の処理を行うため説明を省略する。
管理装置20aは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、管理プログラムを実行する。管理プログラムの実行によって、管理装置20aは、取得部201、登録部202a、記憶部203a、コンテンツ決定部204、分析部205、補正部206を備える装置として機能する。なお、管理装置20aの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、管理プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
記憶部203aは、顧客DB2031、購入分析DB2032a、注文履歴DB2033、分析結果記憶部2034及び仮顧客DB2035で構成される。顧客DB2031、注文履歴DB2033、分析結果記憶部2034については、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
仮顧客DB2035は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。仮顧客DB2035は、仮登録された顧客に関する情報を表すレコード(以下、「仮登録レコード」という。)で構成される。
仮顧客DB2035は、仮登録レコードを複数有する。仮登録レコードは、仮顧客ID、登録日時及び判定パラメータの各値を有する。仮顧客IDの値は、仮顧客として登録された顧客を識別するための識別情報を表す。登録日時の値は、同じ仮登録レコードの仮顧客IDで特定される顧客が仮顧客として登録された日時を表す。判定パラメータの値は、同じ仮登録レコードの仮顧客IDで特定される仮顧客の顔の特徴を示すパラメータを表す。
購入分析DB2032aは、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。購入分析DB2032aは、購入分析テーブルを記憶している。購入分析テーブルは、分析レコードによって構成される。
補正部206は、所定の条件を満たす場合に、購入分析テーブルに登録されている顧客IDを補正する。所定の条件の具体例としては、例えば購入分析テーブルに登録されている顏認証IDの認証類似度が所定の閾値未満などである。補正部206は、所定の条件を満たす分析レコード(以下、「対象レコード」という。)が存在する場合、対象レコードに登録されている顧客IDの補正を行う。具体的な処理については後述する。
購入分析テーブルは、分析レコードを複数有する。分析レコードは、顏認証ID、日時、場所、顧客ID、属性判定結果及び判定パラメータの各値を有する。なお、各値についての説明は、図7における購入分析テーブルと同様であるため説明を省略する。
図16に示される例では、図7における購入分析テーブルと比べて顧客IDの項目にNULLの値が存在しない。図16に示される購入分析テーブルでは、図7における購入分析テーブルの顧客IDの項目のNULLの代わりに仮顧客IDが登録されている。例えば、図16に示される例では、顧客IDとして“1412110004”、“1412110005”、“1412110006”のような仮顧客IDが登録されている。この場合、仮顧客IDが登録されている分析レコードの認証類似度は、例えば取得された判定パラメータと、仮顧客DB2035に登録されている判定パラメータとに基づいて算出される。
取得部201は、識別装置10から判定パラメータを取得する(ACT201)。この際、取得部201は、判定パラメータの他に属性判定結果及び撮影情報を取得する。次に、登録部202aは、取得された判定パラメータに基づいて、顧客DB2031との照合が成功したか否か判定する(ACT202)。具体的には、登録部202aは、顧客DB2031に登録されている判定パラメータと、取得された判定パラメータとの類似度が所定の閾値以上であるか否か判定する。類似度が所定の閾値以上である場合、登録部202aは顧客DB2031との照合が成功したと判定する。
一方、類似度が所定の閾値未満である場合、登録部202aは顧客DB2031との照合が失敗したと判定する。
一方、類似度が所定の閾値未満である場合、登録部202aは仮顧客DB2035との照合が失敗したと判定する。
図19は、補正部206による補正処理を説明するための概略図である。
図19に示すように、ドライブスルーでは、入口〜商品受取までの一連の流れにおいて一般的に順番が代わることが無い。ここで、対象データとして、入口における客B、客C、客D(領域92で囲まれる範囲)が取得されたとする。補正部206は、対象データを、参照データである商品受取における客A〜Dと比較する。補正部206は、判定パラメータの類似する割合が所定の閾値以上である客B、客C、客D(領域93で囲まれる範囲)の顧客IDに基づいて対象データの顧客IDを補正する。
管理装置20aは、顧客DB2031に登録されていない顧客に対しても、入口から商品受取までの一連の動作の中で同一の顧客を特定する。そのため、管理装置20aは、顧客DB2031に登録されていない顧客の属性情報も用いて顧客の満足度を分析することが可能になる。
補正部206は、対象データと参照データとをDPマッチング(Dynamic Programming matching)によって比較してもよい。
識別装置10、管理装置20、コンテンツサーバー30及び映像再生装置40のいずれか又は全ては、店舗3内に設けられてもよいし、クラウド上に設けられてもよい。
本実施形態では、各場所にそれぞれカメラ1が1台ずつ設置される場合を例に説明したが、カメラ1は一部の場所にのみ設置されていてもよい。
Claims (5)
- 入口から商品の受け取り場所までの複数の地点において、車両が通行する通路を撮像する撮像装置と、
前記撮像装置によって撮像された画像データに基づいて、前記車両に乗車しているユーザの属性を判定するためのパラメータを取得する属性識別部と、
取得された前記パラメータと、前記画像データが撮像された地点と、前記ユーザの識別情報とをレコードとして時系列に記憶する記憶部と、
所定の条件を満たす前記レコードに記憶されている地点と同一地点のレコードを第1の数分だけ前記記憶部から対象データとして取得し、前記所定の条件を満たす前記レコードに記憶されている地点とは異なる地点のレコードを第2の数分だけ前記記憶部から参照データとして取得し、取得した前記対象データと参照データとに基づいて、前記所定の条件を満たす前記レコードに記憶されている前記識別情報を補正する補正部と、
を備えるドライブスルーシステム。 - 前記補正部は、前記対象データの前記パラメータと、前記参照データの前記パラメータとを比較し、前記対象データに含まれる前記所定の条件を満たす前記レコードに記憶されている前記パラメータとの類似度が閾値以上である前記参照データに含まれるレコードに記憶されている前記識別情報で前記所定の条件を満たす前記レコードに記憶されている前記識別情報を補正する、請求項1に記載のドライブスルーシステム。
- 前記補正部は、前記参照データとして識別情報の正確さの度合いを表す認証類似度が所定の閾値以上であるレコードに記憶されている地点と同一地点のレコードを前記第2の数分だけ前記記憶部から取得する、請求項1又は2に記載のドライブスルーシステム。
- 前記パラメータは、人物の顔の特徴を表すパラメータである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のドライブスルーシステム。
- 前記パラメータは、人物の顔の特徴部位の座標を正規化した値である、請求項4に記載のドライブスルーシステム。
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