JP2017102846A - 接客対応評価装置及び接客対応評価方法 - Google Patents

接客対応評価装置及び接客対応評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】店舗における店員による接客時の対応を効率的かつ精度良く評価することを課題とする。
【解決手段】管理装置30は、個別売上データをPOSレジスタ10から取得し、接客対応する店員の顔画像データをカメラ20から取得し、個別売上データに含まれる接客時間帯に対応する顔画像データ34cから接客中の店員の表情を特定し、表情に応じて接客時の対応の評価値を示す接客対応ポイントを算出する。また、管理装置30は、個別売上データと接客対応ポイントとを関連付けて管理し、これらのデータを集計することによって店員毎の接客時の対応を数値化して出力するとともに、売上金額と接客時の対応の評価値とを関係付けて出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンビニエンスストア等の店員の接客時の対応の質を評価する接客対応評価装置及び接客対応評価方法に関するものである。
従来、コンビニエンスストア等の店舗では、レジにおいて店員が顧客の購入対象となる商品の精算処理を行っている。ここで、店員の接客態度が良い場合には、顧客は、店員が勧める商品を追加購入するような状況が発生し、店舗の売上げに寄与することが可能となる。また、顧客が後日店舗に再来店することで、店舗の売上げに寄与する期待値を高めることもできる。
一方、店員の接客態度が悪い場合には、顧客が商品の購入を取り止め、結果的に店舗の売上げが低下する状況が生ずる。また、顧客が後日店舗に再来店する可能性が低下する可能性もある。このように、店員の接客態度は、店舗の売上げに大きな影響を与えるものであり、特に店員の接客時の表情は、店舗の売上げを上げるうえで重要な要因となる。
ここで、従来、人の顔画像(静止画像)に含まれる口の開き度合いや歯が見える度合いによって人の表情を認識する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このため、この特許文献1を用いて、店員の表情を認識する案が考えられる。
特開2005−234686号公報
しかしながら、上記の特許文献1のものは、口の開き度合いや歯が見える度合いを判定する技術であるため、この特許文献1を用いたとしても、店員の接客時の対応を精度良く評価することはできない。店員は、顧客とコミュニケーションを行いながら精算処理を行うため、口が開いているか、歯が見えているかという要因によって表情の判定を行うには限界があるためである。
これらのことから、コンビニエンスストア等の店舗において、店員による接客時の対応をいかに精度良く評価するかが重要な課題となっている。かかる課題は、コンビニエンスストアだけではなく、ショッピングセンタ、テーマパーク、レジャー施設、ホテル等で顧客満足度を調査する場合や、携帯ショップ、金融機関、遊技施設等で接客態度を調査する場合にも同様に生ずる課題である。
本発明は、上記の従来技術の課題を解決するためになされたものであって、店舗における店員による接客時の対応を効率的かつ精度良く評価することができる接客対応評価装置及び接客対応評価方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、対象者の入力顔画像を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像された入力顔画像に含まれる顔の表情を特定する特定部と、前記特定部で特定された顔の表情に係る情報に基づいて前記対象者の接客対応を評価する評価部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、店舗の売上げ情報を管理する管理部と、前記評価部による評価結果と前記売上げ情報を対応付けて出力する出力手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記対象者の音声情報を取得する取得部をさらに備え、前記評価部は、前記音声情報から算定した前記対象者の口調を示す情報と、前記特定部で特定された顔の表情から算定した情報とに基づいて前記対象者の接客対応を評価することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記撮像部は、対象者である店員の入力顔画像を撮像し、前記特定部は、あらかじめ登録された前記対象者についての表情が異なる複数の登録顔画像と前記入力顔画像とに基づいて前記入力顔画像に含まれる顔の表情を特定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記撮像部は、対象者である顧客の複数の入力顔画像を撮像し、前記特定部は、前記対象者の複数の入力顔画像の変化量に基づいて各入力顔画像に含まれる顔の表情を特定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記評価部は、前記特定部で特定された顔の表情を数値化した数値に基づいて前記対象者の接客対応を評価することを特徴とする。
また、本発明は、対象者の入力顔画像を撮像する撮像工程と、前記撮像工程で撮像された入力顔画像に含まれる顔の表情を特定する特定工程と、前記特定工程で特定された顔の表情に係る情報に基づいて前記対象者の接客対応を評価する評価工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、対象者の入力顔画像を撮像し、撮像された入力顔画像に含まれる顔の表情を特定し、特定された顔の表情に係る情報に基づいて対象者の接客対応を評価するよう構成したので、店舗における店員による接客時の対応を効率的かつ精度良く評価することができる。
図1は、実施例1に係る店舗管理システムにおける接客時の対応の質を評価する処理の概要を説明するための説明図である。 図2は、実施例1に係る店舗管理システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、図3に示した管理装置の記憶部に記憶されるデータの一例を示す図(1)である。 図5は、図3に示した管理装置の記憶部に記憶されるデータの一例を示す図(2)である。 図6は、図2に示した管理装置で表示される分析結果一覧画面の一例を示す図である。 図7は、図2に示した管理装置で表示される担当者別サマリ画面の一例を示す図である。 図8は、図2に示した管理装置で表示される担当者別詳細画面の一例を示す図である。 図9は、図2に示した管理装置における店員の接客時の対応の評価処理の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、実施例2に係る店舗管理システムにおける店員の接客時の対応の評価処理の概要を説明するための説明図である。 図11は、実施例2に係る管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図12は、図11に示した管理装置の記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 図13は、実施例2に係る管理装置における顧客の顔の表情の特定処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る接客対応評価装置及び接客対応評価方法の好適な実施例を詳細に説明する。以下に示す実施例では、本発明をコンビニエンスストア等の店舗に配設される店舗管理システムに適用した場合を示すこととする。なお、本実施例では、主として店員の接客時の表情を用いて対応を評価することとする。
まず、実施例1に係る店舗管理システムにおける接客時の対応を評価する処理の概要を説明する。図1は、店舗管理システムにおける接客時の対応を評価する処理の概要を説明するための説明図である。
図1に示すように、店舗管理システムは、店舗1に配設されるPOSレジスタ10及びカメラ20と、POSレジスタ10及びカメラ20とデータ通信可能に接続された管理装置30を有する。なお、この管理装置30は、店舗外に配設されている。
POSレジスタ10は、商品の決済処理を行う決済カウンタに配設され、顧客から手渡された商品の販売登録処理を行う装置である。POSレジスタ10は、かかる販売登録処理において算出された売上金額、店員を識別する担当者ID等及び接客時間帯を含む個別売上データを管理装置30に送信する。管理装置30は、この個別売上データを受信すると記憶部の売上データ34aに追加する(S1)。
カメラ20は、POSレジスタ10に対応付けて配設され、POSレジスタ10を操作する店員の顔画像を含む動画データを撮像する。カメラ20は動画データを管理装置30に送信する。管理装置30は、動画データから所定の間隔(例えば10秒)毎に静止画顔画像データを切り出し、記憶部に顔画像データ34cとして記憶する(S2)。
管理装置30は、事前に登録された店員毎の怒り顔、笑顔及び平静状態の顔の特徴データを含む事前登録顔画像データ34bを記憶部に記憶する。管理装置30は、顔画像データ34cの静止画顔画像データから特徴データを生成し、その特徴データと事前登録顔画像データ34bに登録される怒り顔、笑顔又は平静状態の顔の顔画像特徴データとを比較することにより、各静止画顔画像データに含まれる顔の表情を特定し、その結果を顔表情特定データ34dとして出力する(S3)。
管理装置30は、売上データ34aの各レコードに対応する顔表情特定データ34dのレコードを特定し、顔表情特定データ34dの顔表情の特定結果に基づいて売上データ34aの各レコードに対する店員の接客対応ポイントを算出し、その結果を接客対応評価データ34eとして記憶部に記憶する(S4)。例えば笑顔を100ポイント、平静状態の顔を0ポイント、怒り顔を−100ポイントとした場合には、接客期間中の店員の顔の表情に対するポイントの平均値が接客ポイントとなる。この実施例1では、この接客対応ポイントを店員の接客時の対応を示す評価値として使用する。
売上データ34aの各個別売上データには、店員を識別する担当者コード及び売上金額が含まれ、さらに接客対応評価データ34eが生成されることにより顧客対応ポイントが各個別売上データに対応付けられることになる。このことから、売上データ34a及び接客対応評価データ34eを集計する(S5)ことにより、店員毎の接客時の対応の平均の評価値を出力したり、売上金額と接客時の対応の評価値とを集計結果として出力することができる。
このように、管理装置30は、個別売上データをPOSレジスタ10から取得し、接客対応する店員の顔画像データをカメラ20から取得し、個別売上データに含まれる接客時間帯に対応する顔画像データ34cから接客中の店員の表情を特定し、表情に応じて接客時の対応の評価値を示す接客対応ポイントを算出する。また、管理装置30は、個別売上データと接客対応ポイントとを関連付けて管理し、これらのデータを集計することによって店員毎の接客時の対応を数値化して出力できることに加えて、売上金額と接客時の対応の評価値とを関係付けて出力することができる。かかる構成により、店舗における店員による接客時の対応を効率的かつ精度良く評価することができる。
次に、実施例1に係る店舗管理システムのシステム構成について説明する。図2は、実施例1に係る店舗管理システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、店舗管理システムは、店舗1には3組のPOSレジスタ10及びカメラ20が配設され、各POSレジスタ10及びカメラ20は、店舗外に配設される管理装置30と、インターネットなどの通信網2を介してデータ通信可能に接続される。なお、図2では、1つの店舗1のみを図示することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の店舗1が接続されていてもよい。また、図2では、店舗1には3組のPOSレジスタ10及びカメラ20を図示することとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、1組のPOSレジスタ10及びカメラ20が配設されていてもよいし、2組のPOSレジスタ10及びカメラ20が配設されていてもよいし、4組以上のPOSレジスタ10及びカメラ20が配設されていてもよい。
POSレジスタ10は、商品の決済処理を行う決済カウンタに配設され、顧客から手渡された商品の販売登録処理を行う装置である。POSレジスタ10は、決済処理において、販売登録された商品の合計金額を算出し、商品の一覧と合計金額などの情報を含んだレシートを発行する。POS(Point Of Sales)とは、販売時点情報管理を示し、商品販売の販売実績を販売時点で商品単位に管理する経営手法である。POSレジスタ10により生成された販売実績情報は、バックオフィス等に配設される図示しない管理サーバに送信され、商品の在庫管理、発注処理及び商品販売実績の分析等に利用されることになる。また、POSレジスタ10は、かかる販売登録処理において算出された売上金額、店舗ID、POSID、担当者ID及び接客時間帯を含む個別売上データを管理装置30に送信する。
カメラ20は、POSレジスタ10を操作する店員の顔画像を撮像可能な場所に配設され、店員の顔画像を含む動画を常時撮像し、店舗ID、POSID及び撮像開始時刻とともに動画データを所定のタイミングで管理装置30に送信する。
管理装置30は、店舗外のデータセンタ等に配設され、POSレジスタ10から受信した個別売上データを売上データ34aに追加する。また、管理装置30は、カメラ20から受信した動画データから、所定の時間間隔(例えば10秒)毎に静止画顔画像データを切り出し、記憶部の顔画像データ34cに追加する。また、管理装置30は、生成した静止画顔画像データから、かかる静止画顔画像データに含まれる店員の顔の表情を特定する。
また、管理装置30は、個別売上データに対応する静止画顔画像データを特定し、該静止画顔画像データより特定された店員の顔の表情に基づいて個別売上データに対する接客対応ポイントを算出する。管理装置30は、個別売上データと、接客対応ポイントを関連付けて集計した結果を出力する。具体的な集計結果の出力例については後述する。
次に、図2に示した管理装置30の構成について説明する。図3は、管理装置30の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、管理装置30は、入力部31、表示部32、通信部33、記憶部34及び制御部35を有する。
入力部31は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。表示部32は、液晶ディスプレイ等の表示デバイスである。通信部33は、通信網2を介してPOSレジスタ10及びカメラ20とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部34は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、売上データ34a、事前登録顔画像データ34b、顔画像データ34c、顔表情特定データ34d及び接客対応評価データ34eを記憶する。売上データ34aは、店舗1のPOSレジスタ10から受信した個別売上データを蓄積したデータである。事前登録顔画像データ34bは、店員毎の笑顔、平静状態の顔及び怒り顔の特徴データを記憶したデータである。
顔画像データ34cは、店舗1のカメラ20から受信した動画データから、所定の時間間隔毎に生成した店員の静止画顔画像データを蓄積したデータである。顔表情特定データ34dは、顔画像データ34cに登録されるそれぞれの静止画顔画像データに対して、笑顔、怒り顔又は平静状態の顔のいずれの表情なのかを特定した結果が記憶されたデータである。接客対応評価データ34eは、売上データ34aに含まれる各個別売上データ毎に算出された接客対応ポイントを記憶したデータである。
制御部35は、管理装置30の全体を制御する制御部であり、売上データ管理部35a、顔画像データ管理部35b、顔表情特定部35c、接客対応評価部35d及び分析結果出力部35eを有する。実際には、売上データ管理部35a、顔画像データ管理部35b、顔表情特定部35c、接客対応評価部35d及び分析結果出力部35eに対応するプログラムを図示しない不揮発性メモリ等に記憶し、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、対応するプロセスを実行させることになる。
売上データ管理部35aは、POSレジスタ10から受信した個別売上データを売上データ34aに追加する。
顔画像データ管理部35bは、カメラ20から受信した動画データから、所定の時間間隔毎にPOSレジスタ10を操作する店員の静止画顔画像データを生成し、併せて受信した店舗ID、POSID及び撮像時刻とともに顔画像データ34cに追加する。
顔表情特定部35cは、顔画像データ34cに記憶されている静止画顔画像データの表情を特定し、特定結果を顔表情特定データ34dに登録する。具体的には、顔表情特定部35cは、顔画像データ34cの静止画顔画像データとともに記憶される店舗ID、POSID及び撮像時刻により、売上データ34aのレコードである個別売上データを特定し、係るレコードにより静止画顔画像データに対応する店員の担当者IDを特定する。そして、事前登録顔画像データ34bに登録される担当者IDの笑顔、怒り顔及び平静状態の顔の特徴データと、静止画顔画像データから生成された特徴データとの類似度を算出し、その類似度を比較することにより表情を特定する。
接客対応評価部35dは、売上データ34aのレコードである個別売上データ毎に接客対応ポイントを算出して、算出結果を接客対応評価データ34eに出力する。具体的には、個別売上データに含まれる店舗ID、POSID及び接客時間帯に対応する顔表情特定結果を顔表情特定データ34dより抽出し、笑顔を100ポイント、平静状態の顔を0ポイント、怒り顔を−100ポイントとして、接客時間帯のポイントの平均値を個別売上データに対する接客対応ポイントとする。
分析結果出力部35eは、売上データ34a及び接客対応評価データ34eを集計した結果を出力する。具体的な集計の内容については後述する。
次に、図3に示した管理装置30の記憶部34に記憶されるデータの一例について説明する。図4及び図5は、図3に示した管理装置30の記憶部34に記憶されるデータの一例を示す図である。
図4(a)に示すように、売上データ34aは、決済処理が行われた日付、決済処理の開始時刻、終了時刻、店舗ID、POSID、担当者ID及び売上金額に売上通番を関連付けたデータである。図4(a)に示す、売上データ34aは、売上通番「000001」に関連付けられたデータであって、日付が「2015/10/1」、決済処理の開始時刻が「12:10」、終了時刻が「12:12」、店舗IDが「0123」、POSIDが「01」、担当者IDが「123456」、売上金額が「1200円」である状況を示している。
図4(b)に示すように、事前登録顔画像データ34bは、担当者ID及び表情区分に、顔画像特徴データを関連付けたデータである。表情区分は、「1」が怒り顔を示し、「2」が平静状態の顔を示し、「3」が笑顔を示している。図4(b)に示す事前登録顔画像データ34bは、担当者IDが「123456」の店員の表情区分「1」(怒り顔)、表情区分「2」(平静状態の顔)、表情区分「3」(笑顔)の顔画像特徴データが登録されている状況を示している。
図5(a)に示すように、顔画像データ34cは、顔画像が撮像された日付、時刻、店舗ID、対応するPOSレジスタ10のPOSID及び静止画顔画像データが、顔画像通番に関連付けられたデータである。図5(a)に示す顔画像データ34cは、顔画像通番「000001」に、日付「2015/10/1」、時刻「12:10」、店舗ID「0123」、POSID「01」及び静止画顔画像データが対応付けられた状況を示している。
図5(b)に示すように、顔表情特定データ34dは、顔画像データ34cのレコードを識別する顔画像通番に特定表情区分が関連付けられたデータである。特定表情区分は、「1」が怒り顔を示し、「2」が平静状態の顔を示し、「3」が笑顔を示している。図5(b)に示す顔表情特定データ34dは、顔画像通番が「000001」に対応する顔画像データが、特定表情区分「2」(平静状態の顔)である状態を示している。
図5(c)に示すように、接客対応評価データ34eは、売上データ34aのレコードを識別する売上通番に、接客対応ポイントを関連付けたデータである。図5(c)に示す接客対応評価データ34eは、売上通番が「000001」に対応する決済処理時の店員の接客対応ポイントが「45ポイント」である状況を示す。
次に、図2に示した管理装置30で表示される分析結果一覧画面の一例について説明する。図6は、管理装置30で表示される分析結果一覧画面の一例を示す図である。
図6に示すように、分析結果一覧画面には、集計対象日付、店舗ID及び店舗IDに対応する店舗名が表示される。また、分析結果一覧画面には、担当者ID毎の決済処理を行った回数を示す接客回数、接客時間、売上金額及び平均接客対応ポイントを示す一覧が表示される。接客時間には、接客回数全体に対する合計接客時間と、接客回数1回当たりの平均接客時間とを含む。また、売上金額には、合計の売上金額と、接客回数1回当たりの平均の売上金額とを含む。
また、分析結果一覧画面には、集計対象の店舗1の決済処理1件当たりの平均接客時間、平均売上金額及び平均接客対応ポイントと、全店舗の決済処理1件当たりの平均接客時間、平均売上金額及び平均接客対応ポイントとが表示される。また、分析結果一覧画面には、一覧が複数ページに及ぶ場合に、表示されるページを切り替えるための前頁ボタン、次頁ボタンが含まれる。また、分析結果一覧画面には、画面表示内容を紙に印刷するための印刷ボタン及び表示処理の終了を指示するための終了ボタンが含まれる。
また、かかる分析結果一覧画面の一覧表示部分の担当者IDをマウスでクリックすることにより、図7に示すような担当者IDに対する担当者別サマリ画面に遷移する。
次に、図2に示した管理装置30で表示される担当者別サマリ画面の一例について説明する。図7は、管理装置30で表示される担当者別サマリ画面の一例を示す図である。
図7に示すように、担当者別サマリ画面には、集計対象日付、店舗ID、店舗IDに対応する店舗名、担当者ID及び担当者名が表示される。また、担当者別サマリ画面には、日付毎に、担当者IDに対応する店員が決済処理を行った時間帯、接客回数、接客平均時間、売上平均金額及び平均接客対応ポイントを示す一覧が表示される。また、担当者別サマリ画面には、集計対象日付全体に対する接客回数、接客平均時間、売上平均金額及び平均接客対応ポイントが含まれる。
また、担当者別サマリ画面には、一覧が複数ページに及ぶ場合に、表示されるページを切り替えるための前頁ボタン、次頁ボタンが含まれる。また、担当者別サマリ画面には、画面表示内容を紙に印刷するための印刷ボタン、図6に示した分析結果一覧画面に戻るための戻るボタン及び表示処理の終了を指示するための終了ボタンが含まれる。
また、かかる担当者別サマリ画面の一覧表示部分の日付をマウスでクリックすることにより、図8に示すような担当者IDに対する担当者別詳細画面に遷移する。
次に、図2に示した管理装置30で表示される担当者別詳細画面の一例について説明する。図8は、管理装置30で表示される担当者別詳細画面の一例を示す図である。
図8に示すように、担当者別詳細画面には、集計対象日付、店舗ID、店舗IDに対応する店舗名、担当者ID及び担当者名が表示される。また、担当者別詳細画面には、個別売上データ毎に、決済処理の開始時刻、決済処理に係る接客時間、使用したPOSレジスタ10のPOSID、売上金額及び接客対応ポイントを示す一覧が表示される。また、担当者別詳細画面には、集計対象日付に対する接客平均時間、売上平均金額及び平均接客対応ポイントが含まれる。
また、担当者別詳細画面には、一覧が複数ページに及ぶ場合に、表示されるページを切り替えるための前頁ボタン、次頁ボタンが含まれる。また、担当者別詳細画面には、画面表示内容を紙に印刷するための印刷ボタン、図7に示した担当者別サマリ画面に戻るための戻るボタン及び表示処理の終了を指示するための終了ボタンが含まれる。
次に、図2に示した管理装置30における店員の接客時の対応の評価処理の処理手順について説明する。図9は、管理装置30における店員の接客時の対応の評価処理の処理手順を示すフローチャートである。
接客対応評価部35dは、売上データ34aから接客対応ポイントが算出されていないレコードを選択する(ステップS101)。顔表情特定部35cは、ステップS101で選択された売上データ34aのレコードに対応する顔画像データ34cのレコードから、静止画顔画像データに対する顔表情の特定処理が行われていないレコードを選択する(ステップS102)。具体的には、ステップS101で選択された売上データ34aのレコードに対応する顔画像データ34cのレコードとは、ステップS101で選択された売上データ34aのレコードに記録される日付、店舗ID、POSID、開始時刻及び終了時刻に対応する顔画像データ34cのレコードを示す。
顔表情特定部35cは、事前登録顔画像データ34bに基づいて、ステップS102で選択された顔画像データ34cのレコードに含まれる静止画顔画像データの顔の表情を特定し、特定した結果を顔表情特定データ34dに追加する(ステップS103)。具体的には、顔表情特定部35cは、ステップS101で選択された売上データ34aのレコードに含まれる担当者IDにより、静止画顔画像データに対する担当者IDを特定する。顔表情特定部35cは、事前登録顔画像データ34bに記憶される担当者IDに対する顔の表情毎の顔画像特徴データと、静止画顔画像データから生成された顔画像特徴データとの類似度をそれぞれ算出する。そして、顔表情特定部35cは、最も高い類似度を示した顔の表情を静止画顔画像データに対する顔の表情とする。
ステップS101で選択された売上データ34aのレコードに対応する顔画像データ34cのレコードで、静止画顔画像データに対する顔表情の特定処理が行われていないレコードがまだ有る場合には(ステップS104;Yes)、ステップS102に戻る。ステップS101で選択された売上データ34aのレコードに対応する顔画像データ34cのレコードで、静止画顔画像データに対する顔表情の特定処理が行われていないレコードが無い場合には(ステップS104;No)、ステップS101で選択された売上データ34aのレコードに対応する接客対応ポイントを算出する(ステップS105)。具体的には、ステップS101で選択された売上データ34aのレコードに対応する顔画像データ34cの各レコードの静止画顔画像データに対する顔表情をポイントに換算し(笑顔を100ポイント、平静状態の顔を0ポイント、怒り顔を−100ポイント)、その平均ポイントを接客対応ポイントとする。
売上データ34aに接客対応ポイントが算出されていないレコードがまだ有る場合には(ステップS106;Yes)、ステップS101に戻る。売上データ34aに接客対応ポイントが算出されていないレコードが無い場合には(ステップS106;No)、分析結果出力部35eは、売上データ34a及び接客対応評価データ34eを担当者毎に集計処理を行い(ステップS107)、集計結果に応じた画面を表示部32に表示する(ステップS108)。具体的には、ここでは図6に示したような分析結果一覧画面が表示されることになる。
ステップS108で表示された画面において、印刷ボタンの操作を受け付けたならば(ステップS109;Yes)、画面に表示された内容を印刷する(ステップS110)。また、ステップS109で表示された画面において、終了ボタンの操作を受け付けたならば(ステップS109;No、ステップS111;Yes)、処理を終了する。また、ステップS108で表示された画面において、他の画面に遷移する旨の操作を受け付けた場合には(ステップS112;Yes)、遷移先の画面に応じた集計処理を行い(ステップS113)、ステップS108に移行する。また、ステップS108で表示された画面において、前頁ボタン又は次頁ボタンの操作を受け付けた場合には(ステップS112;No)、改ページ処理後にステップS109に移行する。
上述してきたように、実施例1では、管理装置30は、個別売上データをPOSレジスタ10から取得し、接客対応する店員の顔画像データをカメラ20から取得し、個別売上データに含まれる接客時間帯に対応する顔画像データ34cから接客中の店員の表情を特定し、表情に応じて接客時の対応の評価値を示す接客対応ポイントを算出する。また、管理装置30は、個別売上データと接客対応ポイントとを関連付けて管理し、これらのデータを集計することによって店員毎の接客時の対応を数値化して出力することできることに加えて、売上金額と接客時の対応の評価値とを関係付けて出力することができる。かかる構成により、店舗における店員による接客時の対応を効率的かつ精度良く評価することができる。
実施例1では、接客時の店員の顔の表情により店員の接客時の対応を数値化した。しかしながら、顧客の満足度は店員の笑顔だけに依存するものではなく、例えば決済処理のスピード、商品の渡し方又は丁寧な言葉使いなどにも関連する。そこで、実施例2では、顧客の顔の表情により顧客の満足度を数値化し、これを店員の接客時の対応の評価値とする場合について説明する。
まず、実施例2に係る店舗管理システムにおける店員の接客時の対応の評価処理について概要を説明する。図10は、実施例2に係る店舗管理システムにおける店員の接客時の対応の評価処理の概要を説明するための説明図である。図10の説明においては、図1に示した実施例1の概要と差異のある部分を中心に説明する。
図1に示した実施例1の概要を示す図と差異のある部分は、店舗1に設置されるカメラ120が顧客の顔画像が撮像できる位置に設置されている部分である。これにともなって管理装置130の顔画像データ34c及び顔表情特定データ34dのデータの形式は実施例1と同じであるが、顔画像データ34cに記憶されている静止画顔画像データは顧客を撮像した静止画顔画像データであり、顔表情特定データ34dは顧客の顔の表情を特定したデータである。
また、顔表情特定処理(S13)の処理内容が実施例1と差異がある。実施例1の顔表情特定処理(S3)は、店員の表情毎の顔画像特徴データが登録された事前登録顔画像データ34bを使用して、撮像した顔画像との類似度を比較することにより表情を特定した。しかしながら、実施例2では、表情の特定対象が顧客の顔画像であるので、実施例1のような事前登録顔画像データ34bを準備することはできない。そこで、実施例2では学習データ134fを用いて顧客の静止画顔画像データから表情を特定する。
実施例2における顔表情特定処理(S13)について具体的に説明する。学習データ134fは、多数のサンプルから事前に生成したデータであり、顔の表情が変化したときの口角に係る角度の変化及び目尻に係る角度の変化を記憶したデータである。顔表情特定処理(S13)は、顔画像データ34cに記憶される同一顧客の連続する2つの静止画顔画像データから、口角の角度及び目尻の角度の変化量を算出し、かかる算出結果と学習データ134fに基づいて、顧客の顔の表情を特定する。口角の角度や目尻の角度は人によって差異があることから、1つの静止画顔画像データだけで顔の表情を特定することは難しい。そこで、2つの静止画顔画像データにより算出される口角の角度の変化量及び目尻の角度の変化量に基づいて顔の表情を特定することにより、精度よく顔の表情を特定することができる。
顔表情特定処理(S13)以降の処理は、実施例1と同様であり、顧客の顔の表情が記憶された顔表情特定データ34dにより、接客対応評価データ34eを生成し(S4)、かかる接客対応評価データ34e及び売上データ34aを集計して、その集計結果を出力する(S5)。
次に、実施例2に係る管理装置130の構成について説明する。図11は、管理装置130の構成を示す機能ブロック図である。図11に示す管理装置130の機能ブロック図では、実施例1の図3に示す管理装置30と同じ構成要素については管理装置30と同じ符号を付与し、異なる構成要素については新たに採番した符号を付与した。管理装置130の構成の説明では、実施例1の管理装置30と同じ符号を付与した構成要素についての説明は省略し、新たに採番した符号を付与した構成要素について主に説明するものとする。
カメラ120は装置としては実施例1のカメラ20と同じ装置であるが、実施例1のカメラ20は、店員の顔を含む動画を撮像するよう設置されていたが、実施例2のカメラ120は、顧客の顔を含む動画を撮像するよう設置される。
制御部35において、実施例2の顔表情特定部135cは、実施例1の顔表情特定部35cの処理内容と差異がある。また、記憶部34において、実施例1において存在した事前登録顔画像データ34bが無くなり、学習データ134fが追加となっている。顔表情特定部135cは、顔画像データ34cに含まれる時間的に連続する2つの顧客の静止画顔画像データから、顧客の口角の角度の変化量及び目尻の角度の変化量を算出し、かかる算出結果と学習データ134fに基づいて、顧客の顔の表情を特定する。
学習データ134fは、顔画像データ34cに含まれる静止画顔画像データの顔の表情の特定処理に用いられるデータである。学習データ134fは、多数のサンプルから事前に生成したデータであり、顔の表情が変化したときの口角に係る角度の変化及び目尻に係る角度の変化を記憶したデータである。
次に、図11に示した管理装置130の記憶部34に記憶されるデータの一例について説明する。図12は、管理装置130の記憶部34に記憶されるデータの一例を示す図である。
図12に示すように、学習データ134fは、顔の表情の遷移に、口角の角度の変化及び目尻の角度の変化を関連付けたデータである。図12に示す学習データ134fは、顔の表情が平静状態の顔から怒り顔に遷移した場合には、口角の角度の変化が−10ポイント、目尻の角度の変化が−5ポイントである状況を示している。また、顔の表情が平静状態の顔から笑顔に遷移した場合には、口角の角度の変化が+30ポイント、目尻の角度の変化が+20ポイントである状況を示している。
また、図12に示す学習データ134fは、顔の表情が怒り顔から平静状態の顔に遷移した場合には、口角の角度の変化が+10ポイント、目尻の角度の変化が+5ポイントである状況を示している。また、顔の表情が怒り顔から笑顔に遷移した場合には、口角の角度の変化が+40ポイント、目尻の角度の変化が+25ポイントである状況を示している。
また、図12に示す学習データ134fは、顔の表情が笑顔から平静状態の顔に遷移した場合には、口角の角度の変化が−30ポイント、目尻の角度の変化が−20ポイントである状況を示している。また、顔の表情が笑顔から怒り顔に遷移した場合には、口角の角度の変化が−40ポイント、目尻の角度の変化が−25ポイントである状況を示している。
次に、実施例2に係る管理装置130における顧客の顔の表情の特定処理の処理手順について説明する。図13は、管理装置130における顧客の顔の表情の特定処理の処理手順を示すフローチャートである。
接客対応評価部35dは、売上データ34aから接客対応ポイントが算出されていないレコードを選択する(ステップS201)。顔表情特定部135cは、売上データ34aのレコードに対応する顔画像データ34cの未処理のレコードから、時系列で最も古いレコードを顔の表情遷移前のレコードとして選択する(ステップS202)。顔表情特定部135cは、顔の表情遷移前のレコードの静止画顔画像データから、遷移前の顔画像に対する口角の角度及び目尻の角度を算出する(ステップS203)。
顔表情特定部135cは、売上データ34aのレコードに対応する顔画像データ34cの未処理のレコードから、時系列で最も古いレコードを顔の表情遷移後のレコードとして選択する(ステップS204)。顔表情特定部135cは、顔の表情遷移後のレコードの静止画顔画像データから、遷移後の顔画像に対する口角の角度及び目尻の角度を算出する(ステップS205)。
顔表情特定部135cは、遷移前の顔画像に対する口角の角度及び目尻の角度と、遷移後の顔画像に対する口角の角度及び目尻の角度とを用いて口角の角度の変化量及び目尻の角度の変化量を算出する(ステップS206)。顔表情特定部135cは、このようにして算出された口角の角度の変化量及び目尻の角度の変化量を、学習データ134fに記憶されるデータと比較することにより遷移後の顔画像に対する顔の表情を特定する(ステップS207)。
売上データ34aのレコードに対応する顔画像データ34cの未処理のレコードが有る場合には(ステップS208;Yes)、遷移後の顔画像に対する口角の角度及び目尻の角度のデータを、遷移前の顔画像に対する口角の角度及び目尻の角度のデータに移行して(ステップS209)、ステップS204に戻る。売上データ34aのレコードに対応する顔画像データ34cの未処理のレコードが無い場合には(ステップS208;No)、処理を終了する。
上述してきたように、実施例2では、管理装置130は、個別売上データをPOSレジスタ10から取得し、接客される顧客の顔画像データをカメラ120から取得し、個別売上データに含まれる接客時間帯に対応する顔画像データ34cから接客されている顧客の表情を特定し、表情に応じて接客時の対応の評価値を示す接客対応ポイントを算出する。また、管理装置130は、個別売上データと接客対応ポイントとを関連付けて管理し、これらのデータを集計することによって店員毎の接客時の対応を数値化して出力することができることに加えて、売上金額と接客時の対応の評価値とを関係付けて出力することができる。かかる構成により、店舗における店員による接客時の対応を効率的かつ精度良く評価することができる。また、実施例1と比較すると、顧客の顔の表情に基づいて接客対応評価データ34eを生成しているので、店員の接客中の顔の表情だけではなく、店員の接客時の対応に対する総合的な顧客満足度を数値化することができる。
なお、実施例2では、決済カウンタに訪れた顧客の顔の表情の変化に基づいて顧客の満足度を数値化する場合を説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、店舗1の入り口付近で撮像した顧客の顔画像と、決済カウンタで決済処理時の顔画像とから顔表情の変化を特定し、かかる顔表情の変化に基づいて顧客の満足度を数値化するようにしてもよい。
また、実施例2では、顧客の年齢や性別にかかわらず同じ学習データ134fを用いて顔の表情を特定するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、年齢帯別及び性別毎に学習データ134fを準備し、顔の表情の特定処理に先立って年齢帯及び性別を判定し、年齢帯及び性別に応じた学習データ134fを用いて顔の表情を特定するようにしてもよい。
また、実施例1では店員の顔の表情により店員の接客時の対応を評価し、実施例2では顧客の顔の表情により店員の接客時の対応を評価するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、店員の顔の表情と顧客の顔の表情の両方を用いて店員の接客時の対応を評価するようにしてもよい。また、例えば、店員又は顧客の身振りや口調を数値化し、この数値に基づいて店員の接客時の対応を評価するようにしてもよい。例えば、対象者である店の音声データを取得するマイク(取得部)設け、このマイクから取得された音声データから算定した対象者の口調を示す情報と、顔の表情から算定した情報とに基づいて対象者の接客対応を評価することができる。また、例えば、接客時の定員の基準となる行動パターンを事前に登録しておいて、この基準となる行動パターンの遂行率に基づいて店員の接客時の対応を評価するようにしてもよい。
また、実施例1及び実施例2では、顔の表情が、笑顔、平静状態の顔又は怒り顔のいずれであるかを特定する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、笑顔、平静状態の顔及び怒り顔以外に、困っている顔、悲しんでいる顔、納得している顔、喜んでいる顔などの他の表情も含めていずれの表情かを特定して、表情に応じて接客対応のポイントを算出するようにしてもよい。
また、実施例1及び実施例2では、コンビニエンスストアの店員の接客時の対応を評価する場合について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ホテルの受け付けカウンタにおける従業員の接客時の対応を評価するようにしてもよい。また、遊技店の賞品交換カウンタにおける従業員の接客時の対応を評価するようにしてもよい。
また、実施例1及び実施例2では、店員の接客時の対応を定量化することにより接客対応ポイント算出し、店員毎の売上金額に対応付けて接客対応ポイントを出力する場合について説明したが、本発明はこの範囲に限定されるものではない。例えば、アルバイトや社員の採用面接の際に、面接対象者の顔の表情に基づいて適性の評価に利用するようにしてもよい。また、例えば、店員の業績評価や人事考課に利用できるようにしてもよい。また、例えば、店員の接客対応ポイントの推移、時給の推移及び売上の推移を長期間にわたり管理し、店員の評価及び時給の妥当性を検証できるようにしてもよい。
また、実施例1及び実施例2では、評価結果を評価値としてポイント化(数値化)した場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ポイント以外のパラメータとすることもできる。例えば、「優良」、「良」、「可」、「不可」などの直接的に認識し易い区分を用いることができる。この種の直接的な評価結果を用いると、担当者が、自身の評価結果を瞬時に認識できるという効果を奏する。また、優良を意味する有名な格言、不可を意味する有名な格言などを用いて間接的に認識できる内容を評価結果とすることもできる。この種の間接的な評価結果を用いると、たとえ顧客が表示内容を視認したとしても担当者評価を顧客に察知される事態を防ぐことができるという効果を奏する。なお、不可を示す有名な格言として、例えば、「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」などの例が考えられる。
また、上述の実施例1及び実施例2で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る接客対応評価装置及び接客対応評価方法は、店舗における店員による接客時の対応を効率的かつ精度良く評価することに適している。
1 店舗
2 通信網
10 OSレジスタ
20、120 カメラ
30、130 管理装置
31 入力部
32 表示部
33 通信部
34 記憶部
34a 売上データ
34b 事前登録顔画像データ
34c 顔画像データ
34d 顔表情特定データ
34e 接客対応評価データ
35 制御部
35a 売上データ管理部
35b 顔画像データ管理部
35c、135c 顔表情特定部
35d 接客対応評価部
35e 分析結果出力部

Claims (7)

  1. 対象者の入力顔画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された入力顔画像に含まれる顔の表情を特定する特定部と、
    前記特定部で特定された顔の表情に係る情報に基づいて前記対象者の接客対応を評価する評価部と
    を備えたことを特徴とする接客対応評価装置。
  2. 店舗の売上げ情報を管理する管理部と、
    前記評価部による評価結果と前記売上げ情報を対応付けて出力する出力手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の接客対応評価装置。
  3. 前記対象者の音声情報を取得する取得部をさらに備え、
    前記評価部は、
    前記音声情報から算定した前記対象者の口調を示す情報と、前記特定部で特定された顔の表情から算定した情報とに基づいて前記対象者の接客対応を評価する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の接客対応評価装置。
  4. 前記撮像部は、対象者である店員の入力顔画像を撮像し、
    前記特定部は、あらかじめ登録された前記対象者についての表情が異なる複数の登録顔画像と前記入力顔画像とに基づいて前記入力顔画像に含まれる顔の表情を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の接客対応評価装置。
  5. 前記撮像部は、対象者である顧客の複数の入力顔画像を撮像し、
    前記特定部は、前記対象者の複数の入力顔画像の変化量に基づいて各入力顔画像に含まれる顔の表情を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の接客対応評価装置。
  6. 前記評価部は、
    前記特定部で特定された顔の表情を数値化した数値に基づいて前記対象者の接客対応を評価する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の接客対応評価装置。
  7. 対象者の入力顔画像を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程で撮像された入力顔画像に含まれる顔の表情を特定する特定工程と、
    前記特定工程で特定された顔の表情に係る情報に基づいて前記対象者の接客対応を評価する評価工程と
    を含んだことを特徴とする接客対応評価方法。
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