JP2016130829A - 画像形成装置 - Google Patents

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菊地 裕
Yutaka Kikuchi
裕 菊地
小川 禎史
Sadafumi Ogawa
禎史 小川
馬淵 裕之
Hiroyuki Mabuchi
裕之 馬淵
寺井 純一
Junichi Terai
純一 寺井
木村 秀樹
Hideki Kimura
秀樹 木村
啓明 岡本
Hiroaki Okamoto
啓明 岡本
幸雄 乙▲め▼
Yukio Otome
幸雄 乙▲め▼
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Abstract

【課題】現像剤担持体に担持される現像剤の劣化を軽減しつつ、現像剤担持体の表面にトナーが固着する不具合が軽減される、画像形成装置を提供する。
【解決手段】第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、感光体ドラム11(像担持体)の表面に形成された潜像が現像された後(現像工程終了後)であって、第1駆動モータ41(第1駆動手段)によって感光体ドラム11の回転駆動が停止されるタイミングに対して予め定められた所定時間T1だけ前に、現像ローラ13a(現像剤担持体)の回転駆動を停止するように制御される。
【選択図】図5

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、感光体ドラム(像担持体)を回転駆動する駆動モータとは別に、現像装置における現像ローラ(現像剤担持体)を回転駆動する駆動モータを設ける技術が広く知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
このように構成された画像形成装置は、感光体ドラムと現像ローラとのそれぞれの回転駆動の開始や停止を同じタイミングでおこなうもの(例えば、特許文献3参照。)とは異なり、感光体ドラムと現像ローラとのそれぞれの回転駆動の開始や停止を異なるタイミングでおこなうことができる。そのため、感光体ドラムが回転駆動されている最中であっても、現像工程が開始される直前に現像ローラ(現像装置)の駆動を開始したり、現像工程が終了した直後に現像ローラ(現像装置)の駆動を停止したりすることで、現像装置の内部に収容された現像剤が流動する時間が短くなって、現像ローラの長時間の駆動にともなう現像剤の劣化を軽減することができる。
上述した従来の技術は、感光体ドラム(像担持体)が回転駆動されている最中であっても、現像工程が開始される直前に現像ローラ(現像剤担持体)の回転駆動を開始したり、現像工程が終了した直後に現像ローラ(現像剤担持体)の回転駆動を停止したりしているため、現像装置の内部に収容された現像剤の劣化を軽減する効果が期待できる。
しかし、感光体ドラムの回転駆動が開始されてから現像ローラの回転駆動が開始されるまでの時間が長くなってしまったり、現像ローラの回転駆動が停止されてから感光体ドラムの回転駆動が停止されるまでの時間が長くなってしまったりすると、停止状態にある現像ローラの表面に担持された現像剤が、感光体ドラムとの対向位置で、回転する感光体ドラムによって現像ローラ側に押圧される時間が長くなって、現像ローラの表面にトナーが付着して、その付着したトナーがやがて固着してしまう不具合が生じてしまうことがあった。そして、そのように現像ローラの表面にトナーが固着してしまうと、通常の画像形成時において現像ローラに固着したトナーによって、感光体ドラムの表面が傷つけられてしまったり、現像ローラの表面に現像剤が担持されにくくなったりして、感光体ドラム上に形成されるトナー像に異常画像が生じてしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像剤担持体に担持される現像剤の劣化を軽減しつつ、現像剤担持体の表面にトナーが固着する不具合が軽減される、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、所定方向に回転する像担持体と、前記像担持体に対向して、現像剤を担持した状態で所定方向に回転して前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像剤担持体と、前記像担持体を回転駆動する第1駆動手段と、前記現像剤担持体を回転駆動する第2駆動手段と、を備え、前記第2駆動手段は、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像された後であって、前記第1駆動手段によって前記像担持体の回転駆動が停止されるタイミングに対して予め定められた所定時間だけ前に、前記現像剤担持体の回転駆動を停止するように制御されるものである。
本発明によれば、現像剤担持体に担持される現像剤の劣化を軽減しつつ、現像剤担持体の表面にトナーが固着する不具合が軽減される、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 (A)現像装置の上部を長手方向にみた概略断面図と、(B)現像装置の下部を長手方向にみた概略断面図と、である。 現像装置の循環経路を長手方向にみた概略断面図である。 現像ローラと感光体ドラムとの回転駆動制御を示すグラフである。 従来の画像形成装置における、現像ローラと感光体ドラムとの回転駆動制御を示すグラフである。 変形例1としての、現像ローラと感光体ドラムとの回転駆動制御を示すグラフである。 変形例2としての、現像ローラと感光体ドラムとの回転駆動制御を示すグラフである。 この発明の実施の形態2における、現像ローラと感光体ドラムとの回転駆動制御を示すグラフである。 この発明の実施の形態3における、現像ローラと感光体ドラムとの回転駆動制御を示すグラフである。 従来の画像形成装置における、現像ローラと感光体ドラムとの駆動開始時における回転駆動制御を示すグラフである。 変形例3としての、現像ローラと感光体ドラムとの回転駆動制御を示すグラフである。 変形例4としての、現像ローラと感光体ドラムとの回転駆動制御を示すグラフである。 この発明の実施の形態4における、現像ローラと感光体ドラムとの回転駆動制御を示すグラフである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図5にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機、3は原稿を原稿読込部に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、5は出力画像が積載される排紙トレイ、7は転写紙等の記録媒体Pが収容される給紙部、9は記録媒体Pの搬送タイミングを調整するレジストローラ(タイミングローラ)、11Y、11M、11C、11BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される像担持体としての感光体ドラム、13は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成される静電潜像を現像する現像装置、14は各感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成されたトナー像を記録媒体P上に重ねて転写する1次転写バイアスローラ、を示す。
また、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写体としての中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上のカラートナー像を記録媒体P上に転写するための2次転写バイアスローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、28は現像装置13に供給するための各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナーが収容されたトナー容器、を示す。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。なお、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上でおこなわれる作像プロセスについては、図2をも参照することができる。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部(不図示である。)に送信される。そして、書込み部からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光L(図2を参照できる。)が、それぞれ、対応する感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKは、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、帯電部12(図2を参照できる。)との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目の感光体ドラム11Yの表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラーにより、感光体ドラム11Yの回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部12にて帯電された後の感光体ドラム11Y上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から2番目の感光体ドラム11Mの表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、紙面左から3番目の感光体ドラム11Cの表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目の感光体ドラム11BKの表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写バイアスローラ14が設置されている。そして、1次転写バイアスローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて1次転写される(1次転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKの表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11Y、11M、11C、11BK上の各色のトナーが重ねて1次転写(担持)された中間転写ベルト17(中間転写体)は、図中の反時計方向に走行して、2次転写バイアスローラ18との対向位置に達する。そして、2次転写バイアスローラ18との対向位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上に担持されたカラーのトナー像が2次転写される(2次転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上に付着した未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17における一連の転写プロセスが終了する。
ここで、中間転写ベルト17と2次転写バイアスローラ18との間(2次転写ニップである。)に搬送される記録媒体Pは、給紙部7からレジストローラ9等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された記録媒体Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ9に導かれる。レジストローラ9に達した記録媒体Pは、タイミングを合わせて、2次転写ニップに向けて搬送される。
そして、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、その後に定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラによって装置本体1外に出力画像として排出されて、排紙トレイ5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図4にて、画像形成装置における作像部について詳述する。
図2は、作像部を示す構成図である。図3(A)は現像装置13の上部(回収用搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2の位置である。)を長手方向にみた概略断面図(水平方向の断面図)であって、図3(B)は現像装置13の下部(供給用搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1の位置である。)を長手方向にみた概略断面図である。図4は、現像装置13の循環経路を長手方向にみた概略断面図(垂直方向の断面図)である。
なお、各作像部はほぼ同一構造であるために、図2〜図4にて作像部及び現像装置は符号のアルファベット(Y、C、M、BK)を除して図示する。
図2に示すように、作像部は、像担持体としての感光体ドラム11、帯電部12、現像装置13(現像部)、クリーニング部15、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電の有機感光体であって、第1駆動手段としての第1駆動モータ41によって反時計方向に回転駆動される。なお、本実施の形態1において、プロセス線速(又は、記録媒体Pの搬送速度)は、600mm/秒程度に設定されている。
帯電部12は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層をローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。帯電部12の中抵抗層の材質としては、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。
クリーニング部15は、感光体ドラム11に摺接するクリーニングブレードが設置されていて、感光体ドラム11上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。
現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13aが感光体ドラム11に近接するように配置されていて、双方の対向部分には感光体ドラム11と磁気ブラシとが接触する現像領域(現像ニップ部)が形成される。現像装置13内には、トナーTとキャリアCとからなる現像剤G(2成分現像剤)が収容されている。そして、現像装置13は、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。なお、現像装置13の構成・動作については、後で詳しく説明する。
図1を参照して、トナー容器28は、その内部に現像装置13内に供給するためのトナーTを収容している。具体的に、現像装置13に設置された磁気センサ(不図示である。)によって検知されるトナー濃度(現像剤G中のトナーの割合である。)の情報に基いて、不図示のトナー搬送管を介して、トナー容器28から現像装置13内に向けてトナー補給口13eからトナーTを適宜に供給する。
なお、トナーTの供給は、トナー濃度の情報に限定されず、感光体ベルトや中間転写ベルト等に形成されたトナー像の反射率等から検知される画像濃度の情報に基づいて実施されてもよい。また、これらの異なる情報を組み合わせて、トナーTの供給の実施を判断してもよい。
また、本実施の形態1において用いられるトナーT(現像剤G中のトナー、トナー容器28中のトナーである。)や、キャリアC(現像剤G中のキャリア)は、公知のものを用いることができる。
以下、画像形成装置における現像装置13について詳述する。
図2〜図4等を参照して、現像装置13は、現像剤担持体としての現像ローラ13a、搬送部材としての搬送スクリュ13b1、13b2(オーガスクリュ)、現像剤規制部材としてのドクターブレード13c、等で構成されている。
現像剤担持体としての現像ローラ13aは、アルミニウム、ステンレス、真鍮、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブ13a2が第2駆動手段としての第2駆動モータ42によって反時計方向に回転されるように構成されている。図3を参照して、現像ローラ13aのスリーブ13a2内には、スリーブ13a2の周面(周囲)に複数の磁極を形成するマグネット13a1が固設されている。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、現像ローラ13aの矢印方向の回転にともなって搬送されて、ドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤Gは、この位置で適量に規制された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム11上に形成された潜像にトナーが吸着される。
詳しくは、汲上げ磁極が磁性体としてのキャリアに作用して、供給用搬送経路に収容された現像剤Gが現像ローラ13a上に汲上げられる。現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、その一部がドクターブレード13cの位置で掻き取られて、供給用搬送経路に戻される。一方、汲上げ磁極による磁力が作用するドクターブレード13cの位置で、ドクターブレード13cと現像ローラ13aとのドクターギャップを通過して現像ローラ13a上に担持された現像剤Gは、主磁極の位置で穂立ちして現像領域において磁気ブラシとなって感光体ドラム11に摺接する。こうして、現像ローラ13aに担持された現像剤G中のトナーTが感光体ドラム11上の潜像に付着する。その後、主磁極の位置を通過した現像剤Gは、複数の搬送磁極によって剤離れ磁極の位置まで搬送される。そして、剤離れ磁極の位置で、反発磁界(現像ローラ13aから離れる方向に作用する磁界である。)がキャリアに作用して、現像ローラ13a上に担持されていた現像工程後の現像剤Gが現像ローラ13aから脱離される。脱離後の現像剤Gは、回収用搬送経路内に落下して第2搬送スクリュ13b2によって回収用搬送経路の下流に向けて搬送される。
図2等を参照して、現像剤規制部材としてのドクターブレード13cは、現像ローラ13aの下方に配設された非磁性の板状部材(その一部を磁性材料で形成することもできる。)である。
そして、現像ローラ13aは図2の反時計方向に回転して、感光体ドラム11は図2の時計方向に回転する。
なお、現像ローラ13aを回転駆動する第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像されるとき(現像工程時)の、現像ローラ13aが感光体ドラム11に対向する現像領域における感光体ドラム11に対する現像ローラ13aの線速比が1より大きくなるように制御される。具体的に、本実施の形態1では、感光体ドラム11に対する現像ローラ13aの線速比が1.5〜2.5程度に設定されている。このように構成することで、現像領域における現像時間が充分に確保されて、感光体ドラム11上に画質が良好なトナー像が形成されることになる。
2つの搬送スクリュ13b1、13b2(搬送部材)は、現像装置13内に収容された現像剤Gを長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環しながら撹拌・混合する。
供給用搬送部材としての第1搬送スクリュ13b1は、現像ローラ13aに対向する位置に配設されていて、現像剤Gを長手方向(回転軸方向)に水平に搬送する(図3(B)の破線矢印に示す左方向の搬送である。)とともに、汲上げ磁極の位置で現像ローラ13a上に現像剤Gを供給(図3(B)の白矢印方向の供給である。)する。第1搬送スクリュ13b1は、図2の反時計方向に回転する。
回収用搬送部材としての第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1の上方であって現像ローラ13aに対向する位置に配設されている。そして、現像ローラ13aから離脱した現像剤G(現像工程後に剤離れ磁極によって現像ローラ13a上から強制的に離脱された現像剤Gであって、図3(A)の白矢印方向に離脱するものある。)を長手方向に水平に搬送する(図3(A)の破線矢印に示す右方向の搬送である。)。なお、本実施の形態1では、第2搬送スクリュ13b2の回転方向が、現像ローラ13aの回転方向に対して逆方向(図2の時計方向である。)になるように設定されている。
そして、第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側から第1中継部13fを介して循環される現像剤Gを第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の上流側に第2中継部13gを介して搬送する(図3の一点鎖線矢印に示す搬送である。)。
2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、現像ローラ13aや感光体ドラム11と同様に、回転軸がほぼ水平になるように配設されている。また、2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、いずれも、軸部にスクリュ部が螺旋状に巻装されたものである。
そして、2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、現像ローラ13aとともに、不図示のギア列によって1つの駆動系が形成されていて、第2駆動手段としての第2駆動モータ42によって回転駆動されるように構成されている。すなわち、制御部40によって第2駆動モータ42が駆動制御されることによって、2つの搬送スクリュ13b1、13b2が、現像ローラ13aとともに回転駆動されることになる。
なお、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路(供給用搬送経路)と、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路(回収用搬送経路)と、は壁部によって隔絶されている。
図3及び図4を参照して、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路(回収用搬送経路)の下流側と、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路(供給用搬送経路)の上流側と、は第2中継部13gを介して連通している。第2搬送スクリュ13b2による回収用搬送経路の下流側に達した現像剤Gが、第2中継部13gにて自重落下して、供給用搬送経路の上流側に達することになる。
また、図3及び図4を参照して、第1搬送スクリュ13b1による搬送経路の下流側と、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の上流側と、は第1中継部13fを介して連通している。そして、第1搬送スクリュ13b1による供給用搬送経路にて現像ローラ13a上に供給されなかった現像剤Gが、第1中継部13fの近傍に留まって盛り上がって、第1中継部13fを介して第2搬送スクリュ13b2による回収用搬送経路の上流側に搬送(供給)されることになる。
なお、第1中継部13fにおける現像剤の搬送性(供給用搬送経路から回収用搬送経路への重力方向に逆らった現像剤の受け渡しである。)を向上させるために、第1搬送スクリュ13b1の下流側の位置(第1中継部13fに対応する位置である。)に、パドル形状部や、スクリュの巻き方向が逆方向に形成されたスクリュ部、を設けることもできる。
このような構成により、2つの搬送スクリュ13b1、13b2によって、現像装置13において現像剤Gを長手方向に循環させる循環経路が形成されることになる。すなわち、現像装置13が稼動されると、装置内に収容された現像剤Gは図3及び図4中の破線矢印の方向に流動する。そして、このように、現像ローラ13aに対する現像剤Gの供給経路(第1搬送スクリュ13b1による供給用搬送経路である。)と、現像ローラ13aから離脱する現像剤Gの回収経路(第2搬送スクリュ13b2による回収用搬送経路である。)と、を分離することで、感光体ドラム11上に形成するトナー像の濃度偏差を小さくすることができる。
なお、図示は省略するが、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路中には、装置内を循環する現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサが設置されている。そして、磁気センサによって検知されるトナー濃度の情報に基いて、トナー容器28からトナー補給口13e(第1中継部13fの近傍に配設されている。)を介して現像装置13内に向けて新品のトナーTが供給される。
また、図3、図4を参照して、トナー補給口13eは、第2搬送スクリュ13b2による搬送経路の上流側の上方であって、現像領域から離れた位置(現像ローラ13aの長手方向の範囲の外側である。)に配設されている。このようにトナー補給口13eを第1中継部13fの近傍に設置することで、回収用搬送経路において、現像ローラ13aから離脱した現像剤が比重の小さい補給トナーの上方から降りかかり、回収用搬送経路の下流側に向けて比較的長い時間をかけて現像剤に対して補給トナーの分散・混合を充分におこなうことができる。
なお、本実施の形態1では、トナー補給口13eを第2搬送スクリュ13b2による回収用搬送経路中に配設したが、トナー補給口13eの位置はこれに限定されることなく、例えば、供給用搬送経路の上流側の上方に配置することもできる。
以下、本実施の形態1における画像形成装置1において、特徴的な構成・動作について説明する。
先に図2等を用いて説明したように、本実施の形態1における画像形成装置1には、感光体ドラム11(像担持体)を回転駆動する第1駆動手段としての第1駆動モータ41と、現像ローラ13a(現像剤担持体)を回転駆動する第2駆動手段としての第2駆動モータ42と、が設けられている。これらの2つの駆動モータ41、42は、制御部40によって別々のタイミングで稼働できるように構成されている。
そして、図5を参照して、本実施の形態1において、第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像された後(現像工程終了後)であって、第1駆動モータ41(第1駆動手段)によって感光体ドラム11の回転駆動が停止されるタイミングに対して予め定められた所定時間T1だけ前に、現像ローラ13aの回転駆動を停止するように制御される。ここで、上述した所定時間T1は、現像ローラ13aの表面にトナーが固着しにくいように予め定められた時間であって、0秒よりも大きく0.5秒以下の時間である。本実施の形態1では、上述した所定時間T1を0.5秒に設定している。
すなわち、本実施の形態1では、図6に示すように現像工程終了直後に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動停止されるのではなく、図5に示すように、感光体ドラム11が駆動停止される0.5秒前に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動停止されることになる。
ここで、本実施の形態1における画像形成装置1は、中間転写体としての中間転写ベルト17が設置されたタンデム型画像形成装置であって、1次転写工程から2次転写工程に至る中間転写ベルト17における一連の動作がスムーズにおこなわれるように、中間転写ベルト17における2次転写工程が終了するまで感光体ドラム11の駆動停止はおこなわれない。すなわち、図5に示すように、第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、中間転写ベルト17の表面に担持されたトナー像が記録媒体Pの表面に2次転写された後に、感光体ドラム11の回転駆動を停止するように制御される。
なお、連続通紙時(連続プリント時)における「現像工程終了時」や「2次転写工程終了時」は、連続的に稼働しておこなわれる現像工程や2次転写工程における最後の「現像工程終了時」や「2次転写工程終了時」となる。
このように、本実施の形態1では、現像工程終了直後に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動停止されるのではなく、感光体ドラム11が駆動停止されるよりも少し前の所定時間T1前に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動停止されるため、現像ローラ13aの表面にトナーが付着して、その付着したトナーがやがて固着してしまう不具合が生じにくくなる。
すなわち、図6に示すように、現像工程終了直後に現像ローラ(現像装置13)を駆動停止するように制御する場合には、現像ローラの回転駆動が停止されてから感光体ドラムの回転駆動が停止されるまでの時間T0が長くなってしまって、停止状態にある現像ローラの表面に担持された現像剤が、感光体ドラムとの対向位置(現像領域)で、回転する感光体ドラムによって現像ローラ側に押圧される時間が長くなって、現像ローラの表面にトナーが付着して、その付着したトナーがやがて固着してしまうことになる。
これに対して、本実施の形態1では、現像ローラ13aが駆動停止した状態で感光体ドラム11が回転する時間T1が短くなるため、停止状態にある現像ローラ13aの表面に担持された現像剤Gが、回転する感光体ドラム11によって現像ローラ13a側に押圧される時間が短くなって、上述したような現像ローラ13aにトナーが付着して固着する不具合が確実に軽減されることになる。そのため、現像ローラ13aの表面にトナーが固着してしまうことによる異常画像の発生も抑止されることになる。
また、本実施の形態1では、現像ローラ13a(現像装置13)の駆動停止と感光体ドラム11の駆動停止とが同時におこなわれるのではなくて、感光体ドラム11が駆動停止されるよりも前に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動停止されて、現像ローラ13a(現像装置13)の駆動時間(現像剤Gの流動時間)が短縮されているため、現像装置13の内部に収容されて現像ローラ13aに担持される現像剤Gの劣化を軽減することができる。
なお、上述した所定時間T1である0.5秒は、本願発明者が本実施の形態1における画像形成装置1を用いた実験をおこなって導いた値であって、現像ローラ13aの表面にトナーを固着しにくくできる最大の時間である。
詳しくは、上述した所定時間T1を、0.25秒、0.5秒、0.75秒、1秒、2秒の5つのパターンで可変して所定枚数のプリント動作をおこなって、それぞれについて、現像ローラ13aにトナーが付着又は固着した状態を目視で観察した。その結果、所定時間T1が0.5秒以下のときは現像ローラ13aにトナーが付着も固着もしておらず、所定時間T1が0.75秒のときは現像ローラ13aにトナーが僅かに付着しているものの固着はしておらず、所定時間T1が1秒以上のときは現像ローラ13aにトナーが付着も固着もしていた。このような実験結果からも、所定時間T1を0.5秒とすることで、現像剤Gの劣化を軽減しつつ、現像ローラ13aの表面にトナーを固着させにくくできることがわかる。
なお、本実施の形態1において、第2駆動モータ42(第2駆動手段)を、現像ローラ13aの回転数を可変できるように構成して、図7に示すように、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像された後から現像ローラ13aの回転駆動が停止されるまでの現像ローラ13aの回転数B2が、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像されるときの現像ローラ13aの回転数B1に比べて、小さくなるように制御することもできる。すなわち、現像ローラ13aは、現像工程が終了した後に回転数B1から回転数B2に減速されて、その後に感光体ドラム11の回転駆動が停止される0.5秒前に回転駆動が停止される。
このような制御をおこなうことで、現像工程が終了してから現像装置13の駆動が停止されるまでに、現像装置13の内部に収容されて現像ローラ13aに担持される現像剤Gにかかる負荷が低減されるため、現像剤Gの劣化をさらに軽減することができる。
また、このような制御をおこなう場合に、第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像された後から現像ローラ13aの回転駆動が停止されるまでの、現像ローラ13aが感光体ドラム11に対向する現像領域における感光体ドラム11に対する現像ローラ13aの線速比が1以上になるように制御されることが好ましい。これにより、現像領域において感光体ドラム11に対して現像ローラ13aが相対的に遅く移動して現像領域に現像剤Gが滞留してしまう不具合が抑止されることになる。
また、本実施の形態1において、第1駆動モータ41(第1駆動手段)を、感光体ドラム11の回転数を可変できるように構成して、図8に示すように、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像された後から感光体ドラム11の回転駆動が停止されるまでの感光体ドラム11の回転数A2が、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像されるときの感光体ドラム11の回転数A1に比べて、小さくなるように制御することもできる。すなわち、感光体ドラム11は、現像工程が終了した後に回転数A1から回転数A2に減速されて、その後に現像ローラ13aの回転駆動が停止されてから0.5秒後に回転駆動が停止される。
このような制御をおこなうことで、現像工程が終了してから現像領域において現像ローラ13aに担持される現像剤Gにかかる感光体ドラム11の負荷が低減されるため、現像ローラ13aにトナーが付着して固着する不具合をさらに軽減することができる。
また、このような制御をおこなう場合にも、第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像された後から現像ローラ13aの回転駆動が停止されるまでの、現像ローラ13aが感光体ドラム11に対向する現像領域における感光体ドラム11に対する現像ローラ13aの線速比が1以上になるように制御されることが好ましい。これにより、現像領域において感光体ドラム11に対して現像ローラ13aが相対的に遅く移動して現像領域に現像剤Gが滞留してしまう不具合が抑止されることになる。
なお、図8の例では、現像工程が終了した後に、感光体ドラム11の減速に加えて、現像ローラ13aの減速もおこなっているが、感光体ドラム11の減速のみをおこなう場合であっても上述した効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態1において、第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、感光体ドラム11(像担持体)の表面に形成された潜像が現像された後(現像工程終了後)であって、第1駆動モータ41(第1駆動手段)によって感光体ドラム11の回転駆動が停止されるタイミングに対して予め定められた所定時間T1だけ前に、現像ローラ13a(現像剤担持体)の回転駆動を停止するように制御される。
これにより、現像ローラ13aに担持される現像剤Gの劣化を軽減しつつ、現像ローラ13aの表面にトナーが固着する不具合を軽減することができる。
実施の形態2.
図9にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図9は、実施の形態2における、現像ローラ13aと感光体ドラム11との回転駆動制御を示すグラフであって、前記実施の形態1における図5に相当する図である。
本実施の形態2における画像形成装置は、現像工程が終了した直後に現像ローラ13a(現像装置13)の駆動を停止して、それに合わせて感光体ドラム11を低速で回転駆動している点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における画像形成装置1も、前記実施の形態1のものとほぼ同様に構成されている。
ここで、本実施の形態2における第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、感光体ドラム11(像担持体)の回転数を可変できるように構成されている。
そして、図9に示すように、第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、第2駆動モータ42(第2駆動手段)によって現像ローラ13aの回転駆動が停止された後から感光体ドラム11の回転駆動が停止されるまでの感光体ドラム11の回転数A3が、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像されるときの感光体ドラム11の回転数A1に比べて、小さくなるように制御される。すなわち、感光体ドラム11は、現像工程が終了した直後に現像ローラ13a(現像装置13)の駆動が停止された後に、回転数A1から回転数A3に減速されて、その後に2次転写工程が終了した後に回転駆動が停止される。
このような制御をおこなうことで、現像工程が終了してから現像領域において停止状態の現像ローラ13aに担持される現像剤Gにかかる感光体ドラム11の負荷が低減されるため、現像ローラ13aにトナーが付着して固着する不具合を軽減することができる。
そして、本実施の形態2において、第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像された直後に、現像ローラ13aの回転駆動を停止するように制御されている。すなわち、現像ローラ13aは、現像工程が終了した直後に、回転駆動が停止されることになる。
このように現像工程が終了した直後に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動停止されることで、現像ローラ13a(現像装置13)の駆動時間(現像剤Gの流動時間)が大きく短縮されるため、現像装置13の内部に収容されて現像ローラ13aに担持される現像剤Gの劣化を大幅に軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態2において、第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、第2駆動モータ42(第2駆動手段)によって現像ローラ13aの回転駆動が停止された後から感光体ドラム11の回転駆動が停止されるまでの感光体ドラム11の回転数A3が、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像されるときの感光体ドラム11の回転数A1に比べて、小さくなるように制御される。
これにより、現像ローラ13aに担持される現像剤Gの劣化を軽減しつつ、現像ローラ13aの表面にトナーが固着する不具合を軽減することができる。
実施の形態3.
図10〜図13にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図10は、実施の形態3における、現像ローラ13aと感光体ドラム11との駆動開始時における回転駆動制御を示すグラフである。また、図11は、従来の画像形成装置における、現像ローラ13aと感光体ドラム11との駆動開始時における回転駆動制御を示すグラフである。また、図12、図13は、それぞれ、変形例としての、現像ローラ13aと感光体ドラム11との駆動開始時における回転駆動制御を示すグラフである。
本実施の形態3における画像形成装置は、現像ローラ13aと感光体ドラム11との駆動開始時において特徴的な回転駆動制御をおこなっている点が、現像ローラ13aと感光体ドラム11との駆動停止時において特徴的な回転駆動制御をおこなっている前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態3における画像形成装置1も、前記実施の形態1のものとほぼ同様に構成されている。
特に、本実施の形態3における画像形成装置1には、前記実施の形態1のものと同様に、感光体ドラム11(像担持体)を回転駆動する第1駆動手段としての第1駆動モータ41と、現像ローラ13a(現像剤担持体)を回転駆動する第2駆動手段としての第2駆動モータ42と、が設けられている。これらの2つの駆動モータ41、42は、制御部40によって別々のタイミングで稼働できるように構成されている。
そして、図10を参照して、本実施の形態3において、第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像される前(現像工程開始前)であって、第1駆動モータ41(第1駆動手段)によって感光体ドラム11の回転駆動が開始されるタイミングに対して予め定められた所定時間T1だけ後に、現像ローラ13aの回転駆動を開始するように制御される。ここで、上述した所定時間T1は、現像ローラ13aの表面にトナーが固着しにくいように予め定められた時間であって、0秒よりも大きく0.5秒以下の時間である。本実施の形態3では、上述した所定時間T1を0.5秒に設定している。
すなわち、本実施の形態3では、図11に示すように現像工程開始直前に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動開始されるのではなく、図10に示すように、感光体ドラム11が駆動開始された0.5秒後に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動開始されることになる。
ここで、本実施の形態3における画像形成装置1は、中間転写体としての中間転写ベルト17が設置されたタンデム型画像形成装置であって、中間転写ベルト17と感光体ドラム11との間に大きな摩擦抵抗が生じることなく、1次転写工程から2次転写工程に至る中間転写ベルト17における一連の動作がスムーズにおこなわれるように、中間転写ベルト17の駆動が開始されたときに感光体ドラム11の駆動開始されるように制御している。すなわち、図10に示すように、第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、中間転写ベルト17の駆動が開始されるのとほぼ同時に、感光体ドラム11の回転駆動を開始するように制御される。
なお、連続通紙時(連続プリント時)における「現像工程開始時」や「中間転写ベルト駆動開始時」は、連続的に稼働しておこなわれる現像工程や2次転写工程における最初の「現像工程開始時」や「中間転写ベルト駆動開始時」となる。
このように、本実施の形態3では、現像工程終了直前に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動開始されるのではなく、感光体ドラム11が駆動開始されてから少し後の所定時間T1後に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動開始されるため、現像ローラ13aの表面にトナーが付着して、その付着したトナーがやがて固着してしまう不具合が生じにくくなる。
すなわち、図11に示すように、現像工程開始直前に現像ローラ(現像装置13)を駆動開始するように制御する場合には、感光体ドラムの回転駆動が開始されてから現像ローラの回転駆動が開始されるまでの時間T0が長くなってしまって、停止状態にある現像ローラの表面に担持された現像剤が、感光体ドラムとの対向位置(現像領域)で、回転する感光体ドラムによって現像ローラ側に押圧される時間が長くなって、現像ローラの表面にトナーが付着して、その付着したトナーがやがて固着してしまうことになる。
これに対して、本実施の形態3では、現像ローラ13aが駆動停止した状態で感光体ドラム11が回転する時間T1が短くなるため、停止状態にある現像ローラ13aの表面に担持された現像剤Gが、回転する感光体ドラム11によって現像ローラ13a側に押圧される時間が短くなって、上述したような現像ローラ13aにトナーが付着して固着する不具合が確実に軽減されることになる。そのため、現像ローラ13aの表面にトナーが固着してしまうことによる異常画像の発生も抑止されることになる。
また、本実施の形態3では、感光体ドラム11の駆動開始と現像ローラ13a(現像装置13)の駆動開始とが同時におこなわれるのではなくて、感光体ドラム11が駆動開始された後に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動開始されて、現像ローラ13a(現像装置13)の駆動時間(現像剤Gの流動時間)が短縮されているため、現像装置13の内部に収容されて現像ローラ13aに担持される現像剤Gの劣化を軽減することができる。
なお、上述した所定時間T1である0.5秒は、本願発明者が本実施の形態3における画像形成装置1を用いた実験をおこなって導いた値であって、現像ローラ13aの表面にトナーを固着しにくくできる最大の時間である。
詳しくは、上述した所定時間T1を、0.25秒、0.5秒、0.75秒、1秒、2秒の5つのパターンで可変して所定枚数のプリント動作をおこなって、それぞれについて、現像ローラ13aにトナーが付着又は固着した状態を目視で観察した。その結果、所定時間T1が0.5秒以下のときは現像ローラ13aにトナーが付着も固着もしておらず、所定時間T1が0.75秒のときは現像ローラ13aにトナーが僅かに付着しているものの固着はしておらず、所定時間T1が1秒以上のときは現像ローラ13aにトナーが付着も固着もしていた。このような実験結果からも、所定時間T1を0.5秒とすることで、現像剤Gの劣化を軽減しつつ、現像ローラ13aの表面にトナーを固着させにくくできることがわかる。
なお、本実施の形態3において、第2駆動モータ42(第2駆動手段)を、現像ローラ13aの回転数を可変できるように構成して、図12に示すように、現像ローラ13aの回転駆動が開始されてから感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像される前までの現像ローラ13aの回転数B2が、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像されるときの現像ローラ13aの回転数B1に比べて、小さくなるように制御することもできる。すなわち、現像ローラ13aは、感光体ドラム11の回転駆動が開始された0.5秒後に回転数B2(低速)にて回転駆動が開始されて、現像工程が開始される直前に回転数B2から回転数B1(通常の現像工程をおこなうための回転数である。)に増速される。
このような制御をおこなうことで、現像装置13の駆動が停止されてから現像工程が開始されるまでに、現像装置13の内部に収容されて現像ローラ13aに担持される現像剤Gにかかる負荷が低減されるため、現像剤Gの劣化をさらに軽減することができる。
また、このような制御をおこなう場合に、第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、現像ローラ13aの回転駆動が開始されてから感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像される前までの、現像ローラ13aが感光体ドラム11に対向する現像領域における感光体ドラム11に対する現像ローラ13aの線速比が1以上になるように制御されることが好ましい。これにより、現像領域において感光体ドラム11に対して現像ローラ13aが相対的に遅く移動して現像領域に現像剤Gが滞留してしまう不具合が抑止されることになる。
また、本実施の形態3において、第1駆動モータ41(第1駆動手段)を、感光体ドラム11の回転数を可変できるように構成して、図13に示すように、感光体ドラム11の回転駆動が開始されてから感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像される前までの感光体ドラム11の回転数A2が、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像されるときの感光体ドラム11の回転数A1に比べて、小さくなるように制御することもできる。すなわち、感光体ドラム11は、現像ローラ13aの回転駆動が開始される0.5秒前に回転数A2(低速)にて回転駆動が開始されて、現像工程が開始される直前に回転数A2から回転数A1(通常の画像形成動作をおこなうための回転数である。)に増速される。
このような制御をおこなうことで、現像工程が開始されるまでに現像領域において現像ローラ13aに担持される現像剤Gにかかる感光体ドラム11の負荷が低減されるため、現像ローラ13aにトナーが付着して固着する不具合をさらに軽減することができる。
また、このような制御をおこなう場合にも、第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、現像ローラ13aの回転駆動が開始されてから感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像される前までの、現像ローラ13aが感光体ドラム11に対向する現像領域における感光体ドラム11に対する現像ローラ13aの線速比が1以上になるように制御されることが好ましい。これにより、現像領域において感光体ドラム11に対して現像ローラ13aが相対的に遅く移動して現像領域に現像剤Gが滞留してしまう不具合が抑止されることになる。
なお、図13の例では、現像工程が開始される前に、感光体ドラム11の増速に加えて、現像ローラ13aの増速もおこなっているが、感光体ドラム11の増速のみをおこなう場合であっても上述した効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態3において、第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、感光体ドラム11(像担持体)の表面に形成された潜像が現像される前(現像工程開始前)であって、第1駆動モータ41(第1駆動手段)によって感光体ドラム11の回転駆動が開始されるタイミングに対して予め定められた所定時間T1だけ後に、現像ローラ13aの回転駆動を開始するように制御される。
これにより、現像ローラ13aに担持される現像剤Gの劣化を軽減しつつ、現像ローラ13aの表面にトナーが固着する不具合を軽減することができる。
実施の形態4.
図14にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図14は、実施の形態4における、現像ローラ13aと感光体ドラム11との駆動開始時における回転駆動制御を示すグラフであって、前記実施の形態3における図10に相当する図である。
本実施の形態4における画像形成装置は、現像工程が開始される直前に現像ローラ13a(現像装置13)の駆動を開始して、それに合わせて駆動開始時から低速で回転駆動していた感光体ドラム11を通常の速度で回転駆動している点が、前記実施の形態3のものとは相違する。
本実施の形態4における画像形成装置1も、前記実施の形態3のものとほぼ同様に構成されている。
ここで、本実施の形態4における第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、感光体ドラム11(像担持体)の回転数を可変できるように構成されている。
そして、図14に示すように、第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、感光体ドラム11の回転駆動が開始されてから第2駆動モータ42(第2駆動手段)によって現像ローラ13aの回転駆動が開始されるまでの感光体ドラム11の回転数A3が、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像されるときの感光体ドラム11の回転数A1に比べて、小さくなるように制御される。すなわち、感光体ドラム11は、中間転写ベルト17の駆動(走行)が開始されるタイミングとほぼ同じタイミングで回転数A3(低速回転)にて回転駆動が開始されて、現像工程が開始される直前に現像ローラ13a(現像装置13)の駆動が開始されるタイミングとほぼ同じタイミングで、回転数A3から回転数A1(通常の画像形成動作をおこなうための回転数である。)に増速される。
このような制御をおこなうことで、現像工程が開始される前に現像領域において停止状態の現像ローラ13aに担持される現像剤Gにかかる感光体ドラム11の負荷が低減されるため、現像ローラ13aにトナーが付着して固着する不具合を軽減することができる。
そして、本実施の形態4において、第2駆動モータ42(第2駆動手段)は、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像される直前に、現像ローラ13aの回転駆動を開始するように制御されている。すなわち、現像ローラ13aは、現像工程が開始される直前に、回転駆動が開始されることになる。
このように現像工程が開始される直前に現像ローラ13a(現像装置13)が駆動開始されることで、現像ローラ13a(現像装置13)の駆動時間(現像剤Gの流動時間)が大きく短縮されるため、現像装置13の内部に収容されて現像ローラ13aに担持される現像剤Gの劣化を大幅に軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態4において、第1駆動モータ41(第1駆動手段)は、感光体ドラム11の回転駆動が開始されてから第2駆動モータ42(第2駆動手段)によって現像ローラ13aの回転駆動が開始されるまでの感光体ドラム11の回転数A3が、感光体ドラム11の表面に形成された潜像が現像されるときの感光体ドラム11の回転数A1に比べて、小さくなるように制御される。
これにより、現像ローラ13aに担持される現像剤Gの劣化を軽減しつつ、現像ローラ13aの表面にトナーが固着する不具合を軽減することができる。
なお、前記各実施の形態においては、現像装置13が単体で画像形成装置本体に着脱されるユニットして構成されている画像形成装置に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、作像部の一部又は全部がプロセスカートリッジ化されている画像形成装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。その場合、作像部のメンテナンスの作業性が向上することになる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部と、のうち少なくとも1つと、像担持体と、が一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、前記各実施の形態では、搬送スクリュが2つ設置された現像装置13を備えた画像形成装置1に対して本発明を適用したが、現像装置の構成はこれに限定されることなく、例えば、特許第5332276号公報に開示されたプレミックス現像方式・多段現像方式の現像装置を備えたものや、特許文献1〜3に開示された現像装置を備えたものであっても、当然に本発明を適用することができる。
そして、そのような場合であっても、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
なお、本願明細書等において、「A又は/及びB」なる表現は、「AとBとのうち少なくとも一方」を意味するものと定義する。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
11、11Y、11C、11M、11BK 感光体ドラム(像担持体)、
13 現像装置(現像部)、
13a 現像ローラ(現像剤担持体)、
13c ドクターブレード(現像剤規制部材)、
17 中間転写ベルト(中間転写体)、
41 第1駆動モータ(第1駆動手段)、
42 第2駆動モータ(第2駆動手段)、
G 現像剤(2成分現像剤)、 T トナー、 C キャリア。
特開2009−282122号公報 特開2014−164294号公報 特開平10−123834号公報

Claims (15)

  1. 所定方向に回転する像担持体と、
    前記像担持体に対向して、現像剤を担持した状態で所定方向に回転して前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像剤担持体と、
    前記像担持体を回転駆動する第1駆動手段と、
    前記現像剤担持体を回転駆動する第2駆動手段と、
    を備え、
    前記第2駆動手段は、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像された後であって、前記第1駆動手段によって前記像担持体の回転駆動が停止されるタイミングに対して予め定められた所定時間だけ前に、前記現像剤担持体の回転駆動を停止するように制御されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2駆動手段は、
    前記現像剤担持体の回転数を可変できるように構成され、
    前記像担持体の表面に形成された潜像が現像された後から前記現像剤担持体の回転駆動が停止されるまでの前記現像剤担持体の回転数が、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像されるときの前記現像剤担持体の回転数に比べて、小さくなるように制御されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1駆動手段は、
    前記像担持体の回転数を可変できるように構成され、
    前記像担持体の表面に形成された潜像が現像された後から前記像担持体の回転駆動が停止されるまでの前記像担持体の回転数が、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像されるときの前記像担持体の回転数に比べて、小さくなるように制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1駆動手段又は/及び前記第2駆動手段は、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像された後から前記現像剤担持体の回転駆動が停止されるまでの、前記現像剤担持体が前記像担持体に対向する現像領域における前記像担持体に対する前記現像剤担持体の線速比が1以上になるように制御されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 所定方向に回転する像担持体と、
    前記像担持体に対向して、現像剤を担持した状態で所定方向に回転して前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像剤担持体と、
    前記像担持体を回転駆動する第1駆動手段と、
    前記現像剤担持体を回転駆動する第2駆動手段と、
    を備え、
    前記第2駆動手段は、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像される前であって、前記第1駆動手段によって前記像担持体の回転駆動が開始されるタイミングに対して予め定められた所定時間だけ後に、前記現像剤担持体の回転駆動を開始するように制御されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記第2駆動手段は、
    前記現像剤担持体の回転数を可変できるように構成され、
    前記現像剤担持体の回転駆動が開始されてから前記像担持体の表面に形成された潜像が現像される前までの前記現像剤担持体の回転数が、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像されるときの前記現像剤担持体の回転数に比べて、小さくなるように制御されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1駆動手段は、
    前記像担持体の回転数を可変できるように構成され、
    前記像担持体の回転駆動が開始されてから前記像担持体の表面に形成された潜像が現像される前までの前記像担持体の回転数が、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像されるときの前記像担持体の回転数に比べて、小さくなるように制御されることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1駆動手段又は/及び前記第2駆動手段は、前記現像剤担持体の回転駆動が開始されてから前記像担持体の表面に形成された潜像が現像される前までの、前記現像剤担持体が前記像担持体に対向する現像領域における前記像担持体に対する前記現像剤担持体の線速比が1以上になるように制御されることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定時間は、前記現像剤担持体の表面にトナーが固着しにくいように予め定められた時間であって、0秒よりも大きく0.5秒以下の時間であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 所定方向に回転する像担持体と、
    前記像担持体に対向して、現像剤を担持した状態で所定方向に回転して前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像剤担持体と、
    前記像担持体を回転駆動する第1駆動手段と、
    前記現像剤担持体を回転駆動する第2駆動手段と、
    を備え、
    前記第1駆動手段は、
    前記像担持体の回転数を可変できるように構成され、
    前記第2駆動手段によって前記現像剤担持体の回転駆動が停止された後から前記像担持体の回転駆動が停止されるまでの前記像担持体の回転数が、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像されるときの前記像担持体の回転数に比べて、小さくなるように制御されることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記第2駆動手段は、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像された直後に、前記現像剤担持体の回転駆動を停止するように制御されることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 所定方向に回転する像担持体と、
    前記像担持体に対向して、現像剤を担持した状態で所定方向に回転して前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像剤担持体と、
    前記像担持体を回転駆動する第1駆動手段と、
    前記現像剤担持体を回転駆動する第2駆動手段と、
    を備え、
    前記第1駆動手段は、
    前記像担持体の回転数を可変できるように構成され、
    前記像担持体の回転駆動が開始されてから前記第2駆動手段によって前記現像剤担持体の回転駆動が開始されるまでの前記像担持体の回転数が、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像されるときの前記像担持体の回転数に比べて、小さくなるように制御されることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記第2駆動手段は、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像される直前に、前記現像剤担持体の回転駆動を開始するように制御されることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記第2駆動手段は、前記像担持体の表面に形成された潜像が現像されるときの、前記現像剤担持体が前記像担持体に対向する現像領域における前記像担持体に対する前記現像剤担持体の線速比が1より大きくなるように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記現像剤は、キャリアとトナーとを有する2成分現像剤であって、
    前記像担持体の表面に担持されたトナー像がその表面に1次転写されて、その表面に1次転写されたトナー像が記録媒体の表面に2次転写される中間転写体を備え、
    前記第1駆動手段は、
    前記中間転写体の駆動が開始されたときに、前記像担持体の回転駆動を開始するように制御され、
    前記中間転写体の表面に担持されたトナー像が記録媒体の表面に2次転写された後に、前記像担持体の回転駆動を停止するように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の画像形成装置。
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