JP2016129193A - 電極構造体 - Google Patents

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亨 脇本
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素美 黒川
晴久 小池
Haruhisa Koike
晴久 小池
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Abstract

【課題】電極板と金属体とを絶縁層を介して対向させ、電極板をモールド樹脂で封止してなる電極構造体において、電極板と金属体との間における絶縁性の更なる向上に適した構成を実現する。
【解決手段】一方の板面を対向面11とする金属製平板状の電極板10と、電極板10の対向面11に対向し、電極板10の対向面11よりも面積の大きい対向面21を有する金属体20と、当該両対向面11、21間にて両対向面11、21に接触する電気絶縁性の絶縁層30と、電極板10の対向面11の端部11aおよび絶縁層30を封止する電気絶縁性のモールド樹脂40と、を備え、電極板10の対向面11の端部11aは、絶縁層30に接触した状態で金属体20の対向面21上に位置しており、モールド樹脂40のうち電極板10の対向面11の端部11aに接触する部位は、絶縁層30よりも比誘電率が高い高比誘電率部41とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電極板と金属体とを絶縁層を介して対向させ、電極板をモールド樹脂で封止してなる電極構造体に関する。
従来より、この種の電極構造体としては、たとえば特許文献1に記載の半導体装置が提案されている。このものにおいては、導電性基材としての電極板は、一方の板面を対向面とする金属よりなる平板状のものであり、金属体は、電極板の対向面に対向し、電極板の対向面よりも面積の大きい対向面を有するヒートシンクである。
そして、溶射により形成された絶縁層は、電極板の対向面と金属体の対向面との間に介在し、当該両対向面に接触している。また、電気絶縁性のモールド樹脂は、金属体の対向面上に設けられて、電極板の対向面の端部および絶縁層を封止している。
ここで、電極板の対向面の端部は、電極板、絶縁層、モールド樹脂という比誘電率の異なる3部材が接触している部分であり、最も電界が集中しやすく、絶縁層を介して電極板と金属体との間の絶縁破壊等が発生しやすい部分である。
そこで、上記特許文献1では、電極板の対向面の端部と電極板の側面との間の角部を、面取りされた面取り部とすることで、電極板の対向面の端部における沿面距離を大きくして、電界集中に対する絶縁耐力の向上を図っている。
特開2012―244026号公報
しかしながら、上述のように、電極板の対向面の端部側を面取り形状とした場合でも、面取り部における電界集中が発生するため、絶縁耐力の向上には限界がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、電極板と金属体とを絶縁層を介して対向させ、電極板をモールド樹脂で封止してなる電極構造体において、電極板と金属体との間における絶縁性の更なる向上に適した構成を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一方の板面を対向面(11)とする金属よりなる平板状の電極板(10)と、電極板の対向面に対向し、電極板の対向面よりも面積の大きい対向面(21)を有する金属体(20)と、電極板の対向面と金属体の対向面との間に介在し、当該両対向面に接触する電気絶縁性の絶縁層(30)と、金属体の対向面上に設けられて、少なくとも電極板の対向面の端部(11a)および絶縁層を封止する電気絶縁性のモールド樹脂(40)と、を備える電極絶縁構造体であって、
電極板の対向面の端部は、絶縁層に接触した状態で金属体の対向面上に位置しており、モールド樹脂のうち少なくとも電極板の対向面の端部に接触する部位は、絶縁層よりも比誘電率が高い高比誘電率部(41)とされていることを特徴とする。
それによれば、電極板、絶縁層、モールド樹脂という比誘電率の異なる3部材が接触し、最も電界が集中しやすい電極板の対向面の端部に接触するモールド樹脂の部分を、絶縁層よりも比誘電率が高い高比誘電率部としているので、当該部分のモールド樹脂の比誘電率を金属製の電極板に近づけることができ、電極板の対向面の端部における電界集中を緩和できる。
よって、本発明によれば、電極板と金属体との間における絶縁性の更なる向上に適した構成を実現することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の第1実施形態にかかる電極構造体を示す概略断面図である。 図1に示される電極構造体における電界強度の分布状態を模式的に示す図である。 第1実施形態の他の例としての電極構造体を示す概略断面図である。 図3に示される電極構造体における電界強度の分布状態を模式的に示す図である。 第1実施形態における電界集中緩和の効果を具体的に示すグラフである。 本発明の第2実施形態にかかる電極構造体を示す概略断面図である。 第2実施形態の他の例としての電極構造体を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる電極構造体S1について、図1を参照して述べる。ここでは、限定するものではないが、電極構造体S1は、パワーカード等の半導体装置に適用されたものとして説明する。
本実施形態の電極構造体S1は、大きくは、電極板10と、電極板10に対向して設けられた金属体20と、電極板10と金属体20との間に介在する絶縁層30と、金属体20上に設けられて電極板10および絶縁層30を封止するモールド樹脂40と、を備えて構成されている。
電極板10は、電界が印加される電極として機能するもので、たとえば、Cu(銅)、Al(アルミニウム)、Fe(鉄)、およびこれらの合金等の金属よりなる。そして、電極板10は、一方の板面を対向面11とする平板状をなしている。
さらに言えば、電極板10は、表裏の板面の一方を対向面11とし、当該表裏の板面を連結する側面12を有する金属製板材として構成されている。ここでは、電極板10における対向面11とは反対側の板面は図示しないけれども、当該反対側の板面には、半導体素子等が実装されている。
金属体20は、ここでは電極板10からの熱を放熱する機能を有する冷却器として構成されている。このような金属体20は、たとえば、Cu(銅)、Al(アルミニウム)、Fe(鉄)、およびこれらの合金等の金属よりなる。この金属体20は、電極板10の対向面11に対向し、電極板10の対向面11よりも面積の大きい対向面21を有する。
絶縁層30は、電極板10と金属体20との間の電気的絶縁を行う電気絶縁性の層として構成されている。ここでは、絶縁層30は、エポキシ樹脂等の樹脂に、BN(窒化ボロン)やアルミナ、あるいはシリカ等のフィラーを含有させて成形された樹脂シートよりなる。
そして、絶縁層30は、電極板10の対向面11と金属体20の対向面21との間に介在し、これら両対向面11、21に接触している。この絶縁層30の厚さ、すなわち、電極板10の対向面11と金属体20の対向面21との距離は、限定するものではないが、たとえば150μm〜200μm程度とすることができる。
モールド樹脂40は、このモールド樹脂40により封止された構成要素を保護する電気絶縁性の樹脂であり、ここでは、モールド樹脂40により半導体装置S1がモールドパッケージとして構成されている。
このモールド樹脂40は、金属体20の対向面21上に設けられて、電極板10の対向面11の端部11aおよび絶縁層30を封止している。このようなモールド樹脂40は、たとえばエポキシ樹脂等の樹脂に上記したフィラーを含有させたものを、トランスファー成形、コンプレッション成形、ディスペンス等により形成したものである。
ここで、上述のように、金属体20の対向面21は、電極板10の対向面11よりも面積が大きいため、電極板10は金属体20の対向面21の外郭の範囲内に位置している。そして、電極板10の対向面11の全体が絶縁層30に接触している。
つまり、電極板10の対向面11の端部11aは、絶縁層30に接触した状態で、金属体20の対向面21上に位置している。さらに言えば、この電極板10の対向面11の端部11aは、電極板10、絶縁層30、モールド樹脂40という比誘電率の異なる3部材が接触する部分である。
このような電極構造体S1において、本実施形態では、モールド樹脂40のうち電極板10の対向面11の端部11aに接触する部位を含む、モールド樹脂40の全体が、絶縁層30よりも比誘電率が高い高比誘電率部41とされている。
比誘電率の値を限定するものではないが、たとえば、絶縁層30の比誘電率は4程度であり、高比誘電率部41の比誘電率は10程度とすることができる。このような比誘電率の変更は、たとえば絶縁層30および高比誘電率部41を構成する樹脂の種類や、フィラーの種類および量等を調整することにより容易に行える。
ところで、電極板10の対向面11の端部11aは、上述のように、電極板10、絶縁層30、モールド樹脂40という比誘電率の異なる3部材が接触する部分である。そのため、図2に示されるように、電極板10の対向面11の端部11aは、最も電界が集中し局所的に高い電界が発生しやすい部分である。
なお、図2に示される電界強度分布は、本発明者の計算によるシミュレーション結果に基づくものであり、強度D1、D2、D3、D4、D5、D6の順に電界強度が低くなっているものである。図2では、各電界強度D1〜D6を、ハッチングの有無やハッチングの種類により区別して表示している。
そして、本実施形態では、この電極板10の対向面11の端部11aに接触するモールド樹脂40の部分を、絶縁層30よりも比誘電率が高い高比誘電率部41としているので、当該部分のモールド樹脂40を金属製の電極板10に近づけることができる。そのため、電極板10の対向面11の端部11aにおける電界集中を緩和でき、電極板10と金属体20との間における絶縁性の更なる向上が図れる。
[他の例]
本第1実施形態の他の例としての電極構造体S2について、図3を参照して述べる。
図3に示される例では、図1の例に比べて、電極板10の対向面11の端部11aと電極板10の側面12との間の角部は、面取りされた面取り部11bとして構成されており、面取り部11bと絶縁層30との間は、高比誘電率部41により充填されていることが相違するものである。
この図3の例では、面取り部11bは直線状に面取りしたもの、いわゆるC面取りのものとされている。ここで、図3に示されるように、面取り部11bと絶縁層30とのなす角度、いわゆる面取り角度θは45°未満が望ましい。本例の場合では面取り角度θは、面取りによる電界集中緩和の効果に極力適した25°としている。
本例のように、電極板10の対向面11の端部11a側に面取り部11bを設けた場合、電極板10の対向面11の端部11aにおける電界強度分布は、図4のようなものとされる。なお、図4に示される電界強度分布は、本発明者の計算によるシミュレーション結果に基づくものであり、強度D1、D2、D3、D4、D5の順に電界強度が低くなっているものである。図4では、各電界強度D1〜D5を、ハッチングの有無やハッチングの種類により区別して表示している。
図4に示されるように、本例の場合でも、電極板10の対向面11の端部11aに加えて面取り部11bが、最も高い電界が集中しやすい部分となる。しかし、本例によれば、上記した高比誘電率部41による電界集中緩和の効果が発揮されるとともに、電極板10の対向面11の端部11a側に面取り部11bを設けることで、電界集中に対する絶縁耐力の向上が期待できるから、好ましい。
ここで、本実施形態における上記図1および図3の構成について、電極板10の対向面11の端部11aにおける電界強度の低減効果について、図5を参照して述べる。この図5の例では、図1の面取り無しの構成と図3の面取り有りの構成とにおいて、高比誘電率部41を設けた本実施形態の場合と、従来の高比誘電率部41を設けないモールド樹脂を採用した比較例の場合とについて、シミュレーションにより、当該電界強度を求めたものである。図5では、各場合の電界強度の大きさは相対的なものとしてに示してある。
また、この図5の例では、絶縁層30の比誘電率を約4、高比誘電率部41の比誘電率を約10、比較例のモールド樹脂の比誘電率を絶縁層30と同等の約4とした。また、絶縁層30の厚さは150μm〜200μmとし、面取り部11bの面取り角度θは25°とした。
図5に示されるように、図1の面取り無しの構成と図3の面取り有りの構成との各場合において、本実施形態の高比誘電率部41による電界強度の低減効果が顕著に表れることがわかった。また、本実施形態の高比誘電率部41による電界強度の低減効果は、面取り部11bによる電界強度の低減効果よりも大きいことが確認された。
電極板10の材質や形状等の制約から、電極板10に対して上記したような面取りを施すことができない場合もあるが、そのような場合でも、本実施形態によれば、高比誘電率部41の効果により、絶縁耐力を向上させることが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態にかかる電極構造体S3について、図6を参照して、上記第1実施形態との相違点を中心に述べる。
上記第1実施形態では、モールド樹脂40の全体が高比誘電率部41とされていたが、モールド樹脂40の一部のみ、すなわち、モールド樹脂40のうち電極板10の対向面11の端部11aに接触する部位のみが高比誘電率部41とされていてもよい。図6に示される電極構造体S3は、上記図3に示される電極構造体S2において、モールド樹脂40の構成を一部変形したものである。
具体的には、図6に示される電極構造体S3においても、電極板10の対向面11の端部11a側には面取り部11bが設けられており、面取り部11bと絶縁層30との間は高比誘電率部41により充填されている。
さらに、図6の場合、モールド樹脂40のうち高比誘電率部41の周囲部分は、高比誘電率部41よりも比誘電率が低い低比誘電率部42とされている。この低比誘電率部42は、具体的には絶縁層30と同等もしくはそれ以下の比誘電率のものにできる。
比誘電率の値を限定するものではないが、たとえば、低比誘電率部42の比誘電率は4程度であり、高比誘電率部41の比誘電率は10程度とすることができる。このような比誘電率の変更は、たとえば低比誘電率部42および高比誘電率部41を構成する樹脂の種類や、フィラーの種類および量等を調整することにより容易に行える。
本実施形態のように、最も電界が集中する電極板10の対向面11の端部11aのみに高比誘電率部41が配置されていれば、上記した電界集中緩和の効果が発揮されるので、高比誘電率部41の周囲のモールド樹脂40は、低比誘電率部42であってもよい。
[他の例]
本第2実施形態の他の例としての電極構造体S4について、図7を参照して述べる。
図7に示される例でも、図6の例と同様、モールド樹脂40のうち電極板10の対向面11の端部11aに接触する部位のみが高比誘電率部41とされているが、この高比誘電率部41が、図6に比べて、電極板10の外郭からはみ出していることが相違する。
上記図6の例におけるモールド樹脂40の形状は、高比誘電率部41および低比誘電率部42ともに金型成形で形成した場合に典型的に現れる。一方。図7の例におけるモールド樹脂40の形状は、高比誘電率部41をポッティングにより形成した場合に典型的に現れる。
ポッティングの場合、金型成形に比べて、高比誘電率部41の形状を規定しにくいので、高比誘電率部41は図7に示されるようなはみ出し部分を有する形状になりやすい。しかし、この図7に示される例においても、上記図6に示される例と同様の効果が期待できることはもちろんである。
また、本第2実施形態において、モールド樹脂40は、高比誘電率部41のみでもよい。具体的には、上記図6、図7に示される構成において、低比誘電率部42が省略された構成、すなわち低比誘電率部42で封止される構成要素は、モールド樹脂40で封止されていない構成であってもよい。
また、本第2実施形態の構成は、上記図1のような電極板10に面取り部11bを形成しない場合においても、適用できることは言うまでも無い。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、電極構造体は、パワーカード等の半導体装置に適用されたものとして述べたが、これに限定されるものではない。たとえば、金属体20も冷却機能だけでなく電極として機能するものであってもよい。具体的にその他の例を挙げるならば、電極板10および金属体20としてはリードフレームやヒートシンク等の金属材の中から選択されたものが挙げられる。
また、絶縁層30としては、上記した成形された樹脂シートよりなるものに限定されるものではなく、たとえば、塗布や蒸着等により形成された樹脂層やセラミック層等であってもよい。
なお、上記図3、図6、図7の例では、面取り部11bは直線状に面取りしたもの、いわゆるC面取りのものであったが、これらの例における面取り部11bは曲線状に面取りしたもの、いわゆるR面取りのものであってもよい。
また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能であり、また、上記各実施形態は、上記の図示例に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 電極板
11 電極板の対向面
11a 電極板の対向面の端部
20 金属体
21 金属体の対向面
30 絶縁層
40 モールド樹脂
41 モールド樹脂における高比誘電率部

Claims (3)

  1. 一方の板面を対向面(11)とする金属よりなる平板状の電極板(10)と、
    前記電極板の対向面に対向し、前記電極板の対向面よりも面積の大きい対向面(21)を有する金属体(20)と、
    前記電極板の対向面と前記金属体の対向面との間に介在し、当該両対向面に接触する電気絶縁性の絶縁層(30)と、
    前記金属体の対向面上に設けられて、少なくとも前記電極板の対向面の端部(11a)および前記絶縁層を封止する電気絶縁性のモールド樹脂(40)と、を備える電極絶縁構造体であって、
    前記電極板の対向面の端部は、前記絶縁層に接触した状態で前記金属体の対向面上に位置しており、
    前記モールド樹脂のうち少なくとも前記電極板の対向面の端部に接触する部位は、前記絶縁層よりも比誘電率が高い高比誘電率部(41)とされていることを特徴とする電極構造体。
  2. 前記電極板の対向面の端部と前記電極板の側面(12)との間の角部は、面取りされた面取り部(11b)として構成されており、
    前記面取り部と前記絶縁層との間は、前記高比誘電率部により充填されていることを特徴とする請求項1に記載の電極構造体。
  3. 前記モールド樹脂のうち前記高比誘電率部は、前記電極板の対向面の端部に接触する部位のみに配置され、
    前記モールド樹脂のうち前記高比誘電率部の周囲部分は、前記高比誘電率部よりも比誘電率が低い低比誘電率部(42)とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の電極構造体。
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