JP2016127911A - 異なる隣接層の間の束縛層を組み込んだゴルフボール - Google Patents

異なる隣接層の間の束縛層を組み込んだゴルフボール Download PDF

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Abstract

【課題】異なる隣接層の間に良好な接着強度を伴う耐久性のあるゴルフボールの提供。【解決手段】接着が改良されたゴルフボールは、コアと、このコアを包囲する第1の層と、この第1の層の外側表面の少なくとも一部を包囲し、多官能性アジリジン化合物および溶剤の混合物からなる束縛層と、第1の層と異なり、かつ束縛層の回りに形成される第2の層とを有する。第1の層は、非ウレタン組成物からなって良く、他方、第2の層は少なくとも1つのウレタン組成物からなる。第1の層は、非ウレタン組成物を有して良く、他方、第2の層は少なくとも1つのウレタン組成物からなる。第1の層は、非ウレタン組成物からなって良く、他方、第2の層はウレタン組成物を有する。第1の層は例えばアイオノマーを有して良い。溶剤は非プロトン性である。代替的には溶剤はプロトン性であって良い。【選択図】なし

Description

この発明は、異なる隣接層(すなわち、これら層は、異なる化学的および/または物理的特性を有する)の間に良好な接着強度を伴う耐久性のあるゴルフボールに関する。
ゴルフボールは種々の構成および組成物で製造される。これに関し、ゴルフボールコア、中間層、およびカバーの各は、単一層でもよく、複数層を有しても良い。ゴルフボール材料の例は、バラタから、ポリブタジエン、アイオノマー樹脂、ポリウレタンおよび/またはポリ尿素まで広がる。典型的には、外側層は、内側ゴルフボール部品の球状の外側表面の回りに、圧縮成型、キャスティング、または射出成型によって形成される。
ゴルフボール製造者は、耐久性を犠牲にすることなしに、空気力学的、および/または慣性上の特性を達成し改善するため、また、所望のフィーリングを実現するために、ゴルフボール構造および材料調合に、絶えず、実験を重ねている。この点、ゴルフボールの層の間に存在する接着部は、適切な衝撃耐久性を実現する上で基本的なものである。これら層の間の満足のいく料の接着ないしに、カバーの衝突耐久性および剪断抵抗の双方は容認できるものではない。
この問題は、例えば、ソリッド多層ボールを準備する際に、外側層の材料が内側層に使用される材料と必ずしも充分に結合しないときに、とりわけ、2つの隣接するゴルフボール層が異なる組成物、具体的には、アイオノマー・ケーシング/中間層がポリウレタンカバー層に包囲されるときに、起こる。このような構造において、2つの異なる隣接層の間の結合強度または「接着強度」は不十分に成りがちである。
結合または接着強度が乏しい場合、ゴルフボールがクラブにより打撃されたときに、層分離または「積層剥離」が起こり得る。層分離は、これら2つの層の間の「バブリング」または空気ポケットとして視覚的に明瞭であろう。積層剥離はゴルフボールの外観のみでなく競技特性にも悪影響を与える。
このため、ゴルフボール製造業者は、ブランドイメージおよび名声を維持するために、この問題を解消するために費用効率の良い化合物および方法を探求している。隣接する異なる性質の層の間の接着強度を改善する既存の手法/化合物は、プラズマ、コロナ放電、シラン、塩素化、および、樹脂(ポリウレタン、アクリル、ポリウレタン/アクリルの組合せ、および/またはポリウレタン/尿素の組合せ)のアジリジンおよび水との混合物をベースにした分散剤である。
しかしながら、コロナおよびプラズマ処理のような手法に伴う顕著な制約は、新たに反応性処理された表面は、外側表面が処理済み表面の回りで直接に後続する処理により組み立てられないと、空気に露出されたときに直ちに通常の状態に戻ってしまうというものである。他方、アジリデンおよび水を具備する分散/樹脂ベースの接触促進剤は、少なくとも3部混合物である。
したがって、従来の接着増強手法/化合物の制約を伴うことなしに、隣接し、特性が異なり、相性が悪い層の間に良好な接着強度を誦経させる接着増強化合物を組イラルゴルフボールおよび製造方法に対する要望が依然としてある。この発明はこのような要請に対処して解決するものである。
したがって、ゴルフボールは、2つの隣接し異なる層の間の接着が改良され、コアと;上記コアを包囲する第1の層と、上記第1の層の外側表面の少なくとも一部を包囲し、多官能性アジリジン化合物および溶剤の混合物からなる束縛層(tie layer、結合層ともいう)と;上記第1の層と異なり、かつ上記束縛層の回りに形成される第2の層とを有する。
1実施例において、上記溶剤は、非プロトン性の溶剤であり、アセトン、テトラヒドロフラン(THF)、メチルエチルケトン(MEK)、およびメチルイソブチルケトンのうちの少なくとも1つを有する。他の実施例において、上記溶剤は水のようなプロトン性溶剤であって良い。
1実施例において、上記第1の層は、非ウレタン組成物からなり、上記第2の層は少なくとも1つのウレタン組成物からなる。請求項1記載のゴルフボール。例えば、上記非ウレタン組成物はアイオノマーを有して良い。
代替的な実施例において、上記第1の層は、非ウレタン組成物からなり、上記第2の層はウレタン組成物を有する。さらに他の実施例において、上記第1の層は、非ウレタン組成物を有し、上記第2の層は少なくとも1つのウレタン組成物からなる。これら実施例のいずれにおいても、コアは例えばポリブタジエンを有して良いけれども、当業界で知られているいずれのコア材料もこの発明のゴルフボールに用いて良い。
上記多官能性アジリジン化合物および上記溶剤は約1:199から約1:19の重量%比で混合されて良い。1つの具体的な実施例において、上記多官能性アジリジン化合物および上記溶剤は約1:49の重量%比で混合されている。
他の実施例において、上記混合物は上記アジリジン化合物を上記混合物の約0.5%から約5%の量だけ有する。さらに他の実施例において、上記混合物は上記アジリジン化合物を上記混合物の約1.0%から約3%の量だけ有する。
1実施例において、上記混合物は上記溶剤を上記混合物の約99.5%から約95%の量だけ有する。
1実施例において、上記外側表面は上記束縛層によって官能化される。他方、上記第2の層の平均NCO官能性は約1.5から4の範囲であって良い。
上記束縛層は、1実施例において、上記第1の表面の上記外側表面の全体を包囲する。他の実施例において、上記束縛層は上記第1の表面の上記外側表面の一部(上記外側表面の全体より小さい)を包囲する。さらに、上記第1の層および上記第2の層のうちの少なくとも1つは、不透明、透明、および半透明の少なくとも1つである実施例が想定される。
他方、この発明のゴルフボールは、多官能性アジリジン化合物および溶剤の混合物からなる束縛層組成物を提供するステップと;非ウレタン組成物を有し外側表面を具備する第1のゴルフボール層により包囲されるコアを提供するステップと;上記外側表面を上記束縛層組成物に露呈して上記外側表面の少なくとも一部の回りに束縛層を形成するステップと;ウレタン組成物から成る第2ゴルフボール層を上記束縛層の回りに形成するステップとによって形成されて良い。この構成において、上記第1ゴルフボール層および上記第2ゴルフボール層が異なり、または相性が悪い限り、上記第1ゴルフボール層の上記非ウレタン組成物および上記第2ゴルフボール層の上記ウレタン組成物のうちの少なくとも1つを当業界でケーシングおよびカバー層用に知られている代替的なゴルフボール組成物で、交換/代用させる実施例を想定できる。
さらに、この発明は、当該発明のゴルフボールを製造する方法に関し、これは、多官能性アジリジン化合物および溶剤を混合して形成される束縛層組成物を提供するステップと;非ウレタン組成物を有し外側表面を具備する第1のゴルフボール層により包囲されるコアを提供するステップと;上記外側表面の少なくとも一部を上記束縛層組成物に露呈して上記外側表面の少なくとも一部の回りに束縛層を形成するステップと;ウレタン組成物から成る第2ゴルフボール層を上記束縛層の回りに形成するステップとを有する。上記第2ゴルフボール層を上記束縛層の回りに形成する間に、上記束縛層の官能基が上記外側表面の未結合のイソシアネートと反応する。ここで繰り返すと、上記第1ゴルフボール層および上記第2ゴルフボール層が、それらの化学的および/または物理的特性に関するような所定の態様で異なる限り、上記第1ゴルフボール層および上記第2ゴルフボール層のうちの少なくとも1つを他の/代替的な適切な材料から形成されて良い実施例を想定できる。
1実施例において、上記外側表面を上記束縛層組成物に露呈させるステップは、浸漬(dipping)、ぬらし(soaking)、転がし(rolling)、まぶし(wiping)、噴霧(spraying)、コーティング(coating)、ブラッシング(brushing)、およびちらし(dusting)からなるグループから選択される少なくとも1つのプロセスを有して良い。さらに、第2ゴルフボール層は、成型(molding)、射出成型、およびキャスティングからなるグループから選択された成型プロセスの間に束縛層の回りに形成されて良い。
詳細な説明
この発明のゴルフボールは、隣接して異なる層の間の良好な剥離強度および大きな剪断抵抗を有し、これは以下の表Iおよび表IIに実証される。この点、表IのEx.1のゴルフボールおよび表IIのEx.2のゴルフボールは、ゴルフボールEx.1のカバーが白色顔料であるのに対してゴルフボールEx.2のカバーが透明で、顔料がないことを除いて、同一の構造および調合を有する。ゴルフボールEx.2のカバーは、ゴルフボールEx.2の剥離発生を視覚的に調査しやすいように、透明で無顔料である。その他、ゴルフボールEx.1およびEx.2の双方のカバーは、Desmodur N およびDesmodur N−3400;PTMEG 2000;およびEthacure 100−LC硬化剤かれ形成された同一のポリウレタン樹脂を組み込んでいる。
他方、ゴルフボールEx.1およびEx.2は、また、外側直径が1.550インチで80−90の同一圧縮を有する同一のポリブタジエンをベースにしたコア;アイオノマー樹脂ブレンド(50%のSurlyn(商標)7940/50%のSurlyn(商標)8940)から形成され外側直径が約1.62インチで厚さが0.035インチのケーシング層を有する。Surlyn(商標)7940およびSurlyn(商標)8940はDupont社から入手できる。
表1のComp.Ex.1およびComp.Ex.2の比較例ゴルフボールは、ケーシング層およびカバー層の間のインターフェースまたは境界でのみ、ゴルフボールEx.1と異なる。具体的には、ゴルフボールEx.1は、特異なことに、多官能性アジリジン化合物およびアセトンを重量%非で2:98の混合物から形成され、樹脂を含まない、束縛層(Tie layer)Lを含む。使用された他官能性アジリジンはDSM Coating Resins LLcから入手可能なCX−100である。
束縛層Lは、ゴルフボールEx.1のケーシング層の外側表面全体の回りに、ケーシングされたコアを、第2の層を形成するのに先立って当該混合物中に浸漬して形成された。束縛層Lは、ケーシング層およびカバー層の双方の材料と、それらの間の界面において相互作用した。
他方、ゴルフボールComp.Ex.1においては、カバー層がケーシング層を包囲し、カバー層がケーシング層の回りに形成されるときに、これらの層は、その間に何の束縛層も含むことなく直接的に結合する。ゴルフボールComp.Ex.2においては、カバー層は、束縛層ではなく、ケーシング層のコロナ処理された外側表面を包囲してこれに接着される。コロナ放電は、当業者には周知であり、典型的には、放電領域内の酸素または他の分子を原子形態に崩し、これらが処理物の表面の分子と結合しやすくする、電気放電を伴う。例えば、US特許番号代6,609,982号、同第5,466,424号(コロナ放電表面処理方法)、およびStobbe、Bruceの「コロナ処理101」、Label and Narrow Web Indus.、May−June、1996を参照されたい。それらの内容は参照してここに組み入れる。
このようにして、ゴルフボールEx.1、Comp.Ex.1、および、Comp.Ex.2は、剥離強度について各々レート付けされた。剥離強度は、1つの層の隣接層との接着の量を決定するために以下の物理的な「剥離テスト」(Peel Test)を通じて評価された。具体的には、カバー層から隣接ケーシング層の剥離強度が3つのボールEx.1、Comp.Ex.1、およびComp.Ex.2の各々について、「剥離テスト」を実行して、評価がなされた。例えば、約1/2インチの細長い片がゴルフボールの赤道まわりで切り出された。その深さは全体の層を通り抜けて切断してテストするのに充分なものであった。つぎに、当該細長い片に直交して切り込みがなされ、約1/2インチのタブを形成するのに充分な程度に、当該細長い片の一端が剥がし戻された。つぎに、ボールは極によって治具で挟み入れられ、タブは上方を向けられた。つぎに、タブは、ユニバーサルテスト装置の20ポンド荷重セルに留められる。タブは0.5インチ/分の速度でボールから引き離され、外側層を下側層から引き離すのに必要な力が記録される。
下の表Iに示すように、ゴルフボールEx.1は33.4ポンド/インチの良好な剥離強度を有し、これは、好ましいことに、ゴルフボールComp.Ex.1(剥離強度が5ポンド/インチ)およびゴルフボールComp.Ex.2(剥離強度が20.6ポンド/インチ)二較べて極めて大きい。すなわち、ゴルフボールEx.1の剥離強度は、ゴルフボールComp.Ex.2の剥離強度に較べて約86%だけ大きいことがわかり、ゴルフボールComp.Ex.2の剥離強度に較べて約38%だけ大きいことがわかった。すなわち、コロナ表面処理はまったく処理を行わないものに較べて接着を向上させたけれども、束縛層LTの2部混合物は、ケーシング層およびカバー層の間の界面/境界における接着強度をコロナ処理に較べて顕著に改善させた。
Figure 2016127911
次に、以下の表IIを参照する。ゴルフボールEx.2およびゴルフボールComp.Ex.3は、ゴルフボールEx.2が束縛層Lを組み込み、他方、ゴルフボールComp.Ex.3では、ゴルフボールがケーシング層のコロナ処理された外側表面を包囲してこれと接着させられる点を除き、同一である。ゴルフボールEx.2およびComp.Ex.3は積層剥離不具合の回数に関してレート付けされた。積層剥離不具合は白濁外観としてしばしばゴルフボール外側表面に視覚的に現れ、これはゴルフボールがクラブフェースで打撃されたときに外側表面および下側層の間に形成される空気ポケットに起因する。上述のとおり、透明な顔料なしのカバーはこの視覚的な観察を支援する。第1に、36個のゴルフボールEx.2および36個のゴルフボールComp.Ex.3が水中に7日間浸された。以下の条件で、72個のゴルフボールの各々は、水から取り出され、空気砲から約135フィート/秒で溝付きプレートに水平から約35℃の角度で打ち出された。72個のゴルフボールのすべてについて、その後、カバーのケーシング層からどのような剥離も検査された。
表IIは、36個のゴルフボールEx.2のいずれも視覚的に不具合がないことを明らかにする。他方、36子のゴルフボールComp.Ex.3のうちの15個、すなわち約41%について視覚的に不具合があった。
Figure 2016127911
したがって、この発明のゴルフボールは、他官能性アジリジン化合物および溶剤の2部混合物からなる、樹脂を含まない束縛層を、隣接して異なる、および/または相性が悪い複数の層の間に組み込むことものであり、これが卓越した接着強度をこれら2つの境界/界面において提供し、ゴルフボールの耐久性が卓越したものになることは明らかである。
先の例は説明のみを目的としたものであり、どのような態様でもこの発明を限定するものではないことに留意されたい。
例えば、多官能性アジリジンおよび溶剤が約1:199から約1:19;または約1:49から約1:24;または約1:99:約1:24;または約1:24から約1:19;または約1:199から約1:49の重量%の比で混合されて良い、実施例も想定できる。
さらに、ゴルフボールEx.1おおびEx.2の束縛層Lは、それぞれ、相対重量%が2および98の多官能性アジリジンおよび溶剤の混合物を含むけれども、他の実施例において、混合物は、アジリジン化合物および溶剤を、それぞれ、約1%から約4%、および約99%から約96%の相対量で有して良い。さらに他の実施例では、混合物は、アジリジン化合物および溶剤を、それぞれ、約2%から約3%、および約98%から約97%の相対量で有して良い。
さらに、束縛層は第1の層の外側表面全体に塗布されそれを包囲してよいし、またはその一部にのみ設けられても良い。例えば、1実施例において、束縛層は第1の層の外側表面の約50%から約90%の上に塗布されて良い。他の実施例において、束縛層は第1の層の外側表面の100%より少ない部分に塗布されて良い。
多数の方法または手順が、隣接して異なり/相性が悪いゴルフボール層の間の束縛層を実現し/形成するために、当業界において知られている。この発明のゴルフボールにおいて、束縛層混合物は、例えば、第1の層すなわち最も内側の層の組成物に、浸漬、ぬらし、転がし、擦り、噴霧、コーティング、ブラッシング、まき散らし、その他の処理、または、露呈させて、実現され、その後、第2の層すなわち最も外側の層を第1の層の回りに隣接させて形成する。
有利なことに、この発明のゴルフボールおよび/または方法において、束縛層混合物は、第1の僧自体を形成する成型プロセスの期間を含み、第1の層の回りに第2の層を形成するときを含み、その時点までの任意のタイミングで、第1の層の回りに、塗布され、または他の方法により設けられて良い。もちろん、混合物が、第1の層の回りに形成されるのに先立つ、任意のタイミングで、第2の層の内側表面に形成される実施例、例えば、第2の層が成型される部分である実施例も想定される。
異なる実施例において、ゴルフボールは、コア;当該コアを包囲する第1の層;第1の層の外側表面の少なくとも一部を包囲し、多官能性アジリジン化合物、溶剤、および溶剤耐性の尿素、1または複数のイソシアネート、酸コポリマー溶液、および/または高酸組成物のうちの少なくとも1つとの混合物からなり、第1の層と異なり、かつ/または相性が悪い第2の層により包囲される束縛層を有して良い。代替的な実施例において、束縛層は、多官能性アジリジン化合物;溶剤;および(i)1または複数のイソシアネート;(ii)酸コポリマー溶液;および(iii)高酸組成物の1つの混合物を有する。さらなる実施例において、束縛層は、多官能性アジリジン化合物;溶剤;および(i)1または複数のイソシアネート;(ii)酸コポリマー溶液;および(iii)高酸組成物のうちの2つの混合物を有する。これらの実施例の各々において、束縛層は第1の層の外側表面の全体に塗布されて良く、または他の実施例において第1の層の外側表面の一部のみに塗布されて良い。
さらなる実施例において、束縛層は、酸コポリマーおよび溶剤の混合物から成って良い。1つのこのような実施例において、溶剤は例えばTHFを有して良い。
束縛層を組み込んだこの発明のゴルフボールは、束縛層が、異なる組成物から形成され、または相性が悪く一緒に結合しがたい、2つの隣接する層の間に位置づけられる限り、その他の任意の構造を有して良い。1実施例において、この発明のゴルフボールは、ゴム含有コアを有し、ベースゴムは、ポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、天然ゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、およびこれらの2以上の組合せから選択されて良い。好ましいゴムはポリブタジエンゴムである。他の好ましいベースゴムは、オプションとして、ポリイソプレンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリスチレンエラストマー、ポリエチレンエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリ尿素エラストマー、メタローセン触媒エラストマー、およびプラストマーを混合したポリブタジエンである。
適切な硬化プロセスは、例えば、過酸化物硬化、硫黄硬化、照射、およびこれらの組み合わせを含む。1実施例において、ベースゴムは酸化物硬化される。遊離基開始剤は、例えば、ジクミルペルオキシド;n−ブチル−14,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)バレレート;1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン;ジ−t−ブチルペルオキシド;ジ−t−アミルペルオキシド;t−ブチルペルオキシド:t−ブチルクミルペルオキシド;2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン−3;ジ(2−t−ブチル−ペルオキシイソプロピル)ベンゼン;ジラウロイルペルオキシド;ジベンゾイルペルオキシド;t−ブチルヒドロペルオキシド;およびこれらの組み合わせを含む。過酸化物遊離基開始剤は一般的にはゴム組成物中に、ベースゴム100重量部に対して、0.05から15重量部の範囲内の量で、好ましくは0.1から10重量部の範囲で、より好ましくは0.25から6重量部の範囲で存在する。架橋剤は、組成物中のポリマー鎖の少なくとも一部を架橋するのに用いられる。適切な架橋剤は、例えば、3から8個の炭素原子を具備する不飽和カルボン酸の金属塩;不飽和ビニル化合物および多官能性モノマー(例えばトリメチロールプロパントリメタクリレート);フェニレンビスマレイミド;およびこれらの組み合わせを含む。とりわけ適切な金属塩は、例えば、アクリレート、ジアクリレート、メタクリレート、およびジメタクリレートであり、ここで、金属はマグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム」、リチウム、およびニッケルである。具体的な実施例において、架橋剤は、アクリレート、ジアクリレート、メタクリレート、およびジメタクリレートの亜鉛塩から選択される。架橋剤が亜鉛ジアクリレートおよび/または亜鉛ジメタクリレートであるとき、架橋剤は典型的にはゴム組成物中に、ベースゴム100重量部に対して1から60重量部、好ましくは5から50重量部、さらに好ましくは10から40重量部の範囲内の量だけ含まれる。
好ましい実施例において、コアのゴム組成物に使用され、中間層および/またはカバー層のエポキシ組成物に使用される架橋剤は、亜鉛ジアクリレート(「ZDA」)である。ZDA硬化剤をゴム組成物中に付加すると、コアが硬くなりボールの弾力性およびCORを向上させる。同一のZDA硬化剤をエポキシ組成物に添加すると中間層およびカバー層がより硬くなりより堅固になる。この結果、ボールの全体の耐久性、堅牢性、および衝突強度が改善される。
促進剤を伴う、硫黄および硫黄ベースの硬化剤は、ベースゴムを架橋するために過酸化物硬化物と組み合わせて、またはこれに代えて使用できる。遊離基を生成できる高エネルギー照射源もベースゴムを架橋させるのに使用して良い。そのような照射源の適切な例は、例えば、電子ビーム、紫外線照射、ガンマ照射、X−線照射、赤外線照射、熱、およびこれらの組み合わせを含む。
ゴム組成物は、「ソフト・ファースト」剤、例えば、ハロゲン化有機硫黄、有機ジスルフィド、または無機ジスルフィド化合物を含んで良い。とりわけ適切なハロゲン化有機硫黄化合物は、これに限定されないが、ハロゲン化チオフェノールを含む。好ましい有機硫黄化合物は、これに限定されないが、ペンタクロロチオフェノール(「PCTP」)およびPCTPの塩を含み。PCTPの好ましい塩はZnPCTPである。適切なPCTPはStruktol Company(オハイオ州ストロウ)によって商標A95として販売されている。ZnPCTPはEchinaChem(カリフォルニア州サンフランシスコ)から商業的に入手できる。これら化合物はポリブタジエン中のいくつかのシス−1,4結合をトランス−1,4結合に変換するシス−トランス変換触媒としても機能して良い。過酸化物遊離基開始剤は、一般的には、ゴム組成物中に0.05から10部、好ましくは0.1から5部の範囲内の量で存在する。促進剤(例えば、テトラメチルチウラム)、処理助剤、処理オイル、染料および顔料、湿潤剤、表面活性剤、軟化剤、その他、当業界で知られている他の添加物のような他の成分が組成物中に添加されて良い。全般的には、フィラーおよび他の添加物がゴム組成物中にベースゴムの100重量部に対して1から70重量部の範囲内の量だけ存在する。コアは慣用的な手法でゴム組成物を混合して形成することにより形成されて良い。もちろん、外側層がそのようなゴムベースの組成物を有する実施例も想定できる。
コア、中間/ケーシング層、およびカバー層は、アイオノマー材料から形成されて良く、このアイオノマー材料はアイオノマーポリマー、好ましくは高度に中和されたアイオノマー(HNP)を含む。他の実施例において、ゴルフボールの中間層がHNP材料、またはHNP材料のブレンドから形成される。HNP、典型的にはエチレンベースのアイオノマーの酸部分は、好ましくは約70%を超えて、より好ましくは約90%を超えて、最も好ましくは少なくとも約100%だけ中和される。HNPは第2のポリマー成分とブレンドされても良く、第2のポリマーが酸基を含む場合にはこれも中和されても良い。第2のポリマーは部分的にまたは十分に中和されて良く、好ましくはアイオノマー性のコポリマー、ターポリマー、アイオノマー先駆体、熱可塑性材用、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ尿素、熱可塑性エラストマー、ポリブタジエンゴム、バラタ、メタローセン触媒ポリマー(グラフト化または非グラフト化)、単一サイトポリマー、高結晶性酸ポリマー、カチオンアイオノマー、その他を有する。HNPポリマーは典型的には約20から約80ショアDの間の材料硬度を有し、約3000psiから約200000psiの間の曲げ弾性率を有する。
適切なアイオノマーの非制約的な例は、部分的に中和されたアイオノマー、2またはそれ以上の部分的に中和されたアイオノマーのブレンド、高度に中和されたアイオノマー、2またはそれ以上の高度に中和されたアイオノマーのブレンド、並びに、1またはそれ以上の部分的に中和されたアイオノマーおよび1またはそれ以上の高度に中和されたアイオノマーのブレンドを含む。アイオノマーを準備する方法は周知であり、例えば、米国特許第3,264,272号に開示されており、その内容は参照してここに組み入れる。
任意のゴルフボール部品、すなわち、コア、中間層、カバー、その他は、具体的な所望のゴルフボール特性を実現するために当業界で知られている以下の組成物のいずれから形成されても良く、またはいずれかを有し、または含み、ブレンドされ、その他、結合または混合されても良い。
(1)ポリウレタン、例えば、ポリオールまたはポリアミンおよびジイソシアネートまたはポリイソシアネートおよび、/またはそれらのプレポリマーから準備されたもの、ならびに、米国特許第5,33,4673号、同第6,506,851号に開示されているもの。
(2)ポリ尿素、例えば、米国特許第5,484,870号および同第6,835,794号に開示されているもの。
(3)ウレタンまたは尿素セグメントを含む、ポリウレタン−尿素ハイブリッド、ブレンドまたはコポリマー。
適切なポリウレタン組成物は、少なくとも1つのポリイソシアネートと少なくとも1つの硬化剤との反応生成物を含む。硬化剤は、例えば、1または複数のポリアミン、1または複数のポリオールを含んでよい。ポリイソシアネートは1または複数のポリオールと組み合わせてプレポリマーを形成しても良い。これは、上述の少なくとも1つの硬化剤と組み合わされる。このように、ここで説明されるポリオールは、ポリウレタン材料の1または双方の要素として適切である。すなわち、プレポリマーおよび硬化剤の一部として使用して好適である。適切なポリウレタンは米国特許第7,331,878号明細書に説明されており、その内容は参照してここに組み入れる。
所望の競技特性またはフィーリングを目指して達成するために組み入れて調整するのに適するであろう、さらに他の材料の例は、可塑化熱可塑性材料、ポリアルケナマー組成物、可塑剤を含有するポリエステルをベースにした熱可塑性エラストマー、透明または可塑化ポリアミド、チオール−エン組成物、ポリアミドおよび無水物改質ポリオレフィン、有機酸改質ポリマー、その他を含む。
他方、各ゴルフボール部品の寸法、例えば、コアの直径、中間層、カバー層、およびコーティング層のそれぞれの厚さは、所望の競技特性またはフィーリングを目指して達成するために、当業界で知られているように、選択され、調整されて良い。例えば、コアの直径は約1.47インチから約1.62インチであって良く;中間/ケーシング層の厚さは約0.025インチから約0.057インチであって良く;組み合わされたコア、中間/ケーシング層の直径は約1.57から約1.65インチで良く;カバーの厚さは約0.015インチから約0.055インチであって良く、任意のコーティング層の組み合わされた厚さは約0.1μmから約100μm、または約2μmから約50μm、または約2μmから約30μmであって良い。他方、各コーティング層の厚さは、例えば、約0.1μmから約50μm、または約0.1μmから約25μm、または約1μmから約14μm、または約2μmから約9μmであって良い。
ここで使用されるように「表示」は、ゴルフボールのディンプル付けされた表面に付加できる、任意のシンボル、文字、文字のグループ、デザイン、その他を意味すると考えられる。
いずれの既知のディンプルパターンは任意の形状および寸法のディンプルを任意数伴って良い。例えば、ディンプル数は252から456であり、または、330から392であり、ディンプルは任意の幅、深さ、およびエッジ角度を伴って良い。パターンの分離線構造は、直線でも、互い違いの波状の分離線(SWPL:Staggered Wave Parting Line)でもよい。
これら実施例のいずれにおいても、単一層コアを2またはそれ以上の層からなるコアに置き換えてよい。ただし、少なくとも1つのコア層が硬度勾配を伴う。
作業例における他の事柄、または、とくに明言しなくとも、すべての数値範囲、量、値、百分率、例えば材料の量についてのこれら、および明細書中の他のものは、たとえその値、量または範囲に関連して用語「約」が表示されていなくとも、「約」がその前に配置されているように読むことができる。したがって、そうでないと示されていない限り、明細書および特許請求の範囲に表される数のパラメータは近似的であり、これは、この発明により得られることが企図される所望の特性に応じて変化する。最低限でも、もちろん均等論の適用を制約するものではないが、各数のパラメータは記録されている有効数字の数や通常の丸め処理に照らして解釈されるべきである。
この発明の広範な範囲を示す数的範囲およびパラメータは近似的であるけれども、具体例において示された数値は可能な限り正確に記録した。任意の数値は、それでも、それぞれのテスト計測に見いだされる標準偏差に必然的に起因する誤差を含む。さらに、種々のスコープの数値範囲が示される場合には、例示された値を含めた値の任意の組み合わせが利用できると理解されたい。
この発明のゴルフボールは具体的な手段および材料を参照して説明されたけれども、この発明は開示された詳細に限定されず特許請求の範囲内のすべての均等物に及ぶことに留意されたい。

Claims (17)

  1. 2つの隣接し異なる層の間の接着が改良されたゴルフボールにおいて、
    コアと、
    上記コアを包囲する第1の層と、上記第1の層の外側表面の少なくとも一部を包囲し、多官能性アジリジン化合物および溶剤の混合物からなる束縛層と、
    上記第1の層と異なり、かつ上記束縛層の回りに形成される第2の層とを有することを特徴とするゴルフボール。
  2. 上記溶剤は、非プロトン性の溶剤であり、アセトン、テトラヒドロフラン(THF)、メチルエチルケトン(MEK)、およびメチルイソブチルケトンのうちの少なくとも1つを有する請求項1記載のゴルフボール。
  3. 上記溶剤は水である請求項1記載のゴルフボール。
  4. 上記第1の層は、非ウレタン組成物を有し、上記第2の層は少なくとも1つのウレタン組成物からなる請求項1記載のゴルフボール。
  5. 上記第1の層は、非ウレタン組成物からなり、上記第2の層はウレタン組成物を有する請求項1記載のゴルフボール。
  6. 上記第1の層は、非ウレタン組成物からなり、上記第2の層は少なくとも1つのウレタン組成物からなる請求項1記載のゴルフボール。
  7. 上記非ウレタン組成物はアイオノマーを有する請求項6記載のゴルフボール。
  8. 上記第2の層の平均NCO官能性は約1.5から4の範囲である請求項6記載のゴルフボール。
  9. 上記多官能性アジリジン化合物および上記溶剤は約1:199から約1:19の重量%比で混合されている請求項1記載のゴルフボール。
  10. 上記多官能性アジリジン化合物および上記溶剤は約1:49の重量%比で混合されている請求項1記載のゴルフボール。
  11. 上記混合物は上記アジリジン化合物を上記混合物の約0.5%から約5%の量だけ有する請求項1記載のゴルフボール。
  12. 上記混合物は上記アジリジン化合物を上記混合物の約1.0%から約3%の量だけ有する請求項1記載のゴルフボール。
  13. 上記外側表面は上記束縛層によって官能化される請求項1記載のゴルフボール。
  14. 上記束縛層は上記第1の表面の上記外側表面の全体を包囲する請求項1記載のゴルフボール。
  15. 上記束縛層は上記第1の表面の上記外側表面の一部を包囲する請求項1記載のゴルフボール。
  16. 上記第1の層および上記第2の層のうちの少なくとも1つは、不透明、透明、および半透明の少なくとも1つである請求項1記載のゴルフボール。
  17. 上記コアはポリブタジエンを有する請求項1記載のゴルフボール。
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