JP2016126504A - 電子機器、筐体内の空気流量の算出方法、およびプログラム - Google Patents

電子機器、筐体内の空気流量の算出方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】例えば、筐体内の熱環境に応じた部品の経時劣化を把握しやすい、より不都合の少ない新規な構成の電子機器を得る。
【解決手段】実施形態の電子機器は、例えば、筐体と、第一の発熱体と、第二の発熱体と、第一のセンサと、第二のセンサと、演算部と、を備える。第一の発熱体は、筐体内に収容される。第二の発熱体は、筐体内に収容され、その発熱量の経時変化が第一の発熱体よりも小さい。第一のセンサは、筐体内に収容され、第二の発熱体の温度を検出する。第二のセンサは、環境温度を検出する。演算部は、第一のセンサによって検出された温度と、第二のセンサによって検出された温度との差分に基づいて筐体内の気流の流量を算出する。
【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、電子機器、筐体内の空気流量の算出方法、およびプログラムに関する。
従来、温度によって部品の寿命に悪影響を与える状況か否かを判別する電子機器が知られている。
特開2009−257781号公報
筐体内の熱環境に応じた部品の経時劣化を把握しやすい、より不都合の少ない新規な構成の電子機器が得られれば、有意義である。
実施形態の電子機器は、例えば、筐体と、第一の発熱体と、第二の発熱体と、第一のセンサと、第二のセンサと、演算部と、を備える。第一の発熱体は、筐体内に収容される。第二の発熱体は、筐体内に収容され、その発熱量の経時変化が第一の発熱体よりも小さい。第一のセンサは、筐体内に収容され、第二の発熱体の温度を検出する。第二のセンサは、環境温度を検出する。演算部は、第一のセンサによって検出された温度と、第二のセンサによって検出された温度との差分に基づいて筐体内の気流の流量を算出する。
図1は、第1実施形態の電子機器の例示的な斜視図である。 図2は、第1実施形態の電子機器の筐体の内部構成が示された例示的な平面図である。 図3は、第1実施形態の電子機器の例示的かつ模式的なブロック図である。 図4は、第1実施形態の変形例の電子機器における環境温度を検出するための構成の例示的かつ模式的な斜視図である。 図5は、図4の構成における平均熱伝達量と温度との相関関係の例示的なグラフである。 図6は、第1実施形態の別の変形例の電子機器における環境温度を検出するための構成の例示的かつ模式的な斜視図である。 図7は、図6の構成における平均熱伝達量と温度との相関関係の例示的なグラフである。 図8は、第1実施形態の電子機器による演算処理の手順が示された例示的なフローチャートである。 図9は、第1実施形態の電子機器で出力される演算処理結果の例示的かつ模式的な図である。 図10は、第2実施形態の電子機器の模式的かつ例示的な正面図である。 図11は、第2実施形態の電子機器の筐体の内部構成が示された模式的かつ例示的な平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成や制御(技術的特徴)、ならびに当該構成や制御によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。また、以下に例示される複数の実施形態および変形例には、同様の構成要素が含まれている。以下、同様の構成要素には共通の符号が付与され、重複する説明が省略される。
<第1実施形態>
図1に例示されるように、本実施形態の電子機器1は、クラムシェル型のパーソナルコンピュータである。電子機器1は、筐体2と筐体3とを備えている。筐体2には、基板6が収容されている。また、筐体2には、キーボード7や、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b等の入力部(操作部)が設けられている。筐体3には、ディスプレイ4(表示装置、出力部)の少なくとも一部が収容される。また、筐体3には、ディスプレイ4と重なって透明なタッチパネル(不図示)が設けられてもよい。
筐体2と筐体3とは、ヒンジ機構9(回動支持部)を介して回動可能に接続されている。電子機器1は、筐体2,3が展開された展開状態、折りたたまれた折り畳み状態、およびそれらの間の任意の角度で広げられた状態で、変形可能である。ヒンジ機構9は、筐体2と筐体3とを、回動中心Ax回りに回動可能に、接続している。
キーボード7や、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b、スピーカ5(音声出力部、出力部)等は、筐体2の面2a(前面)に露出している。また、ディスプレイ4の表示画面4aは、筐体3の面3a(前面)に設けられた開口部3rを介して視認可能である。折り畳み状態では、筐体2の面2aと筐体3の面3aとが重なり、表示画面4aや、キーボード7、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b等は、筐体2および筐体3に隠される。展開状態では、筐体2の面2aおよび筐体3の面3aが露出され、キーボード7や、ポインティングデバイス8a、クリックボタン8b、表示画面4a等が使用可能になる。
筐体3は、正面視および背面視では長方形状(四角形状)に構成されている。また、筐体3は、薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体3は、面3aとこの反対側の面3b(後面)と、を有する。面3aおよび面3bは、いずれも、筐体3の厚さ方向と直交する方向(交叉する方向)に沿って延びている(拡がっている)。面3aと面3bとは略平行である。また、筐体3は、面3aに対する正面視では、四つの端部3c〜3f(辺部、縁部)と、四つの角部3g〜3j(尖部、端部)と、を有する。端部3c,3eは、長辺部の一例である。また、端部3d,3fは、短辺部の一例である。
また、筐体3は、面3aを有する壁部3k(前壁部)と、面3bを有する壁部3m(後壁部)と、を有する。壁部3k,3mは、長方形状(四角形状)かつ板状である。また、筐体3は、壁部3kと壁部3mとの間に亘った面3p(側面、周面)を有する四つの壁部3n(側壁部)を有する。なお、壁部3kには、四角形状の開口部3rが設けられている。よって、壁部3kは、四角形状かつ枠状である。なお、壁部は、プレートやフレームとも称されうる。
さらに、筐体3は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されうる。筐体3は、少なくとも壁部3kを含む筐体部材31(前側部材、マスク、フロントカバー)と、少なくとも壁部3mを含む筐体部材32(後側部材、ベース、リヤカバー)とを有する。壁部3nは、筐体部材31および筐体部材32のうち少なくともいずれか一方(例えば、筐体部材32)に含まれる。また、筐体3は、筐体部材31と筐体部材32との間に位置した別の筐体部材(中間部材、ミドルフレーム、図示されず)を有することができる。筐体3は、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されうる。
ディスプレイ4は、正面視では長方形状(四角形状)に構成されている。ディスプレイ4は、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。ディスプレイ4は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD,liquid crystal display)や有機ELディスプレイ(OELD,organic electro-luminescent display)等である。
筐体2は、正面視および背面視では長方形状(四角形状)に構成されている。また、筐体2は、薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体2は、面2aとこの反対側の面2b(後面)と、を有する。面2aおよび面2bは、いずれも、筐体2の厚さ方向と直交する(交叉する方向)に沿って延びている(拡がっている)。面2aと面2bとは略平行である。また、筐体2は、面2aに対する正面視では、四つの端部2c〜2f(辺部、縁部)と、四つの角部2g〜2j(尖部、曲部、端部)と、を有する。端部2c,2eは、長辺部の一例である。また、端部2d,2fは、短辺部の一例である。
また、筐体2は、面2aを有する壁部2k(前壁部)と、面2bを有する壁部2m(後壁部)と、を有する。壁部2k,2mは、長方形状(四角形状)かつ板状である。また、筐体2は、壁部2kと壁部2mとの間に亘った面2p(側面、周面)を有する四つの壁部2n(側壁部)を有する。なお、壁部2kには、四角形状の開口部2rが設けられている。よって、壁部2kは、四角形状かつ枠状である。なお、壁部は、プレートやフレームとも称されうる。
さらに、筐体2は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されうる。筐体2は、少なくとも壁部2kを含む筐体部材21(前側部材、マスク、フロントカバー)と、少なくとも壁部2mを含む筐体部材22(後側部材、ベース、リヤカバー)とを有する。壁部2nは、筐体部材21および筐体部材22のうち少なくともいずれか一方(例えば、筐体部材22)に含まれる。また、筐体2は、筐体部材21と筐体部材22との間に位置した別の筐体部材(中間部材、ミドルフレーム、図示されず)を有することができる。筐体2は、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されうる。
また、図1に示されるように、筐体2内には、キーボード7の後側に、一つ以上の基板6が収容されている。基板6は、キーボード7と並行して設けられている。基板6は、壁部2k,2m,2n等と離間した状態で、すなわち、壁部2k,2m,2n等との間に空間(隙間)が形成された状態で、設けられている。基板6は、回路基板、制御基板、メイン基板等とも称されうる。
また、図2に示されるように、筐体2内には基板6が収容され、基板6の面6aには、例えば、CPU(central processing unit)や、グラフィックコントローラ、電源回路部品、PCH(platform controller hub)、メモリスロットコネクタ、LCDコネクタ、I/O(input/output)コネクタ、電源コイル、素子、コネクタ等の複数の部品61(電気部品)が実装されている。また、基板6や部品61等によって構成される制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface、登録商標)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、ディスプレイ4の表示画面4aでの映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。ディスプレイ4や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
部品61は、発熱体(第一の発熱体)の一例である。発熱体の加熱による温度上昇を抑制するため、筐体2内には、ファン10が設けられている。ファン10には、吸気口10aと排気口10bとが設けられている。吸気口10aは、筐体2の壁部2mに設けられた開口部2tと重なっている。また、排気口10bは、筐体2内の空間に開口されている。よって、ファン10の動作によって、吸気口10aと重なる開口部2t、吸気口10a、および排気口10bを経て、筐体2内に、筐体2の周囲の空気(外気)が導入される。また、筐体2の、ファン10とは離れた壁部には、筐体2の内部と外部とを接続する開口部2sが設けられている。よって、ファン10によって導入された空気は、筐体2内を経て、開口部2tとは離れた開口部2sを介して筐体2の外部に排出される。すなわち、筐体2内には、ファン10の動作によって、ファン10に近い開口部2tからファン10から離れた開口部2sへ向かう空気流F(気流)が生じる。この空気流Fにより、部品61が冷却される。なお、本実施形態では、ファン10は、筐体2内への空気の導入側に設けられているが、排出側に設けられてもよい。この場合、筐体2の、ファン10から離れた開口部2sから外気(空気)が筐体2内に導入され、ファン10が、ファン10に近い開口部2tから筐体2内の空気を筐体2の外部へ排出する。筐体2内には、開口部2sからファン10へ向かう空気流が形成される。
また、本実施形態では、図2に示されるように、筐体2内に、ファン10によって形成される空気流Fの流量を算出(推定)するために温度を検出するセンサ101,102が設けられている。
センサ101は、比較的高温となる部品61とは異なる部品12の温度を検出する。部品12は、部品61よりも単位時間あたりの発熱量、すなわち発熱量の経時変化が小さい。部品12は、単位時間あたりの発熱量が略一定となるよう構成される。部品12は、例えば、略一定の電力が与えられる抵抗や、当該抵抗を覆う熱伝導部材等である。センサ101は、第一のセンサの一例である。部品12は、第二の発熱体の一例である。
センサ102は、環境温度を検出する。環境温度とは、筐体2内の部品61(第一の発熱体)の発熱の影響を受けない雰囲気温度であり、外気温度とも称されうる。センサ102は、部品61による熱影響の少ない位置に設けられる。図2の例では、部品61よりも空気流の上流側、すなわち、部品61よりもファン10の排気口10aに近い位置に設けられている。この位置では、センサ102には、部品61によって加熱される前の空気流が当たるので、環境温度がより精度良く検出されやすい。センサ102は、第二のセンサの一例である。
ここで、センサ101,102による温度の検出結果を用いた、空気流の流量の推定手法について説明する。部品iの温度は、以下の式(1)で表すことができる。
ここに、T:部品の温度、Q:部品による伝熱量、R:部品の熱抵抗、T:環境温度である。
ファン10による空気流、すなわち強制対流による冷却が支配的である条件では、熱抵抗Rは次の式(2)で表せる。
ここに、h:平均熱伝達率、S:伝熱面積である。
強制対流の場合、平均熱伝達率は、気体速度に依存することが判明している。例えば、断面が正方形状の角柱回りの平均ヌセルト数Nuは、種々のレイノルズ数Re、流れの方向について、係数A,nを用いて、次の式(3)で表せることが知られている。
ヌセルト数Nuは、熱伝達率に比例し、レイノルズ数Reは、気体速度に比例するから、上記式(3)より、次の式(4)が得られる。
ここに、U:気体速度である。
したがって、式(1)のQを定数とした場合、式(1),(2),(4)より、次の式(5)が得られる。
この式(5)は、伝熱量Qが一定の部品61の温度Tと環境温度Tとの差分ΔTが、気体速度Uの関数となることを示している。よって、予め、伝熱量Qが一定の部品61について、気体速度Uと温度の差分ΔTとの関数ΔT=f(U)を取得し、ΔTと気体速度Uとの相関関係を取得しておくことにより、流速計等を設けることなく、電子機器1の使用中のΔTから、当該部品61における気体速度Uを得ることができる。
また、筐体2内には、センサ103が設けられている。センサ103は、部品61に接して設けられるかあるいは部品61の近くに設けられ、部品61の温度を検出する。
図3には、上述したセンサ101,102による温度の検出結果に基づくパラメータの算出や当該算出したパラメータに基づく各部の制御を実行する制御部100のブロック図である。制御部100は、第一の温度取得部100a、第二の温度取得部100b、第三の温度取得部100c、演算部100d、判断部100e、出力情報生成部100f、表示制御部100g、および音声制御部100hを有する。制御部100は、CPU等によって、具現化されうる。
制御部100は、ロードされたプログラム(例えばOSやアプリケーション等)にしたがって、種々の演算処理を実行することができ、第一の温度取得部100a、第二の温度取得部100b、第三の温度取得部100c、演算部100d、判断部100e、出力情報生成部100f、表示制御部100g、および音声制御部100h等として機能することができる。この場合、プログラムには、第一の温度取得部100a、第二の温度取得部100b、第三の温度取得部100c、演算部100d、判断部100e、出力情報生成部100f、表示制御部100g、および音声制御部100h等の各機能を実行するためのモジュールが含まれている。なお、プログラムは、それぞれインストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROMや、FD、CD−R、DVD等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されうる。また、プログラムは、通信ネットワークに接続されたコンピュータの記憶部に記憶され、ネットワーク経由でダウンロードされることによって導入されうる。また、プログラムは、ROM等に予め組み込まれてもよい。
第一の温度取得部100aは、センサ101の検出結果に基づく温度を取得する。第二の温度取得部100bは、センサ102の検出結果に基づく温度を取得する。第三の温度取得部100cは、センサ103の検出結果に基づく温度を取得する。演算部100dは、取得された温度に基づいて各種のパラメータを算出する。判断部100eは、パラメータの算出結果に基づいて、所定の出力を実行するか否かを判断する。出力情報生成部100fは、所定の出力を実行する場合における当該出力情報を生成する。表示制御部100gは、生成された出力情報に対応する画像が表示されるよう、ディスプレイ4を制御する。音声制御部100hは、生成された出力情報に対応する音声が出力されるよう、スピーカ5を制御する。表示出力に関しては、出力情報生成部100fおよび表示制御部100gが出力制御部の一例であり、音声出力に関しては、出力情報生成部100fおよび音声制御部100hが出力制御部の一例である。例えば、複数の出力情報が記憶部104に記憶されており、出力情報生成部100fは、空気流の流量に応じて、当該流量(の範囲)に対応付けて記憶されている情報を記憶部104から取得し、当該取得した情報を含む出力情報を生成する。
記憶部104には、空気流の流量と、部品61の温度との相関関係を示すデータが、テーブルやマップ等として記憶されている。当該データの温度は、温度自体であってもよいし、温度の時間変化率(例えば係数)を示すデータや、温度の経時変化を示すデータ、温度上昇による到達温度を示すデータ等であってもよい。当該データは、例えば、実験やシミュレーションによって取得されうる。なお、記憶部104には、複数の部品61のデータが記憶されてもよいし、例えば、許容温度に対する温度の余裕が少ない部品61や、温度上昇率(変化率)が最も高い部品61、到達温度が最も高い部品61等、選択された一部の部品61に対応したデータが記憶されてもよい。また、相関関係を示すデータは、関数の係数等であってもよい。また、関数の場合、当該関数がプログラムに記述されてもよい。また、上述したように、記憶部104には、少なくとも一つの出力情報、あるいは出力情報の元になる少なくとも一つの情報も、記憶されうる。
図4には、環境温度を検出するセンサ102の実装例(変形例)が示されている。センサ102は、環境温度を検出するため、発熱体としての部品61から離れた位置に設けられればよい。しかしながら、そのような実装位置が確保し難いような状況にあっては、図4に示されるように、温度の高い部分(図4の場合、基板6の面6a)とセンサ102との間に断熱部材11を介在させることにより、当該センサ102によって環境温度をより精度良く検出することができる。
ここで、環境温度として代用するのに所要の精度を確保しうる高さ断熱部材11の高さHについて考察する。断熱部材11が、図4に示されるように、断面積が一定の角柱状に構成されている場合、温度分布θは、次の式(6)で表せる。
ここに、θ:温度分布、H:断熱部材11の高さ、T:断熱部材11の先端部分の温度、T:基板6の面6aの温度、T:環境温度である。また、mは、次の式(7)で表せる。
ここに、W:断熱部材11の断面の幅、L:断熱部材11の断面の長さ、λ:断熱部材11の熱伝導率である。
図5は、断熱部材11のスペックを決定するための上記式(6)による計算結果の一例である。図5には、基板6の面6aの温度、断熱部材11の断面の幅W、および断面の長さLを所定の値に固定し、高さH(図4参照)をH1〜H4まで変化させた場合における、平均熱伝達率hとセンサ102によって検出された温度Tとの相関関係の一例が示されている。この相関関係は、例えば、実験やシミュレーションによって得られる。ここで、電子機器1の通常の使用状態においては、平均熱伝達率hが、例えば、図5中のhl〜h2の範囲であることが判明している場合、図5から、断熱部材11の高さHが、H2〜H4であれば、断熱部材11による遮熱効果が得られることが理解できよう。また、このような場合、遮熱効果が所定の条件を満たす高さH2〜H4の範囲のうち、最も低い高さH2が、断熱部材11の高さHとして選定されうる。
また、図6には、発熱体12の温度を検出するセンサ101、および環境温度を検出するセンサ102の実装例(変形例)が示されている。この図6に示されるように、基板6の面6a上に、断熱部材11を介して、第二の発熱体としての部品12および当該部品12が収容された熱伝導部材13が設けられている。熱伝導部材13は、例えば金属材料であり、具体的には、例えば、熱伝導部材13に設けられた穴に部品12が収容された後、当該穴が塞がれる、すなわち埋められることにより、図6の構成が得られる。センサ101aは、熱伝導部材13の先端部に設けられており、センサ101bは、断熱部材11と熱伝導部材13との境界部分に設けられている。センサ101としては、センサ101aおよびセンサ101bのうちいずれか一方が設けられればよい。センサ101とセンサ102との間には部品12の発熱に対する遮熱性を確保できるスペックの断熱部材11が介在している。よって、センサ102の検出結果は、部品12の発熱による影響を受け難い。
図7には、環境温度40℃、センサ101aの温度60℃を一定とし、部品12による伝熱量(発熱量)を三つの値に変化させた場合における、センサ101bでの温度Tの検出結果が例示されている。一例として、部品12による伝熱量Qを0.5Wに設定した場合、平均熱伝達率が50W/(m・K)より小さくなるほど、センサ101bの温度Tが急激に増加している。よって、このような場合にあっては、正常時の平均熱伝達率が約50W/(m・K)の場所に一定発熱体を配置することにより、風量変化を温度変化としてより精度良く検出することが可能となる。このような構成にあっては、熱伝導部材13の寸法、部品12による発熱量、および位置のうちいずれか二つを設定することにより、より適切な結果が得られるように、他の一つを設定することができる。
図8には、制御部100による、空気流の流量の算出、ならびに算出された流量の値に基づく演算処理の一例が示されている。まず、第一の温度取得部100aはセンサ101の検出結果から部品12の温度を取得し、第二の温度取得部100bはセンサ102の検出結果から環境温度を取得し、第三の温度取得部100cはセンサ103の検出結果から部品61の温度を取得する(S1)。次に、演算部100dは、部品12の温度および環境温度に基づいて、上述した手法により、空気流の流量を算出する(S2)。
次に、演算部100dは、記憶部104に記憶されたデータや、プログラムに記述された関数等から、空気流の流量と各部品61における温度上昇との相関関係を示す関数あるいはデータ(例えば、テーブルや、マップ)等とに基づいて、S2で算出された空気流の流量に対応する部品61の温度のデータを取得する(S3)。このS3では、全ての部品61の温度を取得する必要は無く、許容温度に対する温度の余裕が少ない部品61や、温度上昇率(変化率)が最も高い部品61、到達温度が最も高い部品61等、選択された一部の部品61に対応した温度が取得されてもよい。また、S3では、温度の経時変化率や、現在時刻より後の温度の経時変化、その後に予測される最高到達温度等が算出されてもよい。また、S3の演算において、演算部100dは、S1で取得された部品61の温度とを比較し、部品61の動作の負荷による温度上昇分と、空気流の流量の低下に伴う温度上昇分とを、分けて算出してもよい。これにより、電子機器1の一時的な演算負荷の増大による温度上昇を、部品61の劣化の推定の要因として除外することができる。なお、演算負荷の増大に伴う温度上昇が所定時間を超えて生じた場合にあっては、劣化要因に加えてもよい。
次に、演算部100dは、S3で算出された部品61の温度、すなわち、空気流の流量の変化に対応する温度変化に基づいて、当該部品61の経時劣化を演算する(S4)。S4では、例えば、経時劣化を示す劣化パラメータが設定される。劣化パラメータは、数値が高いほど劣化が進み、寿命の際に所定値(例えば100)となるように設定される。なお、劣化パラメータは、時間の経過に応じて数値が下がってもよい。そして、部品61に対する実験やシミュレーション等によって、温度に対応した劣化パラメータの傾き(時間変化率)が予め取得され、当該傾きが記憶部104に記憶されている。演算部100dは、記憶部104を参照することにより、S3で算出された温度に対応した劣化パラメータの傾きを取得することができるとともに、当該部品61の劣化パラメータの累積値を算出することができる。また、温度に対する劣化パラメータの傾きの変化率を、部品61毎に設定しておくことができる。具体的には、例えば、空気流の流量の低下に伴って温度が通常状態よりも5℃高い状態であることが取得された場合、演算部100dは、劣化パラメータの傾き(時間変化率)を1.5倍に変更し、10℃高いことが取得された場合、演算部100dは、劣化パラメータの傾きを2倍に変更することができる。
次に、判断部100eは、S4での演算結果に基づいて、出力情報を出力するか否かを判断する(S5)。部品61に対応した劣化パラメータの傾きの変化の閾値が記憶部104に記憶されており、S5で、判断部100eは、S4で算出された劣化パラメータの傾きの変化とこの閾値とを比較することにより、出力情報を出力するか否かを判断する。
S5でYesの場合、出力情報生成部100fは出力情報を生成し、表示制御部100gは、当該出力情報が表示されるようディスプレイ4を制御する。また、音声制御部100hは、当該出力情報が音声出力されるようスピーカ5を制御することができる(S6)。ここで、出力情報は、筐体2内の空気の気流に応じた情報であって、具体的には、例えば、気流の良否や、程度、数値等の気流の状況を提示したり、気流の状況の改善を促したり、気流の障害要因の解消を促したり、警告したりする情報である。なお、S5でNoの場合、出力情報は出力されない。
図9には、S6においてディスプレイ4に表示された出力情報に対応した画像Imが例示されている。画像Imには、経時劣化を示すグラフImgとともに、文字情報等によるメッセージImmが含まれている。
グラフImgは、横軸を時間、縦軸を部品ダメージ(劣化パラメータ)とし、いくつかの参照線とともに現状の経時劣化の状況が示されている。参照線としては、熱環境が良好な場合の劣化パラメータの経時変化と、熱環境が不良の場合の劣化パラメータの経時変化と、が示されている。参照線の作成にあたっては、熱環境(空気流の流量)が異なる複数の実験結果あるいはシミュレーション結果が取得される。そして、熱環境が良好な場合の参照線は、例えば、複数の実験あるいはシミュレーション結果における中央値+2σ等であり、熱環境が不良である場合の参照線は、例えば、当該中央値−2σ等である。また、現状の熱環境における経時劣化の状況は、「あなたの使用状況」と記されたハッチングが施された領域であり、中央の線が、S4で算出された劣化パラメータである。なお、図9では、模式的に、劣化パラメータが直線である場合が例示されているが、実際には、折れ曲がった線であってもよい。
メッセージImmは、空気流の流量低下(通流障害)の推定される要因が含まれた、当該要因を解消することを促すメッセージである。これにより、ユーザ等は、フィルタの入口にゴミが詰まっていた場合には除去することができるし、筐体2の吸気口あるいは排気口が何らかの物体等で覆われている場合には当該状況(障害要因)を解消することができる。
以上、説明したように、本実施形態では、演算部100dは、部品61よりも発熱量の経時変化が小さい部品12の温度と、環境温度と、に基づいて筐体2内の空気流(気流)の流量を算出する。よって、流量計を設けることなく筐体2内の空気流の流量を検出することができる。また、部品61の温度上昇が生じた場合に、当該温度上昇のうち筐体2内の空気流の流量の低下による影響度(割合)を検出することができる。よって、例えば、部品の経時劣化の予測がより精度良く行われうる。また、ファンの回転速度の検出結果を組み合わせることにより、空気流の低下が、ファンの回転速度の低下によるのか、ファンの性能低下以外の要因(例えば、フィルタの目詰まりや障害物)によるのか、を区別することができる。よって、例えば、ファンの性能低下や、フィルタの目詰まり、障害物等による空気流の通流障害が生じた場合に、通流障害が生じたこととともに、当該通流障害のモード(故障モード)を識別して、対応する要因(推定される要因)をユーザに知らせる等の対策が可能となる。また、ファンの回転速度とは別の検出結果と組み合わせることで、他の事象による影響度(割合)が算出されうる。
また、本実施形態では、環境温度を検出するセンサ102(第二のセンサ)が、部品61(第一の発熱体)よりも空気流の上流側に位置される。よって、例えば、センサ102による温度の検出に、部品61の発熱の影響が及び難くなる。
また、本実施形態では、センサ102(第二のセンサ)が、筐体2に設けられた。よって、例えば、より簡素な構成によって環境温度を検出することができる。
また、本実施形態の変形例のように、断熱部材11(第一の断熱部材)が、基板6(回路基板)に設けられ、センサ102(第二のセンサ)が、断熱部材11の基板6とは反対側に設けられてもよい。よって、筐体2内で環境温度を検出するセンサ102の設置できる場所が増える。
また、本実施形態の別の変形例のように、センサ102(第二のセンサ)が基板6(回路基板)に設けられ、断熱部材11(第二の断熱部材)が、基板6に設けられ、部品12(第二の発熱体)が断熱部材11の基板6とは反対側に設けられる。よって、センサ102による温度の検出に、部品12による熱影響が及び難い。
また、本実施形態では、部品12(第二の発熱体)の発熱量の経時変化が略一定である。よって、検出された温度による空気流の流量の推定の精度が向上しやすい。
また、本実施形態では、部品12(第二の発熱体)は抵抗である。よって、部品12がより簡素な構成によって得られやすい。
また、本実施形態では、部品61(第一の発熱体)の温度を検出するセンサ103(第三のセンサ)が設けられる。よって、また、部品61の温度上昇の要因を、演算負荷による発熱と、空気流の流量の低下すなわち冷却不足による温度上昇とに区別して、検出することができる。よって、例えば、部品61の経時劣化の予測がより精度良く行われうる。
また、本実施形態では、電子機器1は、ファン10と、部品61と、センサ101と、ファン10の冷却性能に応じた部品61の経時劣化を示す画像Im(情報)を出力するディスプレイ4(出力部)と、備える。よって、ユーザは、ファン10の冷却性能に応じた部品61の経時劣化を知ることができる。
<第2実施形態>
図10,11に例示されるように、本実施形態の電子機器1Aは、サーバ装置である。電子機器1Aは、扁平な直方体状の筐体2を備えている。そして、本実施形態でも、サーバ装置1Aの筐体2内に、基板6が収容され、基板6に、部品61(第一の発熱体)および部品12(第二の発熱体)が設けられている。また、部品61にはセンサ103(第三のセンサ)が設けられ、部品12にはセンサ101(第一のセンサ)が設けられている。また、センサ102(第二のセンサ)は、部品61,12等による熱影響の少ない位置に設けられる。具体的には、例えば、センサ102は、第1実施形態と同様の基板6上の位置P1の他、筐体2内であって筐体2の壁部2nの内側に接した位置P2や、筐体2を隙間Gをあけて覆うカバー部材23(外カバー)内の位置P3(隙間G内の位置)、筐体2外の位置P4等に設けられてもよい。なお、位置P2は、壁部2nとは異なる壁部の内側であってもよい。
筐体2には、図11の左側(端部2c側)の壁部2nを覆うカバー部材23には、筐体2外から筐体2内へ空気を取り入れる吸気口として機能する開口部2tが設けられるとともに、その反対側の図11の右側の壁部2nには、筐体2内から筐体2外へ空気を排出する排気口として機能する開口部2sが設けられている。カバー部材23は筐体2に対して着脱可能に設けられている。
また、本実施形態では、筐体2内に空気流を生じさせる複数(三つ)のファン10を備えている。それらのうちファン10iは、吸気口としての開口部2tの近傍に位置され、ファン10eは、排気口としての開口部2sの近傍に位置されている。ファン10iは、吸気ファンの一例であり、ファン10eは排気ファンの一例である。
開口部2tの近傍には、フィルタ14が設けられている。ファン10iおよびフィルタ14は、カバー部材23が取り外された状態で、着脱可能に設計されている。よって、ユーザは、ファン10iおよびフィルタ14をより容易にメンテナンスすることができる。
上記構成により、本実施形態では、筐体2内には、開口部2tから開口部2sへ向かう空気流Fが生じる。本実施形態でも、センサ101,102は、第一の発熱体としての部品61とは離れて設けられるとともに、当該部品61よりも空気流Fの上流側に設けられている。また、センサ101は、第二の発熱体としての部品12と接して設けられている。このような構成の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用および効果が得られうる。なお、筐体2内には、部品12(第二の発熱体)および当該部品12に対応するセンサ101の複数のセットが設けられてもよい。また、センサ101〜103の検出結果に基づく演算部100による演算処理結果は、RAS(reliability availability and serviceability)機能の一部として用いられうる。また、本実施形態にも、図4,6等に示された上記第1実施形態の変形例の構成を適用することができるのは、勿論である。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態は一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、各実施形態や各変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や形状等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。例えば、センサ101,102の位置は適宜に変更可能である。
1,1A…電子機器、2…筐体、4…ディスプレイ(出力部)、5…スピーカ(出力部)、6…基板(回路基板)、10…ファン、11…断熱部材(第一の断熱部材、第二の断熱部材)、12…部品(第二の発熱体)、61…部品(第一の発熱体)、100d…演算部、100f…出力情報生成部(出力制御部)、100g…表示制御部(出力制御部)、100h…音声制御部(出力制御部)、101…センサ(第一のセンサ)、102…センサ(第二のセンサ)、103…センサ(第三のセンサ)。

Claims (13)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収容された第一の発熱体と、
    前記筐体内に収容され、発熱量の経時変化が前記第一の発熱体よりも小さい第二の発熱体と、
    前記筐体内に収容され、前記第二の発熱体の温度を検出する第一のセンサと、
    環境温度を検出する第二のセンサと、
    前記第一のセンサによって検出された温度と、前記第二のセンサによって検出された温度との差分に基づいて前記筐体内の気流の流量を算出する演算部と、
    を備えた、電子機器。
  2. 前記第二のセンサが、前記第一の発熱体よりも前記気流の上流側に位置された、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第二のセンサが前記筐体に設けられた、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記筐体内に収容された回路基板と、
    前記回路基板に設けられ熱伝達を抑制する第一の断熱部材と、
    を備え、
    前記第二のセンサが、前記第一の断熱部材の前記回路基板とは反対側に設けられた、請求項1または2に記載の電子機器。
  5. 前記筐体内に収容され、第二のセンサが設けられた回路基板と、
    前記回路基板に設けられ熱伝達を抑制する第二の断熱部材と、
    を備え、
    前記第二の発熱体が前記第二の断熱部材の前記回路基板とは反対側に設けられた、請求項1または2に記載の電子機器。
  6. 前記第二の発熱体の発熱量の経時変化が略一定である、請求項1〜5のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  7. 前記第二の発熱体は抵抗である、請求項1〜6のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  8. 前記第一の発熱体の温度を検出する第三のセンサを備えた、請求項1〜7のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  9. 前記演算部による前記流量の算出結果に応じた情報を出力するよう出力部を制御する出力制御部を備えた、請求項1〜8のうちいずれか一つに記載の電子機器。
  10. 前記流量の算出結果に応じた情報は、空気流の障害要因の解消を促す情報である、請求項9に記載の電子機器。
  11. 電子機器が、
    筐体内に収容された第一の発熱体よりも発熱量の経時変化が小さい、前記筐体内に収容された第二の発熱体の、温度を検出し、
    環境温度を検出し、
    前記第二の発熱体の温度と前記環境温度との差分に基づいて前記筐体内の気流の流量を算出する、
    筐体内の空気流量の算出方法。
  12. コンピュータに、
    筐体内に収容された第一の発熱体よりも発熱量の経時変化が小さい、前記筐体内に収容された第二の発熱体の、温度を検出させ、
    環境温度を検出させ、
    前記第二の発熱体の温度と前記環境温度との差分に基づいて前記筐体内の気流の流量を算出させる、ためのプログラム。
  13. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた部品と、
    前記筐体内に設けられた温度センサと、
    前記筐体内の熱環境に応じた前記部品の経時劣化を示す情報を出力する出力部と、
    を備えた、電子機器。
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