JP2016126278A - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変倍比が高く、且つ、ズーム全域において高い結像性能を実現すると共に、迅速なフォーカシングを可能とし、フォーカス制御性の良好なズームレンズ及び撮像装置を提供する。【解決手段】物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、正の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4と、負の屈折力の第5レンズ群G5とを備え、フォーカシングの際、少なくとも第5レンズ群が光軸上を移動し、群の横倍率に関する所定の条件式を満足する。【選択図】図1

Description

本件発明は、ズームレンズ及び当該ズームレンズを備えた撮像装置に関し、特に、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、放送用カメラ及び監視カメラ等の固体撮像素子を用いた各種撮像装置に好適なズームレンズ及び当該ズームレンズを備えた撮像装置に関する。
従来より、望遠型のズームレンズとして、物体側から順に、正・負・正・正・負のパワー配列を有する少なくとも5つのレンズ群を備えたズームレンズが知られている(例えば、「特許文献1」参照。)。このようなズームレンズは、変倍時に各レンズ群を移動させる自由度が高いため、高変倍比を実現しやすく、且つ、ズーム全域における収差の変動を抑制することが容易になるため、結像性能の高いズームレンズを得ることができる。また、負の屈折力を有するレンズ群を像側に配置することにより、テレフォト比を小さくすることができ、全長の小型化を図る上でも有利である。
ところで、ズームレンズのフォーカス方式として、いわゆる前玉フォーカス方式と、インナーフォーカス方式とが知られている。前玉フォーカス方式では、第1レンズ群を移動させてフォーカスを行う。インナーフォーカス方式では、第2レンズ群以降のレンズ群を移動させてフォーカスを行う。第2レンズ群以降のレンズ群は、第1レンズ群と比較すると軽量であるため、フォーカシングを迅速に行うことができる。また、インナーフォーカス方式では、フォーカス群を移動させるためのアクチュエータ等の小型化も図ることができ、ズームレンズ全体の小型化及び軽量化を図る上でも有利である。特許文献1に記載のズームレンズは、第5レンズ群を移動させてフォーカスを行うため、フォーカス群のより軽量化が図られており、より迅速なフォーカシングを行うことができ、且つ、ズームレンズ全体の小型化及び軽量化が図られている。
近年の固体撮像素子の一層の高集積化に伴い、個々の受光素子の面積が小さくなり、撮像光学系にもより高い結像性能が求められている。また、望遠型のズームレンズはより高い変倍比が要求される。ところで、正先行型のズームレンズは、一般的に第2レンズ群が最も大きな変倍比を負担する。しかしながら、全系のズーム比の大部分を第2レンズ群による変倍比で負担すると、変倍比を高くするには第1レンズ群又は第2レンズ群の移動量を大きくする必要があり、カム構造が複雑化し、小型化が図れない。特許文献1に記載のズームレンズも第2レンズ群による変倍比の負担が大きいため、さらなる高変倍化を図ると、ズームレンズ全体の小型化を図るのが困難になる。
そのため、ズームレンズ全体の小型化を図ると共に、高変倍化を実現するには、第2レンズ群による変倍比と第3レンズ群以降のレンズ群による合成変倍比の配分を適切に設定することが重要となる。特許文献2に記載のズームレンズは、第2レンズ群の変倍比と、第3レンズ群以降のレンズ群の合成変倍比とを適切に配分することで、全系のズーム比が4〜5倍という高い変倍比を達成すると共に、ズームレンズ全体の小型化が図られている。
特開2014−209145号公報 特開2014−126851号公報
しかしながら、特許文献2に記載のズームレンズでは、フォーカス群の光軸方向の位置敏感度が高く、オートフォーカスの際にフォーカス群の位置制御を精密に行う必要がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、変倍比が高く、且つ、ズーム全域において高い結像性能を実現すると共に、迅速なフォーカシングを可能とし、フォーカス制御性の良好なズームレンズ及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本件発明に係るズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、負の屈折力を有する第5レンズ群とを備え、フォーカシングの際、少なくとも前記第5レンズ群が光軸上を移動し、以下の条件式(1)から条件式(3)を満足することを特徴とする。
Figure 2016126278
本件発明に係るズームレンズおいて、前記第1レンズ群が、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
Figure 2016126278
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第4レンズ群が、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
Figure 2016126278
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第5レンズ群が、以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
Figure 2016126278
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は変倍時、固定であることが好ましい。
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第3レンズ群及び前記第4レンズ群のうちいずれか一方のレンズ群は、負の屈折力を有し、且つ、光軸と垂直な方向に移動させることにより像を移動させる部分レンズ群を備え、以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
Figure 2016126278
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第5レンズ群の像側に、変倍時及び合焦時に固定の最終レンズ群を備えることが好ましい。
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第2レンズ群は広角端から望遠端への変倍時、像側に移動することが好ましい。
本件発明に係るズームレンズにおいて、変倍時、少なくとも3つのレンズ群が移動することが好ましい。
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第2レンズ群は、少なくとも3枚以上の負レンズと、1枚以上の正レンズとを含むことが好ましい。
本件発明に係るズームレンズにおいて、前記第5レンズ群は正レンズ及び負レンズの接合レンズからなることが好ましい。
本件発明に係るズームレンズにおいて、広角端から望遠端への変倍時、ズームの中間位置における前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との光軸上の間隔は、広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きいことが好ましい。
本件発明に係る撮像装置は、上記記載のズームレンズと、当該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子とを備えたことを特徴とする。
本件発明によれば、第2レンズ群による変倍比と、第3レンズ群以降のレンズ群による合成変倍比との配分を適切なものとし、高変倍比を有し、且つ、ズーム全域において高い結像性能を有するズームレンズ及び撮像装置を提供することができる。また、第5レンズ群をフォーカス群とすることにより、迅速なフォーカシングを可能とし、且つ、フォーカス制御性に優れたズームレンズ及び撮像装置を提供することができる。
本件発明の実施例1のズームレンズの広角端状態におけるレンズ断面図である。 実施例1のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例1のズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例1のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 本件発明の実施例2のズームレンズの広角端状態におけるレンズ断面図である。 実施例2のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例2のズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例2のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 本件発明の実施例3のズームレンズの広角端状態におけるレンズ断面図である。 実施例3のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例3のズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例3のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 本件発明の実施例4のズームレンズの広角端状態におけるレンズ断面図である。 実施例4のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例4のズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例4のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 本件発明の実施例5のズームレンズの広角端状態におけるレンズ断面図である。 実施例5のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例5のズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例5のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 本件発明の実施例6のズームレンズの広角端状態におけるレンズ断面図である。 実施例6のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例6のズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例6のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 本件発明の実施例7のズームレンズの広角端状態におけるレンズ断面図である。 実施例7のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例7のズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例7のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 本件発明の実施例8のズームレンズの広角端状態におけるレンズ断面図である。 実施例8のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例8のズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例8のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 本件発明の実施例9のズームレンズの広角端状態におけるレンズ断面図である。 実施例9のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例9のズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。 実施例9のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の球面収差図、非点収差図及び歪曲収差図である。
以下、本件発明に係るズームレンズ及び撮像装置の実施の形態を説明する。
1.ズームレンズ
1−1.ズームレンズの光学構成
本件発明に係るズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、負の屈折力を有する第5レンズ群とを備え、フォーカシングの際、少なくとも当該第5レンズ群が光軸上を移動し、以下の条件式(1)から条件式(3)を満足することを特徴とする。
本件発明のズームレンズは、正・負・正・正・負のパワー配列を採用しているため、変倍時に各レンズ群を移動させる自由度が高く、高変倍比を実現しやすい。これと同時に、ズーム全域における収差の変動を抑制することが容易になるため、結像性能の高いズームレンズを得ることができる。また、負の屈折力を有するレンズ群を像側に配置することにより、テレフォト比を小さくすることができ、全長の小型化を図ることができる。
第1レンズ群〜第5レンズ群の具体的なレンズ構成は特に限定されるものではなく、後述する条件式(1)〜条件式(3)を満足する限り、その具体的なレンズ構成は特に限定されるものではない。しかしながら、フォーカス群、防振群等の以下のレンズ群については下記の構成とすることがより好ましい。
(1)フォーカス群(第5レンズ群)
本件発明に係るズームレンズは、第5レンズ群をフォーカス群としている。当該ズームレンズにおいて、第5レンズ群は、全系で最も径の小さいレンズで構成することが容易であり、フォーカス群の軽量化を図ることができ、迅速なフォーカシングを実現することができる。このとき、第5レンズ群は、正レンズ及び負レンズの接合レンズからなることが好ましい。このようにフォーカス群を上記接合レンズにより構成することで、フォーカス群の一層の軽量化を図ることができ、より迅速なフォーカシングを実現することができる。また、正レンズ及び負レンズの接合レンズにより第5レンズ群を構成することにより、物体距離によらずズーム全域において、諸収差、特に、球面収差及び軸上収差を良好に補正することができ、フォーカス全域において良好な結像性能を得ることができる。
(2)防振群
本件発明に係るズームレンズにおいて、第3レンズ群及び第4レンズ群のうちいずれか一方のレンズ群は、負の屈折力を有し、且つ、光軸と垂直な方向に移動させることにより像を移動させる防振群としての部分レンズ群VCを備えることが好ましい。但し、光軸と垂直な方向には、部分レンズ群VCの移動方向が光軸に対して垂直である場合に加えて、部分レンズ群VCの移動方向に光軸に対して垂直成分を含む場合も含まれるものとする。この部分レンズ群VCを設けることで、撮像時の手振れ等の振動に起因して像ブレが生じたときに、部分レンズ群VCを光軸と垂直な方向に移動させることにより、像ブレを補正することができる。部分レンズ群VCは、第3レンズ群及び第4レンズ群のいずれか一方に設けられればよく、その具体的な態様は特に限定されるものではないが、例えば、次の形態が好ましい。
第3レンズ群に部分レンズ群VCを配置する場合、第3レンズ群を、物体側から順に、正の屈折力を有する前群G3Aと、負の屈折力を有する後群G3Bとから構成し、後群G3Bを部分レンズ群VCとすることが好ましい。一方、第4レンズ群に部分レンズ群VCを配置する場合、第4レンズ群を、物体側から順に、負の屈折力を有する前群G4Aと、正の屈折力を有する後群G4Bとから構成し、前群G4Aを部分レンズ群VCとすることが好ましい。これらの構成を採用することで、防振時の収差補正を良好に行うことができる。
また、部分レンズ群VCを設ける場合、当該部分レンズ群VCは負レンズ及び正レンズからなる接合レンズから構成することが好ましい。この構成を採用することにより、防振時における色収差を良好に補正することができる。また、接合レンズにより部分レンズ群VCを構成することで、部分レンズ群VCを軽量化することができる。そのため、部分レンズ群VCを駆動するためのアクチュエータ等の小型化及び軽量化を図ることができるため、部分レンズ群VCを設けた場合もズームレンズが大型化するのを抑制することができる。
(3)第2レンズ群
本件発明に係るズームレンズにおいて、第2レンズ群は、少なくとも3枚以上の負レンズと、1枚以上の正レンズとを含むことが好ましい。当該ズームレンズの変倍比を高くする上で、第2レンズ群は少なくとも3枚以上の負レンズで構成し、第2レンズ群に強い負の屈折力を配分することが好ましい。このとき、第2レンズ群に少なくとも1枚の正レンズを配置することで、ズーム全域において良好に収差補正を行うことができる。この場合、第2レンズ群は、物体側から順に、正レンズ及び負レンズからなる接合レンズと、負レンズ及び正レンズからなる接合レンズと、負レンズとを少なくとも含む構成とすることが好ましい。当該レンズ構成を採用することにより、上記効果をより確実なものとすることができる。
(4)最終レンズ群
本件発明に係るズームレンズにおいて、第5レンズ群の像側に、正の屈折力を有する最終レンズ群を設けることが好ましい。本件発明に係るズームレンズは、物体側から順に、正・負・正・正・負のパワー配列を有し、少なくとも5つのレンズ群を備える。このとき、第5レンズ群の像側に、正の屈折力を有する最終レンズ群を設けることで、第5レンズ群に強い負の屈折力を配分させることができ、フォーカシングの際の第5レンズ群の移動量を小さくすることができ、全長の小型化を図ることができる。
また、当該最終レンズ群は、物体側から順に、負のレンズ成分と、正のレンズ成分とを備え、少なくとも2枚のレンズ成分から構成されることが好ましい。ここでいうレンズ成分とは、単レンズは勿論、単レンズ同士を接着した接合レンズ、単レンズに非球面形状の樹脂を成形した複合レンズ等、レンズの1ユニットを指すものとする。
なお、第5レンズ群と、最終レンズ群との間に他のレンズ群を備えてもよい。例えば、第5レンズ群と最終レンズ群との間に、変倍時に固定であり、フォーカシングの際に第5レンズ群に対して独立に移動する第2フォーカス群を配置することにより、フォーカシングの際に、無限遠物体から近距離物体にわたり収差変動、特に像面湾曲の変動の少ないズームレンズを構成することができる。
本件発明に係るズームレンズは、上記光学構成を有すると共に、条件式(1)〜(3)等を満足させることで、ズーム全域において像面湾曲はアンダー側に補正される。最終レンズ群を上記レンズ構成とした場合、最終レンズ群は像面湾曲をオーバーにする作用を有する。このため、上記構成の最終レンズ群を設けることで、ズーム全域において像面湾曲を良好に補正することができる。
(5)絞り
本件発明に係る光学系において、絞りの配置は特に限定されるものではない。絞りが光学系内のどの位置に配置された場合であっても、本件発明に係る光学的効果を得ることができる。また、当該絞りは、像面に対して固定であってもよいし、移動可能に構成されてもよい。いずれの場合であっても、本件発明に係る光学的効果を得ることができる。
1−2.変倍時の各レンズ群の動作
次に、変倍時の各レンズ群の動作について説明する。本件発明に係るズームレンズにおいて、変倍時における各レンズ群の動作は特に限定されるものではなく、移動群の数等も特に限定されるものではない。しかしながら、物体側から順に配置される正・負・正・正・負の5つのレンズ群のうち、少なくとも3つのレンズ群を移動させることが好ましい。少なくとも3つのレンズ群を移動させることにより、高変倍比を実現しやすく、且つ、ズーム全域において収差を良好に補正することができる。以下、各レンズ群毎に好ましい形態について述べる。
第1レンズ群は、変倍時に固定であることが好ましい。第1レンズ群を変倍時に固定の固定群とすることにより、変倍時に光学全長が変化しないため、鏡筒のカム構造を簡素化することができる。また、第1レンズ群は、全系の中で最も大きく重たいレンズで構成される。変倍時に第1レンズ群を移動させると、自重により第1レンズ群が偏心するおそれがある。このため、第1レンズ群を固定群とすることにより、変倍時における第1レンズ群の偏心収差の発生を抑えることができる。このため、製品間での誤差の少ないズームレンズを製造することができる。
第2レンズ群は、広角端から望遠端への変倍時、像側に移動することが好ましい。第3レンズ群も移動群であることが好ましく、広角端から望遠端への変倍時、物体側に移動することが好ましい。
第4レンズ群は、固定群であってもよいし、移動群であってもよいが、移動群である場合、広角端から望遠端への変倍時、物体側に移動することが好ましい。第5レンズ群は移動群であることが好ましく、移動群である場合、広角端から望遠端への変倍時、物体側に移動することが好ましい。このとき、ズームの中間位置における第4レンズ群と第5レンズ群との光軸上の間隔は、広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きいことが好ましい。すなわち、広角端から望遠端への変倍時に、第5レンズ群は第4レンズ群に対して、像側に凸状の奇跡を描くように移動することが好ましい。なお、ズームの中間位置とは、広角端及び望遠端ではないことを意味する。
第5レンズ群の像側に、上記最終レンズ群を設ける場合、当該最終レンズ群は、変倍時及び合焦時(フォーカシング時)に固定であることが好ましい。最終レンズ群を変倍時及び合焦時に固定の固定群とすることにより、鏡筒のカム構造を簡素化することができ、且つ、鏡筒内部にゴミが進入するのを防止することができる。
1−3.条件式
次に、各条件式について説明する。上述したとおり、本件発明に係るズームレンズは、上記構成を採用すると共に、下記条件式(1)〜条件式(3)を満足することを特徴とする。
Figure 2016126278
条件式(1)及び条件式(2)は広角端から望遠端における所定の変倍比を得るための、各レンズ群が負担する変倍比を適切に設定するための条件式である。条件式(1)及び条件式(2)を満足させることにより、当該ズームレンズの高変倍化と大口径化を可能とし、ズーム全域において良好な収差補正を行うことができる。なお、本件発明に係るズームレンズは、2.2倍〜5.3倍程度の変倍比を得ることができる。
1−3−1.条件式(1)
条件式(1)は、第2レンズ群の変倍比、すなわち第2レンズ群の望遠端における横倍率と広角端における横倍率の比を規定する式である。条件式(1)を満足させることにより、所定の変倍比を得る上で、第2レンズ群の変倍比を適切な値に設定することができる。
条件式(1)の数値が上限値以上になると、変倍時における第1レンズ群又は第2レンズ群の移動量が大きくなりすぎ、ズーム全域にわたって収差補正を良好に行うことが困難になる。これと共に、移動群の移動量が大きくなると、各レンズ群を移動させるための鏡筒のカム構造が複雑になり、鏡筒の小型化が困難となる。一方、条件式(1)の数値が下限値以下になると、所定の変倍比を得ることが困難となる。この場合、所定の変倍比を得るには、第3レンズ群以降のレンズ群による合成変倍比を大きくする必要があり、第3レンズ群以降の移動群の移動量を増加させる、或いは、第3レンズ群以降の各レンズ群の屈折力を大きくする必要がある。この場合、変倍時の収差変動が大きく、ズーム全域において良好に収差補正を行うことが困難になるため、好ましくない。
1−3−2.条件式(2)
条件式(2)は、第3レンズ群以降のレンズ群による合成変倍比、すなわち第3レンズ群以降の望遠端の合成横倍率と広角端における合成横倍率の比を規定する式である。条件式(2)を満足させることで、所定の変倍比を得る上で、第3レンズ群以降のレンズ群による合成変倍比を適切な値に設定することができる。
条件式(2)の数値が上限値以上になると、所定のズーム比を得るには、第3レンズ群以降の移動群の移動量を大きくする、或いは、第3レンズ群以降の各レンズ群の屈折力を大きくする必要がある。この場合、条件式(1)の場合と同様に、収差補正上、好ましくない。一方、条件式(2)の数値が下限値以下になると、収差補正上は有利となるが、所定のズーム比を得るために、第2レンズ群の変倍比を大きくする必要があり、第1レンズ群又は第2レンズ群、若しくは第1レンズ群及び第2レンズ群の双方のレンズ群の移動量を大きくする必要があり、各移動群を移動させるための鏡筒のカム構造が複雑になり、鏡筒の小型化が困難となる。
本発明の効果をより確実にするために、当該ズームレンズは、下記条件式(2’)を満足することが好ましく、下記条件式(2’’)を満足することがより好ましい。
1.10 < | Zb | < 1.45 ・・・(2’)
1.10 < | Zb | < 1.35 ・・・(2’’)
1−3−3.条件式(3)
条件式(3)は、フォーカス群の移動量に対する像面の移動量の比を規定する式である。条件式(3)を満足させることにより、フォーカス群の位置敏感度を適切に設定することができ、フォーカシングの際のフォーカス群の移動量を適切な範囲内にすることができ、フォーカス制御性が良好になる。
条件式(3)の数値が上限値以上になると、フォーカス群の位置敏感度が大きくなり、フォーカシングの際のフォーカス群の移動量が小さくなるが、オートフォーカスの際にフォーカシング群の位置制御を極めて精密に行う必要があり、フォーカス群の位置制御が困難になる。また、この場合、第5レンズ群の屈折力が大きくなり、諸収差の補正が困難になる。一方、条件式(3)の数値が下限値以下になると、諸収差の補正は有利となるが、フォーカス群の移動量が大きくなり過ぎ、迅速なフォーカシングが困難となる。また、この場合、フォーカス群を駆動するためのアクチュエータ等の大型化も招き好ましくない。
本発明の効果をより確実にするために、本件発明に係るズームレンズは、条件式(3’)を満足することが好ましく、条件式(3’’)を満足することがより好ましい。
2.75 < |(1−β5t)×βmt| < 7.5 ・・・(3’)
2.75 < |(1−β5t)×βmt| < 7.0 ・・・(3’’)
1−3−4.条件式(4)
本件発明に係るズームレンズは、上記条件式(1)から条件式(3)と共に、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
Figure 2016126278
条件式(4)は第1レンズ群の屈折力に関し、第1レンズ群の焦点距離と広角端における全系の焦点距離の比を規定する式である。条件式(4)の数値が上限値以上になると、諸収差の補正には有利となるが、バックフォーカスが必要以上に長くなり、全長のコンパクト化が困難となる。条件式(4)の数値が下限値以下になると、全長の小型化を図ることは容易になるが、諸収差の補正が困難となる。また、本件発明において目的とするF値(例えば、4以下、好ましくは2.8以下)の明るいズームレンズを実現することが困難となる。
本発明の効果をより確実にするために、本件発明に係るズームレンズは、条件式(4’)を満足することが好ましい。
1.3 < f1 / fw < 2.0 ・・・(4’)
1−3−5.条件式(5)
本件発明に係るズームレンズにおいて、第4レンズ群が下記条件式(5)を満足することが好ましい。
Figure 2016126278
条件式(5)は第4レンズ群の屈折力に関し、第4レンズ群の焦点距離と望遠端における全系の焦点距離の比を規定する式である。条件式(5)を満足させることにより、ズーム全域において諸収差を良好に補正することができ、ズームレンズ全体の小型化を図ることができる。
条件式(5)の数値が上限値以上になると、諸収差を補正し易くなるが、バックフォーカスが長くなり、全系の小型化が困難となる。また、第5レンズ群の像側に最終レンズ群を設けた場合、その最終レンズ群を構成するレンズの外径が大きくなり、周辺光量比を確保することが困難となる。条件式(5)の数値が下限値以下になると、ズーム全域において、諸収差、特に球面収差、コマ収差の補正が困難になる。
1−3−6.条件式(6)
本件発明に係るズームレンズにおいて、第5レンズ群が下記条件式(6)を満足することが好ましい。
Figure 2016126278
条件式(6)は、第5レンズ群の屈折力に関し、第5レンズ群の焦点距離と望遠端における全系の焦点距離の比を規定する式である。条件式(6)を満足させることにより、フォーカシングの際の第5レンズ群の移動量を適切な範囲内とすることができ、全長が長くなるのを抑制することができ、フォーカス全域において良好な結像性能を維持することができる。
条件式(6)の数値が上限値以上になると、フォーカシングの際の第5レンズ群の移動量が大きくなり、全長が長くなるため好ましくない。条件式(6)の数値が下限値以下になると、近距離合焦時の諸収差、特に望遠端における球面収差を補正することが困難になる。フォーカシングの際に近距離物体から無限遠物体まで、フォーカス全域において、諸収差を良好に補正するには、第5レンズ群を構成するレンズの枚数を増やす必要があり、ズームレンズ全体の小型化及び軽量化を図る上で好ましくない。
1−3−7.条件式(7)
本件発明に係るズームレンズが、第3レンズ群又は第4レンズ群のいずれかに負の屈折力を有する上記部分レンズ群VCを有する場合、下記条件式(7)を満足することが好ましい。
Figure 2016126278
条件式(7)は、部分レンズ群VCの屈折力に関し、部分レンズ群VCの焦点距離と望遠端における全系の焦点距離との比を規定する式である。条件式(7)を満足させることにより、防振時も高い結像性能を維持することができる。
条件式(7)の数値が上限値以上になると、防振時における部分レンズ群VCの光軸に対する垂直方向への移動量が大きくなり、鏡筒径が大きくなる他、部分レンズ群VCを駆動するためのアクチュエータ等の防振駆動機構の大型化を招き、好ましくない。条件式(7)の数値が下限値以下になると、部分レンズ群VCの屈折力が強くなり、防振時の偏心収差の発生を抑制することが困難になる。
本件発明の効果をより確実にするために、本件発明に係るズームレンズは、条件式(7’)を満足することがより好ましい。
0.2 < |fvc| / ft < 0.45 ・・・(7’)
2.撮像装置
次に、本件発明に係る撮像装置について説明する。本件発明に係る撮像装置は、ズームレンズと、当該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子とを備えたことを特徴とする。ここで、ズームレンズとして、上述した本件発明に係るズームレンズを用いることができる。一方、撮像素子等に特に限定はなく、CCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子等も用いることができ、本件発明に係る撮像装置は、デジタルカメラやビデオカメラ等のこれらの固体撮像素子を用いた撮像装置に好適である。また、当該撮像装置は、レンズが筐体に固定されたレンズ固定式の撮像装置であってもよいし、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラ等のレンズ交換式の撮像装置であってもよいのは勿論である。
次に、実施例および比較例を示して本件発明を具体的に説明する。但し、本件発明は以下の実施例に限定されるものではない。以下に挙げる各実施例のズームレンズは、デジタルカメラ、ビデオカメラ、銀塩フィルムカメラ等の撮像装置(光学装置)に用いられる撮影光学系である。なお、実施例1〜実施例9で示す各レンズ断面図において、図面に向かって左方が物体側、右方が像側である。
(1)ズームレンズの構成
図1は、本件発明に係る実施例1のズームレンズの構成を示すレンズ断面図である。当該ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1及び両凸レンズL2からなる接合レンズと、両凸レンズL3とから構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、両凹レンズL5及び両凸レンズL6からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL7とから構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有する第3Aレンズ群G3Aと、負の屈折力を有する第3Bレンズ群G3Bとから構成される。第3Aレンズ群G3Aは、物体側から順に、両凸レンズL8と、両凸レンズL9及び両凹レンズL10からなる接合レンズとから構成される。第3Bレンズ群G3Bは、両凹レンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とからなる接合レンズから構成される。第3Bレンズ群G3Bは、本件発明にいう部分レンズ群VCであり、第3Bレンズ群G3Bを光軸に対して垂直方向に移動させることにより、撮像時の手振れ等の振動に起因する像ブレを補正する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸レンズL13と、両凸レンズL14及び両凹レンズL15からなる接合レンズとから構成される。第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸レンズL16と、両凹レンズL17とからなる接合レンズから構成される。第6レンズ群G6は、本件発明にいう最終レンズ群GBであり、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL18と、両凸レンズL19とから構成される。開口絞りSは、第3Aレンズ群G3Aの像側に、第3Aレンズ群G3Aに隣接して配置される。
広角端から望遠端へのズーミング(変倍)に際し、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は第4レンズ群G4に対して、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第6レンズ群G6は固定である。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との無限遠合焦時における光軸上の間隔は、広角端において最も狭くなり、ズームの中間位置では広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きくなるように移動する。また、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際は、第5レンズ群G5が像側に移動することで行う。
(2)数値実施例
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表1に当該ズームレンズのレンズデータを示す。表1において、「面番号」は物体側から数えたレンズ面の順番(面番号)、「S」は開口絞り、「r」はレンズ面の曲率半径、「d」はレンズ面の光軸上の間隔、「nd」はd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、「νd」はd線に対するアッベ数をそれぞれ示している。
また、表2(2−1)に、当該ズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端におけるそれぞれの焦点距離(f)、F値(Fno)、半画角(ω)を示す。また、表2(2−2)は、表1に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における無限遠合焦時の間隔を示す。表2(2−3)は、表1に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における近距離合焦時の間隔を示す。なお、表中の長さの単位は全て「mm」であり、画角の単位は全て「°」である。また、各条件式(1)〜条件式(7)の数値を表19に示す。なお、これらの表に関する事項は実施例2〜実施例9で示す各表においても同様であるため、以下では説明を省略する。
また、図2、図3及び図4に、それぞれ広角端、中間焦点距離及び望遠端における当該ズームレンズの無限遠合焦時の縦収差図を示す。それぞれの縦収差図は、図面に向かって左から順に、球面収差、非点収差、歪曲収差を表している。球面収差図において、実線はd線(λ=587.6nm)における収差、破線はg線(λ=435.8nm)における収差を示している。非点収差図において、実線(ds)はd線におけるサジタル像面の収差、破線(dm)はd線におけるメリジオナル像面の収差を示している。これらの図に関する事項は実施例2〜実施例9で示す各図においても同様であるため、以下では説明を省略する。
Figure 2016126278
Figure 2016126278
(1)ズームレンズの構成
図5は、実施例2のズームレンズの光学系の構成を示すレンズ断面図である。実施例2のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1及び両凸レンズL2からなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とから構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸レンズL4及び両凹レンズL5からなる接合レンズと、両凹レンズL6及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL7からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL8とから構成される。第3レンズ群G3は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL9と、両凸レンズL10と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11及び両凸レンズL12からなる接合レンズとから構成される。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、負の屈折力を有する第4Aレンズ群G4Aと、正の屈折力を有する第4Bレンズ群G4Bとから構成される。第4Aレンズ群G4Aは、物体側から順に、両凹レンズL13と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14とからなる接合レンズにより構成される。第4Bレンズ群G4Bは、物体側から順に、両凸レンズL15と、両凸レンズL16と、両凹レンズL17及び両凸レンズL18からなる接合レンズとから構成される。第4Aレンズ群G4Aは、本件発明にいう部分レンズ群VCであり、第4Aレンズ群G4Aを光軸に対して垂直方向に移動させることにより、上記像ブレを補正する。
第5レンズ群G5は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL19と、両凹レンズL20とからなる接合レンズにより構成される。第6レンズ群G6は、本件発明にいう最終レンズ群GBであり、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21と、両凸レンズL22とから構成される。開口絞りSは、第3レンズ群G3の像側に、第3レンズ群G3に隣接して配置される。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は第4レンズ群G4に対して、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第6レンズ群G6は固定である。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の無限遠合焦時における光軸上の間隔は、ズームの中間位置では広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きくなるように移動する。また、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、第5レンズ群G5が像側に移動することで行う。
(2)数値実施例
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表3は、当該ズームレンズのレンズデータである。表4(4−1)は、当該ズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端におけるそれぞれの焦点距離(f)、F値(Fno)、半画角(ω)であり、表4(4−2)は、表3に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における無限遠合焦時の間隔を示す。表4(4−3)は、表3に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における近距離合焦時の間隔を示す。また、図6、図7及び図8はそれぞれ広角端、中間焦点距離及び望遠端における当該ズームレンズの無限遠合焦時の縦収差図を示す。
Figure 2016126278
Figure 2016126278
(1)ズームレンズの構成
図9は、実施例3のズームレンズの光学系の構成を示すレンズ断面図である。実施例3のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1及び両凸レンズL2からなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とから構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸レンズL4及び両凹レンズL5からなる接合レンズと、両凹レンズL6及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL7からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL8とから構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有する第3Aレンズ群G3Aと、負の屈折力を有する第3Bレンズ群G3Bとから構成される。第3Aレンズ群G3Aは、物体側から順に、両凸レンズL9と、両凸レンズL10と、両凸レンズL11及び両凹レンズL12からなる接合レンズとから構成される。第3Bレンズ群G3Bは、両凹レンズL13と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14とからなる接合レンズにより構成される。第3Bレンズ群G3Bは、本件発明にいう部分レンズ群VCであり、第3Bレンズ群G3Bを光軸に対して垂直方向に移動させることにより、上記像ブレを補正する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸レンズL15と、両凸レンズL16及び両凹レンズL17からなる接合レンズとから構成される。第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸レンズL18と、両凹レンズL19とからなる接合レンズにより構成される。第6レンズ群G6は、本件発明にいう最終レンズ群GBであり、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL20と、両凸レンズL21とから構成される。開口絞りSは、第3Aレンズ群G3Aの像側に、第3Aレンズ群G3Aに隣接して配置される。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は物体側に移動し、第6レンズ群G6は固定である。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の無限遠合焦時における光軸上の間隔は、望遠端で最も大きくなるように移動する。また、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、第5レンズ群G5が像側に移動することで行う。
(2)数値実施例
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表5は、当該ズームレンズのレンズデータである。表6(6−1)は、当該ズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端におけるそれぞれの焦点距離(f)、F値(Fno)、半画角(ω)であり、表6(6−2)は、表5に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における無限遠合焦時の間隔を示す。表6(6−3)は、表5に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における近距離合焦時の間隔を示す。また、図10、図11及び図12はそれぞれ広角端、中間焦点距離及び望遠端における当該ズームレンズの無限遠合焦時の縦収差図を示す。
Figure 2016126278
Figure 2016126278
(1)ズームレンズの構成
図13は、実施例4のズームレンズの光学系の構成を示すレンズ断面図である。実施例4のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1及び両凸レンズL2からなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とから構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸レンズL4及び両凹レンズL5からなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL7からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL8とから構成される。第3レンズ群G3は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL9と、両凸レンズL10と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11及び両凸レンズL12からなる接合レンズとから構成される。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、負の屈折力を有する第4Aレンズ群G4Aと、正の屈折力を有する第4Bレンズ群G4Bとから構成される。第4Aレンズ群G4Aは、物体側から順に、両凹レンズL13と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14とからなる接合レンズにより構成される。第4Bレンズ群G4Bは、物体側から順に、両凸レンズL15と、両凸レンズL16と、両凹レンズL17及び両凸レンズL18からなる接合レンズとから構成される。第4Aレンズ群G4Aは、本件発明にいう部分レンズ群VCであり、光軸に対して垂直方向に移動させることにより、上記像ブレを補正する。
第5レンズ群G5は、物体側から順に、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL19と、両凹レンズL20とからなる接合レンズにより構成される。第6レンズ群G6は、本件発明にいう最終レンズ群GBであり、物体側から順に、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL21、両凸レンズL22とから構成される。開口絞りSは、第3レンズ群G3の像側に、第3レンズ群G3に隣接して配置される。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は固定であり、第5レンズ群G5は第4レンズ群G4に対して、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第6レンズ群G6は固定である。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の無限遠合焦時における光軸上の間隔は、ズームの中間位置では広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きくなるように移動する。また、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、第5レンズ群G5が像側に移動することで行う。
(2)数値実施例
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表7は、当該ズームレンズのレンズデータである。表8(8−1)は、当該ズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端におけるそれぞれの焦点距離(f)、F値(Fno)、半画角(ω)であり、表8(8−2)は、表7に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における無限遠合焦時の間隔を示す。表8(8−3)は、表7に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における近距離合焦時の間隔を示す。また、図14、図15及び図16はそれぞれ広角端、中間焦点距離及び望遠端における当該ズームレンズの無限遠合焦時の縦収差図を示す。
Figure 2016126278
Figure 2016126278
(1)ズームレンズの構成
図17は、実施例5のズームレンズの光学系の構成を示すレンズ断面図である。実施例5のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1及び両凸レンズL2からなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とから構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸レンズL4及び両凹レンズL5からなる接合レンズと、両凹レンズL6及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL7からなる接合レンズと、両凹レンズL8とから構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有する第3Aレンズ群G3Aと、負の屈折力を有する第3Bレンズ群G3Bとから構成される。第3Aレンズ群G3Aは、物体側から順に、両凸レンズL9と、両凸レンズL10と、両凸レンズL11及び両凹レンズL12からなる接合レンズとから構成される。第3Bレンズ群G3Bは、両凹レンズL13と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14とからなる接合レンズにより構成される。第3Bレンズ群G3Bは、本件発明にいう部分レンズ群VCであり、光軸に対して垂直方向に移動させることにより、上記像ブレを補正する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸レンズL15と、両凸レンズL16と、両凹レンズL17及び両凸レンズL18からなる接合レンズとから構成される。第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸レンズL19と、両凹レンズL20とからなる接合レンズにより構成される。第6レンズ群G6は、本件発明にいう最終レンズ群GBであり、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22とから構成される。開口絞りSは、第3Aレンズ群G3Aの像側に、第3Aレンズ群G3Aに隣接して配置される。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群G1は物体側に移動し、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は第4レンズ群G4に対して、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第6レンズ群G6は固定である。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の無限遠合焦時における光軸上の間隔は、ズームの中間位置では広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きくなるように移動する。無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、第5レンズ群G5が像側に移動することで行う。
(2)数値実施例
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表9は、当該ズームレンズのレンズデータである。表10(10−1)は、当該ズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端におけるそれぞれの焦点距離(f)、F値(Fno)、半画角(ω)であり、表10(10−2)は、表9に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における無限遠合焦時の間隔を示す。表10(10−3)は、表9に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における近距離合焦時の間隔を示す。また、図18、図19及び図20はそれぞれ広角端、中間焦点距離及び望遠端における当該ズームレンズの無限遠合焦時の縦収差図を示す。
Figure 2016126278
Figure 2016126278
(1)ズームレンズの構成
図21は、実施例6のズームレンズの光学系の構成を示すレンズ断面図である。実施例6のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1及び両凸レンズL2からなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とから構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、両凹レンズL5及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL6からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL7とから構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有する第3Aレンズ群G3Aと、負の屈折力を有する第3Bレンズ群G3Bとから構成される。第3Aレンズ群G3Aは、物体側から順に、両凸レンズL8と、両凸レンズL9及び両凹レンズL10からなる接合レンズとから構成される。第3Bレンズ群G3Bは、両凹レンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とからなる接合レンズにより構成される。第3Bレンズ群G3Bは、本件発明にいう部分レンズ群VCであり、光軸に対して垂直方向に移動させることにより、上記像ブレを補正する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸レンズL13と、両凸レンズL14及び両凹レンズL15からなる接合レンズとから構成される。第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸レンズL16と、両凹レンズL17とからなる接合レンズにより構成される。第6レンズ群G6は、本件発明にいう最終レンズ群GBであり、物体側から順に、両凹レンズL18と、両凸レンズL19とから構成される。開口絞りSは、第3Aレンズ群G3Aの像側に、第3Aレンズ群G3Aに隣接して配置される。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は第4レンズ群G4に対して、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第6レンズ群G6は固定である。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の無限遠合焦時における光軸上の間隔は、ズームの中間位置では広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きくなるように移動する。無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、第5レンズ群G5が像側に移動することで行う。
(2)数値実施例
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表11は、当該ズームレンズのレンズデータである。表12(12−1)は、当該ズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端におけるそれぞれの焦点距離(f)、F値(Fno)、半画角(ω)であり、表12(12−2)は、表11に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における無限遠合焦時の間隔を示す。表12(12−3)は、表11に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における近距離合焦時の間隔を示す。また、図22、図23及び図24はそれぞれ広角端、中間焦点距離及び望遠端における当該ズームレンズの無限遠合焦時の縦収差図を示す。
Figure 2016126278
Figure 2016126278
(1)ズームレンズの構成
図25は、実施例7のズームレンズの光学系の構成を示すレンズ断面図である。実施例7のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2からなる接合レンズと、両凸レンズL3とから構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、両凹レンズL5及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL6からなる接合レンズと、両凹レンズL7とから構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有する第3Aレンズ群G3Aと、負の屈折力を有する第3Bレンズ群G3Bとから構成される。第3Aレンズ群G3Aは、物体側から順に、両凸レンズL8と、両凸レンズL9及び両凹レンズL10からなる接合レンズとから構成される。第3Bレンズ群G3Bは、両凹レンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とからなる接合レンズにより構成される。第3Bレンズ群G3Bは、本件発明にいう部分レンズ群VCであり、光軸に対して垂直方向に移動させることにより、上記像ブレを補正する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸レンズL13と、両凸レンズL14及び物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL15からなる接合レンズとから構成される。第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸レンズL16と、両凹レンズL17とからなる接合レンズにより構成される。両凹レンズL17は、像側の面が非球面形状のガラスモールド型非球面レンズである。開口絞りSは、第3Aレンズ群G3Aの像側に、第3Aレンズ群G3Aに隣接して配置される。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は第4レンズ群G4に対して、像側に凸状の軌跡を描くように移動する。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の無限遠合焦時における光軸上の間隔は、ズームの中間位置では広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きくなるように移動する。無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、第5レンズ群G5が像側に移動することで行う。
(2)数値実施例
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表13は、当該ズームレンズのレンズデータである。表13においてレンズ面が非球面である場合には、面番号の次に「ASP」を付し、曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示している。表14(14−1)は、当該ズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端におけるそれぞれの焦点距離(f)、F値(Fno)、半画角(ω)であり、表14(14−2)は、表13に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における無限遠合焦時の間隔を示す。表14(14−3)は、表13に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における近距離合焦時の間隔を示す。表14(4−4)は、表13に示した非球面について、その形状を次式で表した場合の非球面係数及び円錐定数を示す。
ここで、非球面は次式で定義されるものとする。
z=ch2/[1+{1-(1+k)c2h2}1/2]+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10・・・
(但し、cは曲率(1/r)、hは光軸からの高さ、kは円錐係数、A4、A6、A8、A10・・・は、各次数の非球面係数とする。)
また、図26、図27及び図28はそれぞれ広角端、中間焦点距離及び望遠端における当該ズームレンズの無限遠合焦時の縦収差図を示す。
Figure 2016126278
Figure 2016126278
(1)ズームレンズの構成
図29は、実施例8のズームレンズの光学系の構成を示すレンズ断面図である。実施例8のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、正の屈折力を有する第6レンズ群G6とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1及び両凸レンズL2からなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とから構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸レンズL4及び両凹レンズL5からなる接合レンズと、両凹レンズL6及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL7からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL8とから構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有する第3Aレンズ群G3Aと、負の屈折力を有する第3Bレンズ群G3Bとから構成される。第3Aレンズ群G3Aは、物体側から順に、両凸レンズL9と、両凸レンズL10と、両凸レンズL11及び両凹レンズL12からなる接合レンズとから構成される。第3Bレンズ群G3Bは、両凹レンズL13と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14とからなる接合レンズにより構成される。第3Bレンズ群G3Bは、本件発明にいう部分レンズ群VCであり、光軸に対して垂直方向に移動させることにより、上記像ブレを補正する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸レンズL15と、両凸レンズL16及び両凹レンズL17からなる接合レンズとから構成される。第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸レンズL18と、両凹レンズL19とからなる接合レンズにより構成される。第6レンズ群G6は、本件発明にいう最終レンズ群GBであり、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL20と、両凸レンズL21とから構成される。開口絞りSは、第3Aレンズ群G3Aの像側に、第3Aレンズ群G3Aに隣接して配置される。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は第4レンズ群G4に対して、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第6レンズ群G6は固定である。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の無限遠合焦時における光軸上の間隔は、ズームの中間位置では広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きくなるように移動する。無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、第5レンズ群G5が像側に移動することで行う。
(2)数値実施例
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表15は、当該ズームレンズのレンズデータである。表16(16−1)は、当該ズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端におけるそれぞれの焦点距離(f)、F値(Fno)、半画角(ω)であり、表16(16−2)は、表15に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における無限遠合焦時の間隔を示す。表16(16−3)は、表15に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における近距離合焦時の間隔を示す。また、図30、図31及び図32はそれぞれ広角端、中間焦点距離及び望遠端における当該ズームレンズの無限遠合焦時の縦収差図を示す。
Figure 2016126278
Figure 2016126278
(1)ズームレンズの構成
図33は、実施例9のズームレンズの光学系の構成を示すレンズ断面図である。実施例9のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、負の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6と、正の屈折力を有する第7レンズ群G7とから構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL1及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL2からなる接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3とから構成される。第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL4と、両凹レンズL5及び物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL6からなる接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL7とから構成される。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有する第3Aレンズ群G3Aと、負の屈折力を有する第3Bレンズ群G3Bとから構成される。第3Aレンズ群G3Aは、物体側から順に、両凸レンズL8と、両凸レンズL9及び両凹レンズL10からなる接合レンズとから構成される。第3Bレンズ群G3Bは、両凹レンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12とからなる接合レンズにより構成される。第3Bレンズ群G3Bは、本件発明にいう部分レンズ群VCであり、光軸に対して垂直方向に移動させることにより、上記像ブレを補正する。
第4レンズ群G4は、物体側から順に、両凸レンズL13と、両凸レンズL14及び両凹レンズL15からなる接合レンズとから構成される。第5レンズ群G5は、物体側から順に、両凸レンズL16と、両凹レンズL17とからなる接合レンズにより構成される。第6レンズ群G6は、両凹レンズL18から構成される。第7レンズ群G7は、本件発明にいう最終レンズ群GBであり、両凸レンズL19から構成される。開口絞りSは、第3Aレンズ群G3Aの像側に、第3Aレンズ群G3Aに隣接して配置される。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群G1は固定であり、第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動し、第4レンズ群G4は物体側に移動し、第5レンズ群G5は第4レンズ群G4に対して、像側に凸状の軌跡を描くように移動し、第6レンズ群G6は固定であり、第7レンズ群G7は固定である。第4レンズ群G4と第5レンズ群G5の無限遠合焦時における光軸上の間隔は、ズームの中間位置では広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きくなるように移動する。
実施例9のズームレンズでは、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、第5レンズ群G5が像側に移動し、第6レンズ群G6が物体側に移動することで行う。第5レンズG5のみによりフォーカシングを行うと、近距離合焦時、特に広角端において、像面湾曲がアンダーになるという問題がある。実施例9のズームレンズのように、第5レンズ群G5と、変倍時及び合焦時固定の最終群GBとの間に、負の屈折力を有する第6レンズ群を配置し、フォーカシングの際に、この第6レンズ群G6を物体側に移動させることで、像面湾曲をオーバー側に戻す作用を得ることができる。このため、フォーカシングの際に、無限遠物体から近距離物体にわたり収差変動の少ないズームレンズを構成することができる。
なお、例えば、実施例9の構成において、第5レンズ群G5と最終レンズ群GBとの間に、正の屈折力を有する第6レンズ群を配置し、フォーカシングの際に第5レンズ群を像側に移動させると共に、この正の屈折力を有する第6レンズ群を像側に移動させた場合も、上述と同様の作用を有し、フォーカシングの際に、無限遠物体から近距離物体にわたり収差変動の少ないズームレンズを構成することができる。
(2)数値実施例
次に、当該ズームレンズの具体的数値を適用した数値実施例について説明する。表17は、当該ズームレンズのレンズデータである。表18(18−1)は、当該ズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端におけるそれぞれの焦点距離(f)、F値(Fno)、半画角(ω)であり、表18(18−2)は、表17に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における無限遠合焦時の間隔を示す。表18(18−3)は、表17に示したレンズ面の光軸上の可変間隔であって、広角端、中間焦点距離、望遠端における近距離合焦時の間隔を示す。また、図34、図35及び図36はそれぞれ広角端、中間焦点距離及び望遠端における当該ズームレンズの無限遠合焦時の縦収差図を示す。
Figure 2016126278
Figure 2016126278
各数値実施例における条件式(1)〜条件式(7)の数値を表19に示す。
Figure 2016126278
本発明によれば、変倍比が高く、且つ、ズーム全域において高い結像性能を実現すると共に、迅速なフォーカシングを可能とし、フォーカス制御性の良好なズームレンズ及び撮像装置を提供することができる。
G1・・・第1レンズ群
G2・・・第2レンズ群
G3・・・第3レンズ群
G4・・・第4レンズ群
G5・・・第5レンズ群
GB・・・最終レンズ群
VC・・・部分レンズ群(防振群)
S ・・・開口絞り
IP・・・像面

Claims (13)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、負の屈折力を有する第5レンズ群とを備え、
    フォーカシングの際、少なくとも前記第5レンズ群が光軸上を移動し、
    以下の条件式(1)から条件式(3)を満足することを特徴とするズームレンズ。
    Figure 2016126278
  2. 前記第1レンズ群が、以下の条件式(4)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
    Figure 2016126278

  3. 前記第4レンズ群が、以下の条件式(5)を満足する請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
    Figure 2016126278
  4. 前記第5レンズ群が、以下の条件式(6)を満足する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    Figure 2016126278
  5. 前記第1レンズ群は変倍時、固定であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第3レンズ群及び前記第4レンズ群のうちいずれか一方のレンズ群は、負の屈折力を有し、且つ、光軸と垂直な方向に移動させることにより像を移動させる部分レンズ群を備え、
    以下の条件式(7)を満足する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    Figure 2016126278
  7. 前記第5レンズ群の像側に、変倍時及び合焦時に固定の最終レンズ群を備える請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第2レンズ群は広角端から望遠端への変倍時、像側に移動する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. 変倍時、少なくとも3つのレンズ群が移動する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第2レンズ群は、少なくとも3枚以上の負レンズと、1枚以上の正レンズとを含む請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第5レンズ群は正レンズ及び負レンズの接合レンズからなる請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  12. 広角端から望遠端への変倍時、ズームの中間位置における前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との光軸上の間隔は、広角端及び望遠端における当該間隔よりも大きい請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のズームレンズと、当該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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