JP2016125894A - 物体検出装置 - Google Patents

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義博 染野
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Abstract

【課題】被測定物体の大きさや形状に拘わらずに正確に形状測定を行うことが可能な物体検出装置を提供する。
【解決手段】検出部52は、被測定物体の形状及び動きの少なくともいずれかに基づいて、被測定物体上に注目位置を設定し、照射範囲変更手段は、被測定物体に照射された光学パターンの中心に注目位置を位置させ、かつ、照射された光学パターンの密度が所定値以上になるように、照射範囲を変更し、撮像範囲変更手段は、照射範囲変更手段が定めた照射範囲に対応する反射光を受光素子45が受光できるように、照射範囲変更手段と連動して動作する。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定のパターンを有する測定光を被測定物体に照射し、この反射光に基づいて被測定物体を検出する物体検出装置に関する。
特許文献1に記載された対象物再構成方法においては、コヒーレント光源から生成されたランダムスペックルパターンが照明領域に照射され、照明領域からの光応答が画像化ユニットで検知される。さらに、被測定物体が照明領域内に移動したときに得られるパターン画像と、被測定物体が存在していないときのランダムスペックルパターンの参照画像とでスペックルパターンのずれを検出し、三次元測量法を利用して、被測定物体の三次元マップを構築している。
特許第5001286号公報
特許文献1の対象物再構成方法においては、所定距離に存在する被測定物体に向けてランダムスペックルパターンを照射する際に、決められた間隔・数のパターンを照射するため、例えば、パターンの照射範囲に対して被測定物体が非常に小さい場合や、被測定物体の形状が細かなものの場合などは、対象部分に照射されるパターンの数が少なくなり、密度が低くなることから、正確に形状測定することができないなどの問題があった。
そこで本発明は、被測定物体の大きさや形状に拘わらずに正確に形状測定を行うことが可能な物体検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の物体検出装置は、レーザー光を射出する光源を有する発光光学系と、発光光学系から出射されたレーザー光を所定の光学パターンを有する測定光に変換し、被測定物体へ照射する変換部と、被測定物体からの反射光を受光する受光素子を有する受光光学系と、受光素子が受光した反射光に基づいて、少なくとも被測定物体の形状を時系列に沿って検出する検出部と、測定光の照射範囲を変更する照射範囲変更手段と、受光素子による受光範囲を変更する撮像範囲変更手段とを備えた物体検出装置であって、検出部は、更に、被測定物体の形状及び動きの少なくともいずれかに基づいて、被測定物体上に注目位置を設定し、照射範囲変更手段は、被測定物体に照射された光学パターンの中心に注目位置を位置させ、かつ、照射された光学パターンの密度が所定値以上になるように、照射範囲を変更し、撮像範囲変更手段は、照射範囲変更手段が定めた照射範囲に対応する反射光を受光素子が受光できるように、照射範囲変更手段と連動して動作することを特徴としている。
これにより、被測定物体の大きさや形状に応じて、所望の範囲の立体的形状や移動情報を正確に検出することが可能となる。被測定物体の広い範囲について検出を行うワイド状態と、注目位置付近の小さな範囲について検出を行うズーム状態とで、光学パターンを構成するドットの密度を同程度に維持できることから、被測定物体又は注目位置が小さく微細な場合でも、形状や移動情報を精度良く検出することができる。
本発明の物体検出装置において、照射範囲変更手段は、レーザー光の射出方向及び射出範囲を変更する射出条件変更手段を有することが好ましい。
本発明の物体検出装置において、射出条件変更手段は、発光光学系に設けられた出光レンズと、この出光レンズを駆動するレンズアクチュエータとを備えることが好ましい。
本発明の物体検出装置において、撮像範囲変更手段は、受光光学系に設けられた受光レンズと、この受光レンズを駆動するレンズアクチュエータとを備えることが好ましい。
本発明の物体検出装置において、照射範囲変更手段は、変換部から射出される測定光の照射方向及び照射範囲を変更する光偏向手段を備え、光偏向手段は、撮像範囲変更手段として、受光素子による受光範囲を変更することが好ましい。
本発明の物体検出装置において、光偏向手段は、光学パターンを被測定物体上で走査させるミラーアクチュエータであることが好ましい。
本発明の物体検出装置において、光学パターンは格子状のドットパターンであることが好ましい。
これにより、いずれかのドット像の位置に変化が生じたときに、最も近くに存在していたドット像を移動元であると判定しやすくなり、これにより少ない演算量で被測定物体を検出することができる。
本発明によると、被測定物体が非常に小さい場合や、被測定物体の形状が細かなものであっても、被測定物体の大きさや形状に拘わらずに正確に形状測定を行うことができる。
第1実施形態に係る物体検出装置の構成を上方から見た図であって、一部を断面で表示した図である。 第1実施形態における出光レンズと受光レンズの駆動制御を示すブロック図である。 (A)は第1実施形態のワイド状態における基準面側からの反射光によるドット像を示す図、(B)はズーム状態における基準面側からの反射光によるドット像を示す図である。 第2実施形態に係る物体検出装置の構成を示す図であって、一部を断面で表示した図である。 (A)、(B)は第2実施形態のミラーアクチュエータの構成を示す斜視図である。 第2実施形態のミラーアクチュエータの構成を示す分解斜視図である。 第2実施形態の物体検出装置による物体検出の工程を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る物体検出装置について図面を参照しつつ詳しく説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、第1実施形態の物体検出装置10は、基準面11と、発光光学系20と、変換部としてのホログラム素子30と、受光光学系40と、画像分析部51と、検出部52とを備える。また、物体検出装置10は、図2に示す、制御部50、パルス発信回路60、光源側レンズ駆動用アクチュエータドライバ61、及び、受光側レンズ駆動用アクチュエータドライバ71を備える。ここで、図1には、基準座標としてX−Y−Z座標が示されている。X−Y面は基準面11と平行な面であり、Z方向は、X−Y面に直交する方向である。
発光光学系20は、その光軸20cに沿って基準面11側から順に配置した、第1レンズ21(出光レンズ)と、第2レンズ22(出光レンズ)と、開口絞り23と、光源24とを備える。第2レンズ22の外周沿いには、第2レンズ22を駆動するアクチュエータ25(レンズアクチュエータ)が配置されている。
光源24は、コヒーレント光源であるレーザー光源であり、赤外光を射出する。光源24から射出された光は、第2レンズ22と第1レンズ21を経てホログラム素子30に入射する。
第2レンズ22は、アクチュエータ25によって駆動され、発光光学系20の光軸20cに沿った方向に移動し、又は、光軸20cの方向と光軸20cに直交する面内の2方向との3軸(光源側3軸)で定まる方向に向けられる。アクチュエータ25は、例えば電磁石であって、図2に示す、光源側レンズ駆動用アクチュエータドライバ61によって駆動され、アクチュエータ25が発生する磁場により、第2レンズ22の外縁部を支持する磁性材(不図示)が変位し、これによって第2レンズ22が、光軸20cに沿った方向に移動し(図2のステップ62)、又は、上記光源側3軸で定まる方向に向けられる(図2のステップ63)。
光源側レンズ駆動用アクチュエータドライバ61は、パルス発信回路60が出力する指示信号にしたがって、アクチュエータ25に対して駆動信号を出力する。
アクチュエータ25によって第2レンズ22を光軸20cに沿って移動させることにより、基準面11に照射する範囲を拡大又は縮小することができる。また、アクチュエータ25によって第2レンズ22を所望の方向に向けることにより、基準面11上の所望の領域に出射光を照射させることができる。アクチュエータ25は、測定光の照射範囲を変更する照射範囲変更手段、及び、光源24からの出射光の射出方向及び射出範囲を変更する射出条件変更手段を構成する。
ホログラム素子30は、位相型の回折格子であり、第1レンズ21からの入射光を回折させ、測定光として、所定の発散角度を有する照射光30aを基準面11側へ放射する(図1)。この照射光30aが基準面11に照射されると、基準面11に複数の基準参照ドット12が投影される。複数の基準参照ドット12は、光源24からのレーザー光がホログラム素子30で回折されて形成されるものであり、例えば、小丸形状のドットが、X−Y平面において格子状に規則的に配置された光学パターンを形成する。ここで「規則的」とは、いずれか1つの基準参照ドット12に着目したときに、その基準参照ドット12とそれぞれの方向で隣接する基準参照ドット12との方向ならびに距離の相対関係が、他の全ての基準参照ドット12において同じである関係を意味している。
受光光学系40は、その光軸40cに沿って基準面11側から順に配置した、第1レンズ41(受光レンズ)と、光フィルタ42と、第2レンズ43(受光レンズ)と、第3レンズ44(受光レンズ)と、センサアレー45とを備える。第2レンズ43の外周沿いには、第2レンズ43を駆動するアクチュエータ46(レンズアクチュエータ)が配置されている。受光光学系40は、ホログラム素子30から基準面11へ照射した光のうち、ホログラム素子30と基準面11との間に入った被測定物体からの反射光を受光する。
光フィルタ42は、第1レンズ41を介して入射した光のうち、特定波長の光のみを透過させるフィルタであって、センサアレー45に入射する光の波長を特定の範囲に限定する。これにより、測定光とは異なる波長を有する光がセンサアレー45に到達することを抑えことができため、物体検出の精度を高めることができる。
センサアレー45は、受光素子、例えばCCD(電荷結合素子)、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)が格子状に並んだ構成を備える。センサアレー45は、基準面11側からの反射光の像を撮影し、この撮像データは、画像分析部51へ出力される。画像分析部51では、センサアレー45で撮像された画像が保存され、新旧の画像を比較してどのドット像が移動したかが時系列に沿って分析され、分析結果が検出部52に送られる。検出部52は、画像分析部51による分析結果に基づいて、ホログラム素子30と基準面11の間に入った被測定物体の形状及び移動情報を時系列に沿って検出する。検出部52は、被測定物体の全体形状のほか各部位の形状も検出する。例えば、被測定物体が人物である場合は、反射光のドット像の分布や輝度に基づいて、手や顔の形状を検出する。被測定物体の形状及び移動情報は、被測定物体からの反射光のドット像の輪郭と、エピポーラ線と相関したパターン配置と、から求められる。
第2レンズ43は、アクチュエータ46によって駆動され、受光光学系40の光軸40cに沿った方向に移動し、又は、光軸40cの方向と、光軸40cに直交する面内の2方向との3軸(受光側3軸)で定まる方向に向けられる。アクチュエータ46は、例えば電磁石であって、図2に示す、受光側レンズ駆動用アクチュエータドライバ71によって駆動され、アクチュエータ46が発生する磁場により、第2レンズ43の外縁部を支持する支持材(不図示)が変位し、これによって第2レンズ43が、光軸40cに沿った方向に移動し(図2のステップ72)、又は、上記受光側3軸で定まる方向に向けられる(図2のステップ73)。
受光側レンズ駆動用アクチュエータドライバ71は、パルス発信回路60が出力する指示信号にしたがって、アクチュエータ46に対して駆動信号を出力する。アクチュエータ46によって第2レンズ43を光軸40cに沿って移動させることにより、画角を拡大又は縮小することができる。また、アクチュエータ46によって第2レンズ43を所望の方向に向けることにより、基準面11上の所望の領域からの反射光を受光させることができる。アクチュエータ46は、センサアレー45による受光範囲を変更する撮像範囲変更手段を構成する。
図2に示すように、パルス発信回路60は、制御部50からの制御信号にしたがって、光源側レンズ駆動用アクチュエータドライバ61と受光側レンズ駆動用アクチュエータドライバ71の双方に対して同時に指示信号を出力し、これにしたがって、第2レンズ22と第2レンズ43が互いに同期・連動して動作するような駆動信号が、光源側レンズ駆動用アクチュエータドライバ61と受光側レンズ駆動用アクチュエータドライバ71から出力される。第2レンズ22と第2レンズ43の動作をこのように制御することにより、20による照射範囲の拡大・縮小に合わせて受光光学系40による撮像範囲が拡大・縮小される。例えば、照射範囲を広くした場合には、これに連動して受光光学系40の画角はこの照射範囲に対応したワイド状態に広がり、照射範囲を狭くした場合は、受光光学系40側ではこの照射範囲に対応した領域を拡大して撮像するズーム状態となる。
検出部52は、上記ワイド状態における被測定物体からの反射光によるドット像に基づいて注目位置を設定する。注目位置は、ドット像に対応する1つ又は2つ以上の点であってもよいし、複数のドット像が形成する領域であってもよい。注目位置は、あらかじめ定めた条件によって検出部52が自動的に特定するドット像のグループ、例えば、被測定物体としての人物からの反射光のうち、手からの反射光によるドット像のグループを選定してもよい。さらに、手からの反射光によるドット像のグループのうちの1つ又は2つ以上を、例えば、位置や輝度に基づいて選定してもよい。なお、注目位置は、被測定物体からの反射光のドット像に基づいて、装置の使用者が設定してもよい。
注目位置の設定情報は、検出部52から制御部50へ出力される。注目位置の設定情報を受けた制御部50は、パルス発振回路60に対して、発光光学系20と受光光学系40をズーム状態とするような指示信号を光源側レンズ駆動用アクチュエータドライバ61と受光側レンズ駆動用アクチュエータドライバ71へ発信するように、制御信号を出力する。このとき、ズーム状態となった照射範囲及び撮像範囲の中心に注目位置が位置し、かつ、ホログラム素子30から照射する光学パターンの密度が所定値以上になるように、第2レンズ22及び第2レンズ43の向きと位置を変更させる。ここで、光学パターンの密度の所定値としては、画像分析部51に読み込まれた1フレーム分の画面として、例えば、ワイド状態のときの密度と同等又は±10%以内となることが好ましい。
図3(A)に示すワイド状態では、被測定物体15からの反射光のドット像D1のうち、腕15A上の1つのドット像を注目位置DAとしている。これに対して、図3(B)に示すズーム状態では、注目位置DAが中心に位置するような光学パターンP2が形成されている。
以上のように構成されたことから、第1実施形態の物体検出装置10によれば、次の効果を奏する。
(1)発光光学系20による照射角と受光光学系40の画角をワイドにした状態において、被測定物体の平面位置情報を検出し、注目位置を拡大したズーム状態において被測定物体の形状及び移動情報を検出することができるため、被測定物体の大きさや形状に応じて、所望の範囲の立体的形状や移動情報を正確に検出することが可能となる。
(2)受光光学系40におけるズーム倍率を高めるときに、これに対応して発光光学系20の照射角が調整されているため、ズーム状態とワイド状態とで、光学パターンを構成するドットの密度を同程度に維持できることから、被測定物体又は注目位置が小さく微細な場合でも、形状や移動情報を精度良く検出することができる。
(3)ワイド状態とズーム状態を高速に切り替えることにより、被測定物体が高速で動いている場合であっても、これを追随して正確に形状と移動情報を検出することができる。
(4)被測定物体が太陽光などの外乱光ノイズに晒されている場合においても、光源24からの出射光の波長と光フィルタ42の透過波長を最適化し、かつ、光源24からの出射時間を短くすることにより、被測定物体が人体であっても影響を与えることなく、かつ、良好なジェスチャ認識(形状及び移動情報の検出)が可能となる。
<第2実施形態>
つづいて、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の物体検出装置においては、第1実施形態の基準面11、発光光学系20、ホログラム素子30、受光光学系40のほかに、ハーフミラー80と、光偏向手段としてのミラーアクチュエータ90とを備える。以下、第1実施形態と同じ部材については同じ参照符号を付してその詳細な説明は省略する。なお、光偏向手段としてはミラーアクチュエータ90以外の手段を用いることもできる。
図4に示すように、発光光学系20と受光光学系40は、それぞれの光軸20c、40cがハーフミラー80上で互いに直交するように配置されている。発光光学系20から射出され、ホログラム素子30で回折された光は、所定の発散角度を有する光30aとなり、ハーフミラー80で垂直に反射されてミラーアクチュエータ90に入射する。この入射光は、ミラーアクチュエータ90で反射され、照射光90a(測定光)として基準面11へ照射される。この照射光90aは、図4に示す、格子状の光学パターンPを基準面11上に形成する。照射光90aは、基準面11とミラーアクチュエータ90との間に入った被測定物体としての人物110によって反射される。人物110からの反射光110aは、ミラーアクチュエータ90で反射される。ミラーアクチュエータ90からの反射光90bは、ハーフミラー80を透過して受光光学系40へ入射する。図4において、発光光学系20、受光光学系40、及びミラーアクチュエータ90は上方から見た図、すなわちY方向から見た図であり、基準面11はZ方向から見た図である。
図5(A)、(B)又は図6に示すように、ミラーアクチュエータ90は、その光軸90c上において基準面11側から順に、ミラー91と、ミラー91が光軸90cに対して所定の角度θをなすように保持するミラーホルダ92と、ジンバル軸受93と、ミラーホルダ92の先端92a(図6)に固定されるマグネット94と、マグネット94を光軸90cの周りに回転可能な状態で支持するヨーク95と、ヨーク95と4つのコイル97a、97b、97c、97dを保持するコイル保持部材96と、軸受部93aとヨーク95とコイル保持部材96を保持する固定部材98とを備える。なお、図5(B)においては固定部材98の図示を省略している。また、ミラー91が光軸90cに対してなす角度θは0度よりも大きく90度より小さな角度である。
図6に示すように、ジンバル軸受93は、軸受部93aとジンバル部93bからなり、ミラーホルダ92が光軸90cの周りに揺動可能とするようにミラーホルダ92を支持する。
図6に示すように、コイル保持部材96は、4つのコイル97a、97b、97c、97dを保持する。コイル97a、97dは、第1の方向901においてコイル保持部材96を挟んで対向しており、コイル97b、97cは、第2の方向902においてコイル保持部材96を挟んで対向している。ここで、第1の方向901と第2の方向902は、光軸90cに直交し、かつ、互いに直交している。
ミラーアクチュエータ90においては、4つのコイル97a、97b、97c、97dのそれぞれに所定の電流を流すことにより、マグネット94との間の磁場を変動させ、これに応じてマグネット94が光軸90cの周りを揺動するため、マグネット94に固定されたミラーホルダ92とともにミラー91が光軸90cを中心として揺動する。ミラーアクチュエータ90の光軸90cに対して所定角度θ傾いたミラー91がこのように揺動することにより、ミラー91の表面の反射面91aとハーフミラー80側からミラー91に入射する光の入射方向のなす角度が変わることから、ミラー91から基準面11への反射方向が変わる。このため、4つのコイル97a、97b、97c、97dに流す電流量を制御することにより、基準面11上において光学パターンPを照射する位置を変更することができる。例えば、図4に示すように、ミラーアクチュエータ90を動作させて基準面11への照射方向を順次変更することにより、領域B1、B2、B3、B4、B5、B6の順に光学パターンPを走査することができ、これにより、人物110全体に光学パターンPを照射することが可能となる。
図7を参照して、第2実施形態において物体検出を行う手順について説明する。
まず、制御部50は、アクチュエータ46を駆動させることによって第2レンズ43を光軸40c上で変位させ、これによって受光光学系40の画角をワイド側に設定する(ステップS1)。これと同時に、制御部50は、アクチュエータ25を駆動させることによって第2レンズ22を光軸20c上で変位させ、これによって発光光学系20からの出射角度を受光光学系40の画角に対応する角度に設定する。
次に、発光光学系20から基準面11上に光学パターンを投影し、基準面11とミラーアクチュエータ90との間の人物110からの反射光を受光光学系40で受光する(ステップS2)。このとき、ミラー91を揺動させることによりミラーアクチュエータ90を走査させ、基準面11上において、領域B1、B2、B3、B4、B5、B6の順に光学パターンPを照射し、各領域への照射のたびに反射光を受光光学系40で受光する。
つづいて、検出部52は、ステップS2において受光光学系40で受光した、6つの領域B1、B2、B3、B4、B5、B6のそれぞれからの反射光に基づいて、画像分析部51で分析し、検出部52において被測定物体の位置を検出する(ステップS3)。さらに、検出部52は、検出した被測定物体から注目位置を設定する。注目位置は、1つ又は複数のドット像、又は、6つの領域B1、B2、B3、B4、B5、B6のうちの1つ又は複数の領域として設定する。
次に、制御部50の制御によってアクチュエータ46を駆動して第2レンズ43を変位させ、注目位置(例えば人物の手)を含む領域を拡大するように、受光光学系40をズーム状態とする(ステップS4)。これに合わせて、制御部50は、アクチュエータ25を駆動して第2レンズ22を変位させ、照射光90aの照射範囲を受光光学系40による撮影範囲に対応するように変更・固定する(ステップS5)。
この状態で、光源24から赤外光を射出して基準面11上に光学パターンを投影し、その反射光を受光光学系40で受光する。反射光によるドット像は、画像分析部51で画像分析され、検出部52では、注目位置における被測定物体の形状と移動速度が検出される(ステップS6)。
以上の各工程によって、被測定物体の注目位置の特定と注目位置における被測定物体の形状及び移動速度の検出を行った後に、再び、制御部50は、アクチュエータ46を駆動させることによって第2レンズ43を光軸40c上で変位させ、これによって受光光学系40の画角をワイド側に設定し(ステップS1)、上記ステップS2〜S6を実行する。このようにステップS1〜S6を繰り返し行うことによって、被測定物体の形状及び移動速度の検出を継続する。
なお、図7に示す工程において、ステップS6の検出の後に、ステップS1〜S4の工程を行わずにズーム状態のまま測定光の照射(ステップS5)と、反射光に基づく検出(ステップS6)を繰り返しても良い。さらに、ステップS5とステップS6のみを繰り返し実行している過程で、注目位置に対応するドット像の輝度が所定値以下に低下して検出が難しくなった場合に、再びステップS1にもどって処理を継続してもよい。
第2実施形態の物体検出装置によれば、ミラー91を揺動させて照射光90aの照射角度を変更することにより、照射光90aの照射方向を任意の方向に走査することが可能となるため、基準面11上のより広い範囲に光学パターンPを形成することができる。これにより、発光光学系20の第2レンズ22や受光光学系40の第2レンズ43を変位させることによって得られる照射角・画角よりも広い角度に照射光90aを照射することができる。
一方で、ミラー91を固定した状態で発光光学系20の第2レンズ22や受光光学系40の第2レンズ43を変位させてズーム状態にすることによって、第1実施形態と同様に、注目位置を含む一部の範囲を拡大して撮影することができる。
なお、その他の構成、作用、効果は第1実施形態と同様である。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
以上のように、本発明に係る物体検出装置は、被測定物体が非常に小さい場合やその形状が細かい場合に有用である。
10 物体検出装置
11 基準面
12 基準参照ドット
15 被測定物体
20 発光光学系
20c 光軸
21 第1レンズ
22 第2レンズ
24 光源
25 アクチュエータ
30 ホログラム素子
30a 照射光
40 受光光学系
40c 光軸
41 第1レンズ
42 光フィルタ
43 第2レンズ
44 第3レンズ
45 センサアレー
46 アクチュエータ
50 制御部
51 画像分析部
52 検出部
60 パルス発信回路
61 光源側レンズ駆動用アクチュエータドライバ
71 受光側レンズ駆動用アクチュエータドライバ
80 ハーフミラー
90 ミラーアクチュエータ
90a 照射光
90b 反射光
90c 光軸
91 ミラー
92 ミラーホルダ
93 ジンバル軸受
94 マグネット
95 ヨーク
96 コイル保持部材
97a、97b、97c、97d コイル
98 固定部材
110 人物(被測定物体)
110a 反射光
901 第1の方向
902 第2の方向
B1、B2、B3、B4、B5、B6 領域
DA 注目位置
D1 ドット像
P、P2 光学パターン

Claims (7)

  1. レーザー光を射出する光源を有する発光光学系と、
    前記発光光学系から出射された前記レーザー光を所定の光学パターンを有する測定光に変換し、被測定物体へ照射する変換部と、
    被測定物体からの反射光を受光する受光素子を有する受光光学系と、
    前記受光素子が受光した前記反射光に基づいて、少なくとも被測定物体の形状を時系列に沿って検出する検出部と、
    前記測定光の照射範囲を変更する照射範囲変更手段と、
    前記受光素子による受光範囲を変更する撮像範囲変更手段と
    を備えた物体検出装置であって、
    前記検出部は、更に、被測定物体の形状及び動きの少なくともいずれかに基づいて、被測定物体上に注目位置を設定し、
    前記照射範囲変更手段は、被測定物体に照射された前記光学パターンの中心に前記注目位置を位置させ、かつ、照射された前記光学パターンの密度が所定値以上になるように、前記照射範囲を変更し、
    前記撮像範囲変更手段は、前記照射範囲変更手段が定めた前記照射範囲に対応する前記反射光を前記受光素子が受光できるように、前記照射範囲変更手段と連動して動作する
    ことを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記照射範囲変更手段は、前記レーザー光の射出方向及び射出範囲を変更する射出条件変更手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記射出条件変更手段は、前記発光光学系に設けられた出光レンズと、この出光レンズを駆動するレンズアクチュエータとを備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の物体検出装置。
  4. 前記撮像範囲変更手段は、前記受光光学系に設けられた受光レンズと、この受光レンズを駆動するレンズアクチュエータとを備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の物体検出装置。
  5. 前記照射範囲変更手段は、前記変換部から射出される前記測定光の照射方向及び照射範囲を変更する光偏向手段を備え、
    前記光偏向手段は、前記撮像範囲変更手段として、前記受光素子による受光範囲を変更する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の物体検出装置。
  6. 前記光偏向手段は、前記光学パターンを被測定物体上で走査させるミラーアクチュエータである
    ことを特徴とする請求項5に記載の物体検出装置。
  7. 前記光学パターンは格子状のドットパターンである
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の物体検出装置。
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