JP2016125064A - 表面処理装置及び表面処理方法 - Google Patents

表面処理装置及び表面処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016125064A
JP2016125064A JP2014263971A JP2014263971A JP2016125064A JP 2016125064 A JP2016125064 A JP 2016125064A JP 2014263971 A JP2014263971 A JP 2014263971A JP 2014263971 A JP2014263971 A JP 2014263971A JP 2016125064 A JP2016125064 A JP 2016125064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
screw
surface treatment
guide member
degrees
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014263971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6350272B2 (ja
Inventor
啓介 中川
Keisuke Nakagawa
啓介 中川
博宇 宮野
Hirotaka Miyano
博宇 宮野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014263971A priority Critical patent/JP6350272B2/ja
Publication of JP2016125064A publication Critical patent/JP2016125064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6350272B2 publication Critical patent/JP6350272B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】ワークの表面を均一に処理することが可能な表面処理装置及び表面処理方法を提供する。【解決手段】表面処理装置100は、スクリュ4とガイド部材5とを備える。スクリュ4は、軸方向が水平方向と一致するように設けられる回転軸11、回転軸11の外周に形成される螺旋状の溝部13を有する。ガイド部材5は、ワーク2の外周部と当接する当接部を有し、スクリュ4の径方向外側にスクリュ4に沿うように設けられ、溝部13内に底部を収容されたワーク2を、スクリュ4の回転時にワーク2の外周部を当接部に当接させて回転軸11の軸方向の一方から他方へ案内する。回転軸11の軸方向と直交する平面内において、回転軸11の中心軸Cを通り鉛直方向上方へ延びる仮想線と当接部とのなす角度は0度より大きく90度より小さい。以上の構成により、スクリュ4の回転時にワーク2が溝部13内で回転し、ワーク2の表面を均一に処理することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークに対して表面処理を施す表面処理装置、及び表面処理方法に関する。
従来、自動車部品や電気電子部品として使用される金属製のワークの表面に、耐食性向上および外観品質向上を目的としてめっき処理を施す表面処理装置が知られている。こうした表面処理装置としては、例えば特許文献1に記載されるような噴流方式、その他、めっき液が貯留されたタンク内に、ワークを収容する容器と、ワークと対向する電極とを浸漬し、ワークを陰極に接続し、陽極に接続する電極との間で電析反応させる浸漬方式などがある。
上記浸漬方式では、複数のワークを収容した容器を揺動もしくは回転させることでワークを容器内で揺り動かして、ワークの外面全体が万遍なくめっき液に触れるようにし、めっき膜厚を均一にするようにしていた。
特開2010−216006号公報
しかしながら、揺動する容器内でのワークの回転は無作為に行われ、また個々のワークの重なり方や、電極間距離が異なるため、十分に均一に処理することができないという問題が生じていた。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、ワークの表面を均一に処理することが可能な表面処理装置及び表面処理方法を提供することにある。
本発明の表面処理装置は、ワークを搬送しつつワークの表面に処理体により表面処理を施すものである。表面処理装置は、スクリュと、ガイド部材とを備える。
スクリュは、軸方向が水平方向と一致するように設けられる回転軸、回転軸の外周に形成される螺旋状の溝部、を有する。
ガイド部材は、ワークの外周部と当接する当接部を有し、スクリュの径方向外側にスクリュに沿うように設けられ、溝部内に底部を収容されたワークを、スクリュの回転時にワークの外周部を当接部に当接させて軸方向の一方から他方へ案内する。
軸方向と直交する平面内において、回転軸の中心軸を通り鉛直方向上方へ延びる仮想線と当接部とのなす角度は0度より大きく90度より小さく形成されている。
本構成によれば、スクリュを回転させたとき、スクリュの溝部内に底部を収容されたワークは、ワークの軸方向が鉛直方向から斜めに傾いた状態で、回転軸の軸方向の一方から他方へ搬送される。このとき、ワークの自重は、スクリュとガイド部材とに分散されて作用する。
例えば棒状または筒状のワークを溝部内で自転させる回転力は、ワークが接触する溝部の底、ガイド部材の当接部、及び溝部の側面との各摩擦力によって決定される。この摩擦力は、使用する処理体の種類や、ワークの自重、当接部へのワークの当接長さ等によって変わるものの、本出願人の検討により、ガイド部材の当接部を鉛直方向から斜めに傾けることによってワークの回転力が得られ、搬送中のワークが回転可能なことが分かっている。
すなわち、本構成の表面処理装置では、ワークはスクリュの溝部内で自転しつつ軸方向へ搬送され、搬送される間に処理体により表面処理が施される。ワークが回転することで、ワークの外面に対して満遍なく処理体を当てることができ、ワークの表面を均一に処理することができる。
特に、ワークが金属製の点火プラグのハウジングであり、処理体がめっき処理やその前後処理に一般に用いられるめっき液や洗浄液、水等である場合には、当接部と仮想線とのなす角度θを30度以上60度以下とすることで、ワークの回転速度が十分に得られ、より好適にワークの表面を均一に処理することが可能である。
本発明の第1実施形態によるめっき処理装置の全体を示す模式図。 図1のII−II線断面図。 図2に対応する図であって、スクリュ、ガイド部材、電極およびワークのみを示す図。 ワークの全体を示す模式図。 図3のV方向矢視図であり、ワークの回転力を模式的に説明する図。 ガイド部材の角度θと、ワークと回転軸の摩擦力、との関係をグラフに示した図。 ガイド部材の角度θと、ワークとガイド部材の摩擦力、との関係をグラフに示した図。 ガイド部材の角度θと、ワークの回転力との関係をグラフに示した図。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
[構成]
本発明の第1実施形態の構成について、図1〜図4を参照しつつ説明する。本実施形態の表面処理装置としてのめっき処理装置100は、ワーク2の外面にめっき処理を施す装置であり、棒状または筒状のワークの処理に適している。ここで、本明細書で「棒状または筒状」とは、軸を中心として自転可能な回転体全般を意味し、突起や溝の有無や、直径と軸方向長さとの比等を問わない。また、厳密に同心のものに限らず、技術常識の範囲で安定して自転可能であれば、多少偏心していてもかまわない。そのような回転体のうち、概して中実の形状を「棒状」といい、中空の形状を「筒状」という。
図1に示すように、処理体としてのめっき液Pを貯留するタンク1、スクリュ4、ガイド部材5、電極板6、モータ7、投入レール8、処理済のワーク2を収容する収容容器9等を備えている。ワーク2の搬送方向へ、モータ7、タンク1、収容容器9の順に配置されている。以下、各部材について説明する。
スクリュ4は樹脂製であり、図1に示すように、回転軸11と、回転軸11の外周に形成される螺旋状の羽根部12と、隣り合う羽根部12間に形成される溝部13とを有する。
スクリュ4は、回転軸11の中心軸Cが水平方向と一致するようにタンク1内に浸漬されている。回転軸11は、駆動源としてのモータ7に接続されており、中心軸Cを中心に回転駆動されるようになっている。羽根部12は、回転軸11の径方向外側へ突出しており、鉛直方向からの傾きIは、概ね20度程度である。羽根部12の形成ピッチは、棒状のワーク2の直径よりも大きく設定されている。また、羽根部12の突出高さHは、ワーク軸方向長さの3分の1程度となっている。
スクリュ4の一端側には、ワーク2をスクリュ4の溝部13に投入するための投入レール8が鉛直方向から約45度傾いて上方へ延びるように設けられている(図2参照)。投入レール8の内径は、ワーク2の軸方向と投入レール8の延設方向とを一致させた状態で、ワーク2がレール内を通過できるようにワーク2の直径より大きく形成されている。回転軸11は、搬出側となる他端側に向けて外径が大きくなるように形成されている。ガイド部材5は、スクリュ4の径方向外側に設けられる板状部材であり、搬出側がスクリュ4のテーパ形状に沿うように上方へ屈曲している。
図3は、図2と同じく図1のII−II線断面図に対応する図であり、スクリュ4、ガイド部材5、電極板6およびワーク2のみを示している。また、断面ハッチは省略して示してある。ガイド部材5は樹脂製であり、図3に示すように、板状体であるガイド部材5の上面側に形成され、ワーク2の外周部21と当接する当接部22を有する。回転軸11の軸方向と直交する鉛直平面内において、鉛直方向をなし上方へ延びる仮想線Lと当接部22とのなす角度θは、約45度である。すなわち、当接部22は鉛直方向から斜めに傾いた状態に形成されている。
本実施形態において、「当接部の角度」と「ガイド部材の角度」とは同じであり、以下、角度θを、ガイド部材の角度θとも言う。当接部22は、ワーク2の概ね2分の1〜3分の1程度のワーク軸方向長さと当接する。
電極板6は、ワーク2を挟んでガイド部材5と対向配置される板状部材であり、投入レール8側から、ガイド部材5が上方へ屈折する手前までの直線部分に沿うように形成されている。電極板6は、水平方向においてガイド部材5よりも中心軸C寄りに位置し、ガイド部材5と同様に、鉛直方向から約45度傾いて設けられている。
なお、本実施形態のワーク2は、図4に模式的に示すように、例えば点火プラグのハウジングであって、ワーク2は、図示しないシリンダヘッドへ固定されるねじ部23、脱着の際に把持される六角部24等を有して形成されている。図4以外の他の図面においては、ワーク2の形状は簡略化して単に円筒形状として示してある。
ワーク2の表面処理時には、スクリュ4の溝部13内にワーク2の底部25が収容されるとともに、ガイド部材5の当接部22にワーク2の外周部21を当接させた状態で、ワーク2が投入側から搬出側の収容容器9まで順次搬送される。以下、めっき処理装置100の作用について詳しく説明する。
[作用]
次に、本実施形態のめっき処理装置100によるめっき処理方法について説明する。まず、モータ7を回転駆動し、スクリュ4を図1に示す矢印Srの方向へ回転させ、投入レール8から矢印D1に示す方向にワーク2を一つずつスクリュ4へ向けて投入する。投入レール8内を下降したワーク2は、その底部25がスクリュ4の溝部13内に収容され、その外周部21がガイド部材5の当接部22に当接する。そして、ガイド部材5の傾斜角度であるθだけ鉛直方向から斜めに傾いた状態で、スクリュ4に設置される。
このとき、ワーク2の自重は、図3に示すように、スクリュ4とガイド部材5とに分散されて作用する。ここで、ワーク2の質量をm、重力加速度をg、ガイド部材5の角度をθとすると、スクリュ4にはmgcosθ、ガイド部材5にはmgsinθの分力がそれぞれ作用する。図5は、図3のV方向矢視図であり、ワーク2の回転力を模式的に説明するため、スクリュ4、ガイド部材5及びワーク2のみを示してある。図5に示すように、スクリュ4が回転すると、ワーク2には、回転軸11との摩擦力F1、ガイド部材5との摩擦力F2及びスクリュ4の羽根部12との摩擦力F3の3つの摩擦力が作用する。そして、ワーク2には矢印Wrに示す方向の回転力が作用し、ワーク2は溝部13内で自転する。
そして、スクリュ4の溝部13内にワーク2が投入されたのち、スクリュ4が1回転したとき、ワーク2はガイド部材5に押されてスクリュ4の回転とともに、回転軸11の軸方向において投入側から搬出側、すなわち、図1の矢印D2に示す方向に水平に搬送される。これに続いて、次のワーク2が溝部13内に投入される。このように、隣り合う溝部13内に順次ワーク2が投入される。
この状態で、電極板6を陽極(図示略)に接続し、ワーク2を陰極(図示略)に接続すると、ワーク2と電極板6間に電位差が生じ、ワーク2の表面にめっき液P中の金属イオンが析出してワーク2がめっきされる。なお、ワーク2へ通電する陰極の形態は、例えば、スクリュ4に巻いておくことや、ガイド部材5に取り付けることにより実施できる。
以上のように、ワーク2はスクリュ4の溝部13内で自転しつつ、図1の矢印D2に示す方向へ搬送され、スクリュ4の搬出側端部から矢印D3に示すように収容容器9内へ搬出される。ワーク2は、投入レール8からガイド部材5が上方へ屈曲する手前までの直線部分であって電極板6が配置される部分を搬送される間に、めっき液Pによりめっき処理が施される。
なお、ワーク2の底面と回転軸11とは点接触しており、ワーク2が回転することで接触点が変化しながら搬送される。スクリュ4の回転軸11上にもめっき液Pが付着しているため、ワーク2の底面についてもめっき処理される。
以上説明したように、本実施形態のめっき処理方法は、スクリュ4の回転時にワーク2が溝部13内で回転する段階と、回転したワーク2が回転軸11の一方から他方へ搬送されつつめっき処理される段階と、を含む。
次に、本実施形態のめっき処理装置100において、ガイド部材5の角度θによって、ワーク2に回転力がどのように生じるかについて、図6〜図8を参照して説明する。ワーク2と回転軸11の摩擦係数をμ1とすると、ワーク2と回転軸11の摩擦力F1は、次式(1)で与えられる。
F1=μ1mgcosθ ・・・(1)
図6に示すように、ワーク2と回転軸11の摩擦力F1は、角度θが0度から90度になるにつれて減少する。また、ワーク2とガイド部材5と摩擦係数をμ2とすると、ワーク2とガイド部材5の摩擦力F2は、次式(2)で与えられる。
F2=μ2mgsinθ ・・・(2)
図7に示すように、ワーク2とガイド部材5の摩擦力F2は、角度θが0度から90度になるにつれて増大する。そして、ワーク2と羽根部12の摩擦力をF3とすると、ワーク2を自転させる回転力Frは、次式(3)で与えられる。
Fr=F3−F2−F1 ・・・(3)
図8に示すように、ワーク2を自転させる回転力Frは、摩擦係数μ1,μ2によって変動するものの、角度θが30度以上60度以下の範囲で所定の閾値Fo以上となり、ワーク2が回転可能であると考えられる。
[効果]
(1)本実施形態では、ガイド部材5を斜めに形成することで、ワーク2を斜めに配置し、ワーク2をスクリュ4の溝部13内で自転させつつ軸方向へ搬送する。そして、搬送する間にめっき処理するようにしている。このように、ワーク2が回転することで、ワーク2の主に外面に対して満遍なくめっき液Pを当てることができ、ワーク2の表面を均一に処理することができる。
(2)本実施形態では、電極板6とガイド部材5とが平行に配置されており、搬送中、各ワーク2と電極板6との距離が一定に保たれる。これにより、例えば、多量のワーク2を揺動装置内に投入して一度に処理を行うバッチ処理と比較して、それぞれのワーク2に対して均一にめっき処理することができる。
(3)また、上記バッチ処理では、各ワーク2に確実にめっき処理するためには、処理時間を延ばすことで対応するしかなく、これにより生産効率が低下していた。しかし、本実施形態によれば、従来のバッチ処理に比べて処理のばらつきがないため、結果的に多量のワーク2を短い時間で処理することができ、生産効率を向上させることができる。
(4)本実施形態では、ワーク2が溝部13内で回転することで、スクリュ4の回転軸11との接触点が変化する。これにより、ワーク2の底面全体についてもめっき処理することができる。
(5)さらに、例えば、ガイド部材5の角度θが0度である場合、すなわちガイド部材が鉛直方向に設けられる場合には、ワーク2が回転しないため、ほぼ同じ点で回転軸11と接触し、点接触部での回転軸11の摩耗が懸念される。その点、本実施形態では、接触点が変化し1点集中を避けることができるため、回転軸11の摩耗を低減することができる。
(6)本実施形態では、ガイド部材5の角度θを45度に設定することで、ワーク2の回転力Frが最も好適に得られ、ワーク2を確実かつ好適に回転させることができる。
〈他の実施形態〉
上記実施形態のガイド部材5は板状部材としたが、ガイド部材5の当接部22がワーク2を所定角度傾けた状態で支持するとともに搬送可能であれば良く、その他の形状でも良い。
また、ガイド部材5の角度θについても、45度に限定されるものではない。ワーク2を回転させる回転力Frを得る観点上は30度以上60度以下がより好ましく、その他、0度より大きく90度より小さい範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、処理済みのワーク2を収容容器9に搬出するように構成したが、複数の工程を連続して表面処理を行う場合には、収容容器9に搬出せず、例えばベルトコンベアに搬出して、次の工程に連続させるように構成しても良い。
上記実施形態のスクリュ4は、搬出側に向けて外径が大きくなるように形成されているが、ワーク2の投入および搬出が可能であれば良く、スクリュ4の外形形状はその他の形状でも良い。
また、上記実施形態では、スクリュ4に羽根部12が形成されているが、羽根部12を設けず、回転軸11に溝部13を凹設する構成としても良く、ワーク2を収容し搬送可能な溝部13が形成されていれば良い。羽根部12が形成されない形態の場合、ワーク2を溝部内で回転させる回転力は、ワーク2が接触する溝部の底、ガイド部材の当接部、及び溝部の側面との各摩擦力によって決定される。
上記実施形態において、羽根部12の鉛直方向からの傾きIは、概ね20度としたが、この傾きの角度は、ワーク2の搬送速度を考慮して適宜変更可能である。
上記実施形態では、スクリュ4全体がタンク1に浸漬する構成としたが、その他、例えば、ワーク2の搬送経路を狙ってめっき液Pを流すように構成しても良い。
上記実施形態では、ワーク2は点火プラグのハウジングとしたが、その他の金属製部材でも良く、また、その形状についても単純な円筒状、棒状や有底円筒形状、円錐状や円錐台形状、外面に溝やねじが形成されているもの、六角形等の多角形状を含む回転体等であっても良い。すなわち、本明細書で上述のように定義した、どのような「棒状または筒状」のワークが適用されてもよい。
本発明の表面処理装置及び表面処理方法は、上記実施形態に示しためっき処理装置100及びめっき処理方法に限らず、その他の表面処理装置に適用することができる。例えば、めっき処理の前処理や後処理に必要な、洗浄液または水等による洗浄装置、乾燥装置等に適用することができる。また、電極板6については、表面処理の種類によって電極が必要なければ設けなくても良い。さらに、処理体についても、例えば乾燥装置であれば気体の空気が用いられ、表面処理の種類によって適宜変更可能である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・タンク
2 ・・・ワーク
4 ・・・スクリュ
5 ・・・ガイド部材
6 ・・・電極板(電極)
11 ・・・回転軸
13 ・・・溝部
21 ・・・外周部
22 ・・・当接部
25 ・・・底部
100 ・・・めっき処理装置(表面処理装置)
C ・・・中心軸
P ・・・めっき液(処理体)

Claims (5)

  1. ワーク(2)を搬送しつつ前記ワークの表面に処理体(P)により表面処理を施す表面処理装置であって、
    軸方向が水平方向と一致するように設けられる回転軸(11)、前記回転軸の外周に形成される螺旋状の溝部(13)、を有するスクリュ(4)と、
    前記ワークの外周部(21)と当接する当接部(22)を有し、前記スクリュの径方向外側に前記スクリュに沿うように設けられ、前記溝部内に底部(25)を収容された前記ワークを、前記スクリュの回転時に前記ワークの前記外周部を前記当接部に当接させて前記軸方向の一方から他方へ案内するガイド部材(5)と、
    を備え、前記軸方向と直交する平面内において、前記回転軸の中心軸(C)を通り鉛直方向上方へ延びる仮想線(L)と前記当接部とのなす角度(θ)は、0度より大きく90度より小さいことを特徴とする表面処理装置。
  2. 前記ガイド部材に対向して設けられ、陽極に接続される電極(6)をさらに備え、
    前記ワークは陰極に接続され、前記処理体としてのめっき液により、前記ワークの表面にめっき処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の表面処理装置。
  3. 前記ワークは点火プラグのハウジングであり、
    前記角度は30度以上60度以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表面処理装置。
  4. 軸方向が水平方向と一致するように設けられる回転軸(11)、前記回転軸の外周に形成される螺旋状の溝部(13)、を有するスクリュ(4)と、
    ワーク(2)の外周部(21)と当接し、前記軸方向と直交する平面内において、前記回転軸の中心軸(C)を通り鉛直方向上方へ延びる仮想線(L)とのなす角度(θ)が0度より大きく90度より小さい範囲となるように形成された当接部(22)、を有し、前記スクリュの径方向外側に前記スクリュに沿うように設けられるガイド部材(5)と、
    を備える表面処理装置(100)により、前記ワークの表面に処理体(P)により表面処理を施す表面処理方法であって、
    底部(25)は前記溝部内に収容されるとともに前記外周部は前記当接部に当接した前記ワークが、前記スクリュの回転時に前記溝部内で回転する段階と、
    回転した前記ワークが前記回転軸の一方から他方へ搬送されつつ表面処理される段階と、
    を含むことを特徴とする表面処理方法。
  5. 前記ワークは点火プラグのハウジングであり、
    前記角度は30度以上60度以下であることを特徴とする請求項4に記載の表面処理方法。
JP2014263971A 2014-12-26 2014-12-26 表面処理装置及び表面処理方法 Expired - Fee Related JP6350272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014263971A JP6350272B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 表面処理装置及び表面処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014263971A JP6350272B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 表面処理装置及び表面処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016125064A true JP2016125064A (ja) 2016-07-11
JP6350272B2 JP6350272B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=56358925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014263971A Expired - Fee Related JP6350272B2 (ja) 2014-12-26 2014-12-26 表面処理装置及び表面処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6350272B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110592645A (zh) * 2019-09-23 2019-12-20 徐州徐工液压件有限公司 一种新型油缸内壁电镀挂具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07503500A (ja) * 1992-02-25 1995-04-13 エーヴアルト デルケン アクチエンゲゼルシヤフト 小型部品を電解被覆するための装置
JP2004130415A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Takashi Sato 研掃装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07503500A (ja) * 1992-02-25 1995-04-13 エーヴアルト デルケン アクチエンゲゼルシヤフト 小型部品を電解被覆するための装置
JP2004130415A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Takashi Sato 研掃装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110592645A (zh) * 2019-09-23 2019-12-20 徐州徐工液压件有限公司 一种新型油缸内壁电镀挂具
CN110592645B (zh) * 2019-09-23 2021-08-17 徐州徐工液压件有限公司 一种新型油缸内壁电镀挂具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6350272B2 (ja) 2018-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6376465B2 (ja) バレル研磨方法
JP6350272B2 (ja) 表面処理装置及び表面処理方法
US8338747B2 (en) Method of removing coating resin layer of resin-coated metal tube
CN1207435C (zh) 表面处理支承装置、表面处理支架、表面处理方法,以及表面处理设备
CN105465391B (zh) 回转阀
JP2009000794A (ja) 両頭平面研削盤
CN1333386A (zh) 干表面处理装置及其处理方法
US20160076131A1 (en) Versatile holder for treating the surface of rod-shaped substrates
CN105695942A (zh) 环件结构及其制作方法
CN108291552A (zh) 真空泵及搭载于该真空泵的旋转翼、反射机构
US20150354066A1 (en) Coating method using enamel and equipment for carrying out the method
US2767881A (en) Apparatus for similarly orienting in longitudinally aligned series like prismatic bodies of non-symmetrical cross-sectional contour
CN107984378A (zh) 一种槽轮式棒材分离自动送料装置
JP2006265705A (ja) 容器
JP7119976B2 (ja) 燃料電池用セパレータの製造装置
KR101647632B1 (ko) 용기 자동 세척장치
EP3567128A1 (en) Deposition apparatus and method of coating spherical objects
JP2023019208A (ja) 振動式部品供給装置
CN205526472U (zh) 螺丝送料机构及智能自动螺丝检测机
KR20140002335U (ko) 대형 파이프 가공용 지그
SU592559A1 (ru) Устройство дл электрохимического сн ти заусенцев
JP2013031891A (ja) 連続ショットブラスト装置
CN210476410U (zh) 一种用于无心磨床加工微型法兰轴承外圈的防倒工装
CN102814713A (zh) 一种金属外壳用变径引线的磨制方法
CN206403129U (zh) 姜块专用气泡脱盐机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180521

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6350272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees