JP2016125020A - 紫外線硬化性組成物および有機無機ハイブリッド色材 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、PSQ誘導体に染料、顔料等の色材が導入された有機無機ハイブリッド色材を与えることのできる紫外線硬化性樹脂組成物、および当該組成物を紫外線硬化して得られる有機無機ハイブリッド色材を提供することを課題とする。
【解決手段】 チオール基含有ポリシルセスキオキサンと、アリル基含有化合物と、色材とを含むことを特徴とする紫外線硬化性樹脂組成物。また、前記発明において、前記チオール基含有ポリシルセスキオキサンのチオール基が、3−メルカプトプロピルシリル基として含まれていることを特徴とする紫外線硬化性樹脂組成物。
【選択図】図1
【解決手段】 チオール基含有ポリシルセスキオキサンと、アリル基含有化合物と、色材とを含むことを特徴とする紫外線硬化性樹脂組成物。また、前記発明において、前記チオール基含有ポリシルセスキオキサンのチオール基が、3−メルカプトプロピルシリル基として含まれていることを特徴とする紫外線硬化性樹脂組成物。
【選択図】図1
Description
本発明は、有機無機ハイブリッド色材およびそれを得るための紫外線硬化性組成物に関する。
ポリシルセスキオキサン(PSQ)は3官能性オルガノシラン化合物より合成されたシリコーン樹脂であり、主鎖のシロキサン(Si-O-Si)結合が示す無機の特性と側鎖の有機性官能基が示す有機の特性とを兼ね備えた「有機無機ハイブリッド材料 」として注目されている(特許文献1、特許文献2等)。
このPSQにチオール基を導入し、そのチオール基と炭素−炭素二重結合とをエン−チオール反応させることによって新たな材料を得ようとする試みがなされている。
例えば、特許文献3には、チオール基含有アルコキシシラン類を加水分解および縮合して得られる縮合物と、炭素−炭素2重結合を有する化合物とを含有する紫外線硬化性樹脂組成物が開示され、この組成物が紫外線によって容易に硬化し、低収縮性のため厚膜硬化が可能であり、しかも耐熱性、耐薬品性、表面硬度などの諸特性を満足しうる硬化物を提供することができるとしている。
例えば、特許文献3には、チオール基含有アルコキシシラン類を加水分解および縮合して得られる縮合物と、炭素−炭素2重結合を有する化合物とを含有する紫外線硬化性樹脂組成物が開示され、この組成物が紫外線によって容易に硬化し、低収縮性のため厚膜硬化が可能であり、しかも耐熱性、耐薬品性、表面硬度などの諸特性を満足しうる硬化物を提供することができるとしている。
しかしながら、特許文献3では、この硬化物の用途として、具体的には、コーティング剤、接着剤、封止材が挙げられているのみで、染料、顔料等の色材への適用については記載がない。
従って、本発明は、PSQ誘導体に染料、顔料等の色材が導入された有機無機ハイブリッド色材を与えることのできる紫外線硬化性樹脂組成物、および当該組成物を紫外線硬化して得られる有機無機ハイブリッド色材を提供することを課題とする。
本発明者は、鋭意検討した結果、チオール基含有PSQと、アリル基含有化合物と、染料、顔料等の色材とを含有する樹脂組成物を紫外線硬化させることによって、有機無機ハイブリッド色材を得ることができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1) チオール基含有ポリシルセスキオキサンと、アリル基含有化合物と、色材とを含むことを特徴とする紫外線硬化性樹脂組成物、
(2) 前記チオール基含有ポリシルセスキオキサンのチオール基が、3−メルカプトプロピルシリル基として含まれていることを特徴とする(1)記載の紫外線硬化性樹脂組成物、
(3) 前記アリル基含有化合物のアリル基が、酸素または窒素原子に結合していることを特徴とする(1)または(2)記載の紫外線硬化性樹脂組成物、
(4) 前記アリル基含有化合物が、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレートおよびペンタエリスリトールトリアリルエーテルから選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の紫外線硬化性樹脂組成物、
(5) (1)から(4)のいずれかに記載の紫外線硬化性樹脂組成物を紫外線硬化させて得られることを特徴とする有機無機ハイブリッド色材、
である。
(1) チオール基含有ポリシルセスキオキサンと、アリル基含有化合物と、色材とを含むことを特徴とする紫外線硬化性樹脂組成物、
(2) 前記チオール基含有ポリシルセスキオキサンのチオール基が、3−メルカプトプロピルシリル基として含まれていることを特徴とする(1)記載の紫外線硬化性樹脂組成物、
(3) 前記アリル基含有化合物のアリル基が、酸素または窒素原子に結合していることを特徴とする(1)または(2)記載の紫外線硬化性樹脂組成物、
(4) 前記アリル基含有化合物が、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレートおよびペンタエリスリトールトリアリルエーテルから選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の紫外線硬化性樹脂組成物、
(5) (1)から(4)のいずれかに記載の紫外線硬化性樹脂組成物を紫外線硬化させて得られることを特徴とする有機無機ハイブリッド色材、
である。
本発明によれば、元来は安定性に欠ける色材であっても、本発明の紫外線硬化性樹脂組成物とし、それを紫外線硬化することによって、その色材がポリマーの内部架橋構造に組み込まれるため(場合によっては反応結合して)、色材分子の動きが制限され、安定性が増強される。
すなわち、一般に有機色素は光や熱に対する安定性が低いが、これを本発明の有機無機ハイブリッド色材とすることによって大幅に光および熱安定性が向上するため、屋外での使用が可能となる。例えば、植物の成長に寄与する光のみを選択的に透過する機能を有する色素に本発明を適用することによって、耐光性の高い色材を得ることができ、それを農業用温室に使用することなどが考えられる。
また、一般的な蛍光ガラスは、ガラス成分にユウロピウムやテルビウムをドープして作製するが、本発明を蛍光色素に適用することによって、一般には耐光性の低い有機蛍光色素から耐光性蛍光ガラスを得ることができる。
さらに、耐光性と色材としての特性とを生かした用途、例えば、色素増感太陽電池へ適用することによって実用性の高い太陽電池を得ることが可能となる。
すなわち、一般に有機色素は光や熱に対する安定性が低いが、これを本発明の有機無機ハイブリッド色材とすることによって大幅に光および熱安定性が向上するため、屋外での使用が可能となる。例えば、植物の成長に寄与する光のみを選択的に透過する機能を有する色素に本発明を適用することによって、耐光性の高い色材を得ることができ、それを農業用温室に使用することなどが考えられる。
また、一般的な蛍光ガラスは、ガラス成分にユウロピウムやテルビウムをドープして作製するが、本発明を蛍光色素に適用することによって、一般には耐光性の低い有機蛍光色素から耐光性蛍光ガラスを得ることができる。
さらに、耐光性と色材としての特性とを生かした用途、例えば、色素増感太陽電池へ適用することによって実用性の高い太陽電池を得ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、本実施形態は、本発明を実施するための一形態に過ぎず、本発明は本実施形態によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。
本発明の紫外線硬化性樹脂組成物は、チオール基含有ポリシルセスキオキサンと、アリル基含有化合物と、色材とを含むことを特徴とする。
本発明で用いるチオール基含有ポリシルセスキオキサンは、チオール基含有アルコキシシラン類を加水分解し、縮合させて製造されるが、商品としては、例えば荒川化学工業製のコンポセランSQ107、コンポセランSQ109等が挙げられる。
このチオール基含有アルコキシシラン類の具体例としては、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリプロポキシシラン、3−メルカプトプロピルトリブトキシシラン、1,4−ジメルカプト−2−(トリメトキシシリル)ブタン、1,4−ジメルカプト−2−(トリエトキシシリル)ブタン、1,4−ジメルカプト−2−(トリプロポキシシリル)ブタン、1,4−ジメルカプト−2−(トリブトキシシリル)ブタン、2−メルカプトメチル−3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、2−メルカプトメチル−3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトメチル−3−メルカプトプロピルトリプロポキシシラン、2−メルカプトメチル−3−メルカプトプロピルトリブトキシシラン、1,2−ジメルカプトエチルトリメトキシシラン、1,2−ジメルカプトエチルトリエトキシシラン、1,2−ジメルカプトエチルトリプロポキシシラン、1,2−ジメルカプトエチルトリブトキシシランなどがあげられ、該例示化合物はいずれか単独で、または適宜に組み合わせて使用できる。該例示化合物のうち、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランは、加水分解反応の反応性が高く、かつ入手が容易であるため特に好ましい。
また、前記チオール基含有アルコキシシラン類に加えて、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、トリエチルメトキシシラン、トリエチルエトキシシラン、トリフェニルメトキシシラン、トリフェニルエトキシシランなどのトリアルキルアルコキシシラン類、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン、メチルフェニルジエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシランなどのジアルキルジアルコキシシラン類、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシランなどのアルキルトリアルコキシシラン類、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシランなどのテトラアルコキシシラン類、テトラメトキシチタン、テトラエトキシチタン、テトラプロポキシチタン、テトラブトキシチタンなどのテトラアルコキシチタン類、テトラエトキシジルコニウム、テトラプロポキシジルコニウム、テトラブトキシジルコニウムなどのテトラアルコキシジルコニウム類などの金属アルコキシド類を使用しうる。これらは、いずれか単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができるが、これらを適当量用いることによって、前記チオール基含有ポリシルセスキオキサンの架橋密度、チオール基の量および屈折率を調整することができる。
本発明で用いるアリル基含有化合物を例示すると、アリル基を1つ含有する化合物としては、ケイ皮酸、モノアリルシアヌレート、モノアリルイソシアヌレート、ペンタエリスリトールモノアリルエーテル、トリメチロールプロパンモノアリルエーテル、グリセリンモノアリルエーテル、ビスフェノールAモノアリルエーテル、ビスフェノールFモノアリルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコールモノアリルエーテル、トリエチレングリコールモノアリルエーテル、プロピレングリコールモノアリルエーテル、ジプロピレングリコールモノアリルエーテル、トリプロピレングリコールモノアリルエーテルなどがあげられる。アリル基を2つ含有する化合物としては、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレート、ジアリルシアヌレート、ジアリルイソシアヌレート、ペンタエリスリトールジアリルエーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、グリセリンジアリルエーテル、ビスフェノールAジアリルエーテル、ビスフェノールFジアリルエーテル、エチレングリコールジアリルエーテル、ジエチレングリコールジアリルエーテル、トリエチレングリコールジアリルエーテル、プロピレングリコールジアリルエーテル、ジプロピレングリコールジアリルエーテル、トリプロピレングリコールジアリルエーテルなどがあげられる。アリル基を3つ以上含有する化合物としては、トリアリルイソシアヌレート、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル、ペンタエリスリトールテトラアリルエーテル、トリメチロールプロパントリアリルエーテルなどがあげられる。これらの化合物は、いずれか単独で、または組み合わせて使用できる。これらの中でも、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレート、ペンタエリスリトールトリアリルエーテルが特に好ましい。
本発明で用いる色材としては、他の反応資材との相溶性の高いものが好ましく用いられる。相溶性が低い場合は相溶性を高めるため適宜誘導体化すればよい。誘導体化は例えば、アルキル化、アリル化等定法により行うことができる。
顔料は一般的に有機溶媒等への溶解性が小さいので誘導体化する必要がある場合が多い。 例えば、顔料のアミド結合の窒素原子にアルキル基やアリル基を導入する場合は、N−メチルピロリドン等の極性有機溶媒中で、t−ブトキシカリ等の塩基の存在下、相当するブロマイドまたはクロライドを反応させることによって誘導体化できる。
顔料は一般的に有機溶媒等への溶解性が小さいので誘導体化する必要がある場合が多い。 例えば、顔料のアミド結合の窒素原子にアルキル基やアリル基を導入する場合は、N−メチルピロリドン等の極性有機溶媒中で、t−ブトキシカリ等の塩基の存在下、相当するブロマイドまたはクロライドを反応させることによって誘導体化できる。
本発明で用いることのできる顔料(誘導体化して使用できるものを含む)を例示すると(C.I.名で表示)、P.O.71、P.O.73、P.O.81、P.R.254、P.R.255、P.R.264、P.R.270、P.R.272などのピロロピロール系、P.Y.110、P.Y.109、P.Y.139、P.Y.185、P.O.66、P.O.69、P.R.260などのイソインドリン系、P.V.29などのペリレン系、P.V.19、P.R.122、P.R.192、P.R.202、P.R.206、P.R.207、P.R.209、P.O.48、P.O.49、P.V.42などのキナクリドン系、P.B.60、P.B.64などのインダントロン系等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。なお、色材を誘導体化して用いる場合、アリル誘導体ではそれ自身がエン−チオール反応に関与する可能性がある。
本発明の有機無機ハイブリッド色材は、上記で説明してきた紫外線硬化性樹脂組成物、すなわち、チオール基含有ポリシルセスキオキサンと、アリル基含有化合物と、これらの化合物と相溶する色材とを混合し、エン−チオール反応に供することにとって製造される。
本発明においてエン−チオール反応は、重合開始剤を用いても用いなくてもよい。
用いない場合は、チオール基含有ポリシルセスキオキサンのチオール基とアリル基含有化合物全体のアリル基とは1:1で反応する。一方、用いる場合は1:1以上で反応する。従って、紫外線硬化反応の条件によって反応させる化合物の量を調整する必要がある。すなわち、重合開始剤を用いない場合は、チオールの数とアリル基の数の比を0.9〜1.1とするのが好ましく、用いる場合は0.01〜1.1とするのが好ましい。
用いない場合は、チオール基含有ポリシルセスキオキサンのチオール基とアリル基含有化合物全体のアリル基とは1:1で反応する。一方、用いる場合は1:1以上で反応する。従って、紫外線硬化反応の条件によって反応させる化合物の量を調整する必要がある。すなわち、重合開始剤を用いない場合は、チオールの数とアリル基の数の比を0.9〜1.1とするのが好ましく、用いる場合は0.01〜1.1とするのが好ましい。
本発明の有機無機ハイブリッド色材を製造するにあたり使用可能な重合開始剤としては、特に限定されず、従来公知の光カチオン開始剤、光ラジカル開始剤などを任意に選択できる。光カチオン開始剤としては、紫外線の照射により酸を発生する化合物であるスルホニウム塩、ヨードニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾイントシレート等があげられ、それらの市販品としては、たとえばサイラキュアUVI−6970、同UVI−6974、同UVI−6990(いずれも米国ユニオンカーバイド社製)、イルガキュア264(BASF社製)、CIT−1682(日本曹達社製)などがある。光カチオン重合開始剤の使用量は、該組成物100重量部に対し、通常10重量部程度以下、好ましくは1〜5重量部である。光ラジカル開始剤としては、ダロキュア1173、イルガキュア651、イルガキュア184、イルガキュア907(いずれもBASF社製)、ベンゾフェノン等があげられ、該組成物100重量部に対して15重量部程度以下、好ましくは1〜15重量部である。
また、紫外線硬化性樹脂組成物の安定性をより向上させるため、エン−チオール反応を抑制する化合物を配合できる。このような化合物としては、トリフェニルホスフィン、亜リン酸トリフェニル等のリン系化合物;p−メトキシフェノ−ル、ハイドロキノン、ピロガロ−ル、ナフチルアミン、tert−ブチルカテコ−ル、塩化第一銅、2、6ージ−tert−ブチル−p−クレゾ−ル、2、2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノ−ル)、2、2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノ−ル)、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩、ジフェニルニトロソアミン等のラジカル重合禁止剤;ベンジルジメチルアミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジアミノメチル)フェノール、ジアザビシクロウンデセン等の3級アミン類;2-メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2-エチルへキシルイミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノエチル−2‐メチルイミダール等のイミダゾール類があげられる。
本発明の紫外線硬化性樹脂組成物には、目的に応じ、エポキシ基含有化合物、オキセタン化合物等を添加してもよい。また、本発明の効果を損なわない範囲で、各種用途での必要性に応じて、可塑剤、耐候剤、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、帯電防止剤、増白剤、着色剤、導電剤、離型剤、表面処理剤、粘度調節剤、フィラー等を配合できる。
このようにして得られた紫外線硬化性樹脂組成物を用いて本発明の有機無機ハイブリッド色材を製造するためには、該組成物を所定の基材にコーティングし、または所定の型枠に充填し、溶剤を含む場合は該溶剤を揮発させた後、紫外線を照射すればよい。紫外線の照射量は、紫外線硬化性樹脂組成物の種類、膜厚等に応じて適宜決定すればよいが、積算光量が50〜10000mJ/cm2程度となるよう照射すればよい。また、厚膜でコーティングや充填を行った場合には、前述のように該組成物に光反応開始剤や光増感剤を添加することにより、光硬化性を向上させることが好ましい。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例および比較例中の部は重量部を、% は重量%を意味する。
(合成例1) Pigment red 255(P.R.255)のジアリル化反応
撹拌翼をつけた4口セパラブルフラスコに3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン (Pigment red 255)を2.30g(8mmol)、カリウム tert−ブトキシドを2.70g(24.1mmol)、N−メチルピロリドンを60ml添加し、窒素雰囲気下で撹拌しながら2時間還流した後、臭化アリルを3.20g (26.5mmol)滴下し、4時間還流した。得られた混合液を室温まで冷却後、200mlの蒸留水に添加して析出物を得た。この析出物を濾過、洗浄、乾燥、カラムクロマトグラフィーにより精製して1.11gの2,5−ジアリル−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオンを得た。
融点218℃
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ値: 7.95−7.90(m,2H),7.53−7.51(m,3H), 6.00−5.90(m,1H),5.26−5.22(m,2H),4.38(d,2H)
撹拌翼をつけた4口セパラブルフラスコに3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン (Pigment red 255)を2.30g(8mmol)、カリウム tert−ブトキシドを2.70g(24.1mmol)、N−メチルピロリドンを60ml添加し、窒素雰囲気下で撹拌しながら2時間還流した後、臭化アリルを3.20g (26.5mmol)滴下し、4時間還流した。得られた混合液を室温まで冷却後、200mlの蒸留水に添加して析出物を得た。この析出物を濾過、洗浄、乾燥、カラムクロマトグラフィーにより精製して1.11gの2,5−ジアリル−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオンを得た。
融点218℃
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ値: 7.95−7.90(m,2H),7.53−7.51(m,3H), 6.00−5.90(m,1H),5.26−5.22(m,2H),4.38(d,2H)
(合成例2) Pigment red 255(P.R.255)のジプロピル化反応
撹拌翼をつけた4口セパラブルフラスコに3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン (Pigment red 255)を2.30g(8mmol)、カリウム tert−ブトキシドを2.70g(24.1mmol)、N−メチルピロリドンを60ml添加し、窒素雰囲気下で撹拌しながら2時間還流した後、臭化n−プロピルを3.20g (26.5mmol)滴下し、4時間還流した。得られた混合液を室温まで冷却後、200mlの蒸留水に添加して析出物を得た。この析出物を濾過、洗浄、乾燥、カラムクロマトグラフィーにより精製して1.20gの2,5−ジプロピル−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオンを得た。
融点189℃
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ値: 7.82−7.80(m,2H),7.54−7.51(m,3H), 3.75−3.71(m,2H),1.62−1.59(m,2H),0.86−0.83(t,3H)
撹拌翼をつけた4口セパラブルフラスコに3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン (Pigment red 255)を2.30g(8mmol)、カリウム tert−ブトキシドを2.70g(24.1mmol)、N−メチルピロリドンを60ml添加し、窒素雰囲気下で撹拌しながら2時間還流した後、臭化n−プロピルを3.20g (26.5mmol)滴下し、4時間還流した。得られた混合液を室温まで冷却後、200mlの蒸留水に添加して析出物を得た。この析出物を濾過、洗浄、乾燥、カラムクロマトグラフィーにより精製して1.20gの2,5−ジプロピル−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオンを得た。
融点189℃
1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ値: 7.82−7.80(m,2H),7.54−7.51(m,3H), 3.75−3.71(m,2H),1.62−1.59(m,2H),0.86−0.83(t,3H)
(合成例3) チオール基含有ポリシルセスキオキサンの合成
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(KBM−803、信越化学社製)4.91g(25mmol)に0.2%硝酸14mlを加え、密閉容器中、20℃で3時間撹拌し、60℃で24時間熟成した。密閉容器を開け、上澄みを捨て、下層部分を60℃、24時間真空乾燥して3−メルカプトプロピル基を含有するポリシルセスキオキサン(PSQ)を得た。
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(KBM−803、信越化学社製)4.91g(25mmol)に0.2%硝酸14mlを加え、密閉容器中、20℃で3時間撹拌し、60℃で24時間熟成した。密閉容器を開け、上澄みを捨て、下層部分を60℃、24時間真空乾燥して3−メルカプトプロピル基を含有するポリシルセスキオキサン(PSQ)を得た。
(実施例1)
合成例3で得られた、チオール基含有ポリシルセスキオキサン10gとトリアリルイソシアヌレート4gとの混合物2.0gに、合成例1で得られた2,5−ジアリル−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン50mgをクロロホルム0.4gに溶解した溶液を添加混合した。
得られた混合物を膜厚が0.2mmとなるようガラス上に塗布し、120℃のオーブンにより30分間乾燥した。乾燥後、アイグラフィックス社製の紫外線照射装置(ECS−301)を用い、365nmにおける積算光量が1000mJ/cm2 となるよう照射し、橙色の蛍光性硬化ガラスを得た。
合成例3で得られた、チオール基含有ポリシルセスキオキサン10gとトリアリルイソシアヌレート4gとの混合物2.0gに、合成例1で得られた2,5−ジアリル−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン50mgをクロロホルム0.4gに溶解した溶液を添加混合した。
得られた混合物を膜厚が0.2mmとなるようガラス上に塗布し、120℃のオーブンにより30分間乾燥した。乾燥後、アイグラフィックス社製の紫外線照射装置(ECS−301)を用い、365nmにおける積算光量が1000mJ/cm2 となるよう照射し、橙色の蛍光性硬化ガラスを得た。
(実施例2)
合成例3で得られた、チオール基含有ポリシルセスキオキサン10gとトリアリルイソシアヌレート4gとの混合物2.0gに、合成例2で得られた2,5−ジプロピル−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン50mgをクロロホルム0.4gに溶解した溶液を添加混合した。
得られた混合物を膜厚が0.2mmとなるようガラス上に塗布し、120℃のオーブンにより30分間乾燥した。乾燥後、アイグラフィックス社製の紫外線照射装置(ECS−301)を用い、365nmにおける積算光量が1000mJ/cm2 となるよう照射し、黄色の蛍光性硬化ガラスを得た。
合成例3で得られた、チオール基含有ポリシルセスキオキサン10gとトリアリルイソシアヌレート4gとの混合物2.0gに、合成例2で得られた2,5−ジプロピル−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン50mgをクロロホルム0.4gに溶解した溶液を添加混合した。
得られた混合物を膜厚が0.2mmとなるようガラス上に塗布し、120℃のオーブンにより30分間乾燥した。乾燥後、アイグラフィックス社製の紫外線照射装置(ECS−301)を用い、365nmにおける積算光量が1000mJ/cm2 となるよう照射し、黄色の蛍光性硬化ガラスを得た。
(光透過率)
実施例1で得られた蛍光性硬化ガラスを、PerkinElmer社の紫外可視近赤外分光光度計Lambda950を用いて800nmから300nmの範囲で光透過率を測定し、図1の結果を得た。
また、実施例2で得られた蛍光性硬化ガラスを、PerkinElmer社の紫外可視近赤外分光光度計Lambda950を用いて800nmから300nmの範囲で光透過率を測定し、図2の結果を得た。
実施例1で得られた蛍光性硬化ガラスを、PerkinElmer社の紫外可視近赤外分光光度計Lambda950を用いて800nmから300nmの範囲で光透過率を測定し、図1の結果を得た。
また、実施例2で得られた蛍光性硬化ガラスを、PerkinElmer社の紫外可視近赤外分光光度計Lambda950を用いて800nmから300nmの範囲で光透過率を測定し、図2の結果を得た。
(耐光性)
実施例1および2で得られた蛍光性硬化ガラスをUVP社UV Crosslinker CL−1000Lを用いて24時間の紫外光照射を行ったが、照射後の硬化物に退色は見られず、さらに数日照射しても退色は見られなかった。
なお、合成例1で得られたジアリル化化合物1mgを、クロロホルム5gに溶解し、この色素溶液に対して同様に紫外光照射を行ったところ、24時間で溶液の色は完全に消失した。
また、合成例2で得られたジプロピル化化合物1mgを、クロロホルム5gに溶解し、この色素溶液に対して同様に紫外光照射を行ったところ、30時間で溶液の色は完全に消失した。
実施例1および2で得られた蛍光性硬化ガラスをUVP社UV Crosslinker CL−1000Lを用いて24時間の紫外光照射を行ったが、照射後の硬化物に退色は見られず、さらに数日照射しても退色は見られなかった。
なお、合成例1で得られたジアリル化化合物1mgを、クロロホルム5gに溶解し、この色素溶液に対して同様に紫外光照射を行ったところ、24時間で溶液の色は完全に消失した。
また、合成例2で得られたジプロピル化化合物1mgを、クロロホルム5gに溶解し、この色素溶液に対して同様に紫外光照射を行ったところ、30時間で溶液の色は完全に消失した。
(耐熱性)
実施例1および2で得られた蛍光性硬化ガラスを100度のオーブンに96時間入れたが、大きな色相の変化は見られず、蛍光性の消失もなかった。
なお、合成例1で得られたジアリル化化合物5mgを、N−メチルピロリドン2gに溶解し、この色素溶液に対して同様にオーブンに入れたところ、溶液の色はほとんど消失し、蛍光性は完全に消失した。
実施例1および2で得られた蛍光性硬化ガラスを100度のオーブンに96時間入れたが、大きな色相の変化は見られず、蛍光性の消失もなかった。
なお、合成例1で得られたジアリル化化合物5mgを、N−メチルピロリドン2gに溶解し、この色素溶液に対して同様にオーブンに入れたところ、溶液の色はほとんど消失し、蛍光性は完全に消失した。
前記の耐光性および耐熱性試験の結果から、合成例1および2で得られた色材化合物が有機無機ハイブリッドとしてポリシルセスキオキサンのネットワークに取り込まれることによって、光および熱安定性が飛躍的に向上していることが確認できた。
Claims (5)
- チオール基含有ポリシルセスキオキサンと、アリル基含有化合物と、色材とを含むことを特徴とする紫外線硬化性樹脂組成物。
- 前記チオール基含有ポリシルセスキオキサンのチオール基が、3−メルカプトプロピルシリル基として含まれていることを特徴とする請求項1記載の紫外線硬化性樹脂組成物。
- 前記アリル基含有化合物のアリル基が、酸素または窒素原子に結合していることを特徴とする請求項1または2記載の紫外線硬化性樹脂組成物。
- 前記アリル基含有化合物が、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルフタレートおよびペンタエリスリトールトリアリルエーテルから選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の紫外線硬化性樹脂組成物。
- 請求項1から4のいずれかに記載の紫外線硬化性樹脂組成物を紫外線硬化させて得られることを特徴とする有機無機ハイブリッド色材。
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- 2015-01-07 JP JP2015001307A patent/JP2016125020A/ja active Pending
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