JP2016124944A - 電気電子機器用粘着シートおよびこれを用いた電気電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材と、前記基材の少なくとも一方面に粘着層を備えた粘着シートであって、前記基材の見掛け比重が1.0以上1.5以下であり、前記基材の厚みが50μm以上250μm以下かつ単位面積あたりの質量が50g/m2以上375g/m2以下であり、前記粘着層は、シリコーン系粘着剤を50質量%以上含み、ガラスに対する粘着力が0.005N/25mm以上0.3N/25mm以下かつボールタック試験におけるタック値が5以下であり、前記粘着シートをガラス板に貼付した際の気泡の有無を確認する気泡確認試験により測定される気泡が存在しない、電気電子機器用粘着シート。
【選択図】なし
Description
[1]基材と、前記基材の少なくとも一方面に粘着層を備えた粘着シートであって、前記基材の見掛け比重が1.0以上1.5以下であり、前記基材の厚みが50μm以上250μm以下かつ単位面積あたりの質量が50g/m2以上375g/m2以下であり、前記粘着層は、シリコーン系粘着剤を50質量%以上含み、ガラスに対する粘着力が0.005N/25mm以上0.3N/25mm以下かつボールタック試験におけるタック値が5以下であり、前記粘着シートをガラス板に貼付した際の気泡の有無を確認する気泡確認試験により測定される気泡が存在しない、電気電子機器用粘着シート、および
[2]前記[1]記載の粘着シートが貼付された電気電子機器、に関する。
なお、本発明は、本実施形態に限定されるものではない。他の実施形態として、基材の両面に粘着層を有していても良いし、粘着層と粘着層以外の任意の他の層等とを有していても良い。
された電気電子機器の性能を妨害しない透明性や被着体と電気電子機器用粘着シート
間に気泡等を生じさせないで、被着体に速やかに貼合することができる素材が好適に
用いられ、特にはプラスチック材料が好適に用いられる。
見掛け比重=(w/t)×100 ・・・(I)
特に好適に用いることができる用途として、励起子によって発光する電子部品を含む電気電子機器が挙げられ、励起子形成物質、これを用いた発光材料、発光方法および発光素子、並びに発光素子を用いた装置が挙げられる。
シリコーン系粘着剤として「X−40−3229」(固形分60質量%、信越化学工業社製)90質量部および「KR−3700」(固形分60質量%、信越化学工業社製)10質量部、白金触媒として「CAT−PL−50T」(信越化学工業社製)0.5質量部、ならびに溶剤としてトルエン300質量部を配合し、ディスパーで攪拌して、シリコーン系粘着剤組成物を調製した。得られたシリコーン系粘着剤組成物を、基材となるポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製「A4100」、厚み:100μm)に、乾燥後の厚みが20μmとなるよう塗布し、80℃で90秒間加熱した後、130℃で80秒間加熱した。このようにして、基材上に粘着層を形成した。次いで、粘着層の表面に、ポリエステル樹脂フィルム(東洋紡社製「E5000」、厚み:50μm)を貼り合わせて、粘着層表面の保護された粘着シートを得た。得られた粘着シートを用いて評価を行った。
基材にポリイミドフィルム(東レ・デュポン株式会社製「カプトン」、厚み:50μm)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、粘着シートを得た。得られた粘着シートを用いて評価を行った。
基材にポリエチレンナフタレートフィルム(帝人デュポンフィルム株式会社製「Q83」、厚み:50μm)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、粘着シートを得た。得られた粘着シートを用いて評価を行った。
基材にポリカーボネートフィルム(旭硝子株式会社製「カーボグラスフィルムC110C」、厚み:100μm)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、粘着シートを得た。得られた粘着シートを用いて評価を行った。
基材にポリ塩化ビニリデン(旭化成ケミカルズ社製「サラン−UB」、厚み:25μm)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、粘着シートを得た。得られた粘着シートを用いて評価を行った。
加熱条件を100℃で5秒間加熱した後、150℃で15秒間加熱した以外は実施例1と同様にして、粘着シートを得た。得られた粘着シートを用いて評価を行った。
粘着シートを50mm×100mmサイズに裁断後、クラス10000のクリーンルーム(23℃50%RH)内でエタノールを用いて表面を拭くことで洗浄し30分自然乾燥させた200mm×200mmサイズのソーダライムガラス(旭硝子株式会社製:フロート板ガラス)上に、以下の方法により貼り付けた。
図1に示されるように、粘着シートの基材1を上面、粘着層2を下面とし、粘着シートの50mm長の一方の辺をガラス板3に接触させ、粘着シートの50mm長の他方の辺をガラス板3から高さ30mmの位置になるように配置した。この状態から粘着シートを自重のみでガラス板3に向けて落下させて貼付した。その後、気泡の有無を確認し、気泡無しを○、気泡有りを×として評価した。
粘着シートの貼付から10秒経過時に直径2mm以上の気泡が存在しない状態を気泡が存在しない状態とする。気泡サイズは、粘着シートの貼付から10秒経過時のガラス板への貼合状態をデジタルビデオカメラで撮影し、JIS P 8208に準じた夾雑物測定図表を用いて測定した。結果を表1に示す。
粘着シートを25mm×150mmサイズに裁断後、エタノールを用いて表面を拭くことで洗浄し30分自然乾燥させた200mm×300mmサイズのソーダライムガラス(旭硝子株式会社製:フロート板ガラス)上に、重さ2kgのロールを用いて1往復させることでガラスに貼付した。その後23℃50%RH環境下に72時間静置した後、剥離角度180°、剥離速度10m/minでガラスから粘着シートを引き剥がした。このときの、ガラスの表面における糊残りの有無を目視で確認し、糊残り無しを○、糊残り有りを×として評価した。結果を表1に示す。
2 粘着層
3 ガラス板
Claims (4)
- 基材と、前記基材の少なくとも一方面に粘着層を備えた粘着シートであって、前記基材の見掛け比重が1.0以上1.5以下であり、前記基材の厚みが50μm以上250μm以下かつ単位面積あたりの質量が50g/m2以上375g/m2以下であり、前記粘着層は、シリコーン系粘着剤を50質量%以上含み、ガラスに対する粘着力が0.005N/25mm以上0.3N/25mm以下かつボールタック試験におけるタック値が5以下であり、前記粘着シートをガラス板に貼付した際の気泡の有無を確認する気泡確認試験により測定される気泡が存在しない、電気電子機器用粘着シート。
- 前記粘着シートは、励起子によって発光する電子部品を含む電気電子機器の一部を保護する保護部材として貼付するための粘着シートである、請求項1記載の電気電子機器用粘着シート。
- 前記粘着層は、前記基材上に塗布した前記粘着剤を、50℃以上100℃未満の温度で10秒〜150秒加熱する第1加熱工程と、100℃以上170℃未満の温度で15秒〜180秒加熱する第2加熱工程とを経て形成される、請求項1または2記載の電気電子機器用粘着シート。
- 請求項1〜3いずれか記載の粘着シートが貼付された電気電子機器。
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