JP2016124080A - シート切断装置 - Google Patents

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三正 満仲
Mitsumasa Mitsunaka
三正 満仲
惠介 黒田
Keisuke Kuroda
惠介 黒田
利秀 小澤
Toshihide Ozawa
利秀 小澤
田中 康弘
Yasuhiro Tanaka
康弘 田中
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Kohno Plant Works Co Ltd
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
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Abstract

【課題】切れ味のよいシート切断装置を提供すること。【解決手段】長尺状のシートaを連続的に枚葉に切断するシート切断装置10は、直線状に伸びる刃先を有する切断カッター80と、切断カッター80の刃先82が円柱外周面32から外側に延びるように切断カッター80を保持する切断用ドラム20と、切断用ドラム20に隙間をおいて対峙する位置に配置された挟み用ドラム40と、を備える。切断カッター80は、傾斜面83及び切断側傾斜面84を有する。切断側傾斜面84が、カッター中心線CLより切断方向CW側に傾いている。切断側傾斜面84とカッター中心線CLとの間の角度θは、切断用ドラム20が回転軸の周りを回転し、刃先82がシートaに接触した際のシートaと切断側傾斜面84との間の角度βが直角又は鈍角となるような角度である。【選択図】図5

Description

本発明は、長尺状のシートを連続的に枚葉に切断するシート切断装置に関する。
長尺状のシートを連続的に枚葉に切断するシート切断装置として、切断用ドラムと挟み用ドラムとの間にシートを送り込み、切断用ドラムに設けられた切断カッターでそのシートを切断するシート切断装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−23156号公報
しかし、特許文献1に記載のシート切断装置は、切断カッターが切断用ドラムの回転軸に直交する断面において、切断カッターの刃先が、回転軸と切断カッターの刃先とを結んだカッター中心線に対して対称に形成されている、いわゆるセンター刃であるので、切断用ドラムの回転により刃先がシートに接触した際の、シートに対する刃先の角度が小さく、切れ味がよくない。
特に、厚いシートを切断する場合やシートに補強材が入っている場合には、さらに切れ味が悪化する。
そこで、本発明の課題は、切れ味のよいシート切断装置を提供することにある。
本発明のシート切断装置は、以下の(1)から(12)を提供する。
(1) 長尺状のシートを連続的に枚葉に切断するシート切断装置であって、
直線状に伸びる刃先を有する切断カッターと、
回転軸の周りを切断方向に回転する切断用ドラムと、
前記切断用ドラムに隙間をおいて対峙する位置に配置された挟み用ドラムと、を備え、
前記切断用ドラムは、円柱外周面を有する切断用ドラム本体と前記切断カッターの刃先が前記円柱外周面から前記切断用ドラム本体の外側に延びるように前記切断カッターを保持するカッター保持機構とを有し、
前記切断カッターは、前記回転軸に直交する断面において、前記切断用ドラムの径方向外側に向かうに従い互いに接近する一対の傾斜面を有し、
前記一対の傾斜面のうち、前記切断方向側の切断側傾斜面が、前記切断カッターが切断用ドラムに取り付けられている位置と前記回転軸との間を結んだカッター中心線より前記切断方向側に傾いている、シート切断装置。
(2) 前記切断側傾斜面と前記カッター中心線との間の角度θは、15°以上40°以下の範囲内である、(1)に記載のシート切断装置。
なお、前記刃先を通る前記円柱外周面の接線のうち、前記刃先の前記切断方向側の切断側接線と、前記切断側傾斜面との間の角度γは、70°以上90°以下の範囲内であることが好ましい。
(3) 前記切断カッターは、複数の切断カッター部を有し、
前記カッター保持機構は、それぞれが各切断カッター部を取り外し可能に保持する複数のカッター保持部を有する、(1)又は(2)に記載のシート切断装置。
(4) 前記カッター保持機構は、前記複数の切断カッター部のうち隣接する2つの切断カッター部の間の隙間がなくなるように、前記複数の切断カッター部を前記回転軸方向に押圧力を付与する押圧力付与部を有する、(3)に記載のシート切断装置。
なお、前記切断用ドラム本体は、前記挟み用ドラム本体の径の2倍から3倍の範囲内の径であることが好ましい。
(5) 前記切断用ドラムと前記挟み用ドラムとの間の隙間は、前記シートの厚さより狭い、(1)から(4)のいずれかに記載のシート切断装置。
特に、前記切断用ドラムと前記挟み用ドラムとの間の隙間は、0.5mm以上4mm以下の範囲内であることが好ましい。
(6) 前記挟み用ドラムは、円柱外周面を有する挟み用ドラム本体と、前記切断用ドラムが回転軸の周りを回転した際に前記刃先が食い込むように前記円柱外周面に巻かれた弾性体部とを有する、(1)から(5)のいずれかに記載のシート切断装置。
(7) 前記弾性体部及び前記切断用ドラム本体の少なくとも一方は弾性体で形成されている、(6)に記載のシート切断装置。
また、前記弾性体部は、前記切断用ドラム本体とは異なる材質で形成されていてもよい。
(8) 前記シートが前記切断用ドラムの回転により送り出されるように、前記シートを前記挟みドラムと前記円柱外周面とで挟む、(1)から(7)のいずれかに記載のシート切断装置。
(9) さらに、前記シートを前記切断用ドラムと前記挟み用ドラムとの間の隙間に送り出す、前記切断用ドラムの上流側に設けられたシート送り出し機構を備える、(1)から(8)のいずれかに記載のシート切断装置。
(10) 前記シート送り出し機構は、前記切断用ドラムの送り出し速度より速い送り出し速度で前記シートを送り出す、(9)に記載のシート切断装置。
(11) さらに、前記シート送り出し機構から送り出されたシートが前記切断用ドラムと前記挟み用ドラムとの間に送り込まれるように、前記切断用ドラムと前記シート送り出し機構との間に設けられた案内板を備え、
前記案内板は、前記シート送り出し機構から送り出されたシートをそのシートの下から支えて案内する、(9)又は(10)に記載のシート切断装置。
(12) さらに、前記シートが前記シート送り出し機構に送り込まれるように、前記シート送り出し機構の上流側に設けられたガイドベーンを備え、
前記ガイドベーンは、前記シート送り出し機構に送り込まれるシートの側部に接触する、(9)から(11)のいずれかに記載のシート切断装置。
本発明によれば、切断側傾斜面が、カッター中心線より切断方向側に傾いているので、切断用ドラムが回転軸の周りを回転し、刃先がシートに接触した際に、刃先がシートに対して概ね直角の方向に向いており、切断カッターは効率よくシートを切断するので、切れ味のよいシート切断装置を提供することができる。
本発明に係るシート切断装置の全体構成を示す側面図である。 図1に示すシート切断装置の切断用ローラの一部を省略した拡大斜視図である。 図1に示すシート切断装置の部分拡大図である。 図1に示すシート切断装置の切断用ローラにおける切断カッターの取り付け部分を説明する部分拡大図である。 図1に示すシート切断装置の切断動作を説明する部分拡大図である。
図1から図5を参照して、本発明に係るシート切断装置10の説明をする。
図1に示すように、シート切断装置10は、長尺状のシートaを連続的に枚葉に切断する装置であり、切断カッター80と、切断用ドラム20と、挟み用ドラム40とを備える。シート切断装置10は、さらに、シート送り出し機構50と、案内板76と、ガイドベーン77と、投入案内板74と、複数の搬出ローラ78と、駆動機構70とを備える。切断カッター80は、複数の切断カッター部81を有する(図4参照)。
図5に示すように、シートaは、等幅かつ等厚のベルトで、例えば、リング状のベルトコンベアを切断した帯状のベルトコンベアである。ベルトとしては、帆布に、ゴム、塩ビ樹脂、ポリウレタン樹脂又はナイロン樹脂をコーティングしたベルトを例示できる。また、ベルトは使用済みで偏摩耗していてもよい。
駆動機構70は、駆動源71と、駆動源71の回転力を伝達するチェーン72と、チェーン72が掛けられる切断カッター側従動歯車27と、切断カッター側従動歯車27の回転に伴って回転する切断カッター側駆動歯車28と、送り出し側歯車58と、切断カッター側駆動歯車28の回転を送り出し側歯車58に伝達するチェーン73とを備える。駆動源71は、切断用ドラム20に所定のトルクを付与することができるよう、モータやエンジンで構成される。
切断カッター側駆動歯車28は、切断カッター側駆動歯車28と送り出し側歯車58との回転速度が同じになるように、送り出し側歯車58のピッチ円直径と同じピッチ円直径を有する。
また、後述する駆動側ローラ52は、駆動側ローラ52の円周速度が切断用ドラム20の円周速度と同じか駆動側ローラ52の円周速度が切断用ドラム20の円周速度より速くなるように、切断用ドラム20の外径と同じか若干大きい外径を有する。駆動機構70は、シートaの送り速度が15cm/s以上45cm/s以下、好ましくは、20cm/s以上40cm/s以下、より好ましくは、25cm/s以上35cm/s以下の範囲内となるように設定される。
シート送り出し機構50は、駆動側ローラ52と、従動側ローラ62と、駆動側ローラ52と従動側ローラ62との間の隙間を調節する隙間調節機構56とを備える。隙間調節機構56は、例えば、ボルトとナットで構成される。
投入案内板74は、シートaが駆動側ローラ52と従動側ローラ62との間の隙間に送られるように、シート送り出し機構50の上流側に設置されている。
投入案内板74は、シートaの投入の作業効率が向上するように、シートaの投入方向において、シート送り出し機構50側の端部の位置(図1において投入案内板74の左側)より、シート送り出し機構50とは反対側の端部の位置(図1において投入案内板74の右側)が下がる傾斜状態に設置されている。
複数の搬出ローラ78は、長尺状のシートaが連続的に枚葉に切断された短尺状のシートa’が搬出受け台79に送り出されるように、切断用ドラム20の下流に設置される。
図2及び図3に示すように、切断用ドラム20は、回転軸O(図1参照)の周りを切断方向(各図の例では、時計回転方向)CWに回転する円柱形状のドラムである。
切断用ドラム20は、切断用ドラム本体23とカッター保持機構90とを有する。
切断用ドラム本体23は、円柱形状のドラム本体部22と、ドラム本体部22の外周に嵌められ、円柱外周面32を有する筒部30とを有する。
ドラム本体部22には、切断カッター80がドラム本体部22に取り付けられるように、円柱形の側面に溝24が形成されている。溝24には、後述するねじ29が螺合するねじ穴26が形成されている。
筒部30には、切断カッター80の刃先82が円柱外周面32から外側に延在するように、スリット36が形成されている。また、筒部30には、ねじ29をねじ穴26に螺合させたり解除させたりするためのドライバー等を差し込むための作業用穴34が形成されている。
カッター保持機構90は、切断カッター80の刃先82が円柱外周面32から切断用ドラム本体23の外側に延びるように切断カッター80を切断用ドラム本体23に保持する。カッター保持機構90は、ドラム本体部22に形成されたねじ穴26と切断カッター80に形成された取り付け用穴86とねじ穴26に螺合するねじ29とを有する。取り付け用穴86は、切断用ドラム本体23から出ている刃先82の寸法の調整ができるよう、長穴に形成されている。また、切断用ドラム本体23から出ている刃先82の寸法の調整がし易いように、切断カッター80の端部と溝24の当接面87との間に、調整用ライナーを挿入するための隙間が形成されている。
図4に示すように、カッター保持機構90は、さらに、切断カッター80が複数の切断カッター部81を有している場合、複数のねじ29は、各切断カッター部81に分けられ、分けられた複数のねじ29をカッター保持部として機能する。そして、カッター保持機構90は、さらに、複数の切断カッター部81のうち隣接する2つの切断カッター部81の間の隙間がなくなるように、複数の切断カッター部81を回転軸Oの方向(図4において左方向)に押圧力を付与する押圧力付与部91を有する。
図2及び図4に示すように、押圧力付与部91は、切断用ドラム20のドラム本体部22に固定されたフレーム92と、フレーム92に形成されたねじ穴に螺合するねじ94と、ドラム本体部22に固定され、フレーム92とは反対側に固定された当て部96とを有する。このように、押圧力付与部91は、ねじ94を回転させることにより、ねじ94がフレーム92に対して押圧方向(図4において左側)に進み、複数の切断カッター部81を当て部96に押しつけるように構成されている。
挟み用ドラム40は、切断用ドラム20に隙間をおいて対峙する位置に配置される。挟み用ドラム40は、円柱外周面41を有する挟み用ドラム本体42を有する。挟み用ドラム40は、さらに、挟み用ドラム本体42にゴムのような弾性体を巻いたリング状の弾性体部44を有する。
挟み用ドラム本体42の径は、切断用ドラム本体23の径よりも小さいことが好ましく、例えば、切断用ドラム本体23は、挟み用ドラム本体42の径の2倍から3倍の範囲内の径であることが好ましい。また、切断用ドラム20が回転する毎に、刃先82が常に弾性体部44の円周方向において同じ位置にあたらないように、切断用ドラム本体23の径と挟み用ドラム本体42の径との最小公倍数ができるだけ大きいことが好ましく、例えば、切断用ドラム本体23の径と挟み用ドラム本体42の径との最小公倍数が、10以上、好ましくは、50以上、より好ましくは100以上である。
挟み用ドラム40は、挟み用ドラム40と切断用ドラム20との間の隙間を調整するための隙間調整機構48を有する。隙間調整機構48は、例えば、ボルトとこれに螺合するナットとで構成される。
図3に示すように、隙間調整機構48は、切断用ドラム20の円柱外周面32から刃先82までの最短距離tが切断用ドラム20と挟み用ドラム40との間の隙間dより長くなるように、かつ、切断用ドラム20と挟み用ドラム40との間の隙間dがシートaの厚さbより狭くなるように、調整する。具体的には、挟み用ドラム40と切断用ドラム20との間の隙間は、シートaの厚さより0.5から4mm、好ましくは、1から3mm、より好ましくは、1.5から3mm狭くなるよう、調整される。
また、図5に示すように、隙間調整機構48は、切断用ドラム20が回転する際に、切断カッター80の刃先82が、弾性体部44に食い込むが、挟み用ドラム本体42には接触しないように、切断用ドラム20と挟み用ドラム40との間の隙間dを調整する。
弾性体部44は、切断用ドラム20が回転軸Oの周りを回転した際に、刃先82が食い込むように円柱外周面41に巻かれている。弾性体部44は、ドラム本体部22とは異なる材質で形成されており、切断カッター80の刃先82が食い込む材質であり、また、シートaが滑りにくい材質であることが好ましく、例えば、ゴム、シリコン、プラスチック、テフロン(登録商標)で形成されていることが好ましい。
図2及び図3に示すように、切断カッター80は、直線状に伸びる刃先82を有する。即ち、切断カッター80は、板部材の一方の辺に刃を設けたくさび形状を有し、カッター本体85と、カッター本体85から延在し、直線状に伸びる刃先82と、カッター本体85を切断用ドラム20に取り付けるための複数の取り付け用穴86と、を有する。
切断カッター80は、回転軸Oに直交する断面(図3の紙面)において、切断用ドラム20の径方向外側に向かうにしたがい、互いに接近する傾斜面83及び切断方向CW側の切断側傾斜面84を有する。換言すると、傾斜面83と切断側傾斜面84とが交差して刃先82を形成している。切断側傾斜面84が、回転軸Oと切断カッター80が切断用ドラム20に取り付けられている位置との間を結んだカッター中心線CLより切断方向CW側に傾いている。
図5に示すように、切断側傾斜面84とカッター中心線CLとの間の角度θは、切断用ドラム20が回転軸の周りを回転し、刃先82がシートaに接触した際のシートaの表面fと切断側傾斜面84との間の角度βが直角又は鈍角となるような角度であることが好ましい。
刃先82を通る円柱外周面32の接線のうち、刃先82の切断方向CW側の切断側接線Tと、切断側傾斜面84との間の角度γは、直角又は鈍角となるような角度であることが好ましく、例えば、60°以上90°以下、好ましくは、70°以上90°以下、より好ましくは75°以上85°以下の範囲内であることが好ましい。
また、切断側傾斜面84とカッター中心線CLとの間の角度θは、15°以上40°以下、好ましくは、20°以上35°以下、より好ましくは22°以上32°以下の範囲内であることが好ましい。
案内板76は、シートaを下から支えて案内する案内板であり、シート送り出し機構50から送り出されたシートaが切断用ドラム20と挟み用ドラム40との間の隙間に送り込まれるように、切断用ドラム20とシート送り出し機構50との間に設けられる。案内板76の上下方向の位置(特に、切断用ドラム20側の端部)は、ボルトとナットのような調整機構によって調整される。案内板76は、挟み用ドラム40の最上位置より−20mm以上+20mm以下、好ましくは−10mm以上+10mm以下の範囲内の位置に調整される。
ガイドベーン77は、シート送り出し機構50の上流に設けられ、シート送り出し機構50に送り出すシートaが駆動側ローラ52や従動側ローラ62から外れないように、回転軸O方向のシートaの側部に接触する案内板である。
以上のシート切断装置10は、以下のように作動する。
シート切断装置10の駆動源71を作動させ、チェーン72を介して、切断用ドラム20を回転させ、また、シート送り出し機構50を作動させる。これにより、切断用ドラム20及び駆動側ローラ52が回転する。
シート送り出し機構50に投入されたシートaは、シート送り出し機構50の駆動側ローラ52と従動側ローラ62とに挟まれ、駆動側ローラ52の回転により、案内板76の上を滑りながら、かつ、ガイドベーン77によって、切断用ドラム20からはみ出ないように、切断用ドラム20に向けて送り出される。
図5に示すように、送り出されたシートaは、切断用ドラム20と挟み用ドラム40との間の隙間に挿入され、切断用ドラム20の回転により、シートaは切断用ドラム20から下流に向けて送り出される。このとき、切断用ドラム20と駆動側ローラ52との外径及び円周速度が同じであり、駆動側ローラ52の外径が切断用ドラム20の外径より若干大きいので、シート送り出し機構50は、シートaを積極的に切断用ドラム20に送り出す。このため、シート送り出し機構50と切断用ドラム20との間のシートaは、たるんだり、引っ張られたりすることが殆どない。
切断用ドラム20は回転軸Oの周りを回転しているので、切断カッター80の刃先82は、やがてシートaの表面fに接触する。このとき、切断側傾斜面84がカッター中心線CLに対して角度θだけ切断方向CW側に傾いているので、切断側傾斜面84とシートaの表面とのなす角度βは、略直角になる。また、表面fと切断側接線Tとは略平行であるので、角度γは、角度βと略同じになる。
そして、切断用ドラム20がさらに回転すると、略直角であった角度βが大きくなると共に、刃先82がシートaの表面fを下側に押し下げる。これにより、シートaの表面fが表面f’となるように、シートaが弾性変形すると共に、刃先82がシートaの表面f’に食い込むように、シートaの弾性力が作用する。
そして、切断用ドラム20がさらに回転すると、刃先82がシートaに押し込まれると共に、略直角であった角度βが大きくなる。換言すると、刃先82がシートaに押し込まれると共に、切断側傾斜面84がシートaをすくい上げるように回転する。
そして、切断用ドラム20がさらに回転すると、刃先82が接しているシートaの裏面が挟み用ドラム40の円柱外周面41に接触するので、刃先82がシートaの表面f’に食い込み、やがて、表面f’から裏面に貫通し、さらに、弾性体部44に食い込む。これにより、切断カッター80が確実にシートaを切断する。これにより、シートaからシートa’を切り出す。
また、刃先82が弾性体部44に食い込むことにより、切断されたシートa’とシートaとの間を切断側傾斜面84と傾斜面83とで広げる。
切断されたシートa’は、切断用ドラム20と挟み用ドラム40との隙間から、複数の搬出ローラ78に送り出され、搬出受け台79に重ねられる。このとき、シートa’が切り出された残りのシートaは、切断用ドラム20の円柱外周面32と挟み用ドラム40の円柱外周面41とに挟まれているので、残りのシートaが短くなり、送り出し機構50の駆動側ローラ52と従動側ローラ62との間にシートaが挟まれていなくても、シートaが切断用ドラム20の回転により、切断されたシートaの端部が切断用ドラム20の下流側に送り出される。
なお、挟み用ドラム40は、さらに、挟み用ドラム本体42にゴムのような弾性体等を巻いたリング状の弾性体部44を有するとして、説明したが、弾性体部44は、ドラム本体部22に巻かれていても良いし、挟み用ドラム40とドラム本体部22との両方に巻かれていても良い。
以上の説明から明らかなように、シート切断装置10は、切断側傾斜面84が、カッター中心線CLより切断方向側に傾いているので、切断用ドラム20が回転軸Oの周りを回転し、刃先82がシートaに接触した際に、刃先82がシートaに対して概ね直角の方向に向いている。このため、切断カッター80は効率よくシートaを切断することができる。
a シート
a’ 切断されたシート
b シートの厚さ
d 切断用ドラムと挟み用ドラムとの間の隙間
t 切断用ドラムの円柱外周面から刃先までの距離
T 切断側接線
10 シート切断装置
20 切断用ドラム
22 ドラム本体部
23 切断用ドラム本体
30 筒部
32 円柱外周面
34 作業用穴
36 スリット
40 挟み用ドラム
41 円柱外周面
42 挟み用ドラム本体
44 弾性体部
48 隙間調整機構
50 シート送り出し機構
52 駆動側ローラ
56 隙間調整機構
58 送り出し側歯車
62 従動側ローラ
70 駆動機構
71 駆動源
72、73 チェーン
74 投入案内板
76 案内板
77 ガイドベーン
78 搬出ローラ
79 搬出受け台
80 切断カッター
81 切断カッター部
82 切断カッターの刃先
83 切断カッターの傾斜面
84 切断カッターの切断側傾斜面
85 カッター本体
86 取り付け用穴
87 当接面
90 カッター保持機構
91 カッター保持機構の押圧力付与部

Claims (12)

  1. 長尺状のシートを連続的に枚葉に切断するシート切断装置であって、
    直線状に伸びる刃先を有する切断カッターと、
    回転軸の周りを切断方向に回転する切断用ドラムと、
    前記切断用ドラムに隙間をおいて対峙する位置に配置された挟み用ドラムと、を備え、
    前記切断用ドラムは、円柱外周面を有する切断用ドラム本体と前記切断カッターの刃先が前記円柱外周面から前記切断用ドラム本体の外側に延びるように前記切断カッターを保持するカッター保持機構とを有し、
    前記切断カッターは、前記回転軸に直交する断面において、前記切断用ドラムの径方向外側に向かうに従い互いに接近する一対の傾斜面を有し、
    前記一対の傾斜面のうち、前記切断方向側の切断側傾斜面が、前記切断カッターが切断用ドラムに取り付けられている位置と前記回転軸との間を結んだカッター中心線より前記切断方向側に傾いている、シート切断装置。
  2. 前記切断側傾斜面と前記カッター中心線との間の角度は、15°以上40°以下の範囲内である、請求項1に記載のシート切断装置。
  3. 前記切断カッターは、複数の切断カッター部を有し、
    前記カッター保持機構は、それぞれが各切断カッター部を取り外し可能に保持する複数のカッター保持部を有する、請求項1又は2に記載のシート切断装置。
  4. 前記カッター保持機構は、前記複数の切断カッター部のうち隣接する2つの切断カッター部の間の隙間がなくなるように、前記複数の切断カッター部を前記回転軸方向に押圧力を付与する押圧力付与部を有する、請求項3に記載のシート切断装置。
  5. 前記切断用ドラムと前記挟み用ドラムとの間の隙間は、前記シートの厚さより狭い、請求項1から4のいずれかに記載のシート切断装置。
  6. 前記挟み用ドラムは、円柱外周面を有する挟み用ドラム本体と、前記切断用ドラムが回転軸の周りを回転した際に前記刃先が食い込むように前記円柱外周面に巻かれた弾性体部とを有する、請求項1から5のいずれかに記載のシート切断装置。
  7. 前記弾性体部及び前記切断用ドラム本体の少なくとも一方は弾性体で形成されている、請求項6に記載のシート切断装置。
  8. 前記シートが前記切断用ドラムの回転により送り出されるように、前記シートを前記挟みドラムと前記円柱外周面とで挟む、請求項1から7のいずれかに記載のシート切断装置。
  9. さらに、前記シートを前記切断用ドラムと前記挟み用ドラムとの間の隙間に送り出す、前記切断用ドラムの上流側に設けられたシート送り出し機構を備える、請求項1から8のいずれかに記載のシート切断装置。
  10. 前記シート送り出し機構は、前記切断用ドラムの送り出し速度より速い送り出し速度で前記シートを送り出す、請求項9に記載のシート切断装置。
  11. さらに、前記シート送り出し機構から送り出されたシートが前記切断用ドラムと前記挟み用ドラムとの間に送り込まれるように、前記切断用ドラムと前記シート送り出し機構との間に設けられた案内板を備え、
    前記案内板は、前記シート送り出し機構から送り出されたシートをそのシートの下から支えて案内する、請求項9又は10に記載のシート切断装置。
  12. さらに、前記シートが前記シート送り出し機構に送り込まれるように、前記シート送り出し機構の上流側に設けられたガイドベーンを備え、
    前記ガイドベーンは、前記シート送り出し機構に送り込まれるシートの側部に接触する、請求項9から11のいずれかに記載のシート切断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020500728A (ja) * 2016-12-07 2020-01-16 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company 可撓性曲線形ナイフ
JP2020500726A (ja) * 2016-12-07 2020-01-16 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーThe Procter & Gamble Company 梁要素を有するナイフ
TWI774690B (zh) * 2016-09-14 2022-08-21 日商吉野石膏股份有限公司 切割裝置、片材部件的製造裝置、石膏類建材的製造裝置

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