JP2007152529A - ストランド切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間にわたって切断動作を連続しても回転刃の位置にずれが生じず、稼動効率を向上させながら高い精度でストランドの切断ができるストランド切断装置を提供する。
【解決手段】ストランド切断装置3は、固定刃31と、回転体30の取付け台40にボルト60によって固定した回転刃32とを備え、固定刃31と回転刃32とは対向しており、回転刃32は、取付け台40に接触する接触面33、および該接触面33と表裏をなしてボルト60を取り付けるボルト取付面34を有し、ボルト取付面34は、接触面33との間の厚さが刃先32a側から峰32b側に向かって薄くなるように傾斜した傾斜面であり、固定刃31側から送り出したストランドSを固定刃31と回転刃32とによってペレット状に切断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定刃と、回転体に装着した回転刃とを対向させ、前記固定刃側からストランドを送り出してペレット状に切断するストランド切断装置に関する。
従来のストランド切断装置としては、例えば特許文献1に示すようなものがある。
すなわち、固定刃と、この固定刃の送り出し側端面に前方の側面が並行となる円胴形回転体に取り付けられた回転刃とによってストランドを切断するものであり、切断されたペレットが規格内の大きさに収まる上に、きれいで品質の良いものとなるようにするストランド切断装置である。円胴形回転体の周縁部には、後端面から前端面に向けて回転方向側に傾斜して貫通する複数の貫通孔が一定間隔に形成されており、回転刃はその各貫通孔に固定されている。
これにより、切断されたストランドはそのまま円胴形回転体の前端面側で落下するか、または、貫通孔を通って円胴形回転体の後端面側で落下するので、円胴形回転体に貼り付いたままに回転してしまって再度の切断を受けてしまうということが防止され、もって、切断されたペレットが規格内の大きさに収まる上に、きれいで品質の良いものとするものである。
特公平7−80180号公報
しかしながら、このような従来の技術では、切断動作の時間が長くなるにつれて、切断のたびに生じる反作用に因って回転刃の取付位置にずれが生じるおそれがあり、切断製品の規格が厳密な場合には規格を満たさない製品が生じるおそれがあるという問題点があった。この問題点のために、切断製品の規格が厳密な場合には、回転刃のずれを確認したり、調節したりするために切断動作を停止する頻度が多くなり、効率が良くないという問題点があった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、長時間にわたって切断動作を連続しても回転刃の位置にずれが生じず、稼動効率を向上させながら高い精度でストランドの切断ができるストランド切断装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 固定刃(31)と、回転体(30)に装着した回転刃(32)とを対向させ、前記固定刃(31)側からストランド(S)を送り出してペレット状に切断するストランド切断装置(3)において、
前記回転体(30)は、前記回転刃(32)をボルト(60)で固定するための固定部(40)を備え、
前記回転刃(32)は、前記固定部(40)に接触する接触面(33)、および該接触面(33)と表裏をなして前記ボルト(60)を取り付けるボルト取付面(34)を有し、
前記ボルト取付面(34)は、前記接触面(33)との間の厚さが刃先(32a)側から峰(32b)側に向かって薄くなるように傾斜した傾斜面であることを特徴とするストランド切断装置(3)。
[2] 固定刃(31)と、回転体(30)に装着した回転刃(32)とを対向させ、前記固定刃(31)側からストランド(S)を挿入してペレット状に切断するストランド切断装置(3)において、
前記回転体(30)は、前記回転刃(32)をボルト(60)で固定するための固定部(40)を備え、
前記回転刃(32)は、前記固定部(40)に接触する接触面(33)、および該接触面(33)と表裏をなして前記ボルト(60)を取り付けるボルト取付面(34)を有し、
前記固定部(40)は、固定された回転刃(32)の接触面(33)を受ける回転刃取付面(41)と、該回転刃取付面(41)に形成され、前記ボルト(60)が螺合するねじ穴(42)とを有し、
前記ボルト取付面(34)は、前記接触面(33)との間の厚さが刃先(32a)側から峰(32b)側に向かって薄くなるように傾斜した傾斜面であることを特徴とするストランド切断装置(3)。
[3] 前記固定部(40)の前記回転刃取付面(41)は、前記回転体(30)が回転する回転面(C)に対して、回転方向(D)に向かって前記回転刃(32)寄りに傾斜したことを特徴とする[2]に記載のストランド切断装置(3)。
[4] 前記回転刃(32)のボルト取付面(34)は、前記ボルト(60)を差し込む差込み溝を有することを特徴とする[1]または[2]に記載のストランド切断装置(3)。
[5] 前記回転刃(32)のボルト取付面(34)は、前記ボルト(60)を差し込む差込み孔を有することを特徴とする[1]または[2]に記載のストランド切断装置(3)。
[6] 前記ボルト取付面(34)の傾斜角度(F)は、1度から5度であることを特徴とする[1]または[2]に記載のストランド切断装置(3)。
[7] 前記回転刃取付面(41)の傾斜角度(E)は、2度から8度であることを特徴とする[3]に記載のストランド切断装置(3)。
前記本発明は次のように作用する。
ペレット状に切断されるストランド(S)は、上部送出しローラ(21)と下部送出しローラ(22)とに挟まれて固定刃(31)側からこの固定刃(31)に対向している回転刃(32)側に向けて送り出される。回転刃(32)は、ボルト取付面(34)側から接触面(33)側に向かって差込み溝もしくは差込み孔にボルト(60)が差し込まれており、このボルト(60)の先端側を固定部(40)の回転刃取付面(41)に形成されたねじ穴(42)に螺合させることによって固定部(40)に締め付けるようにして固定されている。これにより、回転刃(32)は回転体(30)とともに回転させることができる。
送り出されたストランド(S)は、回転している回転刃(32)の刃先(32a)が固定刃(31)の刃先とすれ違うときにこれらによって切断される。この切断時の回転刃(32)の刃先(32a)と固定刃(31)の刃先との間隔は予め調節しておくことができる。回転刃(32)の差込み溝もしくは差込み孔は、回転刃(32)の刃先(32a)側から峰(32b)側に向かって延びているので、差込み溝もしくは差込み孔に差し込んだボルト(60)の固定位置を変えることによって回転刃(32)の刃先(32a)と固定刃(31)の刃先との間隔が変わる。これにより、切断しようとするストランド(S)の種類に対応して回転刃(32)および固定刃(31)それぞれの刃先同士の間隔を調節することができる。
このように刃先同士の間隔が調節された状態でストランド(S)の切断を開始するが、ストランド(S)の切断中には回転刃(32)および固定刃(31)それぞれに反力(X)が作用する。回転刃(32)に作用する反力(X)は、回転刃(32)を固定部(40)に対して回転方向(D)とは反対方向にずらそうとするように作用する。
この作用に対して、回転刃(32)が固定部(40)に接触する接触面(33)と、この接触面(33)と表裏を成してボルト(60)を取り付けるボルト取付面(34)とが従来のように平行である場合には、接触面(33)が接触している固定部(40)の面と、ボルト(60)の頭部(61)のうちボルト取付面(34)に接触している面とが平行になっているので、強い反力や繰り返される反力を受けて回転刃(32)がずれるおそれがある。
一方、本発明のストランド切断装置(3)では、回転刃(32)に作用した反力(X)によって回転刃(32)の接触面(33)が接触している固定部(40)の回転刃取付面(41)に沿って回転刃(32)がずれる方向に押されることは同様である。しかし、接触面(33)に対してボルト取付面(34)は、接触面(33)との間の厚さが刃先(32a)側から峰(32b)側に向かって薄くなるように傾斜している。このため、反力(X)を受けた回転刃(32)は、ボルト(60)の頭部(61)にボルト取付面(34)が当たる方向に押される。この方向に回転刃(32)が押されると、ボルト取付面(34)にボルト(60)の頭部(61)が食い込もうとするので、回転刃(32)のずれを防止することができる。これにより、回転刃(32)と固定刃(31)との間隔を高精度で維持しながら長時間にわたって切断動作を実行することができる。ボルト取付面(34)の傾斜角度(F)は、1度から5度であることが好ましい。
また、固定部(40)の回転刃取付面(41)は、回転体(30)が回転する回転面(C)に対して、回転方向(D)に向かって回転刃(32)寄りに傾斜していることにより、切断対象物であるストランド(S)に対する最適な切れ味を得ることができるとともに回転刃(32)に対する負荷を緩和できる。この傾斜が小さい場合には、回転刃(32)がストランド(S)に対して垂直方向近くから進入するようになるため、より軟らかいストランド(S)に対しての切れ味が増す。一方、傾斜が大きい場合には、回転刃(32)が鈍角にストランド(S)に進入することになるために硬いストランド(S)を切断する場合には回転刃(32)の刃先(32a)の強度を保持できる。この回転刃取付面(41)の傾斜角度(E)は、2度から8度であることが好ましい。
本発明にかかるストランド切断装置によれば、回転刃は、回転体の固定部に接触する接触面とボルト取付面との間の厚さが刃先側から峰側に向かって薄くなるようにボルト取付面を傾斜させてあるので、切断の際に生じる反力の作用によって回転刃は、ボルト取付面がボルトに当たる方向に押され、これにより回転刃のずれの発生を防止でき、もって長時間にわたって切断動作を連続しても回転刃の位置にずれが生じず、稼動効率を向上させながら高い精度でストランドの切断をすることができる。
また、固定部の回転刃取付面を回転体が回転する回転面に対して、回転方向に向かって回転刃寄りに傾斜したものにした場合には、この傾斜角度をストランドの種類に合わせて適宜な角度とすることによって、ストランドごとに最適な切れ味を得ることができるとともに回転刃に対する負荷を緩和できる。
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
図1から図6までの各図は、本発明の一実施の形態を示している。
図2に示すように、ペレット製造機1は、ストランド送出し装置2によって送られてくる合成樹脂製のストランドSをストランド切断装置3によってペレット状に切断する装置である。ストランド送出し装置2は、切断するストランドSをストランド切断装置3側へ向かうストランド送出し方向Aに送り出して、ストランド切断装置3によって切断させるための装置である。
このストランド送出し装置2は、ストランドSを上下から挟んで送り出すための上部送出しローラ21および下部送出しローラ22をストランド送出し方向Aのストランド切断装置3の手前に備えている。上部送出しローラ21は、外周面がゴムによって被覆されたゴム巻きローラであり、下部送出しローラ22は、金属製のローラである。上部送出しローラ21は、その回転軸21aを支持部材(図示せず)に回転自在に支持されている。一方、下部送出しローラ22は、不図示の動力源に連結されており、この動力源からの動力によって回転させることができる。なお、上部送出しローラ21と下部送出しローラ22とは、上部送出しローラ21が金属ローラであり、下部送出しローラ22がゴム巻きローラであってもよいし、双方ともにゴム巻きローラであってもよい。このストランド送出し装置2によって送り出される合成樹脂のストランドSは、エラストマーなどの軟質樹脂でもよいし硬質樹脂でもよい。
ストランド切断装置3は、ストランド送出し装置2寄りにベースBに固設した固定刃31と、この固定刃31に対向するように円胴形の回転体30に装着した回転刃32とにより、矢印A方向上流のストランド送出し装置2から送り込まれてくるストランドSをペレット状に切断するための装置である。
回転体30は、固定刃31に対面する側の端面とは反対側の端面に回転軸30aが直角に取り付けられている。この回転軸30aは、ストランド送出し方向Aに平行になるように配設されている。回転軸30aは、中間部分を支持部材51に支持されており、回転体30に取り付けられた軸端部とは反対側の軸端部にはプーリ52が取り付けられている。このプーリ52は、プーリケーブル53によってモータMに連結されている。これにより、プーリケーブル53を介して伝達されるモータMの駆動力によって回転体30を回転させることができる。
回転体30は、固定刃31に対面する側の端面の周縁に沿って等間隔に複数の取付け台40(固定部)が固定されている。この取付け台40にはそれぞれに1枚ずつ回転刃32がボルト60によって固定されている。
図1に示したように、取付け台40は、回転刃32の接触面33を受ける回転刃取付面41を有している。この回転刃取付面41は、回転体30が回転する回転面Cに対して、回転方向Dに向かって回転刃32寄りに傾斜した平面になっている。この回転面Cと回転刃取付面41との成す傾斜角度Eは、2度から8度であることが好ましい。回転刃取付面41には、ボルト60が螺合するねじ穴42が穿設されている。このねじ穴42は、回転刃取付面41に対して垂直に交差する方向に穿設されている。したがって、回転体30の回転面Cに対しては、垂直に交差していない。
回転刃32は、取付け台40に固定した際に取付け台40の回転刃取付面41に接触する接触面33と、この接触面33と表裏をなしてボルト60を取り付けるボルト取付面34とが形成されている。ボルト取付面34は、接触面33との間の厚さが回転刃32の刃先32a側から峰32b側に向かって薄くなるように傾斜した傾斜面として形成されている。このボルト取付面34が接触面33となす傾斜角度Fは、1度から5度であることが好ましい。
図5および図6に示したように、回転刃32のボルト取付面34には、ボルト60を差し込む差込み溝35が形成されている。この差込み溝35は、回転刃32の峰32b側から刃先32a側へ向けて切り込んで形成されている。図5には、4つの差込み溝35が形成されているが、これは例示であり、ストランド切断装置3の大きさによる回転刃32の大きさや、回転刃32の強度などの条件によって数は異なる。なお、差込み溝35は、峰32b側と刃先32a側との間に延びるように穿設した長孔である差込み孔でもよい。
以上のようにストランド送出し装置2とストランド切断装置3を具備するペレット製造機1は、図2に示したように、回転体30の下方にペレット落下路11が設けられており、ペレット落下路11の下方には、ペレットを篩いにかけて、切断時に生じたゴミ屑などをペレットから取り除くための篩(ふるい)装置12などが装備されている。
次に作用を説明する。
図1および図5において、回転刃32は、ボルト取付面34側から接触面33側に向かって差込み溝35(もしくは差込み孔)にボルト60を差し込むことができる。差込み溝35に差し込んだボルト60の先端側を取付け台40の回転刃取付面41に形成されたねじ穴42に螺合させることにより、回転刃32を取付け台40に締め付けるようにして固定することができる。
回転刃取付面41は、回転面Cに対して、回転方向Dに向かって回転刃32寄りに傾斜角度Eで傾斜している。これにより、ボルト60を差込み溝35に差し込んで締め付ける位置を調節することによって回転刃32の刃先32aと固定刃31の刃先との間隔を予め調節しておくことができる。この回転刃32の刃先32aと固定刃31の刃先との間隔は、ボルト60の位置が回転刃32の刃先32a寄りから峰32b寄りに変わるにしたがって狭くなる。
図2において、ペレット製造機1は、ストランドSを上部送出しローラ21と下部送出しローラ22とによって挟んで固定刃31側からこの固定刃31に対向している回転刃32側に向けて送り出す。ストランドSは、動力源によって回転する下部送出しローラ22の回転速度を調節することによって単位時間あたりの送出し長さを変えることができ、また、ストランドSを上部送出しローラ21および下部送出しローラ22まで引き出す速度を変えることができるので、ストランドSの太さを変えることができる。ストランドSを切断する際には、回転刃32を備えた回転体30がモータMの駆動力によって回転している。
ストランドSは、回転している回転刃32の刃先32aと固定された固定刃31の刃先とによって切断され、ペレット化される。切断されたペレットは、下方のペレット落下路11に落下して搬送される。ペレットの長さおよび太さは、下部送出しローラ22の回転速度ないし回転体30の回転速度を調節することによって調節することができる。
ストランドSの切断中には、ストランドSから回転刃32および固定刃31それぞれに反力Xが作用する。回転刃32に作用する反力Xは、回転刃32を取付け台40の回転刃取付面41に沿って回転方向Dとは反対方向、すなわち、刃先32aがボルト60に近付く方向にずらそうとするように作用する(図1参照)。
回転刃32が取付け台40に接触する接触面33と、この接触面33と表裏を成してボルト60を取り付けるボルト取付面34とが平行である場合には、反力Xのほとんどが回転刃32を回転刃取付面41に沿ってずらそうとする方向に作用する。したがって、強い力が回転刃32をずらす方向にかかる。
しかし、本発明のストランド切断装置3では、図1に示したように、回転刃32の接触面33に対してボルト取付面34が平行でなく傾斜している。その傾斜面は、接触面33との間の厚さが刃先32a側から峰32b側に向かって薄くなるように形成されている。このため、回転刃32は、反力Xの分力として刃先32aから峰32bに向かう方向の力を受ける。これにより、接触面33が取付け台40の回転刃取付面41に沿ってずれようとするが、ボルト60の頭部61の角部61aにボルト取付面34が当たることとなる。
したがって、この方向に回転刃32が強く押されると、ボルト取付面34にボルト60の頭部61の角部61aが食い込むので、回転刃32のずれが防止される。これにより、回転刃32と固定刃31との間隔を高精度で維持しながら切断動作を長時間にわたって継続することができるので、稼動効率を向上させることができるとともにメンテナンスに掛かる費用を低減することができる。また、高い切断精度を必要とする超ミニペレットの加工をすることができる。
なお、ボルト取付面34の傾斜角度Fは、1度から5度であることが好ましい。ここで、具体的な角度の数値は、長時間にわたって切断動作を連続しても回転刃32の位置にずれが生じず、稼動効率を向上させながら高い精度でストランドSの切断ができるようにするための最適な実施要件であり、ある程度の誤差があってもかまわない。この傾斜角度Fは、さらにストランド切断装置3が大型のものであるか小型のものであるか、すなわち、回転刃32の厚み、幅、差込み溝35の間隔、および該厚み、幅等に伴う強度などにより、例えば、小型のものでは1度から3度、とすることがより好ましい。この角度の数値も上記したように最適な実施要件であり、ある程度の誤差があってもかまわない。
また、取付け台40の回転刃取付面41は、回転体30が回転する回転面Cに対して、回転方向Dに向かって回転刃32寄りに傾斜角度Eの傾斜をしている。このことにより、切断対象物であるストランドSに対する最適な切れ味を得ることができるとともに回転刃32に対する負荷を緩和することができる。
この傾斜角度Eが小さい場合には、回転刃32がストランドSに対して垂直方向近くから切り込むので、より軟らかいストランドSに対して切れ味が増す。一方、傾斜角度Eが大きい場合には、回転刃32が鈍角にストランドSに切り込むことになるために、硬いストランドSを切断する場合には回転刃32の刃先32aの強度を保持することができる。このように切断するストランドSの物性などに応じて回転刃取付面41の傾斜角度Eは、2度から8度であることが好ましい。この具体的な角度の数値は、ストランドSの物性に応じてより良い切断ができるようにするため、および回転刃32の刃先32aの強度を保持するための最適な実施要件であり、ある程度の誤差があってもかまわない。
なお、各実施例において、回転刃32の枚数は、図4に示した12枚に限定されるものではなく、2枚以上のいかなる枚数であってもよい。
本発明の一実施の形態に係るストランド切断装置の回転刃を示す側面図である。 本発明の一実施の形態に係るストランド切断装置を備えるペレット製造機を示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係るストランド切断装置を示す側面図である。 図3の回転体および回転刃を示す正面図である。 図4の回転刃を示す正面図である。 図5の回転刃の一部を拡大して示す拡大図である。
符号の説明
A…ストランド送出し方向
B…ベース
C…回転面
D…回転方向
E…傾斜角度
F…傾斜角度
M…モータ
S…ストランド
X…反力
1…ペレット製造機
2…ストランド送出し装置
3…ストランド切断装置
11…ペレット落下路
12…篩(ふるい)装置
21…上部送出しローラ
21a…回転軸
22…下部送出しローラ
30…回転体
30a…回転軸
31…固定刃
32…回転刃
32a…刃先
32b…峰
33…接触面
34…ボルト取付面
35…差込み溝
40…取付け台
41…回転刃取付面
42…ねじ穴
51…支持部材
52…プーリ
53…プーリケーブル
60…ボルト
61…頭部
61a…角部

Claims (7)

  1. 固定刃と、回転体に装着した回転刃とを対向させ、前記固定刃側からストランドを送り出してペレット状に切断するストランド切断装置において、
    前記回転体は、前記回転刃をボルトで固定するための固定部を備え、
    前記回転刃は、前記固定部に接触する接触面、および該接触面と表裏をなして前記ボルトを取り付けるボルト取付面を有し、
    前記ボルト取付面は、前記接触面との間の厚さが刃先側から峰側に向かって薄くなるように傾斜した傾斜面であることを特徴とするストランド切断装置。
  2. 固定刃と、回転体に装着した回転刃とを対向させ、前記固定刃側からストランドを挿入してペレット状に切断するストランド切断装置において、
    前記回転体は、前記回転刃をボルトで固定するための固定部を備え、
    前記回転刃は、前記固定部に接触する接触面、および該接触面と表裏をなして前記ボルトを取り付けるボルト取付面を有し、
    前記固定部は、固定された回転刃の接触面を受ける回転刃取付面と、該回転刃取付面に形成され、前記ボルトが螺合するねじ穴とを有し、
    前記ボルト取付面は、前記接触面との間の厚さが刃先側から峰側に向かって薄くなるように傾斜した傾斜面であることを特徴とするストランド切断装置。
  3. 前記固定部の前記回転刃取付面は、前記回転体が回転する回転面に対して、回転方向に向かって前記回転刃寄りに傾斜したことを特徴とする請求項2に記載のストランド切断装置。
  4. 前記回転刃のボルト取付面は、前記ボルトを差し込む差込み溝を有することを特徴とする請求項1または2に記載のストランド切断装置。
  5. 前記回転刃のボルト取付面は、前記ボルトを差し込む差込み孔を有することを特徴とする請求項1または2に記載のストランド切断装置。
  6. 前記ボルト取付面の傾斜角度は、1度から5度であることを特徴とする請求項1または2に記載のストランド切断装置。
  7. 前記回転刃取付面の傾斜角度は、2度から8度であることを特徴とする請求項3に記載のストランド切断装置。
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