JP2016123744A - 呼吸用ガスの加温加湿器及びジャケットヒータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】呼吸用ガスを加温加湿する加温加湿器本体1と、加温加湿器本体1と患者に装着される患者インターフェース2との間を接続して患者に呼吸用ガスを供給する送気チューブ5とを有し、送気チューブ5は、呼吸用ガスの流通経路21を形成する内側チューブ20と、内側チューブ20の外周面を包囲する着脱可能なジャケットヒータ10とを有し、ジャケットヒータ10は、柔軟性を有する面状のヒータと、内側チューブ20の外周面を包囲したときに、このジャケットヒータ10両端部を留める留め具11とを有している。
【選択図】 図1
Description
この場合、送気チューブ内部にヒータ線を配置する構造であると、ヒータ線と接触する部分と接触しない部分とで温度ムラが生じて結露が生じ易くなり、また、ヒータが何らかの原因でショート状態となった時に呼吸ガスが発火する懸念もあるので、送気チューブの外側にヒータを設けたものが提案されている。
また、着脱可能なジャケットヒータは柔軟な面状ヒータで形成されているので、内側チューブの外周面を隙間なく包囲して均一に加熱することができる。
このジャケットヒータは、面状ヒータの外周面を断熱層で包囲することで放熱を防ぎ、面状ヒータの熱を内側チューブに伝えて呼吸用ガスを効率的に加温することができる。
ジャケットヒータの留め具を線ファスナー又は面ファスナーにすることで、ジャケットヒータを内側チューブの外周面に巻きつけ保持する作業が簡便となる。
表面層が撥水性を有しているので、水等が滴下される場合でも、内部に浸透することはなく安全である。
図2に示す本実施形態の呼吸用ガスの加温加湿器110は、例えば、自発呼吸を補助して呼吸障害を治療するためのCPAP装置等に接続されて用いられる。CPAP装置は、持続気道陽圧(CPAP:continuous positive airway pressure)と呼ばれる方式の補助喚起法を用いて患者に治療を施す装置であり、ネーザルプロング、気管挿管チューブ、鼻マスク等の患者インターフェース2を介して所定量の酸素と空気との混合気体からなる呼吸用ガスを患者に供給する。そして、呼吸用ガスの加温加湿器110は、患者に供給される呼吸用ガスを適度の温度及び湿度に維持するために設けられており、CPAP装置から送られる呼吸用ガスは呼吸用ガスの加温加湿器110で加温加湿され、患者に供給されるようになっている。
なお、呼吸用ガスの加温加湿器110は、図2に示すように、キャスタ71により移動自在な架台7上に載置されており、架台7とともに全体を移動可能になっている。また、図示は省略するが、呼吸用ガスの加温加湿器110には、チャンバ3内に呼吸用ガスを送り込むためのガス供給機(例えば、CPAP装置)が接続される。
入口側ソケット50は、チャンバ3に接続する接続口53と、温度センサ70を取付けるセンサ取付け口51と、内側チューブ20が接続される筒部52とを一体に形成した構成とされる。
出口側ソケット60は、患者インターフェース2に接続する接続口63と、温度センサ80を取付けるセンサ取付け口61と、内側チューブ20が接続される筒部62とを一体に形成した構成とされる。
出口側ソケット60も入口側ソケット50の場合と同様であり、筒部62は接続口63に連通しており、センサ取付け口61は、接続口63に開口するように設けられている。
内側チューブ20は、例えば、軟質な合成樹脂により形成されており、出口側ソケット60及び入口側ソケット50は、硬質な合成樹脂によって形成されている。
なお、裏布11及び表皮14は、異なる材質のもので構成してもよいし、同じ材質のもので構成してもよい。本発明においては、これら裏布11及び表皮14を表面層と称することとする。また、この表面層を撥水性素材により構成してもよいし、通常の布等の素材に撥水加工したものでもよく、本発明においては、これらを含めて「撥水性を有する」と定義している。
そして、ジャケットヒータ10は、留め具15で幅方向の両端部を留めることで、全体として内側チューブ20の外周部を包囲する筒状に保持される。
断熱層13は、例えば、ネオプレンゴムスポンジなどが用いられる。
入口側温度センサ70は入口側ソケット50のセンサ取付け口51から接続口53内に挿入され、出口側温度センサ80は出口側ソケット60のセンサ取付け口61から接続口63内に挿入されており、温度センサ接合コネクタ90を介して加温加湿器本体1に接続されている。
例えば、入口側温度センサ70の測定で呼吸ガスの温度が30℃〜37℃の範囲になるようにヒータ部の発熱温度を制御し、出口側温度センサ80の測定では入口側温度に対してプラス3℃となる、33℃〜40℃の範囲となるようにジャケットヒータ10の出力が制御される。
この入口側温度に対する出口側温度の制御は、送気チューブ5の長さに応じて固定の数値としてもよいし、使用者が変更可能とできるようにしてもよい。また、必ずしも出口側温度の方が入口側温度よりも高い温度となるような制御でなくてもよいし、その温度差も3℃には限らない。例えば、入口側温度が37℃で出口側温度が38℃、もしくは入口側温度が37℃で出口側温度が35℃等となるように使用者が変更可能としてもよい。ただし、入口側温度に対してプラス3℃を超える温度上昇は患者へ熱危害のおそれがあるため好ましくない。
なお、出口側温度センサ80には、温度センサ回路が二回線設けられており、どちらか一方が故障しても他方の温度センサ回路で測定が行える様に形成されている。
このジャケットヒータ10を内側チューブ20に装着すると、ジャケットヒータ10の内径はほぼ内側チューブ20の外径となり、ジャケットヒータ10が柔軟性を有していることから、蛇腹状の内側チューブ20の外周面に密接して長手方向にずれにくくなる。また、図1に示すように、ジャケットヒータ10の両端が出口側ソケット60の筒部62の基端部分及び入口側ソケット50の筒部52の基端部分に当接することから、出口側ソケット60及び入口側ソケット50も実質的にストッパーとなって、ジャケットヒータ10の長手方向のずれを防止している。したがって、ジャケットヒータ10によって内側チューブ20の全長を包囲した状態に維持することができる。
また、ジャケットヒータ10で均一に加温及び保温することで、室内の雰囲気による影響で結露を生じさせることなく十分な加温及び加湿がなされた呼吸用ガスを安定して患者に供給することができる。
図6に示す第二実施形態のジャケットヒータ30においては、留め具(面ファスナー)41は、相互に着脱可能な一対の接合半体41a,41bにより形成され、一方の接合半体41aはジャケットヒータ10の幅方向の一方の端部に接合面を外向きにして取付けられ、他方の接合半体41bはジャケットヒータ10の他方の端部に接合面を内向きに取付けられている。
また、ジャケットヒータ30の一方の端部の内周部には帯状片42が突出形成されており、ジャケットヒータ30を筒状に形成したときに、帯状片42が他方の端部の内周面に重ねられるようになっている。
この固定状態では、前述したように帯状片42が他方の端部に重ねられるので、その重ねられた部分では、ジャケットヒータ30の両端部の接合面が屈曲した状態となり、隙間から外気が進入することを確実に防止する効果がある。
例えば、実施形態では、留め具を線ファスナーや面ファスナーとして示したが、それらに限定するものではなく、ベルト状の物を巻きつけ、そのベルトで結び付ける等の構造としてもよい。
2 患者インターフェース
3 チャンバ
4 供給用ホース
5 送気チューブ
10 ジャケットヒータ
11 裏布(表面層)
12 面状ヒータ
13 断熱層
14 表皮(表面層)
15 留め具
20 内側チューブ
21 呼吸用ガスの流通経路
30 ジャケットヒータ
41 留め具
110 呼吸用ガスの加温加湿器
Claims (5)
- 呼吸用ガスを加温加湿する加温加湿器本体と、該加温加湿器本体と患者に装着される患者インターフェースとの間を接続して患者に呼吸用ガスを供給する送気チューブとを有し、該送気チューブは、呼吸用ガスの流通経路を形成する内側チューブと、該内側チューブの外周面を包囲する着脱可能なジャケットヒータとを有し、該ジャケットヒータは、柔軟性を有する面状ヒータと、前記内側チューブの外周面を包囲したときに、この包囲状態を保持する留め具とを有していることを特徴とする呼吸用ガスの加温加湿器。
- 前記ジャケットヒータは、前記面状ヒータの外周面を包囲する断熱層を有していることを特徴とする請求項1に記載の呼吸用ガスの加温加湿器。
- 前記留め具は、線ファスナー又は面ファスナーであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の呼吸用ガスの加温加湿器。
- 前記ジャケットヒータは、その両面が表面層に覆われており、該表面層は撥水性を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の呼吸用ガスの加温加湿器。
- 呼吸用ガスを加温加湿する加温加湿器本体と患者に装着される患者インターフェースとの間を接続して患者に呼吸用ガスを供給する送気チューブの外周面を着脱可能に包囲し、前記呼吸用ガスを加温するためのジャケットヒータであって、
柔軟性を有する面状ヒータと、該面状ヒータに積層された断熱層と、前記送気チューブを包囲したときに両端部を着脱可能に保持する留め具とを有することを特徴とするジャケットヒータ。
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