JP2016123221A - 配電系統監視制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】他の配電線からの融通送電を必要とする重要設備B1に関する設備情報を記憶する設備情報記憶部1と、配電系統Bの監視情報を記憶する監視情報記憶部2と、設備情報と監視情報とに基づいて、重要設備B1の配電系統情報を作成する設備状態把握部3と、監視情報に基づいて、重要設備B1の位置情報を把握する位置確認部42と、配電系統情報と位置情報とに基づいて、重要設備B1に対して送電を行う送電ルートを検索する優先送電ルート検索部43と、優先送電ルート検索部43が設定した送電ルートについて、設備情報と監視情報とに基づいて融通送電を行う融通手順を作成する融通手順作成部5と、を有する。
【選択図】図1
Description
[1.構成]
以下、本発明の第一の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、配電系統監視制御装置において、他の配電線からの融通送電を行う構成について重点的に説明し、事故区間を検出するための構成等、その他の構成については省略する。図1は、本実施形態の配電系統監視制御装置Aの一例を示す構成図である。配電系統監視制御装置Aは、配電系統Bに接続されている。配電系統Bは、重要設備B1を有する。なお、配電系統Bは、重要設備B1を複数含んでいても良い。
設備情報記憶部1は、設備情報を記憶する記憶部である。設備情報は、例えば、ある重要設備B1について、送電の優先順位や必要電力量等に関する情報を含む。具体的には、図2に示す通り、優先順位、重要設備、およびその重要設備が融通送電により必要とする電力量等を設備情報として記憶しても良い。
監視情報記憶部2は、配電系統Bの監視情報を記憶する処理部である。監視情報は、重要設備B1が停電しているか、または充電しているかの情報を含む。監視情報は、後述する位置確認部42にも出力される。
設備状態把握部3は、配電系統Bの状態の把握を行う処理部である。設備状態把握部3には、設備情報記憶部1に記憶されている設備情報と、監視情報記憶部2に記憶されている監視情報とが入力される。設備状態把握部3は、設備情報記憶部1の設備情報と、監視情報記憶部2の監視情報とに基づいて、重要設備B1の配電系統情報を作成する。
優先送電ルート設定部4は、重要設備B1に対して送電ルートを設定する処理部である。優先送電ルート設定部4は、送電ルート記憶部41、位置確認部42、優先送電ルート検索部43、優先送電ルート記憶部44を有する。
送電ルート記憶部41は、重要設備B1ごとに、融通送電の際に用いる送電ルートを記憶する記憶部である。記憶される送電ルートは、送電ルート上の全ての開閉器を記憶していても良いし、重要設備B1までの経由点となる開閉器としても良い。送電ルートまたは開閉器は、オペレータが入力部20を介して予め送電ルート記憶部41に記憶させておけば良い。
位置確認部42は、配電系統Bに接続されている重要設備B1の位置情報を把握する処理部である。位置確認部42は、優先送電ルート検索部43からの取得要求に基づいて、重要設備B1について、入力された監視情報を基に位置情報を把握する。なお、重要設備B1の位置情報が予め記憶されている構成としても良い。把握された位置情報は、優先送電ルート検索部43に出力される。
優先送電ルート検索部43は、重要設備B1に対する送電ルートを決定する処理部である。優先送電ルート検索部43は、設備状態把握部3から入力された配電系統情報と、位置確認部42から入力された位置情報に基づいて、送電ルート記憶部41に記憶されている送電ルートから最も適切な送電ルートを検索する。優先送電ルート検索部43は、配電系統情報に含まれる優先順位が高い重要設備B1から順に、送電ルートを検索する構成とする。また、配電系統情報に含まれる監視情報が充電である重要設備B1については、送電ルートを検索しない構成としても良い。
優先送電ルート記憶部44は、優先送電ルート検索部43が決定した送電ルートを記憶する記憶部である。優先送電ルート検索部43が求めた重要設備B1に対する送電ルートは、例えば病院:ルートX、学校:ルートYというように、重要設備ごとに記憶されている。優先送電ルート記憶部44は、記憶された送電ルートを、融通手順作成部5に出力する。
融通手順作成部5は、優先送電ルート記憶部44から入力された送電ルートに基づいて、設備情報記憶部1に記憶されている設備情報と、監視情報記憶部2に記憶されている監視情報とを参照し、融通送電を行う融通手順を作成する処理部である。融通手順とは、送電ルートにおいて、開閉器を開閉する順番等、重要設備B1に対して送電するための手順である。融通手順作成部5は、決定された送電ルートによって重要設備B1へ送電可能か否かを判断する機能を有する。
融通手順記憶部6は、融通手順作成部5において作成された融通手順を記憶する記憶部である。融通手順記憶部6に記憶された融通手順は、出力部30に出力され、表示部に表示される。
以上のような本実施形態の配電系統監視制御装置Aにおける、融通送電を行う送電ルートを設定するフローを、図4および5を参照して説明する。なお、例えば事故発生時において、事故及び事故区間を検出するフロー、および融通対象区間を判断するフローについては、周知の機能であることから説明を省略する。以下の説明では、重要設備B1に対して送電を行う送電ルートを決定するフローについて重点的に説明する。
以上のような本実施形態の作用効果を以下に説明する。
(1)本実施形態の配電系統監視制御装置Aは、他の配電線からの融通送電を必要とする重要設備B1に関する設備情報を記憶する設備情報記憶部1と、配電系統Bの監視情報を記憶する監視情報記憶部2と、設備情報と前記監視情報とに基づいて、重要設備の配電系統情報を作成する設備状態把握部3と、監視情報に基づいて、重要設備B1の位置情報を把握する位置確認部42と、配電系統情報と位置情報とに基づいて、重要設備に対して送電を行う送電ルートを検索する優先送電ルート検索部43と、優先送電ルート検索部43が設定した送電ルートについて、設備情報と監視情報とに基づいて融通送電を行う融通手順を作成する融通手順作成部5と、を有する。従って、重要設備B1への送電経路を確保することが可能となり、重要設備B1への迅速な優先送電が実現される。そのため、重要設備B1の復旧を優先しつつ融通送電を行うことで電力供給サービスのレベルを向上させることが可能となる。
第二の実施形態の配電系統監視制御装置Aの構成は、基本的には第一の実施形態と同じである。ただし、図6に示す通り、優先送電ルート設定部4は、検索条件記憶部45を有する。検索条件記憶部45は、優先送電ルート検索部43が送電ルート記憶部41から送電ルートを検索するときに用いられる、検索条件を記憶する記憶部である。記憶されている検索条件は、優先送電ルート検索部43に出力される。
(1)FCB6→開閉器SW6−1→開閉器SW5−4→開閉器SW5−2→開閉器SW4−4→開閉器SW3−4→開閉器SW3−2→重要設備B1
(2)FCB1→開閉器SW1−1→開閉器SW1−3→開閉器SW2−2→開閉器SW2−4→重要設備B1
第三の実施形態の配電系統監視制御装置Aは、基本的には第一の実施形態と同じである。ただし、図8に示す通り、配電系統監視制御装置Aは、充停電情報記憶部7を有する。充停電情報記憶部7は、配電系統Bの充停電情報を記憶する処理部である。充停電情報は、配電系統Bの各開閉器等が充電しているか、停電しているかの情報を含む。充停電情報は、優先送電ルート設定部4に出力される。充停電情報は、融通手順作成部5に出力され、送電の可否の判断に用いることができる。
(1)FCB6→開閉器SW6−1→開閉器SW5−4→開閉器SW5−2→開閉器SW4−4→開閉器SW3−4→開閉器SW3−2→重要設備B1
(2)FCB1→開閉器SW1−1→開閉器SW1−3→開閉器SW2−2→開閉器SW2−4→重要設備B1
以上のように送電ルートが複数検索された場合には、オペレータが手動で選択するか、優先送電ルート検索部43が自動で選択したルートを使用する。
第四の実施形態の配電系統監視制御装置Aは、基本的には第三の実施形態と同じである。ただし、図10に示す通り、優先送電ルート設定部4は、検索条件記憶部45を有する。検索条件記憶部45は、優先送電ルート検索部43が送電ルート記憶部41から送電ルートを検索するときに用いられる、検索条件を記憶する記憶部である。記憶されている検索条件は、優先送電ルート検索部43に出力される。すなわち、本実施形態は、第二の実施形態と第三の実施形態を組み合わせた構成を有する。
(1)電力系統監視制御装置Aは、CPU等を含むコンピュータを所定のプログラムで制御することによって実現できる。この場合のプログラムは、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで、上記のような各部の処理を実現するものである。
B…配電系統
B1…重要設備
1…設備情報記憶部
2…監視情報記憶部
3…設備状態把握部
4…優先送電ルート設定部
41…送電ルート記憶部
42…位置確認部
43…優先送電ルート検索部
44…優先送電ルート記憶部
45…検索条件記憶部
5…融通手順作成部
6…融通手順記憶部
7…充停電情報記憶部
20…入力部
30…出力部
Claims (7)
- 他の配電線からの融通送電を必要とする重要設備に関する設備情報を記憶する設備情報記憶部と、
配電系統の監視情報を記憶する監視情報記憶部と、
前記設備情報と前記監視情報とに基づいて、前記重要設備の配電系統情報を作成する設備状態把握部と、
前記監視情報に基づいて、前記重要設備の位置情報を把握する位置確認部と、
前記配電系統情報と前記位置情報とに基づいて、前記重要設備に対して送電を行う送電ルートを検索する優先送電ルート検索部と、
前記優先送電ルート検索部が設定した送電ルートについて、前記設備情報と前記監視情報とに基づいて融通送電を行う融通手順を作成する融通手順作成部と、
を有することを特徴とする配電系統監視制御装置。 - 送電ルートが予め記憶されている送電ルート記憶部を有し、
前記優先送電ルート検索部は、前記送電ルート記憶部に記憶されている送電ルートから、前記重要設備に対して送電を行う送電ルートを検索すること、を特徴とする請求項1記載の配電系統監視制御装置。 - 前記設備情報記憶部は、複数の重要設備に関する設備情報を記憶する記憶部であり、
前記設備情報は、複数の重要設備について前記融通送電を行う優先順位に関する情報を含み、
前記優先送電ルート検索部は、前記優先順位の順に、前記重要設備に対して送電を行う送電ルートを検索することを特徴とする請求項1又は2記載の配電系統監視制御装置。 - 前記配電系統情報は、前記重要設備が充停電のいずれの状態にあるかに関する情報を含み、
前記優先送電ルート検索部は、停電状態にある前記重要設備について前記重要設備に対して送電を行う送電ルートを検索することを特徴とする請求項1から3いずれか一項記載の配電系統監視制御装置。 - 前記予め記憶されている送電ルートが、重要設備への経由点であることを特徴とする請求項1から4いずれか一項記載の配電系統監視制御装置。
- 配電系統の充停電情報を記憶する充停電情報記憶部を有し、
前記優先送電ルート検索部は、開閉器の両端に接続しているノードのうち、片方が充電状態である開閉器を検索し、当該開閉器を経由する前記重要設備に対して送電を行う送電ルートを検索することを特徴とする請求項1から5いずれか一項記載の配電系統監視制御装置。 - 前記重要設備に対して送電を行う送電ルートを検索する条件が記憶されている検索条件記憶部を有し、
前記優先送電ルート検索部は、前記検索条件を満たす送電ルートを、前記重要設備に対して送電を行う送電ルートとして設定することを特徴とする請求項1から6いずれか一項記載の配電系統監視制御装置。
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-
2014
- 2014-12-25 JP JP2014262374A patent/JP2016123221A/ja active Pending
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