JP2016123159A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016123159A
JP2016123159A JP2014260437A JP2014260437A JP2016123159A JP 2016123159 A JP2016123159 A JP 2016123159A JP 2014260437 A JP2014260437 A JP 2014260437A JP 2014260437 A JP2014260437 A JP 2014260437A JP 2016123159 A JP2016123159 A JP 2016123159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
current
voltage
capacitor
power converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014260437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6370702B2 (ja
Inventor
裕史 児山
Yuji Koyama
裕史 児山
隆太 長谷川
Ryuta Hasegawa
隆太 長谷川
大地 鈴木
Daichi Suzuki
大地 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014260437A priority Critical patent/JP6370702B2/ja
Publication of JP2016123159A publication Critical patent/JP2016123159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6370702B2 publication Critical patent/JP6370702B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】追加の回路を必要とせず、負荷運転の停止中もコンデンサ電圧を定格値に保ち、変換器の電流歪みを抑制すること。【解決手段】各相毎に半導体スイッチング素子31及びコンデンサ32を含む単位電力変換器3を複数直列接続し、両端を電圧源に接続した、複数相分のレグ2と、単位電力変換器3を制御して所定の電圧を出力させる制御部5とを備える電力変換装置1において、制御部5は、負荷への電流出力を停止する間、単位電力変換器3の備えるコンデンサ32の電圧が同一相内において同一となるように当該レグ2に電流を流す。【選択図】図1

Description

本発明は、単位変換器を多段接続したMMC(Modular Multilevel Converter)回路に好適な電力変換装置に関する。
半導体技術の発展と共に、電力変換器(インバータ)に用いるスイッチング素子も進歩してきた。その成果の1つとして、変換器の多レベル化がある。
従来、電力変換器が高圧系統に連系する際には、2,3電圧レベルの変換器出力をトランスで昇圧するのが一般的であったが、その場合、出力電圧に含まれる高調波成分を低減するために、三相交流出力にリアクトルやコンデンサで構成される高調波フィルタを挿入する必要があった。出力電圧のレベル数が少ないと、含まれる高調波成分も大きい。そのため、電力系統に流れ出す高調波成分が他の機器に悪影響を及ぼさないレベルまで低減させるためには、前記高調波フィルタを大きくする必要があり、結果としてコストの増大と重量の増加を招いていた。
これらを解決するべく、細かい電圧を出力する単位変換器を複数台直列接続することにより、多レベルの階段状の電圧波形を出力できる電力変換器(MMC:Modular Multilevel Converter)の開発が進められている。このMMC回路の場合、多レベル化により出力電圧の波形を正弦波に近付けることができるため、重量、体積及びコストの面で不利な前記高調波フィルタを小型化し、あるいは不要にできるメリットがある。
このMMC回路は、単位変換器がそれぞれ備える直流電圧源が独立しており、それら全ての電圧を一定に保つ必要がある。直列段数が増え、単位変換器の数が増えるほど、蓄電池や絶縁DC/DC変換器といった手段で単位変換器の直流電圧源を用意することが非現実的となる。そのような場合はコンデンサを直流電圧源として、制御によって電圧を一定に保つことが一般的である。Static Synchronous Compensator(STATCOM)やHigh Voltage Direct Current(HVDC)変換器等の系統連系機器に前記MMC回路を適用する場合、系統から電力を得て、単位変換器のコンデンサ電圧を制御することになる。
コンデンサ電圧の制御は、変換器が備える全てのコンデンサ電圧平均値を定格値に一致させる全体電圧制御、各相の備えるコンデンサ電圧平均値を全相平均値に一致させる相間バランス制御、各相の備える個々のコンデンサ電圧を当該相の平均値に一致させる段間バランス制御、などの制御法により実現される。(非特許文献1)
吉井剣他「6.6V トランスレス・カスケードPWM STATCOM−三相200V10kVAミニモデルによる動作検証−」(電気学会産業応用部門論文誌2007年127巻8号p.781−788)
特許第3244836号公報 特開平9−56072号公報
単位変換器のコンデンサ電圧は充放電によって上下するため、単位変換器に電流が流れなければ制御できない。前記STATCOMにおける無効電力補償運転中、及び前記HVDC変換器における電力輸送中は、電流が流れるために全てのコンデンサ電圧は制御される。
しかしながら、STATCOMで無効電力出力を停止する場合や、HVDC変換器で輸送電力を停止する場合は、基本的に単位変換器に電流が流れないので、当該期間は、コンデンサ電圧の段間バランス制御が有効に作用しなくなるという不具合を生じる。
例えばデルタ結線のSTATCOMが無効電力補償運転を停止して、無効電力の出力指令または無効電流指令が零である時も、各種制御は動作するため、全体電圧制御による有効電流と、相間バランス制御による零相電流は流れる。
しかし全体電圧制御と相間バランスの偏差は常に微小であるため、これらの制御による電流も微小であり、流れたとしても段間バランス制御への寄与は小さい。また、単位変換器に流れる電流は、必ず系統または他相にも流れるため、段間のバランスのみに影響する電流のモードは存在しない。
図7は、無効電力出力指令q*がタイミングt0時点で停止した後の、各コンデンサ電圧の変化を示している。図7(A)がr,s,t各相のコンデンサ電圧平均値vcr,vcs,vct、図7(B)がr相の単位変換器が備えるコンデンサの電圧vcr1,vcr2,vcr3、図7(C)が無効電力出力指令q*を示す。
無効電力の停止状態が続くと、図7(B)に示すvcr1〜vcr3のように、部品の個体差等によって生じるコンデンサ電圧の段間アンバランスが大きく広がり、コンデンサ電圧の定格値から著しく乖離したコンデンサが生じて、変換器全体としての出力電圧に歪みが発生する虞がある。出力電圧の歪みは電流歪みにつながり、系統を介して周辺機器へ悪影響を与える。
停止中の直流コンデンサ電圧の制御については、特許文献1や特許文献2のように外部電源から充電する方法がある。
図8は、前記特許文献に記載された技術を用い、電源51から変圧器52を介して得た電力を、充電回路53によりインバータ54の直流コンデンサ55に充電する場合の手法を示す。同図でインバータ54は、系統vsに対して連系インピーダンス56、変圧器57を介して接続されている。
このような手法は、電源51や変圧器52、充電回路53といった追加回路が別途必要となるため、前述のとおり直列段数が多いMMC回路のような用途においては非現実的である。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、追加の回路を必要とせず、負荷運転の停止中もコンデンサ電圧を定格値に保ち、変換器の電流歪みを抑制することを目的とする。
実施形態に係る電力変換装置は、各相毎に半導体スイッチング素子及びコンデンサを含む単位電力変換器を複数直列接続し、両端を電圧源に接続した、複数相分のレグと、前記単位電力変換器を制御して所定の電圧を出力させる制御部とを備える電力変換装置において、前記制御部は、負荷への電流出力を停止する間、相内のバランスに応じて前記単位電力変換器の備えるコンデンサの電圧が同一相内において同一となるように当該レグに電流を流すことを特徴とする。
本発明によれば、追加の回路を必要とせず、負荷運転の停止中もコンデンサ電圧を定格値に保ち、変換器の電流歪みを抑制することが可能となる。
第1の実施形態に係る電力変換器全体の回路構成を示す図。 同実施形態に係る電力変換部の概略回路構成を示す図。 同実施形態に係る制御部による段間のバランス制御の過程を示す図。 第2の実施形態に係る電力変換部の回路構成を示す図。 同実施形態に係る制御部による電圧制御の過程を示す図。 同実施形態に係る制御部による段間のバランス制御の過程を示す図。 無効電力出力指令が停止した後のr,s,t各相のコンデンサ電圧の変化を例示する図。 一般的な充電回路によるインバータの直流コンデンサへの充電手法を例示する図。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る、デルタ結線の無効電力補償装置に適用した電力変換器の全体構成を示す図である。なお、後述する第2の実施形態以下においても、図1に示す電力変換器の構成要素と同一、または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
この電力変換器では、4つのスイッチング素子31と、直流電圧源としてのコンデンサ32とにより構成された単相フルブリッジ構成の単位変換器3を、r,s,tの各相毎にn段直列接続してレグ2を構成し、さらに当該レグ2とリアクトル4とを直列接続し、それら3相分をデルタ結線して電力変換部1を構成する。そして、この電力変換部1内の各単位変換器3を制御する制御部5を備える。
本実施形態では、前述した如くデルタ結線の無効電力補償装置に適用した場合の例であるため、電力変換部1を構成する各相の変換器は、変圧器6を介して、3相交流電源7を含む電力系統vsに連系させている。
前記リアクトル4は、変換器でスイッチングに伴って瞬時的に生じる線間短絡の際の電流増加を抑制する。
前記制御部5は、系統電圧vsr,vss,vst、変換器電流irs,ist,itr、コンデンサ電圧vcr1〜vcrn,vcs1〜vcsn,vct1〜vctnに基づいて、各相の電圧指令値vr*,vs*,vr*を演算し、それらに基づいて実際に各スイッチング素子31を駆動するゲート信号を出力する。また制御部5は、単位変換器3が備えるコンデンサ32の電圧を定格値vc*に維持するため、各種電圧制御、具体的には全体の電圧制御、相間のバランス制御、及び段間のバランス制御等を行なう。
これらの電圧制御のうち、全体の電圧制御は、制御部5が系統vsと電力変換部1の間の有効電流を制御し、電力変換部1が備える全てのコンデンサ電圧の平均値を定格値vc*に一致させる。
図2は、制御部5が実行する相間のバランス制御の内容を示す。同図に示すように制御部5は、各相のコンデンサ電圧平均値をバランスさせる。各相のレグ2が備えるn個のコンデンサ32の平均電圧が相間で異なる場合、制御部5は同図2に示すように電力変換部1のデルタ結線部を循環する零相電流i0を流すことで、相間の電力がアンバランスとなるようにして、各相のコンデンサ電圧平均値を制御する。
例えば零相電流i0が交流で、その位相がr相のレグ2の出力電圧vrと一致している場合、当該r相は有効電力が流出してコンデンサ電圧の平均値が減少する。その一方で、三相平衡電圧であれば、s相とt相には有効電力が流入してコンデンサ電圧の平均値が増加する。このように、相間のバランス制御では、零相電流i0の大きさと位相によってコンデンサ電圧の相間のバランスを制御する。
段間のバランス制御は、各相の個々のコンデンサ電圧をバランスさせる。ある相のレグ2が備えるn個のコンデンサ32の電圧が同レグ2内でアンバランスである場合、各単位変換器3の出力電圧を個別に制御する。
例えば、r相のレグ2の1段目の単位変換器3のコンデンサ電圧が同レグ2中で高い場合、制御部5は同単位変換器3への電圧指令値vr1*に、変換器電流irsと同位相の制御量を加算する。すると同単位変換器3から有効電力が流出し、同単位変換器3のコンデンサ電圧は低下する。同レグ2内の制御量の合計が零であれば、当該相の合計コンデンサ電圧または平均値には影響しない。このように段間のバランス制御は、制御部5が個別の電圧指令値でコンデンサ電圧の段間のバランスを制御する。
図3は、制御部5による段間のバランス制御の過程を示す図である。本実施形態による段間のバランス制御において、制御部5は図3(D)に示すように、無効電力の出力停止時に段間のバランス制御のため零相電流指令値i0*を与える。
図3(C)に示すように、無効電力指令q*をタイミングt0の時点で停止させ、同時点以降は零として無効電力の出力を停止したものとする。
前記零相電流は流れるものの、電流量が微小であるために段間のバランス制御は有効に作用せず、図3(B)に示すようにr相を構成する複数段、例えば3段の単位変換器3のコンデンサ電圧vcr1,vcr2,vcr3は時間の経過と共にそれぞれ個体差に応じてアンバランスな状態となる。
そのうち、例えば3段目の単位変換器3のコンデンサ電圧vcr3が、定格コンデンサ電圧値vc*に対して予め設定されている下限の閾値vclimと等しくなった場合、制御部5ではその状態を検出し、図3(D)に示すようにタイミングt1の時点から、ピーク電流i0bとなるような零相電流指令i0*を与える。ここでピーク電流i0bは、段間のバランス制御を有効に作用させることができる零相電流量である。
ピーク電流i0b〜−i0b間で正弦波状に変位する零相電流i0が当該レグ2に流れることにより、当該レグ2内の段間のバランス制御が作用して、タイミングt2の時点でコンデンサ電圧vcr1〜vcr3が収束して一致し、段間のバランスが成立する。
しかし零相電流i0は相間バランスを制御するものであるため、図3(A)に示すように各相のコンデンサ電圧平均値vcr,vcs,vctはそれまでのバランスした状態からアンバランスな状態に変化している。
タイミングt2の時点で、r相の各コンデンサ電圧vcr1〜vcr3が指令値vc*と一致していないのは、相間にアンバランスが生じてr相のコンデンサ電圧平均値vcrが低下しているためである。
これを是正するため制御部5は、図3(D)に示すようにタイミングt2の時点からタイミングt3の時点の間、それまでと逆方向の零相電流指令i0*を与える。この場合は、タイミングt1の時点からタイミングt2の時点に与えた零相電流指令i0*に対し、位相を反転して、各相の有効電力の流入/流出関係を逆としたものを与える。
このような統括した制御により、コンデンサ電圧の段間のバランスがとれると共に、相間のバランスもとれることになる。タイミングt3の時点で相間のコンデンサ電圧もバランスするため、その後に零相電流i0を流す必要はない。
このように、制御部5は無効電力指令q*を停止しても、相間のバランス制御のために零相電流i0を調整し、図3(A)に示すようにr相のコンデンサ電圧平均値vcr、s相のコンデンサ電圧平均値vcs、t相のコンデンサ電圧平均値vctをバランスさせて、定格コンデンサ電圧値vc*に一致させることができる。
以上に詳述した如く本実施形態によれば、無効電力の出力停止中も各単位変換器3のコンデンサ電圧を全て定格値vc*となるように制御することができるため、電力変換部1の出力電圧と出力電流の双方に歪みを生じない。
なお本実施形態ではr相での制御を例にとって説明したが、他のs相、t相の制御についても同様である。
段間のバランスをとるための零相電流指令i0*の大きさ(±)i0bは、小さすぎると段間のバランスを制御できない。また大きすぎても相間のアンバランスが過大になるため、段間のバランスを制御できる最小値であることが望ましい。最小値は計算や実験から求められ、制御上の定数として与えられる。
また零相電流指令i0*を与えるタイミングの判断としては、コンデンサ電圧を監視し、下限値vclimを下回るコンデンサが現れた時点としたが、無効電力の出力を停止してから所定の時間が経過した時点としても良い。
前記図3では、段間でバランスするタイミングt2の時点まで、相間でアンバランスな状態となる方向の零相電流指令i0*を与え、その後、逆に相間がバランスする方向の零相電流指令i0*を与えているが、アンバランスな状態となる方向の後にバランスする方向への零相電流を流すことを見越して、段間で完全にバランスする前に、バランス方向の零相電流指令i0*を与えることで、制御に要する時間をより短縮できる。
また、零相電流i0が相間でアンバランスとなる方向と、相間でバランスする方向の1回の組合せ制御で段間をバランスさせずに、複数回に分けて前記組合せの零相電流i0を流して段間でバランスさせても良い。また最初に相間がバランスしていない場合は、バランスする方向の零相電流i0を流して段間のバランスを制御しても良い。
また無効電力を出力しても問題ない場合は、零相電流i0を流す代わりに、段間のバランスをとるために無効電流指令を与えて電流を流しても構わない。レグ2に十分な大きさの無効電流が流れることで、段間のバランス制御が作用する。
また前記図1及び図2では、各相において直列接続された複数段の単位変換器3をデルタ結線した電力変換部1を例にとって説明しているが、Y結線であってもよい。
また全ての実施形態の共通事項として、図1ではリアクトル4を各相に入れているが、これを用いずに変圧器6の漏れリアクタンスで代用しても構わない。また前記図1では変圧器6を介して電力系統vsに連系しているが、変圧器6を介さずに連系してもよい。また前記図1では制御部5は変換器電流irs,ist,itrに基づいて制御しているが、系統電流ir,is,itに基づいて制御するものとしてもよい。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係る電力変換器について説明する。
図4は、HVDC変換器などに使用するDC/AC変換器に本実施形態を適用した場合の電力変換部1′の構成を示す図である。なお、以下においては、前記図1に示す電力変換部1の構成要素と同一または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
この電力変換部1′において、2つの半導体スイッチング素子31と、直流電圧源としてのコンデンサ32により構成されたハーフブリッジ構成の単位変換器3′を複数段分、直列接続してレグ2を構成する。
r相、s相、t相の3相共、前記レグ2とリアクトル4を直列接続した回路を2つ直列に接続して構成し、直流電圧源Vdcに対してこれら3相を並列接続する。各相それぞれを上レグ、下レグに分けて考えた場合、その中間点から交流出力端子を引き出して電力変換部1′を構成するものとし、この電力変換部1′を制御する制御部5′を備える。
本実施形態では、各相に単位変換器3′をn個ずつ備えている。前述した如く本実施形態では、HVDC変換器などに使用するDC/AC変換器を例に想定しているが、AC/DC変換器であっても回路構成は本実施形態と同様である。DC/AC変換器は、直流側と交流側で電力をやり取りする。交流直流間での電力のやり取りが無い場合は負荷電流は流れない。
前記リアクトル4は、単位変換器3′のスイッチングに伴って瞬時的に生じる線間短絡の際の電流増加を抑制する。
制御部5′は、電圧vac,vdc、電流irp,irn,isp,isn,itp,itn、コンデンサ電圧vcr1〜vcrn,vcs1〜vcsn,vct1〜vctnに基付いて各相の電圧指令値vr*,vs*,vt*を演算し、それに基付いて実際に各スイッチング素子31を駆動するゲート信号を出力する。また、単位変換器3′が備えるコンデンサ32の電圧を定格値vc*に維持するため、各種電圧制御を行なう。
図5は、制御部5′による電圧制御の過程を、電力変換部1′の1相分のみを抽出して示す図である。各相の上下レグ2の備える合計n個のコンデンサ32の平均電圧を制御するため、制御部5′は図示するように電源と変換器側を通る循環電流i0を流す。この循環電流i0は交流vac側に流れないため、負荷電力に影響なく制御することができる。
例えばr相の上下レグ2のコンデンサ電圧の平均値vcrが定格値vc*より低い場合、r相に正の循環電流i0rを流すことで有効電力が流入し、同レグ2のコンデンサ電圧の平均値vcrが増加する。このように制御部5′は、循環電流i0の大きさにより各レグのコンデンサ電圧平均値を制御する。
上下各レグ2の備える計n個のコンデンサ32の電圧が同相内でアンバランスとなった場合、各単位変換器3′の出力電圧を個別に制御する。例えばr相1段目の単位変換器3′のコンデンサ電圧が同レグ2の中で低い場合、電流irpが正であれば、同単位変換器3′の電圧指令値vr1*に、正の制御量を加算する。すると同単位変換器3′に有効電力が流入し、コンデンサ電圧は増加する。同相内の制御量の合計が零であれば、当該相の出力電圧には影響しない。このように、個別の電圧指令値でコンデンサ電圧の段間のバランスを制御する。
図6は、制御部5′が実行する、段間のバランス制御の過程を示す図である。制御部5′は図6(D)に示すように、無効電力の出力停止時に段間のバランス制御を行なうための循環電流指令値i0*を与えている。
図6(C)に示す負荷電流iload*を停止したタイミングt0の時点で停止させ、同時点以降は零として負荷電流の出力を停止させている。負荷電流の出力を停止しても、循環電流i0が制御され、r相のレグのコンデンサ電圧平均値vcrは定格コンデンサ電圧値vc*に一致する。
この場合、循環電流i0は流れるものの、その値が微小であるために段間のバランス制御は有効に作用せず、r相を構成する複数段、例えば3段の単位変換器3′のコンデンサ電圧vcr1,vcr2,vcr3は時間の経過と共にそれぞれ個体差に応じてアンバランスとなる。
そのうち、例えば3段目の単位変換器3のコンデンサ電圧vcr3が、定格コンデンサ電圧値vc*に対して予め設定されている下限の閾値vclimと等しくなった場合、制御部5′ではその状態を検出し、図6(D)に示すようにタイミングt1の時点から、ピーク電流−i0bとなるような循環電流指令i0*を与える。ここでピーク電流i0bは、段間のバランス制御を有効に作用させることができる循環電流量である。
ピーク電流−i0bとなる循環電流i0が当該レグ2に流れることにより、当該レグ2内の段間のバランス制御が作用して、タイミングt2の時点でコンデンサ電圧vcr1〜vcr3が収束して一致し、段間のバランスが成立する。
しかし循環電流i0は、上下各レグ2のコンデンサ電圧の平均値を制御するものであるため、図6(A)に示すようにコンデンサ電圧の平均値vcrはそれまでのバランスした定格値からアンバランスな状態に変化している。
タイミングt2の時点で、r相の各コンデンサ電圧vcr1〜vcr3が指令値vc*と一致していないのは、相間にアンバランスが生じてr相のコンデンサ電圧の平均値vcrが低下しているためである。
これを是正するために制御部5′は、図6(D)に示すようにタイミングt2の時点からタイミングt3の時点の間、それまでと逆方向の零相電流指令i0*を与える。この場合は、タイミングt1の時点からタイミングt2の時点に与えた零相電流指令i0*に対し、正負を反転して、各相の有効電力の流入/流出関係を逆としたものを与える。
このような統括した制御により、コンデンサ電圧の平均値も、段間のバランスもとれた状態となる。タイミングt3の時点でレグ2のコンデンサ電圧の平均値vcがその定格値vc*に一致していれば、その後は循環電流i0rを流す必要はない。
以上に詳述した如く本実施形態によれば、制御部5′は負荷電流の出力を停止しても、コンデンサ電圧をすべて定格値vc*となるように制御できるため、電力変換部1′の出力電圧vacと出力電流irの双方に歪みを生じない。
なお本実施形態ではr相での制御を例にとって説明したが、他のs相、t相の制御についても同様である。
段間のバランスをとるための循環電流指令i0*の大きさ(±)i0bは、小さすぎると段間のバランスを制御できない。また大きすぎてもレグ2のコンデンサ電圧の平均値の変化が過大になるため、段間のバランスを制御できる最小値であることが望ましい。この最小値は計算や実験から求められ、制御上の定数として与えられる。
また循環電流指令i0*を与えるタイミングの判断としては、コンデンサ電圧を監視し、下限値vclimを下回るコンデンサが現れた時点としたが、同様に上限値を設定し、あるいは負荷電流の電力の出力を停止してから所定の時間が経過した時点としても良い。
前記図6では、段間でバランスするタイミングt2の時点まで、平均値が減少する方向の循環電流指令i0*を与え、その後、逆に平均値が増加する方向の循環電流指令i0*を与えているが、平均値が減少する方向の後に平均値が増加する方向への循環電流を流すことを見越して、段間で完全にバランスする前に、平均値が増加する方向の循環電流指令i0*を与えることで、制御に要する時間をより短縮できる。
また、循環電流i0の平均値が減少する方向と、平均値が増加する方向の1回の組合せ制御で段間をバランスさせずに、複数回に分けて前記組合せの循環電流i0を流して段間でバランスさせても良い。また最初にレグ2のコンデンサ電圧の平均値が定格値でない場合は、定格値制御を行なう方向の循環電流i0を流して段間のバランスを制御しても良い。さらに循環電流i0は、はじめに平均値が増加する方向に流し、その後に平均値が減少する方向に流しても構わない。
また負荷電流を出力しても問題ない場合は、循環電流i0を流す代わりに、段間のバランスをとるために負荷電流指令iload*を与えて電流を流しても構わない。レグ2に十分な大きさの電流が流れることで、段間のバランス制御が作用する。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態に係る電力変換器について簡単に説明する。
本実施形態に係る電力変換器の構成と動作は、前記第1の実施形態及び第2の実施形態と基本的に同様である。ただし、変換器1と交流系は、前記図1に示した如く変圧器6を介して電力系統vsと接続されるものとする。
本実施形態では、前記第1及び第2の実施形態と異なり、制御部5が段間のバランス制御のために流す電流を、変圧器6の励磁電流とする。
本実施形態によれば、負荷電流の出力停止中もコンデンサ電圧を全て定格値vc*に制御することができるため、変圧器6の出力電圧、そして電流に歪みを生じない。
変圧器6の励磁電流が、レグ2を構成する単位変換器3の各段間のバランス制御を作用させることができる程度の大きさである場合に、本実施形態の方式を適用できる。第1の実施形態で用いた零相電流や第2の実施形態で用いた循環電流のように、制御部5が特別な制御量を与えることなく、段間のバランス制御を実現できる利点がある。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1′…電力変換部、
2…レグ、
3,3′…単位変換器、
4…リアクトル、
5,5′…制御装置、
6…変圧器、
7…連系インピーダンス、
8…電源、
9…充電回路、
31…半導体スイッチング素子、
32…コンデンサ。

Claims (8)

  1. 各相毎に半導体スイッチング素子及びコンデンサを含む単位電力変換器を複数直列接続し、両端を電圧源に接続した、複数相分のレグと、前記単位電力変換器を制御して所定の電圧を出力させる制御部とを備える電力変換装置において、
    前記制御部は、負荷への電流出力を停止する間、相内のバランスに応じて前記単位電力変換器の備えるコンデンサの電圧が同一相内において同一となるように当該レグに電流を流すことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記制御部は、負荷への電流出力を停止する間、前記単位電力変換器が備えるコンデンサの電圧を同一相内において同一となるように当該レグにバランス電流を流した後、当該レグに逆方向の前記バランス電流を流すことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記バランス電流は、一つの相の前記レグが備えるコンデンサの電圧の平均値を、他の相との間で同一とさせる電流であることを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記制御部は、負荷への電流出力を停止する間、前記単位電力変換器が備えるコンデンサの電圧が同一相内において同一となるように当該相のコンデンサの電圧の平均値を変化させるバランス電流を当該レグに流した後、変化した当該相のコンデンサ電圧平均値を元に戻すバランス電流を当該レグに流すことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の電力変換装置。
  5. 前記バランス電流の大きさは、前記単位電力変換器が備えるコンデンサの電圧を同一相内で同一とさせる電流の最小値であることを特徴とする請求項2乃至4いずれか記載の電力変換装置。
  6. 前記レグを、変圧器を介して前記電圧源に接続することを特徴とする請求項2乃至5いずれか記載の電力変換器。
  7. 前記バランス電流は、前記変圧器の励磁電流であることを特徴とする請求項6記載の電力変換器。
  8. 前記レグは、インダクタンス成分を含むことを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の電力変換装置。
JP2014260437A 2014-12-24 2014-12-24 電力変換装置 Active JP6370702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014260437A JP6370702B2 (ja) 2014-12-24 2014-12-24 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014260437A JP6370702B2 (ja) 2014-12-24 2014-12-24 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016123159A true JP2016123159A (ja) 2016-07-07
JP6370702B2 JP6370702B2 (ja) 2018-08-08

Family

ID=56329177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014260437A Active JP6370702B2 (ja) 2014-12-24 2014-12-24 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6370702B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106374755A (zh) * 2016-09-12 2017-02-01 河海大学 一种基于载波移相技术的模块化换流器无传感控制方法
CN106505844A (zh) * 2016-12-26 2017-03-15 中国西电电气股份有限公司 一种含冗余控制的全桥mmc换流器及控制方法
CN106533235A (zh) * 2016-12-26 2017-03-22 中国西电电气股份有限公司 一种含冗余控制的半桥mmc换流器及控制方法
CN106570226A (zh) * 2016-10-19 2017-04-19 哈尔滨工业大学 模块化多电平换流器中平均值模型及仿真方法
CN106787087A (zh) * 2017-01-09 2017-05-31 许继集团有限公司 混合式mmc排序均压充电方法、启动方法及装置
CN107046374A (zh) * 2017-02-20 2017-08-15 杭州电子科技大学 一种模块化多电平变换器子模块电容电压均衡控制方法
CN107086803A (zh) * 2017-06-19 2017-08-22 国家电网公司 一种模块化多电平换流器的电容电压平衡控制策略
JP6261842B1 (ja) * 2017-05-18 2018-01-17 三菱電機株式会社 無効電力補償装置およびその制御方法
CN107834868A (zh) * 2017-10-25 2018-03-23 华北电力大学 一种基于双半桥和并联全桥混合的mmc子模块的电容电压平衡方法
CN108683348A (zh) * 2018-06-19 2018-10-19 西安交通大学 基于取能电源控制的c-mmc静态均压控制方法
CN109167522A (zh) * 2018-08-03 2019-01-08 昆明理工大学 一种具有双向自均压能力的mmc拓扑结构
JP2019030106A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 株式会社東芝 電力変換装置
JP2019106785A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
JP2020010564A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
JP2020035415A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 富士電機株式会社 電力変換装置および電力変換装置の制御方法
WO2021196448A1 (zh) * 2019-12-30 2021-10-07 中铁电气化局集团有限公司 基于四端口模块化多电平变流器的贯通同相牵引供电系统

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011129223A1 (ja) * 2010-04-13 2011-10-20 株式会社日立製作所 電力変換装置
WO2012099176A1 (ja) * 2011-01-18 2012-07-26 国立大学法人東京工業大学 電力変換器およびその制御方法
US20140002048A1 (en) * 2011-03-21 2014-01-02 China Electric Power Research Institute Voltage balancing control method for modular multilevel converter
WO2014162620A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP2014203356A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社東芝 無効電力補償装置
JP2014233122A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社東芝 電力変換装置
JP2014233126A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社東芝 電力変換装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011129223A1 (ja) * 2010-04-13 2011-10-20 株式会社日立製作所 電力変換装置
WO2012099176A1 (ja) * 2011-01-18 2012-07-26 国立大学法人東京工業大学 電力変換器およびその制御方法
US20140002048A1 (en) * 2011-03-21 2014-01-02 China Electric Power Research Institute Voltage balancing control method for modular multilevel converter
WO2014162620A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP2014203356A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社東芝 無効電力補償装置
JP2014233122A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社東芝 電力変換装置
JP2014233126A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社東芝 電力変換装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
吉井剣外2名: ""6.6V トランスレス・カスケードPWM STATCOM−三相200V10kVAミニモデルによる動", 電気学会産業応用部門論文誌, vol. 127巻第8号, JPN6018015510, 2007, JP, pages 781 - 788, ISSN: 0003789092 *

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106374755B (zh) * 2016-09-12 2018-07-24 河海大学 一种基于载波移相技术的模块化换流器无传感控制方法
CN106374755A (zh) * 2016-09-12 2017-02-01 河海大学 一种基于载波移相技术的模块化换流器无传感控制方法
CN106570226A (zh) * 2016-10-19 2017-04-19 哈尔滨工业大学 模块化多电平换流器中平均值模型及仿真方法
CN106570226B (zh) * 2016-10-19 2019-11-15 哈尔滨工业大学 模块化多电平换流器中平均值模型及仿真方法
CN106505844A (zh) * 2016-12-26 2017-03-15 中国西电电气股份有限公司 一种含冗余控制的全桥mmc换流器及控制方法
CN106533235A (zh) * 2016-12-26 2017-03-22 中国西电电气股份有限公司 一种含冗余控制的半桥mmc换流器及控制方法
CN106505844B (zh) * 2016-12-26 2019-02-01 中国西电电气股份有限公司 一种含冗余控制的全桥mmc换流器及控制方法
CN106533235B (zh) * 2016-12-26 2019-02-01 中国西电电气股份有限公司 一种含冗余控制的半桥mmc换流器及控制方法
CN106787087A (zh) * 2017-01-09 2017-05-31 许继集团有限公司 混合式mmc排序均压充电方法、启动方法及装置
CN107046374A (zh) * 2017-02-20 2017-08-15 杭州电子科技大学 一种模块化多电平变换器子模块电容电压均衡控制方法
CN107046374B (zh) * 2017-02-20 2019-04-23 杭州电子科技大学 一种模块化多电平变换器子模块电容电压均衡控制方法
JP6261842B1 (ja) * 2017-05-18 2018-01-17 三菱電機株式会社 無効電力補償装置およびその制御方法
WO2018211658A1 (ja) * 2017-05-18 2018-11-22 三菱電機株式会社 無効電力補償装置およびその制御方法
CN107086803A (zh) * 2017-06-19 2017-08-22 国家电网公司 一种模块化多电平换流器的电容电压平衡控制策略
CN107086803B (zh) * 2017-06-19 2019-04-09 国家电网公司 一种模块化多电平换流器的电容电压平衡控制策略
JP2019030106A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 株式会社東芝 電力変換装置
CN107834868A (zh) * 2017-10-25 2018-03-23 华北电力大学 一种基于双半桥和并联全桥混合的mmc子模块的电容电压平衡方法
JP2019106785A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
CN108683348A (zh) * 2018-06-19 2018-10-19 西安交通大学 基于取能电源控制的c-mmc静态均压控制方法
CN108683348B (zh) * 2018-06-19 2019-12-24 西安交通大学 基于取能电源控制的c-mmc静态均压控制方法
JP2020010564A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
JP7266373B2 (ja) 2018-07-11 2023-04-28 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
CN109167522A (zh) * 2018-08-03 2019-01-08 昆明理工大学 一种具有双向自均压能力的mmc拓扑结构
JP2020035415A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 富士電機株式会社 電力変換装置および電力変換装置の制御方法
JP7298260B2 (ja) 2018-08-27 2023-06-27 富士電機株式会社 電力変換装置および電力変換装置の制御方法
WO2021196448A1 (zh) * 2019-12-30 2021-10-07 中铁电气化局集团有限公司 基于四端口模块化多电平变流器的贯通同相牵引供电系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6370702B2 (ja) 2018-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6370702B2 (ja) 電力変換装置
US10651755B2 (en) Standby and charging of modular multilevel converters
US9214874B2 (en) Intelligent level transition systems and methods for transformerless uninterruptible power supply
JP6529676B2 (ja) モジュラーマルチレベルコンバータの能動的放電
ES2449600T3 (es) Un sistema para intercambiar energía
CN110574278B (zh) 电压源转换器
Liu et al. Modular multilevel converter with high-frequency transformers for interfacing hybrid DC and AC microgrid systems
US9515574B2 (en) Modular embedded multi-level converter with midpoint balancing
Liu et al. Multi-level voltage sourced conversion by voltage reinjection at six times the fundamental frequency
WO2019007479A1 (en) CURRENT CONVERTER VOLTAGE BALANCING
Blatsi et al. Blackstart capability of modular multilevel converters from partially-rated integrated energy storage
Jung et al. A cell capacitor energy balancing control of Modular Multilevel Converter considering the unbalanced AC grid conditions
CN108604797B (zh) 多电平功率变流器及用于控制多电平功率变流器的方法
SE1950287A1 (en) Power unbalance compensation in ac/ac mmc
EP4087082A1 (en) Zero-sequence current balancer with a real power injector for a three-phase power system
Chakraborty et al. Transformer Isolated Fault Tolerant Three Phase Active Front End Converter for EV Charging
Maharjan et al. Control of a transformerless STATCOM based on the MMCC-SDBC (modular multilevel cascade converter—Single-delta bridge-cells)
Tsai et al. Per-phase active power distribution strategy for three-phase grid-tied inverters under unbalanced conditions without DC sources
Shahin et al. Performance analysis of multi-level high voltage direct current converter
CN117730476A (zh) 具有多种运行模式的基于单元的多电平转换器和相关联的控制方法
Lazzarin et al. Design of a 660 V/15 kVA single-phase UPS based on series connection of low-output-voltage modular UPS
EP3512088B1 (en) Voltage source converter
Alharbi et al. Modeling and Control Method for MMC B2B System under Balanced and Unbalanced Grid Voltages
Mohan et al. A two-level 24-pulse voltage source converter with fundamental frequency switching for HVDC system
WO2024061964A1 (en) Active filter pre-charging for a converter with active filter cells

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170724

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171124

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6370702

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150