JP2016123074A - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定のオブジェクトの動きに追従して映像を投影する投影装置において、さらに演出効果を付加した画像投影を実現できる投影装置を提供する。【解決手段】投影装置は、特定のオブジェクトを検出する検出部と、映像信号が示す投影画像を投影する投影部と、投影画像の投影位置を変更するために投影部の向きを変更する駆動部と、駆動部を制御する制御部とを備える。制御部は、検出部で検出した特定のオブジェクトの動きに追従した位置に投影画像を投影させる第1の制御に加えて、映像信号に応じて投影画像の投影位置を変化させる第2の制御を行うように駆動部を制御する。【選択図】図9

Description

本開示は、所定の対象物を検出し、検出した対象物に追従して映像を投影する投影装置に関する。
近年、移動している人に対し、広告、案内等の情報を発信する方法として、液晶表示装置やプロジェクタなどの表示装置を用いた広告宣伝方法(デジタルサイネージ)が普及している。さらに、移動する人を検出し、検出した人に対して個別に情報を表示する液晶表示装置も研究、開発されている(例えば、特許文献1、2等参照)。
特許文献1は、一定枠内を背景とする壁面もしくは床面に対して通過する移動体を撮像するビデオカメラと、ビデオカメラにより順次撮像した現在画像内に進入してきた移動体の位置座標を順次抽出し、抽出された各位置座標に基づいて当該各位置座標と離れたそれぞれの表示用位置座標を算出し、算出された各表示用位置座標にテキストおよび画像等の情報を所定の表示サイズで順次挿入して映像情報として出力するイメージプロセッサと、壁面もしくは床面に表示画面を有し、当該表示画面上に所定の表示サイズのテキストおよび画像等の映像情報を移動体の移動に従って表示する映像表示装置と、を備えた移動体付随情報表示装置を開示する。この映像表示装置によれば、ビデオカメラで移動体(例えば、人)を認識し、認識した移動体に情報を個別に表示できる。
特開2005−115270号公報 特開2012−118121号公報
特許文献1の表示装置のように、移動中の人を検出し、検出した人に個別に情報を提示することは、その人に対してより確実に情報を伝えられる可能性が高まり効果的である。さらに効果的に情報を伝えるためには、情報の表示方法において様々な演出効果を付加することが有効と考えられる。
本開示は、特定のオブジェクト(例えば、人)に対して演出効果を付加した投影画像を提示できる投影装置を提供する。
本開示の一の態様において投影装置が提供される。投影装置は、特定のオブジェクトを検出する検出部と、映像信号が示す投影画像を投影する投影部と、投影画像の投影位置を変更するために投影部の向きを変更する駆動部と、検出部で検出した特定のオブジェクトの動きに追従した位置に投影画像を投影させる第1の制御に加えて、映像信号に応じて投影画像の投影位置を変化させる第2の制御を行うように駆動部を制御する制御部と、を備える。
本開示によれば、投影画像の投影位置を映像信号の内容に応じて変化させるため、映像の投影方法において様々な演出効果を付加することができる。
プロジェクタ装置が壁面に映像を投影する状況を示す模式図である。 プロジェクタ装置が床面に映像を投影する状況を示す模式図である。 プロジェクタ装置の電気的構成を示すブロック図である。 距離検出部の電気的構成を示すブロック図である。 距離検出部により取得された距離情報を説明するための図である。 プロジェクタ装置の光学的構成を示すブロック図である。 プロジェクタ装置の利用例を説明した図である。 速い動きの映像を示す図である。 速い動きの映像に応じて変化する駆動部の動きを説明した図である。 遅い動きの映像を示す図である。 遅い動きの映像に応じて変化する駆動部の動きを説明した図である。 実施の形態1におけるプロジェクタ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。 実施の形態2における演出用に付加される投影画像の軌道を説明した図である。 実施の形態2におけるプロジェクタ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。 実施の形態3におけるプロジェクタ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図である。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、添付の図面を用いて実施の形態1を説明する。以下では、本開示にかかる投影装置の具体的な実施の形態としてプロジェクタ装置を説明する。
[1−1.概要]
図1及び図2を用いて、プロジェクタ装置100による映像投影動作の概要を説明する。図1は、プロジェクタ装置100が壁140に映像を投影するイメージ図である。図2は、プロジェクタ装置100が床面150に映像を投影するイメージ図である。
図1及び図2に示すように、プロジェクタ装置100は、駆動部110とともに筐体120に固定されている。プロジェクタ本体部100b及び駆動部110を構成する各部と電気的に接続される配線は、筐体120及び配線ダクト130を介して電源と接続される。これにより、プロジェクタ本体部100b及び駆動部110に対して電力が供給される。プロジェクタ装置100は、プロジェクタ本体部100bに開口部101を有している。プロジェクタ装置100は、開口部101を介して映像の投影を行う。
駆動部110は、プロジェクタ本体部100bの向きを変更するよう駆動することにより、プロジェクタ装置100の投影方向を変更することができる。駆動部110は、図1に示すようにプロジェクタ装置100の投影方向を壁140の方向になるよう駆動することができる。これにより、プロジェクタ装置100は、壁140に対して映像141を投影することができる。同様に、駆動部110は、図2に示すようにプロジェクタ装置100の投影方向を床面150の方向になるよう駆動することができる。これにより、プロジェクタ装置100は、床面150に対して映像151を投影することができる。駆動部110は、ユーザのマニュアル操作に基づいて駆動してもよいし、所定のセンサの検出結果に応じて自動的に駆動してもよい。また、壁140に投影する映像141と、床面150に投影する映像151とは、内容を異ならせてもよいし、同一にしてもよい。駆動部110は電動モータを含み、プロジェクタ本体部100bを水平方向(パン方向)及び垂直方向(チルト方向)に回動することにより、プロジェクタ装置100の向き(姿勢)を変更し、映像の投影方向や投影位置を変化させることができる。
プロジェクタ装置100は、特定のオブジェクトを検出し、検出したオブジェクトの動きに追従して、特定のオブジェクトの位置を基準とした所定の位置関係を有する位置または領域に映像(コンテンツ)を投影することができる。なお、以下の説明では、特定のオブジェクトとして「人」を検出し、検出した人の動きに追従して映像を投影させる制御を「人追従制御」という。
[1−2.構成]
以下、プロジェクタ装置100の構成及び動作について詳細を説明する。
図3は、プロジェクタ装置100の電気的構成を示すブロック図である。プロジェクタ装置100は、駆動制御部200と、光源部300と、映像生成部400と、投影光学系500とを備えている。以下、順にプロジェクタ装置100を構成する各部の構成について説明する。
駆動制御部200は、制御部210と、メモリ220と、距離検出部230とを備えている。
制御部210は、プロジェクタ装置100全体を制御する半導体素子である。すなわち、制御部210は、駆動制御部200を構成する距離検出部230、メモリ220等の各部の動作と、光源部300、映像生成部400、投影光学系500の動作を制御する。また、制御部210は、投影画像を映像信号処理により縮小・拡大するデジタルズーム制御や、投影面の向きを考慮して投影映像に対し幾何補正を行うことができる。また、制御部210は、プロジェクタ装置100からの投影光の投影方向や投影位置を変更するために駆動部110を制御する。制御部210は、駆動部110のパン方向及びチルト方向における現在の制御位置に関する情報と、駆動部110がパン方向及びチルト方向におけるプロジェクタ本体部100bの向きを変更する際の速度に関する情報を駆動部110から取得する。制御部210は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組合せることにより実現してもよい。例えば、制御部210は、1つまたは複数のCPU,MPUなどで構成することができる。
メモリ220は、各種の情報を記憶する記憶素子である。メモリ220は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどで構成される。メモリ220は、プロジェクタ装置100を制御するための制御プログラム等を記憶する。また、メモリ220は、制御部210から供給された各種の情報を記憶する。更に、メモリ220は、投影すべき静止画や動画の画像データや、映像を投影すべき位置や投影サイズなど設定を含んだ参照テーブルや、物体検出の対象物体の形状のデータなどを記憶している。
距離検出部230は、例えば、TOF(Time−of−Flight)方式の距離画像センサ(以下、TOFセンサ)から構成され、対向する投影面や物体までの距離を直線的に検出する。距離検出部230が壁140と対向しているときは、距離検出部230から壁140までの距離を検出する。壁140に絵画が吊り掛けられていれば、距離検出部230は、絵画の表面までの距離を検出することができる。同様に、距離検出部230が床面150と対向しているときは、距離検出部230から床面150までの距離を検出する。床面150に物体が載置されていれば、距離検出部230は、物体の表面までの距離を検出することができる。
図4Aは、距離検出部230の電気的構成を示すブロック図である。図4Aに示すように、距離検出部230は、赤外検出光を照射する赤外光源部231と、対向する面(又は物体)で反射した赤外検出光を受光する赤外受光部232と、センサ制御部233とから構成される。赤外光源部231は、開口部101を介して、赤外検出光を周囲一面に拡散されるように照射する。赤外光源部231は、例えば、850nm〜950nmの波長の赤外光を、赤外検出光として用いる。制御部210は、赤外光源部231が照射した赤外検出光の位相を内部のメモリに記憶しておく。対向する面が距離検出部230から等距離になく、傾きや形状を有する場合、赤外受光部232の撮像面上に配列された複数の画素は、それぞれ別々のタイミングで反射光を受光する。別々のタイミングで受光するため、赤外受光部232で受光する赤外検出光は、各画素で位相が異なってくる。センサ制御部233は、赤外受光部232が各画素で受光した赤外検出光の位相をメモリに記憶する。
センサ制御部233は、赤外光源部231が照射した赤外検出光の位相と、赤外受光部232が各画素で受光した赤外検出光の位相とをメモリから読出す。センサ制御部233は、距離検出部230が照射した赤外検出光と、受光した赤外検出光との位相差に基づいて、距離検出部230から対向する面までの距離を測定し、距離情報(距離画像)を生成することができる。
図4Bは、距離検出部230の赤外受光部232により生成された距離情報を説明するための図である。距離検出部230は、受光した赤外検出光による赤外画像を構成する画素の一つ一つについて上述した位相差に基づいて赤外検出光を反射した物体との距離を検出する。これにより、センサ制御部233は、距離検出部230が受光した赤外画像の画角全域についての距離の検出結果を画素単位で得ることができる。制御部210は、距離検出部230から距離情報を取得できる。
制御部210は、距離情報に基づいて、壁140、床面150等の投影面や、人、物等の特定の物体を検出できる。
上記では、距離検出部230としてTOFセンサを例示したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、ランダムドットパターンのように、既知のパターンを投光してそのパターンのズレから距離を算出するものであっても良いし、ステレオカメラによる視差を利用したものであってもよい。また、プロジェクタ装置100は、距離検出部230とともに、図示しないRGBカメラを備えてもよい。その場合、プロジェクタ装置100は、TOFセンサが出力する距離情報と併せてRGBカメラが出力する画像情報を用いて、物体の検出を行ってよい。RGBカメラを併用することにより、距離情報から得られる物体の三次元形状の情報に加え、物体が有する色彩や物体に記載された文字等の情報を利用して物体検出を行うことができる。
続いて、プロジェクタ装置100の光学的な構成を説明する。すなわち、プロジェクタ装置100における、光源部300、映像生成部400および投影光学系500の構成について説明する。図5は、プロジェクタ装置100の光学的構成を示すブロック図である。図5に示すように、光源部300は、投影映像を生成するために必要な光を映像生成部400に供給する。映像生成部400は生成した映像を投影光学系500に供給する。投影光学系500は、映像生成部400から供給された映像に対してフォーカシング、ズーミング等の光学的変換を行う。投影光学系500は、開口部101と対向しており、開口部101から映像を投影する。
光源部300の構成について説明する。図5に示すように、光源部300は、半導体レーザー310、ダイクロイックミラー330、λ/4板340、蛍光体ホイール360などを備えている。
半導体レーザー310は、例えば、波長440nm〜455nmのS偏光の青色光を発光する固体光源である。半導体レーザー310から出射されたS偏光の青色光は、導光光学系320を介してダイクロイックミラー330に入射される。
ダイクロイックミラー330は、例えば、波長440nm〜455nmのS偏光の青色光に対しては98%以上の高い反射率を有する一方、波長440nm〜455nmのP偏光の青色光及び、波長490nm〜700nmの緑色光〜赤色光に対しては偏光状態に関わらず95%以上の高い透過率を有する光学素子である。ダイクロイックミラー330は、半導体レーザー310から出射されたS偏光の青色光を、λ/4板340の方向に反射する。
λ/4板340は、直線偏光を円偏光に変換又は、円偏光を直線偏光に変換する偏光素子である。λ/4板340は、ダイクロイックミラー330と蛍光体ホイール360との間に配置される。λ/4板340に入射したS偏光の青色光は、円偏光の青色光に変換された後、レンズ350を介して蛍光体ホイール360に照射される。
蛍光体ホイール360は、高速回転が可能なように構成されたアルミ平板である。蛍光体ホイール360の表面には、拡散反射面の領域であるB領域と、緑色光を発光する蛍光体が塗付されたG領域と、赤色光を発光する蛍光体が塗付されたR領域とが複数形成されている。蛍光体ホイール360のB領域に照射された円偏光の青色光は拡散反射されて、円偏光の青色光として再びλ/4板340に入射する。λ/4板340に入射した円偏光の青色光は、P偏光の青色光に変換された後、再びダイクロイックミラー330に入射する。このときダイクロイックミラー330に入射した青色光は、P偏光であるためダイクロイックミラー330を透過して、導光光学系370を介して映像生成部400に入射する。
蛍光体ホイール360のG領域又はR領域上に照射された青色光又は赤色光は、G領域又はR領域上に塗付された蛍光体を励起して緑色光又は赤色光を発光させる。G領域又はR領域上から発光された緑色光又は赤色光は、ダイクロイックミラー330に入射する。このときダイクロイックミラー330に入射した緑色光又は赤色光は、ダイクロイックミラー330を透過して、導光光学系370を介して映像生成部400に入射する。
蛍光体ホイール360は高速回転しているため、光源部300から映像生成部400へは、青色光、緑色光、赤色光が時分割されて出射する。
映像生成部400は、制御部210から供給される映像信号に応じた投影映像を生成する。映像生成部400は、DMD(Digital−Mirror−Device)420などを備えている。DMD420は、多数のマイクロミラーを平面に配列した表示素子である。DMD420は、制御部210から供給される映像信号に応じて、配列したマイクロミラーのそれぞれを偏向させて、入射する光を空間的に変調させる。光源部300は、青色光、緑色光、赤色光を時分割で出射する。DMD420は、導光光学系410を介して、時分割に出射されてくる青色光、緑色光、赤色光を順に繰り返し受光する。DMD420は、それぞれの色の光が出射されてくるタイミングに同期して、マイクロミラーのそれぞれを偏向させる。これにより、映像生成部400は、映像信号に応じた投影映像を生成する。DMD420は、映像信号に応じて、投影光学系500に進行させる光と、投影光学系500の有効範囲外へと進行させる光とにマイクロミラーを偏向させる。これにより、映像生成部400は、生成した投影映像を、投影光学系500に供給することができる。
投影光学系500は、ズームレンズ510やフォーカスレンズ520などの光学部材を備える。投影光学系500は、映像生成部400から入射した光を拡大して投影面へ投影する。制御部210は、ズームレンズ510の位置を調整することで、所望のズーム値になるよう投影対象に対して投影領域を制御できる。ズーム値を大きくする場合、制御部210は、ズームレンズ510の位置を画角が狭くなる方向へ移動させて、投影領域を狭くする。一方、ズーム値を小さくする場合、制御部210は、ズームレンズ510の位置を画角が広くなる方向に移動させて、投影領域を広くする。また、制御部210は、ズームレンズ510の移動に追従するよう、所定のズームトラッキングデータに基づきフォーカスレンズ520の位置を調整することで、投影映像のフォーカスを合わせることができる。
上記では、プロジェクタ装置100の一例として、DMD420を用いたDLP(Digital−Light−Processing)方式による構成を説明したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、プロジェクタ装置100として、液晶方式による構成を採用しても構わない。
上記では、プロジェクタ装置100の一例として、蛍光体ホイール360を用いた光源を時分割させた単板方式による構成を説明したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、プロジェクタ装置100として、青色光、緑色光、赤色光の各種光源を備えた三板方式による構成を採用しても構わない。
上記では、投影映像を生成するための青色光の光源と、距離を測定するための赤外光の光源とを別ユニットとする構成を説明したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、投影映像を生成するための青色光の光源と、距離を測定するための赤外光の光源とを統合したユニットとしても構わない。三板方式を採用するのであれば、各色の光源と赤外光の光源とを統合したユニットとしても構わない。
[1−3.動作]
以下、上記の構成を有するプロジェクタ装置100の動作を説明する。本実施形態のプロジェクタ装置100は、特定のオブジェクトとして人を検出し、検出した人の動きに追従し、人の位置と所定の位置関係にある位置(例えば、検知した人の位置から進行方向において1m前の位置)に、所定の映像を投影させることができる。
具体的には、距離検出部230は、ある領域(例えば、店舗や建物の入り口)に向けて赤外検出光を照射して、その領域における距離情報を取得する。制御部210は、距離検出部230により取得された距離情報に基づき、人とその人の位置及び進行方向、速度等を検出する。尚、進行方向及び速度は複数フレームの距離情報から検出する。制御部210は、検知した人の位置や進行方向等に基づいて、投影画像を投影する位置を決定する。制御部210は、その決定した位置に投影画像を投影するように駆動部110を制御し、プロジェクタ本体部100bをパン方向やチルト方向に移動させる。制御部210は、所定期間(例えば1/60秒)毎に人物の位置を検出し、検出した人物の位置に基づき、投影画像を人物に追従させるように映像を投影する。
例えば、図6に示すように、プロジェクタ装置100は、建物内の通路やホール等の天井や壁などに設置され、人6を検出すると、その人6の動きに追従して投影画像8を投影する。投影画像(コンテンツ画像)8は、例えば、人6を所定の場所や店舗に誘導、案内する矢印等の図形やメッセージ、人6を歓迎するメッセージ、宣伝広告のテキスト、レッドカーペットなどの人6の移動を演出する図形や画像を含む。投影画像8は静止画であってもよいし、動画であってもよい。これにより、検出した人6に対して、所望の情報を、検出した人6の動きに応じて常に見やすい位置に提示することができ、所望の情報を確実にその人6に伝えることが可能となる。
さらに、本実施形態のプロジェクタ装置100は、人追従制御による投影画像の軌道制御に加えて、映像信号が示すコンテンツ画像の内容に応じて映像の投影位置を制御する。
具体的には、映像信号の周波数、映像信号が示す映像に含まれるオブジェクトの動き等に応じて、駆動部110の軌道を制御する。例えば、映像信号が示す映像がめまぐるしく変化する映像であれば、駆動部110を速く動かす。映像信号が示す映像がゆったりした映像であれば、駆動部110を遅く動かす。または、映像信号の内容(コンテンツ)によって、人を誘導したい方向に駆動部110を動かす。または、映像信号が示す映像がクルクルまわる映像であれば、駆動部110もクルクル回るように移動させてもよい。映像信号が示す映像が、人が右へ歩く映像であれば、駆動部110を右へ動かしてもよい。
例えば、図7Aに示すように、映像信号がサッカーボールを示し、そのサッカーボールの動きが速い場合、プロジェクタ装置100の制御部210は、図7Bに示すように、サッカーボールの動きの速さに応じて駆動部110を速く動かす。一方、図8Aに示すように、映像信号が示すサッカーボールの動きが遅い場合、プロジェクタ装置100の制御部210は、図8Bに示すように、サッカーボールの動きの遅さに応じて駆動部110の向きをゆっくりと動かす。
このように、プロジェクタ装置100は、映像信号の内容に応じて、駆動部110の駆動方法(すなわち、映像の投影軌道)を変化させる。すなわち、本実施形態のプロジェクタ装置100は、駆動部110の駆動に関して、人追従制御による動作(駆動)に対して、演出による動作(駆動)を加算する。以下、プロジェクタ装置100の動作を詳細に説明する。
図9は、制御部210の機能的な構成を示した図である。制御部210は、人追従制御を行う制御ブロック10と、演出動作のための制御を行う制御ブロック20とを含む。制御部210は、制御ブロック10で生成された駆動指令(電圧)と制御ブロック20で生成された駆動指令(電圧)とを加算部17で加算して最終的な駆動指令(電圧)を生成する。この駆動指令(電圧)は駆動部110に出力されて駆動部110が制御される。
[1−3−1.人追従制御]
最初に、人追従制御のための駆動指令を生成する制御ブロック10の動作を説明する。なお、以下の説明において、位置、速度は大きさと方向を持った2次元ベクトルである。
人位置検出部11は、距離検出部230からの距離情報(距離画像)により、人を検出する。人の検出は、予め人を示す特徴量をメモリ220に記憶しておき、その特徴量を示すオブジェクトを距離情報(距離画像)から検出することにより行う。人位置検出部11は、さらに検出した人の位置(相対位置)を算出する。ここでの「相対位置」とは、駆動部110の位置を中心とした座標系での位置をいう。投影目標位置算出部13は、検出した人の位置を基準として投影画像の目標投影位置(相対位置)を算出する。例えば、検出した人の位置から進行方向において所定距離(例えば、1m)だけ離れた位置が、目標投影位置として算出される。駆動指令算出部15は、プロジェクタ装置100からの投影画像が目標投影位置(相対位置)に投影されるような向きにプロジェクタ装置100の向きを制御するように、駆動部110を駆動するための駆動指令(電圧)を算出する。
[1−3−2.演出のための駆動制御]
次に、演出のための駆動指令を生成する制御ブロック20の動作を説明する。位置・速度取得部23は、距離検出部230から距離情報を取得し、その距離情報に基づき、現在投影している画像についての投影位置を算出する。
投影サイズ算出部25は、位置・速度取得部23から投影画像の位置を取得し、取得した投影画像の位置に基づき映像信号が示す映像に含まれるオブジェクトのサイズを算出する。ここで、投影された場所でのオブジェクトのサイズが常に一定となるように、映像信号内のオブジェクトのサイズは投影位置が遠くなるほど、小さく設定される。
背景画像速度検出部29は、映像信号が示すコンテンツ画像27の中から、コンテンツ画像27に含まれる主オブジェクト以外の画像である背景画像の速度を検出する。この速度はpixel/sの単位で検出される。
背景画像速度算出部30は、コンテンツ画像27内の背景画像の速度から、コンテンツ画像27が実際に投影された場所での背景画像の速度(m/s)を、投影サイズ算出部25で算出された画像サイズを用いて算出する。
プロジェクタ装置100は、メモリ220内に演出用軌道情報37を格納している。演出用軌道情報37は、駆動部110の軌道における移動可能な範囲を示す情報である。駆動部110はその移動可能な範囲を超えて移動(回動)することはできない。投影範囲判定部39は、人追従制御において算出された投影目標位置が移動可能な範囲を超えているか否かを判定し、判定結果を速度算出部31に出力する。
速度算出部31は、背景画像の速度に基づいて投影画像の投影位置の移動速度を算出する。具体的には、速度算出部31は、背景画像が静止して見えるように投影画像の投影位置の移動速度を算出する。すなわち、速度算出部31は、投影画像に含まれる主オブジェクトが動く方向とは逆方向に、かつ、背景画像の速度に等価な大きさの速度で投影画像を進めるように速度(向き、大きさ)を算出する。なお、速度算出部31は、投影範囲判定部39から、投影目標位置が移動可能な範囲を超えていることを示す判定結果を受けた場合、投影画像の投影位置の移動速度を0に設定する。
角加速度算出部33は、速度算出部31により算出された投影画像の投影位置の移動速度から、駆動部110の駆動に関する角加速度を算出する。続いて、駆動指令算出部35は、この角加速度に基づき、駆動部110を駆動するための駆動指令(電圧)を算出する。このようにして、制御ブロック20により、演出動作のための駆動部110の駆動に関する駆動指令を算出する。
加算部17は、制御ブロック10により算出された人追従制御のための駆動指令(電圧)と、制御ブロック20により算出された演出動作のための駆動指令(電圧)とを加算して、駆動部110に対する駆動指令(電圧)を生成して出力する。駆動部110は、駆動指令(電圧)に基づいてパン方向、チルト方向に回動する。
以上のように本実施形態のプロジェクタ装置100によれば、人追従制御により決定された画像の駆動速度に対して、映像信号の内容に応じた演出のための速度が追加される。これにより、プロジェクタ装置100は、人に追従させながら投影画像を投影しつつ、さらに、演出効果を持たせた投影画像の投影が可能となる。
[1−4.効果、等]
以上のように、本実施形態のプロジェクタ装置100は、人(特定のオブジェクトの一例)を検出する人位置検出部11と、映像信号が示す投影画像を投影する投影部(映像生成部400及び投影光学系500)と、投影画像の投影位置を変更するために投影部の向きを変更する駆動部110と、人位置検出部11で検出した人の動きに追従した位置に投影画像を投影させる第1の制御(制御ブロック10)に加えて、映像信号に応じて、投影画像の投影位置を変化させる第2の制御(制御ブロック20)を行うように駆動部110を制御する制御部210と、を備える。
上記の構成により、人追従の軌道に加えて、投影画像の軌道(投影する映像の内容に応じて駆動部110の軌道)を変化させることができるため、見ている人にとって印象深い映像を提示することができ、所望の場所、店舗等についての誘導、案内、宣伝を効果的に行うことができる。
(実施の形態2)
映像信号の内容に応じた演出制御の別の例を説明する。本実施形態では、投影画像の軌道に関して、図10に示すように、人追従による軌道90に加えて、演出のための所定の軌道(例えば、円状の軌道)91を追加する。さらに、映像信号の時間的な変化量(周波数)に応じて投影画像の投影位置の移動速度を制御する。
本実施形態のプロジェクタ装置の構成は、図1〜図5を参照して説明した実施の形態1のものと基本的に同様であるが、制御部210の機能、動作が前述のものと異なる。
図11を用いて、本実施形態における制御部210の具体的な動作を説明する。図11は、本実施形態における制御部210の機能的な構成を示した図である。人追従制御を行う制御ブロック10の動作は前述と同様である。以下、演出制御を行う制御ブロック20bの動作について説明する。
画像変化量検出部41は、映像信号が示すコンテンツ画像27から画像の時間的な変化量(周波数)を検出する。
投影速度値算出部43は、時間的な変化量に応じて、投影画像を投影するときの投影位置の移動速度の絶対値を決定する。具体的には、投影速度値算出部43は、時間的な変化量(周波数)が高いほど、投影画像の投影位置の移動速度の絶対値を大きい値に設定する。これにより、映像信号が示す映像がめまぐるしく変化する映像であれば、投影画像が速く動かされ、映像信号が示す映像がゆったり変化する映像であれば、投影画像が遅く動かされる。但し、映像の時間的な変化量が所定の閾値(上限値)を超える場合は、投影画像の投影位置の移動速度を上限値以下に制限する。これは、画像の時間的な変化量(周波数)が大きいと、画像を速く動かしたときに視認性が悪くなる場合があるからである。
演出用軌道情報45は、投影画像の演出用の軌道を示す情報であり、例えば、図10に示す軌道91を示す情報を含む。演出用軌道情報45はメモリ220に格納されている。
速度算出部31は、人追従制御で求められた投影目標位置と、投影速度値算出部43で求められた速度の絶対値と、演出用軌道情報45とを取得し、これらの情報に基づいて、例えば、床面や壁面において投影画像を移動させる速度を算出する。
角加速度算出部33は、速度算出部31で算出した投影画像の速度から、駆動部110の駆動に関する角加速度を算出する。駆動指令算出部35は、角加速度算出部33で算出された角加速度に基づき、駆動部110を駆動するための駆動指令(電圧)を算出する。このようにして、制御ブロック20bにより、演出動作のための駆動部110の駆動に関する駆動指令を算出する。
制御ブロック10により生成された駆動指令と制御ブロック20により生成された駆動指令とが加算部17で加算されて駆動部110へ出力され、駆動部110が制御される。
以上のように、本実施形態の制御によれば、投影画像の投影軌道について、人追従の軌道90に加えて演出用の軌道91を付加できる。また、本実施形態の制御によれば、画像の時間的な変化量を検出し、変化量が大きいときには、演出用の画像の動きの速度(絶対値)を低下させている。これにより、時間的にめまぐるしく変化する画像について、投影画像の動きによる投影位置の変化によって視認性が低下することを低減している。
なお、上記の例では、画像の時間的な変化量に基づき演出制御による画像の移動速度を設定したが、画像の時間的な変化量に代えて、又は、画像の時間的な変化量とともに、画像の空間周波数に基づいて演出制御による画像の速度を設定してもよい。例えば、空間周波数が高いほど、演出制御による画像の移動速度を大きく設定してもよい。
上記の例では、演出用軌道として円状の軌道を例として説明したが、軌道の形状はそれに限定されない。例えば、8の字状でもよい。
また、メモリ220には、演出用軌道情報45として複数種類の軌道情報が格納されており、投影画像の内容に応じて複数種類の軌道情報の中から1つの軌道情報を選択するようにしてもよい。例えば、画像の周波数、映像信号の輝度、オブジェクトの動き、オブジェクトの形状等に基づいて1つの軌道情報を選択し、人追従軌道に加算するようにしてもよい。
(実施の形態3)
本実施形態のプロジェクタ装置100は、投影画像の追従対象である人が、所定の位置に近づいたときに、投影画像の追従対象である人に投影画像をより近づけて投影するようにする。これにより、投影画像を視認させたい人に対して、その投影画像に注意を向けさせることができ、その位置に関連する情報をより確実に伝達することができる。
本実施形態のプロジェクタ装置の構成は、図1〜図5を参照して説明した実施の形態1、2のものと基本的に同様であるが、制御部210の機能、動作が前述のものと異なる。
図12を用いて、本実施形態における制御部210の具体的な動作を説明する。図12は、本実施形態における制御部210の機能的な構成を示した図である。人追従制御を行う制御ブロック10の動作は前述と同様である。以下、演出制御を行う制御ブロック20cの動作について説明する。
コンテンツ画像27は、店舗毎にその店舗の宣伝用等に作成された画像を含む。コンテンツ画像27は、複数の店舗に対する宣伝用等の画像を含み、店舗毎にその店舗の画像が切替えながら表示されるように構成されている。
対応店舗位置情報55は、コンテンツ画像に含まれる各店舗の位置情報(例えば、各店舗の店先の位置情報)を格納している。対応店舗位置情報55はメモリ220に格納されている。
位置・速度取得部23は距離検出部230から距離情報を取得する。また、位置・速度取得部23は、駆動部110から、駆動部110の位置(パン・チルト方向の位置)及び駆動速度に関する情報を取得する。位置・速度取得部23は、距離検出部230及び駆動部110からそれぞれ取得した情報に基づき、投影画像の現在の投影位置及び投影画像の移動速度を算出する。
距離算出部51は、投影画像の現在の投影位置(換言すれば、投影画像の追従対象である人の位置)と、コンテンツ画像27に対応した店舗の位置との間の距離を算出する。具体的には、距離算出部51は、コンテンツ画像27から対応する店舗を特定し、特定した店舗の位置を、対応店舗位置情報55を参照して求める。距離算出部51は、投影画像の現在の投影位置と、特定した店舗の位置との間の距離を算出する。
修正距離設定部53は、距離算出部51で算出された投影画像の現在の投影位置と、特定した店舗の位置との間の距離に基づき、投影画像の現在の投影位置が、特定した店舗から所定範囲内にあるか否かを判断する。ここで、所定範囲とは、人が店舗に近づいたと判断されるような範囲であり、例えば、特定した店舗の位置から半径2m〜3mの範囲内に設定される。
投影画像の現在の投影位置が、特定した店舗から所定範囲内にないと判断したときは、修正距離設定部53は、投影画像を追従させる人と投影画像の間の距離の修正値をゼロに設定する。一方、投影画像の現在の投影位置が、特定した店舗から所定範囲内にあると判断したときは、修正距離設定部53は、投影画像を追従させる人と投影画像の間の距離が、人追従制御において設定されている所定距離(例えば1m)よりも短くなるように距離の修正値を設定する。そして、修正距離設定部53は、距離の修正値に基づき投影画像の修正位置(人の位置を基準にした相対的な位置)を設定する。すなわち、人追従制御において設定されている所定距離よりも人に近い位置に投影画像が投影されるように、投影画像の修正位置(相対的な位置)が設定され、速度算出部31に出力される。
以後、速度算出部31,角加速度算出部33及び駆動指令算出部35により演出制御による駆動指令が求められる。加算部17において人追従制御による駆動指令と、演出制御による駆動指令とが加算され、駆動部110に出力される。
以上の制御により、投影するコンテンツ画像に対応した店舗の近くに、情報を提示したい人が移動してきたときに、投影画像と情報を提示したい人との間の距離を縮めて投影することができる。投影画像が情報を提示したい人により近づいて投影されることで、情報を提示したい人の注意がその投影画像に向きやすくなり、店舗の存在の報知、店舗への誘導、宣伝等を効果的に行うことが可能となる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置換、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1〜3で説明した各構成要素を組合せて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
(1)本開示におけるプロジェクタ装置100は投影装置の一例である。本開示における人位置検出部11は特定のオブジェクトを検出する検出部の一例である。本開示における映像生成部400と投影光学系500は投影部の一例である。本開示における駆動部110は、投影部の向きを変更する駆動部の一例である。本開示における制御部210は、駆動部を制御する制御部の一例である。
(2)上記の実施の形態では、演出制御における投影画像の投影位置の移動速度を、画像中の主オブジェクト(すなわち背景画像)の速度や画像の周波数に基づいて決定したが、画像の他の属性に基づいて決定してもよい。例えば、映像信号の輝度に基づき、演出制御における投影画像の投影位置の移動速度を制御してもよい。「明るいシーン」や「暗いシーン」など映像信号の輝度が高いほど、演出制御による投影画像の投影位置の移動速度を速くしてもよい。或いは、映像信号の輝度の変化が大きく、かつ、投影映像の速度が速いと視認性が下がるため、映像信号の輝度の変化が大きいほど、演出制御による投影画像の投影位置の移動速度を遅くしてもよい。
(3)実施の形態1、2では、画像中のオブジェクトの速度または時間変化量(周波数)が高いほど、演出制御による投影画像の投影位置の移動速度を速い値に設定した。しかし、視認性を確保する点を重視するのであれば、画像中のオブジェクトの速度または時間変化量(周波数)が高いほど、演出制御による画像の投影映像の投影位置の移動速度を遅い値に設定するようにしてもよい。その理由は、画像中の速度と投影画像の移動速度が加算されて、必要以上な速度になり視認性が下がるのを回避するためである。
(4)上記の実施形態では、特定のオブジェクトとして人を検出し、人の動きに追従して所定の画像(コンテンツ)を表示させたが、特定のオブジェクトは人に限定されない。例えば、自動車や動物等の人以外の動くものであってもよい。
(5)上記の実施形態では、特定のオブジェクトの検出のために距離情報を用いたが、特定のオブジェクトの検出手段はこれに限定されない。距離検出部230の代わりに、RGB光による画像を撮像可能な撮像装置を用いても良い。撮像装置により撮像された画像から特定のオブジェクトを検出し、さらに、特定オブジェクトの位置、速度等を検出してもよい。
(6)上記の実施形態1〜3にそれぞれ開示した技術は適宜組合せることが可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加、省略などを行うことができる。
本開示における投影装置は、投影面へと映像を投影する種々の用途に適用可能である。
6 人
8 投影画像
10,20,20b,20c 制御ブロック
11 人位置検出部
13 投影目標位置算出部
15 駆動指令算出部
17 加算部
23 位置・速度取得部
25 投影サイズ算出部
27 コンテンツ画像
29 背景画像速度検出部
30 背景画像速度算出部
31 速度算出部
33 角加速度算出部
35 駆動指令算出部
37 演出用軌道情報
39 投影範囲判定部
41 画像変化量検出部
43 投影速度値算出部
45 演出用軌道情報
51 距離算出部
53 修正距離設定部
55 対応店舗位置情報
90,91 軌道
100 プロジェクタ装置
100b プロジェクタ本体部
101 開口部
110 駆動部
120 筐体
130 配線ダクト
140 壁
141,151 映像
150 床面
200 駆動制御部
210 制御部
220 メモリ
230 距離検出部
231 赤外光源部
232 赤外受光部
233 センサ制御部
300 光源部
310 半導体レーザー
320 導光光学系
330 ダイクロイックミラー
340 λ/4板
350 レンズ
360 蛍光体ホイール
370 導光光学系
400 映像生成部
410 導光光学系
420 DMD
500 投影光学系

Claims (6)

  1. 特定のオブジェクトを検出する検出部と、
    映像信号が示す投影画像を投影する投影部と、
    投影画像の投影位置を変更するために前記投影部の向きを変更する駆動部と、
    前記検出部で検出した特定のオブジェクトの動きに追従した位置に前記投影画像を投影させる第1の制御に加えて、前記映像信号に応じて前記投影画像の投影位置を変化させる第2の制御を行うように前記駆動部を制御する制御部と、を備える、投影装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の制御において、前記映像信号が示す投影画像に含まれるオブジェクトの動きに応じて前記投影画像の投影位置の移動速度を制御する、請求項1記載の投影装置。
  3. 前記制御部は、前記オブジェクトの動きが速いほど、前記投影画像の投影位置の移動速度を速くする、請求項2記載の投影装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の制御において、前記映像信号が示す画像の時間的な変化量に応じて前記投影画像の投影位置の移動速度を制御する、請求項1記載の投影装置。
  5. 前記制御部は、前記オブジェクトの画像の時間的な変化量が大きいほど、前記投影画像の投影位置の移動速度を速くする、請求項4記載の投影装置。
  6. 前記制御部は、前記投影画像が、前記映像信号が示すコンテンツに対応した位置から所定範囲内に投影されている場合、前記所定範囲内に投影されていない場合と比べて、前記特定のオブジェクトにより近い位置に前記投影画像を投影するように前記駆動部を制御する、請求項1記載の投影装置。
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