JP2016123027A - エレベータ装置の遠隔監視システム及び方法 - Google Patents

エレベータ装置の遠隔監視システム及び方法 Download PDF

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清重 三浦
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Abstract

【課題】監視装置がエレベータ装置の監視情報を管制センタに通報する時点での通信状態を確認すること。
【解決手段】本発明は、監視装置(3)と、監視サーバ(71)と、を備えたエレベータ装置の遠隔監視システムにおいて、監視装置は、監視サーバに監視情報を含むデータを送信すると共に、送信するデータに監視サーバとの送受信回数を付加して出力するエレベータ通信制御部(32)を含み、監視サーバは、監視情報に基づいてエレベータ装置の異常の有無を判定するエレベータ異常判定部(712a)と、監視情報に付加された送受信回数に基づいて監視装置と監視サーバ間の無線通信回線の異常の有無を判定する通信異常判定部(712b)と、エレベータ異常判定部と通信異常判定部の判定結果を出力する警報出力部(712d)と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータ装置の遠隔監視システム及び方法に係り、特に無線通信回線を用いた遠隔監視技術に関する。
従来、ビル設備機器の運転状態を監視するために、監視対象ビル設備機器に設置された監視装置と、管制センタに設置された監視サーバとを無線通信回線を介して接続した遠隔監視システムがある。監視装置から監視サーバに対して通報情報が確実に届くためには、無線通信回線の通信状況が良好であることが必要である。
そのための技術として、特許文献1には設備・機器のデータを遠隔地のセンタ装置へ送信するテレメトリング用PHSの設置場所の可否を容易かつ正確に判定するために、PHSが基地局からの電界強度及びフレームエラー数を一定時間測定して、基地局ごとの測定値の平均値を算出し、この平均値に基づいて、PHSの設置場所の可否を判定する技術が開示されている。
また、特許文献2には、管制センタから監視装置に通信確認用のコマンドを送信し、当該コマンドに対する応答の結果に基づいて、当該コマンドを送信した時点での通信状態の劣化の有無を判定する遠隔監視システムが記載されている。
特開2003−274036号公報
特開2009−159192号公報
特許文献1によれば基地局を設置した時点における通信環境を、また特許文献2によれば通信確認用のコマンドが送信された時点での通信環境を確認することができる。
しかし、通信環境の良否に影響を与える電波状況は、無線装置を設置した後の周辺環境の変化、例えば無線装置の基地局の減少、無線装置と基地局との電波の送受信を遮る高階床の建築物の竣工によって変化する。更に突発的に発生する電波ノイズの影響を受けて、一時的に電波状況が悪化することもある。監視サーバに対して監視装置からの通報が確実に届くためには通報時点における通信環境が良好であることが必要であるが、この点に関し、特許文献1、2では課題が残る。
本発明の目的は、監視装置がエレベータ装置の監視情報を管制センタに通報する時点での通信状態を確認することのできるエレベータ装置の遠隔監視システム及び方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エレベータ装置の状態を監視する監視装置と、前記監視装置に無線通信回線を介して接続された前記エレベータ装置の監視サーバと、を備えたエレベータ装置の遠隔監視システムにおいて、前記監視装置は、前記エレベータ装置に設けられた状態検出センサからの検出信号の入力を受け付けると、その検出信号を基に前記エレベータ装置の状態を示す監視情報を生成する監視情報生成部と、前記監視情報に、当該監視情報の送信回数を付加して通報情報を生成する通報情報生成部と、前記通報情報を前記監視サーバに送信する送信部と、を含み、前記監視サーバは、前記監視装置から前記通報情報を受信する受信部と、前記通報情報に含まれる前記送信回数に基づいて、前記無線通信回線の異常の有無を判定する通信異常判定部と、前記通信異常判定部の判定結果を出力する警報出力部と、を含むことを特徴とする。
また本発明は、エレベータ装置の状態を監視する監視装置に無線通信回線を介して前記エレベータ装置の監視サーバを接続して実行するエレベータ装置の遠隔監視方法であって、前記エレベータ装置に設けられた状態検出センサからの検出信号を基に生成された前記エレベータ装置の状態を示す監視情報に、当該監視情報の送信回数を付加して生成された通報情報を受信するステップと、前記通報情報に含まれる前記送信回数に基づいて、前記無線通信回線の異常の有無を判定するステップと、前記無線通信回線の異常があると判定された結果を出力するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、監視装置から監視サーバに送信する監視情報に送信回数を付加し、これを基に通信状態の異常判定を行うので、監視装置がエレベータ装置の監視情報を管制センタに通報する時点での通信状態を確認することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態により明らかにされる。
本発明の実施形態に係るエレベータ装置の遠隔監視システムの概略構成図 監視装置及び監視サーバのハードウェア構成を示すブロック図であって、(a)は監視装置、(b)は監視サーバの構成を示す。 監視装置及び監視サーバに搭載されているソフトウェア構成を示す機能ブロック図 監視装置の処理の流れを示すフローチャート 監視サーバの処理の流れを示すフローチャート
以下、本発明の実施形態に係るエレベータ装置(以下、エレベータと記す)の遠隔監視システム及びエレベータの監視装置について、図を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係るエレベータの遠隔監視システムの概略構成図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るエレベータの遠隔監視システム100は、管制センタ7に設置された監視サーバ71と、エレベータAに備えられた監視装置3とを無線通信回線6で接続して構成される。
エレベータAは、昇降路1内を昇降すると共に所定の階床9a、9b、・・・9nに停止する乗りかご2と、乗りかご2の異常を監視する監視装置3と、乗りかご2の動作を制御する制御装置(不図示)と、を備える。監視装置3は、I/F(インターフェース)4と外部通信アンテナ41とを含んで構成され、無線通信回線6の基地局アンテナ51及び基地局5を介して管制センタ7に接続される。
監視装置3は、監視対象のエレベータAに設けられた各種センサ221〜226(後述)からのセンサ信号の入力に基づいてエレベータAの状態(異常の有無など)を監視し、エレベータAの監視結果を管制センタ7に通報する(即ち、監視情報を監視サーバ71に送信する)。この際、監視装置3は、監視サーバ71に対し監視情報を送信した回数(「送信回数」という)を監視情報に付加し、監視サーバ71はこの送信回数を用いて通信回線の異常の有無を判定する。以下、監視情報に送信回数が付加された情報を通報情報と称する。
監視サーバ71はI/F73を介して無線通信回線6と接続される。また、管制センタ7では不図示のオペレータがI/O72を操作し、監視対象エレベータAを監視する。I/O72はLAN(Local Area Network)により接続されていてもよい。監視サーバ71は監視装置3からエレベータAの監視情報を受信すると、オペレータが操作するI/O72に対して監視情報を出力する。
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係る監視装置3及び監視サーバ71のハードウェア構成を説明する。図2は、監視装置3及び監視サーバ71のハードウェア構成を示すブロック図であって、(a)は監視装置3、(b)は監視サーバ71の構成を示す。
図2(a)に示すように、監視装置3はCPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304、I/F4、及びバス305を含む。そして、CPU301、RAM302、ROM303、HDD304、及びI/F4がバス305を介して互いに接続され構成される。
更に監視装置3は、I/F4を介して、エレベータAに設けられた各種センサ221〜226と接続される。なお、I/F4は、各種センサ221〜226と直接的に接続されてもよいし、エレベータAの設置されている建物内のLAN(不図示)や信号線(不図示)と接続されてもよい。
ここで、各種センサ221〜226とは、具体的には、乗りかご2内の利用者の有無等を検知する利用者検知センサ221、かご戸に紐状のものが挟まれたことを検知するラインキャッチセンサ222、地震の初期微動を感知する初期微動感知センサ223、乗りかご2の扉が開いた状態であるかを感知する戸開運行感知センサ224、乗りかご2の各階床9a、9b、9nでの停止位置を検出する位置検出センサ225、乗りかご2の積載超過を検知する積載超過センサ226である。以下の説明において、特に各種センサ221〜226を区別して説明する必要がない限り、各種センサ221〜226を一括りにして「状態検知センサ22」と言うことにする。
状態検知センサ22は、それぞれのセンサが異常を検知すると異常シグナルをそれぞれ生成してセンサ信号を出力する。センサ信号には正常状態を示す情報を含んでいてもよい。また、CPU301がセンサ信号を用いた演算を行い、正常及び異常の各状態の判断し、その結果を監視サーバ71に送信してもよい。また、状態検知センサ22として乗りかご2内を撮像する監視カメラ(不図示)を用い、CPU301が監視カメラの撮像画像を基に乗りかご2内の異常発生、例えば人の滞留を検知し、その結果を監視サーバ71に送信してもよい。また監視装置3は撮像画像をセンサ信号として監視サーバ71に送信してもよい。
監視サーバ71は、図2の(b)に示すように、CPU701、RAM702、ROM703、HDD704、I/F73、及びバス705を含む。そして、CPU701、RAM702、ROM703、HDD704、及びI/F73がバス705を介して接続されて構成される。
監視サーバ71は、無線通信回線6に通信接続するための外部通信装置61にI/F73を介して接続される。監視サーバ71は外部通信装置61を介して監視装置3から監視情報を受信する。さらに監視サーバ71は、I/F73を通じてI/O72と接続されていてもよい。
次に、図3を参照して本実施形態に係る監視装置3及び監視サーバ71に搭載されているソフトウェア構成について説明する。図3は、監視装置3及び監視サーバ71に搭載されているソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。
監視装置3は、エレベータAの異常や運行状況を監視するエレベータ監視制御部31と、通信状態の確認や監視情報の送受信を行うエレベータ通信制御部32と、現在時刻を示す時刻情報を出力する計時部33と、を備える。
エレベータ監視制御部31は、状態検知センサ22からセンサ信号を取得するセンサ信号取得部31aと、センサ信号を基に監視情報を生成・出力する監視情報生成部31bと、を含む。
また、エレベータ通信制御部32は、監視情報の送信回数を計測する送信回数計測部32aと、監視情報生成部31bから監視情報を取得し、それに送信回数計測部32aが示す送信回数を付加して通報情報を生成する通報情報生成部32bと、n回目における通報情報の送信開始からの経過時間を計測する経過時間計測部32cと、通報情報を監視サーバ71に送信する送信部32dと、監視サーバ71から通報情報に対する応答情報を受信する受信部32eと、を含む。
エレベータ監視制御部31及びエレベータ通信制御部32は、監視装置3を構成するハードウェアが、エレベータ監視制御部31及びエレベータ通信制御部32のそれぞれの機能を実現するソフトウェアプログラムを実行することにより構成される。また、計時部33は例えばRTC(Real−Time Clock)を用いていてもよい。
監視サーバ71は、外部通信装置61を介して監視装置3から通報情報を受信し、それに対する応答情報を監視装置3に対して送信したり、警報報知部720に警報を出力したりするサーバ通信制御部711と、サーバ通信制御部711から通報情報を取得し、これに基づいて、エレベータAの監視処理や無線通信回線6(図1参照)の異常判定を行う通報情報処理部712と、HDD704にて区分けされた各種データの格納を行うデータ格納制御部713と、を備える。
サーバ通信制御部711は、通報情報の受信処理を行う受信部711aと、応答情報及び警報出力処理を行う送信部711bとを含む。
通報情報処理部712は、受信した通報情報に含まれる監視情報を基にエレベータAに異常があるか否かを判定するエレベータ異常判定部712aと、受信した通報情報に含まれる送信回数を基にエレベータAと監視サーバ71との間の通信に異常があるか否かを判定する通信異常判定部712bと、通報情報の履歴をデータ格納制御部713に書き込む通報履歴書込部712cと、エレベータ異常判定部712aおよび通信異常判定部712bの判定結果に基づいて警報報知部720に対し警報の出力を行う警報出力部712dと、を含む。
データ格納制御部713は、エレベータAを固有に特定するエレベータ固有情報、例えば製品番号等の機種固有の情報を格納しているエレベータ固有情報格納エリア713a、監視サーバ71が受信した通報情報を格納する通報情報格納エリア713bと、を備える。
サーバ通信制御部711、通報情報処理部712、及びデータ格納制御部713は、監視サーバ71を構成するハードウェアがサーバ通信制御部711、通報情報処理部712およびデータ格納制御部713のそれぞれの機能を実現するソフトウェアプログラムを実行することにより構成される。
警報報知部720は、警報出力部712dからサーバ通信制御部711及びI/F73を介して警報を受信し、警報報知部720に設置されている、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等のI/O72に警報の表示を出力する。I/O72は演算能力を有した出入力装置、例えばパソコンや携帯通信器でもよい。
次に、図4及び図5を用いて、本実施形態に係る遠隔監視システムの処理の流れについて説明する。図4は監視装置3の処理の流れを示すフローチャート、図5は監視サーバ71の処理の流れを示すフローチャートである。まず、図4を参照して監視装置3の処理の流れを説明し、その後図5を参照して監視サーバ71の処理の流れを説明する。
図4に示すように、監視装置3のセンサ信号取得部31aが、エレベータAに設置されている状態検知センサ22が発したセンサ信号を取得すると(SA1/Yes)、監視情報生成部31bはセンサ信号を基に、エレベータAに発生している異常の種類を示す監視情報を通報情報生成部32bに出力する。これを契機として、送信回数計測部32aは送信回数(n>0の自然数)を示すカウンタの値nを初期化(n=0)する。同時に、通報情報のn回目の送信を開始してからの経過時間の値tを初期化(t=0)する(SA2)。
ここでいうn回目の通報情報の送信とは、監視装置3から監視サーバ71に対して通報情報が届くまでに繰り返した送信処理の回数を意味する。即ち、無線通信回線が正常の場合は、1回目の送信処理で通報情報が監視サーバ71に届くが、無線通信回線に異常があって1回目が未達の場合、2回目、3回目と、監視サーバ71に通報情報が届くまで(本実施形態では監視サーバ71からの応答情報を受信するまで)送信処理を繰り返す結果、送信回数nが2以上となる。また、上記経過時間の値tは、n回目の送信処理の開始からn回目の送信処理の終了(正常終了と、n+1回目の送信処理に移行する場合とを含む)までの時間を意味する。
センサ信号取得部31aがセンサ信号を受信しない場合(SA1/No)、センサ信号を受信するまで待機する。
送信回数計測部32aは、送信回数nの値を1インクリメントする(SA3)。
通報情報生成部32bは、監視情報生成部31bから取得した監視情報に、送信回数nを付加して通報情報を生成する(SA4)。また本実施形態では、通報情報生成部32bは、エレベータAを固有に識別する情報(エレベータ識別情報)を監視情報に付加する。これにより、監視サーバ71は、通報情報に含まれる監視情報がどのエレベータについての監視情報であるかを判別することができる。通報情報生成部32bは生成した通報情報を送信部32dに出力する。
送信部32dが通報情報を監視サーバ71に対して送信するとともに、経過時間計測部32cが送信回数n回目の送信経過時間tの計測を開始する(SA5)。受信部32eは、監視サーバ71から通報情報を受信したことを示す応答情報の受信を待機する。
受信部32eが応答情報を受信すると(SA6/Yes)、通報情報が監視サーバ71に到達したと見做してステップSA1へ戻り、次のセンサ信号の受信を待機する。なお、図4では図示しないものの、応答情報の受信を契機として経過情報計測部32cは送信経過時間tの計測を停止する。
受信部32eが応答情報を受信していないが(SA6/No)、送信経過時間tが送信エラーと判定するために予め定められた応答情報の待ち時間Tth未満の場合(SA7/No)、受信部32eはステップSA6へ戻り、監視サーバ71からの応答情報の受信を待機する。
受信部32eが応答情報の受信を待機中に(SA6/No)、送信経過時間tが応答情報の待ち時間Tth以上となった場合(SA7/Yes)、受信部32eはn回目の送信エラーと判定する。そして、経過時間計測部32cが送信経過時間tの値をリセット(t=0)に再設定し(SA8)、通報情報の再送信処理が実行される。具体的には、ステップSA3に戻り、送信回数nの値を1インクリメントし(SA3)、1インクリメント後の送信回数を監視情報に付加した通報情報を再生成し(SA4)、再度の送信処理が実行される。
一方、図5に示すように監視サーバ71は、サーバ通信制御部711の受信部711aは監視装置3からの通報情報の受信を待機し、受信すると(SB1/Yes)、通報情報処理部712に通報情報を出力するとともに、送信部711bが通報情報の受信確認としての応答情報を監視装置3に送信する(SB2)。受信部711aは、通報情報の受信がないときは待機し続ける(SB1/No)。
通報情報処理部712が通報情報を取得すると、通報履歴書込部712cは通常情報格納エリア713bに通報情報を書き込む。蓄積された通報情報は、エレベータや無線通信回線の異常の解析に用いることができる。
通信異常判定部712bは通報情報に含まれる送信回数nを参照し、n=1であれば(SB3/Yes)無線通信回線は正常であると判定しステップSB5へ進む。n=1でない、すなわちnが2以上である場合(SB3/No)、通信異常判定部712bは無線通信回線に異常があると判定し(SB4)、その判定結果を警報出力部712dへ出力する。
エレベータ異常判定部712aは、通報情報からエレベータ識別情報を抽出し、データ格納制御部713のエレベータ識別情報格納エリア713aに予め格納されたエレベータ識別情報を照合し、どのエレベータからの通報情報であるかを判別するとともに、監視情報を基に発生した異常の内容(例えば異常の種類、程度など)を判定し、その判定結果を警報出力部712dへ出力する(SB5)。
警報出力部712dは、エレベータの異常の内容、及び無線通信回線に異常がある場合にはその内容を警報報知部720へ出力する(SB6)。警報報知部720は、エレベータの異常や無線通信回線の異常を示す情報をI/O72に出力する。オペレータはこれを見て技術対応可能な作業員に出動や対応を指示する。
以上説明したように、本実施形態では、エレベータAの監視装置3は、エレベータAに異常が発生したことを示すセンサ信号を受信し、これを基に異常内容を示す監視情報を生成する。そしてこの監視情報を監視サーバ71に送信する際に、監視情報と共にこの監視情報の送信回数を付加して通報する。監視サーバ71は送信回数を基に、より具体的には送信回数が1であれば正常、2以上であれば通信異常と判定する。これにより、監視装置がエレベータの監視情報を監視サーバに通報する時点での通信状態を確認することができる。
また、本実施形態によれば、通常の監視情報の送受信に際して送信回数を付加するだけで、無線通信回線の通信状況の良否も判断することができる。
上記した実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明の範囲を上記実施形態に限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、他の様々な態様で本発明を実施することできる。例えば、上記では監視装置が異常を検知した信号を出力することしたので、監視情報は常に異常の発生を示すものであったが、エレベータの正常、異常を含む稼働状況を示す信号を監視情報として監視サーバに送信する構成であってもよい。この場合、監視サーバ71が監視情報を参照して正常又は異常の判別を行う。また、上記では送信回数が2以上であれば通信異常と判定したが、異常と判定するための回数閾値(上記では2回)は、2回に限定されない。例えば監視サーバ71におけるコリジョン発生を考慮して、2以上の所定回数を回数閾値として用いてもよい。
更に、上記では監視サーバから応答情報を受信するまで通報情報の送信処理を繰り返すとしたが、送信処理の繰り返し回数に上限値を設定し、それを超えると、無線通信回線網とは異なる非常連絡用の通信回線に切り替えて通報情報を監視サーバに送信するように構成してもよい。
1・・・昇降路
2・・・乗りかご
3・・・監視装置
32・・・エレベータ通信制御部
4・・・I/F
5・・・基地局
6・・・無線通信回線
7・・・管制センタ
22・・・状態検知センサ
41・・・外部通信アンテナ
51・・・基地局アンテナ
71・・・監視サーバ
72・・・I/O(出力装置)
73・・・I/F
712a・・・エレベータ異常判定部
712b・・・通信異常判定部
712d・・・警報出力部
A・・・エレベータ

Claims (3)

  1. エレベータ装置の状態を監視する監視装置と、前記監視装置に無線通信回線を介して接続された前記エレベータ装置の監視サーバと、を備えたエレベータ装置の遠隔監視システムにおいて、
    前記監視装置は、
    前記エレベータ装置に設けられた状態検出センサからの検出信号の入力を受け付けると、その検出信号を基に前記エレベータ装置の状態を示す監視情報を生成する監視情報生成部と、
    前記監視情報に、当該監視情報の送信回数を付加して通報情報を生成する通報情報生成部と、
    前記通報情報を前記監視サーバに送信する送信部と、を含み、
    前記監視サーバは、
    前記監視装置から前記通報情報を受信する受信部と、
    前記通報情報に含まれる前記送信回数に基づいて、前記無線通信回線の異常の有無を判定する通信異常判定部と、
    前記通信異常判定部の判定結果を出力する警報出力部と、を含む、
    ことを特徴とするエレベータ装置の遠隔監視システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータ装置の遠隔監視システムにおいて、
    前記通信異常判定部は、前記通信情報に含まれる前記送信回数が、通信異常が発生したことを判定するために予め設定された回数閾値以上の場合に、前記無線通信回線に異常があると判定する、
    ことを特徴とするエレベータ装置の遠隔監視システム。
  3. エレベータ装置の状態を監視する監視装置に無線通信回線を介して前記エレベータ装置の監視サーバを接続して実行するエレベータ装置の遠隔監視方法であって、
    前記エレベータ装置に設けられた状態検出センサからの検出信号を基に生成された前記エレベータ装置の状態を示す監視情報に、当該監視情報の送信回数を付加して生成された通報情報を受信するステップと、
    前記通報情報に含まれる前記送信回数に基づいて、前記無線通信回線の異常の有無を判定するステップと、
    前記無線通信回線の異常があると判定された結果を出力するステップと、
    を含むことを特徴とするエレベータ装置の遠隔監視方法。
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