JP2014175784A - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
従来の無線通信システムは、設置時に一度設置環境の無線周波数利用状況を調査して空き周波数を選択し、以後その周波数を継続的に使用するため、調査時には発信されていなかったが定期的に発生する電波雑音が存在する場合は無線通信が悪影響を受けた。
【手段】
無線基地局が電波雑音の発生状況を継続的に測定し、その測定結果を用いて雑音の発生周期や周囲の機器の稼動状況との関連性を判断し、そこから想定される次の電波雑音発生の時期に応じて通信チャネルの変更を指示することで、無線周波数を有効に活用し、かつ高信頼な無線通信を実現する。また電波雑音の発生源となっている機器を特定し、その電波雑音がその機器の特性によるものでない場合はその機器の故障の予兆と判断してユーザに検査やメンテナンスを警告する。
【選択図】図1
Description
図1は本実施例のシステム構成を示している。本実施例は複数の端末(100)、基地局(200)、及びサーバ(300)で構成される。端末(100)は、端末(100)と有線で接続されたセンサ(101)の測定結果を、無線を通じて基地局(200)へと送信する。基地局(200)は端末(100)からの情報を、ネットワークを介してサーバ(300)へ送り、サーバからの命令を端末(100)に伝える。また基地局(200)は自局周辺の電波環境を測定し、その結果をサーバ(300)に送信する。サーバ(300)は基地局(200)経由で得られたセンサ(101)の測定結果を記録し、機器管理のサービスを提供する。またサーバ(300)は、基地局(200)が測定した電波環境の測定結果を基に雑音の発生状況を判断し、通信チャネルの変更指示を行う。図1の例では部屋ごとに基地局(200a - 200h)が設置され、その部屋の中にある複数の端末(100a - 100n)との通信を行う。
センサ情報DB(304)には各センサに関する情報を保持するセンサ管理テーブル(3010)と各機器の稼働状況を保持する機器管理テーブル(3020)が記録されている。センサ管理テーブル(3010)の例を図6に示す。センサ管理テーブル(3010)には、設置されているセンサ(101)のID(3011)や種類(3012)、センサが接続されている機器(3015)とセンサに接続している端末ID(3013)、センサの測定間隔(3014)の情報が記録されている。
次にサーバ(300)の動作を説明する。
ステップ1207の規則性発見のアルゴリズムの例を図13に示す。まず対象となる雑音発生案件の雑音発生開始時刻(3054)と機器管理テーブル(3020)に登録されている機器の稼動開始時刻(3022)の差、及び雑音発生終了時刻(3055)と機器の稼動終了時刻(3023)の差が基準値C以下の機器がないか確認する(1301、1302)。
本発明での、端末(100)及び基地局(200)に対する通信チャネル変更指示(1030)のメッセージフローの例を図14に示す。ここでは基地局(200)に対して端末A(100A)及び端末B(100B)の2つの端末が接続している場合を例に説明する。基地局(200)は端末A(100A)及び端末B(100B)からセンサ測定情報(1010)を受け取り、それに対するAck(肯定応答)(1040)を返す。これらのセンサ測定結果及びその間に基地局(200)が測定した電波環境測定結果をまとめた測定結果報告(1020)をサーバ(300)に送信する。サーバ(300)の雑音発生判断部(302)はこの測定結果も含めた電波環境情報DB(306)内の過去の測定結果より、雑音発生の有無を判断し、その雑音発生案件の規則性を推測する。その雑音発生案件に規則性を見出し、次の雑音発生時刻が推定できた場合、サーバ(300)のチャネル変更判断部(303)は対象となる基地局(200)にチャネル変更指示(1030)を送る。チャネル変更指示には変更時刻と変更するチャネルの内容が記載されている。
Claims (11)
- それぞれが機器と連携して所定の制御及び処理を行う、複数の端末と、
前記複数の端末との間で無線通信を行う基地局とをそれぞれ所定の領域内に配置し、
サーバを、前記それぞれ部屋の前記基地局とネットワークを介して接続した、無線通信システムであって、
前記基地局は、雑音電力を測定することにより電波雑音の発生状況測定を行い、
前記サーバは、無線通信の障害となる電波雑音の発生状況測定結果を継続的に記録する、
ことを特徴とする無線通信システム。 - 前記基地局は、データ通信間隔単位のうち、電波環境測定期間の間に無線通信における電波雑音の電力の測定を行い、通信期間の間に前記端末との間の通信を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
- 前記端末と前記基地局 が電波状況を測定することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
- 前記無線通信システムにおいて、前記基地局は、電波雑音の発生状況測定をTime Slotted Channel Hopping方式の通信過程において、全体の通信試行回数に対し電波干渉を検出して通信をとりやめた回数の比率である干渉発生率を計測することで行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
- 前記無線通信システムにおいて、前記サーバは、無線通信の障害となる電波雑音の発生状況測定結果を継続的に記録し、該記録から該電波雑音の発生周期を判断し、該発生周期に応じて無線機器に該電波雑音の影響を受けない通信チャネルへの変更を指示することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
- 前記無線通信システムにおいて、前記サーバは、無線通信の障害となる電波雑音の発生状況測定結果を継続的に記録し、該記録と周辺の機器の稼動状況の記録から該電波雑音の発生源の機器を判断し、該発生源の機器の稼動スケジュール応じて無線機器に該電波雑音の影響を受けない通信チャネルへの変更を指示することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
- 前記無線通信システムにおける前記サーバは、無線通信の障害となる電波雑音の発生状況測定結果を継続的に記録し、該記録から該電波雑音の発生周期を判断し、該発生周期に応じて無線機器に該電波雑音の影響を受けない通信チャネルへの変更を指示する機能を有することを特徴とする請求項6記載の無線通信システム。
- 前記無線通信システムにおいて、前記サーバは、無線通信の障害となる電波雑音の発生状況測定結果を継続的に記録し、該記録と周辺の機器の稼動状況の記録から該電波雑音の発生源の機器を判断し、該発生源の機器が電波雑音を出す特性を本来持っているかを調べ、該電波雑音の発信が該機器の特性ではない場合、該機器が不調をきたしていると判断してユーザに対しその旨を通知することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
- 前記無線通信システムにおける前記サーバは、無線通信の障害となる電波雑音の発生状況測定結果を継続的に記録し、該記録と周辺の機器の稼動状況の記録から該電波雑音の発生源の機器を判断し、該発生源の機器が電波雑音を出す特性を本来持っているかを調べ、該電波雑音の発信が該機器の特性ではない場合、該機器が不調をきたしていると判断してユーザに対しその旨を通知する機能を持つことを特徴とする請求項8記載の無線通信システム。
- それぞれが機器と連携して所定の制御及び処理を行う、複数の端末と、
前記複数の端末との間で無線通信を行う基地局とをそれぞれ所定の領域内に配置し、
サーバを、前記それぞれ部屋の前記基地局とネットワークを介して接続した、無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記基地局は、データ通信間隔単位に含まれる、通信期間に、前記少なくとも1つの端末との間で無線通信を行い、電波環境測定期間に、雑音電力を測定し、雑音電力測定結果を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記それぞれの領域内の前記基地局から、雑音電力測定結果を受け取り、通信チャネルごとに前記雑音電力が基準値以上かどうかを判定し、前記雑音電力が前記基準値以上となった時刻を前記基地局及び前記チャネルと対応付けて雑音発生案件として記録し、同じチャネル及び同じ基地局ごとに、前記雑音発生案件を抽出し、前記抽出した雑音発生案件について規則性発見の処理を行って、チャネル回避の要否を判断し、前記チャネルの回避先を決定することを特徴とする無線通信方法。 - 前記サーバは、前記規則性発見の際に、
稼働期間が、前記雑音発生案件に含まれる雑音発生期間と類似している前記機器を抽出し、前記抽出した機器の前回の稼働期間が、前記抽出した雑音発生案件に含まれる雑音発生期間と同じ機器を雑音源として特定し、前記雑音源に関連する前記雑音発生案件に含まれるチャネルを変更するよう前記基地局に指示し、
前記稼働期間が、前記雑音発生案件に含まれる雑音発生期間と類似している前記機器がなければ、前記雑音発生期間に対して周期的な期間に雑音が発生しているかどうかを調べ、周期的に雑音が発生していれば、チャネル回避のための通信の日時を変更するよう前記基地局に指示することを特徴とする請求項10記載の無線通信方法。
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