JP2016122984A - 電子透かし埋め込み装置およびそのプログラム、ならびに、電子透かし検出装置およびそのプログラム - Google Patents

電子透かし埋め込み装置およびそのプログラム、ならびに、電子透かし検出装置およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】超高精細な映像に対して電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み装置を提供する。【解決手段】電子透かし埋め込み装置1は、乱数初期値に基づいて画像フレームの波形パターンをランダムに選択し、画像フレーム内の埋め込み位置を示す位置選択情報で選択された画素ブロックにおいて、埋め込み情報のビット値を選択された波形パターンで表現することで埋め込みパターンを生成する埋め込みパターン生成手段12と、画像フレームを画素ブロックに分割するとともに、画像フレームを縮小した縮小画像を生成し、画素値の変化が視認され易い縮小画像の画素を埋め込み禁止画素と判定し、その埋め込み禁止画素以外の画素に対応する縮小前の画像フレームにおける画素ブロックの複数画素に、埋め込みパターンを加算するパターン埋め込み手段13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、映像に電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み装置およびそのプログラム、ならびに、電子透かしを検出する電子透かし検出装置およびそのプログラムに関する。
近年、放送およびデジタルシネマの分野や、PC(パーソナルコンピュータ)、携帯端末向けの映像サービスの分野において、現行のハイビジョン(HD:High Definition、1920×1080画素〔2K映像〕)の4倍の解像度(3840×2160画素)を有する映像(4K映像)を提供する技術やサービスが普及しつつある。さらに、現在、4K映像の4倍の解像度(7680×4320画素)を有するスーパーハイビジョン(8K映像)の技術開発や標準化も進められている。
今後、放送やデジタルシネマ等のメディアを通じて、これらの超高精細度映像(UHDTV:Ultra High-Definition Television)の流通を促進するためには、コンテンツの著作権保護が不可欠である。
コンテンツの著作権保護技術としては、例えば、特許文献1や非特許文献1に示されるような映像を対象とした電子透かし技術がある。ここで、電子透かしとは、デジタルコンテンツの著作権保護を目的として、静止画像、動画像、音声等に対して人間が知覚できない程度の微小な変化を与えることにより、コンテンツ識別子等の情報を埋め込む技術である。
特許文献1に開示されている技術では、映像の画像フレームを複数の画像領域に分割し、画像領域ごとに映像中で画素値の変化が視認されやすい特性を有する画素以外の画素に時間方向に変化する透かしパターンを加算して電子透かしを埋め込むようにしたもので、電子透かしを画質劣化なしに埋め込むことを可能としている。
また、非特許文献1に開示されている技術では、放送局で扱う映像素材の識別を行う目的で、中継現場のカメラなどから出力される映像に対して、電子透かしとして、撮影場所や機材等を特定する情報(以下、「関連情報」という)を画質劣化なくリアルタイムで埋め込むことを実現している。
特開2009−100296号公報
大亦他:"電子透かしを用いた放送局内の映像素材識別システムの開発",一般社団法人映像情報メディア学会,映像情報メディア学会年次大会講演予稿集,11−3(Aug.2011)
前記したように、特許文献1に示されている技術は、電子透かしを埋め込む際に、映像の画像フレーム全体で、画素値の変化が視認されやすい特性を有する画素を探索している。
また、非特許文献1に示されている電子透かし技術は、HD解像度以下の映像を想定して、リアルタイムで電子透かしの埋め込みを行っている。
このような従来の技術では、解像度が極めて高く、画素数の多い4K映像、8K映像等の超高精細な映像を電子透かしの埋め込み対象とした場合、ソフトウェアやハードウェアの実装負荷が非常に増大する。
そのため、従来の技術では、超高精細な映像に対して、高画質を維持しながらリアルタイムで電子透かしを埋め込むことは非常に困難である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、4K映像、8K映像等の超高精細な映像に対して、電子透かしを用いて、著作権情報、関連情報等の埋め込み情報を、実装負荷を抑えて画質劣化が視認されないように埋め込むことが可能な電子透かし埋め込み装置およびそのプログラム、ならびに、電子透かし検出装置およびそのプログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る電子透かし埋め込み装置は、電子透かし検出装置と共通の鍵情報によって、映像内に埋め込み情報を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み装置であって、埋め込みパターン生成手段と、パターン埋め込み手段と、を備え、埋め込みパターン生成手段は、波形選択手段と、パターン生成手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、電子透かし埋め込み装置は、波形選択手段によって、鍵情報として入力される乱数初期値に基づいて、映像を構成する画像フレームの予め定めたフレーム周期内において、時間方向にビット値を変化させる波形パターンをランダムに選択する。
これによって、電子透かし埋め込み装置は、電子透かし検出装置と共通の鍵情報(乱数初期値)から、電子透かし検出装置と共通の波形パターンを選択することができる。
そして、電子透かし埋め込み装置は、パターン生成手段によって、画像フレームを予め定めた大きさで分割した画素ブロック単位の埋め込み位置を示す位置選択情報で選択された位置において、埋め込み情報のビット値を波形パターンで表現した、画素ブロックごとの埋め込みパターンを生成する。なお、位置選択情報は、鍵情報として入力される位置情報であって、複数の画素ブロックを一括りとする領域のどの画素ブロックに電子透かしが埋め込まれるのかを、電子透かし検出装置と共有する情報である。
これによって、画素ブロックごとに鍵情報で定められる電子透かし検出装置で認識可能な埋め込みパターンが生成されることになる。
そして、電子透かし埋め込み装置は、パターン埋め込み手段によって、埋め込みパターン生成手段で生成された埋め込みパターンを、映像を構成する画像フレームにおいて、予め定めた基準で画素値の変化が視認され難い画素に埋め込む。
このように、電子透かし埋め込み装置は、位置選択情報によって、電子透かしを埋め込む画素ブロックを選択することができるため、映像全体に電子透かしを埋め込むことなく、埋め込み処理の負荷を軽減することができる。
また、本発明に係る電子透かし埋め込み装置は、パターン埋め込み手段が、画像分割手段と、縮小画像生成手段と、埋め込み判定手段と、埋め込み手段と、を備える構成としてもよい。
かかる構成において、電子透かし埋め込み装置は、画像分割手段によって、画像フレームを画素ブロックに分割する。また、電子透かし埋め込み装置は、縮小画像生成手段によって、画像フレームを縮小して縮小画像を生成する。
そして、電子透かし埋め込み装置は、埋め込み判定手段によって、縮小画像の画素ごとに、予め定めた基準で画素値の変化が視認され易い画素を電子透かしの埋め込み禁止画素と判定する。すなわち、埋め込み判定手段は、電子透かしを埋め込んだ際に、画素値の変化の視認性によって、画素ごとに、電子透かしの埋め込みを禁止する画素と、許可する画素とを判定する。
そして、電子透かし埋め込み装置は、埋め込み手段によって、埋め込み判定手段で判定された埋め込み禁止画素以外の画素に対応する縮小前の画像フレームにおける画素ブロックの複数画素に、埋め込みパターンを加算して埋め込み映像を生成する。
このように、電子透かし埋め込み装置は、埋め込み判定を、画像フレームを縮小した縮小画像内で行うため、電子透かしの埋め込み対象が超高精細度映像であっても、判定画素数を少なくすることができるため、埋め込み判定に要する時間を削減して、電子透かしを埋め込むことができる。
なお、電子透かし埋め込み装置は、コンピュータを、前記した各手段として機能させるための電子透かし埋め込みプログラムで動作させることができる。
また、本発明に係る電子透かし検出装置は、映像内に電子透かしとして埋め込まれた埋め込み情報を検出する電子透かし検出装置であって、検出パターン生成手段と、埋め込み情報検出手段と、を備え、検出パターン生成手段は、波形選択手段と、パターン生成手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、電子透かし検出装置は、波形選択手段によって、鍵情報として入力される乱数初期値に基づいて、映像を構成する画像フレームの予め定めたフレーム周期内において、時間方向にビット値を変化させる波形パターンをランダムに選択する。
そして、電子透かし検出装置は、パターン生成手段によって、鍵情報として入力される、画像フレームを予め定めた大きさで分割した画素ブロック単位の埋め込み位置を示す位置選択情報に基づいて、当該位置選択情報で選択された画素ブロックごとに、予め定めたビット値を選択された波形パターンで表現した検出パターンを生成する。
なお、電子透かし検出装置は、コンピュータを、前記した各手段として機能させるための電子透かし検出プログラムで動作させることができる。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
本発明によれば、位置選択情報により埋め込み対象の画素ブロックを特定することで、画素値を加算する埋め込み処理を行う領域を減らすことができる。これによって、本発明は、4K、8K等の超高精細度映像において、埋め込み処理を行う負荷を軽減することができ、画質の劣化を抑えつつ、従来よりも、高速に電子透かしを埋め込むことができる。
また、本発明によれば、電子透かし埋め込み装置と電子透かし検出装置との間で、位置選択情報を秘匿することで、第三者に埋め込み位置を知られることなく、電子透かしの消去や改ざんといった攻撃を防止することができる。
本発明の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置の構成を示すブロック構成図である。 図1の埋め込みパターン生成手段の構成を示すブロック構成図である。 図2の波形選択手段が選択する波形の例を示す波形番号ごとの波形図である。 位置選択情報(2ビット)が示す4画素ブロックで構成される領域内の埋め込み位置を説明するための説明図である。 位置選択情報(複数ビット列)で示される埋め込みパターンの例((a)第1例、(b)第2例)を説明するための説明図である。 画素ブロック内に埋め込む波形パターンを説明するための図であって、(a)は「+1」を埋め込み場合の例、(b)は「0」を埋め込む場合の例を示す。 埋め込み周期内における埋め込みパターンの変化を説明するための説明図である。 図1のパターン埋め込み手段の構成を示すブロック構成図である。 埋め込みの単位となる画素ブロックを説明するための説明図である。 画像フレームを縮小した縮小画像を説明するための説明図である。 埋め込み禁止画素フラグを説明するための説明図である。 埋め込み禁止画素フラグに対応する画像フレームの(非)埋め込み対象画素を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電子透かし検出装置の構成を示すブロック構成図である。 図14の検出パターン生成手段の構成を示すブロック構成図である。 図14の埋め込み情報検出手段の構成を示すブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る電子透かし検出装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
≪電子透かし埋め込み装置の構成≫
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る電子透かし埋め込み装置1の構成について説明する。
電子透かし埋め込み装置1は、映像・音声コンテンツの映像に、埋め込み情報を電子透かしとして埋め込むものである。この電子透かし埋め込み装置1は、電子透かしの埋め込み対象である映像・音声コンテンツと、電子透かしとして埋め込む埋め込み情報以外に、電子透かしを検出する電子透かし検出装置(図14参照)と共通の鍵情報として、位置選択情報および乱数初期値を入力する。また、電子透かし埋め込み装置1は、さらに、電子透かしを埋め込むフレーム周期を示す埋め込み周期を入力することとする。なお、埋め込み周期は、予め電子透かし埋め込み装置1の内部に保持することとしてもよい。この鍵情報および埋め込み周期の内容については、後で詳細に説明する。
ここでは、電子透かし埋め込み装置1は、映像・音声分離手段11と、埋め込みパターン生成手段12と、パターン埋め込み手段13と、映像・音声合成手段14と、を備える。
映像・音声分離手段11は、映像・音声コンテンツを入力し、映像信号(以下、「映像」という)と音声信号(以下、「音声」という)とに分離するものである。この映像・音声コンテンツは、非圧縮動画像コンテンツであって、例えば、音声信号が埋め込まれたHDベースバンド信号(HD−SDI信号)、音声信号が埋め込まれたUHDベースバンド信号(UHD−SDI信号)等である。
この映像・音声分離手段11は、予め入力される映像・音声コンテンツの信号規格に基づいて、当該コンテンツを映像と音声とに分離する。
この映像・音声分離手段11は、分離した映像をパターン埋め込み手段13に出力し、分離した音声を映像・音声合成手段14に出力する。
埋め込みパターン生成手段12は、外部から入力される鍵情報(位置選択情報、乱数初期値)と、埋め込み周期とに基づいて、埋め込み情報を映像に埋め込むための埋め込みパターンを生成するものである。
ここで、図2を参照(適宜図1参照)して、埋め込みパターン生成手段12の構成についてさらに詳細に説明する。
図2に示すように、埋め込みパターン生成手段12は、波形選択手段121と、パターン生成手段122と、を備える。
波形選択手段121は、鍵情報の一部である乱数初期値から、埋め込みパターンを変化させる波形パターンを選択するための乱数を生成し、ランダムに波形パターンを選択するものである。
この波形選択手段121は、所定数ごとの画像フレームの埋め込み周期内において、画素値を微小に変化((+1、−1)、(+2、−2)等)させるための予め定めた波形パターンの中から、乱数初期値をシード(種)として生成した乱数で特定される波形パターンを選択する。
この波形パターンは、映像を構成する画像フレームの埋め込み周期内において、時間方向にビット値を波形データとして表現した信号列である。
この波形パターンについて、図3を参照して説明する。図3は、波形番号“1”〜“4”で特定される4つの波形の例を示している。各波形は、位相の反転した正相波形と逆相波形とからなり、埋め込み周期内における変化を示している。
波形番号“1”の正相波形は、連続する画像フレームごとに、画素値を加算(+1)し、画像フレームの埋め込み周期の半分で、画素値を減算(−1)することを示している。例えば、埋め込み周期が24フレームであれば、波形番号“1”の正相波形は、1〜12フレームにおいて、画素値を“+1”、13〜24フレームにおいて、画素値を“−1”することを表している。また、波形番号“1”の逆相波形は、1〜12フレームにおいて、画素値を“−1”、13〜24フレームにおいて、画素値を“+1”することを表している。
なお、波形番号は、埋め込み周期中のどの画像フレームで“+1”と“−1”との位相の切り替えを行うかを特定するもので、この4つの波形に限定されるものではない。
図2に戻って、埋め込みパターン生成手段12の構成について説明を続ける。
この波形選択手段121は、鍵情報の一部である乱数初期値により生成される乱数によって、波形(波形番号)を選択し、パターン生成手段122に出力する。
なお、波形選択手段121における乱数生成アルゴリズムは、電子透かし検出装置(図14参照)と同じである。これによって、波形選択手段121は、鍵情報として電子透かし検出装置(図14参照)と同一の乱数初期値を入力されることで、電子透かし検出装置(図14参照)と同一の波形を特定することができる。
パターン生成手段122は、埋め込み情報と、位置選択情報と、埋め込み周期と、を外部から入力し、波形選択手段121で選択された波形のパターンに基づいて、映像に埋め込むための埋め込みパターンを生成するものである。
ここで、位置選択情報は、電子透かしを埋め込む位置を特定する情報であって、画像フレームが予め定めた大きさで分割された画素ブロックB(図9参照)ごとに、画素ブロック内の埋め込み位置を特定する情報である。
この位置選択情報は、例えば、図4に示すように、2ビットの情報によって、4画素ブロックで構成される領域内の埋め込み位置を特定する。ここでは、2ビットの値が、「00」であれば当該領域内の左上の画素ブロック、「01」であれば当該領域内の右上の画素ブロック、「10」であれば当該領域内の左下の画素ブロック、「11」であれば当該領域内の右下の画素ブロックが埋め込み位置であることを示している。
そして、位置選択情報は、図4で説明した埋め込み位置を4画素ブロックで構成される領域ごとに指定することで、画像フレーム全体の埋め込み位置(埋め込み対象の画素ブロック)を特定する情報となる。
例えば、位置選択情報が「0010001000100010(=0x2222)」であれば、図5(a)に示した埋め込み位置が選択されることになる。また、例えば、位置情報が「0111100010111100(=0x78BC)」であれば、図5(b)に示した埋め込み位置が選択されることになる。
なお、ここでは、2ビットの位置選択情報によって、4画素ブロックで構成される領域内の埋め込み位置を特定することとしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、各画素ブロックに対して1ビットを割り当て、1ビットの値が「1」であれば当該画素ブロックを埋め込み対象画素ブロックとし、「0」であれば当該画素ブロックを非埋め込み対象画素ブロックとすることにより、画像フレーム全体の埋め込み位置(埋め込み対象の画素ブロック)を特定することとしてもよい。
このパターン生成手段122は、選択された埋め込み位置において、波形選択手段121で選択された波形により、画像フレームごとの埋め込みパターンを生成する。
具体的には、パターン生成手段122は、図6(a)に示すように、埋め込み対象の画素ブロックBを4分割した各領域(X1,X2,X3,X4)において、埋め込み情報としてビット“1”を埋め込む場合、左上領域X1および右下領域X4の各ビットを画像フレームの時間方向に正相波形とし、右上領域X2および左下領域X3の各ビットを画像フレームの時間方向に逆相波形とする埋め込みパターンを生成する。
また、パターン生成手段122は、埋め込み情報としてビット“0”を埋め込む場合、図6(b)に示すように、左上領域X1および右下領域X4の各ビットを画像フレームの時間方向に逆相波形とし、右上領域X2および左下領域X3の各ビットを画像フレームの時間方向に正相波形とする埋め込みパターンを生成する。
ここで、図7を参照して、パターン生成手段122が生成する埋め込みパターンの例について説明する。
図7は、波形番号を“1”、位置選択情報を“00100010…”、埋め込み情報を“1011”としたときの埋め込みパターンの埋め込み周期(フレーム周期:24フレーム)内の変化を示している。
図7に示すように、位置選択情報が“0010…”であることから、4画素ブロックで構成される領域内における埋め込み位置は、左上の領域から順(R,R,…)に、「左上」の画素ブロックB、「左下」の画素ブロックB…となる。
ここで、領域Rに着目すると、埋め込み情報が“1011”であることから、画素ブロックBには、先頭ビットの“1”が埋め込まれることになる。
また、ここでは、波形番号を“1”としているため、図6(a)に示すように、波形パターンとして、領域X1,X4は正相波形、領域X2,X3は逆相波形となるように“1”が埋め込まれる。
すなわち、図7に示すように、埋め込み周期d内で、1フレームから12フレームまでは、領域X1,X4(図6(a)参照)が“+1”、領域X2,X3(図6(a)参照)が“−1”、13フレームから24フレームまでは、領域X1,X4が“−1”、領域X2,X3が“+1”の値が設定されることになる。
また、領域Rに着目すると、埋め込み情報が“1011”であることから、画素ブロックBには、2番目のビットの“0”が埋め込まれることになる。
また、ここでは、波形番号を“1”としているため、図6(b)に示すように、波形パターンとして、領域X1,X4は逆相波形、領域X2,X3は正相波形となるように“0”が埋め込まれる。
すなわち、図7に示すように、埋め込み周期d内で、1フレームから12フレームまでは、領域X1,X4(図6(b)参照)が“−1”、領域X2,X3(図6(b)参照)が“+1”、13フレームから24フレームまでは、領域X1,X4が“+1”、領域X2,X3が“−1”の値が設定されることになる。
このように、パターン生成手段122は、埋め込み周期ごとに、4画素ブロックで構成される領域内の指定された画素ブロックに、波形番号で特定される波形パターンで埋め込み情報を表現することで、映像に埋め込む(加算する)埋め込みパターンを生成する。
なお、4画素ブロックで構成される領域内の位置選択情報で指定された画素ブロック以外は電子透かしを埋め込まないため、埋め込みパターンは、4画素ブロックで構成される領域内の埋め込み位置(埋め込み対象の画素ブロック)と、その埋め込み位置における波形データのみで構成すればよい。
このパターン生成手段122は、画像フレームごとの埋め込みパターンを、順次、パターン埋め込み手段13に出力する。
なお、このパターン生成手段122は、パターン埋め込み手段13(図1参照)が、映像を画像フレーム単位で入力するタイミングに同期して、当該画像フレームに対応する埋め込みパターンをパターン埋め込み手段13に出力する。
図1に戻って、電子透かし埋め込み装置1の全体構成について説明を続ける。
パターン埋め込み手段13は、映像・音声分離手段11で分離された映像に、埋め込みパターン生成手段12で生成された埋め込みパターンを、画像フレームごとに埋め込む(加算する)ものである。
ここで、図8を参照(適宜図1参照)して、パターン埋め込み手段13の構成についてさらに詳細に説明する。
図8に示すように、パターン埋め込み手段13は、画像分割手段131と、縮小画像生成手段132と、埋め込み判定手段133と、埋め込み手段134と、を備える。
画像分割手段131は、映像を構成する連続した画像フレームを、画像フレームごとに複数領域の画素集合(画素ブロック)に空間的に分割するものである。なお、画素ブロックは、埋め込み情報の1ビット分のデータを埋め込む基本単位となる画素の集合である。
具体的には、画像分割手段131は、図9に示すように、映像として時刻tごとに順次入力される画像フレームfを、予め定めた水平画素数および垂直画素数の画素ブロックBに分割する。なお、図9の例では、画素ブロックBによって、画像フレームfが横8個×縦4個に分割された例を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、入力される映像が4K映像(横7680画素×縦4320画素)で、画素ブロックBのサイズを横32画素×縦32画素とした場合、画像フレームfを構成する画素ブロックBの数は、横240個×縦135個となる。
この画像分割手段131は、分割した画像フレームfを、順次、埋め込み手段134に出力する。なお、画像分割手段131は、物理的に画像フレームを分割する必要はなく、例えば、分割位置を示す画素ブロックの左上座標を埋め込み手段134に出力すればよい。
縮小画像生成手段132は、映像を構成する連続した画像フレームを、画像フレームごとに縮小するものである。
この縮小画像生成手段132は、図10のA1からA2への縮小例に示すように、映像を構成する画像フレームfごとに、4画素(横2画素×縦2画素)のうち左上画素のみを選択することで、縦横それぞれ1/2に縮小した縮小画像fsを生成する。
ここで、図10中、領域A1は、縮小前の画像フレームfの一部領域を拡大したもので、領域A2は、縮小画像fsの一部領域を拡大したものである。そして、○印は、画素を示している。
この縮小画像を生成する手法は、これに限定されず、例えば、図10のB1からB2への縮小例に示すように、4画素(横2画素×縦2画素)の画素値の平均値を求めて、1画素とすることで、縮小画像fsを生成することとしてもよい。
なお、図10では、縦横それぞれ1/2に縮小した縮小画像fsを生成する手法の例を示しているが、縦横それぞれ1/4、1/8等の他の縮小比率で縮小することとしてもよい。
例えば、入力された映像が8K映像で、縦横それぞれ1/4に縮小することとした場合、縮小画像生成手段132は、8K映像を2K映像に変換することができる。
この縮小画像生成手段132は、画像フレームごとに縮小した縮小画像を、埋め込み判定手段133に出力する。
埋め込み判定手段133は、縮小画像生成手段132で生成された縮小画像の各画素に対して、電子透かしを埋め込む画素として適しているか否かを判定するものである。
この埋め込み判定手段133は、画素ごとに、その判定結果を埋め込み手段134に出力する。
ここでは、埋め込み判定手段133は、縮小画像の各画素について、電子透かしを埋め込まれた際の画素値の変化によって、画質劣化が視認され易い画素については、電子透かしの埋め込みを禁止し、画質劣化が視認され難い画素については、電子透かしの埋め込みを許可するフラグ(埋め込み禁止画素フラグ)を判定結果として出力する。
例えば、映像の画面の動きが少なく、かつ、平坦な領域に輝度変化を加えると、視認性が向上する。
そこで、埋め込み判定手段133は、縮小画像の各画素について、空間的時間的な輝度値の変化量が予め定めた閾値以下の画素については、画質劣化が視認され易く、電子透かしの埋め込み画素として適さないと判定する。また、埋め込み判定手段133は、縮小画像の各画素について、空間的時間的な輝度値の変化量が予め定めた閾値よりも大きい画素については、画質劣化が視認され難く、電子透かしの埋め込み画素として適すると判定する。
具体的には、埋め込み判定手段133は、例えば、時刻tの画像フレームから生成された縮小画像における(x,y)座標位置の画素の輝度値をF(x,y,t)としたとき、空間的時間的な輝度値の変化量K(x,y,t)を、以下の式(1)により算出する。
Figure 2016122984
そして、埋め込み判定手段133は、K(x,y,t)の値が、予め定めた閾値ThK以下であれば、当該画素については、電子透かしの埋め込みを禁止し、埋め込み禁止画素フラグに、例えば“1”を設定し、埋め込み手段134に出力する。
また、埋め込み判定手段133は、K(x,y,t)の値が、予め定めた閾値ThKよりも大きければ、電子透かしの埋め込みを許可し、埋め込み禁止画素フラグに、例えば“0”を設定し、埋め込み手段134に出力する。
これによって、埋め込み判定手段133は、図11に示すように、時刻tの画像フレームを縮小した縮小画像の(x,y)座標の画素ごとに、電子透かしの埋め込みを禁止または許可する“1”または“0”の埋め込み禁止画素フラグFgの値を決定することができる。
埋め込み手段134は、埋め込みパターン生成手段12で生成される電子透かしの埋め込み位置と埋め込みデータとからなる画像フレームごとの埋め込みパターンに基づいて、画像分割手段131で分割された画素ブロックごとに、指定された埋め込み位置に埋め込みデータを埋め込む(加算する)ものである。
なお、埋め込みパターンの埋め込み位置は、4画素ブロックで構成される領域内の画素ブロックのうちで、どの画素ブロックに電子透かしを埋め込むかを示す。また、埋め込みパターンの埋め込みデータは、埋め込み位置に埋め込むデータの値を示す。
この埋め込み手段134は、画素ブロックごとに埋め込みパターンを埋め込む際に、埋め込み判定手段133で埋め込み禁止と判定された画素、すなわち、埋め込み禁止画素フラグが“1”の画素については、埋め込み(加算)を行わないこととする。
この埋め込み禁止画素フラグは、縮小画像生成手段132で生成された縮小画像の画素位置を対象としている。そこで、埋め込み手段134は、縮小画像における埋め込み禁止画素フラグを、縮小前の画像の画素位置に対応付けて、埋め込みの可否を判定する。
具体的には、図11に示すような、縮小画像上の1画素の(x,y,t)の埋め込み禁止画素フラグを、図12に示すような、縮小前の画像の4画素の座標位置(2x,2y,t)、(2x+1,2y,t)、(2x,2y+1,t)、(2x+1,2y+1,t)の埋め込み禁止画素フラグとみなして、埋め込み禁止画素フラグ“1”の画素については、非埋め込み対象画素engとし、埋め込み禁止画素フラグ“0”の画素については、埋め込み対象画素eokとする。
なお、この埋め込み手段134は、縮小画像生成手段132の縮小比率に基づいて、縮小画像の1画素の埋め込み禁止画素フラグを、縮小前の画像の複数画素の埋め込み禁止画素フラグとみなせばよい。例えば、縦横それぞれ1/4に縮小するのであれば、1画素の埋め込み禁止画素フラグを、縮小前の画像において、16画素(横4画素×縦4画素)の埋め込み禁止画素フラグとみなせばよい。
このように、埋め込み手段134は、縮小画像における埋め込み禁止画素フラグから、元の画像フレームに対する埋め込み対象画素についてのみ、埋め込みパターンの埋め込みデータを埋め込む(加算する)。なお、埋め込み手段134は、埋め込みによって、画素値が最大値(例えば、“255”)を超過する、あるいは、最小値(例えば、“0”)を下回る場合、それぞれ最大値および最小値で値をクリッピングすることとする。
この埋め込み手段134は、埋め込みデータを、順次、画像フレームに埋め込むことで、映像(埋め込み映像)として出力する。ここでは、埋め込み手段134は、図1に示す映像・音声合成手段14に埋め込み映像を出力する。
図1に戻って、電子透かし埋め込み装置1の全体構成について説明を続ける。
映像・音声合成手段14は、映像・音声分離手段11で分離された音声と、パターン埋め込み手段13で映像に埋め込みパターンが埋め込まれた埋め込み映像とを合成するものである。
この映像・音声合成手段14は、映像・音声分離手段11に入力される映像・音声コンテンツと同じ信号(例えば、入力信号がHD−SDI信号であればHD−SDI信号、入力信号がUHD−SDI信号であればUHD−SDI信号)の信号規格に基づいて、音声と埋め込み映像とを合成する。
この映像・音声合成手段14は、合成した映像・音声コンテンツを、電子透かし埋め込み装置1の埋め込み結果として外部に出力する。
以上説明したように電子透かし埋め込み装置1を構成することで、電子透かし埋め込み装置1は、画像フレーム上の電子透かしを埋め込んでよい画素か否かの判定を、画像フレームを縮小した縮小画像で行うことができる。これによって、電子透かし埋め込み装置1は、4K映像、8K映像等の超高精細な映像であっても、例えば、2K映像で埋め込みの判定ができ、電子透かしによる画質の劣化を抑えるとともに、従来のようなリアルタイム性を確保することができる。
また、電子透かし埋め込み装置1は、位置選択情報によって、電子透かしを埋め込む画素ブロックを選択することができるため、電子透かしを埋め込む領域を削減することができる。これによって、電子透かし埋め込み装置1は、4K映像、8K映像等の超高精細な映像であっても、例えば、2K映像に埋め込む処理と同等の処理負荷で電子透かしを埋め込むことができ、従来のようなリアルタイム性を確保することができる。
なお、ここでは、電子透かし埋め込み装置1に、映像・音声分離手段11と、映像・音声合成手段14と、を備える構成としているが、必ずしもこれらの構成を含む必要なない。すなわち、電子透かし埋め込み装置1は、図1の構成から、映像・音声分離手段11と、映像・音声合成手段14とを省略し、パターン埋め込み手段13が、直接、外部から、ベースバンドの映像(映像信号)を入力し、埋め込み映像を外部に出力することとしてもよい。
また、ここでは、図8に示すパターン埋め込み手段13において、埋め込み判定手段133が、縮小画像生成手段132で生成された縮小画像を対象に、電子透かしの埋め込み画素として適さない埋め込み禁止画素を判定し、埋め込み手段134が、埋め込み禁止画素に対応する縮小前の画像フレームの画素に埋め込みパターンを埋め込まないこととした。しかし、電子透かし埋め込み装置1のパターン埋め込み手段13は、縮小画像生成手段132を構成から省略した簡易な構成としてもよい。その場合、埋め込み判定手段133は、画像フレームのすべての画素において、埋め込み禁止画素を判定し、埋め込み手段134が、その判定された埋め込み禁止画素に埋め込みパターンを埋め込まないこととすればよい。
また、電子透かし埋め込み装置1は、コンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラム(電子透かし埋め込みプログラム)で動作させることができる。
≪電子透かし埋め込み装置の動作≫
次に、図13を参照(構成については、適宜図1,図2,図8参照)して、電子透かし埋め込み装置1の動作について説明する。
まず、電子透かし埋め込み装置1は、映像・音声分離手段11によって、入力した映像・音声コンテンツを、映像(映像信号)と音声(音声信号)とに分離する(ステップS1)。
そして、電子透かし埋め込み装置1は、埋め込みパターン生成手段12によって、以下の手順で、映像に埋め込む埋め込みパターンを生成する。
すなわち、電子透かし埋め込み装置1は、波形選択手段121によって、鍵情報の一部である乱数初期値により乱数を生成し、その乱数により波形(波形番号)を選択する(ステップS2)。
そして、電子透かし埋め込み装置1は、パターン生成手段122によって、鍵情報の一部である位置選択情報と、ステップS2で選択した波形とにより、指定された埋め込み周期(フレーム周期)で、画像フレームごとの画素ブロックの埋め込みパターンを生成する(ステップS3)。
そして、電子透かし埋め込み装置1は、パターン埋め込み手段13によって、以下の手順で、ステップS3で生成される埋め込みパターンを、ステップS1で分離された映像の画像フレームに埋め込む。
すなわち、電子透かし埋め込み装置1は、画像分割手段131によって、映像を構成する画像フレームを、複数領域の画素集合(画素ブロック)に空間的に分割する(ステップS4)。
また、電子透かし埋め込み装置1は、縮小画像生成手段132によって、ステップS1で分離された映像の画像フレームを縮小した縮小画像を生成する(ステップS5)。
そして、電子透かし埋め込み装置1は、埋め込み判定手段133によって、ステップS5で生成される縮小画像の各画素について、電子透かしの埋め込み画素として適するか否かを判定し、その結果を埋め込み禁止画素フラグとして設定する(ステップS6)。
そして、電子透かし埋め込み装置1は、埋め込み手段134によって、画像フレームごとに、ステップS6で設定された埋め込み禁止画素フラグで埋め込みが禁止されていない画素について、画素ブロック単位で埋め込みパターンを埋め込んで埋め込み映像を生成する(ステップS7)。
これによって、映像の所定フレーム数の埋め込み周期で、埋め込み情報のビット情報を画素ブロックごとに埋め込むことができる。
そして、電子透かし埋め込み装置1は、映像・音声合成手段14によって、ステップS7で生成された電子透かしの埋め込み映像と、ステップS1で分離された音声とを合成する(ステップS8)。
以上説明した動作によって、電子透かし埋め込み装置1は、超高精細な映像であっても、縮小した画像で埋め込みの可否判定を行うことができ、電子透かしによる画質の劣化を抑えるとともに、従来のようなリアルタイム性を確保することができる。
以上説明した電子透かし埋め込み装置1によって生成された映像・音声コンテンツに埋め込まれた電子透かし(埋め込み情報)は、電子透かし検出装置によって検出することができる。
以下、電子透かし埋め込み装置1によって埋め込まれた電子透かしを検出する電子透かし検出装置の構成および動作について説明する。
≪電子透かし検出装置の構成≫
まず、図14を参照して、本発明の実施形態に係る電子透かし検出装置2の構成について説明する。
電子透かし検出装置2は、電子透かし埋め込み装置1(図1参照)によって生成された映像・音声コンテンツに埋め込まれた電子透かし(埋め込み情報)を検出するものである。この電子透かし検出装置2は、電子透かし埋め込み装置1で生成された映像・音声コンテンツと、電子透かし埋め込み装置1と共通の鍵情報として、位置選択情報および乱数初期値を入力する。また、電子透かし検出装置2は、さらに、電子透かしが埋め込まれるフレーム周期を示す埋め込み周期を入力することとする。なお、埋め込み周期は、予め電子透かし検出装置2の内部に保持することとしてもよい。
ここでは、電子透かし検出装置2は、映像・音声分離手段21と、検出パターン生成手段22と、埋め込み情報検出手段23と、を備える。
映像・音声分離手段21は、映像・音声コンテンツを入力し、映像(映像信号)を分離するものである。この映像・音声コンテンツは、非圧縮動画像コンテンツであって、例えば、音声信号が埋め込まれたHDベースバンド信号(HD−SDI信号)、または、音声信号が埋め込まれたUHDベースバンド信号(UHD−SDI信号)である。
この映像・音声分離手段21は、予め入力される映像・音声コンテンツの信号規格に基づいて、当該コンテンツから映像を分離する。この映像・音声分離手段21は、分離した映像を埋め込み情報検出手段23に出力する。
検出パターン生成手段22は、外部から入力される鍵情報(位置選択情報、乱数初期値)と、埋め込み周期とに基づいて、映像から埋め込み情報を検出するための検出パターンを生成するものである。
ここで、図15を参照(適宜図14参照)して、検出パターン生成手段22の構成についてさらに詳細に説明する。
図15に示すように、検出パターン生成手段22は、波形選択手段221と、パターン生成手段222と、を備える。
波形選択手段221は、鍵情報の一部である乱数初期値により乱数を生成し、検出パターンを変化させる波形パターンを選択するものである。
この波形選択手段221は、図2で説明した波形選択手段121と同じものである。よって、鍵情報の一部として、電子透かし埋め込み装置1と同じ乱数初期値が入力されると、波形選択手段121と同じ波形(波形番号)を選択することになる。
この波形選択手段221は、選択した波形(波形番号)を、パターン生成手段222に出力する。
パターン生成手段222は、位置選択情報と、埋め込み周期と、を外部から入力し、波形選択手段221で選択された波形のパターンに基づいて、映像から埋め込み情報を検出するための検出パターンを生成するものである。
このパターン生成手段222は、基本的に、図2で説明したパターン生成手段122と同様に、埋め込み周期で波形の変化するパターンを生成する。
図2で説明したパターン生成手段122は、外部から入力される埋め込み情報を波形に沿ってパターン化したが、パターン生成手段222は、埋め込み情報の代わりに、予め定めたビット値(“1”または“0”)を設定する点のみが異なっている。
ここでは、パターン生成手段222は、位置選択情報で指定される画素ブロック内の領域のすべてに、ビット値“1”を設定することとする。例えば、パターン生成手段222は、図6(a)に示すように、画素ブロックBを4分割した各領域(X1,X2,X3,X4)において、左上領域X1および右下領域X4を正相波形とし、右上領域X2および左下領域X3を逆相波形とする検出パターンを生成する。
なお、画素ブロック内の位置選択情報で指定された領域以外は検出対象外であるため、検出パターンは、位置選択情報で指定された4画素ブロックで構成される領域内の埋め込み位置と、その埋め込み位置における波形データのみで構成すればよい。
このパターン生成手段222は、画像フレームごとの検出パターンを、順次、埋め込み情報検出手段23に出力する。
なお、このパターン生成手段222は、埋め込み情報検出手段23が、映像を画像フレーム単位で入力するタイミングに同期して、当該画像フレームに対応する検出パターンを埋め込み情報検出手段23に出力する。
図14に戻って、電子透かし検出装置2の全体構成について説明を続ける。
埋め込み情報検出手段23は、映像・音声分離手段21で分離された映像から、検出パターン生成手段22で生成された検出パターンを用いて、埋め込み情報を検出するものである。
ここで、図16を参照(適宜図14参照)して、埋め込み情報検出手段23の構成についてさらに詳細に説明する。
図16に示すように、埋め込み情報検出手段23は、画像分割手段231と、相関算出手段232と、埋め込みビット判定手段233と、を備える。
画像分割手段231は、映像を構成する連続した画像フレームを、画像フレームごとに複数領域の画素集合(画素ブロック)に空間的に分割するものである。
この画像分割手段231は、図8で説明した画像分割手段131と同じものである。
この画像分割手段231は、分割した画像フレームを、順次、相関算出手段232に出力する。なお、画像分割手段231は、物理的に画像フレームを分割する必要はなく、例えば、分割位置を示す画素ブロックの左上座標を相関算出手段232に出力すればよい。
相関算出手段232は、画像分割手段231で分割された画像フレームの画素ブロックと、検出パターン生成手段22で生成された検出パターンの画素ブロックの位置に対応する検出パターンとの相関を算出するものである。
具体的には、相関算出手段232は、画像分割手段231で分割された画像フレームの画素ブロック内のDC成分(画素ブロックの平均画素値)を除去した画素値と、その画素ブロックの位置に対応する検出パターンとについて、画像フレームの埋め込み周期ごとに相関値(相関係数)を算出する。
このように、画素ブロック内のDC成分を除去することで、画素ブロックに加減算されている“+1”および“−1”で構成される波形と、検出パターンの“+1”および“−1”で構成される波形との相関を求めることができる。
また、相関算出手段232は、その相関値を画素ブロック内の画素数分積算することで、積算相関値(積算相関係数)を算出する。
これによって、例えば、画素ブロックの画素の一部が埋め込み禁止画素フラグによって埋め込みが禁止されていた場合でも、他の埋め込みが禁止されていない画素によって、相関の精度を高めることができる。
この相関算出手段232は、算出した画素ブロックごとの積算相関値(積算相関係数)を、埋め込みビット判定手段233に出力する。
埋め込みビット判定手段233は、相関算出手段232で算出された積算相関値(積算相関係数)から、画素ブロックごとの埋め込みビットを判定するものである。
この埋め込みビット判定手段233は、画素ブロックごとに積算相関値が予め定めた閾値よりも大きければ、画素ブロックに埋め込まれているビット値は“1”であり、予め定めた閾値よりも大きくなければ、画素ブロックに埋め込まれているビット値は“0”と判定する。
この埋め込みビット判定手段233は、画素ブロックごとに判定したビット値の列を、電子透かしの検出結果である埋め込み情報として外部に出力する。
以上説明したように電子透かし検出装置2を構成することで、電子透かし検出装置2は、電子透かし埋め込み装置1で埋め込まれた電子透かし(埋め込み情報)を検出することができる。
また、電子透かし検出装置2は、位置選択情報によって、電子透かしが埋め込まれた画素ブロックを特定することができるため、電子透かしを検出する領域を削減することができる。これによって、電子透かし検出装置2は、4K映像、8K映像等の超高精細な映像であっても、例えば、2K映像に埋め込む処理と同等の処理負荷で電子透かしを検出することができ、従来のようなリアルタイム性を確保することができる。
なお、ここでは、電子透かし検出装置2に、映像・音声分離手段21を備える構成としているが、必ずしもこの構成を含む必要なない。すなわち、電子透かし検出装置2は、図14の構成から、映像・音声分離手段21を省略し、埋め込み情報検出手段23が、直接、外部から、電子透かしが埋め込まれたベースバンドの映像(映像信号)を入力し、埋め込み情報を検出することとしてもよい。
また、ここでは、電子透かし検出装置2は、電子透かし埋め込み装置1で生成された映像・音声コンテンツ(または映像)から、電子透かしを検出することとしたが、伝送路上でフレームレートが変換された場合等、元の映像と異なるフレームレートの映像から電子透かしを検出することとしてもよい。
その場合、電子透かし検出装置2は、埋め込み情報検出手段23に、フレームレートを、電子透かし埋め込み装置1で生成される映像のフレームレートに変換するフレームレート補正手段(不図示)を備えればよい。
また、電子透かし検出装置2は、入力される映像・音声コンテンツ(または映像)として、映画館等で投影された映像を撮影装置(不図示)で再撮影した映像・音声コンテンツ(または映像)から、電子透かしを検出することとしてもよい。
その場合、電子透かし検出装置2は、埋め込み情報検出手段23に、再撮影に伴う射影変換歪み、撮影装置(不図示)のレンズ歪み等の空間歪みを補正する空間歪補正手段(不図示)を備えればよい。
なお、フレームレート補正手段(不図示)および空間歪補正手段(不図示)は、例えば、特許文献1に記載の構成と同様のものを用いることができるため、ここでは詳細な説明は省略する。
また、電子透かし検出装置2は、コンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラム(電子透かし検出プログラム)で動作させることができる。
≪電子透かし検出装置の動作≫
次に、図17を参照(構成については、適宜図14〜図16参照)して、電子透かし検出装置2の動作について説明する。
まず、電子透かし検出装置2は、映像・音声分離手段11によって、電子透かしが埋め込まれた映像・音声コンテンツから、映像(映像信号)を分離する(ステップS11)。
そして、電子透かし検出装置2は、検出パターン生成手段22によって、以下の手順で、映像から埋め込み情報を検出するための検出パターンを生成する。
すなわち、電子透かし検出装置2は、波形選択手段221によって、鍵情報の一部である乱数初期値により乱数を生成し、その乱数により波形(波形番号)を選択する(ステップS12)。
そして、電子透かし検出装置2は、パターン生成手段222によって、鍵情報の一部である位置選択情報と、ステップS12で選択した波形とにより、指定された埋め込み周期(フレーム周期)で、画像フレームごとの画素ブロックの検出パターンを生成する(ステップS13)。
そして、電子透かし検出装置2は、埋め込み情報検出手段23によって、以下の手順で、ステップS11で分離された映像から、ステップS13で生成された検出パターンを用いて、埋め込み情報を検出する
すなわち、電子透かし検出装置2は、画像分割手段231によって、映像を構成する画像フレームを、複数領域の画素集合(画素ブロック)に空間的に分割する(ステップS14)。
そして、電子透かし検出装置2は、相関算出手段232によって、ステップS14で分割された画素ブロックと、ステップS13で生成された検出パターンの画素ブロックの位置に対応する検出パターンとの相関値(相関係数)を算出し、画素ブロック内の画素数分積算する(ステップS15)。
そして、電子透かし検出装置2は、埋め込みビット判定手段233によって、ステップS15で算出された積算相関値(積算相関係数)の値により、画素ブロックごとに埋め込まれているビット値を判定する(ステップS16)。
以上説明した動作によって、電子透かし検出装置2は、電子透かし埋め込み装置1で埋め込まれた電子透かし(埋め込み情報)を検出することができる。
以上説明した電子透かし埋め込み装置1および電子透かし検出装置2は、それぞれ、コンピュータを前記した各手段として機能させるプログラム(電子透かし埋め込みプログラム、電子透かし検出プログラム)で動作させることができる。また、これらのプログラムは、記録媒体に記録して配布したり、通信回線を介して配布したりすることも可能である。
1 電子透かし埋め込み装置
11 映像・音声分離手段
12 埋め込みパターン生成手段
121 波形選択手段
122 パターン生成手段
13 パターン埋め込み手段
131 画像分割手段
132 縮小画像生成手段
133 埋め込み判定手段
134 埋め込み手段
14 映像・音声合成手段
2 電子透かし検出装置
21 映像・音声分離手段
22 検出パターン生成手段
221 波形選択手段
222 パターン生成手段
23 埋め込み情報検出手段
231 画像分割手段
232 相関算出手段
233 埋め込みビット判定手段

Claims (10)

  1. 映像内に埋め込み情報を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み装置であって、
    前記埋め込み情報から、前記映像に埋め込むための埋め込みパターンを生成する埋め込みパターン生成手段と、
    この埋め込みパターン生成手段で生成された埋め込みパターンを、前記映像を構成する画像フレームにおいて、予め定めた基準で画素値の変化が視認され難い画素に埋め込むパターン埋め込み手段と、を備え、
    前記埋め込みパターン生成手段は、
    鍵情報として入力される乱数初期値に基づいて、前記映像を構成する画像フレームの予め定めたフレーム周期内において、時間方向にビット値を変化させる波形パターンをランダムに選択する波形選択手段と、
    鍵情報として入力される、前記画像フレームを予め定めた大きさで分割した画素ブロック単位の埋め込み位置を示す位置選択情報に基づいて、当該位置選択情報で選択された画素ブロックごとに、前記埋め込み情報のビット値を前記選択された波形パターンで表現した前記埋め込みパターンを生成するパターン生成手段と、
    を備えることを特徴とする電子透かし埋め込み装置。
  2. 前記パターン埋め込み手段は、
    前記画像フレームを前記画素ブロックに分割する画像分割手段と、
    前記画像フレームを縮小して縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、
    この縮小画像生成手段で生成された縮小画像の画素ごとに、予め定めた基準で画素値の変化が視認され易い画素を電子透かしの埋め込み禁止画素と判定する埋め込み判定手段と、
    この埋め込み判定手段で判定された埋め込み禁止画素以外の画素に対応する縮小前の前記画像フレームにおける前記画素ブロックの複数画素に、前記埋め込みパターンを加算して埋め込み映像を生成する埋め込み手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子透かし埋め込み装置。
  3. 映像内に埋め込み情報を電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み装置であって、
    前記埋め込み情報から、前記映像に埋め込むための埋め込みパターンを生成する埋め込みパターン生成手段と、
    この埋め込みパターン生成手段で生成された埋め込みパターンを前記映像に埋め込むパターン埋め込み手段と、を備え、
    前記埋め込みパターン生成手段は、
    鍵情報として入力される乱数初期値に基づいて、前記映像を構成する画像フレームの予め定めたフレーム周期内において、時間方向にビット値を変化させる波形パターンをランダムに選択する波形選択手段と、
    前記画像フレームを予め定めた大きさで分割した画素ブロックごとに、前記埋め込み情報のビット値を前記選択された波形パターンで表現した前記埋め込みパターンを生成するパターン生成手段と、を備え、
    前記パターン埋め込み手段は、
    前記画像フレームを前記画素ブロックに分割する画像分割手段と、
    前記画像フレームを縮小して縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、
    この縮小画像生成手段で生成された縮小画像の画素ごとに、予め定めた基準で画素値の変化が視認され易い画素を電子透かしの埋め込み禁止画素と判定する埋め込み判定手段と、
    この埋め込み判定手段で判定された埋め込み禁止画素以外の画素に対応する縮小前の前記画像フレームにおける前記画素ブロックの複数画素に、前記埋め込みパターンを加算して埋め込み映像を生成する埋め込み手段と、
    を備えることを特徴とする電子透かし埋め込み装置。
  4. 前記縮小画像生成手段は、前記画像フレームを縦横それぞれ1/2に縮小した縮小画像を生成し、
    前記埋め込み手段は、前記埋め込み禁止画素以外の1画素に対応する縮小前の前記画像フレームにおける前記画素ブロックの4画素に、前記埋め込みパターンを加算することと特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子透かし埋め込み装置。
  5. 前記縮小画像生成手段は、前記画像フレームを縦横それぞれ1/4に縮小した縮小画像を生成し、
    前記埋め込み手段は、前記埋め込み禁止画素以外の1画素に対応する縮小前の前記画像フレームにおける前記画素ブロックの16画素に、前記埋め込みパターンを加算することと特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子透かし埋め込み装置。
  6. 映像・音声コンテンツを、映像と音声とに分離する映像・音声分離手段と、
    映像と音声とを合成して映像・音声コンテンツを生成する映像・音声合成手段と、をさらに備え、
    前記パターン埋め込み手段は、前記映像・音声分離手段で分離された映像に、前記埋め込みパターン生成手段で生成された埋め込みパターンを埋め込み、
    前記映像・音声合成手段は、前記埋め込みパターン生成手段で前記埋め込みパターンが埋め込まれた映像と、前記映像・音声分離手段で分離された音声とを合成することを特徴とする請求項1に記載の電子透かし埋め込み装置。
  7. コンピュータを、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電子透かし埋め込み装置として機能させるための電子透かし埋め込みプログラム。
  8. 映像内に電子透かしとして埋め込まれた埋め込み情報を検出する電子透かし検出装置であって、
    前記埋め込み情報を検出するための検出パターンを生成する検出パターン生成手段と、
    この検出パターン生成手段で生成された検出パターンとの相関により、前記映像から前記埋め込み情報を検出する埋め込み情報検出手段と、を備え、
    前記検出パターン生成手段は、
    鍵情報として入力される乱数初期値に基づいて、前記映像を構成する画像フレームの予め定めたフレーム周期内において、時間方向にビット値を変化させる波形パターンをランダムに選択する波形選択手段と、
    鍵情報として入力される、前記画像フレームを予め定めた大きさで分割した画素ブロック単位の埋め込み位置を示す位置選択情報に基づいて、当該位置選択情報で選択された画素ブロックごとに、予め定めたビット値を前記選択された波形パターンで表現した前記検出パターンを生成するパターン生成手段と、
    を備えることを特徴とする電子透かし検出装置。
  9. 映像・音声コンテンツから、映像を分離する映像・音声分離手段を、さらに備え、
    前記埋め込み情報検出手段は、前記映像・音声分離手段で分離された映像から、前記埋め込み情報を検出することを特徴とする請求項8に記載の電子透かし検出装置。
  10. コンピュータを、請求項8または請求項9に記載の電子透かし検出装置として機能させるための電子透かし検出プログラム。
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